説明

車載ユーザ支援システム

【課題】 ユーザの嗜好を学習し、その学習結果に応じた支援をユーザに提供すること。
【解決手段】 カーナビ10、オーディオ機器20、エアコン30、ボディー機器40等の各種車載機器からユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集するとともに、その嗜好に付帯する付帯情報を収集し、この収集した情報からユーザの嗜好を学習し、この学習結果に応じて決定した支援方法に従って各種車載機器を作動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載ユーザ支援システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に開示されている車載用エージェントシステムでは、エージェントとのコミュニケーションにおいて運転者の選択や応答によって入手した項目(実行結果や実行履歴)を運転者情報データや、学習項目データ及び応答データとして格納する学習部を備え、この格納した情報をシナリオの展開に変化を与えるために使用したり、自律起動の比較に使用したりする。
【特許文献1】特開2004−54883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
例えば、ナビゲーション装置は、地理や運転の習熟度が低いユーザに対して、初めて向かう場所であっても安心して出かけられるといった利便性を提供するものであるが、その一方、技術的な進歩やユーザ層の拡大等に伴い、機能の増加や高度化が目立つようになってきている。そのため、本来ユーザの利便を狙った装置でありながら、ユーザがナビゲーション装置の操作に不慣れな場合、その目的を達成することができない。
【0004】
上記問題への対応としては、例えば、操作手順をなるべく少なくし、かつユーザが欲する情報を優先的に提供することが考えられる。そして、その機能を実現するには、ユーザの嗜好を学習して、その学習結果に基づく情報提供をする必要がある。
【0005】
上述した、従来の車載用エージェントシステムにおいても、ユーザの嗜好に相当する情報を学習しているが、エージェントとのコミュニケーションに基づいて学習するものであるため、エージェントとのコミュニケーションが無い場合にユーザの嗜好を学習することができない。
【0006】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、ユーザの嗜好を学習し、その学習結果に応じた支援をユーザに提供することができる車載ユーザ支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の車載ユーザ支援システムは、車載機器から車載機器を使用するユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集するユーザ嗜好収集手段と、
ユーザの嗜好に付帯する要素となる付帯情報を収集する付帯情報収集手段と、
ユーザ嗜好情報、又は/及び付帯情報からユーザの嗜好を学習し、その学習した嗜好に応じてユーザに対する支援方法を決定するユーザ嗜好決定手段と、
ユーザ嗜好決定手段の決定した支援方法に従って車載機器を作動させることで、車載機器に関するユーザ支援を行うユーザ支援手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
このように、本発明の車載ユーザ支援システムは、車載機器からユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集するとともに、その嗜好に付帯する付帯情報を収集し、この収集した情報からユーザの嗜好を学習する。これにより、エージェントとのコミュニケーションが無くともユーザの嗜好を学習することができる。そして、ユーザの嗜好の学習結果に応じて決定した支援方法に従って車載機器を作動させることで、学習結果に応じた支援をユーザに提供することができる。
【0009】
請求項2に記載の車載ユーザ支援システムによれば、ユーザ嗜好決定手段は、同一のユーザに対する支援方法として、前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なる支援方法を決定することを特徴とする。
【0010】
