説明

ナビゲーション装置及び交差点標識データのデータ構造並びに交差点標示画像作成装置

【課題】方面表示を表示する場合、表示される方面名等の文字列の長短に関わらず、ドライバーが方面案内を直感的に視認することが容易なナビゲーション装置の提供。
【解決手段】方面案内標示等のビットマップ(文字部品画像)を文字部品画像テーブルに用意する。交差点とその交差点に進入する道路が指定された場合、方向表示選択手段23がカレント交差点標識の方向表示画像を方向表示画像テーブルから抽出する。文字部品選択手段24は、文字部品画像テーブルからカレント交差点標識の各文字部品画像を抽出する。そして、交差点標識合成手段26は、部品配置情報に従って、方向表示画像に各文字部品画像を配置し、交差点標識画像をビットマップ画像として合成する。合成される画像はビットマップなので、画像の解像度によらず、見やすい標示が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図情報に基づいて案内表示を行うナビゲーション装置に関し、特に、交差点等における案内標識を表示するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車載用のナビゲーション装置が広く普及している。車載用のナビゲーション装置は、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)やジャイロなどを用いて現在位置の経緯座標を検出する。この経緯座標と地図データベース(以下「地図DB」という。)に格納された地図とを照合して地図上の現在位置を割り出し、現在位置周辺の地図及び現在位置をディスプレイに表示する。さらに、前方の道路及び建物その他のランドマークを立体表示したり、音声ガイダンスによる案内を行うなど、案内内容をドライバーに直感的に認識しやすくすべく、様々な工夫がなされている。
【0003】
その一環として、自動車が前方の交差点に接近した場合、前方の交差点に設置された交差点標識と同様の方面案内画像を画面の一部に表示し、ドライバーに方面案内を行うものが知られている。たとえば、特許文献1に記載のナビゲーション装置においては、道路の分岐方面を矢印で示す分岐路パターンに対し、方面名(地名)を表す文字列を矢印近傍に配置して方面案内表示を行う。この場合、文字列は、図12に示したように、矢印の方向に対応して、文字列と矢印の先端部がある決められた位置関係となるように配置される。
【0004】
【特許文献1】特開2001−311625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車載用のナビゲーション装置においては、一般に、画面の縦横のサイズは機種によって異なる。従って、同じ方面案内画像を表示する場合であっても、方面名を配置する横幅は、画面の大きさによって異なる。
【0006】
一方、上記特許文献1に記載のナビゲーション装置においては、方面名は文字列として画面上に表示される。従って、画面上の方面名を表示するスペースの横幅が狭い場合、当該方面名と隣接する矢印画像や他の文字列と重なる場合がある。このような重なりを生じないようにすべく、特許文献1では、文字列が文字列を配置するスペースの横幅に対して長い場合、文字列の途中で改行して複数の行にわたって文字列を表示するようにされている(図12参照)。
【0007】
しかしながら、方面名が画面上に複数行にわたって表示されると、ドライバーにとっては方面名を直感的に視認しにくくなるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の第1の目的は、方面表示を画面上に表示する場合において、表示される方面名等の文字列の長短に関わらず、ドライバーが方面案内を直感的に視認することが容易なナビゲーション装置、及び交差点標識データのデータ構造を提供することにある。
【0009】
一方、車載用のナビゲーション装置においては、広域の道路地図の地図データが格納された地図データベースが用いられる。従って、地図データに含まれる交差点の数が膨大であり、それら交差点に設置されている交差点標識の数も膨大である。このような広域地図では、地図内の交差点において新たな交差点標識が設置される頻度が高いため、頻繁に方面案内の画像データ(以下「交差点標識画像」という。)を作成し更新する必要がある。従って、交差点標識画像を効率よく作成する交差点標示画像作成装置が望まれる。
【0010】
