説明

ナビゲーション装置およびナビゲーション装置における誘導経路の表示方法

【課題】 ドライバが誘導経路をどのように進行すべきなのかを容易に判断することができるナビゲーション装置およびナビゲーション装置における誘導経路の表示方法を提供すること。
【解決手段】 道路線16および誘導経路17を表示部9に表示するナビゲーション装置1において、誘導経路17は、道路線16の中心に対して、自車15の走行すべき車線の側に偏倚されて表示されることとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置およびナビゲーション装置における誘導経路の表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車載用のナビゲーション装置は、GPS(Global Positinoning System)衛星から送信される信号を受信して自車の現在位置を検出するとともに、各種センサにより検出される自車に関する情報、およびナビゲーション装置に記録されている地図情報に基づき、自車の現在位置と地図上の道路とをマッチングさせ、表示部に表示された地図上に自車の現在位置を表示する。そして、目的地が設定された場合には、この目的地までの誘導経路を表示する。この誘導経路の表示は、地図上の道路線のうち、誘導経路に選択された道路線の表示色を、誘導経路となっていない道路線の表示色と異なるように表示することで行っている。このように誘導経路を表示することで、誘導経路と誘導経路となっていない道路線との区別を容易にしている。
【0003】
特許文献1には、渋滞情報の表示を情報源に応じて区別できるように表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、自車の走行車線に応じて走行経路を判定する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−292691号公報(要約等参照)
【特許文献2】特開2006−284414号公報(要約等参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、道路線に一方通行や右左折制限等の規制がある場合には、誘導経路の設定が、誘導経路を同じ交差点に2回進入させたり、あるいは同じ道路線を往復させることが余儀なくされる。例えば、図13は、道路線40Aを走行する自車41を、道路線40Fに誘導する誘導経路41を表示しているナビゲーション画面である。ここに示される道路線40の交差点42には右折制限があるため、道路線40B,40C,40D,40Eを迂回させて、道路線40Fに進入するように誘導経路42の表示が行われている。しかしながら、図13に表示される誘導経路42は、交差点43に2回進入し、交差点42において、誘導経路42は交差部を有してしまっている。そのため、誘導経路42の表示色を道路線40の表示色と異ならせているだけの表示態様の場合、ドライバは、交差点43を直進すればよいのか、右折すればよいのか、あるいは左折すればよいのかの判断が困難である。
【0006】
また、例えば、図14は、道路線44Aを走行する自車41を、道路線44Gに誘導する誘導経路45A,45B,45C,45D,45E,45F,45Bからなる誘導経路45を表示しているナビゲーション画面である。ここに示されている道路線44の交差点46に右左折制限があるため、道路線44B,44C,44D,44E,44F,44Bを迂回させて、道路線44Gに進入するように誘導経路45の表示が行われている。しかしながら、図14に表示される誘導経路45は、交差点46,47において交差部を有し、また、道路線44Bにおいて重複しているため、表示された誘導経路45をどのように進行すればよいのかの判断が困難である。
【0007】
そこで、本発明は、誘導経路における自車の走行方向が判る態様で誘導経路を表示することで、誘導経路が同じ交差点を複数回通過したり、あるいは誘導経路が同じ道路線を往復する場合でも、ドライバが誘導経路をどのように進行すべきなのかを容易に判断することができるナビゲーション装置およびナビゲーション装置における誘導経路の表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、道路線および誘導経路を表示部に表示するナビゲーション装置において、誘導経路は、道路線の中心に対して、自車の走行すべき車線の側に偏倚された位置に表示されることとする。
【0009】
また、他の発明は、上述の発明に加え、誘導経路は、道路線の中心との間に間隔が形成されるように表示されることとする。
【0010】
上述の課題を解決するため、道路線および誘導経路を表示部に表示するナビゲーション装置において、誘導経路の同一の交差点または同一の道路線を2回通過する部分は、道路線の中心に対して、自車の走行すべき車線の側に偏倚された位置に表示されることとする。
【0011】
また、他の発明は、上述の発明に加え、誘導経路は、道路線の中心との間に間隔が形成されるように表示されることとする。
【0012】
また、他の発明は、上述の発明に加え、道路線が、自車の走行すべき車線を認識できる態様で表示されているときは、車線の内側に納まるように誘導経路を表示することとする。
【0013】
また、他の発明は、上述の発明に加え、誘導経路が表示される道路線のうち、一方通行の道路線については、誘導経路は偏倚をさせることなく表示されることとする。
【0014】
