説明

ヒスタミン受容体アンタゴニストとしてのインドール誘導体

本発明は、X、R1、R2、R3、R4およびR5が明細書および特許請求の範囲の中で定義されたとおりである、式Iの化合物およびその薬学的に許容しうる塩、そのような化合物の製造ならびにそれを含有する医薬組成物に関する。化合物は、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防に有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なインドール誘導体、その製造、それを含有する医薬組成物および医薬としてのその使用に関する。本発明の活性化合物は、肥満症および他の疾患の処置において有用である。
【0002】
特に、本発明は、一般式I:
【0003】
【化16】

【0004】
[式中、
Xは、OまたはSであり;
1は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択されるか;あるいは
1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、
上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、または
フェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されており;
3は、水素、低級アルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルキルスルホニルおよび低級アルカノイルよりなる群から選択され;
4は、−O−Hetであって、かつR5は、水素であるか、または
4は、水素もしくはフルオロであって、かつR5は、−O−Hetであり;
Hetは、
【0005】
【化17】

【0006】
(式中、
mは、0、1または2であり;
6は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキルおよび低級フェニルアルキルから選択され;
nは、0、1または2であり;
7は、低級アルキルであり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
Xは、CR1010’、OおよびSから選択され;
8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’は、互いに独立に、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンおよびジアルキルアミノよりなる群から選択されるか、またはR9およびR10は、一緒になって、二重結合を形成し;
12は、低級アルキルであり;
13は、C3-6アルキルである)
から選択される]
で示される化合物およびその薬学的に許容しうる塩に関する。
【0007】
式Iの化合物は、ヒスタミン3受容体(H3受容体)に対するアンタゴニストおよび/または逆アゴニストである。
【0008】
ヒスタミン(2−(4−イミダゾリル)エチルアミン)は、体内、例えば胃腸管に広く分布しているアミン作動性神経伝達物質の一つである(Johnson L. R. 編、Physiology of the Gastrointestinal Tract, Raven Press, NY, pp. 211-242中のBurks 1994)。ヒスタミンは、胃酸分泌、腸運動(Leursら、Br. J. Pharmacol. 1991. 102, pp 179-185)、血管運動応答、腸炎症性応答およびアレルギー反応(Raithelら、Int. Arch. Allergy Immunol. 1995, 108, 127-133)のような種々の消化性の病態生理学的事象を制御する。哺乳類の脳において、ヒスタミンは、後基底視床下部の乳頭核において主として見出されるヒスタミン作動性細胞体において合成される。そこから、ヒスタミン作動性細胞体は、種々の脳領域に突き出ている(Panulaら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1984, 81, 2572-2576; Inagakiら、J. Comp. Neurol 1988, 273, 283-300)。
【0009】
現在の知識によれば、ヒスタミンは、4種の識別可能なヒスタミン受容体、H1、H2 H3およびH4受容体を通して、CNSおよび末梢の双方におけるすべてのその作用を仲介する。
【0010】
H3受容体は、主に中枢神経系(CNS)に局在している。自己受容体として、H3受容体は、ヒスタミン作動性ニューロンからのヒスタミンの合成および分泌を、構成的に阻害する(Arrangら、Nature 1983, 302, 832-837; Arrangeら、Neuroscience 1987, 23, 149-157)。異種受容体として、H3受容体は、また、中枢神経系ならびに肺、心臓血管系および胃腸管等の末梢臓器の双方において、特に、アセチルコリン、ドーパミン、セロトニンおよびノルエピネフリン等の他の神経伝達物質の放出を調節する(Clapham & Kilpatrik, Br. J. Pharmacol. 1982, 107, 919-923; The Histamine H3 Receptor (Leurs RL and Timmermann H 編、1998, pp 27-40, Elsevier, Amsterdam, The Netherlands)中のBlandinaら、)。H3受容体は、外因性のヒスタミン無しでも、受容体が緊張的に活性化されるという意味で、構成的に活性である。H3受容体等の阻害性受容体の場合には、この固有の活性は、神経伝達物質放出の緊張性阻害を引き起こす。したがって、H3Rアンタゴニストはまた、外因性ヒスタミン効果をブロックし、受容体をその構成的に活性な(阻害的な)形態から中立的な状態に移す逆アゴニスト活性を有する。
【0011】
H3受容体が哺乳類のCNSで広汎に分布していることは、この受容体の生理学的な役割を示している。したがって、種々の症状における新規な薬物開発ターゲットとしての治療上の潜在的可能性が提案されている。
【0012】
アンタゴニスト、逆アゴニスト、アゴニストまたは部分アゴニストとしての、H3Rリガンドの投与は、脳および末梢におけるヒスタミン濃度または神経伝達物質の分泌に影響を与え、したがって、いくつかの疾患の処置に有用でありうる。そのような疾患として、肥満、(Masakiら; Endocrinol. 2003, 144, 2741-2748; Hancockら、European J. of Pharmacol. 2004, 487, 183-197)、急性心筋梗塞等の心臓血管疾患、注意欠陥多動性障害(ADHD)およびアルツハイマー病等の痴呆症および認知障害、統合失調症、うつ病、てんかん、パーキンソン病および発作もしくは痙攣等の神経障害、睡眠障害、ナルコレプシー、痛み、胃腸障害、モルバス・メリエール等の前庭機能障害、薬物乱用および乗り物酔いが挙げられる(Timmermann, J. Med. Chem. 1990, 33, 4-11)。
【0013】
したがって、本発明の目的は、選択的で、直接的に作用するH3受容体アンタゴニスト、逆アゴニストそれぞれを提供することである。そのようなアンタゴニスト/逆アゴニストは、特にH3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防における、治療上活性な物質として有用である。
【0014】
本明細書中で、用語「アルキル」は、単独または他の基と組み合わされて、炭素原子1〜20個、好ましくは炭素原子1〜16個、より好ましくは炭素原子1〜10個の直鎖状または分岐鎖状の一価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。
【0015】
用語「低級アルキル」または「C1−8アルキル」は、単独または他の基と組み合わされて、炭素原子1〜8個の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基、好ましくは炭素原子1〜6個の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基および特に好ましくは炭素原子1〜4個の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基を意味する。直鎖状または分岐鎖状のC1−8アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、各異性体のペンチル、各異性体のヘキシル、各異性体のヘプチルおよび各異性体のオクチル、好ましくはメチルおよびエチル、最も好ましくはメチルである。
【0016】
用語「低級アルケニル」または「C2-8アルケニル」は、単独または組み合わされて、オレフィン結合および8個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を意味する。アルケニル基の例は、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニルおよびイソブテニルである。好ましい例は2−プロペニルである。
【0017】
用語「低級アルキニル」または「C2-8アルキニル」は、単独または組み合わされて、三重結合および8個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を意味する。アルキニル基の例は、エチニル、1−プロピニル、または2−プロピニルである。好ましい例は2−プロピニルである。
【0018】
用語「シクロアルキル」または「C3-7シクロアルキル」は、炭素原子3〜7個を含む飽和炭素環式基を意味し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルである。特に好ましいものは、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
【0019】
用語「低級シクロアルキルアルキル」または「C3-7シクロアルキル−C1−8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がシクロアルキルで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。好ましい例は、シクロプロピルメチルである。
【0020】
用語「アルコキシ」は、基R′−O−を意味し、ここでR′は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。低級アルコキシ基の例は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシ、好ましくはメトキシおよびエトキシ、最も好ましくはメトキシである。
【0021】
用語「低級アルコキシアルキル」または「C1-8アルコキシ−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がアルコキシ基、好ましくはメトキシまたはエトキシで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。好ましい低級アルコキシアルキル基は、2−メトキシエトキシまたは3−メトキシプロピルである。
【0022】
用語「アルキルスルファニル」または「C1-8アルキルスルファニル」は、基R′−S−を意味し、ここでR′は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。アルキルスルファニル基の例は、例えば、メチルスルファニルまたはエチルスルファニルである。
【0023】
用語「低級アルキルスルファニルアルキル」または「C1-8アルキルスルファニル−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がアルキルスルファニル基、好ましくはメチルスルファニルで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。好ましい低級アルキルスルファニルアルキル基の例は、2−メチルスルファニルエチルである。
【0024】
用語「アルキルスルホニル」または「低級アルキルスルホニル」は、基R′−S(O)2−を意味し、ここでR′は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。アルキルスルホニルの例は、例えば、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルである。
【0025】
用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味し、フッ素、塩素および臭素が好ましい。
【0026】
用語「低級ハロゲンアルキル」または「ハロゲン−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がハロゲン原子、好ましくはフルオロまたはクロロ、最も好ましくはフルオロで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。好ましいハロゲン化低級アルキル基は、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチルおよびクロロメチルであり、トリフルオロメチルが特に好ましい。
【0027】
用語「低級ハロゲンアルコキシ」または「ハロゲン−C1-8アルコキシ」は、低級アルコキシ基の水素原子の少なくとも1個がハロゲン原子、好ましくはフルオロまたはクロロ、最も好ましくはフルオロで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルコキシ基を意味する。好ましいハロゲン化低級アルキル基は、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、フルオロメトキシおよびクロロメトキシであり、トリフルオロメトキシが特に好ましい。
【0028】
用語「低級ヒドロキシアルキル」または「ヒドロキシ−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がヒドロキシ基で置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。低級ヒドロキシアルキル基の例は、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチルである。
【0029】
用語「ジアルキルアミノ」は、基−NR′R″を意味し、ここでR′およびR″は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。好ましいジアルキルアミノは、ジメチルアミノである。
【0030】
用語「低級ジアルキルアミノアルキル」または「C1-8ジアルキルアミノ−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がジアルキルアミノ基、好ましくはジメチルアミノで置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキル基を意味する。好ましい低級ジアルキルアミノアルキル基は、3−ジメチルアミノプロピルである。
【0031】
用語「低級アルカノイル」は、基−CO−R′を意味し、ここでR′は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。好ましいものは、R′がメチルである基−CO−R′であり、アセチル基を意味する。
【0032】
用語「カルバモイル」は、基−CO−NH2を意味する。
【0033】
用語「ジアルキルカルバモイル」または「C1-8ジアルキルカルバモイル」は、基−CO−NR′R″を意味し、ここでR′およびR″は、低級アルキルであり、用語「低級アルキル」は、先に与えられた意味を有する。好ましいジアルキルカルバモイル基は、ジメチルカルバモイルである。
【0034】
用語「低級ジアルキルカルバモイルアルキル」または「C1-8ジアルキルカルバモイル−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個が、先に本明細書中で定義されたとおりのジアルキルカルバモイル基で置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキルを意味する。好ましい低級ジアルキルカルバモイルアルキル基は、ジメチルカルバモイルメチルである。
【0035】
用語「低級フェニルアルキル」または「フェニル−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個がフェニル基で置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキルを意味する。好ましい低級フェニルアルキル基は、ベンジルまたはフェネチルである。
【0036】
用語「ヘテロアリール」は、窒素、酸素および/または硫黄から選択される1、2または3個の原子を含むことができる芳香族の5または6員環を意味する。ヘテロアリール基の例は、例えば、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリルまたはピロリルである。特に好ましいものは、フリルおよびピリジルである。
【0037】
用語「低級ヘテロアリールアルキル」または「ヘテロアリール−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個が上で定義されたとおりのヘテロアリール基で置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキルを意味する。
【0038】
用語「ヘテロシクリル」は、窒素、酸素および/または硫黄から選択される1、2または3個の原子を含むことができる飽和または部分的に不飽和の5または6員環を意味する。ヘテロシクリル環の例として、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チアジアゾリジニル、ジヒドロフリル、テトラヒドロフリル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、およびチアモルホリニルが挙げられる。好ましいヘテロシクリル基は、ピペリジニルである。
【0039】
用語「低級ヘテロシクリルアルキル」または「ヘテロシクリル−C1-8アルキル」は、低級アルキル基の水素原子の少なくとも1個が上で定義されたとおりのヘテロシクリル基で置き換えられている、上で定義されたとおりの低級アルキルを意味する。
【0040】
用語「窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和のへテロ環を形成」は、飽和N−ヘテロ環を意味し、それは、場合により更に、窒素、酸素または硫黄原子を含んでいてもよく、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、またはアセパニルである。「4、5、6もしくは7員の部分的に不飽和のへテロ環」は、二重結合を含んでいる上で定義されたとおりのヘテロ環、例えば、2,5−ジヒドロピロリルまたは3,6−ジヒドロ−2H−ピリジニルを意味する。ヘテロ環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびオキソから独立に選択される1、2または3個の基で置換されていてもよい。へテロ環はまた、フェニル環と縮合していてもよく、該フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されている。そのような縮合へテロ環の例は、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリンである。
【0041】
用語「薬学的に許容しうる塩」は、生物学的にまたはその他で望ましくないものではない、遊離の塩基または遊離の酸の生物学的な有効性および特性を保持している塩を意味する。該塩は、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、好ましくは塩酸と、および、有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、サリチル酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、N−アセチルシステイン等とで形成される。更に、これらの塩は、遊離の酸へ無機塩基または有機塩基を付加させることにより調製することができる。無機塩基に由来する塩として、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム塩等が挙げられるが、これらに限定されない。有機塩基に由来する塩として、第一級、第二級、および第三級アミン、天然由来の置換アミンを含む置換アミン、環状アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リジン、アルギニン、N−エチルピペリジン、ピペリジン、ポリミン樹脂等の塩が挙げられるが、これらに限定されない。式Iの化合物は、また、両性イオンの形態で存在することができる。式Iの化合物の特に好ましい薬学的に許容しうる塩は、塩酸塩である。
【0042】
式Iの化合物は、また、溶媒和、例えば、水和されていることができる。溶媒和は、製造工程の途中で行われるか、あるいは、例えば、当初は無水の式Iの化合物の吸湿性の結果としても生じうる(水和)。用語、薬学的に許容しうる塩は、また、生理学的に許容しうる溶媒和物を包含する。
【0043】
「異性体」は、同一の分子式を有するが、その原子の結合の性質もしくは順序またはその原子の空間での配置が異なる化合物である。その原子の空間での配置が異なる異性体は、「立体異性体」と称される。互いに鏡像ではない立体異性体は、「ジアステレオ異性体」と称され、重ね合わせることができない鏡像である立体異性体は、「鏡像異性体」またはある場合には光学異性体と称される。4個の同一ではない置換基に結合している炭素原子は、「キラル中心」と称される。
【0044】
詳細には、本発明は、一般式I:
【0045】
【化18】