そこで、本発明の第2の目的は、前記データ構造の交差点標識データを効率よく作成することが可能な交差点標示画像作成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係るナビゲーション装置の第1の構成は、背景及びその背景上に交差点標識で標示される方向標示を表す矢印が標示された画像である方向表示画像が各種格納された方向表示画像テーブル;交差点標識で標示される方面案内標示,国道番号,都道府県道番号,その他のテキスト標示のビットマップ画像(以下「文字部品画像」という。)が各種格納された文字部品画像テーブル;前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示する前記各文字部品画像の表示位置に関する情報(以下「部品配置情報」という。)をテーブルとして格納する部品配置テーブル;交差点とその交差点に進入する道路が指定された場合、当該交差点の当該道路に対応する交差点標識(以下「カレント交差点標識」という。)の前記方向表示画像を前記方向表示画像テーブルから抽出する方向表示選択手段;前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像を前記文字部品画像テーブルから抽出する文字部品選択手段;前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像の前記部品配置情報を前記部品配置テーブルから抽出する部品配置情報取得手段;並びに、前記カレント交差点標識の前記部品配置情報に従って、前記方向表示画像に前記各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成する交差点標識合成手段;を備えたことを特徴とする。
【0012】
この構成により、交差点標識画像内に表示する方面案内標示,国道番号,都道府県道番号,その他のテキスト標示は、文字部品画像テーブルにおいてビットマップ画像(文字部品画像)として用意される。そして、交差点標識合成手段は、部品配置情報に従って、方向表示画像に文字部品画像を貼り付けて交差点標識画像をビットマップ画像として合成する。このように交差点標識画像はすべてビットマップ画像であるため、ナビゲーション装置の画面サイズによらず、方面案内標示部分に無用な改行が生じることがない。従って、ナビゲーション装置の機種・画面サイズによらず、常にドライバーに視認されやすい形で交差点標識画像を表示できる。
【0013】
本発明に係るナビゲーション装置の第2の構成は、前記第1の構成において、地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報をテーブルとして格納する交差点標識テーブル;及び、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報をテーブルとして格納する文字部品選択テーブル;を備え、前記方向表示選択手段は、前記交差点標識テーブルを参照することにより、前記カレント交差点標識を特定し、前記文字部品選択手段は、前記文字部品選択テーブルを参照することにより、前記前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像を特定することを特徴とする。
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置の第3の構成は、前記第1又は2の構成において、前記交差点標識テーブルは、地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報及びその方向表示画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、前記文字部品選択テーブルは、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報及びその文字部品画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、前記交差点標識合成手段は、前記カレント交差点標識の前記部品配置情報に従って、前記方向表示画像及び前記各文字部品画像の表示色を設定するとともに、前記方向表示画像に前記各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成することを特徴とする。
【0015】
このように、各部品画像を、画像を表すビットマップ情報と色情報とに分解してテーブルに保存しておくことで、色のみが異なる部品画像のデータ格納に必要な記憶容量を減らすことができる。
【0016】
ここで、色のみが異なる部品画像とは、例えば、同じ方面案内表示で高速道路を表す場合(緑色)と一般道を表す場合(青色)などである。
【0017】
本発明に係る交差点標識データのデータ構造の第1の構成は、ナビゲーション装置において使用する、地図上の各交差点に進入する各道路において方面案内を標示するための交差点標識データのデータ構造であって、背景及びその背景上に交差点標識で標示される方向標示を表す矢印が標示された画像である方向表示画像が各種格納された方向表示画像テーブル;交差点標識で標示される方面案内標示,国道番号,都道府県道番号,その他のテキスト標示のビットマップ画像(以下「文字部品画像」という。)が各種格納された文字部品画像テーブル;地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像をテーブルとして格納する交差点標識テーブル;前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像をテーブルとして格納する文字部品選択テーブル;前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示する前記各文字部品画像の表示位置をテーブルとして格納する部品配置テーブル;を備えたことを特徴とする。
