説明

通信機能付きプリント装置

【課題】 受信画像のカラープリントを適宜選択することができ、これによりユーザが本来カラープリントを必要としない文書をモノクロでプリントし、カラープリントをしたい画像を適時プリントする。
【解決手段】 システム制御部1104は、通信部により受信した画像がカラー画像であると判断したときは、当該カラー画像をモノクロ画像に変換して前記付加情報追記手段が当該モノクロ画像に前記カラー画像を特定する情報を付与し、前記付加情報が追記されたモノクロ画像をプリント部(プロッタ部1103)にプリントさせる。システム制御部1104は、受信したカラー画像を外部記憶部12等に保存する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーファクシミリ装置等の通信機能付きプリント装置に関し、カラー画像データを受信した場合において、受信画像をモノクロでプリントしておき、ユーザがカラー文書を必要とするときに適宜カラー画像データを呼び出してプリントすることができる通信機能付きプリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のファクシミリ装置は、受信待機状態にある場合、着呼があれば自動的に画像の受信を開始するようになっている。この方式によれば、ファクシミリ受信があると、ただちに受信データにかかる画像のプリントが開始されるため、特に受信画像を一時記憶せずに画像の受信を行い記録することができるというメリットがある。
【0003】ところで、カラー出力デバイスの急速な普及に伴い、カラーファクシミリ装置が市場に提供されるようになっている。カラー着色材(インクまたはカラートナー)は、黒色着色材に比べて高価であるため、カラーファクシミリ装置のランニングコストは、モノクロファクシミリに比較して高い。
【0004】このため、カラーファクシミリ装置においては、カラー画像を受信した場合に、モノクロ画像で十分である場合(カラーの重要度が低い場合)にも、自動的にカラーでの出力が行われてしまい、ランニングコストが高くなるといった不都合がある。
【0005】この不都合を解消するために、特開平05−110876号公報に記載の「カラー画像伝送装置」では、受信画像をディスプレイに表示し、受信画像がカラーからモノクロかに応じて、モノクロプリントするかカラープリントするかを決定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平05−110876号公報記載の受信画像をディスプレイに表示して、受信画像がモノクロかカラーかに応じてプリンタを選択する方法では、ディスプレイが必要となり装置の価格が高騰する。
【0007】本発明は、このような問題を解決するために提案されたものであって、受信画像のカラープリントを適宜選択することができる通信機能付きプリント装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の通信機能付きプリント装置は、画像を受信する通信部と、前記通信部により受信した画像をプリント出力するプリント部と、前記通信部により受信した画像を蓄積保存できる受信画像保存部と、前記通信部により受信した画像がカラー画像かモノクロ画像かを判別する画像色判別手段とを備えたもので、前記画像色判別手段が、前記通信部により受信した画像がカラー画像であると判断したときに当該カラー画像をモノクロ画像に変換する前記画像色変換手段と、当該モノクロ画像に前記カラー画像を特定する追記情報を前記モノクロ画像に付与する付加情報追記手段と、前記付加情報追記手段により追記情報が付与された前記カラー画像のプリントを前記プリント部に行わせるプリンタ駆動手段と、前記通信部により受信した画像がカラー画像であるときは当該カラー画像を前記受信画像保存部に保存するファイル操作手段とを備えたことを特徴とする。なお、画像色判別手段が前記通信部により受信した画像がモノクロ画像であると判断したときは、ファクシミリ装置は通常の動作を行う。すなわち、プリント制御手段は当該モノクロ画像を前記プリント部にプリントさせるとともに、ファイル操作手段は受信した前記モノクロ画像を前記受信画像保存部には保存しない。
【0009】受信画像がカラー画像である場合でも、モノクロ画像で出力し、プリント装置ユーザがカラー出力を望む受信画像のみをカラープリントすることができ、この結果、プリントコストを削減することができる。本発明では、プリントされたモノクロ画像が、実際にはカラー画像として受信されている場合には、当該モノクロ画像には、追記情報が付加されるので、ユーザにとっては利便性が高い。
