ナビゲーション装置
【課題】スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】CPUは、目的地が設定されると、現在位置を算出し(S1)、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断し(S2)、自車がETCを利用できる状態にあると判断した場合には、スマートインターチェンジを通過するものを含む道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行い(S3)、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、スマートインターチェンジを通過するものを除いた道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行う(S4)。
【解決手段】CPUは、目的地が設定されると、現在位置を算出し(S1)、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断し(S2)、自車がETCを利用できる状態にあると判断した場合には、スマートインターチェンジを通過するものを含む道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行い(S3)、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、スマートインターチェンジを通過するものを除いた道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行う(S4)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図データに基づいて車両の経路探索を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートインターチェンジと呼ばれるETC(Electronic Toll Collection)専用のインターチェンジの導入が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
【非特許文献1】"ドラなび/スマートIC社会実験"、[online]、西日本高速道路株式会社、他2社、[2006年5月31日検索]、インターネット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、ナビゲーション装置においても、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことが望まれる。
【0004】
本発明は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のナビゲーション装置は、スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索するように構成されている。
【0006】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETCを利用できる状態にない車両の乗員に対してスマートインターチェンジを通過する経路を提示してしまうことを防止するといったような、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができる。
【0007】
例えば、前記経路探索手段は、前記車両にETC車載機が搭載されていない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断するようにしてもよい。
【0008】
また、前記経路探索手段は、前記車両に設けられたETC車載機が使用可能な状態にない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断するようにしてもよい。
【0009】
ここで、前記経路探索手段は、前記ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれていない場合には、前記ETC車載機が使用可能ではないと判断するようにしてもよい。
【0010】
なお、本発明のナビゲーション装置は、前記車両が前記ETCを利用できない状態でスマートインターチェンジを通過する道路に進入したときに警報を発する警報手段を備えるようにしてもよい。
【0011】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETCを利用できない車両がスマートインターチェンジに向かうことを防止することができる。
【0012】
また、スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索し、前記スマートインターチェンジを表示しないようにしてもよい。
【0013】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、車両がETCを利用できないときはスマートインターチェンジを通過しない経路を探索すると共に、スマートインターチェンジのマークを地図上に表示しないようにすることで、誤ってスマートインターチェンジの通過する道路に侵入するのを防止することができる。
【0014】
また、上述した経路探索手段は、集積回路によって構成してもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるという効果を有するナビゲーション装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明の一実施の形態のナビゲーション装置を図1に示す。
【0018】
図1において、ナビゲーション装置1は、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク13と、液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14に一体に設けられたタッチパネルやリモコン等の入力装置15と、スピーカ16と、GPS(Global Positioning System)アンテナで受信した複数の衛星から送出された電波に基づいて現在位置の緯度および経度を測るGPS受信機17と、ナビゲーション装置1が搭載された車両(以下単に「自車」という。)の進行方位を検出するジャイロ18と、車載バス19を介してETC車載機等の他の車載機と通信するためのバスインタフェイス20とを備えている。
【0019】
CPU10は、ROM12およびハードディスク13に記憶されたプログラムをRAM11に読み込んで、RAM11に読み込んだプログラムを実行することによって、経路探索および経路案内を行う等、各部を制御するようになっている。
【0020】
なお、プログラムを実行するCPU10は、本発明における経路探索手段および警報手段を構成する。
【0021】
ハードディスク13には、CPU10に実行させるためのプログラムに加えて、経路探索や経路案内を行うための地図データ、および、自車の種別を表す車両情報等が予め記憶されている。
【0022】
ここで、地図データには、道路、交差点、建造物および河川等の地物を表す情報と各地物に関する説明や広告等の情報とを含む地物情報が含まれる。特に、地物情報には、スマートインターチェンジ、ならびに、当該スマートインターチェンジの位置、利用可能時間帯および対象車種を表す情報が含まれる。また、地図データには、道路の車線数や一方通行等の交通規制に関する道路情報が含まれる。