【0018】
このように、それぞれの交差点標識画像を、方向表示画像,文字部品画像,部品配置情報に分解してそれぞれのテーブルに格納し関係データベースとして格納することで、各画像データを格納するのに必要な記憶容量を大幅に節約できる。すなわち、多くの場合、方向表示画像又は文字部品画像(以下「部品画像」という。)は、複数の交差点標識で共通に使用されるので、共通の画像は1つの画像を使い回せば、全体の画像データのデータ量は大幅に減少する。
【0019】
さらに、地図内の交差点標識の追加・変更があった場合にも、方向表示画像テーブル又は文字部品画像テーブル内にない部品画像のみを作成し、既存の部品画像は再利用することで、交差点標識の追加・変更に対しても、容易に交差点標識画像の更新を行うことができる。
【0020】
本発明に係る交差点標識データのデータ構造の第2の構成は、前記第1の構成において、前記交差点標識テーブルは、地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報及びその方向表示画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、
前記文字部品選択テーブルは、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報及びその文字部品画像の表示色をテーブルとして格納するものであることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る交差点標示画像作成装置の第1の構成は、ナビゲーション装置において使用する、地図上の各交差点に進入する各道路において方面案内を標示するための交差点標識画像を作成する交差点標示画像作成装置であって、交差点標識の方向標示を作成するための各種図形要素のベクトル画像を記憶する図形要素テーブル;ユーザーの指定するサイズの矩形状の背景画像を生成する背景画像生成手段;前記図形要素テーブル内の図形を選択して、前記背景画像上に配置する図形要素配置手段;前記背景画像上に配置された図形要素をアフィン変換することにより変形する配置図形変形手段;前記背景画像上に文字データを配置する文字配置手段;前記図形要素及び文字データが配置された背景画像をビットマップ画像に変換するビットマップ化手段;を備えたことを特徴とする。
【0022】
このように、交差点表示を要素部品(交差点標識の方向標示を作成するための各種図形要素)に分解してテーブルとして用意し、これら要素部品を配置変形して方向表示を作成することで、交差点標示画像を容易に作成することができる。
【発明の効果】
【0023】
以上のように、本発明に係るナビゲーション装置によれば、交差点標識画像はすべてビットマップ画像として表示されるため、ナビゲーション装置の機種や画面サイズによらず、常にドライバーに視認されやすい形で交差点標識画像を表示させることが可能となる。
【0024】
また、本発明に係る交差点標識データのデータ構造によれば、複数の交差点標識で共通に使用される共通の部品画像は1つの画像を使い回すことで、全体の画像データのデータ量を大幅に減少させることができる。また、地図内の交差点標識の追加・変更があった場合にも、容易に交差点標識画像の更新を行うことができる。
【0025】
また、本発明に係る交差点標示画像作成装置によれば、交差点表示を要素部品に分解してテーブルとして用意し、これら要素部品を配置変形して方向表示を作成することで、交差点標示画像を容易に作成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0027】
図1は、本発明の実施例1に係るナビゲーション装置1のハードウェア構成を表すブロック図である。ナビゲーション装置1は、外部記憶装置2、GPS受信部3、センサ部4、インタフェース5、RAM6、ROM7、CPU8、ディスプレイ9、操作部10、及び内部バス11により構成されている。
【0028】
外部記憶装置2は、CD/DVDドライブや可換式磁気ディスク・ドライブなどで構成される。外部記憶装置2には、地図データ及び本発明に係る交差点標識データが格納されている。
【0029】
GPS受信部3は、全地球測位システム(GPS)によって現在位置の経緯座標を検出する。センサ部4は、加速度センサやジャイロなどの装置で構成されており、移動の加速度や角度変化を検出することで、現在位置の経緯座標の誤差補正のための各種データを検出する。インタフェース5は、GPS受信部3及びセンサ部4の出力を内部バス11に伝送するための仲介する部分である。
【0030】
RAM6及びROM7は、ナビゲーション装置1の制御プログラムを記憶し、又は制御プログラムの実行時に発生する各種のデータを記憶する。CPU8は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う。ディスプレイ9は、地図や現在位置、前方の風景画像など、ドライバーを案内するための画像を表示する。操作部10は、ドライバーがナビゲーション装置1に各種の指示を入力する部分である。外部記憶装置2、インタフェース5、RAM6、ROM7、CPU8、ディスプレイ9、及び操作部10は、内部バス11に接続されており、互いにデータの通信が可能である。
