説明

送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体

【課題】被送迎者の乗降を正確に管理し、送迎車両の到着予定時刻を事前に保護者等の送迎者に知らせることができるとともに、送迎者による送迎が成されたか否かの情報を知らせることができる送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】園児が所持するRFID31に園児のID情報が書き込まれ、園児を送迎する通園(送迎)バス1のリーダライタ12によりRFID31の情報を読み取り、バス1内に設けられたバス端末11が、RFID情報を受信し、自車位置情報を取得してこれら情報を幼稚園サーバ2に送出する。幼稚園サーバ2は、バス端末11から受信した園児のID情報とバス位置情報に基づいて保護者が出迎えるバス停への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を保護者が所持する保護者端末4に送出する。保護者に引き渡されたことを確認した確認情報は保護者端末4から幼稚園サーバ2に送出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両による被送迎者の送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体に関し、特に幼稚園等の児童、被介護者の効率的な運搬、保護者への引渡しを行う被送迎者の送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
幼稚園や保育園等の園児の安全な送迎を確保するため送迎バスによる送迎が行われている。バスによる送迎は、バスの運行スケジュールに沿った時刻にバス停に保護者が見送り、出迎えを行っている。
【0003】
保護者の送迎は、バスの運行時刻に従った時刻に送迎に出向くことになるが、長時間待ったり、既にバスが発車済みであったりして効率的な送迎が困難であった。かかる問題を解消するためバスが後何分くらいでバス停に到着するかをユーザに報知するためのシステムが提案されている。
【0004】
例えば、パソコンを利用してインターネットのホームページにバスの位置を掲示して報知する方法や、携帯電話機のiモード等の電子メール機能を利用する方法があるが、いずれも所定の操作が必要であり、機器に不慣れな人にとっては使い勝手が悪いものであった。
【0005】
この問題を解決する方法として、バスが近づいたことを、電子メールではなく電話によりユーザに報知する方法も提案されているが、バスが予定通り運行しているか否かにかかわらず、電話によりユーザに報知しているため、送信者側に課金される通信料の負担が大きいとともに、各園児の保護者が持つ携帯電話等に向けて発信する作業の手間を要する。
【0006】
そこで、バスの運行に遅れが生じたときのみ、電話で報知する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、バスの運行に遅れが生じたときのみ、連絡するようにしているので、費用の面からも、また送信する操作数の面からも軽減されることになる。
【特許文献1】特開2002−150493号公報
【0007】
一方、バス等の運行ダイヤが一定時間以上進んでいるとき、及び遅れているときには、電話または電子メールにより進み/遅れの情報をバス停で待つ利用者に予め報知するようにするようにしたシステムが特許文献2に開示されている。
【0008】
【特許文献2】特開2004−185092
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、特許文献1に開示されているシステムは特定の条件に限定されている。また、特許文献2に開示されているシステムは、幼稚園等の送迎バスの運行において、バスの運行ダイヤが一定時間以上進んでいるときや遅れているときに、電話または電子メールにより進み/遅れの情報をバス停で待つ利用者に予め報知することにより、無駄に待たされたり、あるいはバス自体をやり過ごす危険性が回避されたりすることを防止する送迎バス到着予定時間の報知システムである。
【0010】
しかしながら、かかるシステムでは、運行ダイヤの進みや遅れの情報はバス運転者が本部に知らせ、知らせを受けた情報を保護者に提供するだけであるため、バス運行状況の乱れがどの程度なのか、どのような運行路の変更があったのか、園児が実際にそのバスに乗車しているのか等の情報は入手できない。また幼稚園側においても園児が正しく保護者に引き渡されたのかの情報は入手できず不安感は払拭できない。以上のことは、園児だけに限らず、介護を受ける老人等の被送迎者についても同様である。
【0011】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、斯かる課題を克服又は軽減する被送迎者の送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを主たる目的とする。
【0012】
すなわち、本発明の目的は、被送迎者の乗降を正確に管理し、送迎車両の到着予定時刻を事前に保護者等の送迎者に知らせることができるとともに、送迎者による送迎が成されたか否かの情報を知らせることができる被送迎者の送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述の課題を解決するため、本発明による被送迎者の送迎管理システム、その方法、プログラム及び記憶媒体は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0014】
(1)被送迎者が所持し、前記被送迎者のID情報が書き込まれたRFIDと、
前記被送迎者を送迎する側に設けられた中央サーバと、
前記被送迎者を送迎する車両に設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、
