アクアポリン修飾因子並びに浮腫および体液平衡異常の治療のためのそれらの使用方法
アクアポリンチャネルをアゴナイズまたはアンタゴナイズする、3−カルボキシアリールスルホンアミド化合物を含む化合物、および、それらを使用して、アクアポリンが介在する疾患または疾病を治療する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式(I)−(IV)のいずれか1つの化合物またはその医薬的に許容可能な塩:
【化1】
【化2】
ここにおいて、
Bは、−OH、−OR、−OCHR1OCOR2またはNR1R2であり;
X、YおよびZは、独立に、水素、ハロゲン、−OH、−OR、−NHR、−NHCOR、−NHSO2R、−SR、−SORまたは−SO2Rから成る群から選択され;
ここにおいて、Rは、
(a)直鎖または分枝鎖C1−C6アルキル;
(b)ハロゲン、トリハロメタン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アルキルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アミノカルバモイル、N−アルキル−またはN,N−ジアルキルアミノカルバモイル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミド、N,N−ジアルキルカルボキサミド、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アミノアルキル、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルバモイルアルキル、アリールカルバモイルアルキル、アミノカルバモイルアルキル、N−アルキルアミノカルバモイルアルキル、N,N−ジアルキルアミノカルバモイルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキル、アリールスルホニルアミノアルキルから成る群の少なくとも1つのメンバーによって、置換されていない、または置換された、アリールまたはアリールC1−C6アルキル;
(c)ハロゲン、トリハロメタン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アルキルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アミノカルバモイル、N−アルキル−またはN,N−ジアルキルアミノカルバモイル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミド、N,N−ジアルキルカルボキサミド、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アミノアルキル、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルバモイルアルキル、アリールカルバモイルアルキル、アミノカルバモイルアルキル、N−アルキルアミノカルバモイルアルキル、N,N−ジアルキルアミノカルバモイルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキル、アリールスルホニルアミノアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルカルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミドアルキル、N,N−ジアルキルカルボキサミドアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、トリフルオロメチルスルホニルアミノアルキル、アリールチオアルキル、アリールスルフィニルアルキルおよびアリールスルホニルアルキルから成る群の少なくとも1つのメンバーによって、置換されていない、または置換された、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1またはC6アルキル
から成る群の1つのメンバーであり;および
R1およびR2は、以下である:
(a)独立に、水素または任意に置換された直鎖または分枝鎖C1−C6アルキル;
(b)式−(CH2)nCHR−Qまたは−CHR(CH2)n−Qの群、ここにおいて、n=0−2であり、Qは、アリール、ヘテロアリール、−CF3、−CH2OH、−OR3、−CH2NHCOR3、−CH2NHS(O)2R3、−SR3、−S(O)R3、−S(O)2R3から選択され;および、R3は、H、C1−C6直鎖または分枝鎖アルキル、アリールC0−C3アルキル−、ヘテロアリールC0−C3アルキル−のいずれかであってよい;
(c)式−CH2CHR−Qまたは−CHRCH2−Qの群、ここにおいて、n=0−2であり、Qは−NHCONR3R4または−NR3R4であり、ここにおいてR3およびR4は、独立に、H、C1−C6直鎖または分枝鎖アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールC1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキルであり、または、ともに以下の環を形成する:
【化3】
ここにおいて、
Aは、−(CH2)n−、−CH=CH−、−(CH2)nCO−、−(CH2)nO−、−(CH2)nSOm−、または−(CH2)nNR−および−NRCO−から成る群から選択され、nおよびmは独立に0から2の間の整数であり、および、Rは前記の定義のとおりであり、
Dは−(CH2)n−であり、nは0から2の間の整数であり、
EおよびFは、独立に、nが0から2の間の整数である−(CH2)n−であり;または、置換されたまたは置換されていない隣接して結合するアリール−またはヘテロアリール−環構造である;
(d)それらが結合する窒素原子とともに、置換されたまたは置換されていない5−7員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルは、環構造内部に、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−NR−、−NCOR−、−NSO2R−といった基を含むヘテロ原子を含んでよく、任意に置換されたまたは置換されていないアリールまたはヘテロアリール基に融合されており、および、Rは前記の定義のとおりであり;ここにおいて、式(IV)のWはS、O、NRであり、ここにおいて、RはH、アルキルまたはアリールアルキルである。
【請求項2】
式(I)を有し、Xが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(I)を有し、Yが−NHRである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
ZがORである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R1およびR2が水素である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Bが−ORであり、Rが、任意に、−CHR1−O−COR2、または、−NH(CH2)2−モルフォリノである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Bが−NR1R2である、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
Xが−ORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Yが水素である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Zがハロゲンである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R1およびR2が水素である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Bが−ORである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Bが−NR1R2である、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
式(I)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式(II)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式(III)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式(IV)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物、および、医薬的に許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含む組成物。
【請求項19】
アクアポリンによってまたはアクアポリンの異常な発現によって仲介される疾病または障害を患う患者を治療する方法であって、浮腫を減少させるためにまたは体液平衡異常を調節するために有効な量で、請求項1に記載の化合物の有効量を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項20】
前記疾病または障害が、浮腫、脳損傷、頭部外傷、眼障害、肺疾患、肺の疾病、脈管疾患、腎臓病、重金属毒性、アルツハイマー病、腫瘍および癌から成る群から選択される請求項19に記載の方法。
【請求項1】
下式(I)−(IV)のいずれか1つの化合物またはその医薬的に許容可能な塩:
【化1】
【化2】
ここにおいて、
Bは、−OH、−OR、−OCHR1OCOR2またはNR1R2であり;
X、YおよびZは、独立に、水素、ハロゲン、−OH、−OR、−NHR、−NHCOR、−NHSO2R、−SR、−SORまたは−SO2Rから成る群から選択され;
ここにおいて、Rは、
(a)直鎖または分枝鎖C1−C6アルキル;
