説明

ナビゲーション装置及び表示制御方法

【課題】 搭載している機能を有効に活用できるようにした「ナビゲーション装置及び表示制御方法」を提供する。
【解決手段】 所定のタイミングで、ナビゲーション装置1の具備する機能を使用するための設定項目の入力を促す入力画面を表示させる制御部25を有している。所定タイミングで、設定項目の入力画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置1の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置1を有効活用させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搭載している機能を有効に活用できるようにしたナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年のナビゲーション装置は、ユーザを目的地まで誘導するナビゲーション機能の他にも種々の機能を備えている。例えば、エンジンオイルやタイヤなどの消耗品の交換時期をユーザに通知する機能や、地図データをバージョンアップする機能など種々の機能がある。
【0003】
特許文献1には、入力した画像情報を顧客に関連付けて蓄積しておき、誕生日や記念日が近づくと新たな画像の入力を促し、顧客とのつながりを保つシステムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−334148号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながらユーザは、ナビゲーション装置に搭載された機能を十分に使い切れていないのが現状である。例えば、最初にユーザが情報を入力する必要がある機能の場合、手間がかかるので使われないことが多い。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、搭載している機能を有効に活用できるようにしたナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために本発明のナビゲーション装置は、所定のタイミングで、ナビゲーション装置の具備する機能を使用するための設定項目の入力を促す入力画面を表示させる表示制御部を有する構成としている。
【0008】
所定タイミングで、ナビゲーション装置の機能を使用するための設定項目の入力画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置を有効活用させることができる。
【0009】
上記構成のナビゲーション装置において、前記表示制御部は、前記設定項目がすべて登録済みの場合に、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるとよい。
【0010】
利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置を有効に活用させることができる。
【0011】
本発明のナビゲーション装置は、所定のタイミングで、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させる表示制御部を有する構成としている。
【0012】
利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置を有効活用させることができる。
【0013】
上記のナビゲーション装置において、前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングを判定する表示タイミンング判定部を有する構成とすることができる。
【0014】
ユーザが設定項目に入力しやすいタイミングで入力画面を表示させることができる。又画面を見やすいタイミングを判定して画面表示するので、機能を有効にユーザに紹介することができる。
【0015】
上記の前記表示タイミング判定部は、エンジンの駆動を制御する駆動制御部からの制御信号を基に、前記エンジンの始動、停止時の少なくとも一方において前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングと判定するとよい。
【0016】
ユーザが設定項目に入力しやすいタイミング、又は画面を見やすいタイミングで画面表示することができる。
【0017】
上記の前記表示タイミング判定部は、車両速度を検出する車速センサの出力を基に、前記車両速度が所定速度以下になると、前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングと判定するとよい。
【0018】
ユーザが設定項目に入力しやすいタイミング、又は画面を見やすいタイミングで画面表示することができる。
【0019】
上記のナビゲーション装置において、ナビゲーション装置の機能を使用するための設定項目の入力状況を管理する入力状況管理部を有しているとよい。
【0020】
設定項目の入力状況を管理しているので、設定されていない項目の入力をユーザに促すことができる。
【0021】
上記のナビゲーション装置において、ナビゲーション装置の具備する機能の利用状況を管理する利用状況管理部を有しているとよい。
