説明

γ−セクレターゼ調節剤

本発明は、γ−セクレターゼの調節因子である新規化合物を提供する。該化合物は式(I)(式中、Rは式(II)の縮合二環式環である)を有する。式(I)の化合物を使用してγ−セクレターゼ活性を調節する方法およびアルツハイマー病を治療する方法も開示する。本発明は、その多くの実施形態において、γ−セクレターゼ調節因子(阻害剤およびアンタゴニストなどを含める)としての新規の部類の複素環化合物、そうした化合物を調製する方法、1つもしくは複数のそうした化合物を含む医薬組成物、1つもしくは複数のそうした化合物を含む医薬処方物を調製する方法、およびそうした化合物または医薬組成物を使用してAβに関連する1つもしくは複数の疾患を治療、予防、阻害または寛解する方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化390】

またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ[式中、
、R、R、RおよびLはそれぞれ独立に選択され、
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−からなる群から選択され、前記Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−および縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されており、
Lは、直接結合、−O−、−N(R)−、−C(R)(R)−、−(C=O)−、−(C=NR21A)−、−S−、−S(O)−および−S(O)−からなる群から選択され、
は縮合二環式環であり、
【化391】

(式中:
(1)環(A)は原子A〜Aを含む5員ヘテロアリール環であるか、または、環(A)は原子A〜Aを含む5員ヘテロシクロアルケニル環であり、環A内の円形破線は、環(A)がヘテロアリール環であるか、または環(A)がヘテロシクロアルケニル環であるのに十分な数の結合を表しており:
(i)環(A)がヘテロアリール環である場合:
(a)A、AおよびAはそれぞれ独立にCおよびNからなる群から選択され、
(b)AおよびAはそれぞれ独立にN、S、OまたはCからなる群から選択され、置換可能なCのそれぞれは1個のR21B基で任意選択で置換されており、各Cについて各R21Bは独立に選択され、置換可能なNのそれぞれは1個のR21A基で任意選択で置換されており、各Nについて各R21Aは独立に選択され、
(c)但し、A〜Aの少なくとも1個はヘテロ原子であり、但し、環(A)中のヘテロ原子の合計数は1〜3であり、
(d)但し、環(A)は2つの隣接環O原子を含まず、ならびに、隣接するOおよびS原子を含まず、
(ii)環(A)がヘテロシクロアルケニル環である場合:
(a)A、AおよびAはそれぞれ独立にCおよびNからなる群から選択され、置換可能なCのそれぞれは1個のR21B基で任意選択で置換されており、各Cについて各R21Bは独立に選択され、置換可能なNのそれぞれは1個のR21A基で任意選択で置換されており、各Nについて各R21Aは独立に選択され、
(b)AおよびAはそれぞれ独立に:N、S、O、C、SO、SO、−(C=O)−または−(C=NR21A)−からなる群から選択され、置換可能なCのそれぞれは1個のR21B基で任意選択で置換されており、各Cについて各R21Bは独立に選択され、置換可能なNのそれぞれは1個のR21A基で任意選択で置換されており、各Nについて各R21Aは独立に選択され、
(c)但し、A〜Aの少なくとも1個はヘテロ原子であり、但し、環(A)中のヘテロ原子の合計数は1〜3であり、
(d)但し、環(A)は2つの隣接環O原子を含まず、2つの隣接S基を含まず、ならびに、隣接するO原子およびS基を含まず、
(2)環(B)(これは原子A、AおよびB〜Bを含む)は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールまたはフェニル環であり、
(a)AおよびAは環(A)について上記で定義した通りであり、
(b)前記フェニル環(B)において:
(i)A、AおよびB〜BはCであり、ならびに、
(ii)B、BおよびBはそれぞれ、1つのR21B基で任意選択で置換されており(各炭素上の置換は残りの炭素上での置換から独立である)、
(c)前記シクロアルキル環(B)において:
(i)A、AおよびBはCであり、
(ii)B、BおよびBはそれぞれ独立に:C、−(C=O)−および−(C=NR21A)−からなる群から選択され、但し、−(C=O)−および−(C=NR21A)−からなる群から選択される0から2個の部分だけ存在し、および
(iii)置換可能なA、AおよびBからBのCそれぞれは、1または2個の独立に選択されるR21B基で任意選択で置換されており、
(d)前記シクロアルケニル環(B)において:
(i)A、AおよびBはCであり、
(ii)B、BおよびBはそれぞれ独立に:C、−(C=O)−および−(C=NR21A)−からなる群から選択され、但し、C=Oおよび−C=NR21Aからなる群から選択される0〜2個の部分だけ存在し、
(iii)置換可能なA、AおよびBからBのCそれぞれは、1または2個の独立に選択されるR21B基で任意選択で置換されており、
(iv)前記シクロアルケニル環(B)は1または2個の二重結合を含み、
(e)前記ヘテロシクロアルキル環(B)において:
(i)BはNおよびCからなる群から選択され、
(ii)B、BおよびBはそれぞれ独立に:N、C、−(C=O)−および−(C=NR21A)−、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され、但し、その環の中に、−O−O−結合、−O−S−結合、O−S(O)結合、−O−S(O)結合および−N−S−結合は存在せず、但し、その環は3個の隣接窒素原子を含まず、
(iii)A、AおよびB〜Bの少なくとも1個はヘテロ原子であり、但し、Aがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、Aがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、Bがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、B〜Bについてのヘテロ原子(B〜Bの1つまたは複数がヘテロ原子である場合)は、N、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され、
