説明

オーロラキナーゼ調節物質及び使用方法

【要約書】
本発明は、様々なタンパク質キナーゼ受容体酵素を調節することができ、これにより、このようなキナーゼの活性に関連する様々な病状及び症状に影響を及ぼすことができる、一般式(I)(A1−8、D’、L、L、R、R6−8及びn)を有する化学的化合物に関する及び合成中間体に関する。例えば、前記化合物は、オーロラキナーゼを調節することができ、これにより、癌及び癌関連疾患を治療するために、細胞周期及び細胞増殖の過程に影響を及ぼすことができる。本発明は、前記化合物を含む医薬組成物及びオーロラキナーゼの活性に関連する病状を治療する方法も含む。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物又は医薬として許容されるその塩
【化1】

(A及びAの各々は、独立に、N又はCRであり(但し、A及びAの1つ以下がNである。);
、A、A及びAの各々は、独立に、N又はCRであり(但し、A、A、A及びAの2つ以下がNである。);
及びLの各々は、独立に、−O−、−NR−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−SO−又は−CRであり(各Rは、独立に、H、ハロ、OH、C1−6アルコキシル、NH−C1−6アルキル、CN−又はC1−6アルキルである。);
及びAの各々は、独立に、N又はCRであり(但し、A及びAの少なくとも1つはNである。);
D’は炭素原子の5員又は6員環であり、O、N及びSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含み、ならびに前記環は、Rの置換基のn個で独立に、任意に置換されており;
各Rは、独立に、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、オキソ、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、−SR、−OR、−NR、−C(O)R、−COOR、−OC(O)R、−C(O)C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)NR、−NR(COOR)、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)又は完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式、6員から12員の二環式又は7員から14員の三環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子、二環式の場合には1から6個のヘテロ原子又は三環式の場合には1から9個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はRの1から5個の置換基で独立に任意に置換され;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
は、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
、R及びRの各々は、独立に、Rであり;
あるいは、R又はRの何れかは、独立に、R及びそれらが結合している炭素原子と一緒に、O、N又はSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含む、完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の炭素原子の5員又は6員環を形成し、並びに該環はRの1から4個の置換基で独立に、任意に置換されており;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、オキソ、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、SR10、OR10、NR10、C(O)R10、COOR10、C(O)NR10、NRC(O)R10、NRC(O)NR10、NR(COOR10)、S(O)10、S(O)NR10、NRS(O)10、NRS(O)NR10又は完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;
10は、H、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;並びに
nは、0、1、2、3又は4であり;
但し、(1)D’がフェニル環であり、AがCHであり、及びAがCRである場合には、RはCNでなく、又は(2)AがCHであり、AがNであり、及びLが−NRである場合には、D’は、
【化2】

(X及びYの一方はNであり、並びにX及びYの他方は任意に置換された炭素原子である。)
ではない。)。
【請求項2】
D’が
【化3】

(XはO、S又はNRであり、XはCR又はNであり、並びにR及びnは請求項1で定義されているとおりである。)
である、請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項3】
及びAの各々が独立にNである、請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項4】
が−O−、−S−又は−NR−であり、Lが−NR−であり、及び各Rが独立に請求項1に定義されているとおりである、請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項5】
が完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6員から12員の二環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々がR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換されており;並びに
及びRが、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N又はSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含む、完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の炭素原子の5員又は6員環を形成し、及び該環がRの1から4個の置換基で独立に、任意に置換されている、
請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項6】
、A、A及びAの少なくとも1つが独立にNである、請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項7】
、A、A及びAの各々が独立にCHである、請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項8】
及びAの各々が、独立にCRであり;
が、−O−、−S−又は−NR−であり;
が、−NR−であり;及び
が、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピアジニル、トリアジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、キナゾリニル、イソキナゾリニル、フタラジニル、チオフェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、ピラゾリル、チエノ−ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、インドリル、アザインドリル、2,3−ジヒドロインドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ−ピリジニル、プリニル、ベンゾトリアゾリル、オキサゾリニル、イソオキサゾリニル、チアゾリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラニル、ジオキソジニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジニル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキソリル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はピラニルであり、これらの各々が、R10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換されている、
請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項9】
式IIを有する請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩
【化4】

