説明

カメラシステム

【課題】システム全体として適切なパワーコントロールを行うことができるカメラシステムを提供する。
【解決手段】レンズ交換が可能なデジタルカメラシステム10において、レンズ用バッテリ26から電源供給を受けて作動するレンズユニット20と、ボディ用バッテリ58から電源供給を受けて作動するカメラボディ30との間で互いに電源に関する情報の交換を行う。これにより、カメラボディ30とレンズユニット20の双方でバッテリ残量等に応じた適切なパワーコントロールを行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカメラシステムに係り、特にレンズユニットがカメラボディに着脱自在に設けられ、交換可能なカメラシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一眼レフに代表されるレンズ交換式のデジタルカメラでは、通常、カメラボディ側にCCD等のイメージセンサが備えられている。
【0003】
しかしながら、カメラボディ側にイメージセンサを備えた従来のレンズ交換式デジタルカメラでは、レンズ交換時にイメージセンサが外気に曝されるため、イメージセンサに埃等が付着しやすいという問題があった。
【0004】
そこで、レンズ側にイメージセンサを設けて密閉し、レンズ交換を行っても、イメージセンサが外気に曝されないようにしたデジタルカメラが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−172561号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなレンズ交換式のカメラでは、通常、バッテリはカメラボディ側にのみ取り付けられ、レンズはカメラボディ側から電力供給を受けて作動する。
【0006】
しかしながら、上記のようにレンズ側にイメージセンサが設けられたレンズ交換式のデジタルカメラの場合、レンズ側にもバッテリが取り付けられ、おのおの独立して電源供給が行われる場合がある。
【0007】
このようにレンズとカメラボディとが、おのおの独立して電力供給を受ける場合、レンズとカメラボディに設けられた各バッテリの残量を管理し、システム全体で適切にパワーコントロールを行う必要がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、システム全体として適切なパワーコントロールを行うことができるカメラシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、ボディ制御手段に駆動制御されるカメラボディと、レンズ制御手段に駆動制御されるレンズユニットとからなり、前記レンズユニットが前記カメラボディに対して着脱自在に設けられたカメラシステムにおいて、前記レンズユニットに設けられたレンズ側通信手段と、前記カメラボディに設けられ、前記カメラボディに装着された前記レンズユニットの前記レンズ側通信手段とデータの送受信を行うボディ側通信手段と、前記レンズユニットに設けられ、前記レンズユニットの電源に関する情報を収集するレンズ側電源情報収集手段と、前記カメラボディに設けられ、前記カメラボディの電源に関する情報を収集するボディ側電源情報収集手段と、を備え、前記レンズ制御手段は、前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報を取得し、前記レンズ側通信手段と前記ボディ側通信手段とを介して前記ボディ制御手段に送信する一方、前記ボディ制御手段は、前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報を取得し、前記ボディ側通信手段と前記レンズ側通信手段とを介して前記レンズ制御手段に送信することを特徴とするカメラシステムを提供する。
【0010】
請求項1に係る発明によれば、レンズユニットとカメラボディとの間で互いに電源に関する情報が交換される。これにより、カメラボディとレンズユニットの双方の制御手段でバッテリ残量等に応じた適切なパワーコントロールを行うことができるようになる。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カメラボディは、ボディ用バッテリから電力供給を受けて動作する一方、前記レンズユニットは、レンズ用バッテリから電力供給を受けて動作することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステムを提供する。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、レンズユニットとカメラボディとが、おのおの専用のバッテリを備え、おのおの個別に電力供給を受ける。このようにレンズユニットとカメラボディとが独立して電力供給を受ける場合において、請求項1に係る発明のように、互いの電源に関する情報を交換することにより、双方のバッテリ残量に応じた適切なパワーコントロールを行うことができるようになる。
【0013】