【0046】
[式中、
Xは、OまたはSであり;
1は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択されるか;あるいは
1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、
上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、または
フェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されており;
3は、水素、低級アルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルキルスルホニルおよび低級アルカノイルよりなる群から選択され;
4は、−O−Hetであって、かつR5は、水素であるか、または
4は、水素もしくはフルオロであって、かつR5は、−O−Hetであり;
Hetは、
【0047】
【化19】

【0048】
(式中、
mは、0、1または2であり;
6は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキルおよび低級フェニルアルキルから選択され;
nは、0、1または2であり;
7は、低級アルキルであり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
Xは、CR1010’、OおよびSから選択され;
8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’は、互いに独立に、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンおよびジアルキルアミノよりなる群から選択されるか、またはR9およびR10は、一緒になって、二重結合を形成し;
12は、低級アルキルであり;
13は、C3-6アルキルである)
から選択される]
で示される化合物およびその薬学的に許容しうる塩に関する。
【0049】
一つの実施態様において、本発明は、式I[式中、
Xが、OまたはSであり;
1が、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択されるか;あるいは
1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、
上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、または
フェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されており;
3が、水素または低級アルキルであり;
4が、−O−Hetであって、かつR5が、水素であるか、または
4が、水素もしくはフルオロであって、かつR5が、−O−Hetであり;
Hetが、
【0050】
【化20】

【0051】
(式中、
mは、0、1または2であり;
6は、低級アルキルであり;
nは、0、1または2であり;
7は、低級アルキルであり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
8は、水素または低級アルキルである)から選択される]
で示される化合物およびその薬学的に許容しうる塩に関する。
【0052】
本発明の式Iの好ましい化合物は、式中、
1が、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素または低級アルキルである、
式Iの化合物である。
【0053】
特に好ましいものは、式中、
1が、
低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級フェニルアルキル、
低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素または低級アルキルである、式Iの化合物である。
【0054】
更に好ましいものは、R1およびR2が低級アルキルである、式Iの化合物である。
【0055】
更に、R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、またはフェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されている、本発明の式Iの化合物が好ましい。
【0056】
より好ましいものは、R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン、ピペリジン、2,5−ジヒドロピロール、ピロリジン、アゼパン、ピペラジン、アゼチジン、チオモルホリンおよび3,6−ジヒドロ−2H−ピリジンよりなる群から選択されるヘテロ環を形成し、上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、またはフェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されている、本発明の式Iの化合物である。
【0057】
更に好ましくは、R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン、ピペリジン、アゼパン、ピロリジンおよびアゼチジンよりなる群から選択されるヘテロ環を形成し、該環は、非置換または、低級アルキルで置換されている。特に好ましいものは、R1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル、2,6-ジメチルモルホリニル、アゼパニル、ピペリジニル、2−メチルピペリジニル、4−メチルピペリジニル、ピロリジニル、2−メチルピロリジニルおよびアゼチジニルから選択されるヘテロ環を形成している、式Iの化合物である。
【0058】
更に、R3が水素である、式Iの化合物が好ましい。
【0059】
式Iの好ましい化合物の他の群は、R3が、低級アルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルキルスルホニルおよび低級アルカノイルよりなる群から選択される化合物である。
【0060】
4が、−O−Hetであって、かつR5が、水素である、本発明の式Iの化合物が特に好ましい。
【0061】
4が、水素もしくはフルオロであって、かつR5が、−O−Hetである、式Iの化合物も好ましい。特に好ましいものは、R4が、水素であって、かつR5が、−O−Hetである、式Iの化合物である。
【0062】
好ましくは、Hetは、
【0063】
【化21】

【0064】
(式中、m、n、p、q、R6、R7、R8、R8’、R9、R9’、R11、R11’およびXは、先に本明細書中で定義されたとおりである)
から選択される基である。
【0065】
本発明の式Iの特に好ましい化合物は、
Hetが、
【0066】
【化22】

【0067】
(式中、mは、0、1または2であり、R6は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキルおよび低級フェニルアルキルから選択される)
を意味するものであり、R6が低級アルキルである化合物が特に好ましい。
【0068】
この群のうち、mが0である、つまりピロリジン基を意味する式Iの化合物が好ましい。
【0069】
更に好ましい群として、mが1である、つまりピペリジン基を意味する式Iの化合物が好ましい。
【0070】
他の好ましい化合物の群は、Hetが、
【0071】
【化23】

【0072】
(式中、nは、0、1または2であり、R7は、低級アルキルである)
を意味する式Iの化合物であり、nが0である、つまりピロリジン誘導体を意味する式Iの化合物がより好ましい。
【0073】
式Iの好ましい化合物の他の群は、Hetが、
【0074】
【化24】

【0075】
(式中、pは、0、1または2であり;qは、0、1または2であり;Xは、CR1010’、OおよびSから選択され;R8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’は、互いに独立に、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンおよびジアルキルアミノよりなる群から選択される)
を意味する化合物である。
【0076】
好ましいものは、pが0または1である化合物である。
【0077】
9およびR10は、一緒になって、二重結合を形成してもよく、式:
【0078】
【化25】

【0079】
(式中、p、q、R8、R8’、R9’、R10’、R11およびR11’は、先に定義されたとおりである)で示される化合物を意味する。
【0080】
本発明の式Iの更に好ましい化合物は、Hetが、
【0081】
【化26】

【0082】
(式中、pは、0、1または2であり、qは、0、1または2であり、R8は、水素または低級アルキルである)
を意味する化合物である。
【0083】
この群のうち、pが1であり、qが1である、つまりピペリジン基を意味する式Iの化合物が好ましい。
【0084】
好ましい化合物の他の群は、Hetが、
【0085】
【化27】

