説明

RRAM薄膜堆積用の基板表面処理方法

【課題】 スピンコーティング処理を用い、プログラム可能なCMR薄膜デバイスを提供する。
【解決手段】 酢酸金属ベースの酢酸溶液のCMR前駆体を準備する工程10、ウェハを準備する工程、スピンコーティングチャンバー内にウェハを設置する工程、少なくとも3回繰り返されるウェハをスピンコーティング及び加熱する工程、ウェハを乾燥清浄空気中で約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間ポストアニーリングする工程26、及び、半導体装置を形成する工程を有し、前記スピンコーティング及び加熱する工程が、CMR前駆体をチャンバー内のウェハ表面に注入する工程14、ウェハを約1500〜3000rpmのスピン速度に約30秒間加速する工程16、ウェハを約180℃で約1分間ベーキングする工程18、約230℃に昇温してウェハを約1分間ベーキングする工程20、及び、ウェハを約500℃で約5分間アニーリングする工程22を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抵抗性ランダムアクセスメモリ(Resistance Random Access Memory(RRAM):RRAMはシャープ株式会社の登録商標)の製造方法に関し、より詳細には、RRAM薄膜堆積用の基板として表面処理された遷移金属を使用し、表面処理された遷移金属の使用によりRRAM薄膜に可逆的抵抗変化を付与する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
PCMO(PrCa1−xMnO)等のペロブスカイト金属酸化物は、超巨大磁気抵抗(CMR:colossal magnetoresistance)を示す材料であり、電気的パルスの印加による可逆的な抵抗変化特性を示す。PCMO薄膜は、エピタキシャルYBaCu(YBCO)及び部分的エピタキシャルPt基板の両方の上にパルスレーザアブレーション法(PLA)で堆積していた。下記の非特許文献1及び下記特許文献1に、PCMO薄膜に電気的パルスを室温で印加して発生する抵抗変化についての開示がある。当該PCMO薄膜は、エピタキシャルYBaCu(YBCO)及び部分的エピタキシャルPt基板の両方の上にパルスレーザ堆積法(PLD)で堆積させた。電気的パルスの極性は抵抗変化の性質、つまり、抵抗の増減を決定する。X線回折(XRD)極点図により、PCMO薄膜のエピタキシャル属性が確認される。
【0003】
室温動作可能で電気的プログラム可能な抵抗性不揮発性メモリデバイスが、LaAlO上のYBCO上にエピタキシャル成長させたPCMOを用いて作製された(非特許文献1及び特許文献1参照)。この種のメモリは反転した短い電気的パルスを用いることで可逆的にプログラム可能である。メモリセルは1ビットまたは多ビット情報を記憶できる。
【0004】
【特許文献1】米国特許第6204139号明細書
【非特許文献1】Liu etal.,“Electric−pulse−induced reversible resistance change effect in magnetoresistive films”,Applied Physics Letters,Vol.76,No.19,pp.2749−2751,2000年5月
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、当該PCMOは結晶状態でなければならず、更に、YBCO等の特定の下部電極上に成長されなければならず、結果として、現行のシリコン集積回路製造技術との互換性がないという問題があった。PCMOの結晶成長温度または結晶化温度は、700℃以上の比較的高温であるため、メモリデバイスを現行の集積回路製造技術に組み込むのが極めて困難となっている。更に付言すれば、単結晶PCMOで回路領域全体を覆うことが不可能である。単一グレインPCMO結晶上に形成されたメモリセルの特性と、粒界領域を覆う多グレインPCMO結晶上に形成されたメモリセルの特性は同じでないため、回路歩留まり及びメモリ特性上の問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る半導体装置に使用されるCMR(超巨大磁気抵抗)薄膜の製造方法は、酢酸金属ベースの酢酸溶液状態におけるCMR前駆体を準備する工程と、ウェハを準備する工程と、スピンコーティングチャンバー内にウェハを設置する工程と、少なくとも3回繰り返されるウェハをスピンコーティング及び加熱する工程と、前記ウェハを乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングする工程と、前記半導体装置を形成する工程と、を有し、前記スピンコーティング及び加熱する工程が、前記CMR前駆体を前記スピンコーティングチャンバー内に供給し、前記チャンバー内の前記ウェハの表面に注入する工程と、前記ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する工程と、前記ウェハを約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、前記ベーキング温度を約230℃に昇温する工程と、前記ウェハを前記昇温されたベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、前記ウェハを約500℃で約5分間アニーリングする工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の目的は、スピンコーティング製造処理を用いて、プログラム可能なCMR薄膜デバイスを提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、電圧振幅が少なくとも4.5Vでパルス幅が少なくとも50nsの書き込みパルスを印加し、最小電圧振幅が少なくとも2Vでパルス幅が少なくとも2μsのリセットパルスを印加してプログラム可能なCMR薄膜デバイスを提供することにある。