前記車両に設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記中央サーバと通信する車両端末と、
前記被送迎者を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記中央サーバまたは車両端末と通信する保護者端末と、
を備え、前記中央サーバは、前記車両端末から受信した前記被送迎者のID情報と前記車両位置情報に基づいて前記ID情報に対応する被送迎者の保護者が出迎える予め登録されている送迎場所への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出する被送迎者の送迎管理システム。
(2)園児が所持し、前記園児のID情報が書き込まれたRFIDと、
前記園児を送迎する幼稚園に設けられた幼稚園サーバと、
前記園児を送迎する送迎バスに設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、
前記送迎バスに設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記幼稚園サーバと通信するバス端末と、
前記園児を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記幼稚園サーバまたはバス端末と通信する保護者端末と、
を備え、前記幼稚園サーバは、前記バス端末から受信した前記園児のID情報と前記バス位置情報に基づいて前記ID情報に対応する園児の保護者が出迎える予め登録されているバス停への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出する園児の送迎管理システム。
(3)前記車両位置情報またはバス位置情報は、所定時間毎に前記バス端末から送出される上記(1)または(2)の送迎管理システム。
(4)前記リーダライタにより読み取った情報により、被送迎者または園児の乗車及び降車情報を取得する上記(1)乃至(3)のいずれかの送迎管理システム。
(5)前記保護者端末により前記保護者による引取りが完了したことを示す信号を前記中央サーバまたは幼稚園サーバに送出する上記(1)乃至(4)のいずれかの送迎管理システム。
(6)被送迎者が所持し、前記被送迎者のID情報が書き込まれたRFIDと、前記被送迎者を送迎する側に設けられた中央サーバと、前記被送迎者を送迎する車両に設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、前記車両に設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記中央サーバと通信する車両端末と、前記被送迎者を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記中央サーバまたは車両端末と通信する保護者端末とを有するシステムで、前記車両の到着時刻を予測して送迎を管理する送迎管理方法において、
前記車両端末から受信した前記被送迎者のID情報と前記車両位置情報に基づいて前記ID情報に対応する被送迎者の保護者が出迎える予め登録されている送迎場所への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出する送迎管理方法。
(7)園児が所持し、前記園児のID情報が書き込まれたRFIDと、前記園児の所属する幼稚園に設けられた幼稚園サーバと、前記園児を送迎するバスに設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、前記バスに設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記幼稚園サーバと通信するバス端末と、前記園児を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記幼稚園またはバス端末と通信する保護者端末とを有するシステムで、前記バスの到着時刻を予測して送迎を管理する送迎管理方法において、
前記バス端末から受信した前記園児のID情報と前記バス位置情報に基づいて前記ID情報に対応する園児の保護者が出迎える予め登録されているバス停への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出する園児の送迎管理方法。
(8)前記車両位置情報またはバス位置情報は、所定時間毎に前記バス端末から送出される上記(6)または(7)の送迎管理方法。
(9)前記リーダライタにより読み取った情報により、被送迎者または園児の乗車及び降車情報を取得する上記(6)乃至(8)のいずれかの送迎管理方法。
(10)前記保護者端末により前記保護者による引取りが完了したことを示す信号を前記中央サーバまたは幼稚園サーバに送出する上記(6)乃至(9)のいずれかの送迎管理システム。
(11)上記(6)乃至(10)のいずれかに記載の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(12)上記(9)のプログラムを格納した記憶媒体。
【発明の効果】
【0015】
本発明の被送迎者の送迎管理システム、方法によれば、園児等の被送迎者の乗降を正確に管理することができる。また、送迎車両の到着予定時刻を事前に保護者等の送迎者に知らせることができる。更に、送迎者による送迎が成されたか否かの情報を幼稚園、保育園、介護施設等に正確に知らせることができるという格別な効果がある。
【実施例】
【0016】
以下、本発明による被送迎者の送迎管理システム、その方法、の好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施例は、幼稚園に通園する園児を被送迎者として説明するが、勿論これに限定されるものではない。また、以下に説明する処理をコンピュータに実行させるプログラムやこのプログラムを格納した記憶媒体も本発明の適用範囲内である。