【0086】
(式中、qは、0、1または2であり、R12は低級アルキルであり、R13はC3-6アルキルである)
を意味する化合物である。
【0087】
式Iの好ましい化合物の例は、以下のものである:
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−プロピル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸ジエチルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−プロピル−アミド、
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−フェネチル−アミド、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチル−アミド、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソブチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−プロピル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸ジエチルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸プロピルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−プロピル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸アリルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸プロパ−2−イニルアミド、
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−フェネチル−アミド、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチル−アミド、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
アゼパン−1−イル−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−(2−メトキシ−エチル)−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソブチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−プロピル−アミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸ジエチルアミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−メチル−アミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−プロピル−アミド、
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−フェネチル−アミド、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチル−アミド、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
アゼパン−1−イル−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド、
アゼチジン−1−イル−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン、
(4−ベンジル−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−ピリジン−3−イルメチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−エチル]−アミド、
(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−ピリジン−4−イルメチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(フラン−2−イルメチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(3−メトキシ−プロピル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロペンチルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロヘキシルアミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド、
アゼチジン−1−イル−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン;ヒドロクロリド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(3−ピリジン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(1−エチル−ピペリジン−3−イル)−アミド、
(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(3−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4−ベンジル−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−メチルスルファニル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(1−フェニル−プロピル)−アミド、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−(2−フルオロ−ベンジル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸4−メチル−ベンジルアミド、
1−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボニル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド、
(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル−ピリジン−3−イルメチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−エチル]−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸ジメチルカルバモイルメチル−メチル−アミド、
(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸シクロペンチルアミド、
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド、
アゼチジン−1−イル−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−(3−ピリジン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−ピペリジン−1−イル−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(3−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4−ベンジル−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−((R)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−((S)−1−シクロプロピルメチル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
モルホリン−4−イル−[5−((S)−1−プロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
アゼパン−1−イル−[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸4−フルオロ−ベンジルアミド、
6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(フラン−2−イルメチル)−アミド、
アゼパン−1−イル−{6−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
{6−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
アゼパン−1−イル−[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
アゼパン−1−イル−[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピル−メチル−アミド、
[1−エチル−5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((R)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
モルホリン−4−イル−[6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2−メトキシ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−エチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[1−シクロプロピルメチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メタンスルホニル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
1−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−インドール−1−イル]−エタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(メチル−プロピル−アミノ)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(エチル−プロピル−アミノ)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(イソプロピル−メチル−アミノ)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピロリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
ギ酸塩として[5−(3−アゼパン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2,6−シス−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−チオモルホリン−4−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2,5−シス/トランス−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(3S−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
{5−[3−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
およびそれらの薬学的に許容しうる塩。
【0088】
本発明の式Iの特に好ましい化合物は、以下のものである:
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−(2−メトキシ−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(1−エチル−ピペリジン−3−イル)−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−エチル]−アミド、
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2−メトキシ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[1−シクロプロピルメチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メタンスルホニル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
1−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−インドール−1−イル]−エタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピロリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
およびそれらの薬学的に許容しうる塩。
【0089】
特に好ましいものは、本発明の式Iの以下の化合物である:
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
およびそれらの薬学的に許容しうる塩。
【0090】
更に、式Iの化合物の薬学的に許容しうる塩および式Iの化合物の薬学的に許容しうるエステルは、個々に、本発明の好ましい実施態様を構成する。
【0091】
式Iの化合物は、酸、例えば通常の薬学的に許容される酸との酸付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、サリチル酸塩、硫酸塩、ピルビン酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、マンデル酸、酒石酸塩、およびメタンスルホン酸塩を形成することができる。好ましいものは、塩酸塩である。また、式Iの化合物の溶媒和物および水和物ならびにそれらの塩は、本発明の一部を形成する。
【0092】
式Iの化合物は、1個以上の不斉炭素を有することができ、また、光学的に純粋な鏡像異性体、例えばラセマート等の鏡像異性体の混合物、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体ラセマート、またはジアステレオ異性体ラセマートの混合物の形態で存在することができる。光学活性な形態は、例えば、ラセマートの分割により、不斉合成または不斉クロマトグラフィー(キラル吸着剤または溶出剤でのクロマトグラフィー)により得ることができる。本発明は、これら全ての形態を含む。
【0093】
本発明の一般式Iの化合物は、官能基において誘導体化されて、生体内で親化合物に変換しうる誘導体をもたらすことができる。生体内で一般式Iの親化合物を産生しうる、生理学的に許容でき、かつ代謝的に変化しやすい誘導体もまた、本発明の範囲に含まれる。
【0094】
本発明の更なる態様は、先に定義された式Iの化合物の製造方法であって、
【0095】
a)式II:
【0096】
【化28】

【0097】
(式中、X、R1およびR2は先に本明細書中で定義されたとおりであり、R4およびR5の一方は−OHであり、他方はHである)
で示される化合物を、トリアルキルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンおよびジアゾ化合物の存在下に、式III:
【0098】
【化29】

【0099】
(式中、Hetは先に本明細書中で定義されたとおりである)
で示されるアルコールと反応させて、式Ia:
【0100】
【化30】

【0101】
(式中、R3は水素である)
で示される化合物を得、場合によりこの化合物をアルキル化して、式Ia′:
【0102】
【化31】

【0103】
(式中、R3は低級アルキルである)
で示される化合物を得、所望により、得られた化合物を薬学的に許容しうる酸付加塩に変換するか、あるいは、
b)式IV:
【0104】
【化32】

【0105】
(式中、R4およびR5の一方は、先に本明細書中で定義されたとおりである−O−Hetであり、他方はHである)
で示される化合物を、塩基性条件下に、式V:
【0106】
【化33】

【0107】
(式中、R1およびR2は先に本明細書中で定義されたとおりである)
で示されるアミンとカップリングさせて、式Ib:
【0108】
【化34】

【0109】
(式中、R3は水素である)
で示される化合物を得、場合によりこの化合物をアルキル化して、式Ib′:
【0110】
【化35】

【0111】
(式中、R3は低級アルキルである)
で示される化合物を得、所望により、得られた化合物を薬学的に許容しうる酸付加塩に変換することを含む、製造方法である。
【0112】
より詳細には、式Iの化合物は、以下に記載の方法、実施例に記載の方法、または同様の方法により製造することができる。個々の反応工程に対する適切な反応条件は、当業者に公知である。出発原料は、市販されているか、または以下に記載の方法と同様の方法、本文もしくは実施例に示される参考文献に記載の方法、または当該技術分野で公知の方法により調製することができる。
【0113】
本発明の式Iの化合物の調製は、逐次合成経路またはコンバージェント合成経路で行うことができる。本発明の合成法は、以下のスキームに示されている。反応および得られた生成物の精製を行うために要する技術は当業者に公知である。工程の以下の記述に使用される置換基およびインデックスは、異なることが示されない限り、前記の意味を有する。
【0114】
【化36】

【0115】
一般式Iの化合物は、以下のようにスキーム1に従って調製することができる:
【0116】
a)カルボン酸のアミンとのカップリングは、文献に広く記載されており、手順は当業者に公知である(その反応を行う文献記載の反応条件については、例えば:Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition, Richard C. Larock, John Wiley & Sons, New York, NY. 1999参照)。5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸VIは、カップリング試薬を使用することで、アミンV(適宜、市販品か、または参考文献に記載された方法、または当該技術分野で公知の方法により入手可能)とのカップリングにより、対応するアミドに都合よく変換することができる。例えば、N,N′−カルボニルジイミダゾール(CDI)、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム−3−オキシドヘキサフルオロリン酸(HATU)、1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール(HOBT)、O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸(TBTU)等のようなカップリング試薬を、その変換を達成するために等しく適切に使用することができる。本発明者らは、反応を、ジメチルホルムアミド(DMF)のような溶媒中で、塩基の存在下に行うことが好都合であることを見出した。使用する溶媒の性質については、反応や関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつ試薬を少なくともある程度溶解することができる限り、特別な制限はない。適切な溶媒の例として、DMF、ジクロロメタン(DCM)、ジオキサン、THF等が挙げられる。この段階で使用される塩基の性質については特別な制限はなく、このタイプの反応に一般的に使用されるいずれの塩基も、ここで等しく使用しうる。そのような塩基の例として、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミン等が挙げられる。反応は、広い範囲の温度に亘って行われ、厳密な反応温度は、本発明にとって重要ではない。本発明者らは、反応を、周囲温度から還流に加熱しながら行うことが好都合であることを見出した。反応に要する時間は、また、多くの要因、特に反応温度および試薬の性質に応じて、広範に変わりうる。しかし、0.5時間〜数日の期間が、通常、アミド誘導体VIIIを得るのに十分であろう。
【0117】
b)エーテルの合成は、文献に広く記載されており、手順は当業者に公知である(その反応を行う文献記載の反応条件については、例えば:Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition, Richard C. Larock, John Wiley & Sons, New York, NY. 1999参照)。変換は、当業者に公知であり、広く記述されている、いわゆる「光延反応(Mitsunobu reaction)」において一般的に使用されている反応条件を使用することで行うことができる(Hughes, David L. The Mitsunobu reaction. Organic Reactions (New York) (1992), 42, 335-656)。本発明者らは、アミドVIIIを、アルコール HO−Het III(適宜、市販品か、または参考文献に記載された方法、または当該技術分野で公知の方法により入手可能)と、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン、ジクロロメタン等のような、そのような変換に一般に使用されている溶媒中、トリアルキルホスフィン、例えばトリブチルホスフィン((n−Bu)3P)、トリフェニルホスフィン(Ph3P)等のようなホスフィンおよびジエチルアゾジカルボキシラート(DEAD)、ジイソプロピル−アゾジカルボキシラート(DIAD)(場合により、ポリマーに結合)、テトラメチルアゾジカルボキサミド等のようなアゾ化合物を用いる条件下で、カップリングさせることが好都合であることを見出した。使用する溶媒の性質については、反応や関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつ試薬を少なくともある程度溶解することができる限り、特別な制限はない。反応は、広い範囲の温度に亘って行われ、厳密な反応温度は、本発明にとって重要ではない。本発明者らは、反応を、周囲温度から還流に加熱しながら行うことが好都合であることを見出した。反応に要する時間は、また、多くの要因、特に反応温度および試薬の性質に応じて、広範に変わりうる。しかし、0.5時間〜数日の期間が、通常、表題の化合物Ibを得るのに十分であろう。
【0118】
c)化合物Ibが最終生成物であってもよいが、しかし、化合物Ibを場合により、インドールのNHが、アルキル化剤との反応により低級アルキル置換基で置換される、引き続く工程に付してもよい。そのようなタイプの変換において一般に使用される条件は、文献に広く記載されており、当業者に公知である。反応は、溶媒の存在下または不存在下で、好ましくは塩基の存在下で行うことができる。N,N−ジエチルアセトアミド、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、ジオキサン等のような溶媒が、好都合に使用される。使用される溶媒の性質については、反応や関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつ試薬を少なくともある程度溶解することができる限り、特別な制限はない。通常、反応は、塩基の存在下に行われる。適切な塩基として、NaH、DIPEA、Na2CO3等が挙げられる。反応は、広い範囲の温度に亘って行われ、厳密な反応温度は、本発明にとって重要ではない。本発明者らは、反応を、周囲温度から還流に加熱しながら行うことが好都合であることを見出した。反応に要する時間は、また、多くの要因、特に反応温度および試薬の性質に応じて、広範に変わりうる。しかし、0.5時間〜数日の期間が、通常、表題の化合物Icを得るのに十分であろう。
【0119】
あるいは、式Iの化合物は、下記のスキーム2に従って調製することができる。
【0120】
【化37】

【0121】
5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸エチルエステルから出発して、式Iの化合物を以下のように調製することができる:
【0122】
d)式Xのエーテルは、5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸エチルエステルIXから、いわゆる「光延反応」である先のb)の箇所に記載した条件下で調製される。
【0123】
e)式Xの化合物は、塩基性条件下、例えば、塩基として水酸化リチウム一水和物を用いることにより、式XIの遊離の酸に変換される。
【0124】
f)式XIの酸を、更に、アミドカップリング手順により、式Vのアミンと、先のa)の箇所に記載した条件下に反応させる。
【0125】
g)インドールIbを目的生成物としてもよいが、しかし、先のc)の箇所に記載したように、場合により、引き続くアルキル化反応に付して、目的化合物Icを得てもよい。
【0126】
あるいは、式Iの化合物は、以下のスキーム3に従って調製することができる。例示のものは、N−保護−3−ピロリジノールについて同義的に示されている鏡像異性体的に純粋な出発原料から場合により出発する、立体特異的な合成経路である。
【0127】
5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸エチルエステルから出発して、式Iの化合物を以下のように調製することができる:
【0128】
h)式XIIIのエーテルは、5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸エチルエステルIXと、適切にN−保護された(PG=ベンジル、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、9-フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)等;適宜、市販品か、または参考文献に記載された方法、または当該技術分野で公知の方法により入手可能)3−ピロリジノール(適宜、RまたはS、但し、ラセミックも適用可能)誘導体とから、いわゆる「光延反応」である先のb)の箇所に記載した条件下で調製される。
【0129】
i)式XIIIの化合物は、塩基性条件下、例えば、塩基として水酸化リチウム一水和物を用いることにより、遊離の酸に変換され、引き続き、この中間体は、アミドカップリング手順により、式Vのアミンと、先のa)の箇所に記載した条件下にカップリングされて、式XIVの化合物を生ずる。
【0130】
j)N−保護インドール誘導体XIVは、更に、適切な方法によるPGの開裂により、対応する遊離のアミンに変換され、例えば、PG=ベンジルの場合には、保護基は、文献に広く記載されている水素化分解条件下に除去される。この中間体は、塩基性条件下に、適切なアルキル化試薬で好都合にアルキル化されて、インドール誘導体Idを生ずる。
【0131】
k)インドールIdを目的生成物としてもよいが、しかし、先のc)の箇所に記載したように、場合により、引き続くアルキル化反応に付して、目的化合物Ieを得てもよい。
【0132】
【化38】

