説明

CHK−1阻害剤としての6置換2−ヘテロシクリルアミノピラジン化合物

本発明は、式(I)の化合物および薬学的に許容できるその塩、それらの合成、ならびにCHK−1阻害剤としてのそれらの使用を対象とする。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[式中、
nは、0、1または2であり、
Aは、構造
【化2】

を有し、Aは1〜6個のRでさらに置換されていてもよく、
、X、X、XおよびXは、1〜4個の窒素環原子を有する5員のヘテロアリールを形成し、
、X、X、XおよびXは、1〜4個の窒素環原子を有する5員のヘテロアリールを形成し、
はNまたはCであり、Xは、N、NHまたはCHであり、XはNであり、XおよびXのそれぞれは、独立に、NまたはCであり、XおよびXのそれぞれは、独立に、N、NHまたはCHであり、
Bは、XおよびXと一緒になって、フェニル、5〜6員のヘテロアリール、5〜6員のヘテロシクリル、C〜CシクロアルキルおよびC〜Cシクロアルケニルから選択される環を形成し、前記5〜6員のヘテロアリールおよび5〜6員のヘテロシクリルのそれぞれは、N、OおよびSから選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、
およびRのそれぞれは、水素、フッ素、塩素、−CN、−OR、−N(R、ならびにフッ素、塩素および−CNから選択される1〜6個の基で置換されていてもよいC〜Cアルキルから独立に選択され、
は、−オキソ−およびRからなる群から独立に選択される1〜6個の任意選択の置換基を表し、
同じ環原子に結合した2個のRは、結合している環原子と一緒になって、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニルおよび3〜6員のヘテロシクリルから選択される環を形成していてもよく、前記C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニルおよび3〜6員のヘテロシクリルのそれぞれは、−オキソ−およびRから選択される1〜5個の基でさらに置換されていてもよく、
2個の隣接する環原子に結合した2個のRは、結合している環原子と一緒になって、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、3〜6員のヘテロシクリル、フェニルおよび5〜6員のヘテロアリールから選択される縮合環を形成していてもよく、前記C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、3〜6員のヘテロシクリル、フェニルおよび5〜6員のヘテロアリールは、オキソおよびRから選択される1〜5個の基でさらに置換されていてもよく、
間に少なくとも1個の環原子がある2個の異なる環原子に結合した2個のRは、C〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレン、または
【化3】