【0010】また、本発明のプリント装置では、前記ファイル操作手段が、前記受信画像保存部に保存されているカラー画像を前記プリンタ駆動手段に転送し、当該プリンタ駆動手段が当該カラー画像を前記プリント部にカラープリントさせたときは、前記ファイル操作手段は当該カラー画像を前記受信画像保存部から削除することができる。
【0011】本発明のプリント装置では、付加情報追記手段が前記モノクロ画像に追記する付加情報は、当該カラー画像情報の受信管理番号、または当該カラー画像情報の受信管理番号および受信時刻とすることができる。また、この付加情報はカラー表示することができる。
【0012】本発明では、一受信で複数のカラー画像を受信したときは、前記付加情報は、前記複数の画像の先頭画像にのみ追記されるようにしてもよいし、カラー画像それぞれについて追記されるようにしてもよい。前記付加情報が先頭画像のみに追記されているときには、2ページ目以降のカラー画像には、カラー画像であることを示すマーク(カラーのマークであってもよい)を付することができる。
【0013】近年、ハードディスク装置や、フラッシュメモリなどの記憶保持動作の必要でない大容量のストレージが安価に一般的に利用されるようになってきている。最近のモノクロ通信機能付きプリント装置(カラーファクシミリ装置等)には、このような記憶装置を有し、その記憶領域を送受信画像の一時記憶や、受信画像の再出力用の記憶領域として使用している場合が少なくない。本発明では、このような事情を考慮して受信画像保存部をLANを介して接続されたコンピュータに付属の大規模ストレージとすることができる。
【0014】また、本発明では、受信画像保存部が通信機能付きプリント装置側、LANを介して接続された機器側の何れに設けられていても、当該受信画像保存部に保存されたカラー受信画像は、装置本体の操作パネル等から入力されるトリガー信号によってプリントされるようにできるし、LANを介して接続された他の機器側からから入力されるトリガー信号によってプリントされるようにできる。
【0015】なお、本発明では、受信画像保存部に保存されたカラー画像のリストを機器側の表示器に表示するようにできる。
【0016】
【発明の実施の形態】第1図は、本件発明の一実施例である通信機能付きプリント装置(ファクシミリ装置等)が組み込まれたシステムを示す図である。図1において、本発明の一実施形態にかかる通信機能付きプリント装置11は、公衆回線200に接続され、当該公衆回線200を介して他のファクシミリ装置(図1では符号13で示す)から画像受信を行うことができる。
【0017】また、通信機能付きプリント装置11はLAN300に接続され、当該LAN300を介してコンピュータ(図1では符号141,142で示す)に接続されている。
【0018】図2は、図1に示した通信機能付きプリント装置11の構成を示すブロック図である。
【0019】図1において、通信機能付きプリント装置11は、操作表示部1101と、スキャナ部1102と、プロッタ部1103と、システム制御部1104と、LANインタフェース1105と、記憶部1106と、符号化復号化部1107と、通信制御部1108と、外部記憶部インタフェース1109とを備えており、これらはシステムバス100を介して相互に接続されている。通信制御部1108には、モデム1113および網制御装置1114が接続されている。さらに、網制御装置1114は公衆回線200に接続されている。
【0020】操作表示部1101では、ユーザが所定の命令をキー入力でき、ディスプレイに入力情報確認表示、出力情報表示がなされる。スキャナ部1102では送信用の画像を読み取り、デジタル情報に変換する部分である。プロッタ部1103は、カラー画像を出力する機能を持ち、またモノクロ(黒色に限らない単色)のみの画像の出力も可能である。記録方式は、特に限定するものではなく、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式等、カラー画像の記録に用いられる手法であればよい。
【0021】システム制御部1104は、機器全体の動作を制御する部分であり、通常、主としてCPUと、ROMと、DRAMとより構成される。
【0022】ROMには、通信部により受信した画像がカラー画像かモノクロ画像かを判別する画像色判別手段、カラー画像をモノクロ画像に変換する画像色変換手段、プロッタ部1103を駆動するプリンタ駆動手段と、画像の前記プリント部による出力結果に付加情報を追記する付加情報追記手段と、通信部が受信した画像の前記受信画像保存部への保存、前記受信画像保存部への保存された画像のプリンタ駆動手段への転送、および前記受信画像保存部に保存されている画像の削除を行うことができるファイル操作手段をそれぞれプログラムとして備えている。