【0009】
上述の本発明の要旨と目的は、本発明の本質を簡単に理解するために提供されたものである。図面を参照した発明を実施するための最良の形態の詳細な説明により、本発明の更なる理解が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に係るCMR薄膜の製造方法(以下、適宜「本発明方法」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
本発明方法による特別な表面処理後の遷移金属は、RRAM薄膜を集積化するための電極として使用できる。PCMO(PrCa1−xMnO)等の超巨大磁気抵抗(CMR)物質は、電気的パルスの印加による抵抗変化特性を示す。本発明方法の第1の実施形態として、Pt0.2Co0.8合金による表面処理を施したロジウム基板上にPCMO薄膜を形成する。当該PCMO薄膜は、短い電気的パルス印加による可逆的な抵抗変化を示す。
【0012】
PCMO薄膜は、可逆的な抵抗変化特性を有することが知られている。PCMO薄膜の抵抗は、電圧振幅5Vでパルス幅100ns等のナノ秒期間の電気的パルス印加によって高抵抗状態に増加する。その抵抗を低抵抗状態にリセットするには、例えば、電圧振幅3Vでパルス幅10μs等のマイクロ秒期間の電気的パルスを印加すればよい。かかる特徴的な抵抗スイッチング特性によって、PCMO薄膜は、不揮発性メモリ素子としての特筆すべき応用が期待されている。
【0013】
白金はPCMO薄膜を集積化するのに使用される共通の電極であるが、白金以外の、例えば、Ir、Ru、Au、Ag、及び、Co等の遷移金属、或いは、TiN、TaN、TiAlN、及び、TaAlN等の金属窒化物が、RRAMデバイス中の電極として使用できる。当該遷移金属に加えて、遷移金属合金もPCMO薄膜の集積化用の電極として使用できる。一例として、これに限定されるものではないが、Pt、Rh、Pd、及び、Irを含む合金が含まれる。
【0014】
CMR材料、及び、一実施例としてのPCMO薄膜が、Pt0.2Co0.8合金による表面処理を施したロジウム基板上にスピンコーティングされる。図1に、本スピンコーティング工程が、全体的に符号10によって矢示され、図示されている。スピンコーティングの前駆体は、酢酸金属ベースの酢酸溶液であり、本願発明者等の先行出願(米国特許出願第10/831,677号、出願日:2004年4月23日)に開示されている。
【0015】
先ず、0.25M PCMO溶液が準備される(ステップ12)。当該PCMO溶液がスピンコーティングチャンバー内のウェハの表面に注入される(ステップ14)。ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する(ステップ16)。スピンコーティングされたウェハが約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングされ(ステップ18)、ベーキング温度が約230℃に昇温され、更に1分間ベーキングされる(ステップ20)。当該ウェハは、約500℃で約5分間、RTA(Rapid Thermal Anneal)アニーリングされる(ステップ22)。ステップ14〜ステップ22のスピンコーティング及び加熱工程が、3回繰り返される(ステップ24)。その後、ウェハは、乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングされる(ステップ26)。
【0016】
PCMO膜の集積化は、SiO/シリコンウェハの上に、Pt/PCMO/Rhを積層してなされ、ロジウム(Rh)層はPt0.2Co0.8合金で表面処理されている。当該PCMO膜は、約450〜600℃の温度範囲から昇温された温度で約1〜6時間の時間範囲の間空気中においてポストアニーリングされる。
【0017】
図2乃至図9に、本発明方法によって作製されたPCMO薄膜の電気的特性の評価結果を示す。PCMO薄膜の書き込み特性を検討するために、該薄膜の抵抗は低抵抗状態に初期化され、単発の書き込みパルスが印加された。同様に、PCMO薄膜のリセット特性を検討するために、該薄膜の抵抗は高抵抗状態に初期化され、単発のリセットパルスが印加された。書き込みパルスまたはリセットパルス印加後の抵抗状態は、読み出し電圧0.5Vを印加して読み出された。
【0018】
図2乃至図5に示すように、抵抗変化を生じさせるためには、電圧振幅が少なくとも4.5Vでパルス幅が少なくとも50nsの書き込みパルスを印加すべきである。リセット処理に対しては、最小電圧振幅が少なくとも2Vでパルス幅が少なくとも2μsのリセットパルスを印加すべきである。抵抗変化率は、1桁〜2桁の範囲である。
