説明

HDL−コレステロール上昇剤としての3−ピリジンカルボキサミド及び2−ピラジンカルボキサミド誘導体

本発明は、末梢血管疾患、脂質異常症、高βリポタンパク血症、低αリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成再狭窄、高血圧、及び糖尿病、肥満症又は内毒素血症の血管合併症のような、HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造のための、式(I)[式中、A、G、R〜R及びR17は、明細書中と同義である]の化合物の使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造のための、一般式(I):
【化27】


[式中、
Aは、CH又はNであり;
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル若しくは低級アルコキシにより置換されている)、1−ヒドロキシ−2−インダニル、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、低級ヒドロキシアルコキシアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であるか;あるいは
とRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル環を形成し;
Gは、−X−R、−C≡C−R15及び−CH−CH−R16よりなる群から選択される基であり;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素、低級アルキル及び低級ヒドロキシアルキルよりなる群から選択され;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級アルキルカルボニルアミノアルキル、低級フェニルアルキル、低級ヘテロシクリルアルキル(ここで、ヘテロシクリル基は、非置換であるか、又はオキソにより置換されている)、低級ヘテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換もしくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、窒素、酸素又は硫黄から選択される更に1個のヘテロ原子を含有する、4員、5員、6員、又は7員複素環を形成し(該複素環は、非置換であるか、又はヒドロキシ、低級アルコキシ及びハロゲンから独立に選択される1個若しくは2個の基により置換されている);
15は、低級アルコキシアルキル、シクロアルキル及びハロゲンにより置換されたフラニルよりなる群から選択され;
16は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、ピリジル又はイミダゾリルから選択されるヘテロアリール(非置換であるか、又は低級アルキル若しくはハロゲンにより置換されている)、及び
低級アルキルアミノカルボニルよりなる群から選択され;
17は、水素、低級アルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択され;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される化合物及び薬学的に許容しうるその塩の使用。
【請求項2】
式(I-A):
【化28】


[式中、
Aは、CH又はNであり;
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル若しくは低級アルコキシにより置換されている)、1−ヒドロキシ−2−インダニル、低級ヒドロキシアルキル,低級ヒドロキシハロゲンアルキル、低級ヒドロキシアルコキシアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であるか;あるいは
とRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル環を形成し;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素、低級アルキル及び低級ヒドロキシアルキルよりなる群から選択され;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級アルキルカルボニルアミノアルキル、低級フェニルアルキル、低級ヘテロシクリルアルキル(ここで、ヘテロシクリル基は、非置換であるか、又はオキソにより置換されている)、低級ヘテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、フェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換もしくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、窒素、酸素又は硫黄から選択される更に1個のヘテロ原子を含有する、4員、5員、6員又は7員複素環を形成し(該複素環は、非置換であるか、又はヒドロキシ、低級アルコキシ及びハロゲンから独立に選択される1個若しくは2個の基により置換されている);
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
17は、水素、低級アルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択される]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうるその塩の、HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造のための、請求項1記載の使用。
【請求項3】
式(I-B):
【化29】


[式中、A、R〜R、R15及びR17は、請求項1と同義である]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうるその塩の、HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造のための、請求項1記載の使用。
【請求項4】
式(I-C):
【化30】


[式中、A、R〜R、R16とR17は請求項1と同義である]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうるその塩の、HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造のための、請求項1記載の使用。
【請求項5】
Aが、CHである、請求項1〜4いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項6】
Aが、Nである、請求項1〜4いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項7】
式(I-D):
【化31】