【0031】
なお、以上のハードウェア構成は、通常のナビゲーション装置の構成と同様である。
【0032】
図2は、実施例1に係るナビゲーション装置1の機能構成を表したブロック図である。図2において、ディスプレイ9は図1と同様のものである。ナビゲーション装置1は、機能的には、地図データベース(地図DB)21、交差点標識データベース(交差点表示DB)22、方向表示選択手段23、文字部品選択手段24、部品配置情報選択手段25、交差点標識合成手段26、位置検出手段27、地図作成手段28、画像合成手段29、及びディスプレイ9により表される。
【0033】
地図DB21は、道路地図に関する情報を格納するデータベースである。交差点標示DB22は、地図DB21に格納された道路地図上の交差点標識に関する情報を格納するデータベースである。地図DB21及び交差点表示DB22は、外部記憶装置2により実現される。
【0034】
地図DB21及び交差点表示DB22のデータ構造を図3に示す。これらのデータベースは、関係データベースにより構成され、図3は、そのテーブル及びフィールド間の関係(リレーションシップ)を示している。(数1)に示すような各テーブルのフィールド間を結ぶ線を「多対一関係」といい、R(∞,1)と記す。これは、フィールドAの1乃至複数の要素がフィールドBの1つの要素に対応することを表す。
【0035】
【数1】

【0036】
また、(数2)に示すような各テーブルのフィールド間を結ぶ線を「一対一関係」といい、R(1,1)と記す。これは、フィールドAの1つの要素がフィールドBの1つの要素に対応することを表す。
【0037】
【数2】

【0038】
地図DB21は、交差点テーブル31及び道路テーブル32を有する。交差点テーブル31は、地図上の交差点に関する情報が格納されるテーブルである。
【0039】
交差点テーブル31は、“交差点ID”,“交差点座標”,“交差点名”,“接続道路数”,及び複数の“道路ID”のフィールドを有する。“交差点ID”フィールドには、地図内の各交差点を特定するID(Identification)が格納される。“交差点座標”フィールドには、各交差点の位置座標が格納される。“交差点名”フィールドには、各交差点の交差点名が格納される。“接続道路数”フィールドには、各交差点に接続する道路の数(y)、“道路ID”フィールドには、各交差点に接続する道路のIDが格納される。
【0040】
道路テーブル32は、“道路ID”,“構成点数”,及び複数の“構成点座標”のフィールドを有する。“道路ID”フィールドには、地図内の各道路を特定するIDが格納される。“構成点数”フィールドには、各道路の形状及び位置を表す構成点の数xが格納される。また、“構成点座標”フィールドには、各構成点の位置座標が格納される。なお、「構成点」とは、道路線分が通過する点をいい、道路線分の両端点を含む。
【0041】
交差点テーブル31の各“道路ID”フィールドと、道路テーブル32の“道路ID”フィールドとは、関係R(∞,1)で関係づけられている。
【0042】
一方、交差点表示DB22は、交差点標識テーブル35、方向表示画像テーブル36、部品配置テーブル37、文字部品選択テーブル38、及び文字部品画像テーブル39を有する。
【0043】
方向表示画像テーブル36は、交差点標識画像を構成するための方向表示板に関する情報を格納するテーブルである。方向表示画像テーブル36の一例を図4に示す。ここで、「方向表示板」とは、交差点標識の文字部分を除いた矢印部分のみが標示された表示板をいう。方向表示画像テーブル36は、“方向表示板ID”,“方向表示板名称”,及び“方向表示画像”のフィールドを有する。“方向表示板ID”フィールドには、各方向表示板を特定するIDが格納される。“方向表示板名称”フィールドには、各方向表示板の名称が格納される。“方向表示画像”フィールドには、各方向表示板の画像が格納される。
【0044】
文字部品画像テーブル39は、上記方向表示板に配置する各種の文字画像に関する情報を格納するテーブルである。文字部品画像テーブル39の一例を図5に示す。ここで、「文字画像」とは、交差点標識の文字部分の画像をいい、方面標示、国道番号、都道府県道番号などの画像である。文字部品画像テーブル39は、“文字部品ID”,“部品名称”,及び“文字部品画像”のフィールドを有する。“文字部品ID”フィールドには、各文字部品画像を特定するIDが格納される。“部品名称”フィールドには、各文字部品画像の名称が格納される。“文字部品画像”フィールドには、各文字部品画像が格納される。
【0045】
