説明

ノイズの大きい環境における電話機の拡張された使用

電話機(100)の使用を拡張する方法が提供される。本方法は、着信通話を受信するステップと、周囲のノイズレベルを検出するステップと、前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するステップとを含む。前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップ、及び/又は前記着信通話をテキストに変換し前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップを含んでも良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には電話機に関し、更に詳細にはノイズの大きい環境における携帯電話機の拡張された使用に関する。
【背景技術】
【0002】
ノイズの大きい(noisy)環境において受信される電話の通話は、理解することが非常に困難である。なぜなら、周囲のノイズが、着信通話を聴き理解する能力を妨害するからである。この状況は一般に全てのタイプの電話機において発生するが、特に携帯電話機(cellular telephone)において発生する見込みが高い。なぜなら携帯電話機は、社会的な集会場、ハイウェイ、作業現場等のような、一般に周囲のノイズが多い環境において利用され得るからである。本分野において知られている携帯電話機は、ユーザが手動でボタンを押下して着信通話の音量を調節することを必要とする、手動の音量制御を持つ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
斯かるボタンは一般に音量の制御専用のものではなく(即ち斯かるボタンは電話番号ディレクトリにおけるリスト項目を閲覧することのような他の機能も提供する)、それ故、どのボタンが音量制御のために利用されるものであるかが常に明確であるわけではない。更にユーザは一般に、通話を受信し、電話機を該ユーザの耳から離して、手動で音量を調節する必要がある。これらの特徴は、電話機の使用を煩わしいものとし、ユーザが電話の通話の一部を聴き逃すことを引き起こす。
【0004】
それ故、本発明の目的は、先行技術に関連するこれらの及び他の欠点を克服する方法及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、電話機の使用を拡張する方法が提供される。本方法は、着信通話を受信するステップと、周囲のノイズレベルを検出するステップと、前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するステップと、を有する。前記電話機は携帯電話機であっても良い。
【0006】
前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップを有しても良い。本方法は更に、ヘッドフォンが前記電話機に実施上接続されているか否かを検出するステップを更に有し、前記ヘッドフォンが実施上接続されていると検出された場合にのみ、前記増幅が実行されても良い。
【0007】
前記強調するステップは、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップを有しても良い。
【0008】
前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップと、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップとを有しても良い。
【0009】
また、着信通話を受信する受信器と、周囲のノイズレベルを検出するノイズセンサと、 前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するプロセッサと、を有する電話機も提供される。前記電話機は携帯電話機であっても良い。
【0010】
前記電話機は、前記着信通話を再生するスピーカを更に有しても良く、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記スピーカにおける前記着信通話の音量を自動的に増幅しても良い。前記プロセッサは更に、ヘッドフォンが前記電話機に実施上接続されているか否かを検出し、前記ヘッドフォンが実施上接続されていると検出された場合にのみ、前記プロセッサが前記スピーカにおける前記着信通話を増幅しても良い。
【0011】
前記電話機は前記着信通話の受信者に対して英数字のテキストを表示する表示画面を更に有しても良く、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示しても良い。
【0012】
前記電話機は、前記着信通話を再生するスピーカと、前記着信通話の受信者に対して英数字のテキストを表示する表示画面とを更に有しても良く、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記スピーカにおける前記着信通話の音量を自動的に増幅し、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示しても良い。
【0013】
また、本発明の方法を実行するためのコンピュータプログラム、及び前記コンピュータプログラムを保存するためのプログラム記憶装置が提供される。
【0014】