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カメラボディに表示部を備え、前記ボディ制御手段は、前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報と前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報とに基づいて前記表示部に前記ボディ用バッテリの残量と前記レンズ用バッテリの残量を表示することを特徴とする請求項2に記載のカメラシステムを提供する。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、カメラボディに備えられた表示部にボディ用バッテリの残量とレンズ用バッテリの残量とが表示される。これにより、ユーザは、ボディ用バッテリとレンズ用バッテリの残量を適切に管理することができるようになる。
【0015】
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報と前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報とに基づいてカメラシステム全体の電源に関する最低動作条件を設定する動作条件設定手段を備え、該動作条件設定手段は、前記カメラボディの電源に関する最低動作条件と前記レンズユニットの電源に関する最低動作条件とを比較し、厳しい方をカメラシステム全体の電源に関する最低動作条件に設定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のカメラシステムを提供する。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、カメラボディの電源に関する最低動作条件とレンズユニットの電源に関する最低動作条件とを比較し、厳しい方をカメラシステム全体の電源に関する最低動作条件に設定する。これにより、システム全体として適切なパワーコントロールを行うことができる。
【0017】
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記レンズユニットが、イメージセンサを備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のカメラシステムを提供する。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、レンズユニットにイメージセンサが設けられる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るカメラシステムによれば、システム全体として適切なパワーコントロールを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラシステムを実施するための最良の形態について説明する。
【0021】
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラシステムの外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。同図に示すように、このデジタルカメラシステム10は、レンズユニット20とカメラボディ30とで構成されている。
【0022】
レンズユニット20は、円筒状に形成されており、その基端部にレンズマウント22を備えている。一方、カメラボディ30は、箱状に形成されており、その正面ほぼ中央にボディマウント32を備えている。レンズユニット20は、レンズマウント22をカメラボディ30のボディマウント32に装着することにより、カメラボディ30に着脱自在に取り付けられる。
【0023】
なお、レンズマウント22とボディマウント32には、それぞれレンズ接点24とボディ接点34とが設けられており、レンズマウント22をボディマウント32に装着すると、互いの接点が接続される。
【0024】
レンズユニット20は、ズームレンズで構成されており、後述するように、撮像素子を内蔵している。また、このレンズユニット20は、カメラボディ12とは独立したバッテリ(レンズ用バッテリ)26を備えており、このレンズ用バッテリ26から電力供給を受けて作動する。このレンズ用バッテリ26は、半円状に形成されており、円筒状に形成された鏡筒部20Aの外周に着脱自在に取り付けられて鏡筒部20Aの外装の一部を構成する。
【0025】
カメラボディ30は、図1に示すように、その正面にボディマウント32、ストロボ36等が設けられており、上面にレリーズボタン38、電源/モードスイッチ40等が設けられている。また、背面には、図2に示すように、モニタ44、ズームボタン46、十字ボタン48、MENU/OKボタン50、キャンセルボタン52、表示ボタン54等が設けられており、底面には、バッテリカバー56が開閉自在に設けられている。バッテリカバー56の内側には、図示しないバッテリ収納室とメモリカードスロットとが設けられており、それぞれボディ用バッテリ58とメモリカード60とが着脱自在に装着できるようにされている。
【0026】
レリーズボタン38は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラシステム10は、このレリーズボタン38の半押しでAE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)を行い、全押しで画像の記録を行う。
【0027】