部品配置テーブル37は、方向表示板に各種文字部品画像を配置する際の配置情報を格納するテーブルである。部品配置テーブル37は、“部品配置ID”,“配置部品数”,及び複数の“貼付座標”のフィールドを有する。“部品配置ID”フィールドは、方向表示板に標示する部品の配置情報を特定するIDを格納するフィールドである。“配置部品数”フィールドは、方向表示板に標示する部品の数を格納するフィールドである。“貼付座標”フィールドは、方向表示板に標示する各部品の配置座標を格納するフィールドである。ここで、貼付座標が複数ある方向表示板においては、それぞれの貼付座標に対して「貼付番号」を付す。“貼付座標”フィールドは、上から貼付番号順に配置されている。
【0046】
交差点標識テーブル35は、“交差点標識ID”,“交差点ID”,“道路ID”,“方向表示板ID”,及び“部品配置ID”のフィールドを有する。“交差点標識ID”フィールドは、地図内の交差点を特定するIDを格納するフィールドである。“交差点ID”フィールドは、各交差点標識が設置される交差点のIDを格納するフィールドであり、上記地図DB21内の交差点テーブル31の“交差点ID”フィールドと関係R(∞,1)にある。“道路ID”フィールドは、各交差点標識が設置される交差点に進入する道路のIDを格納するフィールドであり、上記地図DB21内の道路テーブル32の“道路ID”フィールドと関係R(∞,1)にある。“方向表示板ID”フィールドは、各交差点標識を表示するのに使用する方向表示画像を特定するIDであり、方向表示画像テーブル36の“方向表示板ID”フィールドと関係R(∞,1)にある。“部品配置ID”フィールドは、方向表示板に標示する部品の配置情報を特定するIDであり、部品配置テーブル37の“部品配置ID”フィールドと関係R(1,1)にある。
【0047】
文字部品選択テーブル38は、交差点標識の各部分に使用する文字部品を選択する情報(文字部品選択情報)を格納するテーブルである。文字部品選択テーブル38は、“文字部品選択ID”,“交差点標識ID”,“貼付番号”,及び“文字部品ID”のフィールドを有する。“文字部品選択ID”フィールドには、各文字部品選択情報を特定するためのIDが格納される。“交差点標識ID”フィールドには、各文字部品選択情報が使用される交差点標識を特定するIDが格納される。“交差点標識ID”フィールドは、交差点標識テーブル35の“交差点標識ID”フィールドと関係R(∞,1)にある。“貼付番号”フィールドには、各文字部品選択情報が使用される交差点標識の貼付番号が格納される。“文字部品ID”フィールドには、各文字部品選択情報において選択される文字部品画像を特定するIDが格納される。“文字部品ID”フィールドは、文字部品画像テーブル39の“文字部品ID”フィールドと関係R(∞,1)にある。
【0048】
また、図2において、位置検出手段27は、現在の位置の位置座標(経緯座標及び/又は標高)を検出する。位置検出手段27は、GPS受信部3及びセンサ部4により実現される。地図作成手段28は、位置検出手段27が検出する位置座標に基づき、地図DB21から現在位置の周辺の地図情報を抽出し、現在の道路上の位置を特定する。また、抽出した地図情報から、ディスプレイ9に標示する地図画像を作成する。
【0049】
方向表示選択手段23は、地図作成手段28によって交差点とその交差点に進入する道路が特定された場合、当該交差点の当該道路に対応する交差点標識(以下「カレント交差点標識」という。)の方向表示画像を方向表示画像テーブル36から抽出する。文字部品選択手段24は、カレント交差点標識に標示する各文字部品画像を文字部品画像テーブル39から抽出する。部品配置情報選択手段25は、カレント交差点標識に標示する各文字部品画像の部品配置情報を部品配置テーブル37から抽出する。
【0050】
交差点標識合成手段26は、カレント交差点標識の部品配置情報に従って、方向表示画像に各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成する。
【0051】
画像合成手段29は、地図作成手段28が作成する地図画像と交差点標識合成手段26が作成する交差点標識画像とを合成して、ディスプレイ9に標示する。
【0052】
尚、方向表示選択手段23、文字部品選択手段24、部品配置情報選択手段25、交差点標識合成手段26、地図作成手段28、及び画像合成手段29は、ROM7に格納された制御プログラムをCPU8が読み出して実行することにより実現される。
【0053】
以上のように構成された実施例1のナビゲーション装置1について、以下その動作を説明する。まず、位置検出手段27は、GPS受信部3及びセンサ部4の出力に基づいて、現在の位置座標を計算する。この位置座標に対して、地図作成手段28は地図DB21から現在の位置座標を中心とする所定の大きさの領域の道路地図データを抽出する。そして、道路地図データ内の道路の座標と現在の位置座標とを比較して、道路上の現在の位置を決定する。また、地図作成手段28は、ディスプレイ9に標示するための地図画像を作成する。
【0054】
また、地図作成手段28は、現在の位置が前方の交差点から所定の距離まで接近した場合、現在位置する道路の道路ID及び前方の交差点の交差点IDを、方向表示選択手段23に対して出力する。
【0055】