(iv)前記ヘテロシクロアルキル環(B)中のヘテロ原子の合計数は1〜4であり、
(v)置換可能なA、AおよびB〜BのCそれぞれは、1または2個の独立に選択されるR21B基で任意選択で置換されており、および
(vi)置換可能なB〜BのNのそれぞれは、1個のR21A基で任意選択で置換されており、各Nについての各R21Aは独立に選択され、
(f)前記ヘテロシクロアルケニル環(B)において:
(i)BはNおよびCからなる群から選択され、
(ii)B、BおよびBはそれぞれ独立に:N、C、−(C=O)−および−(C=NR21A)−、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され、但し、その環の中に、−O−O−結合、−O−S−結合、O−S(O)結合、−O−S(O)結合および−N−S−結合は存在せず、但し、その環は3個の隣接窒素原子を含まず、
(iii)A、AおよびB〜Bの少なくとも1個はヘテロ原子であり、但し、Aがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、Aがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、Bがヘテロ原子である場合、前記ヘテロ原子はNであり、B〜Bについてのヘテロ原子(B〜Bの1つまたは複数がヘテロ原子である場合)は、N、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択され、
(iv)前記ヘテロシクロアルケニル環(B)中のヘテロ原子の合計数は1から4であり、
(v)置換可能なA、AおよびBからBのCそれぞれは、1または2個の独立に選択されるR21B基で任意選択で置換されており、
(vi)置換可能なB〜BのNのそれぞれは、1個のR21A基で任意選択で置換されており、各Nについての各R21Aは独立に選択され、および
(vii)前記ヘテロシクロアルケニル環(B)は、1または2個の二重結合を含み;
(g)前記ヘテロアリール環(B)において:
(i)BはCであり、
(ii)B〜Bはそれぞれ独立にCおよびNからなる群から選択され、
(iii)A、AおよびB〜Bの少なくとも1個はヘテロ原子であり(例えば、AまたはAの少なくとも1個はNであるか、または、B〜Bの少なくとも1個はNである)、
(iv)前記ヘテロアリール環(B)中のヘテロ原子の合計数は1〜3であり、置換可能なB〜BのCそれぞれは、1個のR21B基で任意選択で置換されており(各炭素上の置換は残りの炭素上での置換から独立である))、
は、アリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−、ヘテロシクリルアルケニル−、縮合ベンゾシクロアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−、縮合シクロアルキルアリール(すなわち、シクロアルキル縮合アリール−)、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、
【化392】

【化393】

からなる群から選択され、
Xは、O、−N(R14)−および−S−からなる群から選択され、前記R部分のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されており、
は、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、前記Rのアリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されているか;または、
とRは一緒に結合して縮合三環系を形成しており、RおよびRは上記定義と同様であり、RとRを結合している環は、アルキル環またはヘテロアルキル環またはアリール環またはヘテロアリール環またはアルケニル環またはヘテロアルケニル環であり(例えば、三環系は、それによってRとRが一緒に結合している原子と隣接した原子(複数)と連結することによって形成される);
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択されるか;または、
は、Rとそれらが結合している窒素と一緒に、前記R環と縮合した、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成しており、前記縮合環は、1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されており、
およびRはそれぞれ独立に:H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニルおよびアルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは独立して、1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されているか;または、
は、Rとそれらが結合している炭素と一緒に前記R環と縮合した、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成しており、前記縮合環は、1から5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されているか;または、
とRはそれらが結合している炭素と一緒にスピロシクロアルキル環、スピロシクロアルケニル環、スピロヘテロシクロアルキル環またはスピロヘテロシクロアルケニル環を形成しており、そのスピロ環は1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されており、
15AおよびR16Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、qは1〜5であり、各R18は独立して選択され(当業者は、R18部分が、任意の利用可能で置換可能な原子に結合し得ることを理解されよう)、
15、R16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、qは1〜5であり、各R18は独立して選択され(当業者は、R18部分が、任意の利用可能で置換可能な原子に結合し得ることを理解されよう)、
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立して選択されるか、または交互に、隣接する炭素上の2つのR18部分が一緒に連結して
【化394】

