説明

フラビウイルス感染症の治療又は予防のための類似体

式(I)により表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩(式中、A、B、B’、X、Y、R、R、R’、R、R’、R、R’、R、R’、m、n、又はpは本明細書で定義されたとおりである)は、フラビウイルス科ウイルス感染症の処置用に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(III):
【化186】


[式中、
Aは、C6−14アリール、4〜12員複素環、C3−10シクロアルキル、5〜12員ヘテロアリール、又は結合であり;
B及びB’は、各々独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;
は、H、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、又はC1−6ハロゲン化アルキルであるか、或いはRの任意の2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、5〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)又は5〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
及びR’は、各々独立して、H、ハロゲン、C1−6アルキル、−(CH1−3OH、−OR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、C6−12アリール、又は5〜12員ヘテロアリールであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
及びR’は、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;
及びR’は、各々独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、ヒドロキシル、C6−14アリール、又はC1−4アルコキシであり;
X及びYは、各々独立して、
【化187】


(式中、星印(*)が付いている結合は、環C又はC’の窒素への結合を示す);
及びR’は、各々独立して、H、C1−12アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C6−14アリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、C7−16アラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜12員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜18員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜12員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜18員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)であり;
は、H、C1−6アルキル、もしくはハロゲン化C1−6アルキルであるか、又はRもしくはR’と結合して、3〜12員複素環を形成することができ;
pは、0、1、2、3又は4であり;
10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、又は−P(=O)ORORであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
ここで、B、B’、R、R、R、及びR、R、R、R’、R、R’、R、R’、R10、R11及びR12において原子価数が許す限り、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、又は複素環−アルキルの各々は、独立して、非置換であるか、又はハロゲン、−ORa’、オキソ、−NRa’b’、=NO−Rc’、−C(=O)ORa’、−C(O)NRa’b’、−C(=O)OH、−C(=O)Ra’、−C(=NORc’)Ra’、−C(=NRc’)NRa’b’、−NRd’C(=O)NRa’b’、−NRb’C(=O)Ra’、−NRd’C(=NRc’)NRa’b’、−NRb’C(=O)ORa’、−OC(=O)NRa’b’、−OC(=O)Ra’、−OC(=O)ORa’、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3a’、−SONRa’b’、もしくは−NRb’SOa’で1回以上置換されており;ここで、Ra’〜Rd’は、各々独立して、H又はC1−12アルキルである]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
及びR’が、各々独立して、ハロゲン、C1−6アルキル又はC1−4アルコキシである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
及びR’が、C1−6アルキルである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Aが、フェニル、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、トリアゾール、ナフタレン、チエノチエン、ベンゾチアジアゾール、キノリン、又はベンゾチオフェンである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
Aが、フェニル、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、又はトリアゾールである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
Aが、フェニル、又はチオフェンである、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
Aが、下記:
【化188】


である、請求項5記載の化合物。
【請求項8】
B及びB’が、独立して、C2−6アルキニル又はC1−6アルキルである、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
B及びB’が、独立して、−(C≡C)−又は−(CH−である、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
B及びB’が、−(C≡C)−である、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
pが、2である、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
pが、1である、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
X及びYが、下記:
【化189】