【0023】LANインタフェース1105は、コンピュータ141,142等、LAN300に接続された機器や装置との間の通信を行うためのインタフェース機能を持つ。本実施形態における、通信機能付きプリント装置11はLANインタフェース1105を介してLAN1114に接続されており、LAN1114上に接続されているコンピュータ141,142などと通信可能な状態とされている。
【0024】記憶部1106は受信した画像データ(圧縮符号化されたもの)を一時的に蓄積し、画像出力時の一時メモリ、送信時の一時メモリ等に使用される。構成は、SRAM、DRAM、FLASHメモリ、ハードディスク、光ディスクなど、システムの要求するリード/ライト速度を満足するものであればその種類は問わない。
【0025】符号化復号化部1107は受信時には画像の復号化を、送信時には符号化を行う部分である。通常カラー画像の符号化にはJPEGが最もよく用いられているが、もちろんその他の符号化方式を用いてもよい。全体のデータはシステムバス100を介してやりとりされる。
【0026】まず、図1および図2に示した通信機能付きプリント装置11の第1の動作例を図3のフローチャートにより説明する。
【0027】第1の動作例では、通信機能付きプリント装置11は、手動受信、自動受信に拘わらずカラー通信において着信があると(S101)、受信画像がカラーかモノクロかによらず一旦記憶部1106に記憶する(S102,S103)。そして、受信が終了すると(S104)、受信画像がカラー画像かモノクロ画像かを判断し(S105)、カラー画像の場合にはモノクロに変換した後(S108)に、追記情報をモノクロ画像に付記し(S109)、モノクロでプリント出力する(S110)。また、受信画像がもともとモノクロ画像である場合にはそのままモノクロ出力し(S106)、記憶部からモノクロ画像を削除する(S107)。なお、記憶部1106に記憶された画像は、カラー画像の場合は、画像に管理用の識別符号、タイムスタンプを付しておく。
【0028】記憶の形態は、受信した符号データをそのまま記憶しておいてもよく、一旦復号化した後、その画像を記憶しておいてもよい。また、一旦復号化した画像を再度別の符号化方式、または、同符号化方式でパラメータを変更して再符号化後記憶するようにしてもよい。このようにモノクロ画像を出力することで、受信した画像がカラー画像として出力すべき画像であるかどうかを、ユーザが判断できる環境を提供することが可能となる。このようにしておけば、ユーザがカラーである必要の無い文書であると判定した場合は、出力したモノクロ文書のみで情報の伝達を行うことができる。
【0029】第2の動作例を図4のフローチャートにより説明する。第2の動作例では、通信機能付きプリント装置11は、特に自動受信を行う場合を想定している。現在では通常のファクシミリ装置等の通信機能付きプリント装置は、回線に接続された状態で常時待機状態となっており、受信開始した場合、出力用の紙や、記録材が無い場合を除き、プリント出力するようになっている。このような形態は、コストの安いモノクロ機器の場合は構わないが、印字コストが高くなるカラー機器においては望ましいと言えない。第2動作例では、通信機能付きプリント装置11は、着信があったときは(S201)、自動受信を開始し(S202)、受信したカラー画像を記憶部に記憶する(S203,S204)。そして、受信画像がカラーか否かを判断し(S205)、モノクロの場合にはそのままモノクロ出力し(S206)、カラーの場合にはモノクロ変換(S207)し、追記情報をモノクロ画像に付加した後(S208)、モノクロ画像をプリント出力する(S209)。
【0030】このとき、ユーザはモノクロ印字された受信画像をみてカラー出力すべき画像であるか否かを判断することが可能となる。もし、出力不要であると判断した場合は、その分のカラー記録材が不要となるため、記録コストを抑えることができる。第2動作例では、ユーザからの、外部トリガー信号の入力があった場合に(S210)、記憶部に記憶している画像データをカラー画像として出力するようにしたものである(S211)。カラー画像がプリントされたとき、またはモノクロ画像がプリントされたときは当該画像を削除する(S212)。
【0031】このような形態を取ることにより、一旦モノクロ画像で内容を確認した後に、必要に応じてカラー画像として出力できる。
【0032】上記の外部トリガー信号は、入力パネル(操作表示部1101)からのカラー出力指示の入力であり、入力パネルから出力指示を行うと、その時点で記憶部に記憶しているカラー画像をカラー画像としてプロッタ部から出力する。