電源/モードスイッチ40は、デジタルカメラシステム10の電源をON/OFFする電源スイッチとしての機能と、デジタルカメラシステム10のモードを設定するモードスイッチとしての機能を有しており、「OFF位置」、「再生位置」、「撮影位置」の間を回動自在に設けられている。デジタルカメラシステム10は、この電源/モードスイッチ40を「再生位置」又は「撮影位置」に合わせることにより、電源がONになり、「OFF位置」に合わせることにより、電源がOFFになる。そして、電源/モードスイッチ40を「再生位置」に合わせることにより、「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより、「撮影モード」に設定される。
【0028】
モニタ44は、カラーLCDで構成されている。このモニタ44は、撮影済み画像の表示部として機能するとともに、各種設定時に所定の設定画面が表示されてGUIとして機能する。また、撮影時には、撮像素子で捉えた画像がスルー表示されて、電子ファインダとして機能する。
【0029】
ズームボタン46は、カメラボディ30に装着されたレンズユニット20のズーム操作、及び、再生中の画像の拡大/縮小操作に用いられ、望遠/拡大側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角/縮小側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
【0030】
十字ボタン48は、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状況に応じた機能が割り当てられる。すなわち、たとえば、撮影時には、左ボタンにマクロモードのON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにストロボモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ44の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマのON/OFFを切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、左ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、右ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ44の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、各ボタンの方向にカーソルを移動させる機能が割り当てられる。
【0031】
MENU/OKボタン50は、メニュー画面の呼び出しに用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等に用いられる。
【0032】
キャンセルボタン52は、入力操作のキャンセル等の指示に用いられ、表字ボタン54は、モニタ44の表示切り替えの指示に用いられる。
【0033】
図3は、デジタルカメラシステム全体の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、レンズユニット20は、撮影光学系100、撮影光学系駆動部102、撮影光学系制御部104、撮像素子108、アナログ信号処理部110、A/D変換器112、積算部114、タイミングジェネレータ(TG)116、レンズCPU118、レンズ用システムメモリ120、レンズ用不揮発性メモリ122、レンズ通信部124、レンズ電源制御部126、レンズ用バッテリ26、レンズ接点24等で構成されている。
【0034】
一方、カメラボディ30は、ボディCPU200、操作部(レリーズボタン38、電源/モードスイッチ40、ズームボタン46、十字ボタン48、MENU/OKボタン50、キャンセルボタン52、表示ボタン54等)202、ボディ用システムメモリ204、ボディ用不揮発性メモリ206、タイマ208、カレンダ/時計部210、ボディ通信部212、デジタル信号処理部214、カードインターフェイス(I/F)216、メモリカードスロット218、メモリカード60、フレームメモリ222、OSD部224、モニタ制御部226、モニタ44、USBドライバ228、USBコネクタ230、ストロボ制御部234、ストロボ36、ボディ電源制御部236、ボディ用バッテリ58、ボディ接点34等で構成されている。
【0035】
デジタルカメラシステム全体の動作は、ボディCPU200によって統括制御されており、ボディCPU200は、操作部202からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラシステム10の各部を制御する。
【0036】
ボディ用システムメモリ204は、ROMとRAMとからなり、ROMには、ボディCPU200が、実行する制御プログラム、制御に必要な各種データが記録されている。ボディCPU200は、このボディシステムメモリ204のROMに格納された制御プログラムに従い、ボディシステムメモリ204のRAMを作業領域としながらデジタルカメラシステム全体の動作を統括制御する。
【0037】
なお、レンズCPU118は、ボディCPU200からの指令に従いレンズユニット20の動作を制御する。レンズ用システムメモリ120のROMには、このレンズCPU118が、実行する制御プログラム、制御に必要な各種データが記録されている。レンズCPU118は、このレンズ用システムメモリ120のROMに格納された制御プログラムに従い、レンズ用システムメモリ120のRAMを作業領域としながらレンズユニット20の各部を制御する。
【0038】