方向表示選択手段23は、地図作成手段28から道路ID及び交差点IDが入力されると、交差点表示DB22の交差点標識テーブル35から、その道路ID及び交差点IDに対応する交差点標識のレコード(交差点標識レコード)を抽出する。また、抽出した交差点標識レコードの“方向表示板ID”を参照し、それに対応する方向表示板画像を方向表示画像テーブル36から抽出する。
【0056】
例えば、前方の交差点の交差点標識が、図6のようなものである場合、方向表示選択手段23は、方向表示画像テーブル36を検索して、図7のような方向表示画像を抽出する。
【0057】
文字部品選択手段24は、方向表示選択手段23が抽出した交差点標識レコードの“交差点標識ID”を参照し、それに対応するすべての文字部品選択レコードを文字部品選択テーブル38から抽出する。さらに、抽出した各文字部品選択レコードの文字部品IDを参照し、それに対応する文字部品画像を文字部品画像テーブル39から抽出する。
【0058】
例えば、前方の交差点の交差点標識が、図6のようなものである場合、文字部品選択手段24は、文字部品画像テーブル39を検索して、図8のような各文字部品画像を抽出する。
【0059】
部品配置情報選択手段25は、方向表示選択手段23が抽出した交差点標識レコードの“交差点標識ID”を参照し、それに対応する部品配置レコードを部品配置テーブル37から抽出する。
【0060】
次に、交差点標識合成手段26は、方向表示選択手段23により抽出された方向標示画像に対して、前記部品配置レコードの各貼付座標に従って、前記各文字部品画像を配置して、交差点標識画像を合成する。
【0061】
例えば、図6〜8の例の場合、交差点標識合成手段26は、図9のような交差点標識画像を作成する。
【0062】
最後に、画像合成手段29は、交差点標識合成手段26が作成した交差点標識画像を適当な大きさに拡大又は縮小し、地図作成手段28が作成した地図画像に貼り付ける。そして、合成した画像をディスプレイ9に標示する。
【0063】
以上のように、本実施例1のナビゲーション装置1では、交差点標識画像に標示する文字をビットマップ画像の部品として取り扱うことにより、標示する文字に不要な改行が生じたり重なりが発生したりすることがなく、ドライバーの視認性の高い方面案内を行うことが可能となる。
【実施例2】
【0064】
図10は、実施例2の地図DB21及び交差点表示DB22のデータ構造を示す図である。尚、本実施例2において、ナビゲーション装置1のハードウェア構成及び機能構成は、図1,2と同様であるものとする。
【0065】
図10のデータ構造は、基本的には図3と同様であるが、交差点標示DB22において、交差点標識テーブル35’に“方向表示板背景色”フィールドが追加されていること、及び文字部品選択テーブル38’において“文字部品背景色”フィールドが追加されていることにおいて異なる、
“方向表示板背景色”フィールドは、各方向表示画像の背景色を指定する色コードが格納される。また、“文字部品背景色”フィールドには、各文字部品の背景色を指定する色コードが格納される。
【0066】
この場合、交差点標識合成手段26は、カレント交差点標識の部品配置情報に従って、方向表示画像及び各文字部品画像の表示色を設定するとともに、方向表示画像に各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成する。これにより、背景色のみ異なる画像は一つの画像のみ記憶しておけばよいため、方向表示画像テーブル37及び文字部品画像テーブル39のサイズを小さくすることができる。
【実施例3】
【0067】
本実施例3では、上記ナビゲーション装置1において使用する、方向表示画像及び文字部品画像又はこれらを合成した交差点標識画像を作成する交差点標示画像作成装置40についての実施例について説明する。
【0068】
図11は、実施例3に係る交差点標示画像作成装置40の構成を表すブロック図である。
【0069】
交差点標示画像作成装置40は、図形要素記憶手段41、図形要素作成手段42、背景画像作成手段43、図形要素配置手段44、配置図形変形手段45、文字配置手段46、ビットマップ化手段47、作成画像記憶手段48、入力手段49、及びディスプレイ50を有する。入力手段49には、キーボードやマウス等の通常の入力デバイスが使用される。
【0070】
図形要素記憶手段41は、交差点標識の方向標示を作成するための各種図形要素のベクトル画像を記憶する図形要素テーブルを記憶している。
【0071】
図形要素作成手段42は、上記各種図形要素のベクトル画像を作成する。背景画像作成手段43は、入力手段49によりユーザーが指定するサイズの矩形状の背景画像を生成する。図形要素配置手段44は、図形要素テーブル内の図形を選択して、前記背景画像上に配置する。配置図形変形手段45は、背景画像上に配置された図形要素をアフィン変換することにより変形する。文字配置手段46は、背景画像上に文字データを配置する。ビットマップ化手段47は、図形要素及び文字データが配置された背景画像をビットマップ画像に変換する。作成画像記憶手段48は、前記背景画像を記憶する。
【0072】