である、請求項1〜12のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
及びR’が、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、ジ−フルオロメチル、ジ−フルオロエチル、トリフルオロメチル、トリ−フルオロエチル、−CHOH、又はヒドロキシル、又はt−ブトキシである、請求項1又は4〜13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
及びR’が、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブトキシ−、又はヒドロキシルである、請求項1又は4〜14のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
及びR’が、メトキシである、請求項2記載の化合物。
【請求項17】
及びR’が、フルオロである、請求項15記載の化合物。
【請求項18】
及びR’が、メチルである、請求項15記載の化合物。
【請求項19】
及びR’が、Hである、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
【請求項20】
及びR’が、メチルである、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
【請求項21】
が、ハロゲン、C1−3アルキル、ヒドロキシル、シアノ、C1−3アルコキシ、又はメトキシカルボニルである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
【請求項22】
が、ハロゲン、C1−3アルキル、ヒドロキシル、シアノ、又はC1−3アルコキシである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
【請求項23】
が、クロロ、フルオロ、メチル、ヒドロキシル、シアノ、又はメトキシである、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
が、Hである、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物。
【請求項25】
及びR’が、メチルである、請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
及びR’が、Hである、請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物。
【請求項27】
及びR’が、H、ヨード、メチル、ヒドロキシメチル、トリフルオロメチル、又はチエノチエニルである、請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物。
【請求項28】
及びR’が、各々独立して、C1−8アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、C7−8アラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜8員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜8員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)である、請求項1〜27のいずれか一項記載の化合物。
【請求項29】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜7員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は6〜7員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)である、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)である、請求項28記載の化合物。
【請求項31】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はシクロヘキシル(CH)−であり、これらが、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている、請求項28記載の化合物。
【請求項32】
及びR’が、各々独立して、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)である、請求項28記載の化合物。
【請求項33】
及びR’が、各々独立して、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)である、請求項28記載の化合物。
【請求項34】
10が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、又は−NRSONRであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項1〜32のいずれか一項記載の化合物。
【請求項35】
10が、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、又は−NRSONRであり、ここで、R、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項34記載の化合物。
【請求項36】
10が、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、又は−NRSOであり、ここで、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項34記載の化合物。
【請求項37】
10が、ハロゲン、−OR、オキソ、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項34記載の化合物。
【請求項38】
11が、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、もしくは−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項1〜29、32又は33のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
11が、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
11が、ハロゲン、−OR、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項38記載の化合物。
【請求項41】
11が、ハロゲン、−OR、−NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキルであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項38記載の化合物。
【請求項42】
12が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項1〜29のいずれか一項記載の化合物。
【請求項43】
12が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、−SONR、−NRSO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
12が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、ここで、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項42記載の化合物。
【請求項45】
12が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、ヒドロキシル、シアノ、C1−6アルキルであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項42記載の化合物。
【請求項46】
、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルである、請求項1〜45のいずれか一項記載の化合物。
【請求項47】
及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、そしてR、及びRが、各々独立して、H又はC1−3アルキルである、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
、R、R、及びRが、各々独立して、H又はC1−3アルキルである、請求項46記載の化合物。
【請求項49】
前記化合物が、式(IV):
【化190】


[式中、
及びR’は、各々独立して、C1−8アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜7員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜7員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)であり;そして
及びR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、−NRSONRであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである]で示される、請求項1〜27のいずれか一項記載の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項50】
及びR’が、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORであり、ここで、R、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルである、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
式(IV)中のR及びR’が、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、又はベンジルである、請求項49記載の化合物。
【請求項52】
及びR’が、各々独立して、フェニルである、請求項49〜51のいずれか一項記載の化合物。
【請求項53】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキルである、請求項49〜51のいずれか一項記載の化合物。
【請求項54】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
前記化合物が、式(V):
【化191】


で示される、請求項49〜54のいずれか一項記載の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項56】
式、ならびにB、B’、R、R、R、及びR、R、R、R’、R、R’、R、R’、R10、R11及びR12において原子価数が許す限り、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、又は複素環−アルキルの各々が独立して、非置換であるか、又はハロゲン、−ORa’、−NRa’b’、C(=O)ORa’、−C(O)NRa’b’、−C(=O)OH、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノで1回以上置換されており;ここで、Ra’〜Rd’が、各々独立して、H、C1−12アルキルである、請求項1〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項57】
式、ならびにB、B’、R、R、R、及びR、R、R、R’、R、R’、R、R’、R10、R11及びR12において原子価数が許す限り、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、又は複素環−アルキルの各々が、独立して、非置換であるか、又はハロゲンで1回置換されている、請求項56記載の化合物。
【請求項58】
式、ならびにB、B’、R、R、R、及びR、R、R、R’、R、R’、R、R’、R10、R11及びR12において原子価数が許す限り、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、複素環、又は複素環−アルキルの各々が、独立して、非置換であるか、又はフルオロで1回置換されている、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
式(IIIA):
【化192】


[式中、
各Aは、独立して、C6−14アリール、4〜12員複素環、C3−10シクロアルキル、又は5〜12員ヘテロアリールであり;
B及びB’は、各々独立して、存在しないか、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;ここで、qが1の場合、B及びB’の少なくとも1つは、存在せず;
は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)であるか、或いはRの任意の2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、5〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は5〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;
、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
’及びRは、独立して、H、ハロゲン、C1−10アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、−(CH1−6OH、−NRC(=O)R、C6−12アリール、又は5〜12員ヘテロアリールであり;
及びR’は、各々独立して、H、C1−6アルキル、−(CH1−6OH、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;
及びR’は、各々独立して、−NR、−C(O)NR、−(CH1−6OH、C1−6アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、C6−14アリール、又はC1−6アルコキシであり;ここで、Rの2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、C1−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、4〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は4〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;ここで、R’の2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、C1−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、3〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は4〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;ここで、R〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
X及びYは、各々独立して、
【化193】