[式中、
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であり;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素又は低級アルキルであり;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員、6員又は7員複素環を形成し;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される式(I)の化合物、及び薬剤学的に許容しうるその塩の、HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用医薬の製造における、請求項1、2又は5いずれか一項記載の使用。
【請求項8】
Xが、Oである、請求項1、2又は7いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項9】
が、ヒドロキシにより置換されているシクロアルキルである、請求項1〜8いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項10】
が、−CH−CR10−シクロアルキルであり、そしてRが水素であり、かつR10がヒドロキシである、請求項1〜8いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項11】
が、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択される、請求項1、2又は7いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項12】
が、ハロゲン又は低級ハロゲンアルキルであり、そしてR、R、R及びRが、水素である、請求項1〜11いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項13】
が、ヒドロキシにより置換されているシクロアルキル又は−CH−CR10−シクロアルキルであり;
が、水素又は低級アルキルであり;
10が、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
が、水素であり;
Xが、Oであり;
が、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択され;
、R、R及びRが、水素であり;
が、ハロゲンである、
請求項1、2、又は7いずれか一項記載の式(I)の化合物及び薬学的に許容しうるその塩の使用。
【請求項14】
下記:
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド
からなる群より選択される、請求項7記載の式(I)の化合物及び薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項15】
下記:
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
6−ブトキシ−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
6−シクロペンチルオキシ−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−シクロペンチルアミノ−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロペンチルオキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−ピペリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(1−ヒドロキシ−インダン−2−イル)−アミド、
6−(3,4−ジクロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−ペンチル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((trans)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((trans)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−シクロプロピルメトキシ−ピラジン−2−カルボン酸((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(3−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−フルオロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−((R)−sec−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−1−メチル−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(1−メトキシメチル−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−((R)−2−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−[(R)−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−((S)−2−メトキシ−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−sec−ブトキシ−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(3−メチル−ブチルアミノ)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(シクロプロピルメチル−アミノ)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
5,6−ビス−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−ブトキシ−6−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸 ((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−フルオロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−2−メチル−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−5−(4−フルオロ−フェニル)−6−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−チオモルホリン−4−イル−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−シクロプロピルメトキシ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−シアノ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−[2−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−エチル]−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−ブチルカルバモイル−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−[4−(2−ブチルカルバモイル−エチル)−フェニル]−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
3’−(3−クロロ−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド
よりなる群から選択される、請求項1記載の式(I)の化合物及び薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項16】
末梢血管疾患、脂質異常症、高βリポタンパク血症、低αリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成再狭窄、高血圧、及び糖尿病、肥満症又は内毒素血症の血管合併症の治療及び/又は予防用としての、請求項1〜15いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項17】
脂質異常症の治療及び/又は予防のための、請求項1〜16いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項18】
HMG−CoAレダクターゼ阻害薬、ミクロソームトリグリセリド転移タンパク質/ApoB分泌阻害薬、PPAR活性化因子、コレステリルエステル転移タンパク質阻害薬、胆汁酸再取り込み阻害薬、コレステロール吸収阻害薬、コレステロール合成阻害薬、フィブラート、ナイアシン、ナイアシン若しくは他のHM74aアゴニストを含有する調剤、イオン交換樹脂、酸化防止剤、ACAT阻害薬又は胆汁酸金属イオン封鎖剤よりなる群から選択される別の化合物と併用するか又は連係させる、請求項1〜17いずれか一項記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項19】
HDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用の医薬組成物であって、式(I):
【化32】


[式中、
Aは、CH又はNであり;
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル若しくは低級アルコキシにより置換されている)、1−ヒドロキシ−2−インダニル、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、低級ヒドロキシアルコキシアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であるか;あるいは
とRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル環を形成し;
Gは、−X−R、−C≡C−R15及び−CH−CH−R16よりなる群から選択される基であり;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素、低級アルキル及び低級ヒドロキシアルキルよりなる群から選択され;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級アルキルカルボニルアミノアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル(ここで、ヘテロシクリル基は、非置換であるか、又はオキソにより置換されている)、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、ハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、窒素、酸素、又は硫黄から選択される更に1個のヘテロ原子を含有する、4員、5員、6員又は7員複素環を形成し(該複素環は、非置換であるか、又はヒドロキシ、低級アルコキシ及びハロゲンから独立に選択される1個若しくは2個の基により置換されている);
15は、低級アルコキシアルキル、シクロアルキル、及びハロゲンにより置換されたフラニルよりなる群から選択され;
16は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、ピリジル又はイミダゾリルから選択されるヘテロアリール(非置換であるか、又は低級アルキル若しくはハロゲンにより置換されている)、及び低級アルキルアミノカルボニルよりなる群から選択され;
17は、水素、低級アルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択され;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される1つ以上の化合物及び薬学的に許容しうるその塩を含む、医薬組成物。
【請求項20】
請求項19記載のHDL−コレステロール上昇剤で処置することのできる疾患の治療及び/又は予防用の医薬組成物であって、式(I-A):
【化33】