からなる群から選択されるジラジカルを形成していてもよく、そのようなC〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレンおよびジラジカルは、アゼチジニル(nが0である場合)、ピロリジニル(nが1である場合)またはピペリジニル(nが2である場合)と一緒になって二環式架橋環系を形成し、前記二環式架橋環系は、計6〜9個の環原子を有し、前記環原子のうち1〜3個は、O、NおよびSから選択され、前記C〜Cアルキレンまたは1〜4員のヘテロアルキレンは、−オキソ−およびRから選択される1〜5個の基でさらに置換されていてもよく、
各Rは、独立に、Rであり、
各Rは、(a)フッ素、塩素および−CN、(b)C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニル(そのそれぞれは、フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよい)、(c)C〜Cシクロアルキル、−L−(C〜Cシクロアルキル)、4〜6員のヘテロシクリル、−L−(4〜6員のヘテロシクリル)、フェニル、−L−フェニル、5〜6員のヘテロアリール、−L−(5〜6員のヘテロアリール)、C〜Cシクロアルケニル、−L−(C〜Cシクロアルケニル)(ここで、各C〜Cシクロアルキル、フェニル、5〜6員のヘテロアリール、4〜6員のヘテロシクリルおよびC〜Cシクロアルケニルは、1〜6個のRでさらに独立に置換されていてもよい)、(d)−N(R、−L−N(R;(e)−OR、−L−OR;(f)−O−L−N(R、−N(R)−L−OR、−L−O−L−N(R、−L−N(R)−L−OR;(g)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−L−C(O)R、−L−C(O)OR、−L−C(O)N(R;(h)−N(R)−(L)−C(O)R、−N(R)−(L)−C(O)OR、−N(R)−(L)−C(O)N(R、−L−N(R)−(L)−C(O)R、−L−N(R)−(L)−C(O)OR、−L−N(R)−(L)−C(O)N(R;(i)−O−(L)−C(O)R、−O−(L)−C(O)N(R、−O−(L)−C(O)O−R、−L−O−(L)−C(O)R、−L−O−(L)−C(O)N(R−L−O−(L)−C(O)O−R;(j)−S(O)、−S(O)OR、−S(O)N(R、−L−S(O)、−L−S(O)OR、−L−S(O)N(R;(k)−O−(L)−S(O)、)−O−(L)−S(O)O−R、−O−(L)−S(O)N(R、−L−O−(L)−S(O)、−L−O−(L)−S(O)O−Ra、)−L−O−(L)−S(O)N(R;(l)−N(R)−(L)−S(O)、−N(R)−(L)−S(O)O−R、−N(R)−(L)−S(O)N(R、−L−N(R)−(L)−S(O)、−L−N(R)−(L)−S(O)O−Ra、)−L−N(R)−(L)−S(O)N(R;および(m)−C(R)=N−CN、−L−C(R)=N−CNからなる群から独立に選択され、
各Rは、(a)水素、C〜CアルキルおよびC〜Cペルフルオロアルキル、(b)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキル、(c)C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニル(そのそれぞれは、フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜3個の基によってさらに置換されていてもよい)、(d)−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−フェニル、−(C〜Cアルキレン)−(5〜6員のヘテロアリール)、−(C〜Cアルキレン)−(4〜6員のヘテロシクリル)、−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルケニル)(ここで、各C〜Cアルキレンは、フッ素、塩素および−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、前記C〜Cシクロアルキル、フェニル、5〜6員のヘテロアリール、4〜6員のヘテロシクリルおよびC〜Cシクロアケニルのそれぞれは、1〜3個のRでさらに独立に置換されていてもよい)からなる群から独立に選択されるか、
または、同じ窒素に連結した2個のRは、3〜10員のヘテロシクリルまたは5〜10員のヘテロアリールを形成し、前記3〜10員のヘテロシクリルおよび前記5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRでさらに置換されていてもよく、
各Lは、独立に、C〜Cアルキレン、C〜CアルケニレンまたはC〜Cアルキニレンであり、各Lは、フッ素、塩素、OHおよび−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、
各R、R、RおよびRは、
(i)フッ素、塩素、−CN、−OR、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニルおよび−N(R、(ii)フッ素、塩素、−CN、−OR、および−N(R)から選択される1〜2個の基でさらに置換されているC〜Cアルキル、(iii)−C(O)−R、−C(O)OR、−C(O)−N(R;(iv)−N(R)−C(O)−R、−N(R)−C(O)OR、−N(R)−C(O)−N(R;(v)−O−C(O)−R、−O−C(O)OR、−O−C(O)−N(R;(vi)−S(O)−R、−S(O)−O−R−S(O)−N(R;(vii)−N(R)−S(O)−R、−N(R)−S(O)−O−R、−N(R)−S(O)−N(R;および(viii)−O−S(O)−R、−O−S(O)−O−R−O−S(O)−N(Rからなる群から独立に選択され、
各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ならびにフッ素、塩素およびCNから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、
各pは、独立に、0または1である]
または薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
化合物が式II
【化4】