(Aは、N又はCRであり;
、A、A及びAの各々は、独立に、N又はCRであり(但し、A、A、A及びAの2つ以下がNである。);
は、−O−、−S−又は−NR−であり;
D’は、O、N及びSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含む、炭素原子の5員又は6員環であり、並びに該環はRの置換基のn個で独立に、任意に置換されており;
各Rは、独立に、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、オキソ、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、−SR、−OR、−NR、−C(O)R、−COOR、−OC(O)R、−C(O)C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)NR、−NR(COOR)、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)又は完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式、6員から12員の二環式又は7員から14員の三環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子、二環式の場合には1から6個のヘテロ原子又は三環式の場合には1から9個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はRの1から5個の置換基で独立に任意に置換され;
は、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
各Rは、独立に、H又はC1−6アルキルであり;
は、完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は、炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;
及びRの各々は、独立に、Rであり;
あるいは、R及びRは、独立に、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N又はSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含む、完全に飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の炭素原子の5員又は6員環を形成し、及び該環はRの1から4個の置換基で独立に、任意に置換されており;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、オキソ、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、SR10、OR10、NR10、C(O)R10、COOR10、C(O)NR10、NRC(O)R10、NRC(O)NR10、NR(COOR10)、S(O)10、S(O)NR10、NRS(O)10、NRS(O)NR10又は完全に飽和の若しくは部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式若しくは6から12員の二環式環系であり、前記環系は、炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;
10は、H、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は、炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;並びに
nは、0、1、2、3又は4であり;
但し、(1)AがNであり、及びLが−NR−である場合には、D’は、
【化5】

(X及びYの一方はNであり、並びにX及びYの他方は任意に置換された炭素原子である。)。
ではない。)。
【請求項10】
D’が、
【化6】

(XはO、S又はNRであり、並びにR及びnは請求項9で定義されているとおりである。)
であり;及び
が、−O−又は−S−である、
請求項9の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項11】
が、完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;並びに
及びRは、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N又はSから選択される1から3個のヘテロ原子を任意に含む、完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の炭素原子の5員又は6員環を形成し、及び該環はRの1から4個の置換基で独立に、任意に置換されている、
請求項10の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項12】
式IIIを有する請求項1の化合物又は医薬として許容されるその塩
【化7】