[式中、
Aは、CH又はNであり;
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル若しくは低級アルコキシにより置換されている)、1−ヒドロキシ−2−インダニル、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、低級ヒドロキシアルコキシアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であるか;あるいは
とRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル環を形成し;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素、低級アルキル及び低級ヒドロキシアルキルよりなる群から選択され;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級アルキルカルボニルアミノアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル(ここで、ヘテロシクリル基は、非置換であるか、又はオキソにより置換されている)、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、窒素、酸素又は硫黄から選択される更に1個のヘテロ原子を含有する、4員、5員、6員又は7員複素環を形成し(該複素環は、非置換であるか、又はヒドロキシ、低級アルコキシ及びハロゲンから独立に選択される1個若しくは2個の基により置換されている);
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
17は、水素、低級アルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択される]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうる塩を含む、医薬組成物。
【請求項21】
請求項19記載のHDL−コレステロール上昇剤で処置することのできる疾患の治療及び/又は予防用の医薬組成物であって、式(I-B):
【化34】


[式中、A、R〜R、R15及びR17は、請求項19と同義である]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうるその塩である、医薬組成物。
【請求項22】
請求項19記載のHDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用の医薬組成物であって、式(I-C):
【化35】


[式中、A、R〜R、R16及びR17は、請求項19と同義である]で示される式(I)の化合物、及び薬学的に許容しうるその塩を含む、医薬組成物。
【請求項23】
Aが、CHである、式(I)の化合物を含む、請求項19〜22いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項24】
Aが、Nである、式(I)の化合物を含む、請求項19〜22いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項25】
請求項19記載のHDL−コレステロール上昇剤で処置することができる疾患の治療及び/又は予防用の医薬組成物であって、式(I-D):
【化36】


[式中、
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であり;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素又は低級アルキルであり;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員、6員、又は7員複素環を形成し;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される式(I)の1つ以上の化合物又は薬学的に許容しうるその塩、ならびに薬学的に許容しうる担体及び/もしくは佐剤を含む、医薬組成物。
【請求項26】
Xが、Oである、式(I)の化合物を含む、請求項19、20又は25いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項27】
が、ヒドロキシにより置換されているシクロアルキルである、式(I)の化合物を含む、請求項19〜26いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項28】
が、−CH−CR10−シクロアルキルであり、そしてRが水素であり、かつR10がヒドロキシである、式(I)の化合物を含む、請求項19〜26いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項29】
が、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択される、式(I)の化合物を含む、請求項19、20又は25いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項30】
が、ハロゲン又は低級ハロゲンアルキルであり、そしてR、R、R及びRが、水素である、式(I)の化合物を含む、請求項19〜29いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項31】
が、ヒドロキシにより置換されているシクロアルキル又は−CH−CR10−シクロアルキルであり;
が、水素又は低級アルキルであり;
10が、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
が、水素であり;
Xが、Oであり;
が、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択され;
、R、R及びRが、水素であり;
が、ハロゲンである、
式(I)の化合物又は薬学的に許容しうるその塩を含む、請求項19又は25記載の医薬組成物。
【請求項32】
下記:
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド
よりなる群から選択される化合物及び薬学的に許容しうるその塩を含む、請求項25記載の医薬組成物。
【請求項33】
下記:
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
6−ブトキシ−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
6−シクロペンチルオキシ−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−シクロペンチルアミノ−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロペンチルオキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−ピペリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(1−ヒドロキシ−インダン−2−イル)−アミド、
6−(3,4−ジクロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−ペンチル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((trans)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((trans)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−シクロプロピルメトキシ−ピラジン−2−カルボン酸((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(3−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−フルオロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−((R)−sec−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−1−メチル−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(1−メトキシメチル−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−((R)−2−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−[(R)−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−((S)−2−メトキシ−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−sec−ブトキシ−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(3−メチル−ブチルアミノ)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(シクロプロピルメチル−アミノ)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
5,6−ビス−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−ブトキシ−6−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−フルオロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−2−メチル−ニコチンアミド、
N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−5−(4−フルオロ−フェニル)−6−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−チオモルホリン−4−イル−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−シクロプロピルメトキシ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−シアノ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−[2−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−エチル]−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−ブチルカルバモイル−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−[4−(2−ブチルカルバモイル−エチル)−フェニル]−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
3’−(3−クロロ−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド
よりなる群から選択される化合物及び薬学的に許容しうるその塩を含む、請求項19記載の医薬組成物。
【請求項34】
末梢血管疾患、脂質異常症、高βリポタンパク血症、低αリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成再狭窄、高血圧、及び糖尿病、肥満症又は内毒素血症の血管合併症の治療及び/又は予防のための、請求項19〜33いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項35】
脂質異常症の治療及び/又は予防のための、請求項19〜34いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項36】
HMG−CoAレダクターゼ阻害薬、ミクロソームトリグリセリド転移タンパク質/ApoB分泌阻害薬、PPAR活性化因子、コレステリルエステル転移タンパク質阻害薬、胆汁酸再取り込み阻害薬、コレステロール吸収阻害薬、コレステロール合成阻害薬、フィブラート、ナイアシン、ナイアシン若しくは他のHM74aアゴニストを含有する製剤、イオン交換樹脂、酸化防止剤、ACAT阻害薬又は胆汁酸金属イオン封鎖剤よりなる群から選択される別の化合物と併用するか又は連係させる式(I)の化合物を含む、請求項19〜34いずれか一項記載の医薬組成物。
【請求項37】
HDL−コレステロール上昇剤で処置することのできる疾患の治療及び/又は予防のための方法であって、式(I):
【化37】