(式中、星印(*)は、環C又はC’の窒素への結合点を示す);
及びR’は、各々独立して、H、C1−18アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C6−14アリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、C7−16アラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜12員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜18員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜12員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜18員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)であり;
は、H、C1−6アルキル、又はハロゲン化C1−6アルキルであり;
m及びnは、正の整数であり、そして組み合わせた場合、1、2、3、又は4であり(但し、m及びnの各々は、3又は4ではない);
pは、0、1、2、3又は4であり;
qは、1又は2であり;
uは、0又は1であり;
sは、0又は1であり;
10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、又は−P(=O)ORORであり;
11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;そして
12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項60】
及びR’が、各々独立して、−NR、−C(O)NR、−(CH1−6OH、C1−6アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、C6−14アリール、又はC1−6アルコキシである、請求項59記載の化合物。
【請求項61】
及びR’が、C1−6アルキルである、請求項59記載の化合物。
【請求項62】
式(IIIB):
【化194】


[式中、
各Aは、独立して、C6−14アリール、4〜12員複素環、C3−10シクロアルキル、又は5〜12員ヘテロアリールであり、ここで、qが、2の場合、両方のA環は、フェニルではなく;
B及びB’は、各々独立して、存在しないか、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;ここで、qが1の場合、B及びB’の少なくとも1つは、存在せず;
は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−P(=O)OROR、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)であるか、或いはRの任意の2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、5〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は5〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;
、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
’及びRは、独立して、H、ハロゲン、C1−10アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、−(CH1−6OH、−NRC(=O)R、C6−12アリール、又は5〜12員ヘテロアリールであり;
及びR’は、各々独立して、H、C1−6アルキル、−(CH1−6OH、C2−6アルケニル、又はC2−6アルキニルであり;
及びR’は、各々独立して、ハロゲン、−NR、−C(O)NR、−(CH1−6OH、C1−6アルキル、C1−6ハロゲン化アルキル、ヒドロキシル、又はC1−6アルコキシであり;ここで、Rの2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、C1−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、3〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は4〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;ここで、R’の2つの出現は、それらが結合している原子と一緒になって、C1−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、3〜7シクロアルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)又は4〜7員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)を形成することができ;ここで、R〜Rは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;
X及びYは、各々独立して、
【化195】


(式中、星印(*)は、環C又はC’の窒素への結合点を示す);
及びR’は、各々独立して、H、C1−18アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−12アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C6−14アリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、C7−16アラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜12員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜18員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜12員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜18員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)であり;
は、H、C1−6アルキル、又はハロゲン化C1−6アルキルであり;
m及びnは、正の整数であり、そして組み合わせた場合、1、2、3、又は4であり(但し、m及びnの各々は、3又は4ではない);
pは、0、1、2、3又は4であり;
qは、1又は2であり;
uは、0又は1であり;
sは、0又は1であり;
10は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、又は−P(=O)ORORであり;
11は、ハロゲン、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;そして
12は、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、−NRSONR、もしくは−P(=O)OROR、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項63】
各Aが、独立して、シクロプロピル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ピペラジニル、ピペラジニル、フェニル、ナフタレニル、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシン、チエノフラニル、チエノチエニル、チエノピロリル、キノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、又はトリアゾリルであり;そして、各Aが、独立して、(Rで置換されている、請求項1〜3、18、又は59〜62のいずれか一項記載の化合物。
【請求項64】
各Aが、独立して、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、又はナフタレニルであり、ここで、各Aが、独立して、(Rで置換されている、請求項63記載の化合物。
【請求項65】
各Aが、独立して、下記:
【化196】


からなる群より選択され;そしてt1+t2=pである、請求項64記載の化合物。
【請求項66】
Aが、下記:
【化197】


である、請求項65記載の化合物。
【請求項67】
各Aが、独立して、ピペラジニル、ピペラジニル、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、ピロリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、チエノフラニル、チエノチエニル、キノリニル、又はトリアゾリルである、請求項66記載の化合物。
【請求項68】
各Aが、独立して、下記:
【化198】




