説明

6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−カルボン酸アミドの誘導体

6,7-ジヒドロ-5H-イミダゾ[1,2-a]イミダゾール-3-カルボン酸アミドの誘導体はCAMとロイコインテグリンの相互作用に対する良好な抑制効果を示し、こうして炎症性疾患の治療に有益である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

I
の化合物又はその医薬上許される塩。
[式中、
R1 は-CN、-OCF3、ハロゲン、ヘテロアリール(必要によりハロゲン又は必要によりハロゲンで置換されていてもよいC1-3アルキルで置換されていてもよい)及びフェニル(必要によりハロゲンで置換されていてもよい)から選ばれ、
R2
(A) H、
(B) C1-3アルキル(必要により
a) C3-6シクロアルキル、
b) -OR9
c) -NR9R10
d) -SOR9
e) -SO2R9
f) -C(O)NH2
g) ヘテロアリール(必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよい)、
h) 複素環、
i) フェニル、
j) -CO2R9
k) -OPO(OH)2、及び
l) -OSO2(OH)
から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい)、
(C) C3-6シクロアルキル、
(D) ヘテロアリール、及び
(E) フェニル(必要によりハロゲン、-OR9、-CN又は-CF3で置換されていてもよい)
から選ばれ、
R3 はH又はC1-3アルキルであり、又は
R2 及びR3は、それらが結合されている炭素と一緒に、3〜7個の炭素原子の飽和炭化水素環を形成し、前記炭化水素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-S-、-S(O)-、-SO2-、-NC(O)R9-又は-NR9-により置換されていてもよく、
R4
(A) C1-5アルキル[下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されている
a) -CF3
b) -C(O)OR9
c) -C(O)NR9R10
d) -C(S)NR9R10
e) -NR9R10
f) -N(R9)C(O)R10
g) -C(O)NH(CH2)2O(CH2)2OH、
h) -OR9
i) フェニル(必要によりハロゲン、-NR9R10、-OR9、C3-5シクロアルキル又はC1-5アルキルで置換されていてもよく、前記C1-5アルキルは必要により-F、-NR9R10 又は-OR9で置換されていてもよい)、
j) ヘテロアリール(必要によりハロゲン、-NR9R10、-OR9、C3-5シクロアルキル又はC1-5アルキルで置換されていてもよく、前記C1-5アルキルは必要により-F、-NR9R10 又は-OR9で置換されていてもよい)、
k) -SO2NR9R10
l) -SO2R9、及び
m) -SO2Het(式中、Het は複素環及びヘテロアリールから選ばれる)]、
(B) C3-6シクロアルキル[下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されている
a) -C(O)OR9
b) -C(O)NR9R10
c) -C(S)NR9R10
d) -OR9
e) フェニル(必要によりハロゲン、-NR9R10、-OR9、C3-5シクロアルキル又はC1-5アルキルで置換されていてもよく、前記C1-5アルキルは必要により-F、-CF3、-NR9R10 又は-OR9で置換されていてもよい)、及び
f) ヘテロアリール(必要により
1) -NR9R10
2) -NHC(O)R9
3) -NHSO2R9
4) -OR9
5) -C1-2アルキルNR9R10
6) -C1-2アルキルNR10(CO)NR9R10
7) -C1-2アルキルNR10(CO)R9
8) -C1-2アルキルOR9
9) -C1-2アルキルNHSO2R9
10) -CO2R9
11) -COCH3
12) ハロゲン、
13) -SO2R9
14) -C3-5シクロアルキル、
15) -シアノ及び
16) C1-5アルキル(前記C1-5アルキルは必要によりハロゲン、-CF3、-NR9R10 又は-OR9で置換されていてもよい)
で置換されていてもよい)]、
(C) ヘテロアリール[必要により下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい
a) -R9 (必要によりハロゲン又は-OHで置換されていてもよい)、
b) -CF3
c) -OR9
d) -NR9R10
e) ハロゲン、
f) -C(O)NR9R10
g) -C(O)NH(CH2)2OH、
h) -C1-3アルキルNR9R10]、
(D) -C0-5アルキル複素環(その複素環は必要により-C(O)CH3、オキソ、又は-C1-3C(S)NH2で置換されていてもよい)
から選ばれ、
R5 はH、C1-3アルキル、-(CH2)2OH 及び-(CH2)2OCH3から選ばれ、又は
R4 及びR5 は3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、かつ
a) 前記複素環中の1個又は2個の炭素原子がR8 で一置換又は二置換されており、かつb) 前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-S-、-S(O)-、-SO2-又は-NC(O)CH3-により置換されていてもよく、
R6 はH又はハロゲンであり、
R7 はハロゲン又は-CF3であり、
R8 はC1-3アルキル、ハロゲン、-OH、-CH2OH、-C(O)R9、-SO2R9、-C(O)CH2CO2R9、-NR9R10、-C(O)NR9R10、-CN、-C(O)OR9、-N(R9)C(O)R10、複素環及びヘテロアリールから選ばれ、前記複素環及びヘテロアリールが必要によりC1-4アルキル、-OH又は-CF3で置換されていてもよく、
R9 はH又はC1-5アルキルもしくはC3-4シクロアルキルであり、そのC1-5アルキルが必要により-OHで置換されていてもよく、
R10 は-Hもしくは-CH3であり、又は
R9 及びR10 は3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-OH で一置換されていてもよく、又は前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-NH-、-NCH3-、又は-NC(O)CH3-により置換されていてもよい]
