説明

サーチュインモジュレーターとしてのクロメノンアナログ

本発明においては、サーチュイン調節化合物およびその使用方法が提供される。サーチュイン調節化合物は、細胞の寿命を増加させるために、および例えば、加齢またはストレスと関連付けられる疾患または障害、糖尿病、肥満、神経変性疾患、心血管疾患、血液凝固障害、炎症、癌および/またはフラッシングなどを含む、多種の疾患および障害、ならびにミトコンドリア活性の増加により利益を受けるであろう疾患または障害を治療および/または防止するために使用されてもよい。さらに、サーチュイン調節化合物を他の治療剤と組み合わせて含む、組成物も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II):
【化1】


[式中:
20は、各々独立して、水素、ハロ、−C≡N、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、C−Cアルキル、−S(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R13)(R13)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O(C−C)アルキル−N(R13)(R13)、または−N(R13)(R13)より選択され;
11はカルボサイクルまたはヘテロサイクルより選択され、ここでR11はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)または−(C−Cアルキル)C(O)−N(R13)(R13)より独立して選択される1ないし2種の置換基で置換されていてもよく、R11がフェニルである場合、R11はまた3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、−O(飽和ヘテロサイクル)、フルオロ置換の−O−(飽和ヘテロサイクル)または−C−Cアルキル置換のO−(飽和ヘテロサイクル)で置換されていてもよく、ここで
13は、各々独立して、水素または−C−Cアルキルより独立して選択されるか;または
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になって、NH、S、S(=O)、S(=O)またはOより選択される1種の付加的なヘテロ原子ユニットを含んでいてもよい4−ないし8−員の飽和ヘテロサイクルを形成し、ここで
13がアルキルである場合、該アルキルは−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHより選択される1または複数の置換基で置換されていてもよく、
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になって4−ないし8−員の飽和ヘテロサイクルを形成する場合、その飽和ヘテロサイクルはいずれかの炭素原子が−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、いずれかの置換可能な窒素原子が−C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキルまたは(CH−O−CHで置換されていてもよく;
12はカルボサイクルならびに置換されていてもよいテトラゾリル以外のヘテロサイクルより選択され、ここでR12はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−S(O)−R13、−S(O)−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R13)(R13)、−O−フェニル、フェニルまたは別のヘテロサイクルより独立して選択される1種または複数の置換基で置換されていてもよく、R12がフェニルである場合、R12はまた、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシ、もしくはフルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、または−O−(飽和ヘテロサイクル)で置換されていてもよく、ここでR12の置換基のいずれのフェニル、別のヘテロサイクルまたは飽和ヘテロサイクル部分もハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−O(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく;
14は水素、C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、C−Cアルキル−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−C(O)−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−O−R13または−C−Cアルキル−NR13−C(O)R13より選択され;および
は−NH−C(=O)−*、−C(=O)NH−*、−NH−C(=S)−*、−C(=S)−NH−*、−NH−S(=O)−*、−S(=O)NH−*、−S(=O)−NH−*、−NH−S(=O)−*、−NH−S(O)−NR15−*、−NR15−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)O−*、−OC(=O)NH−*、−NH−C(=O)NR15−*、−NR15−C(=O)NH−*、−NH−NR15−*、−NR15−NH−*、−O−NH−*、−NH−O−*、−NH−CR1516−*、−CR1516−NH−*、−NH−C(=NR15)−*、−C(=NR15)−NH−*、−C(=O)−NH−CR1516−*、−CR1516−NH−C(O)−*、−NH−C(=S)−CR1516−*、−CR1516−C(=S)NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)−O−CR1516−*、−CR1516−O−C(=O)−NH−*、−NH−C(=O)−NR15−CR1516−*、−NH−C(=O)−CR1516−*または−CR1516−NH−C(=O)−O−*より選択され、ここで:
*はXがR11に結合する個所を示し;および
15およびR16は、各々独立して、水素、C−Cアルキル、−CFまたは(C−Cアルキル)CFより選択される;
ここで、
14がHであり、Xが−NH−CR1516−*または−CR1516−NH−*である場合、R12は置換されていてもよいピリジン−4−イル、置換されていてもよいピリジン−3−イルまたは置換されていないモルホリン−4−イル以外の基であり;
14がHであり、R12がフェニルであり、Xが−C(=O)−NH−*である場合、R11は1H−ピラゾール−3−イルまたはテトラゾール−5−イル以外の基であり;および
14がC−Cアルキルである場合、R12は置換されていてもよいフェニル以外の基である]
で示される化合物またはその塩。
【請求項2】
12が環炭素原子を介して分子の残りの部分と結合し、R11が置換されていてもよいピペリジンまたは置換されていてもよいピロリジン以外の基である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が−NH−C(O)−*または−C(O)−NH−*より選択される、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
11
【化2】