撮影光学系100は、手ブレ補正機能を備えたズームレンズで構成されており、フォーカスレンズ、ズームレンズ、メカシャッタ、絞り等を備えている。撮影光学系駆動部102は、この撮影光学系100のフォーカスレンズ、ズームレンズ、メカシャッタ、絞り等の駆動部を構成し、撮影光学系制御部104は、レンズCPU118を介して入力される指令に応じて撮影光学系駆動部102の駆動を制御する。
【0039】
撮像素子108は、たとえば原色カラーCCDで構成されており、撮影光学系100によって、その受光面に結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。
【0040】
アナログ信号処理部110は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等を含み、撮像素子108から出力された画像信号に対して相関二重サンプリング(CDS)処理、色分離処理、プリホワイトバランス処理等の所要のアナログ信号処理を施す。
【0041】
A/D変換器112は、アナログ信号処理部110から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
【0042】
積算部114は、A/D変換後の画像信号を得て、AE/AF制御に必要な物理量を算出する。すなわち、AE制御に必要な物理量として、1フレームにおけるR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。レンズCPU118は、この積算部114から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を算出し、所定のプログラム線図から絞り値とシャッタスピードを決定する。また、AF制御に必要な物理量として、所定のAFエリア内におけるG信号の高周波成分の積算値(焦点評価値)を算出する。レンズCPU118は、この焦点評価値が極大となる位置にフォーカスレンズを移動させる(いわゆるコントラストAF)。
【0043】
タイミングジェネレータ116は、撮像素子108、アナログ信号処理部110、A/D変換器112、積算部114にタイミング信号を出力する。撮像素子108、アナログ信号処理部110、A/D変換器112、積算部114の各部は、このタイミングジェネレータ116から与えられるタイミング信号によって同期がとられながら作動する。
【0044】
レンズ通信部124は、レンズCPU118の制御の下、レンズ接点24及びボディ接点34を介して接続されたボディ通信部212との間でデータの送受信を行う。一方、ボディ通信部212は、ボディCPU200の制御の下、レンズ接点24及びボディ接点34を介して接続されたレンズ通信部124との間でデータの送受信を行う。
【0045】
レンズ電源制御部126は、レンズCPU118の制御の下、レンズ用バッテリ26を管理し、レンズ用バッテリ26からレンズユニット20の各部への電力供給を制御する。
【0046】
さて、レンズユニット20のA/D変換器112でデジタル信号に変換された画像信号は、レンズ通信部124及びボディ通信部212を介してカメラボディ30に送信される。カメラボディ30に送信された画像信号は、一旦ボディ用システムメモリ204のRAMに格納され、デジタル信号処理部214に加えられる。
【0047】
デジタル信号処理部214は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、圧縮・伸張処理回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成され、入力された画像信号に所要の信号処理を施して、輝度信号(Y信号)と色差信号(Cr,Cb 信号)とからなるYUV信号を生成する。また、YUV信号に圧縮処理を施して、圧縮画像データを生成するとともに、圧縮画像データに伸張処理を施してYUV信号を生成する。
【0048】
モニタ44にスルー画像を表示させる場合は、デジタル信号処理部214で連続的に生成されたYUV信号が順次フレームメモリ222に加えられる。モニタ制御部226は、このフレームメモリ222に加えられたYUV信号を表示用の信号形式に変換して順次モニタ44に出力する。これにより、レンズユニット20の撮像素子108で捉えた画像がモニタ44にスルー表示される。
【0049】
OSD部224は、キャクタジェネレータを含み、ボディCPU200の制御の下、モニタ44に表示するための文字、記号等をモニタ制御部226に出力する。モニタ制御部226は、このOSD部224から出力された文字等を画像に重ねてモニタ44に出力する。
【0050】
画像を記録する場合は、デジタル信号処理部214において、YUV信号が所定の圧縮フォーマット(たとえば、JPEG)で圧縮される。圧縮された画像データは、撮影日時や撮影条件(絞り値、シャッタースピード、感度等)等の所要の付属情報が付加された画像ファイルとされた後、カードI/F216を介してメモリカードスロット218に装着されたメモリカード60に格納される。この際、画像ファイルは、所定の規則に従ってメモリカード60の記憶領域に格納される。
【0051】
なお、タイマ208は、ボディCPU200からの指令に基づいて時間を計測し、カレンダ/時計部210は、ボディCPU200からの指令に基づいて現在の年月日及び時刻を計測する。
【0052】