(A及びAの一方はNであり、並びにA及びAの1つの他方はCRであり;
、A、A及びAの各々は、独立に、N又はCRであり(但し、A、A、A及びAの2つ以下がNである。);
及びLの各々は、独立に、−O−、−NR−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−SO−又は−CRであり(各Rは、独立に、H又はC1−6アルキルである。);
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、−SR、−OR、−NR、−C(O)R、−COOR、−OC(O)R、−C(O)C(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)NR、−NR(COOR)、−C(O)ONR、−S(O)、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)NR、−NRS(O)又は完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式、6員から12員の二環式又は7員から14員の三環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子、二環式の場合には1から6個のヘテロ原子又は三環式の場合には1から9個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はRの1から5個の置換基で独立に任意に置換され;
は、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は−C(O)Rであり;
は、Rであり;
各Rは、独立に、H、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、オキソ、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル、SR10、OR10、NR10、C(O)R10、COOR10、C(O)NR10、NRC(O)R10、NRC(O)NR10、NR(COOR10)、S(O)10、S(O)NR10、NRS(O)10、NRS(O)NR10又は完全に飽和の若しくは部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式若しくは6から12員の二環式環系であり、前記環系は炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々はR10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;
10は、H、アセチル、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル又は完全に飽和の又は部分的に若しくは完全に不飽和の3員から8員の単環式又は6から12員の二環式環系であり、前記環系は、炭素原子から形成され、単環式の場合には1から3個のヘテロ原子又は二環式の場合には1から6個のヘテロ原子を任意に含み、前記へテロ原子はO、N又はSから選択され、C1−10−アルキル、C2−10−アルケニル、C2−10−アルキニル、C3−10−シクロアルキル、C4−10−シクロアルケニル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、C1−10−アルコキシル、C1−10−チオアルコキシル及び前記環系の環の各々は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10−ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換され;並びに
nは、0、1、2、3又は4である。)。
【請求項13】
がCRであり、及びAがNであり;
、A、A及びAの各々が、独立に、CRであり;
が、−O−、−NR−又は−S−であり;
が、−NR−であり;
各Rが、独立に、H、ハロ、CF、C、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、−C(O)R、−COOR、−C(O)NHR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NH(COOR)、−S(O)、−S(O)、−S(O)NHR、−NHS(O)NHR、−NHS(O)又はフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピアジニル、トリアジニル、チオフェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、ピラゾリル、チエノ−ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリニル、イソオキサゾリニル、チアゾリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラニル、ジオキソジニル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はピラニルから選択される環であり、前記環はRの1から5個の置換基で独立に任意に置換され;
が、H、ハロ、CF、CN、NO、NH、OH、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン又はイソプロピルアミンであり;
各Rが、独立に、H、ハロ、CF、CN、NO、NH、OH、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン又はイソプロピルアミンであり;
各Rが、独立に、H又はC1−6アルキルであり;及び
が、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピアジニル、トリアジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、キナゾリニル、イソキナゾリニル、フタラジニル、チオフェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、ピラゾリル、チエノ−ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、インドリル、アザインドリル、2,3−ジヒドロインドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ−ピリジニル、プリニル、ベンゾトリアゾリル、オキサゾリニル、イソオキサゾリニル、チアゾリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラニル、ジオキソジニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジニル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキソリル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はピラニルであり、これらの各々が、R10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換されている、
請求項12の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項14】
がCRであり、及びAがNであり;
、A、A及びAの1つがNであり、並びにA、A、A及びAの残りがそれぞれCRであり;
が、−O−、−NR−又は−S−であり;
が、−NR−であり;
各Rが、独立に、H、ハロ、CF、C、ハロアルコキシル、CN、OH、SH、NO、NH、アセチル、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、−C(O)R、−COOR、−C(O)NHR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NH(COOR)、−S(O)、−S(O)、−S(O)NHR、−NHS(O)NHR、−NHS(O)又はフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピアジニル、トリアジニル、チオフェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、ピラゾリル、チエノ−ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリニル、イソオキサゾリニル、チアゾリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラニル、ジオキソジニル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はピラニルから選択される環であり、前記環はRの1から5個の置換基で独立に任意に置換され;
が、H、ハロ、CF、CN、NO、NH、OH、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン又はイソプロピルアミンであり;
各Rが、独立に、H、ハロ、CF、CN、NO、NH、OH、メチル、メトキシル、エチル、エトキシル、プロピル、プロポキシル、イソプロピル、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン又はイソプロピルアミンであり;
各Rが、独立に、H又はC1−6アルキルであり;及び
が、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピアジニル、トリアジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、キナゾリニル、イソキナゾリニル、フタラジニル、チオフェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、ピラゾリル、チエノ−ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、インドリル、アザインドリル、2,3−ジヒドロインドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ−ピリジニル、プリニル、ベンゾトリアゾリル、オキサゾリニル、イソオキサゾリニル、チアゾリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラニル、ジオキソジニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジニル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキソリル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はピラニルであり、これらの各々が、R10、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシル、CN、NO、NH、OH、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシル、C3−6シクロアルキル、C1−10−アルキルアミノ−、C1−10ジアルキルアミノ−、ベンジル又はフェニルの1から5個の置換基で独立に、任意に置換されている、