上述の課題を解決するため、道路線および誘導経路を表示部に表示するナビゲーション装置において、誘導経路は、自車の進行に従って変化する誘導の属性に応じて誘導経路の表示態様を変えることとする。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加え、誘導経路が重なる部分では、誘導の属性が直近に通過する誘導経路を優先して表示することとする。
【0016】
上述の課題を解決するため、ナビゲーション装置における誘導経路の表示方法において、誘導経路を、道路線の中心に対して、自車の走行すべき車線の側に偏倚された位置に表示するステップを有することとする。
【0017】
上述の課題を解決するため、ナビゲーション装置における誘導経路の表示方法において、誘導経路は、自車の進行に従って変化する誘導の属性に応じて誘導経路の表示態様を変えるステップを有することとする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、誘導経路が同じ交差点を複数回通過したり、あるいは誘導経路が同じ道路線を往復する場合でも、ドライバが誘導経路をどのように進行すべきなのかを容易に判断することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置1について、図1から図5を参照しながら説明する。また、ナビゲーション装置1における誘導経路の表示方法についても、ナビゲーション装置1の説明と併せて行うこととする。
【0020】
ナビゲーション装置1は、車両等の移動体に搭載されて使用されるものであり、図1に示すように、CPU(Cenntral Processing Unit)2、ROM(Read only Memory)3、RAM(Randam Access Memory)4、HDD(Hard Disk Drive)5、ビデオ回路6、I/F(Interface)7、バス8、表示部9、入力装置10、センサ11、GPS装置12、および音声出力装置13等を有している。
【0021】
CPU2は、HDD5またはROM3に格納されているプログラムに応じて、各種の演算処理を実行するとともに、ナビゲーション装置1の各部を制御する中央演算処理装置である。ROM3は、CPU2が実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM4は、CPU2が実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
【0022】
HDD5は、CPU2が実行するプログラムを格納するとともに、地図情報(地図表示用データ、道路リンクデータ等)を格納している。ビデオ回路6は、CPU2から供給された表示コマンドに応じた表示処理を実行するとともに、表示処理の結果として得られた画像を映像信号に変換して表示部9へ出力する。
【0023】
I/F7は、入力装置10、センサ11、およびGPS装置12から出力される信号の表現形式を変換して入力すると共に、音声出力装置13に対して出力する信号の表現形式を変換する。バス8は、CPU2、ROM3、RAM4、HDD5、ビデオ回路6、およびI/F7を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
【0024】
表示部9は、ビデオ回路6から出力される映像信号を表示するための表示装置であり、例えば、液晶表示装置により構成される。入力装置10は、ボタンやスイッチ等から構成され、操作者の操作に応じた情報を生成し出力する。
【0025】
センサ11は、車両の速度を検出する車速センサ、車両の各制御軸の角速度を検出する角速度センサ、およびハンドルの操舵角を検出する操舵角センサ等を有している。GPS装置12は、複数のGPS人工衛星から送信される情報を利用して、車両の現在位置(緯度、経度、高度)を得る装置である。音声出力装置13は、CPU2から供給されたデータをD/A(Digital to analog)変換し、音声として出力する。
【0026】
次に、ナビゲーション装置1の誘導経路の表示動作について、図2から図4を参照しながら説明する。図2および図3は、例えば、図4に示すナビゲーション画面14を表示部9に表示するための処理動作を示すフローチャートである。
【0027】
このフローチャートは、CPU2が、ナビゲーション用のプログラムを実行することにより実現される。図4に表示されるナビゲーション画面14には、ナビゲーション装置1が搭載された自己の自動車(車両)である自車15と、この自車15の周囲の道路線(道路リンク)16と、自車15を目的地に誘導する誘導経路17とが表示されている。
【0028】
ナビゲーション画面14は、自車15の周囲の道路線16等を、表示部9の設定倍率に応じた広さのエリアで表示し、必要に応じて、建物や区画番号(番地等)等の付帯情報の表示が行われる。図4に示すナビゲーション画面14は、本実施形態の説明を解り易くするため、付帯情報の表示を省略するとともに、道路線の数なども減らし、現実のナビゲーション画面をデフォルメしたものとなっている。
【0029】
図2および図3を参照しながら、表示部9へナビゲーション画面14を表示するための処理について説明する。
【0030】
先ず、CPU2は、センサ11およびGPS装置12から取得されるデータに基づき、自車15の現在の位置を検出する(スッテプS10)。次に、CPU2は、HDD5に格納されている地図情報から、自車15が位置する周辺の地図情報を取得する(ステップS20)。