より選択され、ここでR11が、ハロ、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)または−O−R13より独立して選択される1ないし2種の置換基で置換されていてもよい、請求項1−3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
11
【化3】


【化4】


より選択される、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
11
【化5】


より選択され;およびXが−NH−C(O)−*である、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
12
【化6】


より選択され、ここでR12はハロ、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−SO−R13、−N(R13)(R13)または−O(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)より独立して選択される1または複数の基で置換されていてもよい、請求項1−6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
12
【化7】


【化8】


【化9】


より選択される、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
12
【化10】


より選択され;およびXが−NH−C(O)−*である、請求項8記載の化合物。
【請求項10】
化合物227、231、234、250、251、252、253、256、257、261、268、273、280、281、282、283、286、296、307、315、316、318、319、320、322、323、324、325、327、329、331、334、335、337、338または339のいずれか1の化合物より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
化合物227、231、234、251、252、253、257、261、280、296、315、323または337のいずれか1の化合物より選択される、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
式(III):
【化11】

[式中
20は、各々独立して、水素、ハロ、−C≡N、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、C−Cアルキル、−S(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R13)(R13)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O(C−C)アルキル−N(R13)(R13)、または−N(R13)(R13)より選択され;
21はカルボサイクルあるいは1H−ピラゾール−3−イルまたはテトラゾール−5−イル以外のヘテロサイクルより選択され、ここでR21はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)または−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R13)(R13)より独立して選択される1または2種の置換基で置換されていてもよく、R11がフェニルである場合、R11はまた3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、O−(飽和ヘテロサイクル)、フルオロ置換の−O−(飽和ヘテロサイクル)または−C−Cアルキル置換の−O−(飽和ヘテロサイクル)で置換されていてもよく;
13は、各々独立して、水素または−C−Cアルキルより独立して選択されるか;または
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になって、NH、S、S(=O)、S(=O)またはOより選択される1種の付加的なヘテロ原子ユニットを含んでいてもよい4−ないし8−員の飽和ヘテロサイクルを形成し、ここで
13がアルキルである場合、該アルキルは−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHより選択される1または複数の置換基で置換されていてもよく、
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になって4−ないし8−員の飽和ヘテロサイクルを形成する場合、その飽和ヘテロサイクルはいずれかの炭素原子が−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、いずれかの置換可能な窒素原子が−C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキルまたは(CH−O−CHで置換されていてもよく;
12はカルボサイクルならびに置換されていてもよいテトラゾリル以外のヘテロサイクルより選択され、ここでR12はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−S(O)−R13、−S(O)−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R13)(R13)、−O−フェニル、フェニルまたは別のヘテロサイクルより独立して選択される1種または複数の置換基で置換されていてもよく、R12がフェニルである場合、R12はまた、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシ、もしくはフルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、または−O−(飽和ヘテロサイクル)で置換されていてもよく、ここでR12の置換基のいずれのフェニル、別のヘテロサイクルまたは飽和ヘテロサイクル部分もハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−O(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく;
24は水素、フルオロ置換のC−Cアルキル、C−Cアルキル−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−C(O)−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−O−R13または−C−Cアルキル−NR13−C(O)R13より選択され;および
は−NH−C(=O)−*、−C(=O)NH−*、−NH−C(=S)−*、−C(=S)NH−*、−NH−S(=O)−*、−S(=O)NH−*、−S(=O)−NH−*、−NH−S(=O)−*、−NH−S(O)−NR15−*、−NR15−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)O−*、−OC(=O)NH−*、−NH−C(=O)NR15−*、−NR15−C(=O)NH−*、−NH−NR15−*、−NR15−NH−*、−O−NH−*、−NH−O−*、−NH−C(=NR15)−*、−C(=NR15)−NH−*、−C(=O)−NH−CR1516−*、−CR1516−NH−C(O)−*、−NH−C(=S)−CR1516−*、−CR1516−C(=S)−NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)−O−CR1516−*、−CR1516−O−C(=O)−NH−*、−NH−C(=O)−NR15−CR1516−*、−NH−C(=O)−CR1516−*、または−CR1516−NH−C(=O)−O−*より選択され;
*は、XがR11に結合する個所を示し:および
15およびR16は、各々独立して、水素、C−Cアルキル、−CFまたは(C−Cアルキル)−CFより選択される]
で示される化合物またはその塩。
【請求項13】
式(IV):
【化12】


