説明

ステアリングセンサ及び出力センサ

【課題】 電源異常の発生を速やかに検出することができるステアリングセンサを提供すること。
【解決手段】 ステアリングセンサ2は、経時的にレベルが変化するパルス信号を生成するパルス発生器21と、スイッチ22とを備えており、パルス発生器21は、異なる周波数を有する二相のパルス信号Sm,Snを生成する。そして、スイッチ22は、Z相パルス信号SzがLoレベルである場合にはパルス信号Snを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングセンサ及び出力センサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ステアリングセンサには、ステアリングの回転に応じて出力レベルが変化する三相(A相,B相,Z相)のパルス信号を出力するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
こうした三相出力型のステアリングセンサは、ステアリングの回転に応じて、1/4周期の位相のずれが設定されたA相,B相の二相のパルス信号、及びステアリング中立位置に対応したZ相パルス信号を出力する。そして、A相,B相の各パルス信号のパルス数をカウントすることで、電源投入時からの相対的な舵角(相対角)を検出することができ、その相対角とZ相のパルス信号により検出されるステアリング中立位置との相対関係に基づいて、該ステアリング中立位置を基準とした絶対角を有する操舵角を検出することができる。
【特許文献1】特開平6−127417号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、各相のパルス信号の出力レベルは、ステアリングの回転に応じて変化するため、通常使用時においても、全てLoレベル(接地電位)のままとなる場合がある。そのため、こうした通常使用時に発生する全てLoレベルの状態と、電源配線の断線等の電源異常により、各相のパルス信号の出力レベルが見かけ上、全て接地電位となった場合とを区別することができない。従って、ステアリングセンサに電源異常が発生した場合であってもその早期検出ができず、速やかにフェールセーフ制御に移行することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電源異常の発生を速やかに検出することができるステアリングセンサ及び出力センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステアリングの回転に応じて出力レベルが変化するA相及びB相のパルス信号を出力する第1及び第2のパルス信号出力手段と、ステアリング中立位置に対応して出力レベルが変化するZ相のパルス信号を出力する第3のパルス信号出力手段とを備えたステアリングセンサであって、経時的に波形が変化する経時信号を出力する経時信号出力手段と、前記Z相のパルス信号の出力レベルが接地電位を有するレベルにある場合に、該Z相のパルス信号に代えて前記経時信号を出力する切替手段とを備えたこと、を要旨とする。
【0007】
上記構成によれば、Z相のパルス信号の出力レベルが接地電位を有するレベルにある場合には、該Z相のパルス信号に代えて経時的に波形が変化する経時信号が出力される。これにより、通常使用時において各相のパルス信号の出力レベルが全て接地電位にある状態と、電源異常により各相のパルス信号の出力レベルが見かけ上全て接地電位となった状態とを区別することができる。そして、経時信号は、所定時間以上、接地電位となることはないため、この経時信号を含めたZ相のパルス信号に対応する信号の出力レベルが、所定時間以上、接地電位であるか否かを判定することで、速やかにステアリングセンサの電源異常を検出することが可能になる。その結果、ステアリングセンサに電源異常が発生した場合には速やかにフェールセーフ制御に移行することができるようになる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、経時的に波形が変化し且つ前記経時信号とは波形の異なる第2の経時信号を出力する第2の経時信号出力手段を備え、前記切替手段は、前記Z相のパルス信号の出力レベルが接地電位以外の電位を有するレベルにある場合に、該Z相のパルス信号に代えて前記第2の経時信号を出力すること、を要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、各経時信号出力手段が出力する各経時信号は、周波数又はデューティの異なるパルス信号であること、を要旨とする。
上記各構成によれば、Z相のパルス信号に対応する信号の波形に基づいて、容易にZ相のパルス信号の出力レベルを検出することができる。特に、請求項3の発明を適用することで、操舵角検出側のマイコンがパルス周期測定機能等、パルス信号の周波数又はデューティを演算可能な機能を有している場合には、ハードウェア上の新たな構成を付加することなく、ソフトウェアの変更のみで対応することができる。従って、コストの上昇を招くことなく早期の電源異常検出ができるようになる。また、この場合、パルス信号の周波数が「0」又はデューティが「0%」若しくは「100%」となったときに、Z相のパルス信号に対応する信号の出力レベルは、所定時間以上、接地電位となる。従って、周波数又はデューティを検出するだけで簡便に電源異常判定を行うことができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、被検出体の非経時変化に基づいてレベルが変化するパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、経時的に波形が変化する経時信号を出力する経時信号出力手段と、前記パルス信号が接地電位を有するレベルにある場合に、該パルス信号に代えて前記経時的に波形が変化する経時信号を出力する切替手段と、を備えた出力センサであることを要旨とする。