【0031】
そして、操作者が入力装置10により指定した目的地に関する目的地情報と探索条件(例えば、最短距離、最短時間、有料道路の有無等)を取得し(ステップS30)、この目的地情報および探索条件に基づき、誘導経路17を演算する(ステップS40)。続いて、自車15と、自車15の周辺の道路線16および誘導経路17等をナビゲーション画面14の内容として表示部9に表示する(ステップS50)。
【0032】
ここでは、ステップS40における誘導経路17の演算において、図4に示すように、道路線16A上を走行している自車15を道路線16Fに誘導するために、道路線16A,16B,16C,16D,16E,16Fが、誘導経路17として選択されているものとする。この誘導経路17の選択は、道路線16の交差点(ノード)18が、道路線16Aから進入する自動車に対して右折禁止の交差点であるものとし、その結果、自車15を道路線16B〜16Eに迂回させて道路線16Fに誘導するように演算された結果に基づくものである。このように、表示部9に、自車15の位置と、自車15の周辺の道路線16および誘導経路17が表示されることにより、ドライバは、自車15が誘導経路17に沿って移動するように運転することで、目的地へ向かって進行することができる。
【0033】
上述のステップS50における誘導経路17の表示処理においては、誘導経路17に選択されている道路線16A,16B,16C,16D,16E,16F毎に、以下に説明する図3に示す表示処理が行われている。
【0034】
図3に示す処理では、先ず、表示部9のナビゲーション画面14が、道路線16を線で表示する線表示態様であるか、あるいは、道路線16の走行車線が認識できる車線表示態様であるかどうかを判断する(ステップS501)。道路線16の表示態様は、操作者が入力装置10から適宜に選択することができる。
【0035】
例えば、デフォルトで線表示態様としておき、操作者が入力装置10から表示態様を車線表示態様に変更する処理指示を入力した場合には、この指示に従い、線表示態様から車線表示態様に表示態様が換わり、そして、この車線表示態様から線表示態様に変更する処理指示を入力した場合には、この指示に従い、車線表示態様から線表示態様に切り換わるように構成しておく。また、自車15が表示されるエリアを拡大表示するように操作者が入力装置10から処理指示を行なったときは、拡大倍率に応じて自動的に車線表示態様に切り換わるようにも構成しておいてもよい。
【0036】
なお、ナビゲーション画面14が、車線表示態様である場合には、例えば、表示対象となっている道路が、片側1車線の双方向通行の道路の場合には、センターライン(中央分離帯等)を表す表示を挟んで、各走行方向の走行車線が表示される。また、片側複数車線の場合には、センターライン(中央分離帯等)を表す表示を挟んで、各走行方向の走行車線数に応じた走行車線が、走行区分を表す表示により分けられて表示される。一方、ナビゲーション画面14が、線表示態様である場合には、走行車線数に関係なく、道路線は、線で表示される。
【0037】
このステップS501において、ナビゲーション画面14が線表示態様である場合(ステップS501においてYes)には、先ず、誘導経路17として選択された道路線16Aが一方通行か双方向通行かについて、ステップS20で取得した地図情報に基づき判断する(ステップS502)。
【0038】
この判断で、道路線16Aが双方向通行であると判断された場合(ステップS502においてYes)には、図4に示すように、誘導経路17Aを、道路線16Aに対して偏倚させた位置に表示する(ステップS503)。つまり、誘導経路17Aを、道路線16Aの中心に対して、自車15の進行方向に向かって法定の走行側(わが国においては、自車15の進行方向に向かって左側)に偏倚させ、該走行側と反対側(すなわち右側)に道路線16Aの一部が見えるように、道路線16Aに重ねて表示する(ステップS503)。
【0039】
一方、ステップS502において、道路線16Aが一方通行であると判断された場合(ステップS502においてNo)には、図5に示すように、誘導経路17Aを、偏倚させずに、誘導経路17Aが道路線16Aに完全に重なるように表示を行う(ステップS504)。
【0040】
道路線16B〜16Fについても上述のステップS502からステップS503(またはステップS504)の処理を行う。
【0041】
なお、自車15の表示については、図2に示すフローチャートにおけるステップS10とステップS20の処理に基づき、マップマッチングを行い、誘導経路17の中心と自車15を表わす表示マークの中心とを合わせて表示を行う。このとき、自車15の表示マークの進行方向を、誘導経路17の進行方向に合わせて表示する。これにより、誘導経路17が道路線16に対して偏倚されて表示された場合、自車15の表示も道路線16の中心に対して偏倚した位置に表示されることになる。以降の説明において、自車15の表示については、特に説明をしないが、上記と同様に行う。
【0042】
以上のように、1つのナビゲーション画面14について、誘導経路17の表示を終了したら(ステップS505においてYes)、図2に示すフローチャートのステップS10に戻り、ステップS20〜ステップS50の処理を繰り返す。
【0043】
図4に示す表示例では、誘導経路17に選択された道路線16A〜16Fの中に、一方通行の道路線はないため、全誘導経路17A〜17Fは、道路線16A〜16Fに対して、自車15の進行方向に向かって左側に偏倚した位置に表示されている。そのため、誘導経路17A〜17Fの右側には、それぞれ道路線16A〜16Fの一部が見えている。