【0133】
あるいは、式Iの化合物は、下記のスキーム4に従って調製することができる。
【0134】
【化39】

【0135】
l)適切なアルデヒド、3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンズアルデヒドXIVから出発して、ヒドロキシ官能性を、適切な基(PG=ベンジル、アリルおよび、一連のいずれの反応シーケンスにおいても不利な方向に関与するヒドロキシ官能性を保護するために一般に使用される全ての他の基)で保護して、アルデヒドXVを得る。
【0136】
m)アルデヒドXVは、2−アジド酢酸メチル(市販品)と、塩基性条件下、高い温度での反応により、対応するインドール誘導体XVIに都合よく変換される(Synthesis 1985, 186-188)。
【0137】
n)保護基PGの除去は、保護基の性質に応じて行うことができ、PG=ベンジルの場合には、反応は、最も好都合には、水素化分解条件下に行われて、遊離のアルコールが得られ、これは、中間体として、いわゆる「光延反応」である先のb)の箇所に記載した反応に付されて、インドール誘導体XVIIを生ずる。
【0138】
o)式XVIIの化合物は、塩基性条件下、例えば、塩基として水酸化リチウム一水和物を用いることにより、遊離の酸に変換され、引き続き、この中間体は、アミドカップリング手順により、式Vのアミンと、先のa)の箇所に記載した条件下にカップリングされて、式Ifで記述される化合物を生ずる。
【0139】
p)インドールIfを目的生成物としてもよいが、しかし、先のc)の箇所に記載したように、場合により、引き続くアルキル化反応に付し、目的化合物Igを得てもよい。
【0140】
上記のように、本発明の式Iの化合物は、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の医薬として使用することができる。そのような疾患の例は、肥満、代謝症候群(シンドロームX)、アルツハイマー病を含む神経疾患、認知症、年齢関連記憶障害、軽度の認識機能障害、認知欠損、注意欠陥多動性障害、てんかん、神経因性疼痛、炎症性疼痛、片頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症、発作、めまい、統合失調症、うつ病、依存症、乗り物酔いおよびナルコレプシーを含む睡眠障害、ならびに喘息、アレルギー、アレルギー誘起気道反応、鬱血、慢性閉塞性肺疾患および胃腸障害を含む他の疾患である。肥満の治療および/または予防に対する医薬としての使用が好ましい。
【0141】
したがって、本発明はまた、先に定義された化合物ならびに薬学的に許容しうる担体および/または助剤を含む医薬組成物に関する。
【0142】
更に、本発明は、治療上有効な物質として、特に、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の治療上活性な物質として使用するための、先に定義された化合物に関する。そのような疾患の例は、肥満、代謝症候群(シンドロームX)、アルツハイマー病を含む神経疾患、認知症、年齢関連記憶障害、軽度の認識機能障害、認知欠損、注意欠陥多動性障害、てんかん、神経因性疼痛、炎症性疼痛、片頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症、発作、めまい、統合失調症、うつ病、依存症、乗り物酔いおよびナルコレプシーを含む睡眠障害、ならびに喘息、アレルギー、アレルギー誘起気道反応、鬱血、慢性閉塞性肺疾患および胃腸障害を含む他の疾患である。
【0143】
他の実施態様において、本発明は、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防方法に関する。そのような疾患の例は、肥満、代謝症候群(シンドロームX)、アルツハイマー病を含む神経疾患、認知症、年齢関連記憶障害、軽度の認識機能障害、認知欠損、注意欠陥多動性障害、てんかん、神経因性疼痛、炎症性疼痛、片頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症、発作、めまい、統合失調症、うつ病、依存症、乗り物酔いおよびナルコレプシーを含む睡眠障害、ならびに喘息、アレルギー、アレルギー誘起気道反応、鬱血、慢性閉塞性肺疾患および胃腸障害を含む他の疾患である。肥満の治療および/または予防方法が好ましい。
【0144】
本発明は、更に、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の、先に定義された式Iの化合物の使用に関する。そのような疾患の例は、肥満、代謝症候群(シンドロームX)、アルツハイマー病を含む神経疾患、認知症、年齢関連記憶障害、軽度の認識機能障害、認知欠損、注意欠陥多動性障害、てんかん、神経因性疼痛、炎症性疼痛、片頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症、発作、めまい、統合失調症、うつ病、依存症、乗り物酔いおよびナルコレプシーを含む睡眠障害、ならびに喘息、アレルギー、アレルギー誘起気道反応、鬱血、慢性閉塞性肺疾患および胃腸障害を含む他の疾患である。肥満の治療および/または予防用の、先に定義された式Iの化合物の使用が好ましい。
【0145】
更に、本発明は、H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の医薬を製造するための、先に定義された式Iの化合物の使用に関する。そのような疾患の例は、肥満、代謝症候群(シンドロームX)、アルツハイマー病を含む神経疾患、認知症、年齢関連記憶障害、軽度の認識機能障害、認知欠損、注意欠陥多動性障害、てんかん、神経因性疼痛、炎症性疼痛、片頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症、発作、めまい、統合失調症、うつ病、依存症、乗り物酔いおよびナルコレプシーを含む睡眠障害、ならびに喘息、アレルギー、アレルギー誘起気道反応、鬱血、慢性閉塞性肺疾患および胃腸障害を含む他の疾患である。肥満の治療および/または予防用の医薬を製造するための、先に定義された式Iの化合物の使用が好ましい。
【0146】
式Iの化合物およびその薬学的に許容しうる塩は、有益な薬理学的特性を有する。特に、本発明の化合物は、良好なヒスタミン3受容体(H3R)アンタゴニストおよび/または逆アゴニストであることが見出されている。
【0147】
以下の試験を、式Iの化合物の活性を測定するために行った。
【0148】
3H−(R)α−メチルヒスタミンとの結合アッセイ
飽和結合(saturation binding)実験を、Takahashi, K, Tokita, S., Kotani, H. (2003) J. Pharmacol. Exp. Therapeutics 307, 213-218に記載のようにして調製されたHR3−CHO膜を用いて行った。
【0149】
適切な量の膜(60〜80μgタンパク質/ウェル)を、3H(R)α−メチルヒスタミン二塩酸塩の濃度を増加(0.10〜10nM)させてインキュベートした。非特異的結合は、200倍過剰の冷(R)α−メチルヒスタミン二臭化水素酸塩(最終濃度500nM)を用いて測定した。インキュベーションは、室温で行った(深いウェルプレート中で3時間振盪した)。各ウェル中の最終量は、250μlであった。インキュベーションに続いて、GF/Bフィルター(トリス50mM中の0.5%PEI 100μlで、2時間200rpmで振盪して予備浸漬したもの)での急速濾過を行った。濾過は、細胞採取器を用いて行い、次いで、フィルタープレートを、0.5MNaClを含有する氷冷洗浄用緩衝液で5回洗浄した。採取後、プレートを55℃で60分間乾燥させ、次いで、シンチレーション液(Microscint 40、各ウェルに40μl)を加え、フィルター上の放射能量を、プレートを室温で2時間、200rpmで振盪した後、パッカードトップカウンター(Packard top-counter)で測定した。
【0150】
結合用緩衝液:50mMトリス−HCl pH7.4および5mM MgCl2・6H2O pH7.4。洗浄用緩衝液:50mMトリス−HCl pH7.4および5mM MgCl2・6H2Oおよび0.5MNaCl pH7.4。
【0151】
H3R逆アゴニストの親和性の間接的測定:選択した化合物の濃度を12段階増加(10μM〜0.3nMの範囲)させて、ヒトHR3−CHO細胞系の膜を用いて、常に、競合結合実験で試験した。適切な量のタンパク質(例えば、Kdで約500cpmのRAMHを結合する)、3H(R)α−メチルヒスタミンの存在下に、96ウェルプレート中、250μlの最終量で、室温で1時間、インキュベートした(最終濃度1nM=Kd)。非特異的結合は、200倍過剰の冷(R)α−メチルヒスタミン二臭化水素酸塩を用いて測定した。
【0152】
全ての化合物を、一つの濃度につき二回試験した。50%より高い[3H]−RAMHの阻害を示した化合物は、一連の希釈実験でIC50を決定するために、再度試験した。Kiは、Cheng-Prusoff式に基づいて、IC50から算出した(Cheng, Y, Prusoff, WH (1973) Biochem Pharmacol 22, 3099-3108)。
【0153】
本発明の化合物は、約1〜約1000nM、好ましくは約1〜約100nM、より好ましくは約1〜約30nMの範囲内のKi値を示す。以下の表は、いくつか選択した本発明の化合物についての測定値を示す。
【0154】
【表1】