【0011】
上記構成によれば、パルス信号の出力レベルが接地電位を有するレベルにある場合には、該パルス信号に代えて経時的に波形が変化する経時信号が出力される。これにより、通常使用時においてパルス信号の出力レベルが接地電位にある状態と、電源異常により出力レベルが見かけ上接地電位となった状態とを区別することができる。そして、経時信号は、所定時間以上、接地電位となることはないため、この経時信号及びパルス信号(接地電位以外のレベル)により構成される信号の出力レベルが、所定時間以上、接地電位であるか否かを判定することで、電源異常を検出することができるようになる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電源異常の発生を速やかに検出することができるステアリングセンサ及び出力センサを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を操舵角検出装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は操舵角検出装置の概略構成を示すブロック図、図2はステアリングセンサの外観図、そして、図3はステアリングセンサの各信号の相互関係を示すタイムチャートである。
【0014】
図1に示すように、操舵角検出装置1は、ステアリングホイール(図示略)の回転に応じて変化する三相の出力信号を出力するステアリングセンサ2と、該ステアリングセンサ2の出力信号に基づいてステアリングホイールの舵角(操舵角)を検出するECU4とを備えている。
【0015】
図2に示すように、本実施形態のステアリングセンサ2は、ステアリングホイールの回転に応じて回転するディスク10と、フォトインタラプタ11〜13とを備えた光式のステアリングセンサである。ディスク10には、その周方向に沿ってスリット15が形成されており、各フォトインタラプタ11〜13は、その発光素子及び受光素子(共に図示略)がディスク10を挟んで互いに対向する位置に配置されている。そして、ディスク10の回転に伴う光の透過・遮断に応じて出力レベル(Hi/Lo)が変化する三相(A相,B相,Z相)のパルス信号を出力するようになっている。
【0016】
具体的には、ディスク10には周方向に沿って等間隔に設けられたスリット15a及びディスク10の一回転に対応するスリット15bが形成されており、フォトインタラプタ11,12は、スリット15aに対応する位置に設けられ、フォトインタラプタ13は、スリット15bに対応する位置に設けられている。
【0017】
そして、図1及び図3に示すように、各フォトインタラプタ11,12は、このスリット15aによる光の透過・遮断に応じて、1/4周期の位相のずれが設定されたA相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbを出力し、フォトインタラプタ13は、スリット15bによる光の透過・遮断に応じたZ相パルス信号Szを出力する。
【0018】
尚、本実施形態では、上記各相のパルス信号の出力レベルは、Hiレベルが車載電源(Vb)に相当する電位を有し、Loレベルが接地電源に相当する電位(接地電位,0V)を有している。そして、A相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbの1/4周期は、操舵角の1.0[deg]に相当する。
【0019】
また、スリット15bの周方向における中間位置P(図2参照)は、ステアリング中立位置に対応している。即ち、図3に示すようにフォトインタラプタ13の出力するZ相パルス信号Szは、ステアリング中立位置に対応しており、同ステアリング中立位置から±10[deg]の範囲でHiレベルとなるように設定されている。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のステアリングセンサ2は、経時的にレベルが変化するパルス信号を生成するパルス発生器21を備えており、該パルス発生器21は、異なる周波数を有する二相のパルス信号Sm,Snを生成する。尚、本実施形態では、パルス信号Smの周波数はm[Hz]、パルス信号Snの周波数はn[Hz]となっている(図3参照)。そして、パルス発生器21は、生成した各パルス信号Sm,Snをスイッチ22へと出力する。
【0021】
スイッチ22には、パルス信号Sm,Snとともにフォトインタラプタ13の出力するZ相パルス信号Szが入力される。そして、スイッチ22は、このZ相パルス信号Szの出力レベルに応じて、パルス信号Sn又パルス信号Smを出力する。具体的には、入力されたZ相パルス信号Szが、Loレベルである場合にはパルス信号Snを出力し、Hiレベルである場合にはパルス信号Smを出力する。
【0022】
そして、本実施形態のステアリングセンサ2は、このスイッチ22から出力されたパルス信号Sn又パルス信号SmをZ相パルス信号Sz´として、上記A相パルス信号Sa及びB相パルス信号SbとともにECU4に出力する(図3参照)。即ち、ステアリングセンサ2は、Z相パルス信号SzがLoレベルである場合には、該Z相パルス信号Szに代えてパルス信号SnをECU4に出力する。そして、Z相パルス信号SzがHiレベルである場合には、該Z相パルス信号Szに代えてパルス信号SmをECU4に出力する。