ユーザの嗜好は、ユーザ自身の嗜好が変化することによって前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なることがあるが、例えば、時刻、季節等や車両への搭乗人数等、その嗜好に付帯する要素によっても異なる。そのため、前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なる支援方法を決定することで、その時点におけるユーザの嗜好に応じた支援方法を決定することができる。
【0011】
請求項3に記載の車載ユーザ支援システムによれば、車載機器は、ナビゲーション装置であって、
ユーザ嗜好情報収集手段は、ユーザ嗜好情報として、ユーザの訪れた場所に関する情報を収集し、
付帯情報収集手段は、付帯情報として、時間に関する情報又は/及び搭乗人数情報を収集することを特徴とする。
【0012】
これにより、ナビゲーション装置の起動中にユーザの訪れた場所から、場所に関するユーザの嗜好を収集するとともに、その場所に訪れた時間や人数等の付帯情報を収集することができる。
【0013】
請求項4に記載の車載ユーザ支援システムによれば、ユーザ嗜好決定手段は、ユーザに対する支援方法として、ユーザの訪れた場所に関する情報の提供、又は/及び目的地の設定操作の支援を決定することを特徴とする。
【0014】
このユーザ嗜好決定手段の決定した支援方法に従ってナビゲーション装置を制御することで、ユーザの嗜好に応じた場所の情報を提供して、再度の訪問を促すことができる。また、ユーザの嗜好に応じた場所を目的地として設定する際の設定操作を支援することができる。
【0015】
請求項5に記載の車載ユーザ支援システムによれば、車載機器は、オーディオ機器であって、
ユーザ嗜好情報収集手段は、ユーザ嗜好情報として、オーディオ機器の音楽ソース、又は/及び音量の情報を収集し、
付帯情報収集手段は、付帯情報として搭乗人数情報を収集し、
ユーザ嗜好決定手段は、ユーザに対する支援方法として、オーディオ機器の音楽ソースの選択操作、又は/及び音量の設定操作の支援を決定することを特徴とする。
【0016】
これにより、オーディオ機器の起動中にユーザの使用した音楽ソース(CD、MD、ラジオ等)やユーザの設定した音量から、音楽ソースや音量に関するユーザの嗜好を収集することができる。そして、ユーザ嗜好決定手段の決定した支援方法に従ってオーディオ機器を制御することで、オーディオ機器の音楽ソースの選択操作や音量の設定操作を支援することができる。
【0017】
請求項6に記載の車載ユーザ支援システムによれば、車載機器は、カーエアコンであって、
ユーザ嗜好情報収集手段は、ユーザ嗜好情報として、カーエアコンの設定温度、風向、風量、及び外気導入・内気循環の切り替え場所の少なくとも1つの情報を収集し、
ユーザ嗜好決定手段は、ユーザに対する支援方法として、カーエアコンの温度設定操作、風向設定操作、風量設定操作、及び外気導入・内気循環の切り替え地点の少なくとも1つの操作の支援を決定することを特徴とする。
【0018】
これにより、カーエアコンの起動中にユーザの設定した温度、風向、風量、外気導入・内気循環の切り替え場所から、これらに関するユーザの嗜好を収集することができる。そして、ユーザ嗜好決定手段の決定した支援方法に従ってカーエアコンを制御することで、カーエアコン温度設定操作、風向設定操作、風量設定操作、及び外気導入・内気循環の切り替え操作を支援することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の車載ユーザ支援システムの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の車載ユーザ支援システムは、図1に示すように、カーナビゲーション装置(以下、カーナビ)10等の車載機器を使用するユーザの嗜好を学習して、その学習結果に応じた支援をユーザに提供するものである。
【0020】
図2に、本実施形態の車載ユーザ支援システムとその周辺機器との全体構成を示す。同図に示すように、車載ユーザ支援システム50は、カーナビ10、オーディオ機器20、カーエアコン(以下、エアコン)30、ボディー機器40と接続され、各機器からの情報を取得する。
【0021】
カーナビ10は、周知のカーナビゲーション装置であり、例えば、目的地を設定する目的地設定機能、目的地設定機能により設定された目的地までの経路を探索する経路探索実行機能、経路探索実行機能により探索された経路を案内する経路案内機能、自車両の現在位置を検出し、その検出した位置を基準とする地図に現在位置を示す自車位置マークを重ねて表示する現在位置修正機能等)を実行する。
【0022】