からなる群より選択され;そしてt1+t2=pである、請求項67記載の化合物。
【請求項69】
各Aが、独立して、5〜12員ヘテロアリール(ここで、ヘテロ原子は、酸素及び硫黄からなる群より選択される)であり;各Aが、独立して、(Rで置換されている、請求項1〜3、18、又は57〜60のいずれか一項記載の化合物。
【請求項70】
B及びB’が、独立して、存在しないか、C1−6アルキル又はC2−6アルキニルである、請求項59〜69のいずれか一項記載の化合物。
【請求項71】
B及びB’が、独立して、存在しないか、−(CH−又は−(C≡C)−である、請求項70記載の化合物。
【請求項72】
B及びB’が、独立して、存在しないか、又は−(C≡C)−である、請求項71記載の化合物。
【請求項73】
下記:
【化199】


が、下記:
【化200】


からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項74】
下記:
【化201】


が、下記:
【化202】


からなる群より選択される、請求項59〜66のいずれか一項記載の化合物。
【請求項75】
下記:
【化203】


が、下記:
【化204】






からなる群より選択され、そしてt1+t2=pである、請求項59〜62のいずれか一項記載の化合物。
【請求項76】
下記:
【化205】


が、下記:
【化206】


からなる群より選択され;そしてt1+t2=pである、請求項75記載の化合物。
【請求項77】
下記:
【化207】


が、下記:
【化208】


からなる群より選択され;そしてt1+t2=pである、請求項76記載の化合物。
【請求項78】
下記:
【化209】


が、下記:
【化210】


であり;そしてt1+t2=pである、請求項76記載の化合物。
【請求項79】
下記:
【化211】


が、下記:
【化212】


であり;そしてt1+t2=pである、請求項76記載の化合物。
【請求項80】
下記:
【化213】


が、下記:
【化214】


であり;そしてt1+t2=pである、請求項76記載の化合物。
【請求項81】
下記:
【化215】


が、下記:
【化216】


であり;そしてt1+t2=pである、請求項76記載の化合物。
【請求項82】
が、ハロゲン、C1−4アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、−C(=O)OR、−C(O)NR、ヒドロキシル、シアノ、又はC1−3アルコキシである、請求項59〜78のいずれか一項記載の化合物。
【請求項83】
が、クロロ、フルオロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、−CHOH、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−C(=O)OR、ヒドロキシル、シアノ、又はメトキシである、請求項82記載の化合物。
【請求項84】
及びR’が、各々独立して、H、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、NHC(O)CH、又はチエノチエニルである、請求項59〜83のいずれか一項記載の化合物。
【請求項85】
’が、独立して、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、又はNHC(O)CHである、請求項59〜83のいずれか一項記載の化合物。
【請求項86】
uが、0である、請求項85記載の化合物。
【請求項87】
各Rが、独立して、メチル、トリフルオロメチル、ヨード、CHOH、又はNHC(O)CHである、請求項59〜83のいずれか一項記載の化合物。
【請求項88】
sが、0である、請求項87記載の化合物。
【請求項89】
及びR’が、H又はメチルである、請求項59〜88のいずれか一項記載の化合物。
【請求項90】
及びR’が、各々独立して、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、ジ−フルオロメチル、ジ−フルオロエチル、トリフルオロメチル、トリ−フルオロエチル、−CHOH、−NR、t−ブトキシ−、又はヒドロキシルであるか;或いは、2つのR基が、それらが結合している原子と一緒になって、スピロシクロプロピル、又は下記:
【化217】


を形成し、2つのR’基が、それらが結合している原子と一緒になって、スピロシクロプロピル、又は下記:
【化218】


を形成する、請求項62記載の化合物。
【請求項91】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、イソプロピル、ジ−フルオロメチル、ジ−フルオロエチル、トリフルオロメチル、トリ−フルオロエチル、−CHOH、−NR又はt−ブトキシ−であるか;或いは、2つのR基が、それらが結合している原子と一緒になって、下記:
【化219】