【0023】
尚、本実施形態では、パルス発生器21が経時信号出力手段及び第2の経時信号出力手段を構成し、スイッチ22が切替手段を構成する。
一方、図1に示すように、ECU4は、ステアリングセンサ2から入力されたA相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbに基づいて電源投入時からの相対舵角(相対角)を検出し、Z相パルス信号Sz´に基づいてステアリング中立位置を検出する。そして、その相対角とステアリング中立位置との相対関係に基づいて、ステアリング中立位置を基準(0[deg])とした絶対角を有する操舵角θを検出する。
【0024】
詳述すると、ステアリングセンサ2から入力されたA相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbは、バッファ31,32を介してパルスカウンタ33に入力される。パルスカウンタ33は、A相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbの立ち上がり及び立ち下がりを検出し、その規則性に基づいてステアリングの回転方向(操舵方向)を検出する。
【0025】
例えば、図3に示すように、A相パルス信号Sa及びB相パルス信号SbがともにLoレベルであるときに、A相パルス信号Saが先にHiレベルとなる場合には、ステアリングはCW方向に回転しており、B相パルス信号Sbが先にHiレベルとなる場合には、CCW方向に回転していることになる。
【0026】
パルスカウンタ33は、その回転方向に応じて、検出したA相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbの立ち上がり及び立ち下がりを積算し、そのカウンタ値を操舵角検出部34に出力する。そして、操舵角検出部34は、このカウンタ値に基づいて電源投入時から相対角を検出する。
【0027】
一方、Z相パルス信号Sz´は、バッファ35を介して周波数測定部36に入力される。そして、周波数測定部36は、入力されたZ相パルス信号Sz´の周波数を測定し、その測定した周波数を操舵角検出部34に出力する。
【0028】
操舵角検出部34は、入力された周波数の値がパルス信号Smに対応する周波数(m±α[Hz])であるか、又はパルス信号Snに対応する周波数(n±α[Hz])であるかを判定し、パルス信号Smに対応する値である場合にはZ相がHiレベルであると判定する。そして、パルス信号Snに対応する値である場合にはZ相がLoレベルであると判定する(Z相レベル判定)。尚、「α」は測定誤差マージンである。
【0029】
そして、操舵角検出部34は、このZ相レベル判定に基づいてステアリング中立位置を検出し、A相パルス信号Sa及びB相パルス信号Sbに基づいて検出した相対角との差を求めることにより、ステアリング中立位置を基準とする絶対角を有する操舵角θを検出する。
【0030】
また、本実施形態では、操舵角検出部34は、周波数測定部36から入力された周波数の値に基づいてステアリングセンサ2の電源異常判定を行う。具体的には、操舵角検出部34は、上記のZ相レベル判定に先立って、周波数測定部36から入力された周波数の値、即ちステアリングセンサ2から入力されたZ相パルス信号Sz´の周波数が「0」であるか否かを判定する。そして、Z相パルス信号Sz´の周波数が「0」である場合には、ステアリングセンサ2に電源異常が発生したものと判定し、ステアリングセンサ電源異常フラグFspaをセットする。
【0031】
ここで、本実施形態のステアリングセンサ2では、パルス発生器21が、経時的にレベルが変化し且つ周波数の異なる二相のパルス信号Sm,Snを生成し、スイッチ22が、Z相パルス信号Szの出力レベルに応じて、パルス信号Sm又はパルス信号SnをZ相パルス信号Sz´としてECU4に出力する。
【0032】
そのため、正常時であれば、図3に示すように、Z相パルス信号Sz´の周波数は、パルス信号Sm又はパルス信号Snに対応する周波数となり、各パルス信号Sm,Snの出力レベルは、その1/2周期に対応する極めて短い所定時間以上、Loレベルが持続することはない。
【0033】
従って、Z相パルス信号Sz´の周波数が「0」となった場合には、電源異常により、パルス発生器21におけるパルス信号Sm,Snの生成ができなくなり、結果的にZ相パルス信号Sz´がLoレベル、即ち接地電位(0V)となったものと推定することができる。
【0034】
つまり、本実施形態では、操舵角検出部34は、Z相パルス信号Sz´の周波数が「0」であるか否かを判定することにより、Z相パルス信号Sz´が所定時間以上、接地電位であるか否かを判定する。
【0035】
そして、このような構成とすることで、通常使用時においてA相,B相,Z相の各相パルス信号の出力レベルが全てLoレベルにある状態と、電源異常により各相パルス信号が見かけ上全てLoレベルとなった状態とを区別して、早期に電源異常を判定することが可能になる。その結果、電源異常が発生した場合には、速やかにフェールセーフ制御に移行することができるようになる。
【0036】