カーナビ10は、起動中にカーナビ情報(目的地設定位置、停車位置、通過経路、現在時刻、及び現在の季節等に関する情報)を車載ユーザ支援システム50に出力する。また、車載ユーザ支援システム50からの要請に応じて、通信端末10aを介してホームページへアクセスし、そのアクセスしたホームページから施設に関する最新情報等の各種情報を入手して、車載ユーザ支援システム50へ出力する。
【0023】
オーディオ機器20は、CD(Compact Disk)プレーヤ、MD(Mini Disc)プレーヤ、ラジオ等の複数の音楽ソースで構成されており、起動中にオーディオ情報(起動中の音楽ソース、設定音量等の情報)を車載ユーザ支援システム50に出力する。
【0024】
エアコン30は、空調装置であり、起動中に空調情報(設定温度、風向、風量、外気導入・内気循環の切り替えタイミング等の情報)を車載ユーザ支援システム50に出力する。ボディー機器40は、自車両の各種ボディー電装機器(例えば、車両の各ドアの開閉を検出するドア開閉スイッチ、ヘッドライト、ウィンカ、ワイパー等)であり、ボディー情報(開閉されたドア位置、ヘッドライトの点灯/消灯、ウィンカの作動/非作動、ワイパーの作動/非作動等の情報)を車載ユーザ支援システム50に出力する。
【0025】
図2に示すように、車載ユーザ支援システム50は、ユーザ嗜好収集装置52、付帯情報収集装置54、ユーザ嗜好決定装置56、及び情報提供装置58によって構成される。ユーザ嗜好収集装置52は、カーナビ情報、オーディオ情報、空調情報、及びボディー情報から、各車載機器を使用するユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集する。図3に、そのユーザ嗜好情報を示す。付帯情報収集装置54は、カーナビ情報、オーディオ情報、空調情報、及びボディー情報から、ユーザの嗜好に付帯する要素となる付帯情報を収集する。図4に、その付帯情報を示す。
【0026】
なお、ユーザの嗜好を学習するために必要な情報がユーザ嗜好情報や付帯情報に含まれていない場合には、ユーザに対して追加情報の入力を求め、その結果を加味してユーザの嗜好を学習するようにしてもよい。
【0027】
ユーザ嗜好決定装置56は、ユーザ嗜好収集装置52の収集したユーザ嗜好情報や付帯情報収集装置54の収集した付帯情報からユーザの嗜好を学習し、その学習した嗜好に応じてユーザに対する支援方法を決定する。図5に、ユーザ嗜好情報に対応する支援方法を示し、図6に、付帯情報に対応する支援方法を示す。
【0028】
情報提供装置58は、ユーザ嗜好決定装置56によって決定された支援方法が情報提供による支援方法である場合、ユーザに対して画像や音声等を用いて情報提供を行うものである。また、カーナビ10、オーディオ機器20、エアコン30、ボディー機器40等の各種車載機器は、ユーザ嗜好決定装置に56によって決定された支援方法が各車載機器を作動させることによる支援方法である場合、その支援方法に従って各車載機器を作動させる。
【0029】
このように、本実施形態の車載ユーザ支援システム50は、カーナビ10、オーディオ機器20、エアコン30、ボディー機器40等の各種車載機器からユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集するとともに、その嗜好に付帯する付帯情報を収集し、この収集した情報からユーザの嗜好を学習する。これにより、従来のように、エージェントとのコミュニケーションが無くともユーザの嗜好を学習することができる。そして、ユーザの嗜好の学習結果に応じて決定した支援方法に従って各種車載機器を作動させることで、学習結果に応じた支援をユーザに提供することができる。
【0030】
次に、図3〜図6を用いて、車載ユーザ支援システム50による具体的な支援方法について説明する。
【0031】
(カーナビに関する支援方法)
先ず、図3に示すように、カーナビ10については、ユーザの訪れた場所に関する情報をユーザ嗜好情報として収集する。例えば、目的地設定位置としては、登録済みPOI(Point of Interest、お気に入り地点)から目的地が設定された場合(A−1)や地図上の周辺ロゴマークを目的地設定の際に選択した場合(A−2)には、その位置を収集する。また、停車位置としては、複数回以上駐車履歴がある場合(B−1)には、その停車位置を収集する。この他、通過経路としては、特定地点の通過回数が所定回数以上場合(C−1)、その特定地点の位置を収集し、また、その特定地点を通過した際の出発時の出発位置と出発時刻(C−2)を収集する。また、図4に示すように、カーナビ10については、時間に関する情報(時刻、季節、継続時間)と搭乗人数の情報を付帯情報として収集する。