【0044】
このように、各誘導経路17A〜17Fの進行方向の右側に道路線16A〜16Fの一部が表示されていることで、ドライバは、交差点18において誘導経路17をどのように進行すればよいのかが容易に判断できる。つまり、図4のナビゲーション画面14を見たドライバは、車両については左側通行であるわが国では、誘導経路17の右側に道路線16が見える経路に従って自車15を進行させなければいけない。したがって、自車15が道路線16Aから交差点18に進入しようとしているドライバは、交差点18を左折すべきであることを容易に判断できる。
【0045】
以上のように、図4および図5に示すように、誘導経路17の進行方向の右側には、一方通行の道路線でない道路線16では、道路線16の一部が表示される。そのため、ドライバは、自車15が位置する誘導経路17が、道路線16をどの方向に、またはどのような経路で誘導しているかの判断を容易に行うことができる。また、道路線16の一部が表示されることにより、道路線16の種別を表す色等を確認することができ、走行しようとしている道路の種別を判別することができる。
【0046】
(第1の実施の形態の変形例1)
ところで、誘導経路17を、図6に示すナビゲーション画面19の誘導経路20のように表示してもよい。なお、図6に示すナビゲーション画面19は、誘導経路20の表示態様を除き、図4に示したナビゲーション画面14と同一である。
【0047】
この図6に示される誘導経路20は、自車15の進行方向に向かって右側に道路線16の中心との間に所定の間隔が空くように左側(自車15の進行方向に向かって法定の走行側)に偏倚させられて表示されている。誘導経路20をこのように表示することにより、交差点18において、誘導経路20が重なり部分を有することなく表示されることがない。したがって、ナビゲーション画面14(図4、図5参照)では、交差点18において、誘導経路17A,17Bと誘導経路17E,17Fとが重なり部分を有して表示されているのに対し、ナビゲーション画面19では、交差点18において、誘導経路20A,20Bと誘導経路20E,20Fとが互いに重ならないように表示される。そのため、自車15が道路線16Aから交差点18に進入しようとしているとき、ドライバは、交差点18を左折すべきであることをより容易に判断することができる。なお、誘導経路20の右側と道路線16の中心との所定の間隔は、ゼロを含まないものであるが、ゼロを含むものとしてもよい。ゼロを含まないものとすることにより、上述したように、交差点18で誘導経路20A,20Bと誘導経路20E,20Fとが互いに重ならないようにすることができ、ドライバの判断をより確実なものとすることができる。
【0048】
誘導経路20の表示は具体的には、次の式(1),(2)に基づいて、図7に示すように行われる。ここでは、道路線16Aに対する誘導経路20Aの表示を例にとって説明するが、他の誘導経路20B〜20Fについても同様の表示を行う。
【0049】
誘導経路20Aの太さをW1、道路線16Aの中心M1と誘導経路20Aの右端縁20Aeとの間の間隔をα、道路線16Aの太さをW2とする。このとき、誘導経路20Aの中心M2が、道路線16Aの中心M1から偏倚する偏倚量(オフセット量)W3が、

W3=(W1÷2)+α ・・・ (1)

ただし、0<α<(W2÷2) ・・・ (2)

となるように誘導経路20Aを道路線16Aに対して表示する。
【0050】
このように、誘導経路20Aを道路線16Aに対して表示することで、誘導経路20Aは、道路線16Aと重なり部分を有するとともに、誘導経路20Aの右側に道路線16Aが見えるように、かつ、道路線16Aの中心M1と誘導経路20Aの右縁部との間に間隔が形成されるように表示される。そのため、交差点18のように誘導経路20が同一箇所を行き違う場合であっても、互いに行き違う誘導経路20の間には、道路線16が見える。したがって、ドライバは、誘導経路20をどのように進行すればよいのかが容易に判断できる。
【0051】
図8のナビゲーション画面21に示されるような道路線22は、交差点23が右左折禁止の場合の例である。この例では、道路線22Aを走行する自車15を道路線22Gに誘導するために、道路線22A,22B,22C,22D,22E,22F,22B,22Gがそれぞれ誘導経路24として選択される。そして、道路線22A,22B,22C,22D,22E,22F,22B,22Gにそれぞれ、誘導経路24A,24B,24C,24D,24E,24F,24B′,24Gが表示される。
【0052】
そして、この場合には、同一の道路線22Bに対して、互いに進行方向が異なる2つの誘導経路24Bと誘導経路24B′が表示される。誘導経路24は、上述の誘導経路20と同様に、道路線22の中心に対して所定の間隔を空けて、左側に偏倚させられて表示される態様のものである。そのため、同一の道路線22Bに、互いに行き違う誘導経路24B,24B′が表示された場合でも、誘導経路24Bと誘導経路24B′の間には、道路線22Bが見える。したがって、ドライバは、道路線22Bをどのように進行すべきかを容易に判断することができる。
【0053】
次に、上述のステップS501において、ナビゲーション画面25が車線表示態様である場合(ステップS501においてNo)の誘導経路の表示について説明する。