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を操舵角検出装置、詳しくはそのステアリングセンサに具体化したが、ステアリングセンサ以外のインクリメンタルエンコーダに具体化してもよい。
【0037】
・また、第1及び第2のパルス信号出力手段並びに第3のパルス信号出力手段は、フォトインタラプタ11〜13に限るものではなく、磁気式等の光式以外のものを用いてもよい。
【0038】
・更に、被検出体の非経時変化に基づいて出力レベルが変化するパルス信号を出力するその他の各種出力センサに具体化しても良い。
・本実施形態では、パルス発生器21は、異なる周波数を有する二相のパルス信号Sm,Snを生成する。そして、スイッチ22は、Z相パルス信号SzがHiレベルである場合にはパルス信号Smを出力し、Loレベルである場合にはパルス信号Snを出力することとした。しかし、これに限らず、パルス発生器21は、少なくとも一の、経時的にレベルが変化するパルス信号を生成し、スイッチ22は、Z相パルス信号SzがLoレベルである場合にそのパルス信号を出力する構成としてもよい。
【0039】
・本実施形態では、パルス発生器21が出力する各パルス信号Sm,Snは、互いに周波数が異なることとしたが、デューティが異なるものであってもよい。
・また、Z相パルス信号Szに代えて出力される出力信号は、経時的に波形が変化するものであれば、パルス信号ではなくアナログ信号であってもよい。
【0040】
次に、以上の実施形態から把握することのできる請求項以外の技術的思想を記載する。
(イ)請求項1〜請求項3のうちの何れか一項に記載のステアリングセンサと、前記ステアリングセンサの出力する各信号に基づいて操舵角を検出する制御装置とを備えた操舵角検出装置であって、前記制御装置は、前記Z相のパルス信号に対応する出力信号が所定時間以上、接地電位を有するレベルにある場合に、前記ステアリングセンサに電源異常が発生したものと判定すること、を特徴とする操舵角検出装置。
【0041】
(ロ)請求項3に記載のステアリングセンサと、前記ステアリングセンサの出力する各信号に基づいて操舵角を検出する制御装置とを備えた操舵角検出装置であって、前記制御装置は、前記Z相のパルス信号に対応する出力信号の周波数又はデューティを測定する測定手段と、該測定手段の測定結果に基づいて前記Z相のパルス信号のレベルを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする操舵角検出装置。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】操舵角検出装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】ステアリングセンサの外観図。
【図3】ステアリングセンサの各信号の相互関係を示すタイムチャート。
【符号の説明】
【0043】
1…操舵角検出装置、2…ステアリングセンサ、4…ECU、11〜13…フォトインタラプタ、21…パルス発生器、22…スイッチ、33…パルスカウンタ、34…操舵角検出部、36…周波数測定部、θ…操舵角、Sa…A相パルス信号、Sb…B相パルス信号、Sz,Sz´…Z相パルス信号、Sm,Sn…パルス信号、Fspa…ステアリングセンサ電源異常フラグ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングの回転に応じて出力レベルが変化するA相及びB相のパルス信号を出力する第1及び第2のパルス信号出力手段と、ステアリング中立位置に対応して出力レベルが変化するZ相のパルス信号を出力する第3のパルス信号出力手段とを備えたステアリングセンサであって、
経時的に波形が変化する経時信号を出力する経時信号出力手段と、
前記Z相のパルス信号の出力レベルが接地電位を有するレベルにある場合に、該Z相のパルス信号に代えて前記経時信号を出力する切替手段とを備えたこと、
を特徴とするステアリングセンサ。
【請求項2】
請求項1に記載のステアリングセンサにおいて、
経時的に波形が変化し且つ前記経時信号とは波形の異なる第2の経時信号を出力する第2の経時信号出力手段を備え、
前記切替手段は、前記Z相のパルス信号の出力レベルが接地電位以外の電位を有するレベルにある場合に、該Z相のパルス信号に代えて前記第2の経時信号を出力すること、
を特徴とするステアリングセンサ。
【請求項3】
請求項2に記載のステアリングセンサにおいて、
各経時信号出力手段が出力する各経時信号は、周波数又はデューティの異なるパルス信号であること、を特徴とするステアリングセンサ。
【請求項4】
被検出体の非経時変化に基づいて出力レベルが変化するパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、
経時的に波形が変化する経時信号を出力する経時信号出力手段と、
前記パルス信号の出力レベルが接地電位を有するレベルにある場合に、該パルス信号に代えて前記経時的に波形が変化する経時信号を出力する切替手段と、
を備えた出力センサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−3106(P2006−3106A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−176948(P2004−176948)
【出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【出願人】(000003470)豊田工機株式会社 (198)
【Fターム(参考)】