本発明の装置及び方法のこれらの及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明、添付される請求項及び添付図面に関して、より理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は多くの及び種々のタイプの電話機に適用可能であるが、携帯電話機の環境において特に有用であることが分かっている。それ故、本発明の適用可能性を携帯電話に限定することなく、本発明は斯かる環境において説明される。しかしながら、当業者は、本発明の方法及び電話機が、コードレス電話機、ウォーキートーキー電話機及びコード付き電話機のような他の環境においても用途を持つことを理解するであろう。
【0016】
図1及び図2を参照すると、全体として参照番号100として参照される電話機が示されている。以上に議論したように、電話機100は本分野において知られた種々のタイプの電話機のうちのいずれのものであっても良いが、単に例として、携帯電話の通話伝送を受信することができる携帯電話機として構成されたものとして示されている。電話機100は、コードレス電話及びコード付き電話機の通話のような、他のタイプの電話の通話をも受信するように構成されても良い。電話機100は、着信通話を受信するための受信器を持つ。携帯電話の場合には、該受信器は、携帯電話の通話伝送を受信するアンテナ102を有する。図示されていないが、アンテナ102は、受信者によって聴取されることができるように、着信される携帯電話伝送を受信、多重分離、フォーマット及びさもなければ変換するための、全ての必要な関連する構成要素を含むと仮定される。斯かる構成要素及び該構成要素の動作のための方法は、本分野において良く知られている。電話機100がコードレス又はコード付き電話機の場合には、前記受信器は無線伝送(例えば2.4GHz伝送)又は従来の電話ソケットコネクタであっても良い。
【0017】
前記電話機は更に、電話機100の通常の動作と共に、本発明の方法をも制御するプロセッサ104を持つ。前記プロセッサは、アンテナ102(及び関連する構成要素)に実施上接続され、1以上の斯かる関連する構成要素を含んでも良い。プロセッサ104はまた、スピーカ106、マイクロフォン108及び表示画面110に実施上接続される。スピーカ106は、着信通話からの発呼者の声や、呼び出し音やビープ音のような電話機100の通常の操作に関連する他の音声といった音を生成するために利用される。マイクロフォン108は、電話機100のユーザの声又は他のいずれかの音声を検出し、これらを他の電話機(図示されていない)に送信するため前記プロセッサ及びアンテナ102(送信器として動作する)に供給するために利用される。表示画面110は、本分野において知られているように、英数字テキスト又はグラフィクスを生成するために利用される。表示画面110は、発呼者の電話番号及び/又は名前、時刻、プログラミング機能及び命令、メッセージ等を表示することができる。プロセッサ104はまた、本分野において知られているように、電話機100を操作及び/又はプログラミングするための複数のキーパッド/スイッチ/ボタン112に実施上接続される。電話機100はまた、電話番号及び対応する名前のようなデータを記憶するための、及び/又は電話機100の通常の機能を制御するためのプログラム命令及び/又は本発明の方法を実行するためのプログラム命令を記憶するための、プロセッサ104に実施上接続された記憶装置114を含む。電話機100はまた、ヘッドフォン118(代替としてハンズフリー装置と呼ばれる)の接続のためのヘッドフォンコネクタ116、スピーカフォン(図示されていない)、バッテリ(図示されていない)及び充電用コネクタ(図示されていない)を含んでも良い。
【0018】
前記電話機はまた、周囲のノイズレベルを検出するノイズセンサ120を含んでも良い。ノイズセンサ120は好ましくは、電話機100の通常の操作によって影響されないように電話機100に配置される。例えばノイズセンサ120は、スピーカ106において再生される音声、ユーザの声、又は電話機100にユーザが手を触れることによって影響されないように配置される。代替として、マイクロフォン108がノイズセンサ120としても働いても良い。周囲のノイズの認識、及び他の許容可能な音声(即ちユーザの声)からの背景ノイズの識別は、本分野において良く知られている。後により完全に議論されるように、ノイズセンサ120は、検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルよりも大きい場合に、着信通話の受信者によってより理解できるように着信通話を強調するために有用である。後に議論するように、該強調は、スピーカ106における着信通話の音量を増幅すること、及び/又は着信通話をテキストに変換し着信通話の受信者に対して該テキストを表示画面110の少なくとも一部において表示することを有しても良い。
【0019】
ここで図3を参照すると、電話機100の使用を拡張する好適な方法を示すフロー図が示されている。本方法は、ステップ200において、着信通話を受信する。以上に議論されたように、着信通話の受信は、電話機100を用いた使用のため受信された信号を処理するための必要な全てのステップを有しても良い。ステップ202において、ノイズセンサ120(又は代替としてマイクロフォン108)を利用して、周囲のノイズレベルが検出される。前記周囲のノイズレベルの検出は、継続的に実行されても良いし、又は着信通話の受信の際にのみ実行されても良い。節電のため、後者が好ましい。ステップ204において、前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルよりも大きいか否かが決定される。前記所定の閾値ノイズレベルは、該所定の閾値ノイズレベルよりも高いノイズレベルでは電話の会話を聴き取ること及び/又は理解することが困難であるようなレベルに選択される。前記所定の閾値ノイズレベルは、記憶装置114に保存されても良いし、ユーザによってプログラム可能であっても良い。例えば、ユーザが周囲のノイズに特に敏感である場合には低い閾値を選択しても良いし、ある程度の量の周囲のノイズがあっても会話を識別できる場合には高い閾値を選択しても良い。斯かる値は、本分野において知られているように、キーパッド/スイッチ/ボタン112及び表示画面を用いて選択されても良い。ユーザによって変更されない限りは、前記閾値は平均的な人物の聴取能力に対応する適度な設定にデフォルト設定されていても良い。前記周囲のノイズレベルの検出は、着信通話の開始時にのみ実行されても良いし、着信通話の間継続しても良いし、又は着信通話の継続時間の間定期的に実行されても良い。勿論、検出頻度は、電話機100のバッテリの電力消費に影響を与え得る。それ故、検出頻度はユーザによって選択されプログラムされても良い。