【0054】
表示部9に図9に示すような車線表示態様のナビゲーション画面25が表示されている場合には、ステップS501においてNoが選択され、誘導経路として選択されている道路線16Aが一方通行か双方向通行かをステップS20で取得した地図情報に基づき判断する(ステップS506)。なお、図9は、図4、図5または図6の交差点18の部分が、車線表示態様により表示されている例を示している。
【0055】
ステップS506の判断で、道路線16Aが双方向通行であると判断された場合(ステップS506においてYes)には、誘導経路26は、自車15の走行車線16A1内に位置するように表示される。すなわち、誘導経路26は、道路線16Aの中心M1に対して自車15の走行車線16A1側に偏倚した位置で、かつ、走行車線16A1内に納まるように表示される(ステップS507)。
【0056】
一方、ステップS506において、道路線16Aが一方通行であると判断された場合(ステップS506においてNo)には、図10に示すように、誘導経路26は、偏倚されることなく、道路線16Aの中心を通り、かつ、道路線16A1に納まるように表示される(ステップS508)。
【0057】
図9および図10には示されていない他の誘導経路についても、上述のステップS506からステップS507(またはステップS508)の処理を行う。
【0058】
1つのナビゲーション画面25について、各道路線の誘導経路についてステップS506からステップS507(またはステップS508)の処理に基づく表示を終了したら(ステップS509においてYes)、図2に示すフローチャートのステップS10に戻り、ステップS20〜ステップS50の処理を繰り返す。
【0059】
図9に示すように、走行車線16A1内に納まるように誘導経路26を表示することで、誘導経路が同一箇所を行き違う部分が生じても、ドライバは、道路線をどのように進行すればよいのかを容易に判断することができる。
【0060】
なお、誘導経路26の表示は具体的に次のように行う。図9に示すように、誘導経路26は、道路線16Aの幅W2であるとき、誘導経路26の中心M3が、道路線16Aの中心M1からW4(=W2÷4)だけ法定の走行側(左側)に偏倚した位置に表示される。また、誘導経路26の表示幅W5は、道路線16Aの幅W2の2分の1より細く、例えば、W2の6分の1の幅で表示する。また、片側複数車線(例えば、片側2車線道路)である場合には、誘導経路として選択されている車線(例えば、片側2車線道路の左側の車線)の真中に、誘導経路が選択されている車線の幅の3分の1の幅で表示される。
【0061】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置30について、図11および図12を参照しながら説明する。第2の実施の形態に係るナビゲーション装置30は、ハード的な構成は図1に示す構成と同様の構成であるので、その説明は省略する。また、ROM3およびHDD5に格納されるナビゲーション用のプログラムについても、図2に示すフローチャートのステップS10からステップS40までは同様である。
【0062】
しかしながら、ステップS50の誘導経路表示に相当する処理が、以下に説明する動作に合わせて変更されている。
【0063】
図11は、図2に示すフローチャートにおけるステップS50の内容を示したもので、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置30の誘導経路を表示する処理を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図12(a),(b),(c)は、それぞれ、自車15の進行位置に応じて、図11に示すフローチャートの実行により表示部9に表示されるナビゲーション画面の概要を示す。図12(a),(b),(c)に示されるナビゲーション画面31A,31B,31Cは、自車15の周囲の道路線32等を表示部9の設定倍率に応じたエリアの大きさで表示し、必要に応じて、建物や区画番号等の付帯情報の表示が行われるが、図12(a),(b),(c)においては、付帯情報の表示を省略している。
【0065】
この第2の実施の形態は、誘導経路として選択された道路線に表示される誘導経路の誘導の属性、すなわち、誘導の内容により、該誘導経路の表示態様を変えるように構成されたものであり、以下に説明する処理により実現される。
【0066】
ここでは、誘導経路として選択された道路線に表示される誘導経路の誘導の属性を4つの属性に分けている。4つの属性の1つ目の属性は、自車15が既に通過してきた通過済みの道路線であるかどうかである。以下、この属性を、「属性A」という。2つ目の属性は、自車15が走行中の道路線であるかどうかである。以下、この属性を「属性B」という。3つ目の属性は、自車15がこれから右折または左折を2回目に行うこととなる交差点の手前までの道路線であるかどうかである。以下、この属性を、「属性C」という。そして4つ目の属性は、該2つ目の交差点(右折または左折を2回目に行うこととなる交差点)から以降の道路線であるかどうかである。以下、この属性を、「属性D」という。
【0067】
図11に示す処理は、図12(a),(b),(b)に示すように、誘導経路33として選択されている道路線32A,32B,32C,32D,32E,32F,32B,32Gに、誘導の属性に応じた表示態様の誘導経路33A,33B,33C,33D,33E,33F,33B,33Gを表示する。誘導経路33A〜33Gは、図12(a)に示す位置(道路線32A上)を走行する自車15を道路線32Gに導く誘導経路である。
