説明

酸分泌抑制薬としての1−ヘテロシクリルスルホニル、2−アミノメチル、5−(ヘテロ−)アリール置換1−H−ピロール誘導体

本発明は、優れた酸分泌抑制作用を有し、抗潰瘍作用等を示す化合物を提供する。本発明は、式(I)


[式中、R1は、ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基を示し、該ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基は任意に置換基を有していてもよく、Rは、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいチエニル基または置換されていてもよいピリジル基を、R3およびR4は、それぞれ水素原子を示すか、あるいはR3およびR4の一方が水素原子を、他方が置換されていてもよい低級アルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、R5は、アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】


[式中、R1は、ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基を示し、該ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基は任意に置換基を有していてもよく、Rは、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいチエニル基または置換されていてもよいピリジル基を、R3およびR4は、それぞれ水素原子を示すか、あるいはR3およびR4の一方が水素原子を、他方が置換されていてもよい低級アルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、R5は、アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩。
【請求項2】
式(I)
【化2】


[式中、R1は、ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基を示し、該ベンゼン環もしくは複素環と縮合していてもよい単環式含窒素複素環基は任意に置換基を有していてもよく、Rは、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいチエニル基を、R3およびR4は、それぞれ水素原子を示すか、あるいはR3およびR4の一方が水素原子を、他方が置換されていてもよい低級アルキル基、アシル基、ハロゲン原子、シアノ基またはニトロ基を、R5は、アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩。
【請求項3】
1が単環式含窒素複素環基である請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
単環式含窒素複素環基がピリジル基である請求項1または2記載の化合物。
【請求項5】
が、(i)ハロゲン原子および(ii)ハロゲン原子で1〜5個置換されていてもよいC1−6アルキルから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいフェニル基である請求項1または2記載の化合物。
【請求項6】
が、C1−6アルキル、ハロゲン原子、アルコキシ、シアノ、アシル、ニトロおよびアミノから選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよいピリジル基である請求項1または2記載の化合物。
【請求項7】
およびRがそれぞれ水素原子である請求項1または2記載の化合物。
【請求項8】
がメチル基である請求項1または2記載の化合物。
【請求項9】
1−{5−(2−フルオロフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−3−イル)スルホニル]−1H−ピロール−3−イル}−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
【請求項10】
1−[4−フルオロ−5−フェニル−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
【請求項11】
N−メチル−1−[5−(4−メチル−3−チエニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミンまたはその塩。
【請求項12】
1−[5−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
【請求項13】
1−[5−(2−フルオロフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]−N−メチルメタンアミンまたはその塩。
【請求項14】
N−メチル−1−[5−(2−メチルフェニル)−1−(ピリジン−3−イルスルホニル)−1H−ピロール−3−イル]メタンアミンまたはその塩。
【請求項15】
請求項1または2記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項16】
請求項1または2記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
【請求項17】
酸分泌抑制剤である請求項16記載の医薬組成物。
【請求項18】
カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(potassium-competitive acid blocker)である請求項16記載の医薬組成物。
【請求項19】
消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger-Ellison)症候群、胃炎、びらん性食道炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(symptomatic gastroesophageal reflux disease (symptomatic GERD))、機能性ディスペプシア(functional dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、あるいは胃酸過多の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤である請求項16記載の医薬組成物。
【請求項20】
哺乳動物に対して、請求項1または2記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger-Ellison)症候群、胃炎、びらん性食道炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(symptomatic gastroesophageal reflux disease (symptomatic GERD))、機能性ディスペプシア(functional dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、あるいは胃酸過多の治療または予防方法;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制方法。
【請求項21】
消化性潰瘍、ゾリンジャー・エリソン(Zollinger-Ellison)症候群、胃炎、びらん性食道炎、逆流性食道炎、症候性胃食道逆流症(symptomatic gastroesophageal reflux disease (symptomatic GERD))、機能性ディスペプシア(functional dyspepsia)、胃癌、胃MALTリンパ腫、あるいは胃酸過多の治療および予防剤;または消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎あるいは侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制剤を製造するための請求項1または2記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。

【公表番号】特表2008−522952(P2008−522952A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−524121(P2007−524121)
【出願日】平成18年8月29日(2006.8.29)
【特許番号】特許第4035559号(P4035559)
【特許公報発行日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【国際出願番号】PCT/JP2006/317408
【国際公開番号】WO2007/026916
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】