【0023】
車両情報には、自車の車種やサイズ等を表す情報が含まれる。
【0024】
以上のように構成されたナビゲーション装置1について図2および図3を用いてその動作を説明する。
【0025】
図2は、ナビゲーション装置1の経路探索動作を説明するためのフロー図である。
【0026】
入力装置15を介して目的地が設定されると、CPU10は、GPS受信機17によって測られた自車の緯度および経度と、ジャイロ18によって検出された自車が向いている方位と、図示しない車速センサによって検知された自車の車速とに基づいて現在位置を算出する(S1)。
【0027】
次に、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する(S2)。具体的には、CPU10は、ETC車載機が車載バス19に接続されていることを表す信号がバスインタフェイス20を介して受信できるか否かを判断することによって、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する。
【0028】
また、CPU10は、自車にETC車載機が搭載されていると判断した場合には、ETC車載機が使用可能な状態にあることを表す信号がバスインタフェイス20を介して受信できるか否かを判断することによって、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する。ここで、ETC車載機が使用可能な状態とは、例えば、ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれている状態のことをいう。
【0029】
次に、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあると判断した場合には、ハードディスク13に格納された地図データが表す道路、すなわち、スマートインターチェンジを通過するものを含む道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行い(S3)、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、地図データが表す道路のうちスマートインターチェンジを通過するものを除いた道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行う(S4)。
【0030】
なお、ステップS3において、CPU10は、地図データに含まれる地物情報に表された各スマートインターチェンジの利用可能時間帯を考慮して経路探索を行うようにしてもよい。また、ステップS3において、CPU10は、車両情報に表された自車の車種が、地図データに含まれる地物情報に表された各スマートインターチェンジの対象車種に該当するか否かを考慮して経路探索を行うようにしてもよい。
【0031】
図3は、ナビゲーション装置1の警報動作を説明するためのフロー図である。なお、以下に説明するナビゲーション装置1の警報動作は、一定の時間間隔で繰り返し実行される。
【0032】
まず、CPU10は、自車の現在位置を算出し(S11)、算出した現在位置と地図データとに基づいて、自車がスマートインターチェンジを通過する道路に進入したか否かを判断する(S12)。
【0033】
自車がスマートインターチェンジを通過する道路に進入したと判断した場合には、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する(S13)。
【0034】
ここで、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、CPU10は、液晶ディスプレイ14に警告を表示させたり、スピーカ16に警告音を出力させたりすることによって、警報を発する(S14)。
【0035】
なお、ナビゲーション装置1が、スマートインターチェンジを通過する道路を含む経路を案内している間に、ETC車載機からETCカードが抜かれる等して、自車がETCを利用できない状態になった場合にも、CPU10は、警報を発するようにしてもよい。
【0036】
このような本発明の一実施の形態のナビゲーション装置1は、ETCが利用できる状態の時には、スマートインターチェンジの利用も考慮した経路探索を行うことができると共に、ETCが利用できないときにはスマートインターチェンジを考慮しない経路探索を行うことができる。
【0037】
また、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態で、スマートインターチェンジを通過する道路に侵入した時には警報を発することができる。
【0038】
なお、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できる状態にあっても、スマートインターチェンジを通過するものを除いた道路から経路を探索するように、入力装置15を介して設定できるようにしてもよい。
【0039】
また、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態であるときは、液晶ディスプレイ14に表示させる地図上にスマートインターチェンジのマークを表示させないようにしてもよい。このように構成することで、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態でスマートインターチェンジに誤って進入することを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明にかかるナビゲーション装置は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるという効果を有し、例えば、地図データに基づいて車両の経路探索を行うナビゲーション装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置のブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置の経路探索動作を説明するためのフロー図
【図3】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置の警報動作を説明するためのフロー図
【符号の説明】
【0042】
1 ナビゲーション装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 ハードディスク
14 液晶ディスプレイ
15 入力装置
16 スピーカ
17 GPS受信機
18 ジャイロ
19 車載バス
20 バスインタフェイス
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図データに基づいて車両の経路探索を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートインターチェンジと呼ばれるETC(Electronic Toll Collection)専用のインターチェンジの導入が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
【非特許文献1】"ドラなび/スマートIC社会実験"、[online]、西日本高速道路株式会社、他2社、[2006年5月31日検索]、インターネット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、ナビゲーション装置においても、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことが望まれる。