【0068】
交差点34で右折させるように自車15を誘導すれば、最短の誘導距離で自車15を道路線32Gに誘導することができるが、交差点34が自車15の進行方向について右左折禁止となっている。そのため、誘導経路33A〜33Gは、自車15を道路線32B,32C,32D,32E,32F,32Bに迂回させて道路線32Gに誘導しているものである。
【0069】
先ず、図12(a)に示すナビゲーション画面31Aを表示する処理について説明する。
【0070】
自車15が走行中の道路線32Aについて、この道路線32Aに表示される誘導経路33Aの誘導の属性が属性Aに属するかどうかを判断する(ステップS510)。自車15は、道路線32Aの途中を走行中であり、道路線32Aを通過済みでない。したがって、誘導経路33Aは、ステップS510においてNoが判断され、ステップS520において、通過中の誘導経路であるかどうかが判断される。
【0071】
上述したように自車15は道路線32Aの途中を走行中であるため、誘導経路33Aは、ステップS520の判断において、属性Bに属すると判断される(ステップS520においてYes)。そして、誘導経路33Aのうち、自車15が通過してきた部分については、通過済みの表示態様として、例えば、灰色の色彩で表示される(ステップS521)。また、これから通過しようとしている部分については、間もなく通過することを示す直近通過の表示態様として、例えば、水色の色彩で表示される(ステップS522)。
【0072】
誘導経路33B,33Cは、自車15がこれから交差点35を左折(1回目)し、そして右折する予定の2つ目の交差点36の手前まで自車15を誘導するための誘導経路であり、属性Cに属する。そのため、誘導経路33B,33Cは、ステップS510,520において、それぞれNoの判断が行われ、ステップS530において、属性Cに属する判断が行われる(ステップS530においてYes)。そして、誘導経路33B,33Cについては、間もなく通過することを示す直近通過の表示態様として、ステップS522と同様に、水色の色彩で表示が行われる(ステップS531)。なお、交差点34は、直進となるため、ステップS530では、1つ目の交差点とはならない。交差点35は、左折する交差点であり、1つ目の交差点となり、次の交差点36では右折するため、この交差点36が2つ目の交差点となる。
【0073】
誘導経路33D,33E,33Fについては、自車15の現在位置から右折(または左折)予定の2つ目の交差点35よりもさらに先行して自車15を誘導する誘導経路であり、属性Dに属する。そのため、ステップS510,S520,S530において、それぞれNoの判断が行われる。そして、誘導経路33D,33E,33Fについては、属性Cの誘導経路よりもさらに先方の誘導経路を示す表示態様として、紺色の色彩で表示される(ステップS540)。
【0074】
ここで、誘導経路33Bは、属性Cにも属すると共に、属性Dにも属する。このような場合には、属性Cを優先した表示態様とし(ステップS530、ステップS531)、誘導経路33Bは、水色の色彩で表示されることになる。すなわち、ステップS530においては、誘導経路が属性C以外の属性にも属する場合であっても、属性Cに属するものであれば、属性Cに属する判断を行うこととしている。
【0075】
誘導経路33Gについては、誘導経路33D,33E,33Fと同一の属性Dに属するので、紺色の色彩で表示される(ステップS540)。
【0076】
そして、ナビゲーション画面31Aに表示されている誘導経路として選択されている全ての道路線(ここでは、図12(a)に示される道路線32A〜32G)に対して表示されている誘導経路33A〜33Gについて、属性に応じた表示態様での表示が終わったら(ステップS550においてYes)、再び、図2に示すフローチャートのステップS10の処理に戻る。そして、ステップS50において、次に説明する図12(b)のナビゲーション画面についての処理が行われる。
【0077】
図12(b)は、自車15が、図12(a)に示す位置から図12(b)に示す位置に進行したときのナビゲーション画面31Bを示す。図12(b)における誘導経路33A〜33Gの表示処理について説明する。
【0078】
先ず、誘導経路33Aについての属性を判断する。誘導経路33Aは、図12(a)のナビゲーション画面19と異なり、通過済みの誘導経路となっているので(ステップS510においてYes)、ステップS511において、通過済みの表示態様として、上述のステップS521と同様に、灰色の色彩で表示する(ステップS511)。
【0079】
次に、誘導経路33Bについて、その属性を判断する。誘導経路33Bは、属性Aにも属するが、属性Dにも属する。このような場合には、ステップS510の判断においてNoの判断がされる。すなわち、ステップS510においては、誘導経路が属性Aのみに属する場合にはYesの判断がされ、誘導経路が属性Aにも属するが他の属性にも属する場合にはNoの判断がされる。そして、さらに、誘導経路33Bは、ステップS520,ステップS530においてもNoの判断がされ、その結果、属性Dに属すると判断され(スッテプS530においてNo)、紺色の色彩で表示される(ステップS540)。
【0080】