【0155】
式Iの化合物ならびにその薬学的に許容しうる塩およびエステルは、医薬として、例えば、経腸、非経口または局所投与の医薬製剤の形態で使用することができる。それらは、例としては、経口的に、例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質および軟質ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤または懸濁剤の剤形で、経直腸的に、例えば坐剤の剤形で、非経口的に、例えば注射液または注入液の剤形で、あるいは局所的に、例えば軟膏、クリーム剤または油剤の剤形で投与できる。
【0156】
医薬製剤の製造は、式Iの化合物および/またはその薬学的に許容しうる塩およびエステルを、非毒性で不活性な治療上適合性のある、適切な固体または液体担体材料および所望であれば通常の医薬用佐剤と一緒にガレヌス製剤の投与形態にする、当業者によく知られている方法により実施することができる。
【0157】
適切な担体材料は、無機担体材料であるばかりでなく、有機担体材料でもある。したがって、例えば、乳糖、トウモロコシデンプンまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩を、錠剤、コーティング錠、糖衣錠および硬質ゼラチンカプセル剤の担体材料として使用することができる。軟質ゼラチンカプセル剤に適切な担体材料は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、ならびに半固形および液状ポリオールである(しかし、軟質ゼラチンカプセル剤の場合、活性成分の性質によっては、担体を必要とはしない)。液剤およびシロップ剤の製造に適切な担体材料は、例えば、水、ポリオール、ショ糖、転化糖等である。注射液に適切な担体材料は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロールおよび植物油である。坐剤に適切な担体材料は、例えば、天然または硬化油、ロウ、脂肪、および半液状または液状ポリオールである。局所製剤に適切な担体材料は、グリセリド、半合成および合成グリセリド、硬化油、液体ロウ、流動パラフィン、液体脂肪アルコール、ステロール、ポリエチレングリコールおよびセルロース誘導体である。
【0158】
通常の安定剤、防腐剤、湿潤剤および乳化剤、稠度改善剤、香味改善剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝物質、可溶化剤、着色剤およびマスキング剤、ならびに酸化防止剤が医薬用佐剤として考慮される。
【0159】
式Iの化合物の用量は、処置されるべき疾患、患者の年齢および個別の状態、ならびに投与形態に応じて広範囲に変更でき、当然それぞれの特定の事例における個別の要件に適合される。成人患者では、約1〜約1000mg、特に約1〜約100mgの1日量が考慮される。用量に応じて、1日投与量をいくつかの用量単位で投与することが好都合である。
【0160】
医薬製剤は、好都合には、式Iの化合物を約0.1〜500mg、好ましくは0.5〜100mg含有する。
【0161】
下記の実施例は、本発明を更に詳細に説明するために役立つ。しかしながら、それらは本発明の範囲をどのようにも限定することを意図するものではない。
【0162】
実施例
実施例1
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
a)工程1:(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン
DMF 25ml中の5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸1.77g(0.01mol)の混合物を、0℃に冷却し、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート3.53g(0.011mol)、モルホリン0.96g(0.011mol)およびN−エチルジイソプロピルアミン8.6ml(0.05mol)で処理した。混合物を室温に温め、更に16時間撹拌した。蒸発乾固の後、残渣を、酢酸エチル75ml、THF 75ml、水100mlおよび10%NaHCO3溶液50mlに取った。水相を酢酸エチル50mlおよびTHF 50mlで抽出した。合わせた有機層を、飽和NaCl水溶液100mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣を、酢酸エチル/メタノール 9/1の混合物30mlに懸濁させ、濾過し、再び酢酸エチル/メタノール 9/1の混合物20mlに懸濁させた。残渣を、ジエチルエーテルで洗浄し、真空下40℃で乾燥させて、標記化合物2.04g(83%)を白色の固体として得た。MS(m/e):247.4(MH、100%)
【0163】
b)工程2:モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
THF 20ml中の(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン246mg(1mmol)、ポリマー結合トリフェニルホスフィン(Fluka)1g(約3mmol)、ピペリジンプロパノール179mg(1.25mmol)およびアザジカルボン酸ジ−tert−ブチル461mg(2mmol)の混合物を、室温で長時間撹拌した。混合物をシリカのパッドを通して濾過し、THF 30mlで洗浄した。混合物を、蒸発乾固させ、シリカ上でDCM/メタノール中の2N NH3 98/2〜DCM/メタノール中の2N NH3 9/1の勾配で溶離させて精製した。生成物画分を蒸発させ、残渣を、ジエチルエーテルで粉砕し、真空下で40℃にて乾燥させた後、標記化合物47mg(13%)を白色の固体として得た。MS(m/e):372.4(MH、100%)
【0164】
実施例2
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例1の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を、(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノンおよび1−イソプロピル−ピロリジノールから合成し、8%の収率で白色の固体として得た。MS(m/e):358.1(MH、100%)
【0165】
実施例3
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
a)工程1:(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−メタノン
実施例1/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−メタノンを、5−ヒドロキシ−インドール−2−カルボン酸および1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリンから合成し、72%の収率で白色の固体として得た。MS(m/e):293.0(MH、100%)
【0166】
b)工程2:(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例1/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を、(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−メタノンおよび1−イソプロピル−ピロリジノールから合成し、28%の収率で白色の固体として得た。MS(m/e):404.5(MH、100%)
【0167】
実施例4
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−{5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン
実施例1の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を、(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−メタノンおよび1−メチル−2−ピロリジンエタノール(市販品)から合成し、3%の収率で白色の固体として得た。MS(m/e):404.5(MH、100%)
【0168】
実施例5
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−プロピル−アミド
a)工程1:5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
75ml中の5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル3.08g(15mmol)、1−イソプロピル−3−ピロリジノール2.51g(20mmol)およびトリ−N−ブチルホスフィン8.7ml(30mmol)の混合物を、THF 75ml中の1,1′−(アゾジカルボニル)−ジピペリジン7.57g(30mmol)で室温にて処理した。混合物を長時間撹拌し、続いて蒸発乾固させた。残渣を、DCM/n−ヘプタン 1/1の40mlに懸濁させ、濾過し、再びDCM/n−ヘプタン 1/1の40mlで洗浄した。濾液を蒸発させ、シリカ上でDCM/メタノール中の2N NH3 99/1〜DCM/メタノール中の2N NH3 93/7の勾配で溶離させて精製した。生成物画分を蒸発させ、残渣を、ジエチルエーテルで粉砕し、濾過し、洗浄し、残渣を真空下50℃で乾燥させた後、標記化合物2.1g(44%)をオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):317.1(MH、100%)
【0169】
b)工程2:5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル2.05g(6mmol)、水酸化リチウム一水和物0.299g(7mmol)、THF 30ml、メタノール30mlおよび水15mlの混合物を、2時間100℃に加熱した。有機溶媒を除去し、1N HCl水溶液を加えて溶液のpHを2〜3に調節した。続いて混合物を蒸発乾固させ、混合物を更に精製しないで次の工程に使用した。MS(m/e):289.1(MH、100%)
【0170】
c)工程3:5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−プロピル−アミド
DMF 0.7ml中の5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸0.07mmol、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート1.25当量、シクロプロピルメチル−プロピル−アミン1.25当量およびN−エチルジイソプロピル−アミン5当量の混合物を、室温で16時間撹拌した。混合物を、メタノール0.8mlで希釈し、アセトニトリル/水/トリエチルアミンの勾配で溶離させる逆相剤(revesed phase material)分取HPLC精製に付した。生成物画分を蒸発乾固させて、標記化合物9.1mg(37%)を明褐色の固体として得た。MS(m/e):384.5(MH、100%)
【0171】
中間体1
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
【0172】
【化40】

【0173】
a)工程1:5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
実施例5/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルを、5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル(市販品)および1−イソプロピル−ピペリジン−4−オール(市販品)から合成した。標記化合物を33%の収率でオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):331.1(MH、100%)
【0174】
b)工程2:5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
実施例5/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸を、5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルから水酸化リチウム一水和物を用いて合成した。
標記化合物を明褐色の泡状物として得て、更に精製しないで使用した。MS(m/e):303.1(MH、100%)
【0175】
中間体2
5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸
【0176】
【化41】

【0177】
a)工程1:5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
実施例5/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルを、5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル(市販品)および2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エタノール(市販品)から合成した。標記化合物を収率38%で明褐色の泡状物として得た。MS(m/e):317.1(MH、100%)
【0178】
b)工程2:5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸
実施例5/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸を、5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルから水酸化リチウム一水和物を用いて合成した。標記化合物を白色の固体として得て、更に精製しないで使用した。MS(m/e):289.1(MH、100%)
【0179】
実施例5の合成プロセスで記載した手順に従って、更なるインドール誘導体を、5−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸、5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸または5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸から、表1に記載の各アミンを用いて実施例5/工程3に記載のカップリング手順により合成した。幾つかの実施例については、精製手順を適応し、各混合物からの各化合物を沈殿させた。この場合、標記化合物を濾取し、メタノール(実施例85の場合、HClを含有)およびジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させた。結果を表1に示し、それには実施例6〜実施例134が含まれる。
【0180】
【表2】





















