を形成することができ、
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり、
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり、
各R21基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル(すなわち、ヘテロシクロアルキルアルキル)、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−P(O)(CH、−SO(=NR15)R16−、−SF、−OSF、−Si(R15A(各R15Aが独立に選択される)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15、−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15A、=NOR15、−N、−NO、−S(O)15A、−O−N=C(R15(ここで各R15は独立して選択される)および−O−N=C(R15からなる群から選択され、前記R15基は、それらが結合している炭素原子と一緒に5〜10員環を形成し、前記環は、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−およびNR21Aからなる群から独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を任意選択で含み、
各R21Aは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−OR15、−CN、−アルキル−(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−CH−N(R15)C(O)(R16)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15、−CHN(R15)(R16)、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−CH−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)OR16、−C(R15)=NOR16、−S(O)R15A、−S(O)(OR15)、−S(O)(OR15)、−S(O)15A、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−N、−NO、−P(O)(CH、−SO(=NR15)R16−、−SFおよび−OSFからなる群から独立に選択され、
各R21B基は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−OR15、−CN、−アルキル−(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15、−CHN(R15)(R16)、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−CH−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)OR16、−C(R15)=NOR16、−SR15、−S(O)R15A、−S(O)(OR15)、−S(O)(OR15)、−S(O)15A、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−N、−NO、−P(O)(CH、−SO(=NR15)R16−、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から独立に選択され、各R15Aは独立に選択され、
独立に、R21、R21AおよびR21Bそれぞれのアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜5個の独立に選択されるR22基で任意選択で置換されており、各R22基は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、=NOR15、−NO、−S(O)R15Aおよび−S(O)15Aからなる群から独立に選択され、
但し、Rがアリールであり、Rが5もしくは6員アリールまたはヘテロアリール環を含む場合、前記5もしくは6員アリールまたはヘテロアリール環は、部分:−O−(5もしくは6員アリール)、−S−(5もしくは6員アリール)、−S(O)−(5もしくは6員アリール)、−N(R15)−(5もしくは6員アリール)、−C(O)−(5もしくは6員アリール)、−アルキル−(5もしくは6員アリール)、−O−(5もしくは6員ヘテロアリール)、−S−(5もしくは6員ヘテロアリール)、−S(O)−(5もしくは6員ヘテロアリール)、−N(R15)−(5もしくは6員ヘテロアリール)、−C(O)−(5もしくは6員ヘテロアリール)および−アルキル−(5もしくは6員ヘテロアリール)からなる群から選択されるR21基で置換されていない前提である]。
【請求項2】
が1AA〜42AAからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記式(I)の化合物中に:−SF、−OSFおよび−Si(R15A(各R15Aは独立に選択される)からなる群から選択される少なくとも1つの基が存在し、Rが1AA〜42AAからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が1gg〜13ggからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が1AA〜42AAからなる群から選択され、Rが1gg〜13ggからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
−R部分が1bb〜40bbからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】

【化395】

【化396】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】

【化397】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が1〜3個の独立に選択されるR21部分で置換されたフェニルであり、少なくとも1つのR21部分が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が1〜3個の独立に選択されるR21部分で置換されたフェニルであり、少なくとも1つのR21部分が−SFおよび−OSFからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Lが
【化398】

からなる群から選択され、

【化399】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
−R−部分が
【化400】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
−R−部分が
【化401】

である、請求項7に記載の化合物。
【請求項14】
−R−部分が
【化402】

である、請求項8に記載の化合物。
【請求項15】
−R−部分が
【化403】

である、請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
前記Rが、アリールおよび1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
(1)前記Rが、フェニルおよび1個のR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、(2)前記Rが、1個のR21基で置換されているイミダゾール−1−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
−R−部分が
【化404】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
−R−部分が
【化405】