【0017】
先ず、図1は、本発明による被送迎者の送迎管理システム、その方法、の好適実施例の全体構成を示すシステム構成図である。
【0018】
本発明のシステムは、通園(送迎)バス1、幼稚園サーバ2、園児3が所持する(身に付ける)RFID31(無線通信可能な素子、装置)及び保護者端末4を基本構成とする。
【0019】
幼稚園には、中央サーバとしてのワークステーション・サーバ等の幼稚園サーバ2が設置され、幼稚園サーバ2はゲートウェイ(GW)21を介してネットワーク100に接続されている。通園バス1には、バス端末11が設けられ、ネットワーク100と接続されている。通園バス1内にはリーダライタ(R/W)12が設けられ、園児3がバスに乗り込んだり降りたりするときに園児3が所持するRFID31のID情報を読み取る。
【0020】
RFID31には、園児のID情報、例えば園児の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先(保護者の住所、電話番号等)に相当する情報が記憶されている。これら情報は情報保護のため暗号化されていても良い。保護者端末4は、園児の父母等の保護者が所持し、または保護者側に設置されるもので、ネットワーク100に接続されてバスの運行状況や児童の乗車しているバス情報等の各種情報を取得するとともに、園児の引渡しが完了したことをバス端末11に通知する。
【0021】
通園バス1に設置されたリーダライタ12は、園児が乗車したときと降車したときに、園児3が所持するRFID31からID情報を読み取り、園児が乗車したことを、必要であれば乗車時刻とともにバス端末11に送出する。同様に、園児3が降車するときには、園児3が所持するRFID31からID情報を読み取り、園児が降車したことを、必要であれば降車時刻とともにバス端末11に送出する。
【0022】
バス端末11はネットワーク100とゲートウェイ21を介して幼稚園サーバ2に接続される。バス端末11は当該バスの位置情報をも逐次(所定時間毎に)幼稚園サーバ2に送出する。バス端末11は、バスの位置情報に基づいて保護者が出迎えるバス停への到着時刻を予測して到着時刻情報を、ネットワーク100を介して保護者端末4に送出する。この情報を受信した保護者端末4を所持する保護者は、園児が降車するバス停にバスの到着時刻前に到着するように出向く。
【0023】
バス停で降車した園児は、保護者に引き渡される。この園児の保護者への引渡しが完了したことは、保護者端末4の操作により引渡し完了信号がバス端末11に送出され、バス端末11からネットワーク100を介して幼稚園サーバ2に送出され、幼稚園側でも園児が確実、安全に保護者に引渡されたことを確認することができる。上記保護者が幼稚園サーバ2に直接送信することも可能であることは勿論である。
【0024】
次に、本発明システムの動作、処理手順について図2を参照しながら説明する。
先ず、園児が幼稚園から送迎バス1に乗り込む時に園児3が所持するRFID31の園児のIDをリーダライタ12により無線で読み取り、その園児がバスに乗車したことを示す情報Iをバス端末11に送信し、園児乗車情報としてゲートウェイ21を介して幼稚園サーバ2に送信する(ステップE1)。
【0025】
バス端末11は、自車の位置情報を、例えばGPSシステム等により取得し、バス位置情報としてネットワーク100とゲートウェイ21を介して幼稚園サーバ2に送信する(ステップB1)。このバス位置情報は、所定時間毎に同様に送出される(ステップB2、B3、B4)。
【0026】
これらのバス位置情報を受信した幼稚園サーバ2は、バス位置情報に基づいて、所定のバス停への送迎バス1の到着時刻を予測し、ネットワーク100を介して保護者端末4に送信する。本実施例では、バス位置情報の送出後にバス停BSにバスが到着する時刻を予測し、予測時刻を保護者端末4に送信する(ステップA1)。到着予測時刻の情報を受信した保護者は、予測到着時刻に間に合うようにバス停BSに迎えに行く。
【0027】
バスがバス停BSに到着して園児がバスから降車するときに、リ−ダライタ12が園児の所持するRFID31を読み取り、園児が降車したことを検出し、バス端末11を介して降車情報Oとして幼稚園サーバ2に送信する(ステップE2)。この降車情報は、幼稚園サーバ2で管理される。
【0028】
バス停BSで出迎えた保護者が、降車した園児を引き渡すとき、引渡しが完了したことを示す園児引渡し完了情報を、保護者端末4の操作によりネットワーク100を介して幼稚園サーバ2に送出する(ステップA2)。幼稚園サーバ2は、この園児引取り完了情報を受信することにより、当該園児が無事保護者に引き取られたことを確認することができる。
【0029】
以上、本発明による被送迎者の送迎管理システム、その方法、そのためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体の好適実施例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明による被送迎者の送迎管理システム、方法の好適実施例の構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例おける動作、処理手順を示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 通園(送迎)バス
2 幼稚園サーバ
3 園児
4 保護者端末
11 バス端末
12 リーダライタ(R/W)
21 ゲートウェイ(GW)
31 RFID
100 ネットワーク


【特許請求の範囲】
【請求項1】
被送迎者が所持し、前記被送迎者のID情報が書き込まれたRFIDと、
前記被送迎者を送迎する側に設けられた中央サーバと、