【0181】
実施例135
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
THF 600ml中のエチル−5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシラート20.5g(0.1mol)、(R)−1−ベンジル−ピロリジン23g(0.13mol)、トリ−n−ブチル−ホスフィン58ml(0.2mol)および1,1′−アゾジカルボニルジピペリジン50g(0.2mol)の混合物を、室温で17時間撹拌した。懸濁液を濾過し、濾液を蒸発乾固させた。残渣をヘプタン/DCM 1/1の100mlに取り、沈殿物を濾取し、ヘプタン/DCM 1/1の100mlで洗浄した。濾液を蒸発乾固させ、残渣をDCM 100mlに取り、酢酸エチル/ヘプタン 1/3〜2/1の勾配で溶離させるシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。画分を含有する生成物を集め、蒸発乾固させ、シリカ上でDCM/MeOH中の2N NH3 99/1〜19/1の勾配で溶離させて再精製した。純粋な生成物6.2gを集めたものから得て、純粋な画分を蒸発させた。これを、ジエチルエーテルおよびヘプタンから再結晶化させ、ジエチルエーテル/ヘプタンで洗浄して、純粋な生成物3.5g、MS(m/e):365.1(MH、100%)を得た。不純な生成物26gを集めたものから得て、各画分を蒸発させた。これを、ジエチルエーテルおよびヘプタンから再結晶化させ、ジエチルエーテル/ヘプタンで洗浄して、純粋な生成物9.0gを得た。全ての濾液を集め、蒸発乾固させて、わずかに不純な生成物14gを得て、それを更に精製しないで連続する工程で使用した。
【0182】
b)工程2:[5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
THF/MeOH 1/1の100mlおよび水25ml中の5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル14gおよび水酸化リチウム一水和物1.45g(0.035mol)の混合物を、2時間加熱還流させ、その後全ての有機揮発物を減圧下で除去した。水100ml(0℃)を加え、混合物をジエチルエーテル(2×100ml)で抽出した。水相を4N HClでpH=2に調製し、形成した沈殿物から水をデカントした。混合物を真空下50℃で乾燥させて、褐色を帯びた泡状物8.5gを得た。これを、DMF 100mlに取り、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート9.6g(0.03mol)、モルホリン2.6g(0.03mol)およびN−エチルジイソプロピルアミン25.8ml(0.15mol)で0℃にて処理し、室温で1時間撹拌した。混合物を蒸発乾固させ、酢酸エチル200ml、水200mlおよび10%Na2CO3水溶液200mlを加えた。水相を酢酸エチル200mlで抽出した。合わせた有機相を飽和NaCl水溶液200mlで洗浄した。Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣を、ジエチルエーテル/メタノール 9/1の100mlに懸濁させ、濾過し、ジエチルエーテル/メタノール 9/1の30mlで洗浄し、真空下30℃で乾燥させて、標記化合物6g(0.014mmol)を白色の固体として得た。MS(m/e):406.5(MH、100%)
【0183】
c)工程3:モルホリン−4−イル−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
酢酸エチル/酢酸 9/1の250ml中の[5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン4.6(0.016mol)および10%パラジウム担持炭480mgの混合物を、室温で4時間水素化した。濾過した後、濾液を蒸発乾固させ、残渣をDCM 250mlおよび10%Na2CO3 150mlに取った。水相をDCM(2×100ml)で抽出し、合わせた有機相をNa2SO4で乾燥させ、蒸発乾固させて、標記化合物2.77g(77%)をオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):316.1(MH、100%)
【0184】
d)工程4:[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
DMF 3ml中のモルホリン−4−イル−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン315mg(1mmol)、2−ブロモプロパン615mg(5mmol)およびK2CO3 173mg(1.25mmol)の混合物を、50℃に16時間加熱した。混合物を蒸発乾固させ、酢酸エチル50mlおよび水50mlに取った。水相を酢酸エチル50mlで抽出し、合わせた有機相を飽和NaCl水溶液50mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣をDCM/メタノール中の2N NH3 19/1〜85/15の勾配で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーで精製した。画分を含有する生成物を集め、蒸発乾固させ、ジエチルエーテルで処理した。沈殿物を濾取し、少量のジエチルエーテルで洗浄した。真空下30℃で乾燥させて、標記化合物172mg(48%)を白色の固体として得た。MS(m/e):358.3(MH、100%)
【0185】
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンの合成プロセスで上述した手順に従って、各鏡像異性体[5−((R)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンを、エチル−5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシラートおよび(S)−1−ベンジル−ピロリジンから出発する同様の方法で合成した。MS(m/e):358.3(MH、100%)
【0186】
実施例136
[5−((S)−1−シクロプロピルメチル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンの合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物をモルホリン−4−イル−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノンおよびブロモメチル−シクロプロパンから合成した。標記化合物を明黄色の固体として得た。MS(m/e):370.3(MH、100%)
【0187】
実施例137
モルホリン−4−イル−[5−((S)−1−プロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンの合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物をモルホリン−4−イル−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノンおよび1−ヨードプロパンから合成した。標記化合物を白色の固体として得た。MS(m/e):358.4(MH、100%)
【0188】
実施例138
[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
THF 50ml中のエチル−6−ヒドロキシインドール−2−カルボキシラート(Journal of the American Chemical Society (1967), 89(13), 3349-50)1g(4.8mmol)、1−イソプロピル−3−ピロリジノール0.81g(6.3mmol)、トリ−n−ブチル−ホスフィン2.83ml(11mmol)および1,1′アゾジカルボニル−ジピペリジン2.56g(9.75mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。懸濁液を濾過し、濾液を蒸発乾固させた。残渣をDCM/MeOH中の2N NH3 99/1〜19/1の勾配で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーで精製した。画分を含有する生成物を合わせ、蒸発乾固させて、褐色の油状物を得て、それをジエチルエーテルおよびヘプタンから結晶化させて、褐色の結晶0.5g(MS(m/e):317.1(MH、100%))を得た。濾液を蒸発させた後、わずかに不純な生成物0.6gを得て、それを更に精製しないで連続する工程に使用した。
【0189】
b)工程2:[6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
THF/MeOH 1/1の20mlおよび水5ml中の6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル0.6gおよび水酸化リチウム一水和物0.088g(2.1mmol)の混合物を、1時間加熱還流させ、その後全ての有機揮発物を減圧下で除去した。水10ml(0℃)を加え、4N HClでpH=2に調製した。全ての揮発物を減圧下で除去して、褐色を帯びた泡状物680mgを得た。これを、DMF 5mlに取り、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート0.61g(1.9mmol)、モルホリン165mg(1.9mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン1.63ml(9.5mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。混合物を蒸発乾固させ、酢酸エチル50ml、水50mlおよび10%Na2CO3水溶液50mlを加えた。水相を酢酸エチル50mlで抽出した。合わせた有機相を、飽和NaCl水溶液50mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣をDCM/MeOH中の2N NH3 19/1〜85/15の勾配で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーで精製した。画分を含有する生成物を集め、蒸発乾固させた。残渣をジエチルエーテル5mlに取り、濾過し、ジエチルエーテル5mlで再び洗浄した。標記化合物(165mg)を、真空下50℃で乾燥させた後、白色の固体として得た。MS(m/e):358.4(MH、100%)
【0190】
中間体3
6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
【0191】
【化42】

【0192】
実施例138/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルを、6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルおよび1−イソプロピル−ピペリジン−4−オール(市販品)から合成した。標記化合物を収率15%で明褐色の固体として得た。MS(m/e):331.1(MH、100%)
【0193】
中間体4
【0194】
6−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
【0195】
【化43】

【0196】
実施例138/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、6−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルを、6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルおよび2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エタノール(市販品)から合成した。標記化合物を収率77%で明褐色の油状物として得た。MS(m/e):317.3(MH、100%)
【0197】
中間体5
6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
【0198】
【化44】

【0199】
実施例138/工程1の合成プロセスで記載した手順に従って、6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルを、6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルおよび3−ピペリジン−1−イル−プロパン−1−オール(市販品)から合成した。標記化合物を77%の収率で明褐色の油状物として得た。MS(m/e):317.3(MH、100%)
【0200】
実施例138/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、更なるインドール誘導体を、6−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エトキシ]−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル、6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル、6−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルまたは6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステから、それぞれ、表2に示した各アミンを用いて合成した。結果を表2に示し、それには実施例139〜実施例162が含まれる。
【0201】
【表3】