[式中、
Aは、CH又はNであり;
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル又は低級アルコキシにより置換されている)、1−ヒドロキシ−2−インダニル、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、低級ヒドロキシアルコキシアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、相互に独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であるか;あるいは
とRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル環を形成し;
Gは、−X−R、−C≡C−R15及び−CH−CH−R16よりなる群から選択される基であり;
Xは、O又はNR14であり;
14は、水素、低級アルキル及び低級ヒドロキシアルキルよりなる群から選択され;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級アルキルカルボニルアミノアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル(ここで、ヘテロシクリル基は非置換であるか、又はオキソにより置換されている)、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、窒素、酸素、又は硫黄から選択される更に1個のヘテロ原子を含有する、4員、5員、6員又は7員複素環を形成し(該複素環は、非置換であるか、又はヒドロキシ、低級アルコキシ及びハロゲンから独立に選択される1個若しくは2個の基により置換されている);
15は、低級アルコキシアルキル、シクロアルキル、及びハロゲンにより置換されているフラニルよりなる群から選択され;
16は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、ピリジル又はイミダゾリルから選択されるヘテロアリール(非置換であるか、又は低級アルキル若しくはハロゲンにより置換されている)、及び低級アルキルアミノカルボニルよりなる群から選択され;
17は、水素、低級アルキル及び低級ハロゲンアルキルよりなる群から選択され;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、低級アルコキシ、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される化合物及び薬学的に許容しうるその塩の治療有効量を、それを必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項38】
HDL−コレステロール上昇剤で処置することのできる疾患の治療及び/又は予防のための方法であって、式(I-D):
【化38】