また、USBドライバ228は、ボディCPU200の指令に基づいてUSBコネクタ230に接続された外部機器との間でUSB規格に基づいたデータの送受信を行う。
【0053】
ストロボ制御部234は、ボディCPU200の制御の下、ストロボ36の発光を制御する。
【0054】
ボディ電源制御部236は、ボディCPU200の制御の下、ボディ用バッテリ58を管理し、ボディ用バッテリ58からカメラボディ30の各部への電力供給を制御する。
【0055】
本実施の形態のデジタルカメラシステム10は以上のように構成される。
【0056】
次に、本実施の形態のデジタルカメラシステム10の動作について説明する。まず、基本的な撮影時の動作について説明する。
【0057】
レンズユニット20をカメラボディ30に装着し、電源/モードスイッチ40を撮影位置に合わせる。これにより、デジタルカメラシステム10の電源が投入されるとともに、撮影モードに設定され、撮影が可能になる。
【0058】
この状態で被写体に撮影レンズを向け、レリーズボタン38を半押しすると、操作部202からボディCPU200にS1オン信号が出力され、AE/AF処理が実行される。
【0059】
まず、ボディCPU200からボディ通信部212及びレンズ通信部124を介してレンズCPU118にAE/AF実行指令が送信される。レンズCPU118は、このAE/AF実行指令に応じてAE/AF制御を実行し、主要被写体にピントを合わせるとともに、露出を決定する。
【0060】
この後、レリーズボタン38が全押しされると、操作部202からボディCPU200にS2オン信号が出力され、撮影処理が行われる。
【0061】
まず、ボディCPU200からボディ通信部212及びレンズ通信部124を介してレンズCPU118に撮影実行指令が送信される。レンズCPU118は、この撮影実行指令に応じて撮影制御を実行する。すなわち、レリーズボタン38の半押しで決定した露出で撮像素子108を露光する。露光により得られた画像信号は、アナログ信号処理部110、A/D変換器112を介してレンズ通信部124からカメラボディ30に出力される。
【0062】
レンズユニット20からカメラボディ30に出力された画像信号は、ボディ通信部212を介してボディ用システムメモリ204のRAMに取り込まれる。そして、デジタル信号処理部214に加えられて、所要の信号処理が施され、YUV信号が生成される。生成されたYUV信号は、更にデジタル信号処理部214で圧縮処理が施されて圧縮画像データとされた後、所要の付属情報が付加された画像ファイルとしてメモリカード60に記録される。
【0063】
次に、基本的な再生時の動作について説明する。
【0064】
メモリカード60に記録された画像の再生は、デジタルカメラシステム10のモードを再生モードに設定することにより行われる。
【0065】
電源/モードスイッチ40を再生位置に合わせると、デジタルカメラシステム10のモードが再生モードに設定される。
【0066】
デジタルカメラシステム10のモードが再生モードに設定されると、最後にメモリカード60に記録された画像ファイルの圧縮画像データがメモリカード60から読み出され、デジタル信号処理部214に加えられる。デジタル信号処理部214は、入力された圧縮画像データに所要の伸張処理を施して非圧縮のYUVデータを生成する。生成されたYUVデータは、フレームメモリ222に加えられ、モニタ制御部226で表示用の信号形式に変換されて、モニタ44に出力される。これにより、撮影済み画像がモニタ44に再生表示される。
【0067】
この画像再生中に十字ボタン48の右ボタンが押されると、コマ送りが指示され、次の圧縮画像データがメモリカード60から読み出される。そして、デジタル信号処理部214で非圧縮のYUVデータとされ、モニタ制御部226を介してモニタ44に出力される。また、十字ボタン48の左ボタンが押されると、コマ戻しが指示され、一つ前の圧縮画像データがメモリカード60から読み出される。そして、デジタル信号処理部214で非圧縮のYUVデータとされ、モニタ制御部226を介してモニタ44に出力される。
【0068】
本実施の形態のデジタルカメラシステム10では、以上のように画像の記録/再生が行われる。
【0069】
さて、上記のように本実施の形態のデジタルカメラシステム10では、レンズユニット20とカメラボディ30のそれぞれにバッテリが備えられており、それぞれ個別に電力供給を受けて作動するように構成されている。
【0070】
したがって、一方のバッテリの残量がなくなると、他方のバッテリの残量が十分であっても撮影ができなくなるという不具合がある。
【0071】
そこで、本実施の形態のデジタルカメラシステム10では、カメラボディ30と、そのカメラボディ30に装着されたレンズユニット20との間で電源に関する情報の交換を行い、適切なパワーコントロールを行う。
【0072】
ここで、電源に関する情報としては、レンズユニット20であれば、レンズ用バッテリ26のバッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ残量、レンズユニット20の最低動作電圧(機器が動作可能な電圧の最低値)、消費電力、動作電流(機器が動作する際に流れる電流の最大値)等が含まれ、カメラボディであれば、カメラ用バッテリ58のバッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ残量、カメラボディ30の最低動作電圧、消費電力、動作電流等が含まれる。
【0073】