この交差点標示画像作成装置40に交差点標示画像を作成する場合、ユーザーは、まず、図形要素作成手段42により、図4に示した方向表示画像に使用する矢印の画像をベクトル画像として作成し、図形要素記憶手段41に保存する。また、国道番号標識や都道府県道番号標識に用いる枠図形(図5参照)をベクトル画像として作成し、図形要素記憶手段41に保存する。これらの作成したベクトル画像を以下「図形要素画像」と呼ぶ。この場合、図形要素画像はベクトル画像なのでアフィン変換による変形が容易である。
【0073】
次に、方向表示画像を作成する場合、ユーザーは、背景画像作成手段43により、交差点標識の背景画像を作成する。背景画像は、通常は緑や青の1色に塗りつぶされた矩形である。次に、ユーザーは、図形要素配置手段44により、図形要素画像を図形要素記憶手段41から選択する。そして、上記背景画像上に図形要素画像を配置するとともに、その色を指定する。さらに、配置図形変形手段45により、図形要素画像を所望の形状に変形する。この場合、変形は拡大・縮小の倍率や回転角度、反転指示等をキーボードから入力するようにしてもよいし、マウスでドラッグして変形するようにしてもよい。次に、ユーザーは、文字配置手段46により、背景画像上に方面名称,国道番号,都道府県道番号等の文字列のテキストを配置する。ここで、フォントの種類や大きさは、自由に設定できる。
【0074】
最後に、ビットマップ化手段47は、作成した画像をビットマップに変換し、作成画像記憶手段48に保存する。
【0075】
以上のように、交差点表示を図形要素画像に分解してテーブルとして用意し、これら図形要素画像を配置変形して方向表示等を作成することで、交差点標示画像を容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の実施例1に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を表すブロック図である。
【図2】実施例1に係るナビゲーション装置1の機能構成を表したブロック図である。
【図3】実施例1に係る地図DB21及び交差点表示DB22のデータ構造を示す図である。
【図4】方向表示画像テーブル36の一例を示す図である。
【図5】文字部品画像テーブル39の一例を示す図である。
【図6】交差点標識の一例を示す図である。
【図7】図6の交差点標識に対する方向表示画像の一例を示す図である。
【図8】図6の交差点標識に対する文字部品画像の一例を示す図である。
【図9】図6の交差点標識に対する交差点標識画像の一例を示す図である。
【図10】実施例2に係る地図DB21及び交差点表示DB22のデータ構造を示す図である。
【図11】実施例3に係る交差点標示画像作成装置の構成を表すブロック図である。
【図12】従来のナビゲーション装置における案内標識の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0077】
1 ナビゲーション装置
2 外部記憶装置
3 GPS受信部
4 センサ部
5 インタフェース
6 RAM
7 ROM
8 CPU
9 ディスプレイ
10 操作部
11 内部バス
21 地図データベース
22 交差点標識データベース
23 方向表示選択手段
24 文字部品選択手段
25 部品配置情報選択手段
26 交差点標識合成手段
27 位置検出手段
28 地図作成手段
29 画像合成手段
31 交差点テーブル
32 道路テーブル
35 交差点標識テーブル
35’ 交差点標識テーブル
36 方向表示画像テーブル
37 部品配置テーブル
38 文字部品選択テーブル
38’ 文字部品選択テーブル
39 文字部品画像テーブル
40 交差点標示画像作成装置
41 図形要素記憶手段
42 図形要素作成手段
43 背景画像作成手段
44 図形要素配置手段
45 配置図形変形手段
46 文字配置手段
47 ビットマップ化手段
48 作成画像記憶手段
49 入力手段
50 ディスプレイ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
背景及びその背景上に交差点標識で標示される方向標示を表す矢印が標示された画像である方向表示画像が各種格納された方向表示画像テーブル;
交差点標識で標示される方面案内標示,国道番号,都道府県道番号,その他のテキスト標示のビットマップ画像(以下「文字部品画像」という。)が各種格納された文字部品画像テーブル;
前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示する前記各文字部品画像の表示位置に関する情報(以下「部品配置情報」という。)をテーブルとして格納する部品配置テーブル;
交差点とその交差点に進入する道路が指定された場合、当該交差点の当該道路に対応する交差点標識(以下「カレント交差点標識」という。)の前記方向表示画像を前記方向表示画像テーブルから抽出する方向表示選択手段;
前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像を前記文字部品画像テーブルから抽出する文字部品選択手段;
前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像の前記部品配置情報を前記部品配置テーブルから抽出する部品配置情報取得手段;