請求項12の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項15】
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−フタラジンアミン;
’4−エチル−N−(6−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)−3−ピリジニル)−6−フェニル−3−ピリダジンアミン;
’4−((4−((4−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−フタラジニル)アミノ)フェニル)オキシ)−7−キノリンカルボニトリル;
’N−(3−フルオロ−4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,6−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((6,7−ビス(メチルオキシ)−4−キナゾリニル)オキシ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−(4−メチル−2−ピリジニル)−1−フタラジンアミン;
’N−(7−(メチルオキシ)−1,6−ナフチリジン−4−イル)−N’−(4−フェニル−1−フタラジニル)−1,4−ベンゼンジアミン;
’N−3−(メチルオキシ)−8−((4−((4−(4−メチルフェニル)−1−フタラジニル)メチル)フェニル)オキシ−1,5−ナフチリジン;
’N−(6−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)−3−ピリジニル)−4−(6−メチル−2−ピリジニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(5−クロロ−2−チエニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−((4−((4−(4−(メチルオキシ)フェニル−1−フタラジニル)アミノ)フェニル)オキシ)−7−キノリンカルボニトリル;
’4−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−(4−トリフルオロメチル)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−((4−((4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル−1−フタラジニル)アミノ)フェニル)オキシ)−7−キノリンカルボニトリル;
’4−(4−クロロフェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(2−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン。
’N−(4−((2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)オキシ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’4−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−エチル−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−6−(5−メチル−2−チエニル)−3−ピリダジンアミン;
’4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−(5−ピリミジニル)−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−4−フェニルチエノ[2,3−d]ピリダジン−7−アミン;
’4−(4−フルオロフェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン。
’4−(4−クロロフェニル)−N−(6−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)−3−ピリジニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(5−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(6−クロロ−3−ピリジニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)オキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン;
’4−((4−((4−(4−クロロフェニル)−1−フタラジニル)アミノ)フェニル)チオ)−7−キノリンカルボニトリル;
’4−(4−クロロフェニル)−N−(4−(チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イルオキシ)フェニル)−1−フタラジンアミン。
’8−((4−((4−(4−(クロロフェニル)−1−フタラジニル)アミノ)フェニル)オキシ)−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル;
’N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)チオ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
N−(4−(7−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イルチオ)フェニル)−4−(4−メチルチオフェン−2−イル)フタラジン−1−アミン;
4−エチル−N−(4−(7−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イルチオ)フェニル)−6−フェニルピリダジン−3−アミン;
6−(4−クロロフェニル)−4−エチル−N−(6−(7−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピリダジン−3−アミン;
6−(4−クロロフェニル)−4−エチル−N−(6−(7−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)ピリダジン−3−アミン;
’N−(4−((6−(メチルオキシ)−4−キノリニル)チオ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;
’N−(4−((2−(3−メチル−1,2,4,−オキサジアゾール−5−イル)チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)チオ)フェニル)−4−フェニル−1−フタラジンアミン;及び
’4−(5−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−((7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル)チオ)フェニル)−1−フタラジンアミン
から選択される、請求項1に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
【請求項16】
医薬として許容される賦形剤及び請求項1から15の何れかに記載の化合物の有効量を含む、医薬組成物。
【請求項17】
癌の治療用の医薬の製造のための、請求項1から15の何れかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
固形腫瘍のサイズを縮小させるための医薬の製造のための、請求項1から15の何れかに記載の化合物の使用。
【請求項19】
膀胱、乳房、大腸、腎臓、肝臓、肺小細胞肺癌、食道、胆嚢、卵巣、膵臓、胃、頚部、甲状腺、前立腺及び皮膚の癌、白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫及びバーキットリンパ腫から選択されるリンパ系の造血性腫瘍、急性及び慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群及び前骨髄球性白血病から選択される骨髄系の造血性腫瘍、繊維肉腫及び横紋筋肉腫から選択される間葉起源の腫瘍、星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫及びシュワン細胞腫から選択される中枢及び末梢神経系の腫瘍、若しくは悪性黒色腫、精上皮腫、奇形腫、骨肉種、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞癌及びカポジ肉腫又はこれらの組み合わせから選択される固形腫瘍又は血液由来の腫瘍から選択される細胞増殖疾患の治療用医薬の製造のための、請求項1から15の何れかに記載の化合物の使用。
【請求項20】
請求項1から15の何れかに記載の化合物を調製する方法であって、
請求項Iの化合物を作製するために、式Aの化合物
【化8】

を式Bの化合物
【化9】

(式Aの化合物のA及びR6−8並びに式Bの化合物のA、A、D’、L、R、A3−6及びnは、請求項1に定義されているとおりである。)
と反応させる工程を含む、方法。

【公表番号】特表2010−523568(P2010−523568A)
【公表日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−502144(P2010−502144)
【出願日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/004432
【国際公開番号】WO2008/124083
【国際公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】