【化406】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
−L−R部分が
【化407】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
Lが−C(R)(R)−であり、RおよびRがHおよびアルキルからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Lが−C(R)(R)−であり、Rが、Rおよびそれらが結合している炭素と一緒に、前記R環と縮合した、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成しており、前記縮合環が1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
Lが−N(R)−であり、Rが、Rおよびそれらが結合している窒素と一緒に、前記R環と縮合した、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成しており、前記縮合環が1〜5個の独立に選択されるR21基で任意選択で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、1〜3個の独立に選択されるR21基で置換されたピリジルであり、Rが、1〜3個の独立に選択されるR21基で置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
が、1〜3個の独立に選択されるR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基がハロである、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
Lが
【化408】

からなる群から選択され:

【化409】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
−L−R部分が
【化410】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
縮合環(A)および(B)が
【化411】

【化412】

【化413】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
縮合環(A)および(B)が
【化414】

【化415】

【化416】

【化417】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
B2、B3、B5〜B9、B11、B13〜B35からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
B45〜B49、B52〜B74、B45.1〜B49.1およびB52.1〜B74.1からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
B75〜B77からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
1〜162からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
化合物43である、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
化合物44である、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
化合物45である、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
化合物46である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
化合物59である、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
化合物60である、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
化合物93である、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
化合物94である、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
化合物101である、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
化合物102である、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
化合物103である、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
化合物104である、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
化合物139である、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
化合物140である、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
化合物141である、請求項1に記載の化合物。
【請求項49】
化合物142である、請求項1に記載の化合物。
【請求項50】
化合物151である、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
化合物152である、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
化合物159である、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
化合物160である、請求項1に記載の化合物。
【請求項54】
化合物161である、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
化合物162である、請求項1に記載の化合物。
【請求項56】
純粋な形態および単離した形態における、請求項1に記載の化合物。
【請求項57】
純粋な形態および単離した形態における、請求項33に記載の化合物。
【請求項58】
請求項33の化合物の薬学的に許容される塩。
【請求項59】
請求項33に記載の化合物の溶媒和物。
【請求項60】
請求項33に記載の化合物の薬学的に許容されるエステル。
【請求項61】
治療有効量の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項62】
治療有効量の請求項33に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項63】
治療有効量の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される担体、ならびに、(a)アルツハイマー病を治療するのに有用な薬物、(b)神経組織の中、その上もしくはその周りでのアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)の沈着を阻止するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬物、および(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の他の薬学的に活性な薬物を含む医薬組成物。
【請求項64】
治療有効量の請求項33に記載の化合物および薬学的に許容される担体、ならびに(a)アルツハイマー病を治療するのに有用な薬物、(b)神経組織の中、その上もしくはその周りでのアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)の沈着を阻止するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬物、および(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の他の薬学的に活性な薬物を含む医薬組成物。
【請求項65】
治療有効量の請求項1の化合物、薬学的に許容される担体および有効量の1つまたは複数のBACE阻害剤を含む医薬組成物。
【請求項66】
治療有効量の請求項33の化合物、薬学的に許容される担体および有効量の1つまたは複数のBACE阻害剤を含む医薬組成物。
【請求項67】
(1)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を含むか、あるいは、
(2)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、ならびに、(a)アルツハイマー病を治療するのに有用な薬物、(b)神経組織の中、その上もしくはその周りでのアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)の沈着を阻止するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬物、および(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の他の薬学的に活性な薬物を含むか、あるいは、
(3)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体ならびに有効量の1つまたは複数のBACE阻害剤を含むか、あるいは、
(4)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、ならびに有効量の1つ又は複数のコリンエステラーゼ阻害剤を含むか、あるいは、
(5)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物、少なくとも1つの薬学的に許容される担体および有効量の1つまたは複数のコリンエステラーゼ阻害剤を含むか、あるいは、
(6)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体ならびに有効量の1つまたは複数の、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ修飾因子;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤を含むか、あるいは、
(7)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物および少なくとも1つの薬学的に許容される担体ならびに有効量の1つまたは複数の、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ修飾因子;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤を含むか、あるいは、
(8)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体ならびに有効量のドネペジル塩酸塩を含むか、あるいは、
(9)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物および少なくとも1つの薬学的に許容される担体ならびに有効量のドネペジル塩酸塩を含む医薬組成物。
【請求項68】
有効量の1つまたは複数の請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与することを含む、γ−セレクターゼを調節する方法。
【請求項69】
有効量の1つまたは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、1つまたは複数の神経変性疾患を治療する方法。
【請求項70】
有効量の1つまたは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、神経組織の中、その上もしくはその周りでのアミロイドタンパク質の沈着を阻止する方法。
【請求項71】
有効量の1つまたは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項72】
有効量の1つまたは複数の請求項33に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項73】
有効量の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項74】
有効量の請求項33に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項75】
(a)γ−セクレターゼを調節する、(b)1つまたは複数の神経変性疾患を治療する、(c)神経組織の中、その上もしくはその周りでのアミロイドタンパク質の沈着を阻止する、または(d)アルツハイマー病を治療する方法であって、
(1)有効量の請求項1に記載の化合物、ならびに、