【請求項2】
R1 が-CN、-OCF3、-CF3、-Cl、-Br並びにフェニル、ピリミジニル及びトリアゾリルから選ばれ、前記フェニル環が必要により-Fで置換されていてもよく、
R2
(A) H、
(B) C1-2アルキル(必要により下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい
a) -OR9
b) -S(O)R9
c) -SO2R9
d) -C(O)NH2
e) -CO2R9
f) -OPO(OH)2
g) -OSO2(OH)、
h) トリアゾリル、
i) 必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよいイミダゾリル、及び
j) -NR9R10
から選ばれ、
R3 がHもしくは-CH3であり、又は
R2 及びR3は、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素環を形成し、前記炭化水素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-SO2-、-NC(O)R9- 又は-NR9-により置換されていてもよく、
R4
(A) C1-5アルキル(下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されている
a) -CF3
b) -C(O)OR9
c) -C(O)NR9R10
d) -C(S)NH2
e) -NR9R10
f) -N(R9)C(O)R10
g) -C(O)NH(CH2)2O(CH2)2OH、
h) -OR9
i) フェニル、及び
j) 必要により-OHで置換されていてもよい、ヘテロアリール)
(B) C3-5シクロアルキル[下記の中から選ばれた1個の基で置換されている
a) -C(O)OR9
b) -C(O)NR9R10
c) -C(S)NR9R10、及び
d) ヘテロアリール(必要により
1) -NR9R10
2) -NHC(O)R9
3) -NHSO2R9
4) -OR9
5) -C1-2アルキルNR9R10
6) -C1-2アルキルNR10(CO)NR9R10
7) -C1-2アルキルNR10(CO)R9
8) -C1-2アルキルOR9
9) -C1-2アルキルNHSO2R9
10) -CO2R9
11) -COCH3
12) ハロゲン、
13) -SO2R9
14) 必要によりハロゲンで置換されていてもよい-C1-2アルキル、
15) -シアノ及び
16) -C3-5シクロアルキル
で置換されていてもよい)]
(C) ヘテロアリール(必要により下記の中から選ばれた1〜2個の基で置換されていてもよい
a) 必要によりハロゲン又は-OHで置換されていてもよい-R9
b) -C(O)NR9R10
c) -C(O)NH(CH2)2OH、
d) -NR9R10
e) -C1-3アルキルNR9R10、及び
f) ハロゲン)
(D) -C0-5アルキル複素環(その複素環は必要により-C(O)CH3、オキソ、又は-C1-3C(S)NH2で置換されていてもよい)
から選ばれ、
R5 がH、及びC1-3アルキルから選ばれ、又は
R4 及びR5 が3〜5個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、かつ
a)前記複素環中の1個又は2個の炭素原子がR8で一置換又は二置換されており、かつ
b)前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-NC(O)CH3-により置換されていてもよく、
R6 がH、-F又は-Clであり、
R7 が-Clであり、
R8 が-CH3、-F、-OH、-CH2OH、-SO2CH3、-N(CH3)2、-C(O)NR9R10、-C(O)CH2CO2Et、-CN、-C(O)OR9、-N(R9)C(O)R10、複素環及びヘテロアリールから選ばれ、前記ヘテロアリールが必要によりC1-4アルキル又は-OHで置換されていてもよく、
R9 がH、C1-5アルキル又はC3-4シクロアルキルであり、そのC1-5アルキルが必要により-OHで置換されていてもよく、かつ
R10 がH又は-CH3であり、又は
R9 及びR10 が3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-OHで一置換されていてもよく、又は前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-NCH3-又は-NC(O)CH3-により置換されていてもよい、請求項1記載の化合物又はその医薬上許される塩。
【請求項3】
R1 が-CN、-OCF3、-CF3、-Cl、-Br、フェニル、ピリミジニル及びトリアゾリルから選ばれ、前記フェニル環が必要により-Fで置換されていてもよく、
R2
(A) H、
(B) C1-2アルキル(必要により下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい
a) -OH、
b) -OCH3
c) -S(O)R9
d) -SO2R9
e) -C(O)NH2
f) -CO2R9
g) -OPO(OH)2
h) -OSO2(OH)、
i) トリアゾリル、
j) 必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよいイミダゾリル、及び
k) -NR9R10
から選ばれ、
R3 がHもしくは-CH3であり、又は
R2 及びR3は、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素環を形成し、前記炭化水素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-SO2-、-NC(O)R9-又は-NR9-により置換されていてもよく、
R4
(A) C1-3アルキル(下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されている
a) -CF3
b) -C(O)OR9
c) -C(O)NH2
d) -C(S)NH2
e) -NHC(O)CH3
f) -OR9
g)フェニル、及び
h)必要により-OHで置換されていてもよいヘテロアリール)
(B) C3-5シクロアルキル[下記の中から選ばれた1個の基で置換されている
a) -CO2CH3
b) -CONH2
c) -CSNH2、及び
d) ヘテロアリール(必要により
1) -NR9R10
2) -NHC(O)R9