を有する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項3】
nが1であり、化合物が式IV
【化5】

を有する、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項4】
Aが、
【化6】

からなる群から選択されるヘテロアリールであり、Aは、1〜5個のRでさらに置換されていてもよく、
およびRのそれぞれが、水素、フッ素、塩素、−CN、−OR、−N(R、ならびにフッ素、塩素および−CNから選択される1〜6個の基で置換されていてもよいC〜Cアルキルから独立に選択され、
が、−オキソ−およびRからなる群から独立に選択される1〜6個の任意選択の置換基を表し、
各Rが、独立に、Rであり、
各Rが、(a)フッ素、塩素および−CN、(b)フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよいC〜Cアルキル、(c)C〜Cシクロアルキル、−L−(C〜Cシクロアルキル)、4〜6員のヘテロシクリル、−L−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクリルは、1〜6個のRでさらに独立に置換されていてもよい)、(d)−N(R、−L−N(R、(e)−OR、−L−OR、ならびに(g)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−L−C(O)R、−L−C(O)OR、−L−C(O)N(Rからなる群から独立に選択され、
各Rが、(a)水素、C〜CアルキルおよびC〜Cペルフルオロアルキル、(b)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキル、(d)−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cアルキレンは、フッ素、塩素および−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、前記C〜Cシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクリルのそれぞれは、1〜3個のRでさらに独立に置換されていてもよい)からなる群から独立に選択されるか、
または、同じ窒素に連結した2個のRが、3〜10員のヘテロシクリルまたは5〜10員のヘテロアリールを形成し、前記3〜10員のヘテロシクリルおよび前記5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRでさらに置換されていてもよく、
各Lが、独立に、フッ素、塩素、OHおよび−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
各R、R、RおよびRが、
(i)フッ素、塩素、−CN、−OR、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニルおよび−N(R、(ii)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基でさらに置換されているC〜Cアルキル、(iii)−C(O)−R、−C(O)OR、−C(O)−N(R
からなる群から独立に選択され、
各Rが、水素、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ならびにフッ素、塩素およびCNから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される、
請求項1から3のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項5】
が水素である、請求項1から4のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項6】
nが1または2であり、
Aが、
【化7】

からなる群から選択されるヘテロアリールであり、Aは、1〜5個のRでさらに置換されていてもよく、
が水素であり、
が、水素、フッ素、塩素、−CN、−ORおよびC〜Cアルキルから選択され、
が、−オキソ−およびRからなる群から独立に選択される1〜6個の任意選択の置換基を表し、さらにまた、nが2である場合、間に少なくとも1個の環原子がある2個の異なる環原子に結合した2個のRは、C〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレン、または
【化8】

からなる群から選択されるジラジカルを形成していてもよく、そのようなC〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレンおよびジラジカルは、ピペリジニル(nが2である場合)と一緒になって二環式架橋環系を形成し、前記二環式架橋環系は、計6〜9個の環原子を有し、前記環原子のうち1〜3個は、O、NおよびSから選択され、前記C〜Cアルキレンまたは1〜4員のヘテロアルキレンは、−オキソ−およびRから選択される1〜5個の基でさらに置換されていてもよく、
各Rが、独立に、Rであり、
各Rが、(a)フッ素、塩素および−CN、(b)C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニル(そのそれぞれは、フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよい)、(c)C〜Cシクロアルキル、−L−(C〜Cシクロアルキル)、4〜6員のヘテロシクリル、−L−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクリルは、1〜6個のRでさらに置換されていてもよい)、(d)−N(R、−L−N(R、(e)−OR、−L−OR、ならびに(f)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−L−C(O)R、−L−C(O)OR、−L−C(O)N(Rからなる群から独立に選択され、
各Rが、(a)水素、C〜CアルキルおよびC〜Cペルフルオロアルキル、ならびに(b)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキル、(c)−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cアルキレンは、フッ素、塩素および−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、前記C〜Cシクロアルキル、4〜6員のヘテロシクリルのそれぞれは、1〜3個のRでさらに独立に置換されていてもよい)からなる群から独立に選択されるか、
または、同じ窒素に連結した2個のRが、3〜10員のヘテロシクリルまたは5〜10員のヘテロアリールを形成し、前記3〜10員のヘテロシクリルおよび前記5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRでさらに置換されていてもよく、
各Lが、独立に、C〜Cアルキレンであり、各Lは、フッ素、塩素、OHおよび−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、
各R、R、RおよびRが、
(i)フッ素、塩素、−CN、−OR、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキルおよび−N(R、(ii)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基でさらに置換されているC〜Cアルキル
からなる群から独立に選択され、
各Rが、水素、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ならびにフッ素、塩素およびCNから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、
各pが、独立に、0または1である、
請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項7】
nが1または2であり、
Aが、
【化9】