【0033】図5(A)は、カラー画像を受信したときに、モノクロ出力された出力紙に追記された追記情報を示す図である。追記情報は、受信したカラー画像をモノクロ画像に変換する際に、メモリ上でたとえばCPUなどにより文字列のビットマップを受信画像の上に重畳した後に追加することができる。また、カラー表示したマーカ(図形,文字列等)を、モノクロ画像に付することができる。たとえばマーカを赤で出力するようにすると目立つため、ユーザに対して、カラー受信文書であると言うことを、よりはっきりと提示することができる。
【0034】また、図5(B)は、操作表示部1101のディスプレイに表示されたカラー画像リスト表示を示す図である。なお、図5(B)では操作表示部1101には、警告ランプC_LEDが設けられている。この警告ランプC_LEDは、受信文書があるときには点灯する。
【0035】第3の動作例を図6のフローチャートにより説明する。第3の動作例では、通信機能付きプリント装置11は、カラー画像受信データを受信すると(S301)、受信を開始し(S302)、受信画像がカラーかモノクロかを判断し(S303)、モノクロである場合には順次記憶部1106に蓄積して(S304,S305)モノクロ出力した後(S306)、記憶部から削除する(S307)
【0036】カラーである場合には内部の記憶部1106にではなく、外部記憶部12に転送して(S308,S309,S310)、追記情報をモノクロ画像に付加した後(S311)モノクロ出力する(S312)。これにより、自機の画像保存手段(記憶部1106)の容量を押さえ、機器コストを下げることができる。この場合の外部記憶部は、たとえば、外部接続の安価なハードディスク装置や、メモリカードなどでよい。この場合は、外部記憶部インタフェース1109を介して外部記憶部12に対してカラー画像データを記憶させるようにする。
【0037】たとえば、外部記憶装置はハードディスクやメモリカードではなく、LAN300を介したコンピュータ141,142等の記憶領域でもよい。一例を示すと、LAN300上のコンピュータ141,142のハードディスク装置の一部または全部は共有設定となっており、LAN300を介してアクセス可能な状態に設定されている。通信機能付きプリント装置11は、カラー画像を受信すると、モノクロ変換するとともに、カラー画像データに関してはLAN300上に接続されたコンピュータ141,142のハードディスク装置に転送していく。これにより、自機の記憶部を小さくすることができ、機器コストを下げることができる。
【0038】第4の動作例を図7のフローチャートにより説明する。第4の動作例では、通信機能付きプリント装置11は、PC(たとえば、符号141,142で示すコンピュータ)のハードディスクに記憶したカラー画像データを、通信機能付きプリント装置11の操作パネルからの指示により、カラー画像として出力するものである。
【0039】すなわち、通信機能付きプリント装置11は、コンピュータ(PC)内にカラー画像データがある場合には(S401)、通信機能付きプリント装置11の操作表示部1101から出力指示を監視し(S402)、LAN上に接続されたPCの記憶領域に記憶されたカラー画像データをLAN経由で読み出し(S403,S404,S405)、自機の記憶部に転送した後、カラー画像として出力する(S406)。この後、カラー画像を削除する(S407)。
【0040】第5の動作例を図8のフローチャートにより説明する。第5の動作例では、通信機能付きプリント装置11は、PC(たとえば、符号141,142で示すコンピュータ)のハードディスクに記憶したカラー画像データを、PCからの指示によりカラー画像として出力するものである。
【0041】すなわち、カラー画像が記憶されている場合(S501)、PCから出力指示を行うと(S502)、出力指示を示すパケットが通信機能付きプリント装置11にLAN300を介して転送され、通信機能付きプリント装置11は、LAN上に接続されたPCの記憶領域に記憶されたカラー画像データをLAN経由で読み出し(S503)、自機の記憶部に転送した後(S504,S505)、カラー画像として出力する(S506)。この後、カラー画像を削除する(S507)。
【0042】
【発明の効果】カラープリント機能を備えた通信機能付きプリント装置(カラーファクシミリ装置等)において、受信画像のカラープリントを適宜選択することができ、これによりユーザが本来カラープリントを必要としない文書をモノクロでプリントでき、カラープリントを必要とする画像を適時、記憶装置から呼び出してプリントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信機能付きプリント装置がLANに接続された状態示すシステム図である。
