説明

3−(フェノキシピロリジン−3−イル−メチル)ヘテロアリール、3−(フェニルピロリジン−3−イルメトキシ)ヘテロアリールおよび3−(ヘテロアリールピロリジン−3−イルメトキシ)ヘテロアリール化合物



1つの局面において、本発明は、式(I)の化合物(RおよびRは、本明細書中で定義されるとおりである)またはその薬学的に許容され得る塩に関する。式Iの化合物は、セロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害剤である。別の局面において、本発明は、そのような化合物を含む薬学的組成物;そのような化合物を使用する方法;ならびにそのような化合物を調製するためのプロセスおよび中間体に関する。また、本発明の化合物を使用して神経因性疼痛などの疼痛障害および他の病気を処置する方法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化92】

の化合物であって、ここで:RおよびRは、独立して、C3−5ヘテロアリール、ナフタレンまたは
【化93】

であるが;ただし、RおよびRのうちの少なくとも1つは、C3−5ヘテロアリールまたはナフタレンであり;さらにただし、Rが:
【化94】

であるとき、Rは、非置換2−ピリジンではなく;
3−5ヘテロアリールおよびナフタレンは、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−O−C3−7シクロアルキル、−CNおよび−C0−1アルキレン−NRから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換され;
からRは、独立して、H、ハロ、−C1−6アルキル、−C2−6アルキニル、−O−C1−6アルキル、−C1−4アルキレン−O−C1−4アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−O−C0−3アルキレン−フェニル、−C0−6アルキレン−OH、−CN、−C0−2アルキレン−COOH、−CHO、−C(O)−C1−6アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−CHSH、−S−C1−6アルキル、−C1−4アルキレン−S−C1−4アルキル、−SO−C1−6アルキル、−SONR、−NHSO、−C0−1アルキレン−NR、−NHC(O)−C1−6アルキル、−C(O)NRおよび−NOから選択され;RおよびRは、独立して、Hまたは−C1−4アルキルであり;
からRにおける各アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換され;RからRにおける各フェニルは、ハロ、−C1−6アルキルおよび−O−C1−6アルキルから独立して選択される1または2個の基で必要に応じて置換される;
化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
各C3−5ヘテロアリール基が、独立して、2−ピリジン、3−ピリジン、4−ピリジン、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピラジンおよびピリミジンから選択され;各ピリジンが、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−O−C3−7シクロアルキル、−CNおよび−C0−1アルキレン−NRから独立して選択される1から2個のR基で必要に応じて置換され、ここで、RおよびRは、−C1−4アルキルである、請求項1の化合物。
【請求項3】
が、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−O−C0−3アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルおよび−C(O)O−C1−4アルキルから選択され、ここで、各アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項1の化合物。
【請求項4】
が、H、ハロおよび−C1−6アルキルから選択される、請求項1の化合物。
【請求項5】
が、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキルおよび−C0−1アルキレン−フェニルから選択される、請求項1の化合物。
【請求項6】
が、H、ハロおよび−C1−6アルキルから選択される、請求項1の化合物。
【請求項7】
が、H、ハロおよび−C1−6アルキルから選択される、請求項1の化合物。
【請求項8】
およびRが、独立して、2−ピリジン、3−ピリジン、4−ピリジン、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピラジン、ピリミジン、ナフタレンおよび
【化95】

から選択され;ここで、ピリジン基およびナフタレン基の各々は、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−O−C3−7シクロアルキル、−CNおよび−C0−1アルキレン−NRから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換され、ここで、RおよびRは、−C1−4アルキルであり;RからRは、独立して、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−O−C0−3アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルおよび−C(O)O−C1−4アルキルから選択され;各アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項1の化合物。
【請求項9】
ピリジン基およびナフタレン基の各々が、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキルおよび−O−C3−7シクロアルキルから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換され;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルまたは−C(O)O−C1−4アルキルであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキルまたは−C0−1アルキレン−フェニルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;各アルキルが、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項8の化合物。
【請求項10】
各ピリジン基が、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキルおよび−O−C3−7シクロアルキルから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換され;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルまたは−C(O)O−C1−4アルキルであり;RおよびRが、独立して、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;RおよびRが、独立して、Hまたはハロであり;各アルキルが、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項9の化合物。
【請求項11】
が、
【化96】