【0019】
図6は、書き込み動作を電圧4.5V、パルス幅50nsで行い、リセット動作を電圧2V、パルス幅5μsで行った場合の抵抗スイッチング特性を示している。
【0020】
図7に、PCMO薄膜のオージェ分析結果を示す。図7より、ロジウム金属表面に薄いコバルト層の存在が明らかに示されており、PCMO薄膜中に強く拡散している。白金は、低濃度のため、オージェ分析では検出されていない。
【0021】
図8及び図9は、PCMO薄膜のEDX(エネルギー分散型X線分析)分光分析パターンを示しており、図8は、Rh−Pt−Co合金に対するEDX分析結果を、図9は、Pt0.2Co0.8合金処理を施したRh基板上のPCMO膜のEDX分析結果を、夫々示している。PCMO薄膜中のPr、Ca、Mnの存在の表示に加えて、Rh、Pt、及び、Coの各元素の存在が基板中において表示されている。
【0022】
以上、本発明に係るCMR薄膜の製造方法、即ち、RRAM薄膜堆積のための基板表面処理方法について説明した。尚、本発明方法は、上記実施形態の方法に限定されるものではなく、特許請求の範囲で示される本発明の技術的範囲内における上記基板表面処理方法の他のバリエーションまたは修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係るCMR薄膜の製造方法の一実施形態を示すフローチャート
【図2】PCMO薄膜のスイッチング性能を示す図
【図3】PCMO薄膜のスイッチング性能を示す図
【図4】PCMO薄膜のスイッチング性能を示す図
【図5】PCMO薄膜のスイッチング性能を示す図
【図6】本発明に係るCMR薄膜の製造方法で作製されたPCMO薄膜のスイッチング特性を示す図
【図7】本発明に係るCMR薄膜の製造方法で作製されたPCMO薄膜のオージェ分析結果を示す図
【図8】Rh−Pt−Co合金基板とPCMO薄膜のEDX(エネルギー分散型X線分析)パターンを示す図
【図9】Pt0.2Co0.8合金処理を施したRh基板のEDX(エネルギー分散型X線分析)パターンを示す図
【符号の説明】
【0024】
10: 本発明に係るCMR薄膜の製造方法のスピンコーティング工程全体
12: CMR前駆体を準備する工程
14: CMR前駆体をウェハの表面に注入する工程
16: ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する工程
18: ウェハを約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングする工程
20: ウェハを約230℃に昇温されたベーキング温度で約1分間ベーキングする工程
22: ウェハを約500℃で約5分間RTAアニーリングする工程
24: ステップ14〜22のウェハをスピンコーティング及び加熱する工程を3回繰り返す工程
26: ウェハを乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングする工程

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体装置に使用されるCMR薄膜の製造方法であって、
酢酸金属ベースの酢酸溶液状態におけるCMR前駆体を準備する工程と、
ウェハを準備する工程と、
スピンコーティングチャンバー内にウェハを設置する工程と、
少なくとも3回繰り返されるウェハをスピンコーティング及び加熱する工程と、
前記ウェハを乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングする工程と、
前記半導体装置を形成する工程と、を有し、
前記スピンコーティング及び加熱する工程が、
前記CMR前駆体を前記スピンコーティングチャンバー内に供給し、前記チャンバー内の前記ウェハの表面に注入する工程と、
前記ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する工程と、
前記ウェハを約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ベーキング温度を約230℃に昇温する工程と、
前記ウェハを前記昇温されたベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ウェハを約500℃で約5分間アニーリングする工程と、を有することを特徴とするCMR薄膜の製造方法。
【請求項2】
前記ウェハを準備する工程が、前記ウェハ上にPt0.2Co0.8合金の表面処理を施したロジウム層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項3】
前記ウェハを準備する工程が、前記ウェハ上にRh−Pt−Co合金層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項4】
前記ウェハを準備する工程が、シリコンウェハ上にSiO層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項5】
電圧振幅が少なくとも4.5Vでパルス幅が少なくとも50nsの書き込みパルスを印加して前記半導体装置をプログラムする工程を有することを特徴とする請求項1に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項6】