【0022】
ナビゲーション装置の機能の利用状況を管理しているので、ユーザが使用したことのない、又は使用頻度の低い機能を紹介し、ナビゲーション装置の利用度を高めることができる。
【0023】
本発明の表示制御方法は、画面表示のタイミングを判定するステップと、
所定のタイミングで、ナビゲーション装置の具備する機能を使用するための設定項目の入力を促す入力画面を表示させるステップとを有している。
【0024】
所定タイミングで、ナビゲーション装置の機能を使用するための設定項目の入力画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置を有効活用させることができる。
【0025】
上記の表示制御方法において、前記設定項目がすべて登録済みの場合に、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるステップを有しているとよい。
【0026】
利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるようにしたので、ユーザにナビゲーション装置の具備する機能の利用を促し、ナビゲーション装置を有効に活用させることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、ナビゲーション装置に搭載された機能をユーザに有効に活用させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
【実施例1】
【0029】
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。図1に示されるように本実施例のナビゲーション装置1は、地図データ記憶媒体10、ディスクドライバ11、操作部12、通信機13、VICS(Vehicle Information and Communication System)センサ14、GPS受信機15、自立航法センサ16、ナビゲーションコントローラ20、ディスプレイ40及びスピーカ41を含んでいる。
【0030】
地図データ記憶媒体10は、CD−ROM,DVD,HDDなどの記憶装置からなる。この地図データ記憶媒体10に記憶された地図データは、1/12500,1/25000,1/50000及び1/100000等の縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られた図葉を単位として管理されており、道路等は経度及び緯度で表現された頂点(ノード)の座標集合として記憶されている。道路は2以上のノードの連結からなり、2つのノードを連結した部分はリンクといわれる。各図葉の地図データは図葉番号を指定することにより特定され、読み出すことが可能となる。また、各図葉ごとの地図データには、地図表示に必要な各種のデータからなる描画ユニットと、マップマッチングや経路探索、経路誘導等の各種の処理に必要なデータからなる道路ユニットと、交差点の詳細データからなる交差点ユニットが含まれている。また、上述した描画ユニットには、建物あるいは河川等を表示するために必要な背景レイヤのデータと、市町村名や道路名等を表示するために必要な文字レイヤのデータが含まれている。
【0031】
ディスクドライバ11は、地図表示や経路探索などに必要な各種の地図データ並びに必要に応じてプログラムデータを地図データ記憶媒体10から読み出す。
【0032】
操作部12は、ユーザが各種の指示をナビゲーションコントローラ20に入力するためのリモコンや入力キーである。
【0033】
通信機13には、サービスセンタ(メーカその他の機関のサービスセンタ)と通信するための車載電話などが含まれる。
【0034】
VICSセンサ14は、VICSセンタから光ビーコンや電波ビーコンなどを介して提供される交通情報を受信する。この光ビーコンや電波ビーコンを発信する発振器の下を車両が通過すると、発信器から車両に道路情報が送信される。この道路上方の中には発信器の位置データが含まれる。
【0035】
ナビゲーション装置1は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して測位処理を行い、車両の絶対位置を測定する衛星航法と、車両に搭載した複数のセンサを用いて車両の相対位置を測定する自立航法により、車両の現在位置を特定する。この機能を司る車両位置検出部22には、GPS受信機15と、GPSデータ記憶部23と、自立航法センサ16と、車両位置・方位演算部24とを設けている。
【0036】
GPS受信機15は、GPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して車両の現在位置と方位の検出を行なう。より具体的には、GPS受信機15は複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して、三次元測位処理又は二次元測位処理を行って、車両の絶対位置及び方位を計算し、これらを測位時刻とともに出力する。GPS受信機15により計算された車両の絶対位置及び方位と、測位時刻とはGPSデータ記憶部23に格納される。
【0037】
自立航法センサ16は、車速センサ17、ジャイロセンサ18、リバースセンサ19などを含み、これらのセンサを用いて車両の相対位置を測定する。