レンズCPU118は、レンズ電源制御部126を介してレンズ用バッテリ26の残量の情報を取得するとともに、レンズ用システムメモリ120のROMからレンズ用バッテリ26のバッテリ電圧、バッテリ電流、レンズユニット20の最低動作電圧、消費電力、動作電流等の情報を取得する。
【0074】
また、ボディCPU200は、ボディ電源制御部236を介してボディ用バッテリ58の残量の情報を取得するとともに、ボディ用システムメモリ204のROMからボディ用バッテリ58のバッテリ電圧、バッテリ電流、カメラボディ30の最低動作電圧、消費電力、動作電流等の情報を取得する。
【0075】
この互いの電源に関する情報交換は、デジタルカメラシステム10の電源投入時、及び、動作中定期的に行われ、レンズユニット側からは、レンズ通信部124を介してカメラボディ側に送信される。また、カメラボディ側からは、ボディ通信部212を介してレンズユニット側に送信される。
【0076】
レンズCPU118は、レンズユニット20の電源に関する情報及びカメラボディ側から得たカメラボディ30の電源に関する情報に基づいてレンズユニット20のパワーコントロールを行う。たとえば、ボディ用バッテリ58の残量が閾値を下回ると、ストロボ18の発光を禁止、又は、発光量を落として撮影処理を行うように制御する。
【0077】
また、ボディCPU200は、カメラボディ30の電源に関する情報及びレンズユニット20から得たレンズユニット20の電源に関する情報に基づいてカメラボディ30のパワーコントロールを行う。たとえば、レンズ用バッテリ26の残量が閾値を下回ると、ズームを禁止、あるいは、ズームの駆動スピードを落として駆動を制御する。また、たとえば、AFの機能を停止し、MFに切り換える。また、たとえば、スルー画像の取り込みを停止、あるいは、フレームレートを下げてスルー画像の取り込みを行う。
【0078】
また、ボディCPU200は、ボディ電源制御部236から取得したボディ用バッテリ58の残量の情報、及び、レンズユニット20から取得したレンズ用バッテリ26の残量の情報に基づいて、図4に示すように、レンズ用バッテリ26の残量とボディ用バッテリ58の残量とを別々にモニタ44に表示する。
【0079】
なお、図4の例では、各バッテリの残量を図形で表した場合を示している。この場合、バッテリの残量が少なくなるに従い枠内に表示される目盛が段階的に減少する。
【0080】
バッテリ残量の表示方法は、これに限定されるものではなく、たとえば、満充電を100パーセントとしたパーセンテージで表示するようにしてもよい。
【0081】
また、レンズ用バッテリ26の残量とボディ用バッテリ58の残量とを同時に表示するのではなく、切り替えて表示するようにしてもよい。たとえば、表示ボタン54を押すたびにレンズ用バッテリ26の残量表示とボディ用バッテリ58の残量表示とが切り替わるようにする。
【0082】
また、ボディ用バッテリ58の残量にレンズ用バッテリ26の残量を加味して算出したバッテリ残量をモニタ44に表示するようにしてもよい。
【0083】
以上説明したように、レンズユニット20とカメラボディ30とがそれぞれ個別にバッテリを備える場合において、互いに電源に関する情報を交換することにより、双方のバッテリ残量等に応じて適切なパワーコントロールを行うことができる。
【0084】
なお、上記の実施の形態では、レンズユニット20とカメラボディ30の双方にバッテリが備えられている場合について説明したが、いずれか一方のみにバッテリが備えられている場合にも、互いに電源に関する情報を交換することにより、適切なパワーコントロールを行うことができる。たとえば、カメラボディ30にのみバッテリが備えられている場合には、レンズユニット20の電源に関する情報として、レンズユニット20の最低動作電圧、消費電力、動作電流等の情報をレンズユニット側からカメラボディ側に送信し、レンズユニット20にのみバッテリが備えられている場合には、カメラボディ30の電源に関する情報として、カメラボディ30の最低動作電圧、消費電力、動作電流等の情報をカメラボディ側からレンズユニット側に送信する。
【0085】
また、本実施の形態のデジタルカメラシステムのように、レンズユニット20とカメラボディ30とで電源に関する情報を交換する場合には、電源の条件に関して、レンズユニット側とカメラボディ側とで厳しい方の条件を設定して、電源チェックとパワーコントロールを行うことが好ましい。たとえば、最低動作電圧について、レンズユニット側とカメラボディ側とで異なる値が設定されている場合には、より厳しい方の最低動作電圧をシステム全体の最低動作電圧に設定して、電源チェックとパワーコントロールを行う。また、たとえば、動作電流について、レンズユニット側とカメラボディ側とで異なる値が設定されている場合には、より厳しい方の動作電流をシステム全体の動作電流に設定して、電源チェックとパワーコントロールを行う。
【0086】
以下、電源の条件に関して、レンズユニット側とカメラボディ側とで厳しい方の条件を設定して、電源チェックとパワーコントロールを行う場合について説明する。
【0087】
なお、ここでは、カメラボディ側にのみバッテリが備えられている場合を例に説明する。
【0088】
図5は、電源に関して厳しい方の条件を設定してパワーコントロールを行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0089】