【0020】
検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きくはないと決定された場合、本方法はステップ206に進み、着信通話がスピーカ106において通常のレベルで再生される。該通常のレベルもまた、ユーザによってプログラムされても良い。検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きいと決定された場合、本方法はステップ208に進み、着信通話が強調されて、ユーザが該着信通話を理解できる見込みを向上させる。本方法は次いで、分岐208a及び208bのいずれか又は両方に進む。
【0021】
分岐208aを進むと、前記強調は、ステップ210において、スピーカ106における着信通話の音量を増幅するステップを有し得る。通話の音量はスピーカ106において自動的に増大させられても良いし、又はステップ212において最初に決定が為されても良い。音量の増大は着信通話の秘密を損ない得るため、ステップ212において、ヘッドフォン118が電話機110に接続されているか否かが最初に決定されても良い。ヘッドフォン118が接続されていると検出された場合、本方法はステップ210に進み、着信通話がヘッドフォン118において増幅される。ヘッドフォン118が接続されていないと決定された場合、本方法はステップ206に進み、着信通話がスピーカ106において通常のレベルで再生される。斯かる決定は、全ての着信通話の間に一般的に秘密性を要求するユーザによってプログラムされても良い。代替として、ヘッドフォンが検出されない場合に、電話機がユーザに対して、着信通話が増幅されようとしていることを(例えば表示画面110上で)警告し、ユーザに対して、ヘッドフォンを利用すること、又はスピーカにおいて通常のレベルで該着信通話を再生すること若しくは着信通話をボイスメールに「ダンプ」することを促しても良い。
【0022】
分岐208bを進むと、前記強調は、ステップ214において、着信通話をテキストに変換し、該着信通話の受信者に該テキストを表示するステップを有し得る。音声認識は本分野において良く知られており、それ故詳細な説明はここでは省かれる。一般に、音声認識は、記憶装置114に含まれる命令及びデータのセットから、プロセッサ104によって実行される。プロセッサ104及び記憶装置114は、単に例として、単一の構成要素として示されている。当業者は、同様のものが、2つ以上のプロセッサ及び/又は記憶装置として構成され得ることを認識するであろう。例えば、前記電話機は、電話機100の通常の機能を実行するためのプロセッサ及び/又は記憶装置と、本発明の方法の幾つか又は全てを実行するための他のプロセッサ及び/又は記憶装置とを持っても良い。
【0023】
表示画面110において着信通話のテキストを表示することに加えて、ユーザは該着信通話がスピーカ106において増幅されることを所望し得る。このことは、前記音声認識のチェックとして働き得、又は単にユーザの好みを反映するものであり得る。表示画面110において着信通話のテキストを表示することによって、及び/又はスピーカ106における着信通話の増幅によって、着信通話を強調する要求は、本分野において知られているように、ユーザによって選択及びプログラムされても良い。ステップ216において、増幅も所望されていることが決定された場合、本方法は、以上に議論されたようにステップ212に(又は直接ステップ210に)進む。増幅が所望されていない場合には、本方法はステップ206に進み、着信通話がスピーカ106において通常のレベルで再生される。代替として、着信通話に対応するテキストが表示画面110に表示されている間には、バッテリパワーを節約するためにスピーカ106がディスエーブルにされても良い。
【0024】
本発明の方法は、コンピュータソフトウェアプログラムによって実行されるために特に適しており、斯かるソフトウェアプログラムは、本方法の個々のステップに対応するモジュールを含み得る。斯かるソフトウェアは勿論、集積回路又は周辺装置のような、コンピュータ読み取り可能な媒体に実施化されても良い。
【0025】
本発明の好適な実施例であると考慮されるものが示され説明されたが、勿論、本発明の精神から逸脱することなく、形態又は詳細の種々の修正及び変更が容易に為され得ることは理解されるであろう。それ故本発明は、記載され説明されたとおりの形態に限定されることを意図したものではなく、添付される請求の範囲内である全ての変更をカバーするものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】携帯電話機として構成された本発明の電話機を示す。
【図2】図1の携帯電話の模式図を示す。
【図3】本発明の好適な方法のフロー図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話機の使用を拡張する方法であって、前記方法は、
着信通話を受信するステップと、
周囲のノイズレベルを検出するステップと、
