説明

HIFヒドロキシラーゼ阻害剤としてのチオクロメン誘導体

本発明は、HIFヒドロキシラーゼの酵素活性を低下させることができることによって、低酸素誘導因子(HIF)の安定性および/または活性を増加させる、新規の化合物、方法および組成物に関する。本発明は、式IまたはIIの1つ以上の化合物および薬学的に許容され得る賦形剤を含む薬学的組成物も提供する。いくつかの実施形態において、その組成物は、少なくとも1つの追加の治療薬剤をさらに含むか、または少なくとも1つの追加の治療薬剤と併用して使用される。いくつかの実施形態において、その薬剤は、ビタミンB12、葉酸、硫酸第一鉄、組換えヒトエリトロポイエチンおよび赤血球生成刺激剤(ESA)からなる群から選択される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化10】

であって、ここで:
qは、0、1、2、3または4であり;
yは、0〜2であり;
は、−OR18、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、チオ、アルキルチオ、置換アルキルチオ、シクロアルキルチオ、置換シクロアルキルチオ、アリールチオ、置換アリールチオ、ヘテロアリールチオ、置換ヘテロアリールチオ、複素環式チオ、置換複素環式チオ、アミノ、置換アミノおよびアシルアミノからなる群から選択され;
は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、ジュウテリウム、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、ジュウテリウムおよびメチルからなる群から選択され;
各Rは、独立して、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、アシル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、スルホニル、置換スルホニル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、アルキルチオ、置換アルキルチオ、シクロアルキルチオ、置換シクロアルキルチオ、アリールチオ、置換アリールチオ、ヘテロアリールチオ、置換ヘテロアリールチオ、複素環式チオ、置換複素環式チオ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択されるか;
または2つのRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、5員または6員のアリールまたは置換アリールを形成し;
10は、−NR1112または−OR13であり;
11およびR12は、独立して、水素、アルキル、アルキレン−シクロアルキル、複素環およびアリールからなる群から選択されるか;
またはR11およびR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員または6員の複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し;
13は、陽イオン、水素、ならびに置換されていないか、またはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されたアルキルからなる群から選択され;そして
18は、陽イオンである;
化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、単一の立体異性体、立体異性体の混合物、エステル、互変異性体もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
が、水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
qが、1または2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、ヒドロキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、ヒドロキシであり、Rが、水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、ヒドロキシであり;RおよびRが、水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
各Rが、独立して、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルキニルまたは(C−C)−シクロアルキルから選択され;それらの各々が、必要に応じてアリールで置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、必要に応じてシクロアルキルまたはアリールで置換される(C−C)−アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
各Rが、独立して、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され;それらの各々が、メトキシ、クロロ、フルオロまたはトリフルオロメチルのうちの少なくとも1つで必要に応じて置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
2つのRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、5員または6員のアリールまたは置換アリールを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
前記アリールが、フェニルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
10が、−OR13であり;そして
13が、陽イオン、水素およびアルキルからなる群から選択され;それらの各々が、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される1つ以上の置換基で必要に応じて置換される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が、ヒドロキシであり;
およびRが、水素であり;
が、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;そして
各Rが、独立して、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
qが、1または2であり;
が、ヒドロキシであり;
およびRが、水素であり;
が、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
各Rが、独立して、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素またはアルキルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
qが、0であり;
が、ヒドロキシであり;
およびRが、水素であり;
が、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素またはアルキルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
qが、1または2であり;
が、ヒドロキシであり;
、RおよびRが、水素であり;
各Rが、独立して、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素またはアルキルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式IIの化合物:
【化11】