レンズユニット20をカメラボディ30に装着し、デジタルカメラシステム10の電源を投入すると、まず、レンズユニット20とカメラボディ30との間で電源に関する情報の交換が行われる(ステップS10)。
【0090】
ボディCPU200は、レンズユニット20から受信したレンズユニット20の電源に関する情報と、カメラボディ30の電源に関する情報とに基づいて、カメラボディ側の最低動作電圧とレンズユニット側の最低動作電圧とを比較する(ステップS11)。そして、カメラボディ側の最低動作電圧が、レンズユニット側の最低動作電圧よりも高いか否かを判定する(ステップS12)。
【0091】
この判定でカメラボディ側の最低動作電圧の方がレンズユニット側の最低動作電圧よりも高いと判定すると、ボディCPU200は、カメラボディ側の最低動作電圧をシステム全体の最低動作電圧に設定する(ステップS13)。一方、カメラボディ側の最低動作電圧の方がレンズユニット側の最低動作電圧よりも低いと判定すると、レンズユニット側の最低動作電圧をシステム全体の最低動作電圧に設定する(ステップS14)。たとえば、カメラボディ側の最低動作電圧が2.3[V]、レンズユニット側の最低動作電圧が3.1[V]の場合、カメラボディ側の最低動作電圧の方がレンズユニット側の最低動作電圧よりも低いので、レンズユニット側の最低動作電圧である3.1[V]が、システム全体の最低動作電圧に設定される。
【0092】
次に、ボディCPU200は、レンズユニット20から受信したレンズユニット20の電源に関する情報と、カメラボディ30の電源に関する情報とに基づいて、カメラボディ側の動作電流とレンズユニット側の動作電流とを比較する(ステップS15)。そして、カメラボディ側の動作電流が、レンズユニット側の動作電流よりも高いか否かを判定する(ステップS16)。
【0093】
この判定でカメラボディ側の動作電流の方がレンズユニット側の動作電流よりも高いと判定すると、ボディCPU200は、カメラボディ側の動作電流をシステム全体の動作電流に設定する(ステップS17)。一方、カメラボディ側の動作電流の方がレンズユニット側の動作電流よりも低いと判定すると、レンズユニット側の動作電流をシステム全体の動作電流に設定する(ステップS18)。たとえば、カメラボディ側の動作電流が1.6[A]、レンズユニット側の動作電流が2.2[A]の場合、カメラボディ側の動作電流の方がレンズユニット側の動作電流よりも低いので、レンズユニット側の動作電流である2.2[A]が、システム全体の動作電流に設定される。
【0094】
この後、ボディCPU200は、ボディ電源制御部236を介してボディ用バッテリ58のバッテリ電圧とバッテリ電流を検出する(ステップS19)。そして、検出したバッテリ電圧が、設定された最低動作電圧よりも高いか否か判定する(ステップS20)。
【0095】
この判定で検出したバッテリ電圧が、設定された最低動作電圧よりも低いと判定すると、ボディCPU200は、電源のOFF処理を実行する(ステップS23)。たとえば、最低動作電圧が3.1[V]に設定されており、検出されたバッテリ電圧が、3.0[V]の場合には、電源のOFF処理が行われる。
【0096】
一方、検出したバッテリ電圧が、設定された最低動作電圧よりも高いと判定すると、ボディCPU200は、次に、検出したバッテリ電流が、設定された動作電流よりも高いか否か判定する(ステップS21)。
【0097】
この判定で検出したバッテリ電流が、設定された動作電流よりも低いと判定すると、ボディCPU200は、電源のOFF処理を実行する(ステップS24)。たとえば、動作電流が2.2[A]に設定されており、検出されたバッテリ電流が、2.0[A]の場合には、電源のOFF処理が行われる。
【0098】
一方、検出したバッテリ電流が、設定された動作電流よりも高いと判定すると、ボディCPU200は、操作部202からの入力に基づいて電源/モードスイッチ40でデジタルカメラシステム10の電源のOFF操作が行われたか否か判定する(ステップS23)。そして、電源がOFF操作されたと判定すると、ボディCPU200は、電源のOFF処理を実行する(ステップS24)。一方、電源がOFF処理されていないと判定すると、ボディCPU200は、ステップS19に戻り、再度バッテリ電圧とバッテリ電流の検出を行って、最低動作電圧よりも高いか否か、動作電流よりも高いか否かを判定する。
【0099】
このように、レンズユニット20とカメラボディ30の電源に関して厳しい方の条件を設定することにより、適切な電源チェックとパワーコントロールを行うことができる。
【0100】
なお、上記の実施の形態では、カメラボディ側にのみバッテリが備えられている場合を例に説明したが、レンズボディ側にのみバッテリを備えた構成であってもよいし、双方にバッテリを備えた構成であってもよい。
【0101】
また、上記実施の形態では、レンズユニット側に撮像素子を備えた構成のデジタルカメラシステムに本発明を適用した場合を例に説明したが、カメラボディ側に撮像素子を備えた構成のデジタルカメラシステムにも本発明を適用することができる。また、フィルムを用いて画像を撮影するカメラシステムにも本発明を適用することができる。
【0102】
また、上記実施の形態では、レンズユニット側にアナログ信号処理部等が配置され、カメラボディ側にデジタル信号処理部等が配置された構成とされているが、各部の配置は、これに限定されるものではなく、適宜変更して配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】デジタルカメラシステムの外観構成を示す正面斜視図