3) -NHSO2R9
4) -OR9
5) -C1-2アルキルNR9R10
6) -C1-2アルキルNR10(CO)NR9R10
7) -C1-2アルキルNR10(CO)R9
8) -C1-2アルキルOR9
9) -C1-2アルキルNHSO2R9
10) -CO2R9
11) -COCH3
12) ハロゲン、
13) -SO2R9
14) 必要によりハロゲンで置換されていてもよい-C1-2アルキル、
15) -シアノ及び
16) -C3-5シクロアルキル
で置換されていてもよい)]
(C) ヘテロアリール(必要により下記の中から選ばれた1〜2個の基で置換されていてもよい
a) 必要により-F又は-OHで置換されていてもよい-R9
b) -C(O)NR9R10
c) -C(O)NH(CH2)2OH、
d) -NR9R10
e) -C1-3アルキルNR9R10、及び
f) ハロゲン)、
(D) -C0-3アルキル複素環(その複素環は必要により-C(O)CH3又はオキソで置換されていてもよい)
から選ばれ、
R5がH、及び-CH3から選ばれ、又は
R4 及びR5 が3〜5個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、かつ
a) 前記複素環中の1個又は2個の炭素原子がR8 で一置換又は二置換されており、かつ
b) 前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-NC(O)CH3-により置換されていてもよく、
R6 がH、-F又は-Clであり、
R7 が-Clであり、
R8 が-CH3、-F、-OH、-CH2OH、-SO2CH3、-N(CH3)2、-C(O)NH2、-C(O)N(CH3)2、-CN、-C(O)OR9、-N(R9)C(O)CH3、複素環及びヘテロアリールから選ばれ、前記ヘテロアリールが必要によりC1-4アルキル又は-OHで置換されていてもよく、
R9 がH、C1-4アルキル又はC3-4シクロアルキルであり、そのC1-4アルキルが必要により-OHで置換されていてもよく、かつ
R10 がHもしくは-CH3であり、又は
R9 及びR10 が3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-OHで一置換されていてもよく、又は前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-もしくは-NCH3-により置換されていてもよい、請求項1記載の化合物又はその医薬上許される塩。
【請求項4】
R1 が-CN、-OCF3、-CF3、-Cl、フェニル、ピリミジニル及びトリアゾリルから選ばれ、
R2
(A) C1-2アルキル(必要により下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい
a) -OH、
b) -OCH3
c) -S(O)R9
d) -SO2R9
e) -C(O)NH2
f) -CO2R9
g) -OPO(OH)2
h) -OSO2(OH)、
i) トリアゾリル、
j) 必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよいイミダゾリル、及び
k) -NR9R10
から選ばれ、
R3 がHであり、又は
R2 及びR3 は、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素環を形成し、前記炭化水素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-SO2- 又は-NC(O)R9-により置換されていてもよく、
R4
(A) C2-3アルキル(ピリジニル、トリアゾリル、又はピロロピリジニルで置換されている)、及び
(B) C3-5シクロアルキル[下記の中から選ばれた基で置換されている
a) -C(O)NH2
b) ピリジニル(必要により下記の基で置換されていてもよい
1) -NR9R10
2) -NHC(O)R9
3) -NHSO2R9
4) -OR9
5) -C1-2アルキルNR9R10
6) -C1-2アルキルNR10(CO)NR9R10
7) -C1-2アルキルNR10(CO)R9
8) -C1-2アルキルOR9
9) -C1-2アルキルNHSO2R9
10) -CO2R9
11) -COCH3
12) ハロゲン、
13) -SO2R9
14) 必要によりハロゲンで置換されていてもよい-C1-2アルキル、及び
15) -シアノ)、
c) オキサジアゾリル(必要により-NR9R10、又はR9 (R9 は必要により-F又は-OHで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
d) 必要によりR9 又は-CF3で置換されていてもよいイミダゾリル、
e) 必要によりR9で置換されていてもよいトリアゾリル、
f) 必要によりR9又は-CONH2で置換されていてもよいオキサゾリル、
g) 必要によりR9で置換されていてもよいチアゾリル、
h) チアジアゾリル、
i) 必要により-NR9R10で置換されていてもよいピリミジニル、
j) ピリドピリミジニル、
k) 必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよいピラジニル、
l) 必要によりC1-3アルキルNR9R10で置換されていてもよいピリダジニル、
m) ナフチリジニル、
n) 必要によりハロゲンで置換されていてもよいキナゾリニル、
o) ピロロピリジン-6-イル、
p) キノリニル、
q) -NH2で一置換又は二置換されたトリアジニル、
r) オキサゾロピリジニル、
s) ベンゾオキサゾリル、
t) テトラゾリル、及び
u) イソオキサゾリル)]
から選ばれ、
R5 がHであり、又は
R4 及びR5 が3〜5個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって、複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子がR8で一置換又は二置換されており、
R6 がH又は-Fであり、
R7 が-Clであり、
R8 が-F、-OH、-CH2OH、-NHC(O)CH3、-C(O)NH2、-CN、-CO2Et、-CO2H、3-ヒドロキシ-1H-ピラゾール-5-イル、5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル、5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-チアジアゾール-3-イル及びテトラゾリルから選ばれ、前記テトラゾリルが必要によりC1-4アルキルで置換されていてもよく、