最小電圧振幅が少なくとも2Vでパルス幅が少なくとも2μsのリセットパルスを印加して前記半導体装置をプログラムする工程を有することを特徴とする請求項1に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項7】
半導体装置に使用されるCMR薄膜の製造方法であって、
酢酸金属ベースの酢酸溶液状態におけるCMR前駆体を準備する工程と、
ウェハを準備する工程と、
スピンコーティングチャンバー内にウェハを設置する工程と、
少なくとも3回繰り返されるウェハをスピンコーティング及び加熱する工程と、
前記ウェハを乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングする工程と、
前記半導体装置を形成する工程と、を有し、
前記ウェハを準備する工程が、前記ウェハ上にPt0.2Co0.8合金の表面処理を施したロジウム層、及び、前記ウェハ上にRh−Pt−Co合金層を備える物質群から選択される物質層をシリコン基板上に形成する工程を有し、
前記スピンコーティング及び加熱する工程が、
前記CMR前駆体を前記スピンコーティングチャンバー内に供給し、前記チャンバー内の前記ウェハの表面に注入する工程と、
前記ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する工程と、
前記ウェハを約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ベーキング温度を約230℃に昇温する工程と、
前記ウェハを前記昇温されたベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ウェハを約500℃で約5分間アニーリングする工程と、を有することを特徴とするCMR薄膜の製造方法。
【請求項8】
前記ウェハを準備する工程が、シリコンウェハ上にSiO層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項9】
電圧振幅が少なくとも4.5Vでパルス幅が少なくとも50nsの書き込みパルスを印加して前記半導体装置をプログラムする工程を有することを特徴とする請求項7に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項10】
最小電圧振幅が少なくとも2Vでパルス幅が少なくとも2μsのリセットパルスを印加して前記半導体装置をプログラムする工程を有することを特徴とする請求項7に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項11】
半導体装置に使用されるCMR薄膜の製造方法であって、
酢酸金属ベースの酢酸溶液状態におけるCMR前駆体を準備する工程と、
ウェハを準備する工程と、
スピンコーティングチャンバー内にウェハを設置する工程と、
少なくとも3回繰り返されるウェハをスピンコーティング及び加熱する工程と、
前記ウェハを乾燥清浄空気中において約500〜600℃の温度範囲で約1〜6時間の時間範囲の間ポストアニーリングする工程と、
前記半導体装置を形成する工程と、
電圧振幅が少なくとも4.5Vでパルス幅が少なくとも50nsの書き込みパルスを印加し、最小電圧振幅が少なくとも2Vでパルス幅が少なくとも2μsのリセットパルスを印加して前記半導体装置をプログラムする工程と、を有し、
前記スピンコーティング及び加熱する工程が、
前記CMR前駆体を前記スピンコーティングチャンバー内に供給し、前記チャンバー内の前記ウェハの表面に注入する工程と、
前記ウェハを約1500〜3000rpmの範囲のスピン速度に約30秒間加速する工程と、
前記ウェハを約180℃のベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ベーキング温度を約230℃に昇温する工程と、
前記ウェハを前記昇温されたベーキング温度で約1分間ベーキングする工程と、
前記ウェハを約500℃で約5分間アニーリングする工程と、を有することを特徴とするCMR薄膜の製造方法。
【請求項12】
前記ウェハを準備する工程が、前記ウェハ上にPt0.2Co0.8合金の表面処理を施したロジウム層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項13】
前記ウェハを準備する工程が、前記ウェハ上にRh−Pt−Co合金層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載のCMR薄膜の製造方法。
【請求項14】
前記ウェハを準備する工程が、シリコンウェハ上にSiO層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載のCMR薄膜の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−24901(P2006−24901A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−153276(P2005−153276)
【出願日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】