前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記強調するステップは、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップと、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップとを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記電話機は携帯電話機である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ヘッドフォンが前記電話機に実施上接続されているか否かを検出するステップを更に有し、前記ヘッドフォンが実施上接続されていると検出された場合にのみ、前記増幅が実行される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
着信通話を受信する受信器と、
周囲のノイズレベルを検出するノイズセンサと、
前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するプロセッサと、
を有する電話機。
【請求項8】
前記着信通話を再生するスピーカを更に有し、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記スピーカにおける前記着信通話の音量を自動的に増幅する、請求項7に記載の電話機。
【請求項9】
前記着信通話の受信者に対して英数字のテキストを表示する表示画面を更に有し、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示する、請求項7に記載の電話機。
【請求項10】
前記着信通話を再生するスピーカと、前記着信通話の受信者に対して英数字のテキストを表示する表示画面とを更に有し、前記検出された周囲のノイズレベルが前記所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記プロセッサが、前記スピーカにおける前記着信通話の音量を自動的に増幅し、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示する、請求項7に記載の電話機。
【請求項11】
前記電話機は携帯電話機である、請求項7に記載の電話機。
【請求項12】
前記プロセッサは更に、ヘッドフォンが前記電話機に実施上接続されているか否かを検出し、前記ヘッドフォンが実施上接続されていると検出された場合にのみ、前記プロセッサが前記スピーカにおける前記着信通話を増幅する、請求項8に記載の電話機。
【請求項13】
電話機の使用を拡張するための、コンピュータ読み取り可能な媒体に実施化されたコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、
着信通話を受信するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段と、
周囲のノイズレベルを検出するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段と、
前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段と、
を有するコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記強調するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段は、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段を有する、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記強調するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段は、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコード手段を有する、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
機械により読み取り可能なプログラム記憶装置であって、電話機の使用を拡張するための方法ステップを実行するための前記機械によって実行可能な命令のプログラムを実施化するためのプログラム記憶装置において、前記方法は、
着信通話を受信するステップと、
周囲のノイズレベルを検出するステップと、
前記検出された周囲のノイズレベルが所定の閾値ノイズレベルより大きい場合に、前記着信通話が前記着信通話の受信者によってより理解可能となるように該着信通話を強調するステップと、
を有するプログラム記憶装置。
【請求項17】
前記強調するステップは、前記着信通話の受信者に対する前記着信通話の音量を自動的に増幅するステップを有する、請求項16に記載のプログラム記憶装置。
【請求項18】
前記強調するステップは、前記着信通話をテキストに変換し、前記着信通話の受信者に対して前記テキストを表示するステップを有する、請求項16に記載のプログラム記憶装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2007−520943(P2007−520943A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−548568(P2006−548568)
【出願日】平成17年1月17日(2005.1.17)
【国際出願番号】PCT/IB2005/050193
【国際公開番号】WO2005/071666
【国際公開日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】