を形成するか、或いは、2つのR’基が、それらが結合している原子と一緒になって、下記:
【化220】


を形成する、請求項59〜61のいずれか一項記載の化合物。
【請求項92】
2つのR基が、それらが結合している原子と一緒になって、下記:
【化221】


を形成し、そして2つのR’基が、それらが結合している原子と一緒になって、下記:
【化222】


を形成する、請求項59〜62のいずれか一項記載の化合物。
【請求項93】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、メトキシ、ジ−フルオロメチル、トリフルオロメチルであるか、又は、2つのR基が、それらが結合している原子と一緒になって、スピロシクロプロピルを形成するか、又は、2つのR’基が、それらが結合している原子と一緒になって、スピロシクロプロピルを形成する、請求項62記載の化合物。
【請求項94】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、メトキシ、ジ−フルオロメチル、トリフルオロメチルである、請求項59〜62のいずれか一項記載の化合物。
【請求項95】
及びR’が、メチル又はエチルである、請求項93記載の化合物。
【請求項96】
及びR’が、メチルである、請求項94記載の化合物。
【請求項97】
m及びnが、独立して、1又は2である、請求項59〜95のいずれか一項記載の化合物。
【請求項98】
m及びnが、1である、請求項96記載の化合物。
【請求項99】
X及びYが、下記:
【化223】


である、請求項59〜97のいずれか一項記載の化合物。
【請求項100】
X及びYが、下記:
【化224】


である、請求項98記載の化合物。
【請求項101】
及びR’が、各々独立して、C1−8アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、C7−8アラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜8員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜8員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)である、請求項59〜99のいずれか一項記載の化合物。
【請求項102】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜7員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は6〜7員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)である、請求項100記載の化合物。
【請求項103】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−6アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)である、請求項101記載の化合物。
【請求項104】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はシクロヘキシル(CH)−であり、これらが、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている、請求項102記載の化合物。
【請求項105】
及びR’が、各々独立して、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)である、請求項103記載の化合物。
【請求項106】
及びR’が、各々独立して、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)である、請求項104記載の化合物。
【請求項107】
10が、ハロゲン、−OR、オキソ、−NR、=NO−R、−C(=O)OR、−C(O)NR、−C(=O)OH、−C(=O)R、−C(=NOR)R、−C(=NR)NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−OC(=O)NR、−OC(=O)R、−OC(=O)OR、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、シアノ、−S(O)0−3、−SONR、−NRSO、又は−NRSONRであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルである、請求項59〜105のいずれか一項記載の化合物。
【請求項108】
10が、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、又は−NRSONRである、請求項106記載の化合物。
【請求項109】
10が、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)OR、又は−NRSOである、請求項107記載の化合物。
【請求項110】
、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルである、請求項59〜108のいずれか一項記載の化合物。
【請求項111】
及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル、C7−8アラルキル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルであり、そしてR、及びRが、各々独立して、H又はC1−3アルキルである、請求項109記載の化合物。
【請求項112】
、R、R、及びRが、各々独立して、H又はC1−3アルキルである、請求項110記載の化合物。
【請求項113】
前記化合物が、式(IVA):
【化225】


[式中、
及びR’は、各々独立して、C1−8アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルケニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、C2−8アルキニル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、ベンジル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、5〜6員ヘテロアリール(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、6〜7員ヘテロアラルキル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)、3〜6員複素環(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)、又は4〜7員複素環−アルキル(これは、非置換であるか又はR12で1回以上置換されている)であり;
及びR’は、各々独立して、−NR、−NRC(=O)NR、−NRC(=O)R、−NRC(=NR)NR、−NRC(=O)OR、−NRSO、又は−NRSONRであり、ここで、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C6−12アリール、C7−16アラルキル、5〜12員ヘテロアリール、6〜18員ヘテロアラルキル、3〜12員複素環、又は4〜18員複素環−アルキルであり;そして
m及びnは、正の整数であり、そして組み合わせた場合、1、2、3、又は4である(但し、m及びnの各々は、3又は4ではない)」で示される、請求項59〜61、63〜72、74〜89、又は91〜111のいずれか一項記載の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項114】
及びR’が、各々独立して、−NR、−NRC(=O)R、−NRC(=O)ORであり、ここで、R〜Rが、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、ベンジル、5〜6員ヘテロアリール、6〜8員ヘテロアラルキル、5〜6員複素環、又は6〜8員複素環−アルキルである、請求項113記載の化合物。
【請求項115】
式(IV)中のR及びR’が、各々独立して、−NRC(=O)ORであり、ここで、R、R、R、及びRが、各々独立して、H、C1−6アルキル、フェニル、テトラヒドロフラン、又はベンジルである、請求項113記載の化合物。
【請求項116】
及びR’が、各々独立して、フェニル(これは、非置換であるか又はR11で1回以上置換されている)である、請求項113〜114のいずれか一項記載の化合物。
【請求項117】
及びR’が、各々独立して、C1−6アルキル(これは、非置換であるか又はR10で1回以上置換されている)である、請求項113〜114のいずれか一項記載の化合物。
【請求項118】
及びR’が、各々独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシイソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−メチルブタン、3−メチルブタン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである、請求項116記載の化合物。
【請求項119】
及びR、又はR’及びR’が、それらが結合している炭素と一緒になって、各々独立して、下記:
【化226】