[式中、
は、シクロアルキル(非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは低級アルコキシにより置換されている)、低級ヒドロキシアルキル、低級ヒドロキシハロゲンアルキル、−CH−CR10−シクロアルキル、及び−CR1112−COOR13よりなる群から選択され;
は、水素又は低級アルキルであり;
10は、水素、ヒドロキシ又は低級アルコキシであり;
11及びR12は、互いに独立に、水素又は低級アルキルであり;
13は、低級アルキルであり;
は、水素であり;
Xは、O又はNR14
14は、水素又は低級アルキルであり;
は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級カルバモイルアルキル、低級フェニルアルキル、低級へテロシクリルアルキル、低級へテロアリールアルキル(ここで、ヘテロアリール基は、非置換であるか、又は低級アルキルにより単置換若しくは二置換されている)、及びフェニル(非置換であるか、又はハロゲンにより単置換若しくは二置換されている)よりなる群から選択されるか;あるいは
とR14は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員、6員又は7員複素環を形成し;
及びRは、相互に独立に、水素又はハロゲンであり;
及びRは、相互に独立に、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、低級ハロゲンアルキル、低級ハロゲンアルコキシ及びシアノよりなる群から選択される]で示される化合物及び薬学的に許容しうるその塩の治療有効量を、それを必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項39】
末梢血管疾患、脂質異常症、高βリポタンパク血症、低αリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心血管障害、狭心症、虚血、心虚血、卒中、心筋梗塞、再灌流傷害、血管形成再狭窄、高血圧、及び糖尿病、肥満症又は内毒素血症の血管合併症の治療及び/又は予防のための、請求項37又は38に記載の方法。
【請求項40】
脂質異常症の治療及び/又は予防のための、請求項37〜39いずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
方法が、HMG−CoAレダクターゼ阻害薬、ミクロソームトリグリセリド転移タンパク質/ApoB分泌阻害薬、PPAR活性化因子、コレステリルエステル転移タンパク質阻害薬、胆汁酸再取り込み阻害薬、コレステロール吸収阻害薬、コレステロール合成阻害薬、フィブラート、ナイアシン、ナイアシン若しくは他のHM74aアゴニストを含有する製剤、イオン交換樹脂、酸化防止剤、ACAT阻害薬又は胆汁酸金属イオン封鎖剤よりなる群から選択される別の化合物の治療有効量と併用するか又は連係させる式(I)の化合物の治療有効量を投与することを含む、請求項37〜40いずれか一項記載の方法。
【請求項42】
下記:
6−シクロへキシルオキシ−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−ブトキシ−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロへキシルオキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロペンチルオキシ−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−シクロペンチルオキシ−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−5−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(2−クロロ−フェニル)−5−シクロペンチルアミノ−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロペンチルオキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−フェノキシ−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−ピペリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(1−ヒドロキシ−インダン−2−イル)−アミド、
6−(3,4−ジクロロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
[5−(4−クロロ−フェニル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリジン−3−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−(2−プロピオニルアミノ−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−ペンチル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−1−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−プロピル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((trans)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−シクロプロピルメトキシ−ピラジン−2−カルボン酸((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロピル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(2−クロロ−フェノキシ)−6−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(3−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−((R)−sec−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−イソプロポキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(2−メトキシ−1−メチル−エトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(1−メトキシメチル−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−((R)−2−メトキシ−プロポキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−((S)−2−メトキシ−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−sec−ブトキシ−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(3−メチル−ブチルアミノ)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−シクロプロピルアミノ−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(3−メトキシ−アゼチジン−1−イル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−[3−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(3−メトキシ−プロポキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−[(S)−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(シクロプロピルメチル−メチル−アミノ)−5−(4−フルオロ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(メチル−プロピル−アミノ)−ニコチンアミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2−メトキシ−エトキシ)−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−ニコチンアミド、
3’−(4−クロロ−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−シクロプロピルメトキシ−6−(4−フルオロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミド、
5−(4−シアノ−フェニル)−N−((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−6−シクロプロピルメトキシ−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−(1−ヒドロキシメチル−シクロペンチル)−ニコチンアミド、
5−[ビス−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−6−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(5−ブロモ−フラン−2−イルエチニル)−6−(4−クロロ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−(3−メトキシ−プロパ−1−イニル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルエチニル−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−2−メチル−ニコチンアミド、
5−(2−ピリジン−3−イル−エチル)−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−2−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ニコチンアミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−チオモルホリン−4−イル−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−クロロ−フェニル)−5−(2−シクロプロピル−エチル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
6−(4−フルオロ−フェニル)−5−ピペリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−プロピル)−アミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−[2−(1−ヒドロキシ−シクロペンチル)−エチル]−ニコチンアミド、
6−シクロプロピルメトキシ−5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−2−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、
N−((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(4−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−5−(4−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、
5−(4−シアノ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−6−[2−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−エチル]−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド、
(R)−2−{[6−(4−フルオロ−フェニル)−5−ピロリジン−1−イル−ピラジン−2−カルボニル]−アミノ}−3−メチル−酪酸メチルエステル、
6−(4−ブチルカルバモイル−ブトキシ)−5−(4−クロロ−フェニル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−[4−(2−ブチルカルバモイル−エチル)−フェニル]−6−シクロプロピルメトキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−ニコチンアミド、
5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−6−プロポキシ−ニコチンアミド、
6−シクロペンチルメトキシ−5−(2,4−ジクロロ−フェニル)−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−N−((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(2−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−フルオロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(4−クロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−N−((R)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド、
3’−(3−クロロ−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸((S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチル)−アミド
よりなる群から選択される、式(I)の化合物及び全ての薬学的に許容しうるその塩。
【請求項43】
式(I-B):
【化39】


[式中、A、R〜R、R15及びR17は、請求項1と同義である]で示される式(I)の化合物及び薬学的に許容しうるその塩。
【請求項44】
本明細書に記載される発明。

【公表番号】特表2010−505789(P2010−505789A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−530843(P2009−530843)
【出願日】平成19年9月24日(2007.9.24)
【国際出願番号】PCT/EP2007/060094
【国際公開番号】WO2008/040651
【国際公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】