【0038】
車速センサ17は、車両に配設され、例えば車両に搭載されたエンジンからの駆動力を出力するトランスミッションの出力軸または車輪の回転数を検出する。具体的には、車輪が1回転する毎に所定数の車速パルスを出力する。車速パルスのパルス数をカウントすることにより自車の走行距離を算出することができ、単位時間当たりの走行距離から自車の車速を算出することができる。
【0039】
ジャイロセンサ18は、自車方位を検出するためのセンサである。車両方位は、現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とから求まる方位を所定数サンプリングして計算する。リバースセンサ19は、車両の後進を示す信号を出力する。車速センサ17、ジャイロセンサ18及びリバースセンサ19は自律航法を可能とするもので、GPSを用いたナビゲーションを補完する。
【0040】
ディスプレイ40は、ナビゲーションコントローラ20から出力される画像データに基づいて、自車周辺の地図画像を車両位置マークや出発地マーク、目的地マークなどとともに表示したり、この地図上に案内ルートや迂回ルート等の誘導経路を表示したりする。スピーカ41は、ナビゲーションコントローラ20から出力される音声データに基づいて、ユーザに種々のメッセージを出力する。
【0041】
ナビゲーションコントローラ20は、バッファメモリ21、車両位置検出部22を構成するGPSデータ記憶部23と車両位置・方位演算部24、制御部25、地図描画部26、操作画面・マーク発生部27、ルート記憶部28、ルート描画部29、マーク記憶部30、マーク描画部31、履歴メモリ部32、音声出力部33、接続ID記憶部34、画像合成部35を含んでいる。
【0042】
バッファメモリ21は、制御部25がディスクドライバ11を介して地図データ記憶媒体10から読み出した地図データやプログラムを一時格納する。
【0043】
GPSデータ記憶部23は、GPS受信機15で計算された車両の絶対位置及び方位と、測位時刻とを記憶する。
【0044】
車両位置・方位演算部24は、自立航法センサ16から出力される車速、車両の方位角のデータに基づいて、自車位置(推定車両位置)および車両方位を計算する。具体的には、車速センサ17から出力される車速パルスに、車速パルス1パルス当たりの移動距離である補正係数を掛け合わせて車両の移動距離を算出する。またこの移動距離を単位時間で除算することで車速を求める。さらに、ジャイロセンサ18により得た変位量に方位算出係数を乗算して移動方位を求める。移動距離及び移動方位を得ると、前回求めた自車位置に対して移動距離及び移動方位を加えて現在位置を求める。
【0045】
制御部25は、例えばマイクロコンピュータにより構成され、ナビゲーションコントローラ20全体を制御する。制御部25は、読み出した地図データを用いて設定された探索条件で種々のコスト計算を行い、出発地から目的地までのルートを探索する。例えば、時間最短等の各種の条件下で、コストが最小となる誘導経路が選択される。経路探索の代表的な手法としては、ダイクストラ法や横形探索法が知られている。探索したルート情報は、ルート記憶部28に記録される。なお、コストとは、時間の次元で規定されており、ある区間を通過するのに要する時間と、交差点等を通過するのに要する時間とを加えたものである。一般には、道路の幅員や道路種別(例えば、一般道や高速度など)等の要素に対応して平均速度を設定してその道路の通過所要時間を求め、これに交差点における右折および左折等を考慮した時間を加えることにより、コストが求められる。
【0046】
また制御部25は、ナビゲーション装置1の電源がオンされている間は、自車位置周辺の地図をディスプレイ40に表示させる。GPS受信機15のGPSデータと、自立航法センサ16の出力データにより算出される自車位置を取得し、バッファメモリ21に記憶されている現在選択中の地図縮尺の確認を常に行う。操作部12により地図の拡大、縮小の操作入力がなされないかぎり、現在選択中の地図縮尺に対応した自車位置周辺の背景データ及び道路データ、施設データを地図データ記憶媒体10からディスクドライバ11を介して読み出し、バッファメモリ21に記憶する。操作部12により地図の拡大、縮小操作が入力されると、該当する地図縮尺に対応する背景データ、道路データ、施設データを地図データ記憶媒体10から読み出して、バッファメモリ21に記憶する。
【0047】
地図描画部26は、バッファメモリ21に読み出された地図データを用いて地図画像の描画処理を行なう。
【0048】
操作画面・マーク発生部27は、動作状況に応じて各種メニュー画面(操作画面)及び自車位置マーク、カーソルなどの各種マークを生成する。
【0049】
ルート記憶部28には、制御部25によって探索された誘導経路の出発地から目的地までの全てのノード(緯度、経度で表現される座標点)に関するデータ、及び誘導中に変更された誘導経路のデータが記録されている。ルート描画部29はルート記憶部28から誘導経路のデータ(ノード列)を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及び線幅で描画する。
【0050】