(2)BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ修飾因子;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の他の薬剤活性成分を、そうした治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項76】
有効量の請求項1に記載の化合物、ならびに、Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項77】
有効量の請求項1に記載の化合物および有効量の1つまたは複数のBACE阻害剤を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項78】
(1)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のコリンエステラーゼと併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(2)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(3)有効量の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のコリンエステラーゼと併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(4)有効量の請求項1に記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(5)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のリバスチグミンと併用して、そのような治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(6)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のタクリンと併用して、そのような治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(7)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のタウキナーゼ阻害剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(8)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤、ERK阻害剤からなる群から選択される有効量の1つもしくは複数のタウキナーゼ阻害剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(9)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つの抗Aβワクチン接種と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(10)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のAPPリガンドと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(11)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、インスリン分解酵素および/またはネプリライシンをアップレギュレートする有効量の1つもしくは複数の薬剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(12)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のコレステロール降下薬と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(13)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン、およびエゼチミブからなる群から選択される、有効量の1つもしくは複数のコレステロール降下薬と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(14)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のフィブラート系薬剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(15)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、アルミニウムクロフィブラートからなる群から選択される有効量の1つもしくは複数のフィブラート系薬剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(16)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のLXRアゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(17)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のLRP模倣剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(18)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数の5−HT6受容体アンタゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(19)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のニコチン受容体アゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(20)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のH3受容体アンタゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(21)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のヒストンデアセチラーゼ阻害剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(22)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のhsp90阻害剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(23)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のm1ムスカリン受容体アゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(24)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数の5−HT6受容体アンタゴニストmGluR1もしくはmGluR5のポジティブアロステリック調節因子またはアゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(25)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のmGluR2/3アンタゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(26)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数の、神経炎症を低減することができる抗炎症剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(27)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニストと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(28)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のPAI−1阻害剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(29)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、Aβ流出を誘発することができる有効量の1つもしくは複数の薬剤と併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(30)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のゲルゾリンと併用して、そうした治療を必要とする患者に投与することを含むアルツハイマー病を治療するか、または
(31)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、ダウン症候群を治療するか、または
(32)有効量の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、ダウン症候群を治療するか、または
(33)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のコリンエステラーゼ阻害剤と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むダウン症候群を治療するか、または
(34)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むダウン症候群を治療するか、または
(35)有効量の請求項1に記載の化合物を、有効量の1つもしくは複数のコリンエステラーゼ阻害剤と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含むダウン症候群を治療するか、または
(37)有効量の請求項1に記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と併用して、治療を必要とする患者に投与することを含む、ダウン症候群を治療するか、または
(38)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、軽度認知障害を治療するか、または
(39)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、緑内障を治療するか、または
(40)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、脳アミロイド血管症を治療するか、または
(41)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、脳卒中を治療するか、または
(42)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、認知症を治療するか、または
(43)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、小膠細胞症を治療するか、または
(44)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、脳炎を治療するか、または
(45)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与することを含む、嗅覚機能喪失を治療する、
方法。
【請求項79】
組合せて使用するための医薬組成物を単一のパッケージ中の別々の容器内に含むキットであって、1つの容器が薬学的に許容される担体中に有効量の請求項1に記載の化合物を含み、別の容器が有効量の別の薬学的に活性な成分を含み、請求項1に記載の化合物および他の薬学的に活性な成分を合わせた量が、(a)アルツハイマー病を治療する、または(b)神経組織の中、上または周囲におけるアミロイドタンパク質の沈着を阻害する、または(c)神経変性疾患を治療する、または(d)γ−セクレターゼの活性を調節する、のに有効である、キット。

【公表番号】特表2011−506335(P2011−506335A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537047(P2010−537047)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/085515
【国際公開番号】WO2009/073777
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】