【図2】デジタルカメラシステムの外観構成を示す背面斜視図
【図3】デジタルカメラシステムの電気的構成を示すブロック図
【図4】モニタの表示例を示す図
【図5】電源に関して厳しい方の条件を設定してパワーコントロールを行う場合の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
【0104】
10…デジタルカメラシステム、20…レンズユニット、20A…鏡筒部、22…レンズマウント、24…レンズ接点、26…レンズ用バッテリ、30…カメラボディ、32…ボディマウント、34…ボディ接点、36…ストロボ、38…レリーズボタン、40…電源/モードスイッチ、44…モニタ、46…ズームボタン、48…十字ボタン、50…MENU/OKボタン、52…キャンセルボタン、54…表示ボタン、56…バッテリカバー、58…ボディ用バッテリ、60…メモリカード、100…撮影光学系、102…撮影光学系駆動部、104…撮像光学系制御部、106…手ブレ補正用角加速度センサ、108…撮像素子、110…アナログ信号処理部、112…A/D変換器、114…積算回路、116…タイミングジェネレータ、118…レンズCPU、120…レンズ用システムメモリ、122…レンズ用不揮発性メモリ、124…レンズ通信部、126…レンズ電源制御部、200…ボディCPU、202…操作部、204…ボディ用システムメモリ、206…ボディ用不揮発性メモリ、208…タイマ、210…カレンダ時計、212…ボディ通信部、214…デジタル信号処理部、216…カードインターフェイス(I/F)、218…メモリカードスロット、220…メモリカード、222…フレームメモリ、224…OSD部、226…モニタ制御部、228…USBドライバ、230…USBコネクタ、232…タッチセンサ、234…ストロボ制御部、236…ボディ電源制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディ制御手段に駆動制御されるカメラボディと、レンズ制御手段に駆動制御されるレンズユニットとからなり、前記レンズユニットが前記カメラボディに対して着脱自在に設けられたカメラシステムにおいて、
前記レンズユニットに設けられたレンズ側通信手段と、
前記カメラボディに設けられ、前記カメラボディに装着された前記レンズユニットの前記レンズ側通信手段とデータの送受信を行うボディ側通信手段と、
前記レンズユニットに設けられ、前記レンズユニットの電源に関する情報を収集するレンズ側電源情報収集手段と、
前記カメラボディに設けられ、前記カメラボディの電源に関する情報を収集するボディ側電源情報収集手段と、
を備え、前記レンズ制御手段は、前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報を取得し、前記レンズ側通信手段と前記ボディ側通信手段とを介して前記ボディ制御手段に送信する一方、前記ボディ制御手段は、前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報を取得し、前記ボディ側通信手段と前記レンズ側通信手段とを介して前記レンズ制御手段に送信することを特徴とするカメラシステム。
【請求項2】
前記カメラボディは、ボディ用バッテリから電力供給を受けて動作する一方、前記レンズユニットは、レンズ用バッテリから電力供給を受けて動作することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
【請求項3】
前記カメラボディに表示部を備え、前記ボディ制御手段は、前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報と前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報とに基づいて前記表示部に前記ボディ用バッテリの残量と前記レンズ用バッテリの残量を表示することを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
【請求項4】
前記ボディ側電源情報収集手段で収集された情報と前記レンズ側電源情報収集手段で収集された情報とに基づいてカメラシステム全体の電源に関する最低動作条件を設定する動作条件設定手段を備え、該動作条件設定手段は、前記カメラボディの電源に関する最低動作条件と前記レンズユニットの電源に関する最低動作条件とを比較し、厳しい方をカメラシステム全体の電源に関する最低動作条件に設定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のカメラシステム。
【請求項5】
前記レンズユニットが、イメージセンサを備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のカメラシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−116371(P2007−116371A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−304748(P2005−304748)
【出願日】平成17年10月19日(2005.10.19)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】