誘導経路33Cについては、自車15は、道路線32Cの途中を走行中である。したがって、誘導経路33Cは、ステップS510においてNoが判断され、ステップS520において、通過中の誘導経路であるかどうかが判断される。その結果、誘導経路33Cは、属性Bに属すると判断され(ステップ520においてYes)、誘導経路33Cのうち、自車15が通過してきた部分については、通過済みの表示態様として、灰色の色彩で表示される(ステップS521)。また、これから通過しようとしている部分であって、右折予定の1つ目の交差点36までの部分については、間もなく通過することを示す直近通過の表示態様として、例えば、水色の色彩で表示される(ステップS522)。
【0081】
また、誘導経路33Dについては、自車15がこれから2回目の右折を行う予定の2つ目の交差点37の手前まで自車15を誘導するための誘導経路であり、属性Cに属する。そのため、ステップS510,S520において、それぞれNoの判断が行われ、ステップS530において、属性Cに属する判断が行われる(ステップS530においてYes)。そして、誘導経路33Dについては、間もなく通過することを示す直近通過の表示態様として、水色の色彩で表示が行われる(ステップS531)。
【0082】
誘導経路33E,33Fについては、自車15の現在位置から右折(または左折)予定の2つ目の交差点37よりもさらに先行して自車15を誘導する誘導経路であり、属性Dに属する。したがって、誘導経路33E,33Fについては、属性Cの誘導経路よりもさらに先方の誘導経路を示す属性Dに属する表示態様として、紺色の色彩で表示される。
【0083】
なお、誘導経路33Bは、上述したように、属性Aにも属すると共に、属性Dにも属するため、ステップS510〜S530においてNoの判断がされ、その結果、属性Dを優先した表示態様とされ、紺色の色彩で表示されている。誘導経路33Gについては、誘導経路33E,33Fと同一の属性Dに属するので、紺色の色彩で表示される。
【0084】
誘導経路33A〜33Gについて、属性に応じた表示態様での表示が終わったら(ステップS550においてYes)、再び、図2に示すフローチャートのステップS10の処理に戻る。そして、ステップS50において、次に説明する図12(c)のナビゲーション画面31Cについての処理が行われる。
【0085】
図12(c)は、自車15が、図12(b)に示す位置から図12(c)に示す位置に進行したときのナビゲーション画面31Cを示す。図12(c)における誘導経路33A〜33Gの表示処理について説明する。
【0086】
先ず、誘導経路33Aについての属性を判断する。誘導経路33Aは通過済みの誘導経路であるので(ステップS510においてYes)、ステップS511において、通過済みの表示態様として、灰色の色彩で表示する。
【0087】
次に、誘導経路33Bについて、その属性を判断する。誘導経路33Bは、属性Aにも属するが、属性Cにも属する。したがって、属性Cの表示が優先して行われる。すなわち、ステップS510,S520の判断においてNoの判断がされる。そして、ステップS530において属性Cに属すると判断され(ステップS530においてYes)、水色の色彩で表示される。
【0088】
誘導経路33C,33D,33Eについては、通過済みの誘導経路であるので(ステップS510においてYes)、通過済みの表示態様として、灰色の色彩で表示する(ステップS511)。
【0089】
誘導経路33F,33B,33Gについては、自車15がこれから右折あるいは左折する2つ目の交差点以前の誘導経路であるの、属性Cに属する。したがって、ステップS510,520において、それぞれNoの判断が行われ、ステップS530において、属性Cに属する判断が行われる(ステップS530においてYes)。そして、誘導経路33F,33B,33Gについては、間もなく通過することを示す直近通過の表示態様として、水色の色彩で表示が行われる(ステップS531)。
【0090】
そして、誘導経路33A〜33Gについて、属性に応じた表示態様での表示が終わったら(ステップS550においてYes)、再び、図2に示すフローチャートのステップS10の処理に戻る。このように、ナビゲーション画面毎に図2に示すフローチャートのステップS10〜ステップS50および図11に示すフローチャートのステップS510〜S550についての処理が繰り返される。
【0091】
このように、誘導経路に表示される誘導経路の表示態様を誘導の属性に応じて変えるようにすることで、ドライバは、自車15が走行している、あるいはこれから走行しようとしている誘導経路が、自車15をどのように誘導しているかを容易に判断できる。
【0092】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが本発明はその要旨を逸脱しない限り種々変更できる。
【0093】
例えば、各実施形態における表示は、誘導経路が図13や図14に示すように、交差点43で重なったり、あるいは、道路線44Bで重なる事態が生ずるときのみ、各実施の形態で示す表示に切り替わるようにし、かかる事態が生じていないときは、図13や図14に示す従来通りの表示形態としてもよい。また、誘導経路の属性に応じた表示態様は、色彩を異ならせる他、ハッチングのパターンを変えたり、誘導経路をその属性に応じた間隔で点滅させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示すナビゲーション装置の表示部にナビゲーション画面を表示するための処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示すナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の道路線が線表示態様で表示された場合の、誘導経路の表示を説明するための図である。