であって、ここで、
は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、ジュウテリウム、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、ジュウテリウムおよびメチルからなる群から選択され;
14、R15、R16およびR17は、独立して、水素、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、アシル、アミノ、置換アミノ、アシルアミノ、スルホニル、置換スルホニル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、アルキルチオ、置換アルキルチオ、シクロアルキルチオ、置換シクロアルキルチオ、アリールチオ、置換アリールチオ、ヘテロアリールチオ、置換ヘテロアリールチオ、複素環式チオ、置換複素環式チオ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択されるか;
またはR14およびR15、R15およびR16、またはR16およびR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、5員または6員のアリールまたは置換アリールを形成し;
10は、−NR1112または−OR13であり;
11およびR12は、独立して、水素、アルキル、アルキレン−シクロアルキル、複素環およびアリールからなる群から選択されるか;
またはR11およびR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員または6員の複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し;そして
13は、陽イオン、水素、ならびに置換されていないか、またはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されたアルキルからなる群から選択される;
化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、単一の立体異性体、立体異性体の混合物、エステル、互変異性体もしくはプロドラッグ。
【請求項19】
14およびR17が、独立して、水素、ハロ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
15およびR16が、独立して、水素、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
が、水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
が、水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項23】
およびRが、水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項24】
が、水素およびメチルからなる群から選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項25】
、RおよびRが、水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項26】
10が、−OR13である、請求項18に記載の化合物。
【請求項27】
10が、−OR13であり;R13が、水素、または置換されていないか、もしくはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されたアルキルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項28】
10が、−OR13であり;R13が、C−Cアルキルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項29】
10が、−OR13であり;R13が、水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項30】
およびRが、水素であり;
が、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;そして
14、R15、R16およびR17が、独立して、水素、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択される、
請求項18に記載の化合物。
【請求項31】
およびRが、水素であり;
が、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
14、R15、R16およびR17が、独立して、水素、ハロ、アシルアミノ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルコキシ、置換アルコキシ、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、陽イオン、水素またはアルキルである、
請求項18に記載の化合物。
【請求項32】
、RおよびRが、水素であり;
14およびR17が、独立して、水素、ハロ、アルキル、置換アルキル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;
15およびR16が、独立して、水素、ハロ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素またはアルキルである、
請求項18に記載の化合物。
【請求項33】
、RおよびRが、水素であり;
14およびR15が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、5員または6員のアリールまたは置換アリールを形成し;
16が、水素、ハロ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;
17が、水素、ハロ、アルキルおよびアルコキシからなる群から選択され;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素である、
請求項18に記載の化合物。
【請求項34】
、RおよびRが、水素であり;
14が、水素、ハロ、アルキルおよびアルコキシからなる群から選択され;
15が、水素、ハロ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され;
16およびR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、5員または6員のアリールまたは置換アリールを形成し;そして
10が、−OR13であり;ここで、R13は、水素である、
請求項18に記載の化合物。
【請求項35】
[(4−ヒドロキシ−7−メトキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(6−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(7−ブロモ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−7−メチル−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[4−ヒドロキシ−7−(4−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−7−(3−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−7−(2−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[7−(3,5−ジクロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−フェニル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[7−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−ピリミジン−5−イル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−ピリジン−3−イル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸のナトリウム塩;{[7−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[7−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(4−ヒドロキシ−7−ナフタレン−2−イル−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−p−トリル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(7−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(7−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−8−メチル−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(4−ヒドロキシ−8−メチル−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(1−ヒドロキシ−3−オキソ−3H−4−チア−フェナントレン−2−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(1−ヒドロキシ−3−オキソ−3H−ベンゾ[f]チオクロメン−2−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(7−ブトキシ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(6−ブロモ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;2−(S)−[(6−ブロモ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオン酸;{[7−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[7−(3−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;2−(S)−{[7−(3−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオン酸;{[4−ヒドロキシ−2−オキソ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−2−オキソ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−6−(4−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[6−(2−クロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[6−(3−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[6−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−6−(2−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−2−オキソ−6−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(6−ベンゾイルアミノ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(8−ベンジル−6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[8−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−8−フェニル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[6−クロロ−4−ヒドロキシ−8−(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−8−ピリジン−3−イル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(8−ベンジル−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[8−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;{[4−ヒドロキシ−8−(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−8−ピリジン−3−イル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;
[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−8−フェニル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(5−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(7−シクロプロピル−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;{[4−ヒドロキシ−7−(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−酢酸;2−(S)−{[4−ヒドロキシ−7−(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオン酸;[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−8−フェニルエチニル−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;2−(S)−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオン酸;[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;2−(S)−[(6−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオン酸;[(7−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;2−(S)−[(7−クロロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオン酸;[(6−ベンジルオキシ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;[(6−シクロヘキシルメトキシ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸;および[(6−ヘキシルオキシ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−チオクロメン−3−カルボニル)−アミノ]−酢酸からなる群から選択される化合物;またはその薬学的に許容され得る塩、単一の立体異性体、立体異性体の混合物、エステル、互変異性体もしくはプロドラッグ。
【請求項36】
請求項1または18に記載の1つ以上の化合物および薬学的に許容され得る賦形剤を含む、薬学的組成物。
【請求項37】
ビタミンB12、葉酸、硫酸第一鉄、組換えヒトエリトロポイエチンおよび赤血球生成刺激剤(ESA)からなる群から選択される少なくとも1つの追加の治療薬剤をさらに含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
少なくとも部分的に低酸素誘導因子(HIF)によって媒介される状態を処置するか、前処置するか、またはその発生もしくは進行を遅延させる方法であって、該方法は、治療有効量の請求項36に記載の組成物を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項39】
少なくとも部分的にHIFによって媒介される前記状態が、虚血または低酸素に関連する組織損傷である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記虚血が、心筋梗塞、肺塞栓、腸梗塞、慢性腎不全、虚血性脳卒中および腎虚血再灌流傷害からなる群から選択される事象を伴う、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記虚血が、心臓性肝硬変、一過性脳虚血発作、黄斑変性症、末梢動脈疾患およびうっ血性心不全からなる群から選択される事象を伴う、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
少なくとも部分的にエリトロポイエチン(EPO)によって媒介される状態を処置するか、前処置するか、またはその発生もしくは進行を遅延させる方法であって、該方法は、治療有効量の請求項36に記載の組成物を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項43】
貧血を処置するか、前処置するか、またはその発生もしくは進行を遅延させる方法であって、該方法は、治療有効量の請求項36に記載の組成物を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項44】
HIFヒドロキシラーゼの活性を阻害する方法であって、該方法は、該HIFヒドロキシラーゼと阻害有効量の請求項1または18に記載の化合物とを接触させる工程を包含する、方法。
【請求項45】
前記HIFヒドロキシラーゼが、アスパラギニルヒドロキシラーゼである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記アスパラギニルヒドロキシラーゼが、HIF阻害因子である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記HIFヒドロキシラーゼが、プロリルヒドロキシラーゼである、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記プロリルヒドロキシラーゼが、ヒトEGLN1、ヒトEGLN2およびヒトEGLN3からなる群から選択される、請求項47に記載の方法。

【公表番号】特表2012−508752(P2012−508752A)
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536447(P2011−536447)
【出願日】平成21年11月11日(2009.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/064065
【国際公開番号】WO2010/056767
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(510153630)フィブロジェン インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】