【0032】
これにより、カーナビ10の起動中にユーザの訪れた場所から、場所に関するユーザの嗜好を収集するとともに、その場所に訪れた時間や人数等の付帯情報を収集することができる。
【0033】
そして、図5に示すように、登録済みPOIから目的地が設定された場合(A−1)には、該当施設に関する情報(イベント、メニュー、営業時間、料金、空き情報等)をホームページから入手して、その情報の提供を行う。これにより、ユーザに対して再度の訪問を促すことができる。また、地図上の周辺ロゴマークを目的地設定の際に選択した場合(A−2)には、その選択されたロゴマークのジャンルに関する全体的な情報を提供する。さらに、この(A−1)や(A−2)において提供した情報の施設を目的地として設定するようにしてもよい。これにより、目的地設定の際の設定操作を支援することができる。
【0034】
また、複数回以上駐車履歴がある場合(B−1)には、停車位置近辺の施設を検索し、その検索した施設に関する情報を提供する。なお、停車位置付近に複数の施設が存在して特定が困難な場合は、停車後に再度、自車両のエンジンを始動したタイミングで、ユーザに立ち寄り地点を確認して施設を特定すればよい。
【0035】
また、特定地点の通過回数が所定回数以上場合(C−1)には、その特定地点を含むユーザが頻繁に通る経路を記憶し、その経路沿いに存在するユーザの嗜好にあった施設(例えば、A−1やA−2で情報提供する施設等)の情報を提供する。また、その特定地点について、通勤等の決まった時間に実行される移動の場合、出発時の出発位置と出発時刻(C−2)を記憶しておき、該当する時刻・場所で出発した場合、その後の経路を予測して、必要な情報(例えば、渋滞情報や交通規制情報等)を速やかに提供する。
【0036】
なお、上述した(A−1)〜(C−2)の各支援方法は、図6に示した付帯情報によってその支援方法が異なる。すなわち、ユーザの嗜好は、ユーザ自身の嗜好が変化することによって前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なることがあるが、例えば、時刻、季節等や車両への搭乗人数等、その嗜好に付帯する要素によっても異なる。このように、同一のユーザに対する支援方法として、前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なる支援方法を決定することで、その時点におけるユーザの嗜好に応じた支援方法を決定することができる。
【0037】
例えば、(B−1)において検索した停車位置近辺の施設がテーマパークであった場合でも、時間に関する付帯情報として、駐車時間が長い場合(い−3)場合には、食事やトイレ等に関する情報の提供を行う等、支援の幅を広げる。また、(A−1)や(A−2)における情報提供においても、搭乗人数によって異なった提供を行う。例えば、搭乗人数が1名(運転者のみ)の場合と、複数人数の場合とで提供する情報の内容を変更する。
【0038】
(オーディオ機器に関する支援方法)
図3に示すように、オーディオ機器20については、音楽ソース(D−1)や音量(D−2)の情報をユーザ嗜好情報として収集するとともに、図4に示すように、搭乗人数の情報を付帯情報として収集する。これにより、オーディオ機器20の起動中にユーザの使用した音楽ソース(CD、MD、ラジオ等)やユーザの設定した音量から、音楽ソースや音量に関するユーザの嗜好を収集することができる。
【0039】
そして、図5に示すように、音楽ソース(D−1)については、音楽ソースを搭乗人数に応じて自動選択し、音量(D−2)については、音楽ソースとの組み合わせで、ユーザの嗜好に応じた音量に自動調整する。これにより、オーディオ機器20の音楽ソースの選択操作や音量の設定操作を支援することができる。
【0040】
(エアコンに関する支援方法)
図3に示すように、エアコン30については、設定温度、風向、風量(E−1)、及び外気導入・内気循環の切り替え地点(E−2)の情報を収集する。これにより、エアコン30の起動中にユーザの設定した温度、風向、風量、外気導入・内気循環の切り替え地点から、これらに関するユーザの嗜好を収集することができる。
【0041】