マーク記憶部30は、地図画面上で対象物件の位置を指示する情報として付与される所定形状のアイコン(ブランドアイコン、カテゴリアイコンなど)及びこのアイコンに代えて付与される単純な形状のマークに係るデータを予め記憶する。マーク描画部31は、制御部25の制御に基づいてマーク記憶部30から読み出されたデータの描画処理を行なう。
【0051】
画像合成部35は、地図描画部26、操作画面・マーク発生部27、ルート描画部29及びマーク描画部31から出力される画像を合成してディスプレイ40に出力する。
【0052】
履歴メモリ部32はEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成され、バックアップすべき各種データを保存する。例えば、過去に設定された目的地や検索を行った施設などの情報が、設定された時刻や検索を行った時刻の情報と共に登録されている。音声出力部33は、制御部25からの信号に基づいて音声信号をスピーカ41に出力する。
【0053】
さらに本実施例のナビゲーションコントローラ20は、表示タイミング判定部37と、入力状況管理部35と、機能利用状況管理部36とを有している。
【0054】
表示タイミング判定部37は、車速センサ17から入力される車両の速度、エンジン42の駆動を制御する駆動制御部43からの信号により、ディスプレイ40に所定の表示を表示させるタイミングを判定する。所定の表示とは、ナビゲーション装置1の備える機能を使用するために必要な入力項目が表示された画面である。例えば、エンジンオイルやタイヤなどの消耗品の交換時期を通知する機能をナビゲーション装置1が備えている場合、初期設定として、これらの部品を交換した時期を最初に入力しなければならない。表示タイミング判定部37は、車速センサ17や駆動制御部43からの信号に基づいて、エンジンを始動した時、エンジンを停止させた時、信号待ちや渋滞で速度が所定速度以下になった時に制御部25に対して信号を出力する。このようなタイミングでディスプレイ40に入力を促す画面を表示させることで、必要なデータの登録を促し、ナビゲーション装置1を有効に活用させることができる。また制御部25は、現在実行されている機能が終了した時に、ディスプレイ40に入力を促す画面を表示させることもできる。
【0055】
入力状況管理部35には、ナビゲーション装置1の機能を利用するために必要な入力項目の入力状況が管理されている。また機能利用状況管理部36には、ナビゲーション装置1の備える機能の利用状況が管理されている。駐車場やガソリンスタンドなどの周辺施設の検索機能、地図データのバージョンアップ機能、音声認識機能、3D表示など地図の表示形態を変更する機能などナビゲーション装置1には複数の機能が搭載されている。これらの機能の利用状況を機能利用状況管理部36で管理し、利用されていない、又は利用率の低い機能を紹介する画面を表示させることで、ナビゲーション装置1を有効に活用させることができる。
【0056】
上記構成からなるナビゲーション装置1は、設定された目的地までの誘導経路を表示する機能を備えている。ユーザによって施設の検索が指定されると、指定された検索条件に該当する施設を制御部25が検索して抽出する。抽出された施設について、その所在地と自車位置との相対的な位置関係を算出し、この相対的な位置関係を反映して、自車位置マークと施設マーク(周辺施設の所在地を示すマーク)を配置した所定の施設情報画像を表示するための描画データを生成し、地図データと合成してディスプレイ40に表示される。
【0057】
また本実施例のナビゲーション装置1は、表示タイミング判定部37により表示タイミングの通知を受けると、ディスプレイ40にナビゲーション装置1の具備する機能を利用するために必要な情報の入力要求画面、又は画像形成装置1の備える機能を紹介する紹介画面を表示させる。この手順について図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0058】
表示タイミング判定部37は、駆動制御部43によってエンジンの始動や停止を検出すると、又は車速センサ17の車速が所定速度以下となると、制御部25に対して表示タイミングであることを通知する(ステップS1/YES)。
【0059】
表示タイミング判定部37より通知を受けた制御部25は、必要な情報の入力状況を入力状況管理部35に問い合わせる(ステップS2)。ナビゲーション装置の具備する機能を利用するために必要な情報がすべて入力されていた場合には(ステップS2/YES)、機能利用状況管理部36に機能の利用状況を問い合わせ、ユーザが利用していない、又は利用頻度の低い機能を紹介する表示データを操作画面・マーク発生部27で生成する。また必要な情報が入力されていなかった場合には(ステップS2/NO)、必要な情報の入力を促す表示データを操作画面・マーク発生部27で生成する(ステップS3)。
【0060】
そして、操作画面・マーク発生部27により作成した情報の入力要求画面をナビゲーション画面上に重ねて表示させる。又は機能を紹介する紹介画面をナビゲーション画面上に重ねて表示させる。図3には、ナビゲーション装置1を搭載した車両の車種を選択させる画面を地図画面上に重ねて表示した例を示す。また図4には、メニュー画面の背景を変更する機能の操作方法が紹介されている。ユーザは、図3又は図4に示す表示画面を参照し、情報を登録していく。ディスプレイ40がタッチセンサ等を備えている場合には、タッチ入力することができるので素早く簡単に情報を入力することができる。