【0004】
本発明は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のナビゲーション装置は、スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索するように構成されている。
【0006】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETCを利用できる状態にない車両の乗員に対してスマートインターチェンジを通過する経路を提示してしまうことを防止するといったような、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができる。
【0007】
例えば、前記経路探索手段は、前記車両にETC車載機が搭載されていない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断するようにしてもよい。
【0008】
また、前記経路探索手段は、前記車両に設けられたETC車載機が使用可能な状態にない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断するようにしてもよい。
【0009】
ここで、前記経路探索手段は、前記ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれていない場合には、前記ETC車載機が使用可能ではないと判断するようにしてもよい。
【0010】
なお、本発明のナビゲーション装置は、前記車両が前記ETCを利用できない状態でスマートインターチェンジを通過する道路に進入したときに警報を発する警報手段を備えるようにしてもよい。
【0011】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETCを利用できない車両がスマートインターチェンジに向かうことを防止することができる。
【0012】
また、スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索し、前記スマートインターチェンジを表示しないようにしてもよい。
【0013】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、車両がETCを利用できないときはスマートインターチェンジを通過しない経路を探索すると共に、スマートインターチェンジのマークを地図上に表示しないようにすることで、誤ってスマートインターチェンジの通過する道路に侵入するのを防止することができる。
【0014】
また、上述した経路探索手段は、集積回路によって構成してもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるという効果を有するナビゲーション装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明の一実施の形態のナビゲーション装置を図1に示す。
【0018】
図1において、ナビゲーション装置1は、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク13と、液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14に一体に設けられたタッチパネルやリモコン等の入力装置15と、スピーカ16と、GPS(Global Positioning System)アンテナで受信した複数の衛星から送出された電波に基づいて現在位置の緯度および経度を測るGPS受信機17と、ナビゲーション装置1が搭載された車両(以下単に「自車」という。)の進行方位を検出するジャイロ18と、車載バス19を介してETC車載機等の他の車載機と通信するためのバスインタフェイス20とを備えている。
【0019】
CPU10は、ROM12およびハードディスク13に記憶されたプログラムをRAM11に読み込んで、RAM11に読み込んだプログラムを実行することによって、経路探索および経路案内を行う等、各部を制御するようになっている。
【0020】
なお、プログラムを実行するCPU10は、本発明における経路探索手段および警報手段を構成する。
【0021】
ハードディスク13には、CPU10に実行させるためのプログラムに加えて、経路探索や経路案内を行うための地図データ、および、自車の種別を表す車両情報等が予め記憶されている。
【0022】
ここで、地図データには、道路、交差点、建造物および河川等の地物を表す情報と各地物に関する説明や広告等の情報とを含む地物情報が含まれる。特に、地物情報には、スマートインターチェンジ、ならびに、当該スマートインターチェンジの位置、利用可能時間帯および対象車種を表す情報が含まれる。また、地図データには、道路の車線数や一方通行等の交通規制に関する道路情報が含まれる。
【0023】
車両情報には、自車の車種やサイズ等を表す情報が含まれる。
【0024】
以上のように構成されたナビゲーション装置1について図2および図3を用いてその動作を説明する。
【0025】
図2は、ナビゲーション装置1の経路探索動作を説明するためのフロー図である。
【0026】
入力装置15を介して目的地が設定されると、CPU10は、GPS受信機17によって測られた自車の緯度および経度と、ジャイロ18によって検出された自車が向いている方位と、図示しない車速センサによって検知された自車の車速とに基づいて現在位置を算出する(S1)。
【0027】
次に、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する(S2)。具体的には、CPU10は、ETC車載機が車載バス19に接続されていることを表す信号がバスインタフェイス20を介して受信できるか否かを判断することによって、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する。
【0028】
また、CPU10は、自車にETC車載機が搭載されていると判断した場合には、ETC車載機が使用可能な状態にあることを表す信号がバスインタフェイス20を介して受信できるか否かを判断することによって、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する。ここで、ETC車載機が使用可能な状態とは、例えば、ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれている状態のことをいう。
【0029】
次に、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあると判断した場合には、ハードディスク13に格納された地図データが表す道路、すなわち、スマートインターチェンジを通過するものを含む道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行い(S3)、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、地図データが表す道路のうちスマートインターチェンジを通過するものを除いた道路を対象として現在位置から目的地までの経路探索を行う(S4)。
【0030】