R9 がH、C1-4アルキル又はC3-4シクロアルキルであり、かつ
R10 がHもしくは-CH3であり、又は
R9 及びR10 が3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-OHで一置換されていてもよく、又は前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-により置換されていてもよい、請求項1記載の化合物又はその医薬上許される塩。
【請求項5】
R1 が-CN 及び-OCF3、-CF3、ピリミジン-5-イル又はトリアゾリルから選ばれ、
R2
(A) C1-2アルキル[必要により下記の中から選ばれた1個又は2個の基で置換されていてもよい
a) -OH、
b) -OCH3
c) -SO2R9
d) -C(O)NH2
e) -CO2R9、及び
f) -OPO(OH)2
g) -OSO2(OH)、並びに
h) ヘテロアリール(トリアゾール-2-イル又はイミダゾール-4-イルから選ばれ、そのイミダゾール-4-イルは必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよい)]
から選ばれ、
R3 がHであり、又は
R2 及びR3は、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素環を形成し、かつ前記炭化水素環中の1個の炭素原子が必要により-O-、-SO2-、又は-NC(O)R9-により置換されていてもよく、
R4
(A) ピリジン-2-イルで置換されたC2アルキル、及び
(B) シクロプロピル[下記の中から選ばれた1個の基で置換されている
a) -C(O)NH2
b) ピリジン-2-イル(必要により下記の基で置換されていてもよい
1) -NR9R10
2) -NHC(O)R9
3) -OR9
4) -C1-2アルキルNR9R10
5) -C1-2アルキルNR10(CO)NR9R10
6) -C1-2アルキルNR10(CO)R9
7) -C1-2アルキルOR9
8) -CO2R9
9) -COCH3
10) ハロゲン、
11) -C1-2アルキルNHSO2R9
12) -SO2R9
13) -C1-2アルキル)、
c) 1,2,4-オキサジアゾリル(R9、-CHF2、C1-2アルキルOH又は -NR9R10で置換されている)、
d) 必要によりR9又は-CF3で置換されていてもよいイミダゾリル、
e) 必要によりR9で置換されていてもよい1,2,4-トリアゾール-3-イル、
f) 必要によりR9又は-CONH2で置換されていてもよいオキサゾリル、
g) 必要によりR9で置換されていてもよいチアゾール-2-イル、
h) 必要により-CH3で置換されていてもよいチアゾール-4-イル、
i) 1,3,4-チアジアゾール-2-イル、
j) 必要により-NH2で置換されていてもよいピリミジニル、
k) ピリド[2,3-d]ピリミジン-2-イル、
l) 必要によりC1-2アルキルで置換されていてもよいピラジン-2-イル、
m) ピリダジン-3-イル、
n) ナフチリジン-2-イル、
o) 必要によりハロゲンで置換されていてもよいキナゾリン-2-イル、
p) 1H-ピロロ[2,3-β]ピリジン-6-イル、
q) キノリン-2-イル、
r) オキサゾロピリジン-2-イル、及び
s) ベンゾオキサゾール-2-イル]
から選ばれ、
R5 がHであり、又は
R4 及びR5 が3〜5個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、かつ前記複素環中の1個の炭素原子がR8で一置換又は二置換されており、
R6 がH又はFであり、
R7 がClであり、
R8 が-F、-OH、-NHC(O)CH3、-C(O)NH2、-CN、-CO2H、5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル、及びテトラゾリルから選ばれ、テトラゾリルが必要によりC1-4アルキルで置換されていてもよく、
R9 がH、C1-4アルキル又はC3-4シクロアルキルであり、かつ
R10 がHもしくは-CH3であり、又は
R9 及びR10 が3〜6個の炭素原子の飽和炭化水素ブリッジを構成し、これはそれらが結合されているNと一緒になって複素環を形成し、前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-OHで一置換されていてもよく、又は前記複素環中の1個の炭素原子が必要により-O-により置換されていてもよい、請求項1記載の化合物又はその医薬上許される塩。
【請求項6】
R1 が-CN 及び-OCF3 又はピリミジン-5-イルから選ばれ、
R2
(A) C1-2アルキル(必要により下記の中から選ばれた1個の基で置換されていてもよい
a) -OH、
b) -CO2H、
c) -CONH2
d) -OPO(OH)2 及び
e) -OSO2(OH))
から選ばれ、
R3 がHであり、又は
R2 及びR3は、それらが結合されている炭素と一緒になって、シクロプロピル環又はシクロヘキシル環を形成し、前記シクロヘキシル環中の1個の炭素原子が-NC(O)R9- 又は-SO2-で置換されており、
R4 がシクロプロピル[下記の中から選ばれた1個の基で置換されている
(A) ピリジン-2-イル(必要により下記の基で置換されていてもよい
a) -NHC(O)R9
b) -CH2NH2
c) -CH2NHC(O)R9
d) -CH2NHSO2R9
e) -CO2H、
f) -NR9R10、又は
g) -OR9)、
(B) ピリダジン-3-イル、
(C) ピリミジン-2-イル、
(D) ナフチリジン-2-イル、
(E) 必要により塩素で置換されていてもよいキナゾリン-2-イル、
(F) 1H-ピロロ[2,3-β]ピリジン-6-イル、
(G) 2-イソプロピル-オキサゾール-4-イル、
(H) 1-イソプロピル-1H-イミダゾール-4-イル、又は
(I) チアゾール-2-イル]
であり、
R5 がHであり、
R6 がH又はFであり、
R7 がClであり、
R9 がH、-CH3 又はシクロプロピルであり、
R10 がH又は-CH3である、請求項1記載の化合物又はその医薬上許される塩。
【請求項7】
下記の表に示される、請求項1記載の化合物又は以上の化合物のいずれかの医薬上許される塩。
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