並びに、前記カレント交差点標識の前記部品配置情報に従って、前記方向表示画像に前記各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成する交差点標識合成手段;
を備えたナビゲーション装置。
【請求項2】
地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報をテーブルとして格納する交差点標識テーブル;
及び、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報をテーブルとして格納する文字部品選択テーブル;
を備え、
前記方向表示選択手段は、前記交差点標識テーブルを参照することにより、前記カレント交差点標識を特定し、
前記文字部品選択手段は、前記文字部品選択テーブルを参照することにより、前記前記カレント交差点標識に標示する前記各文字部品画像を特定すること
を特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記交差点標識テーブルは、地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報及びその方向表示画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、
前記文字部品選択テーブルは、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報及びその文字部品画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、
前記交差点標識合成手段は、前記カレント交差点標識の前記部品配置情報に従って、前記方向表示画像及び前記各文字部品画像の表示色を設定するとともに、前記方向表示画像に前記各文字部品画像を配置することによって、交差点標識画像をビットマップ画像として合成すること
を特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
ナビゲーション装置において使用する、地図上の各交差点に進入する各道路において方面案内を標示するための交差点標識データのデータ構造であって、
背景及びその背景上に交差点標識で標示される方向標示を表す矢印が標示された画像である方向表示画像が各種格納された方向表示画像テーブル;
交差点標識で標示される方面案内標示,国道番号,都道府県道番号,その他のテキスト標示のビットマップ画像(以下「文字部品画像」という。)が各種格納された文字部品画像テーブル;
地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像をテーブルとして格納する交差点標識テーブル;
前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像をテーブルとして格納する文字部品選択テーブル;
前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示する前記各文字部品画像の表示位置をテーブルとして格納する部品配置テーブル;
を備えた交差点標識データのデータ構造。
【請求項5】
前記交差点標識テーブルは、地図上の各交差点に進入する各道路に対して、当該道路の当該交差点進入部において標示させる交差点標識に使用する前記方向表示画像の特定情報及びその方向表示画像の表示色をテーブルとして格納するものであり、
前記文字部品選択テーブルは、前記交差点標識テーブルの各交差点標識に対応して、当該交差点標識に標示させる前記文字部品画像の特定情報及びその文字部品画像の表示色をテーブルとして格納するものであること
を特徴とする請求項4記載の交差点標識データのデータ構造。
【請求項6】
ナビゲーション装置において使用する、地図上の各交差点に進入する各道路において方面案内を標示するための交差点標識画像を作成する交差点標示画像作成装置であって、
交差点標識の方向標示を作成するための各種図形要素のベクトル画像を記憶する図形要素テーブル;
ユーザーの指定するサイズの矩形状の背景画像を生成する背景画像生成手段;
前記図形要素テーブル内の図形を選択して、前記背景画像上に配置する図形要素配置手段;
前記背景画像上に配置された図形要素をアフィン変換することにより変形する配置図形変形手段;
前記背景画像上に文字データを配置する文字配置手段;
前記図形要素及び文字データが配置された背景画像をビットマップ画像に変換するビットマップ化手段;
を備えた交差点標示画像作成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−85863(P2007−85863A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−274425(P2005−274425)
【出願日】平成17年9月21日(2005.9.21)
【出願人】(597151563)株式会社ゼンリン (155)
【Fターム(参考)】