【図5】図1に示すナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の道路線が線表示態様で表示された場合であって、道路線の一部が一方通行である場合の誘導経路の表示を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態の変形例に係るナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の誘導経路の表示を説明するための図である。
【図7】図6に示すナビゲーション画面に表示される道路線と誘導経路との位置関係を説明するための図である。
【図8】第1の実施の形態の変形例に係るナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の誘導経路の表示を説明するための図である。
【図9】図1に示すナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の道路線が車線表示態様で表示された場合の、誘導経路の表示を説明するための図である。
【図10】図1に示すナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の道路線が車線表示態様で表示された場合であって、道路線の一部が一方通行である場合の誘導経路の表示を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置の表示部にナビゲーション画面を表示するための処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】(a)(b)(c)は、本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置におけるナビゲーション画面の表示を、自車の進行位置に従って説明した図である。
【図13】従来のナビゲーション装置におけるナビゲーション画面を説明するための図である。
【図14】従来のナビゲーション装置におけるナビゲーション画面を説明するための図である。
【符号の説明】
【0095】
1,30 … ナビゲーション装置
9 … 表示部
15 … 自車
16,22,32 … 道路線
17,20,24,33 … 誘導経路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路線および誘導経路を表示部に表示するナビゲーション装置において、
上記誘導経路の同一の交差点または同一の道路線を2回通過する部分は、上記道路線の中心に対して、自車の走行すべき車線の側に偏倚された位置に表示されることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記誘導経路は、前記道路線の中心との間に間隔が形成されるように表示されることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記道路線が、前記自車の走行すべき車線を認識できる態様で表示されているときは、上記車線の内側に納まるように前記誘導経路を表示することを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記誘導経路が表示される前記道路線のうち、一方通行の道路線については、前記誘導経路は前記偏倚をさせることなく表示されることを特徴と請求項1から3のいずれか1項
に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
道路線および誘導経路を表示部に表示するナビゲーション装置において、
上記誘導経路は、前記自車の進行に従って変化する誘導の属性に応じて上記誘導経路の表示態様を変えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
前記誘導経路が重なる部分では、誘導の属性が直近に通過する誘導経路を優先して表示することを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
ナビゲーション装置における誘導経路の表示方法において、
上記誘導経路を、上記道路線の中心に対して、自車の走行すべき車線の側に偏倚された位置に表示するステップを有することを特徴とするナビゲーション装置における誘導経路の表示方法。
【請求項8】
ナビゲーション装置における誘導経路の表示方法において、
上記誘導経路は、自車の進行に従って変化する誘導の属性に応じて上記誘導経路の表示態様を変えるステップを有することを特徴とするナビゲーション装置における誘導経路の表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−224389(P2008−224389A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−62298(P2007−62298)
【出願日】平成19年3月12日(2007.3.12)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】