【0202】
実施例163
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタンチオン
THF 10ml中の[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン0.1g(0.28mmol)およびLawson試薬141mg(0.47mmol)の混合物を、室温で68時間撹拌した。混合物を蒸発乾固させ、残渣をDCM/メタノール中の2N NH3 97/3〜19/1の勾配で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物56mg(54%)を黄色の泡状物として得た。MS(m/e):374.4(MH、100%)
【0203】
実施例164
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−ベンズアルデヒド
DMF 150ml中の3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド18.6g(0.133mol)、臭化ベンジル24.9g(0.146mol)およびK2CO3 22g(0.159mol)の混合物を、55℃に2時間加熱した。濾過し、残渣をDMF 30mlで洗浄した後、全ての揮発物を真空下で除去した。残渣を水と酢酸エチルとブラインに分配し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、蒸発し、残渣を酢酸エチル/ヘプタンから再結晶化させ、更に精製しないで使用した。MS(m/e):231.1(MH、100%)
【0204】
b)工程2:6−ベンジルオキシ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル
トルエン中のメチル2−アジドアセタート、4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−ベンズアルデヒドおよびナトリウムメタノラート(メタノール中)の混合物を、0℃で3時間反応させた。懸濁液を濾過した後の残渣をメタノールで洗浄し、酢酸エチルと塩化アンモニウム溶液に分配し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発乾固させ、残渣をp−キシレンに取り、2時間還流温度にした。濃縮した後、混合物を結晶化させ、形成した結晶を濾取し、トルエンで洗浄した。標記化合物を、真空下40℃で乾燥させた後、黄色の結晶として得た。MS(m/e):300.3(MH、100%)
【0205】
c)工程3:5−フルオロ−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル
酢酸エチル800ml中の6−ベンジルオキシ−5−フルオロ−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル20.2g(0.067mol)の溶液を、Pd/C 2g(10%)で処理し、1barで2時間水素化した。濾過し蒸発した後、残渣を酢酸エチルから再結晶化させた。結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空下40℃で乾燥させて、標記化合物10.9g(74%)を白色の結晶として得た。MS(m/e):208.1(MH、100%)。
【0206】
d)工程4:5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル
実施例5(工程2)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステルおよび1−イソプロピル−ピペリジン−4−オール(市販品)から出発して、収率48%で白色の結晶として合成した。MS(m/e):335.4(MH、100%)
【0207】
e)工程5:5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
実施例5(工程3)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステルおよび水酸化リチウムから出発して合成し、更に精製しないで連続する工程に使用した。MS(m/e):321.4(MH、100%)
【0208】
f)工程6:[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例5(工程3)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびモルホリン(市販品)から出発して収率68%で合成した。MS(m/e):390.4(MH、100%)
【0209】
実施例165
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−チオモルホリン−4−イル−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびチオモルホリン(市販品)から合成した。MS(m/e):406.3(MH、100%)
【0210】
実施例166
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピペリジン−1−イル−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびピペリジン(市販品)から合成した。MS(m/e):388.0(MH、100%)
【0211】
実施例167
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸および4−メチル−ピペリジン(市販品)から合成した。MS(m/e):402.3(MH、100%)
【0212】
実施例168
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸および4−メトキシ−ピペリジン(市販品)から合成した。MS(m/e):418.1(MH、100%)
【0213】
実施例169
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびピロリジン(市販品)から合成した。MS(m/e):374.0(MH、100%)
【0214】
実施例170
アゼパン−1−イル−[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびアゼパン(市販品)から合成した。MS(m/e):402.1(MH、100%)
【0215】
実施例171
5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸シクロプロピル−メチル−アミド
[5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例164)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびシクロプロピルメチルアミン(市販品)から合成した。MS(m/e):374.0(MH、100%)
【0216】
実施例172
[1−エチル−5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
N,N−ジメチルアセトアミド2ml中の[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン0.179g(0.5mmol)、ヨードエタン0.094g(0.6mmol)および油中55%懸濁液としてのNaH 0.022g(0.5mmol)の混合物を、60℃に1時間加熱した。全ての揮発物を蒸発した後、残渣を酢酸エチル50mlおよび水50mlに取り、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣をDCM/MeOH中の2N NH3の混合物で溶離させるシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、生成物画分を蒸発した後、黄色の油状物を得て、それをジエチルエーテルから結晶化させた。標記化合物(0.051g(26%))を白色の固体として得た。MS(m/e):386.5(MH、100%)
【0217】
実施例173
[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
[1−エチル−5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例172)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンおよび2−ヨードプロパン(市販品)から合成した。MS(m/e):400.5(MH、100%)
【0218】
実施例174
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例5/工程3の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸および3,3′−ジフルオロピペリジン(市販品)から合成した。MS(m/e):406.6(MH、100%)
【0219】
実施例175
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
a)工程1:[5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン
実施例135に記載した手順に従って、標記化合物を5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルおよび4,4−ジフルオロピペリジンから合成した。MS(m/e):440.4(MH、100%)
【0220】
b)工程2:(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例135に記載した手順に従って、標記化合物を[5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル)−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノンから水素化により合成した。MS(m/e):350.5(MH、100%)
【0221】
c)工程3:(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例135に記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノンおよび2−ヨードプロパンから合成した。MS(m/e):392.3(MH、100%)
【0222】
実施例176
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((R)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例75)の合成プロセスで上述した方法に従って、各鏡像異性体(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−((R)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノンを、エチル−5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシラートおよび(R)−1−ベンジル−ピロリジンから出発する同様の方法で合成した。MS(m/e):392.4(MH、100%)
【0223】
実施例177
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン
a)工程1:5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル18g(49mmol)、酢酸28.3mlおよび10%Pd/C 2gの混合物を、H2を用いて室温で16時間水素化した。混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固させた。残渣をDMF 500mlおよびK2CO3 34.1g(247mmol)に取り、2−ヨードプロパン42g(247mmol)を加え、混合物を50℃で4時間撹拌した。濾過し蒸発した後、残渣をシリカ上でDCM/MeOH(2N NH3)98/2〜92/8から形成される勾配で溶離させて精製し、生成物画分を蒸発した後、60%の標記化合物を明褐色の固体として得た。MS(m/e):317.3(MH、100%)
【0224】
b)工程2:5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸1:1塩酸塩
THF 100ml中の5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル8.9g(28mmol)およびLiOH一水和物1.3g(31mmol)、水50mlおよびメタノール10mlの混合物を2時間加熱還流し、有機溶媒を減圧下で除去した。4N HCl水溶液を加えた後、混合物を蒸発乾固させ、更に精製しないで続く工程で使用した。MS(m/e):289.3(MH、100%)
【0225】
c)工程3:[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン
実施例1の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸1:1塩酸塩およびピロリジンから、DMF中のTBTUおよびDIPEAを用いるカップリング条件下で合成した。粗生成物をシリカ上でDCM/MeOH(2N NH3)98/2〜94/6から形成される勾配で溶離させて精製した。生成物画分を蒸発して、標記化合物をオフホワイトの固体として得た。(m/e):342.3(MH、100%)
【0226】
実施例178
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
a)工程1:5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル
5−フルオロ−6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステル(実施例164/工程4)の合成プロセスで上述した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステルおよび3−ピペリジン−1−イル−プロパン−1−オール(市販品)から合成した。MS(m/e):335.4(MH、100%)
【0227】
b)工程2:5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
実施例5(工程3)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルエステルおよび水酸化リチウムから出発して合成し、更に精製しないで連続する工程に使用した。MS(m/e):321.4(MH、100%)
【0228】
c)工程3:(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例5(工程3)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸および4,4′−ジフルオロピペリジン(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):424.5(MH、100%)
【0229】
実施例179
[5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例5(工程3)の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を5−フルオロ−6−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびモルホリン(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):390.5(MH、100%)
【0230】
実施例180
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)および2−ブロモプロパン(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):448.5(MH、100%)
【0231】
実施例181
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2−メトキシ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)および2−ブロモエチルメチルエーテル(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):464.6(MH、100%)
【0232】
実施例182
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−エチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)およびブロモエタン(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):434.5(MH、100%)
【0233】
実施例183
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):434.5(MH、100%)
【0234】
実施例184
[1−シクロプロピルメチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)およびブロモメチルシクロプロパン(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):434.5(MH、100%)
【0235】
実施例185
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン(実施例90)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):437.5(MH、100%)
【0236】
実施例186
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例92)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):454.5(MH、100%)
【0237】
実施例187
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例174)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):488.5(MH、100%)
【0238】
実施例188
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)および1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキシド(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):488.5(MH、100%)
【0239】
実施例189
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メタンスルホニル−1H−インドール−2−イル]−メタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)およびメタンスルホニルクロリド(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):484.5(MH、100%)
【0240】
実施例190
1−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−インドール−1−イル]−エタノン
実施例172の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102)および塩化アセチル(市販品)から出発して合成した。MS(m/e):448.5(MH、100%)
【0241】
実施例191
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン
a)工程1:4−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−1−メチル−1H−インドール−5−イルオキシ]−1−イソプロピル−1−メチル−ピペリジニウム(モノメチル硫酸塩として)
アセトン(16mL)中の(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン(実施例102、400mg、0.99mmol、1.0当量)、炭酸セシウム(1.26g、3.85mmol、3.9当量)およびジメチル硫酸(0.744g、5.72mmol、5.8当量)の混合物を、室温で6時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、固体をアセトンで洗浄した。濾液を真空下で濃縮して、標記化合物926mg(定量的)を橙色の油状物として得て、それを更に精製しないで次の工程で使用した。MS(m/e):434.3(M、100%)
【0242】
b)工程2:(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン
4−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−1−メチル−1H−インドール−5−イルオキシ]−1−イソプロピル−1−メチル−ピペリジニウム(モノメチル硫酸塩として)(120mg、0.2mmol、1.0当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の水素化リチウム(5mg、0.5mmol、2.5当量)の混合物に、エタンチオール(0.05mL、0.6mmol、2.7当量)を加えた。反応混合物を100℃で1時間撹拌し、室温に冷却し、水と酢酸エチルに分配した。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、次に濾過し、真空下で濃縮した。粗混合物をDCM/メタノール中の2N NH3 19/1で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物89mg(96%)を白色の泡状物として得た。MS(m/e):420.5(MH、100%)
【0243】
実施例192
[5−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−オン
アセトニトリル(30mL)中の(ブロモメチル)シクロプロパン(500mg、4mmol、1.0当量)および4−ピペリドン水和塩酸塩(579mg、4mmol、1.0当量)の懸濁液に、炭酸ナトリウム(1.148g、11mmol、3当量)を加えた。反応混合物を85℃で16時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、固体をアセトニトリルで洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、DCM/メタノール中の2N NH3 97:3で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物339mg(62%)を黄色の油状物として得た。MS(m/e):154.2(MH、100%)
【0244】
b)工程2:1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−オール
エタノール(4mL)中の1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−オン(314mg、2mmol、1.0当量)の冷溶液(0℃)に、水素化ホウ素ナトリウム(61mg、2mmol、0.75当量)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。水、水酸化ナトリウムおよびジクロロメタンを加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。水層をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、次に真空下で濃縮乾固させて、標記化合物160mg(50%)を無色の油状物として得て、それを更に精製しないで次の工程で使用した。MS(m/e):156.3(MH、100%)
【0245】
c)工程3:[5−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例1/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例1、工程1)および1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−オール(実施例192、工程2)から合成した。(m/e):384.4(MH、100%)
【0246】
実施例193
[5−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例1/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、標記化合物を(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例1、工程1)および1−ベンジル−4−ヒドロキシ−ピペリジン(市販品)から合成した。(m/e):419.52(MH、100%)
【0247】
実施例194
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(メチル−プロピル−アミノ)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}メタノン(ギ酸塩として)
a)工程1:5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステル
2−ブタノン(200mL)中のエチル−5−ヒドロキシインドール−2−カルボキシラート(15g、73mmol、1.0当量)および1−ブロモ−3−クロロプロパン(8.8mL、88mmol、1.2当量)の溶液に、炭酸カリウム(12.1g、88mmol、1.2当量)を加えた。反応混合物を80℃で160時間撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルと水に分配した。水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、水およびブラインで洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗混合物をシクロヘキサン/酢酸エチル 9:1で溶離させるシリカのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物15.3mg(74%)を明黄色の固体として得た。MS(m/e):282.7(MH、100%)
【0248】
b)工程2:5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸
実施例5/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸を、5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルから合成した。標記化合物を収率98%でオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):253.1(M、100%)
【0249】
c)工程3:[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン
実施例5/工程3の合成プロセスで記載した手順に従って、[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノンを、5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸および4,4′−ジフルオロピペリジン(市販品)から合成した。標記化合物を収率76%でオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):357.8(MH、100%)
【0250】
d)工程4:(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(メチル−プロピル−アミノ)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}メタノン(ギ酸塩として)
N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン(42mg、0.12mmol、1.0当量)および炭酸カリウム(50mg、0.35mmol、3.0当量)の混合物に、N−メチル−N−プロピルアミン(13mg、0.18mmol、1.5当量)を加えた。反応混合物を80℃で40時間撹拌し、冷却し、次に粗混合物を水/アセトニトリル/ギ酸 90:10:0.1で溶離させるYMC Combiprep(商標)カラムのHPLCにより直接精製し、標記化合物2.1mg(4%)を明黄色の固体として得た。MS(m/e):440.5(MH、100%)
【0251】
実施例194/工程4の合成プロセスで記載した手順に従って、更なるインドール誘導体を、[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノンから、表3に記載した各アミンを用いて合成した。結果を表3に示し、それには実施例195〜実施例208が含まれる。
【0252】
【表4】





【0253】
実施例209
{5−[3−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例5/工程3の合成プロセスで記載した手順に従って、[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンを、5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸およびモルホリン(市販品)から合成した。標記化合物を収率92%でオフホワイトの固体として得た。MS(m/e):323.9(MH、100%)
【0254】
b)工程2:{5−[3−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例194/工程4の合成プロセスで記載した手順に従って、{5−[3−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−モルホリン−4−イル−メタノンを、[5−(3−クロロ−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンおよび4,4′−ジフルオロピペリジン塩酸塩(市販品)から合成した。標記化合物を収率54%で褐色の固体として得た。MS(m/e):408.5(MH、100%)
【0255】
実施例210
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
a)工程1:3−[シクロプロピル−(2−エトキシカルボニル−エチル)−アミノ]−プロピオン酸エチルエステル
無水エタノール(45mL)中のアクリル酸エチル(30.0g、300mmol、2.0当量)およびシクロプロピルアミン(8.5mL、149mmol、1.0当量)の混合物を、室温で24時間撹拌した。粗混合物を真空下(20mbar)で分別蒸留により精製した。一留分を捕集して(沸点:20mbarにて135℃)、目的生成物20.58g(54%)を無色の油状物として得た。MS(m/e):274.3(MH、100%)
【0256】
b)工程2:1−シクロプロピル−ピペリジン−4−オン
無水テトラヒドロフラン(65mL)中の3−[シクロプロピル−(2−エトキシカルボニル−エチル)−アミノ]−プロピオン酸エチルエステル(10.0g、39mmol、1.0当量)の溶液を、無水テトラヒドロフラン(65mL)中の水素化ナトリウム(60%油中分散、2.33g、58mmol、1.5当量)の溶液に滴下した。次に無水エタノール(1.79g、39mmol、1.0当量)を加えた。得られた混合物を還流下で24時間加熱した。得られた溶液を希酢酸で中和し(pH:7)、水と酢酸エチルに分配した。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去して、赤みを帯びた油状物10.2gを得た。
【0257】
次にこの粗油状物を、18%(w/w)塩酸(130mL)中還流下で5時間加熱した。水酸化ナトリウム(約31g、pH:約12)で塩基性化した後、粗混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去した。粗混合物を真空下(20mbar)で分別蒸留により精製した。一留分を捕集し(沸点:20mbarにて75℃)、目的生成物3.6g(67%)を無色の油状物として得た。MS(m/e):140.0(MH、100%)
【0258】
c)工程3:1−シクロプロピル−ピペリジン−4−オール
無水エタノール中の1−シクロプロピル−ピペリジン−4−オン(1.5g、11mmol、1.0当量)の冷溶液(0℃)に、水素化ホウ素ナトリウム(306mg、8mmol、0.75当量)を加えた。反応混合物を室温で65時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。氷水(10mL)、続いて水酸化ナトリウム水溶液(28%(w/w)、約10mL)およびジクロロメタン(20mL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。相を分離した後、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で蒸発した。粗混合物をシリカ上でDCM/メタノール中の2N NH3 93/7で溶離させて精製し、目的生成物1.44g(95%)を無色の油状物として得た。MS(m/e):423.1(MH、100%)
【0259】
d)工程4:[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
実施例1/工程2の合成プロセスで記載した手順に従って、[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノンを、(5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン(実施例1、工程1)および1−シクロプロピル−ピペリジン−4−オール(実施例201、工程3)から合成した。標記化合物を収率14%で白色の固体として得た。MS(m/e):370.5(MH、100%)
【0260】
実施例A
下記の成分を含有するフィルムコーティング錠を通常の方法により製造することができた:
成分 1錠当たり
核:
式Iの化合物 10.0mg 200.0mg
微晶質セルロース 23.5mg 43.5mg
含水乳糖 60.0mg 70.0mg
ポビドン K30 12.5mg 15.0mg
デンプングリコール酸ナトリウム 12.5mg 17.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 4.5mg.
(核重量) 120.0mg 350.0mg.
フィルムコーティング:
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.5mg 7.0mg
ポリエチレングリコール6000 0.8mg 1.6mg
タルク 1.3mg 2.6mg
酸化鉄(黄色) 0.8mg 1.6mg
二酸化チタン 0.8mg 1.6mg
【0261】
活性成分を篩にかけ、微晶質セルロースと混合して、混合物を水中のポリビニルピロリドンの溶液で顆粒化した。顆粒をデンプングリコール酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムと混合し、圧縮してそれぞれ120または350mgの核を得た。核を上記フィルムコーティング剤の水溶液/懸濁液でコーティングした。
【0262】
実施例B
下記の成分を含有するカプセル剤を通常の方法により製造することができた:
成分 1カプセル当たり
式Iの化合物 25.0mg
乳糖 150.0mg
トウモロコシデンプン 20.0mg
タルク 5.0mg
【0263】
成分を篩にかけ、混合し、サイズ2のカプセルに充填した。
【0264】
実施例C
注射液は、下記の組成を有していた:
式Iの化合物 3.0mg
ゼラチン 150.0mg
フェノール 4.7mg
炭酸ナトリウム 最終pHが7になる量
注射液用の水 1.0mlになる量
【0265】
実施例D
下記の成分を含有する軟ゼラチンカプセル剤を通常の方法により製造することができた:
カプセル剤内容物
式Iの化合物 5.0mg
黄色ロウ 8.0mg
水素化大豆油 8.0mg
部分水素化植物油 34.0mg
大豆油 110.0mg
カプセル剤内容物の重量 165.0mg
ゼラチンカプセル
ゼラチン 75.0mg
グリセロール85% 32.0mg
Karion83 8.0mg(乾燥物)
二酸化チタン 0.4mg
黄色酸化鉄 1.1mg
【0266】
活性成分を、温かい溶融している他の成分に溶解し、混合物を適切な大きさの軟ゼラチンカプセルに充填した。充填した軟質ゼラチンカプセル剤を、通常の手順に従って処理した。
【0267】
実施例E
下記の成分を含有するサッシェ剤を通常の方法により製造することができた:
式Iの化合物 50.0mg
乳糖、微粉末 1015.0mg
微晶質セルロース(AVICEL PH 102) 1400.0mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム 14.0mg
ポリビニルピロリドン K30 10.0mg
ステアリン酸マグネシウム 10.0mg
香味添加剤 1.0mg
【0268】
活性成分を、乳糖、微晶質セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムと混合し、水とポリビニルピロリドンの混合物で顆粒化した。顆粒をステアリン酸マグネシウムおよび香味添加剤と混合し、サッシェに充填した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式I:
【化1】