である、請求項113〜114のいずれか一項記載の化合物。
【請求項120】
前記化合物が、式(VA):
【化227】


で示される、請求項113〜118のいずれか一項記載の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項121】
表1Aもしくは表IBより選択される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項122】
下記式:
【化228】


で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項123】
下記式:
【化229】


で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項124】
下記式:
【化230】


で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項125】
下記式:
【化231】


で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項126】
下記式:
【化232】


で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項127】
ヒトにおけるC型肝炎ウイルス感染症を治療又は予防するための、請求項1〜125のいずれか一項記載の化合物。
【請求項128】
請求項1〜126のいずれか一項記載の少なくとも1つの化合物及び少なくとも1つの薬学的に許容しうる担体又は賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項129】
請求項1〜126のいずれか一項記載の少なくとも1つの化合物、ならびに少なくとも1つの追加の薬剤及び少なくとも1つの薬学的に許容しうる担体又は賦形剤を含む、医薬配合剤。
【請求項130】
前記少なくとも1つの追加の薬剤が、ウイルスセリンプロテアーゼ阻害剤、ウイルスポリメラーゼ阻害剤、ウイルスヘリカーゼ阻害剤、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス剤、HCV NS2/3プロテアーゼの阻害剤及び内部リボソーム導入部位(IRES)の阻害剤より選択される、請求項128記載の医薬配合剤。
【請求項131】
前記少なくとも1つの追加の薬剤が、リバビリン及びインターフェロン−αより選択される、請求項126記載の医薬配合剤。
【請求項132】
前記化合物及び前記追加の薬剤が、連続投与に適切な投与単位形態である、請求項129〜130のいずれか一項記載の医薬配合剤。
【請求項133】
前記化合物及び前記追加の薬剤が、同時投与に適切な投与単位形態である、請求項127〜128のいずれか一項記載の医薬配合剤。
【請求項134】
ヒトにおけるC型肝炎ウイルス感染症を処置するための、請求項1〜125のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項135】
少なくとも1つの追加の薬剤を投与することを更に含む、請求項133記載の使用。
【請求項136】
前記少なくとも1つの追加の薬剤が、ウイルスセリンプロテアーゼ阻害剤、ウイルスポリメラーゼ阻害剤、ウイルスヘリカーゼ阻害剤、免疫調節剤、抗酸化剤、抗菌剤、治療ワクチン、肝臓保護剤、アンチセンス剤、HCV NS2/3プロテアーゼの阻害剤及び内部リボソーム導入部位(IRES)の阻害剤より選択される、請求項134記載の使用。
【請求項137】
前記少なくとも1つの追加の薬剤が、リバビリン及びインターフェロン−αより選択される、請求項134記載の使用。
【請求項138】
医薬の製造のための、請求項1〜125のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項139】
請求項1〜125のいずれか一項に定義の少なくとも1つの化合物及び少なくとも1つの薬学的に許容しうる担体又は賦形剤を含む、医薬製剤。
【請求項140】
請求項49記載の式(IV):
【化233】


[式中、A、B、B’、R、p、R、R’、R、R’、R、R’、R、R’、R、及びR’の各々は、請求項49に定義されたとおりである]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩の調製方法であって、
a) 式(XXX):
【化234】


で示される化合物を、カップリング条件下、式(XXXI)で示される化合物及び式(XXXII)で示される化合物と接触させる工程:
【化235】


;そして
b) 場合によりアルキン基を水素化して、式(IV)で示される化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項141】
カップリング条件が、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド、ヨウ化銅、及びトリエチルアミンを含む、請求項139記載の方法。
【請求項142】
式(XXXII):
【化236】


[式中、R、R、R、R、及びRの各々は、請求項47に定義のとおりである]で示される化合物の調製方法であって、
a) 式(XXVI)で示される化合物を還元して、式(XXVII)で示される化合物を得る工程:
【化237】