であり、Rが、1から2個のR基で置換された2−ピリジン、1から2個のR基で必要に応じて置換される3−ピリジン、1から2個のR基で必要に応じて置換される4−ピリジン、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピラジンおよびピリミジンから選択される、請求項1の化合物。
【請求項12】
が、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−O−C0−3アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルまたは−C(O)O−C1−4アルキルであり、ここで、−C1−6アルキル中の該アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換され;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキルまたは−C0−1アルキレン−フェニルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルである、請求項11の化合物。
【請求項13】
が、1つのハロ基で必要に応じて置換される3−ピリジン、または4−ピリジンであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルまたは−C(O)O−C1−4アルキルであり、ここで、−C1−6アルキル中の該アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換され;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキルまたは−C0−1アルキレン−フェニルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルである、請求項11の化合物。
【請求項14】
が、チアゾールであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、Hまたはハロである、請求項11の化合物。
【請求項15】
が、オキサゾールであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−C3−7シクロアルキル、−C0−1アルキレン−フェニル、−C(O)−C1−6アルキルまたは−C(O)O−C1−4アルキルであり、ここで、−C1−6アルキル中の該アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換され;Rが、Hまたはハロであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルである、請求項11の化合物。
【請求項16】
が、フランであり;Rが、Hであり;Rが、ハロであり;Rが、Hであり;Rが、ハロであり;Rが、Hである、請求項11の化合物。
【請求項17】
が、ピラジンであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロまたは−C1−6アルキルであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、Hまたはハロであり;Rが、Hまたはハロである、請求項11の化合物。
【請求項18】
が、ピリミジンであり;Rが、−C1−6アルキルであり;Rが、Hであり;Rが、ハロであり;Rが、Hであり;Rが、Hである、請求項11の化合物。
【請求項19】
が、ハロ、−C1−6アルキル、−O−C1−6アルキル、−O−C3−7シクロアルキル、−CNおよび−C0−1アルキレン−NRから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換されるピリジンであり、ここで、RおよびRは、−C1−4アルキルであり;ここで、各アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換され;Rが、
【化97】

であり、ここで、R〜Rが、Hである、請求項1の化合物。
【請求項20】
が、ハロ、−C1−6アルキルおよび−O−C1−6アルキルから独立して選択される1から4個のR基で必要に応じて置換される2−ピリジンであり、ここで、−C1−6アルキル中の該アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項19の化合物。
【請求項21】
が、ハロ、−O−C1−6アルキルおよび−O−C3−7シクロアルキルから独立して選択される1または2個のR基で置換された3−ピリジンであり、ここで、−O−C1−6アルキル中の該アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項19の化合物。
【請求項22】
が、ハロおよび−C1−6アルキルから独立して選択される1または2個のR基で必要に応じて置換されるピリジンであり、Rが、1つのハロ基で必要に応じて置換される、オキサゾールまたはピリジンである、請求項1の化合物。
【請求項23】
が、5−クロロ−3−メチル−2−ピリジンであり、Rが、2−オキサゾール、5−フルオロ−3−ピリジンまたは5−クロロ−3−ピリジンである、請求項22の化合物。
【請求項24】
が、ナフタレンであり、Rが、1つのハロ基で必要に応じて置換される、オキサゾールまたはピリジンである、請求項1の化合物。
【請求項25】
が、ナフタレン−1−イルまたはナフタレン−2−イルであり、Rが、2−オキサゾール、3−クロロ−5−ピリジンまたは3−フルオロ−5−ピリジンである、請求項24の化合物。
【請求項26】
が、1つのR基で必要に応じて置換されるナフタレンであり、Rが、
【化98】

であり、ここで、Rは、ハロまたは−O−C1−6アルキルであり;Rは、Hまたは−C1−6アルキルであり;Rは、H、ハロ、−C1−6アルキルまたは−O−C1−6アルキルであり;R、RおよびRは、Hであり;各アルキルは、1から5個のフルオロ原子で必要に応じて置換される、請求項1の化合物。
【請求項27】
が、ナフタレン−1−イルであり;Rが、ハロまたは−O−C1−6アルキルであり;Rが、Hまたは−C1−6アルキルであり;Rが、H、ハロ、−C1−6アルキルまたは−O−C1−6アルキルであり;R、RおよびRが、Hである、請求項26の化合物。
【請求項28】
Pがアミノ保護基を表している式:
【化99】

を有する、請求項1から27のいずれか1項の化合物の合成において有用な中間体。
【請求項29】
請求項1から27のいずれか1項の化合物および薬学的に許容され得るキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項30】
抗アルツハイマー剤、抗痙攣薬、抗うつ薬、抗パーキンソン剤、二重セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、非ステロイド性抗炎症剤、ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、オピオイドアゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、ナトリウムチャネル遮断薬、交感神経遮断薬およびそれらの組み合わせから選択される第2の治療薬をさらに含む、請求項29の薬学的組成物。
【請求項31】
治療において使用するための、請求項1から27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
疼痛障害、うつ病性障害、情動障害、注意欠陥多動性障害、認知障害、腹圧性尿失禁、慢性疲労症候群、肥満症、または閉経に関連する血管運動症状の処置において使用するための、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
前記疼痛障害が、神経因性疼痛または線維筋痛症である、請求項32に記載の化合物。

【公表番号】特表2012−524098(P2012−524098A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−506169(P2012−506169)
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/031070
【国際公開番号】WO2010/120910
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(500154711)セラヴァンス, インコーポレーテッド (129)
【Fターム(参考)】