【化29】

【化30】

【請求項8】
下記の表に示される、請求項1記載の化合物又は以上の化合物のいずれかの医薬上許される塩。
【化31】


【化32】

【化33】

【化34】

【化35】

【化36】

【化37】

【請求項9】
請求項1記載の化合物及び少なくとも一種の医薬上許される担体又はアジュバントを含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項10】
薬物としての使用のための請求項1記載の化合物。
【請求項11】
炎症又は炎症性症状の治療のための薬物としての使用のための請求項1記載の化合物。
【請求項12】
成人呼吸困難症候群、ショック、酸素毒性、敗血症に二次的な多発性器官損傷症候群、トラウマに二次的な多発性器官損傷症候群、心肺バイパスのための組織の再潅流障害、心筋梗塞、急性腎炎、脈管炎、反応性関節炎、急性炎症成分による皮膚病、卒中、熱損傷、血液透析、白血球搬出、壊死性全腸炎又は顆粒球輸注関連症候群、乾癬、器官/組織移植片拒絶、移植片対宿主反応、自己免疫疾患、レイノー症候群、自己免疫甲状腺炎、皮膚炎、多発性硬化症、慢性関節リウマチ、インスリン依存性真性糖尿病、ブドウ膜炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎もしくは全身性エリテマトーデス又は喘息の治療のための薬物としての使用のための請求項1記載の化合物。

【公表番号】特表2011−505359(P2011−505359A)
【公表日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536067(P2010−536067)
【出願日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/084149
【国際公開番号】WO2009/070485
【国際公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】