説明

CRSPタンパク質、それらをコードする核酸分子およびその用途

【課題】 多細胞生物体の細胞の形成、分化および維持に関与するタンパク質を提供。
【解決手段】 システインに富む分泌性タンパク質(Cysteine-Rich Secreted Proteins)
と称される分泌性タンパク質およびそれをコードする核酸分子、並びにそれらの使用が、提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)配列番号5のアミノ酸残基20〜244のアミノ酸配列の天然の対立遺伝子変異体を含んでなるポリペプチドをコードする核酸であって、50〜65℃における0.2×SSC,0.1%SDSのストリンジェントな洗浄条件下で配列番号6の相補体にハイブリダイズする核酸、
b)a)の相補体であるヌクレオチド配列を含んでなる核酸、ならびに
c)i)a)の核酸、
ii)b)の核酸、および
iii)配列番号6の全長に亙り、配列番号6に少なくとも80%ヌクレオチド同一性を有するヌクレオチド配列の500個のヌクレオチドを含んでなり、かつ、細胞のシグナル伝達または細胞の増殖を調節するポリペプチドをコードする核酸、
からなる群より選ばれる核酸を含んでなる組換え真核細胞発現ベクター、
からなる群より選ばれる単離された核酸分子。
【請求項2】
単離された核酸分子が、異種ポリペプチドをコードする核酸配列をさらに含んでなる請求項1記載の単離された核酸分子。
【請求項3】
請求項1のc)に記載の組換え真核細胞発現ベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項4】
請求項1に記載の核酸分子を含んでなる非ヒト宿主細胞。
【請求項5】
組換え発現ベクターが発現され、かつ、ポリペプチドが生産される条件下で請求項4に記載の宿主細胞を培養することを含んでなるポリペプチドの生産方法。
【請求項6】
a)配列番号5のアミノ酸残基20〜244の少なくとも15の連続するアミノ酸を含んでなるポリペプチド、
b)配列番号5のアミノ酸残基20〜244のアミノ酸配列の天然の対立遺伝子変異体であって、細胞のシグナル伝達または細胞の増殖を調節し、かつ、50〜65℃における0.2×SSC,0.1%SDSのストリンジェントな洗浄条件下で配列番号6にハイブリダイズする核酸によりコードされている前記天然の対立遺伝子変異体を含んでなるポリペプチド、および
c)配列番号5のアミノ酸残基20〜244の全長に亙り、配列番号5のアミノ酸残基20〜244のアミノ酸配列と少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列含んでなり、かつ、細胞のシグナル伝達または細胞の増殖を調節するポリペプチド、
からなる群より選ばれる単離されたポリペプチド。
【請求項7】
配列番号5に記載のアミノ酸残基20〜244を含んでなる請求項6記載の単離されたポリペプチド。
【請求項8】
請求項6に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体またはその免疫学的活性部分。
【請求項9】
a)サンプルと請求項8に記載の抗体またはその免疫学的活性部分を接触させる工程、および
b)前記抗体がサンプル中のポリペプチドに結合するか否かを測定し、こうしてサンプル中の前記ポリペプチドの存在を検出する工程、
をサンプル中のCRSP−2ポリペプチドのインビトロでの検出方法。
【請求項10】
a)サンプルを請求項1に記載の核酸分子に特異的に結合する核酸プローブまたはプライマーと接触させる工程、および
b)前記核酸プローブまたはプライマーがサンプル中の核酸分子に結合するか否かを決定し、こうしてサンプル中の請求項1に記載の核酸分子の存在を検出する工程、
を含んでなるサンプル中の請求項1に記載の核酸分子のインビトロでの検出方法。
【請求項11】
a)請求項6に記載のポリペプチドまたは請求項6に記載のポリペプチド発現細胞を試験化合物と接触させる工程、および
b)前記試験化合物が請求項6に記載のポリペプチドに結合するか否かを決定する工程、を含んでなるCRSP−2ポリペプチドに結合する化合物のインビトロでの同定方法。
【請求項12】
a)ポリペプチドに対する結合の直接検出、
b)競争結合アッセイを使用する結合の検出、および
c)細胞のシグナル伝達または細胞の増殖を検出するためのアッセイを使用する結合の検出、
からなる群より選ばれる方法を使用して前記結合が測定される請求項11記載の方法。
【請求項13】
請求項8に記載の抗体またはその免疫学的活性部分の細胞のシグナル伝達または細胞の増殖を調節する量とCRSP−2ポリペプチドを接触させることを含んでなる、CRSP−2ポリペプチドの細胞のシグナル伝達活性のまたは細胞のCRSP−2ポリペプチドの発現のインビトロでの調節方法。
【請求項14】
a)試験化合物と請求項6に記載のポリペプチドまたは請求項6に記載のポリペプチド発現細胞を接触させる工程、および
b)前記ポリペプチドの細胞のシグナル伝達または細胞の増殖活性に対する試験化合物の効果を決定し、こうしてCRSP−2の細胞のシグナル伝達または細胞の増殖活性を調節する工程、
を含んでなるCRSP−2の細胞のシグナル伝達または細胞の増殖活性を調節する化合物のインビトロでの同定方法。
【請求項15】
請求項1に記載の核酸分子および製薬学的に許容され得るキャリアーを含んでなる製薬学的組成物。
【請求項16】
請求項6に記載のポリペプチドおよび製薬学的に許容され得るキャリアーを含んでなる製薬学的組成物。
【請求項17】
請求項8に記載の抗体またはその免疫学的活性部分および製薬学的に許容され得るキャリアーを含んでなる製薬学的組成物。

【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−227110(P2010−227110A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−111163(P2010−111163)
【出願日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【分割の表示】特願2005−370262(P2005−370262)の分割
【原出願日】平成10年4月16日(1998.4.16)
【出願人】(500134377)ミレニアム・フアーマシユーチカルズ・インコーポレーテツド (3)
【Fターム(参考)】