【0061】
また本実施例では、画面表示により機能紹介や入力要求を表示したが、音声による機能の紹介や入力要求を合わせて行ってもよい。また音声入力機能を備えている場合には、音声で情報の入力を行なうこともできる。
【0062】
なお、制御部25は、入力画面、機能紹介画面を表示させるが、例えば、信号待ちが終わり車両の速度が所定速度を超えると、表示させていた画面表示を終了させることもできる。このようにして運転に支障をきたさないようにすることができる。また、この入力画面、機能紹介画面を表示させるか否かは操作部12により設定可能であり、制御部25は操作部12から入力された設定に従って、画面表示の制御を行なう。
【0063】
上述した実施例は、本発明の好適な実施の例である。但しこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】動作手順を示すフローチャートである。
【図3】必要項目の入力を促す入力画面の一例を示す図である。
【図4】機能紹介画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0065】
1 ナビゲーション装置 10 地図データ記憶媒体
11 ディスクドライバ 12 操作部
13 通信機 14 VICSセンサ
15 GPS受信機 16 自立航法センサ
17 車速センサ 18 ジャイロセンサ
19 リバースセンサ 20 ナビゲーションコントローラ
21 バッファメモリ 22 車両位置検出部
23 GPSデータ記憶部 24 車両位置・方位演算部
25 制御部 26 地図描画部
27 操作画面・マーク発生部 28 ルート記憶部
29 ルート描画部 30 マーク記憶部
31 マーク描画部 32 履歴メモリ部
33 音声出力部 35 入力状況管理部
36 機能利用状況管理部 37 表示タイミング判定部
40 ディスプレイ 41 スピーカ
42 エンジン 43 駆動制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のタイミングで、ナビゲーション装置の具備する機能を使用するための設定項目の入力を促す入力画面を表示させる表示制御部を有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記設定項目がすべて登録済みの場合に、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
所定のタイミングで、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させる表示制御部を有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングを判定する表示タイミンング判定部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記表示タイミング判定部は、エンジンの駆動を制御する駆動制御部からの制御信号を基に、前記エンジンの始動、停止時の少なくとも一方において前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングと判定することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記表示タイミング判定部は、車両速度を検出する車速センサの出力を基に、前記車両速度が所定速度以下になると、前記入力画面又は前記紹介画面の表示タイミングと判定することを特徴とする請求項4又は5記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記ナビゲーション装置の機能を使用するための設定項目の入力状況を管理する入力状況管理部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記ナビゲーション装置の具備する機能の利用状況を管理する利用状況管理部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
画面表示のタイミングを判定するステップと、
所定のタイミングで、ナビゲーション装置の具備する機能を使用するための設定項目の入力を促す入力画面を表示させるステップとを有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項10】
前記設定項目がすべて登録済みの場合に、利用頻度の低い、又は利用したことのない機能を紹介する紹介画面を表示させるステップを有することを特徴とする請求項9記載の表示制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−105831(P2006−105831A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−294293(P2004−294293)
【出願日】平成16年10月6日(2004.10.6)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】