(b)ハロゲン、トリハロメタン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アルキルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アミノカルバモイル、N−アルキル−またはN,N−ジアルキルアミノカルバモイル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミド、N,N−ジアルキルカルボキサミド、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アミノアルキル、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルバモイルアルキル、アリールカルバモイルアルキル、アミノカルバモイルアルキル、N−アルキルアミノカルバモイルアルキル、N,N−ジアルキルアミノカルバモイルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキル、アリールスルホニルアミノアルキルから成る群の少なくとも1つのメンバーによって、置換されていない、または置換された、アリールまたはアリールC1−C6アルキル;
(c)ハロゲン、トリハロメタン、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アルキルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アミノカルバモイル、N−アルキル−またはN,N−ジアルキルアミノカルバモイル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミド、N,N−ジアルキルカルボキサミド、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アミノアルキル、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルバモイルアルキル、アリールカルバモイルアルキル、アミノカルバモイルアルキル、N−アルキルアミノカルバモイルアルキル、N,N−ジアルキルアミノカルバモイルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキル、アリールスルホニルアミノアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルカルボキシアルキル、N−アルキルカルボキサミドアルキル、N,N−ジアルキルカルボキサミドアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、トリフルオロメチルスルホニルアミノアルキル、アリールチオアルキル、アリールスルフィニルアルキルおよびアリールスルホニルアルキルから成る群の少なくとも1つのメンバーによって、置換されていない、または置換された、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1またはC6アルキル
から成る群の1つのメンバーであり;および
R1およびR2は、以下である:
(a)独立に、水素または任意に置換された直鎖または分枝鎖C1−C6アルキル;
(b)式−(CH2)nCHR−Qまたは−CHR(CH2)n−Qの群、ここにおいて、n=0−2であり、Qは、アリール、ヘテロアリール、−CF3、−CH2OH、−OR3、−CH2NHCOR3、−CH2NHS(O)2R3、−SR3、−S(O)R3、−S(O)2R3から選択され;および、R3は、H、C1−C6直鎖または分枝鎖アルキル、アリールC0−C3アルキル−、ヘテロアリールC0−C3アルキル−のいずれかであってよい;
(c)式−CH2CHR−Qまたは−CHRCH2−Qの群、ここにおいて、n=0−2であり、Qは−NHCONR3R4または−NR3R4であり、ここにおいてR3およびR4は、独立に、H、C1−C6直鎖または分枝鎖アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールC1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキルであり、または、ともに以下の環を形成する:
【化3】
ここにおいて、
Aは、−(CH2)n−、−CH=CH−、−(CH2)nCO−、−(CH2)nO−、−(CH2)nSOm−、または−(CH2)nNR−および−NRCO−から成る群から選択され、nおよびmは独立に0から2の間の整数であり、および、Rは前記の定義のとおりであり、
Dは−(CH2)n−であり、nは0から2の間の整数であり、
EおよびFは、独立に、nが0から2の間の整数である−(CH2)n−であり;または、置換されたまたは置換されていない隣接して結合するアリール−またはヘテロアリール−環構造である;
(d)それらが結合する窒素原子とともに、置換されたまたは置換されていない5−7員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルは、環構造内部に、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NH−、−NR−、−NCOR−、−NSO2R−といった基を含むヘテロ原子を含んでよく、任意に置換されたまたは置換されていないアリールまたはヘテロアリール基に融合されており、および、Rは前記の定義のとおりであり;ここにおいて、式(IV)のWはS、O、NRであり、ここにおいて、RはH、アルキルまたはアリールアルキルである。
【請求項2】
式(I)を有し、Xが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(I)を有し、Yが−NHRである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
ZがORである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R1およびR2が水素である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Bが−ORであり、Rが、任意に、−CHR1−O−COR2、または、−NH(CH2)2−モルフォリノである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Bが−NR1R2である、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
Xが−ORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Yが水素である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Zがハロゲンである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R1およびR2が水素である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Bが−ORである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Bが−NR1R2である、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
式(I)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式(II)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式(III)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式(IV)を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物、および、医薬的に許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含む組成物。
【請求項19】
アクアポリンによってまたはアクアポリンの異常な発現によって仲介される疾病または障害を患う患者を治療する方法であって、浮腫を減少させるためにまたは体液平衡異常を調節するために有効な量で、請求項1に記載の化合物の有効量を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項20】
前記疾病または障害が、浮腫、脳損傷、頭部外傷、眼障害、肺疾患、肺の疾病、脈管疾患、腎臓病、重金属毒性、アルツハイマー病、腫瘍および癌から成る群から選択される請求項19に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2010−508300(P2010−508300A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534902(P2009−534902)
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/082729
【国際公開番号】WO2008/052190
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(509120034)
【出願人】(509120218)
【出願人】(509120067)
【出願人】(509120045)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/082729
【国際公開番号】WO2008/052190
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(509120034)
【出願人】(509120218)
【出願人】(509120067)
【出願人】(509120045)
【Fターム(参考)】
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