[式中、各Rは、各々独立して、アルキル基である]
g) 式(XXVII)で示される化合物を酸化して、式(XVI)で示される化合物を得る工程:
【化238】


h) 式(XVI)で示される化合物を、式(XVII)で示される化合物と、そして場合により、式:R−LG[式中、LGは、脱離基である]で示される化合物と、式(XV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化239】


e) 式(XV)で示される化合物を、式(XIII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下でハロゲン化する工程:
【化240】


f) 式(XIII)で示される化合物を、脱保護条件下、反応させて、式(XI)で示される化合物を得る工程:
【化241】


;そして
g) 式(XI)で示される化合物を、式(XXXII)の化合物を与えるために、カップリング条件下、式(XII)で示される化合物と接触させて、式(XXXII)で示される化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項143】
工程g)の酸化が、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル(TEMPO)を含む、請求項141記載の方法。
【請求項144】
式(XXVI):
【化242】


[式中、Rは、請求項47で定義されたとおりであり、そして各Rは、各々独立して、アルキル基である]で示される化合物の調製方法であって、
a) 式(XXI)で示される化合物を、式(XXII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化243】


b) 式(XXII)で示される化合物を、式(XXIII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化244】


;そして
c) 式(XXIII)で示される化合物を、式(XXVI)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させて:
【化245】


、式(XXVI)を得る工程を含む、方法。
【請求項145】
下記:
【化246】


で示される((S)−1−{(2S,4S)−2−[5−(4−{2−[(2S,4S)−1−((S)−2−メトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリル)−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−3H−イミダゾール−4−イルエチニル}−フェニルエチニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボニル}−2−メチルプロピル)−カルバミン酸メチルエステルの調製方法であって、
式(X)で示される化合物を、カップリング条件下、式(XXX)で示される化合物と接触させて:
【化247】


、((S)−1−{(2S,4S)−2−[5−(4−{2−[(2S,4S)−1−((S)−2−メトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリル)−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−3H−イミダゾール−4−イルエチニル}−フェニルエチニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボニル}−2−メチルプロピル)−カルバミン酸メチルエステルを得る工程を含む、方法。
【請求項146】
カップリング条件が、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド、ヨウ化銅、及びトリエチルアミンを含む、請求項144記載の方法。
【請求項147】
式(X):
【化248】


で示される化合物の調製方法であって、
a) 式(XIII)で示される化合物を、脱保護条件下、反応させて、式(XI)で示される化合物を得る工程:
【化249】


;そして
b) 式(XI)で示される化合物を、カップリング条件下、式(XII)で示される化合物と接触させて:
【化250】


、式(X)で示される化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項148】
工程b)のカップリング条件が、最初に、式(XII)の化合物を、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムへキサフルオロホスファート(HATU)及びジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)と接触させることを含む、請求項146記載の方法。
【請求項149】
工程a)の脱保護条件が、鉱酸を含む、請求項146記載の方法。
【請求項150】
式(XIII):
【化251】


で示される化合物の調製方法であって、式(XIV):
【化252】


で示される化合物を、式(XIII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で反応させる工程
を含む、方法。
【請求項151】
反応条件が、臭化メチルマグネシウムを含む、請求項149記載の方法。
【請求項152】
式(XIV):
【化253】


で示される、(2S,4S)立体配置を有する化合物の調製方法であって、
a) 式(XX)で示される化合物を水素化して、式(XIX)で示される化合物を得る工程:
【化254】


b) 式(XIX)で示される化合物を還元して、式(XIII)で示される化合物を得る工程:
【化255】


c) 式(XIII)で示される化合物を酸化して、式(XVI)で示される化合物を得る工程:
【化256】


d) 式(XVI)で示される化合物を、式(XVII)で示される化合物と、式(XV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化257】


e) 式(XV)で示される化合物を、式(XV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下でハロゲン化する工程:
【化258】


;そして
f) (2S,4S)及び(2S,4R)ジアステレオマーの混合物を分離して、式(XIV)で示される(2S,4S)立体配置を有する化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項153】
工程f)の分離が、シリカゲルクロマトグラフィーを含む、請求項149記載の方法。
【請求項154】
工程e)の反応条件が、1−ヨードピロリジン−2,5−ジオンを含む、請求項149記載の方法。
【請求項155】
工程c)の酸化が、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル(TEMPO)を含む、請求項149記載の方法。
【請求項156】
工程b)の還元が、ボランを含む、請求項149記載の方法。
【請求項157】
工程a)の水素化が、酸化白金及び水素ガスを含む、請求項149記載の方法。
【請求項158】
式(XIV):
【化259】