からなる群から選択されるヘテロアリールであり、Aは、1〜5個のRでさらに置換されていてもよく、
が水素であり、
が、水素、フッ素、塩素、−CN、−ORおよびC〜Cアルキルから選択され、
が、−オキソ−およびRからなる群から独立に選択される1〜6個の任意選択の置換基を表し、
各Rが、独立に、Rであり、
各Rが、(a)フッ素、塩素および−CN、(b)フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよいC〜Cアルキル、(c)C〜Cシクロアルキル、−L−(C〜Cシクロアルキル)、4〜6員のヘテロシクリル、−L−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクリルは、1〜6個のRでさらに置換されていてもよい)、(d)−OR、−L−OR、ならびに(e)−C(O)N(R、−L−C(O)N(Rからなる群から独立に選択され、
各Rが、(a)水素、C〜CアルキルおよびC〜Cペルフルオロアルキル、ならびに(b)フッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキル、(c)−(C〜Cアルキレン)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−(4〜6員のヘテロシクリル)(ここで、各C〜Cアルキレンは、フッ素、塩素および−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、前記C〜Cシクロアルキル、4〜6員のヘテロシクリルのそれぞれは、1〜3個のRでさらに独立に置換されていてもよい)からなる群から独立に選択されるか、
または、同じ窒素に連結した2個のRが、3〜10員のヘテロシクリルまたは5〜10員のヘテロアリールを形成し、前記3〜10員のヘテロシクリルおよび前記5〜10員のヘテロアリールは、1〜3個のRでさらに置換されていてもよく、
各Lが、独立に、C〜Cアルキレンであり、各Lは、フッ素、塩素、OHおよび−CNから選択される1〜3個の基でさらに置換されていてもよく、
各R、R、RおよびRが、
(i)フッ素、塩素、−CN、−ORおよびC〜Cアルキル、(ii)フッ素、塩素および−CNから選択される1〜2個の基でさらに置換されているC〜Cアルキル
からなる群から独立に選択され、
各Rが、水素およびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、
各pが、独立に、0または1である、
請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項8】
が水素であり、Rが水素である、請求項1から7のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項9】
Aが、
(a)フッ素、塩素および−CN、ならびに
(b)フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよいC〜Cアルキル
からなる群から選択される1〜3個のRでさらに置換されている、請求項1から7のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項10】
各Rが、水素、C〜Cアルキル、C〜Cペルフルオロアルキル、ならびにフッ素、塩素、−CN、−ORおよび−N(Rから選択される1〜2個の基によってさらに置換されているC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される、請求項1から9のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項11】
各Lが−C〜Cアルキレンであり、Lはさらに置換されていてもよい、請求項1から5のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項12】
各R、R、RおよびRが、フッ素、塩素、−CNおよびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される、請求項1から11のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項13】
各Rが、水素およびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される、請求項1から12のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項14】
各Rが、−オキソ−、フッ素、塩素、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシおよびCFからなる群から独立に選択される、請求項1から13のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項15】
各Rが、−オキソ−、ならびに
(a)フッ素、塩素および−CN、
(b)C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニル(そのそれぞれは、フッ素、塩素およびCNから選択される1〜6個の基でさらに置換されていてもよい)
からなる群から独立に選択され、
さらにまた、間に少なくとも1個の環原子がある2個の異なる環原子に結合した2個のRが、C〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレン、または
【化10】

からなる群から選択されるジラジカルを形成していてもよく、そのようなC〜Cアルキレン、2〜4員のヘテロアルキレンおよびジラジカルは、アゼチジニル(nが0である場合)、ピロリジニル(nが1である場合)またはピペリジニル(nが2である場合)と一緒になって二環式架橋環系を形成し、前記二環式架橋環系は、計6〜9個の環原子を有し、前記環原子のうち1〜3個は、O、NおよびSから選択され、前記C〜Cアルキレンまたは1〜4員のヘテロアルキレンは、−オキソ−およびRから選択される1〜5個の基でさらに置換されていてもよい、
請求項1から14のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項16】
各pが0である、請求項1から15のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項17】
各pが1である、請求項1から15のいずれかに記載の化合物または塩。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物または塩と薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項19】
癌の治療用の薬剤の調製のための、請求項1に記載の化合物または塩の使用。

【公表番号】特表2011−530500(P2011−530500A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521675(P2011−521675)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【国際出願番号】PCT/IB2009/053389
【国際公開番号】WO2010/016005
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】