【図2】図1に示した通信機能付きプリント装置のブロック図である。
【図3】本発明の通信機能付きプリント装置の第1の動作例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の通信機能付きプリント装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
【図5】(A)はカラー画像を受信したときに、モノクロ出力された出力紙に追記された追記情報を示す図、(B)は操作表示部のディスプレイに表示されたカラー画像リスト表示を示す図である。
【図6】本発明の通信機能付きプリント装置の第3の動作例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の通信機能付きプリント装置の第4の動作例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の通信機能付きプリント装置の第5の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 通信機能付きプリント装置
12 外部記憶部
13 ファクシミリ装置
141,142 コンピュータ
100 システムバス
200 公衆回線
300 LAN
1101 操作表示部
1102 スキャナ部
1103 プロッタ部
1104 システム制御部
1105 LANインタフェース
1106 記憶部
1107 符号化復号化部
1108 通信制御部
1109 外部記憶部インタフェース
1108 通信制御部
1113 モデム
1114 網制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像を受信する通信部と、前記通信部により受信した画像をプリント出力するプリント部と、前記通信部により受信した画像を蓄積保存できる受信画像保存部と、前記通信部により受信した画像がカラー画像かモノクロ画像かを判別する画像色判別手段と、を備えた通信機能付きプリント装置において、前記画像色判別手段が、前記通信部により受信した画像がカラー画像であると判断したときに、当該カラー画像をモノクロ画像に変換する前記画像色変換手段と、当該モノクロ画像に前記カラー画像を特定する追記情報を前記モノクロ画像に付与する付加情報追記手段と、前記付加情報追記手段により追記情報が付与された前記カラー画像のプリントを前記プリント部に行わせるプリンタ駆動手段と、前記通信部により受信した画像がカラー画像であるときは当該カラー画像を前記受信画像保存部に保存するファイル操作手段と、を備えたことを特徴とする通信機能付きプリント装置。
【請求項2】 前記ファイル操作手段が、前記受信画像保存部に保存されているカラー画像を前記プリンタ駆動手段に転送し、当該プリンタ駆動手段が当該カラー画像を前記プリント部にカラープリントさせたときは、前記ファイル操作手段は当該カラー画像を前記受信画像保存部から削除することを特徴とする請求項1に記載の通信機能付きプリント装置。
【請求項3】 前記付加情報追記手段が前記モノクロ画像に追記する付加情報は、当該カラー画像情報の受信管理番号、または当該カラー画像情報の受信管理番号および受信時刻であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信機能付きプリント装置。
【請求項4】 前記付加情報はカラー表示されることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の通信機能付きプリント装置。
【請求項5】 一受信でカラー画像を含む複数の画像を受信したときは、前記付加情報は、前記複数の画像の先頭画像にのみ追記され、またはカラー画像それぞれについて追記されることを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の通信機能付きプリント装置。
【請求項6】 前記受信画像保存部は、LANを介して接続されたコンピュータに付属の大規模ストレージであることを特徴とする請求項1から5の何れか1つに記載の通信機能付きプリント装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2003−319111(P2003−319111A)
【公開日】平成15年11月7日(2003.11.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−122674(P2002−122674)
【出願日】平成14年4月24日(2002.4.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】