[式中、
Xは、OまたはSであり;
1は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2は、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択されるか;あるいは
1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、
上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、または
フェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1個、2個もしくは3個の基で置換されており;
3は、水素、低級アルキル、低級アルコキシアルキル、低級ハロゲンアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルキルスルホニルおよび低級アルカノイルよりなる群から選択され;
4は、−O−Hetであって、かつR5は、水素であるか、または
4は、水素もしくはフルオロであって、かつR5は、−O−Hetであり;
Hetは、
【化2】


(式中、
mは、0、1または2であり;
6は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキルおよび低級フェニルアルキルから選択され;
nは、0、1または2であり;
7は、低級アルキルであり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
Xは、CR1010’、OおよびSから選択され;
8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’は、互いに独立に、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンおよびジアルキルアミノよりなる群から選択されるか、またはR9およびR10は、一緒になって、二重結合を形成し;
12は、低級アルキルであり;
13は、C3-6アルキルである)
から選択される]
で示される化合物およびその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
Xが、OまたはSであり;
1が、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択されるか;あるいは
1およびR2は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、
上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1個、2個もしくは3個の基で置換されているか、または
フェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されており;
3が、水素または低級アルキルであり;
4が、−O−Hetであって、かつR5が、水素であるか、または
4が、水素もしくはフルオロであって、かつR5が、−O−Hetであり;
Hetが、
【化3】


(式中、
mは、0、1または2であり;
6は、低級アルキルであり;
nは、0、1または2であり;
7は、低級アルキルであり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
8は、水素または低級アルキルである)から選択される、
請求項1に記載の化合物およびその薬学的に許容しうる塩。
【請求項3】
1が、
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、
シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、
低級ヒドロキシアルキル、
低級アルコキシアルキル、
低級アルキルスルファニルアルキル、
低級ジアルキルアミノアルキル、
低級ジアルキルカルバモイルアルキル、
非置換または、低級アルキル、低級ハロゲンアルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されているフェニル、
フェニル環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級フェニルアルキル、
ヘテロアリール環が非置換または、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシもしくは低級ヒドロキシアルキルから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されている低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素または低級アルキルである、
請求項1または2に記載の式Iの化合物。
【請求項4】
1が、
低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルコキシアルキル、
低級フェニルアルキル、
低級ヘテロアリールアルキル、および
ヘテロシクリル環が非置換または、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されている低級ヘテロシクリルアルキルよりなる群から選択され;
2が、水素または低級アルキルである、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
【請求項5】
1およびR2が低級アルキルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
【請求項6】
1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される更なるヘテロ原子を場合により含む、4、5、6もしくは7員の飽和または部分的に不飽和のへテロ環を形成し、上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、またはフェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されている、請求項1または2に記載の式Iの化合物。
【請求項7】
1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン、ピペリジン、2,5−ジヒドロピロール、ピロリジン、アゼパン、ピペラジン、アゼチジン、チオモルホリンおよび3,6−ジヒドロ−2H−ピリジンよりなる群から選択されるヘテロ環を形成し、上記飽和へテロ環は、非置換または、低級アルキル、ハロゲン、ハロゲンアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、オキソ、フェニル、ベンジル、ピリジルおよびカルバモイルから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されているか、またはフェニル環と縮合しており、上記フェニル環は、非置換または、低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲンから独立に選択される1、2もしくは3個の基で置換されている、請求項6に記載の式Iの化合物。
【請求項8】
1およびR2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリニル、2,6-ジメチルモルホリニル、アゼパニル、ピペリジニル、2−メチルピペリジニル、4−メチルピペリジニル、ピロリジニル、2−メチルピロリジニルおよびアゼチジニルから選択されるヘテロ環を形成している、請求項7に記載の式Iの化合物。
【請求項9】
3が水素または低級アルキルである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
【請求項10】
4が−O−Hetであって、かつR5が水素である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
【請求項11】
4が、水素もしくはフルオロであって、かつR5が、−O−Hetである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
【請求項12】
Hetが、
【化4】


(式中、mは、0、1または2であり、R6は、低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキルおよび低級フェニルアルキルから選択される)
を意味する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項13】
6が低級アルキルである、請求項12に記載の式Iの化合物。
【請求項14】
mが0である、請求項12または13に記載の式Iの化合物。
【請求項15】
mが1である、請求項12または13に記載の式Iの化合物。
【請求項16】
Hetが、
【化5】


(式中、nは、0、1または2であり、R7は低級アルキルである)
を意味する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項17】
nが0である、請求項16に記載の式Iの化合物。
【請求項18】
nが1である、請求項16に記載の式Iの化合物。
【請求項19】
Hetが、
【化6】


(式中、pは、0、1または2であり;qは、0、1または2であり;Xは、CR1010’、OおよびSから選択され;R8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’は、互いに独立に、水素、低級アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンおよびジアルキルアミノよりなる群から選択されるか、またはR9およびR10は、一緒になって、二重結合を形成する)
を意味する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項20】
pが、0、1または2であり、qが、0、1または2であり、Xが、CR1010’であり、R8、R8’、R9、R9’、R10、R10’、R11およびR11’が、水素または低級アルキルである、請求項19に記載の式Iの化合物。
【請求項21】
pが1である、請求項19または20に記載の式Iの化合物。
【請求項22】
Hetが、
【化7】


(式中、qは、0、1または2であり、R12は低級アルキルであり、R13はC3-6アルキルである)
を意味する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項23】
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル−(2−メトキシ−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(1−エチル−ピペリジン−3−イル)−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−エチル]−アミド、
[5−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2−メトキシ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[1−シクロプロピルメチル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メタンスルホニル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
1−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−インドール−1−イル]−エタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピロリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
ギ酸塩として(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−{5−[3−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−プロポキシ]−1H−インドール−2−イル}−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
よりなる群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物およびその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
モルホリン−4−イル−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピロリジン−3−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−ピロリジン−1−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[6−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[1−イソプロピル−5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−[5−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1−メチル−1H−インドール−2−イル]−メタノン、
[5−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
よりなる群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物およびその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物の製造方法であって、
a)式II:
【化8】


(式中、X、R1およびR2は請求項1で定義されたとおりであり、R4およびR5の一方は−OHであり、他方はHである)
で示される化合物を、トリアルキルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンおよびジアゾ化合物の存在下に、式III:
【化9】


(式中、Hetは請求項1で定義されたとおりである)
で示されるアルコールと反応させて、式Ia:
【化10】


(式中、R3は水素である)
で示される化合物を得、場合によりこの化合物をアルキル化して、式Ia′:
【化11】


(式中、R3は低級アルキルである)
で示される化合物を得、所望により、得られた化合物を薬学的に許容しうる酸付加塩に変換するか、あるいは、
b)式IV:
【化12】


(式中、R4およびR5の一方は、請求項1で定義された−O−Hetであり、他方はHである)
で示される化合物を、塩基性条件下に、式V:
【化13】


(式中、R1およびR2は請求項1で定義されたとおりである)
で示されるアミンとカップリングさせて、式Ib:
【化14】


(式中、R3は水素である)
で示される化合物を得、場合によりこの化合物をアルキル化して、式Ib′:
【化15】


(式中、R3は低級アルキルである)
で示される化合物を得、所望により、得られた化合物を薬学的に許容しうる酸付加塩に変換することを含む、製造方法。
【請求項26】
請求項25に記載の製造方法により製造される、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物ならびに薬学的に許容しうる担体および/または佐剤を含む、医薬組成物。
【請求項28】
H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の、治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防方法であって、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物をヒトまたは動物に投与することを含む方法。
【請求項32】
H3受容体の調節に関連する疾患の治療および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項33】
肥満症の治療および/または予防用の、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
実質的に本明細書中に記載の、新規な化合物、工程および方法ならびにそのような化合物の使用。

【公表番号】特表2008−503511(P2008−503511A)
【公表日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−517135(P2007−517135)
【出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【国際出願番号】PCT/EP2005/006303
【国際公開番号】WO2005/123716
【国際公開日】平成17年12月29日(2005.12.29)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】