前記被送迎者を送迎する車両に設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、
前記車両に設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記中央サーバと通信する車両端末と、
前記被送迎者を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記中央サーバまたは車両端末と通信する保護者端末と、
を備え、前記中央サーバは、前記車両端末から受信した前記被送迎者のID情報と前記車両位置情報に基づいて前記ID情報に対応する被送迎者の保護者が出迎える予め登録されている送迎場所への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出することを特徴とする被送迎者の送迎管理システム。
【請求項2】
園児が所持し、前記園児のID情報が書き込まれたRFIDと、
前記園児を送迎する幼稚園に設けられた幼稚園サーバと、
前記園児を送迎する送迎バスに設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、
前記送迎バスに設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記幼稚園サーバと通信するバス端末と、
前記園児を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記幼稚園サーバまたはバス端末と通信する保護者端末と、
を備え、前記幼稚園サーバは、前記バス端末から受信した前記園児のID情報と前記バス位置情報に基づいて前記ID情報に対応する園児の保護者が出迎える予め登録されているバス停への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出することを特徴とする園児の送迎管理システム。
【請求項3】
前記車両位置情報またはバス位置情報は、所定時間毎に前記バス端末から送出されることを特徴とする請求項1または2に記載の送迎管理システム。
【請求項4】
前記リーダライタにより読み取った情報により、被送迎者または園児の乗車及び降車情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の送迎管理システム。
【請求項5】
前記保護者端末により前記保護者による引取りが完了したことを示す信号を前記中央サーバまたは幼稚園サーバに送出する請求項1乃至4のいずれかに記載の送迎管理システム。
【請求項6】
被送迎者が所持し、前記被送迎者のID情報が書き込まれたRFIDと、前記被送迎者を送迎する側に設けられた中央サーバと、前記被送迎者を送迎する車両に設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、前記車両に設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記中央サーバと通信する車両端末と、前記被送迎者を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記中央サーバまたは車両端末と通信する保護者端末とを有するシステムで、前記車両の到着時刻を予測して送迎を管理する送迎管理方法において、
前記車両端末から受信した前記被送迎者のID情報と前記車両位置情報に基づいて前記ID情報に対応する被送迎者の保護者が出迎える予め登録されている送迎場所への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出することを特徴とする送迎管理方法。
【請求項7】
園児が所持し、前記園児のID情報が書き込まれたRFIDと、前記園児の所属する幼稚園に設けられた幼稚園サーバと、前記園児を送迎するバスに設けられ、前記RFIDの情報を少なくとも読み取るリーダライタと、前記バスに設けられ、前記リーダライタからのRFID情報を受信し、自車位置情報を取得するとともに、前記幼稚園サーバと通信するバス端末と、前記園児を出迎える保護者が所持し、ネットワークを介して前記幼稚園またはバス端末と通信する保護者端末とを有するシステムで、前記バスの到着時刻を予測して送迎を管理する送迎管理方法において、
前記バス端末から受信した前記園児のID情報と前記バス位置情報に基づいて前記ID情報に対応する園児の保護者が出迎える予め登録されているバス停への到着時刻を予測し、予測到着時刻情報を前記保護者端末に送出することを特徴とする園児の送迎管理方法。
【請求項8】
前記車両位置情報またはバス位置情報は、所定時間毎に前記バス端末から送出されることを特徴とする請求項6または7に記載の送迎管理方法。
【請求項9】
前記リーダライタにより読み取った情報により、被送迎者または園児の乗車及び降車情報を取得することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の送迎管理方法。
【請求項10】
前記保護者端末により前記保護者による引取りが完了したことを示す信号を前記中央サーバまたは幼稚園サーバに送出する請求項6乃至9のいずれかに記載の送迎管理システム。
【請求項11】
請求項6乃至10のいずれかに記載の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項9に記載のプログラムを格納した記憶媒体。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−204361(P2008−204361A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−42376(P2007−42376)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】