で示される、(2S,4S)立体配置を有する化合物の調製方法であって、
a) 式(XXI)で示される化合物を、式(XXII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化260】


b) 式(XXII)で示される化合物を、式(XXIII)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化261】


c) 式(XXIII)で示される化合物を、1−t−ブトキシ−N,N,N’,N’−テトラメチルメタンジアミンと、式(XXIV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化262】


d) 式(XXIV)で示される化合物を、式(XXVI)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で反応させる工程:
【化263】


e) 式(XXVI)で示される化合物を還元して、式(XXVII)で示される化合物を得る工程:
【化264】


f) 式(XXVII)で示される化合物を酸化して、式(XVI)で示される化合物を得る工程:
【化265】


g) 式(XVI)で示される化合物を、式(XVII)で示される化合物と、式(XV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で接触させる工程:
【化266】


;そして
h) 式(XV)で示される化合物を、式(XIV)で示される(2S,4S)立体配置を有する化合物を得るのに十分な反応条件下でハロゲン化する工程
を含む、方法。
【請求項159】
工程d)の反応条件が、
a) 式(XXIV)で示される化合物を、式(XXV)で示される化合物を得るのに十分な反応条件下で反応させる工程:
【化267】


;そして
b) 式(XXV)で示される化合物を水素化して、式(XXVI)で示される化合物を得る工程:
【化268】


を含む、請求項157記載の方法。
【請求項160】
式(III):
【化269】


[式中、A、B、B’、R、p、R、R’、R、R’、R、R’、R、R’、R、及びR’の各々は、本明細書で定義されたとおりである]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩の調製方法であって、
a) 式(XXXIV):
【化270】


で示される化合物を、式(III)の化合物を得るための反応条件下で、式:R−X−OH及び/又はR−Y−OHの化合物と接触させる工程を含む、方法。
【請求項161】
式(XXXIV):
【化271】


[式中、A、B、B’、R、p、R、R’、R、R’、R、R’、R、R’、R、及びR’の各々は、本明細書で定義されたとおりであり、そしてB及びB’、R及びR’、R及びR’、R及びR’、R及びR’、ならびにR及びR’の各々は、それぞれ同じである]で示される化合物の調製方法であって、
a) 式(XXX)で示される化合物を、式(XIII)で示される化合物と、カップリング条件下、接触させて:
【化272】


[式中、Rは、アルキル基である]
、式(XXXIII)で示される化合物を得る工程:
【化273】


b) 式(XXXIII)で示される化合物を、式(XXXIV)で示される化合物を得るための条件下で接触させる工程
を含む、方法。
【請求項162】
カップリング条件が、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド、ヨウ化銅、及びトリエチルアミンを含む、請求項156記載の方法。
【請求項163】
下記:
【化274】


で示される((S)−1−{(2S,4S)−2−[5−(4−{2−[(2S,4S)−1−((S)−2−メトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリル)−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−3H−イミダゾール−4−イルエチニル}−フェニルエチニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボニル}−2−メチルプロピル)−カルバミン酸メチルエステルの調製方法であって、
a) 式(X)の化合物を、カップリング条件下、式(XXX)で示される化合物と接触させて:
【化275】


、式(XXXV)で示される化合物を得る工程:
【化276】


b) 式(XXXV)で示される化合物を、式(XXXVI)で示される化合物を得るための条件下で接触させる工程:
【化277】


;そして
c) 式(XXXVI)で示される化合物を、N−メトキシカルボニルバリンと、((S)−1−{(2S,4S)−2−[5−(4−{2−[(2S,4S)−1−((S)−2−メトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリル)−4−メチル−ピロリジン−2−イル]−3H−イミダゾール−4−イルエチニル}−フェニルエチニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−ピロリジン−1−カルボニル}−2−メチルプロピル)−カルバミン酸メチルエステルを得るための反応条件下で接触させる工程
を含む、方法。
【請求項164】
工程a)のカップリング条件が、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド、ヨウ化銅、及びトリエチルアミンを含む、請求項158記載の方法。

【公表番号】特表2013−515746(P2013−515746A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546254(P2012−546254)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【国際出願番号】PCT/US2010/062168
【国際公開番号】WO2011/079327
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(506014871)ヴァーテックス ファーマシューティカルズ、 インコーポレイテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】