(IV)
[式中:
20は、各々独立して、水素、ハロ、−C≡N、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、C−Cアルキル、−S(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、(C−C)アルキル−N(R13)(R13)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O−(C−C)アルキル−N(R13)(R13)または−N(R13)(R13)より独立して選択され;
21はカルボサイクルまたはヘテロサイクルより選択され、ここでR21はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)または−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R13)(R13)より独立して選択される1または2種の置換基で置換されていてもよく、R11がフェニルである場合、R11はまた、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、O−(飽和ヘテロサイクル)、フルオロ置換の−O−(飽和ヘテロサイクル)または−C−Cアルキル置換の−O−(飽和ヘテロサイクル)で置換されていてもよく;
13は、各々、水素または−C−Cアルキルより独立して選択されるか;または
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になってNH、S、S(=O)、S(=O)およびOからなる群より選択される1種の付加的なヘテロ原子ユニットを含んでいてもよい4ないし8員の飽和ヘテロサイクルを形成し、ここで
13がアルキルである場合、該アルキルは−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHより選択される1または複数の置換基で置換されていてもよく、
2つのR13がその結合する窒素原子と一緒になって4ないし8員の飽和ヘテロサイクルを形成する場合、該飽和ヘテロサイクルは、いずれかの炭素原子が−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、いずれかの置換可能な窒素原子が−C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキルまたは(CH−O−CHで置換されていてもよく;
12はカルボサイクルおよび1ないし3個のヘテロ原子を有するヘテロサイクルからなる群より選択され、ここでR12はハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−R13、−S−R13、−S(O)−R13、−S(O)−R13、−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−N(R13)(R13)、−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R13)(R13)、−C(O)−N(R13)(R13)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R13)(R13)、−O−フェニル、フェニルまたは別のヘテロサイクルから独立して選択される1または複数の置換基で置換されていてもよく、R12がフェニルである場合、R12はさらに3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換の3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換の3,4−エチレンジオキシ、あるいは−O−(飽和ヘテロサイクル)より選択されてもよい少なくとも1種の置換基で置換されており、ここでR12の置換基のフェニル、別のヘテロサイクルまたは飽和ヘテロサイクル部分は、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換のC−Cアルキル、−O−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−O(C−C)アルキル、−S(C−C)アルキル、−S−フルオロ置換の(C−C)アルキル、−NH(C−C)アルキルまたは−N(C−Cアルキルで置換されていてもよく;
24は水素、フルオロ置換のC−Cアルキル、C−Cアルキル−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−C(O)−N(R13)(R13)、C−Cアルキル−O−R13または−C−Cアルキル−NR13−C(O)R13より選択され;および
は−NH−C(=O)−*、−C(=O)−NH−*、−NH−C(=S)−*、−C(=S)−NH−*、−NH−S(=O)−*、−S(=O)−NH−*、−S(=O)−NH−*、−NH−S(=O)−*、−NH−S(O)−NR15−*、−NR15−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)O−*、−OC(=O)NH−*、−NH−C(=O)NR15−*、−NR15−C(=O)NH−*、−NH−NR15−*、−NR15−NH−*、−O−NH−*、−NH−O−*、−NH−C(=NR15)−*、−C(=NR15)−NH−*、−C(=O)−NH−CR1516−*、−CR1516−NH−C(O)−*、−NH−C(=S)−CR1516−*、−CR1516−C(=S)−NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−S(O)−CR1516−*、−CR1516−S(O)−NH−*、−NH−C(=O)O−CR1516−*、−CR1516−O−C(=O)−NH−*、−NH−C(=O)−NR15−CR1516−*、−NH−C(=O)−CR1516−*または−CR1516−NH−C(=O)−O−*より選択され;
ここで:
*はXがR11に結合する個所を示し;および
15およびR16の各々は、水素、C−Cアルキル、−CFまたは(C−Cアルキル)CFより独立して選択される]
で示される化合物またはその塩。
【請求項14】
医薬上許容される担体または希釈体、および請求項1ないし13のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含む、医薬組成物。
【請求項15】
インスリン耐性、代謝性症候群、糖尿病またはその合併症を罹患している、または罹患しやすい対象を治療するための、あるいは対象におけるインスリン感受性を増大させるための方法であって、請求項1−13のいずれか一項に記載化合物または請求項14に記載の組成物をその必要とする対象に投与することを含む、方法。

【公表番号】特表2012−504148(P2012−504148A)
【公表日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529369(P2011−529369)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【国際出願番号】PCT/US2009/058862
【国際公開番号】WO2010/037127
【国際公開日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(507239341)サートリス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】