なお、ステップS3において、CPU10は、地図データに含まれる地物情報に表された各スマートインターチェンジの利用可能時間帯を考慮して経路探索を行うようにしてもよい。また、ステップS3において、CPU10は、車両情報に表された自車の車種が、地図データに含まれる地物情報に表された各スマートインターチェンジの対象車種に該当するか否かを考慮して経路探索を行うようにしてもよい。
【0031】
図3は、ナビゲーション装置1の警報動作を説明するためのフロー図である。なお、以下に説明するナビゲーション装置1の警報動作は、一定の時間間隔で繰り返し実行される。
【0032】
まず、CPU10は、自車の現在位置を算出し(S11)、算出した現在位置と地図データとに基づいて、自車がスマートインターチェンジを通過する道路に進入したか否かを判断する(S12)。
【0033】
自車がスマートインターチェンジを通過する道路に進入したと判断した場合には、CPU10は、自車がETCを利用できる状態にあるか否かを判断する(S13)。
【0034】
ここで、自車がETCを利用できる状態にないと判断した場合には、CPU10は、液晶ディスプレイ14に警告を表示させたり、スピーカ16に警告音を出力させたりすることによって、警報を発する(S14)。
【0035】
なお、ナビゲーション装置1が、スマートインターチェンジを通過する道路を含む経路を案内している間に、ETC車載機からETCカードが抜かれる等して、自車がETCを利用できない状態になった場合にも、CPU10は、警報を発するようにしてもよい。
【0036】
このような本発明の一実施の形態のナビゲーション装置1は、ETCが利用できる状態の時には、スマートインターチェンジの利用も考慮した経路探索を行うことができると共に、ETCが利用できないときにはスマートインターチェンジを考慮しない経路探索を行うことができる。
【0037】
また、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態で、スマートインターチェンジを通過する道路に侵入した時には警報を発することができる。
【0038】
なお、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できる状態にあっても、スマートインターチェンジを通過するものを除いた道路から経路を探索するように、入力装置15を介して設定できるようにしてもよい。
【0039】
また、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態であるときは、液晶ディスプレイ14に表示させる地図上にスマートインターチェンジのマークを表示させないようにしてもよい。このように構成することで、ナビゲーション装置1は、自車がETCを利用できない状態でスマートインターチェンジに誤って進入することを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明にかかるナビゲーション装置は、スマートインターチェンジを考慮した経路探索を行うことができるという効果を有し、例えば、地図データに基づいて車両の経路探索を行うナビゲーション装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置のブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置の経路探索動作を説明するためのフロー図
【図3】本発明の一実施の形態におけるナビゲーション装置の警報動作を説明するためのフロー図
【符号の説明】
【0042】
1 ナビゲーション装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 ハードディスク
14 液晶ディスプレイ
15 入力装置
16 スピーカ
17 GPS受信機
18 ジャイロ
19 車載バス
20 バスインタフェイス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索するナビゲーション装置。
【請求項2】
前記経路探索手段は、前記車両にETC車載機が搭載されていない場合には、前記車両がETCを利用できる状態にないと判断することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記経路探索手段は、前記車両に設けられたETC車載機が使用可能な状態にない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記経路探索手段は、前記ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれていない場合には、前記ETC車載機が使用可能ではないと判断することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記車両が前記ETCを利用できない状態でスマートインターチェンジを通過する道路に進入したときに警報を発する警報手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索し、前記スマートインターチェンジを表示しないことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過する道路を含まない経路を探索する集積回路。
【請求項1】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索するナビゲーション装置。
【請求項2】
前記経路探索手段は、前記車両にETC車載機が搭載されていない場合には、前記車両がETCを利用できる状態にないと判断することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記経路探索手段は、前記車両に設けられたETC車載機が使用可能な状態にない場合には、前記車両がETCを利用できないと判断することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記経路探索手段は、前記ETC車載機に有効なETCカードが差し込まれていない場合には、前記ETC車載機が使用可能ではないと判断することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記車両が前記ETCを利用できない状態でスマートインターチェンジを通過する道路に進入したときに警報を発する警報手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過しない経路を探索し、前記スマートインターチェンジを表示しないことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
スマートインターチェンジを通過する道路を表す情報を含む地図データに基づいて車両の経路探索を行う経路探索手段を備え、
前記経路探索手段は、前記車両がETCを利用できない場合には、前記スマートインターチェンジを通過する道路を含まない経路を探索する集積回路。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2008−2950(P2008−2950A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−172548(P2006−172548)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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