そして、図5に示すように、設定温度、風向、風量(E−1)については、通常設定、及び曇り止め・トンネル通過等の特別な設定を検知して、自車両のエンジンの始動時に自動的に通常設定する。また、外気導入・内気循環の切り替え地点(E−2)については、高速道路で複数のトンネルが連続しているような場合等、外気導入・内気循環の切り替えを頻繁に行う必要がある場合には、ユーザ操作履歴によって、該当するトンネルを通過する時に自動設定する。これにより、エアコン30の温度設定操作、風向設定操作、風量設定操作、及び外気導入・内気循環の切り替え操作を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】自車両に搭載されるカーナビゲーション装置10と通信端末10aを示した図である。
【図2】車載ユーザ支援システムとその周辺機器との全体構成を示したブロック図である。
【図3】ユーザ嗜好として収集する要素を示した図である。
【図4】ユーザ嗜好と同時に収集する付帯情報を示した図である。
【図5】ユーザ嗜好情報に対応する支援方法を示した図である。
【図6】付帯情報による支援方法を示した図である。
【符号の説明】
【0043】
10 カーナビ
10a 通信端末
20 オーディオ機器
30 エアコン
40 ボディー機器
50 車載ユーザ支援システム
52 ユーザ嗜好収集装置
54 付帯情報収集装置
56 ユーザ嗜好決定装置
58 情報提供装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載機器から前記車載機器を使用するユーザの嗜好の要素となるユーザ嗜好情報を収集するユーザ嗜好収集手段と、
前記ユーザの嗜好に付帯する要素となる付帯情報を収集する付帯情報収集手段と、
前記ユーザ嗜好情報、又は/及び前記付帯情報から前記ユーザの嗜好を学習し、その学習した嗜好に応じて前記ユーザに対する支援方法を決定するユーザ嗜好決定手段と、
前記ユーザ嗜好決定手段の決定した支援方法に従って前記車載機器を作動させることで、前記車載機器に関するユーザ支援を行うユーザ支援手段と、を備えることを特徴とする車載ユーザ支援システム。
【請求項2】
前記ユーザ嗜好決定手段は、同一のユーザに対する支援方法として、前回学習した嗜好と今回学習した嗜好とで異なる支援方法を決定することを特徴とする請求項1記載の車載ユーザ支援システム。
【請求項3】
前記車載機器は、ナビゲーション装置であって、
前記ユーザ嗜好情報収集手段は、前記ユーザ嗜好情報として、前記ユーザの訪れた場所に関する情報を収集し、
前記付帯情報収集手段は、前記付帯情報として、時間に関する情報又は/及び搭乗人数情報を収集することを特徴とする請求項1又は2記載の車載ユーザ支援システム。
【請求項4】
前記ユーザ嗜好決定手段は、前記ユーザに対する支援方法として、前記ユーザの訪れた場所に関する情報の提供、又は/及び目的地の設定操作の支援を決定することを特徴とする請求項3記載の車載ユーザ支援システム。
【請求項5】
前記車載機器は、オーディオ機器であって、
前記ユーザ嗜好情報収集手段は、前記ユーザ嗜好情報として、前記オーディオ機器の音楽ソース、又は/及び音量の情報を収集し、
前記付帯情報収集手段は、前記付帯情報として搭乗人数情報を収集し、
前記ユーザ嗜好決定手段は、前記ユーザに対する支援方法として、前記オーディオ機器の音楽ソースの選択操作、又は/及び前記音量の設定操作の支援を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の車載ユーザ支援システム。
【請求項6】
前記車載機器は、カーエアコンであって、
前記ユーザ嗜好情報収集手段は、前記ユーザ嗜好情報として、前記カーエアコンの設定温度、風向、風量、及び外気導入・内気循環の切り替え地点の少なくとも1つの情報を収集し、
前記ユーザ嗜好決定手段は、前記ユーザに対する支援方法として、前記カーエアコンの温度設定操作、風向設定操作、風量設定操作、及び外気導入・内気循環の切り替え操作の少なくとも1つの操作の支援を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の車載ユーザ支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−315581(P2006−315581A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−141540(P2005−141540)
【出願日】平成17年5月13日(2005.5.13)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】