説明

フルクトサミン3キナーゼ並びにコラーゲン及びエラスチンの形成

本発明は、コラーゲン及びエラスチンのレベルはアマドリ経路を経由するフラックスを変化することにより調整できること、及び銅含有化合物及び複合体は酵素フルクトサミン−3−キナーゼを抑制することの発見に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類のデスモシンレベルを必要に応じて低下させる方法であって、アマドラーゼ経路阻害剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項2】
前記組成物がフルクトサミンキナーゼ阻害剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記組成物が3DG(3−デオキシグルコソン)阻害剤を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記哺乳類がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ヒトが糖尿病及び肺線維症の群から選ばれる少なくとも1の疾患を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
哺乳類のデスモシンレベルを必要に応じて安定化させる方法であって、アマドラーゼ経路阻害剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項7】
前記組成物がフルクトサミンキナーゼ阻害剤を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記組成物が3DG阻害剤を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記哺乳類がヒトである、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記ヒトが糖尿病及び肺線維症の群から選ばれる少なくとも1の疾患を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記デスモシンレベルが細胞外マトリックス、肺、腎臓、皮膚、心臓、動脈、靱帯及び弾性軟骨の群から選ばれる少なくとも1の場所におけるものである、請求項1又は6に記載の方法。
【請求項12】
前記フルクトサミンキナーゼ阻害剤が局所、口腔、直腸、膣、筋肉内、皮下及び静脈内の群から選ばれる経路で前記哺乳類に投与される、請求項2又は7に記載の方法。
【請求項13】
前記フルクトサミンキナーゼ阻害剤が抗体である、請求項2又は7に記載の方法。
【請求項14】
前記フルクトサミンキナーゼがSEQ ID NO:2に記載されるアミノ酸配列をエンコードする核酸を含む核酸によってエンコードされる、請求項2又は7に記載の方法。
【請求項15】
哺乳類のデスモシンレベルを必要に応じて低下させる方法であって、アマドラーゼ経路阻害剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含み、該阻害剤が式XIX:
【化1】

[ここで、
(a)Xは−NR'−、−S(O)−、−S(O)2−又は−O−
{ここで、R'はH、直鎖状又は分岐鎖状アルキル基(C1〜C4)、CH2(CHOR2)nCH2OR2(ここで、nは1〜5であり、R2はH、アルキル(C1〜C4)又は置換若しくは非置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)或はCH(CH2OR2)(CHOR2)nCH2OR2(ここで、nは1〜4であり、R2はH、アルキル(C1〜C4)又は置換若しくは非置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)、置換又は非置換アリール基(C6〜C10)及び置換又は非置換アラルキル基(C7〜C10)の群から選ばれる}
であり;
(b)RはH、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、非置換の又は少なくとも1の窒素若しくは酸素含有置換基で置換された直鎖状又は分岐鎖状脂肪族基(C1〜C8)及び少なくとも1の−O−、−NH−又は−NR''−成分(ここで、R''は直鎖状若しくは分岐鎖状アルキル基(C1〜C6)又は非置換若しくは置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)で中断された非置換の又は少なくとも1の窒素若しくは酸素含有置換基で置換された直鎖状又は分岐鎖状脂肪族基(C1〜C8)の群から選ばれる置換基であり;
(c)Xが−NR'−を表わす場合にはR及びR'はそれらが結合している窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する置換又は非置換ヘテロ環を表わすこともでき、この環中のヘテロ原子は少なくとも1の窒素及び酸素だけであり、
前記アリール基(C6〜C10)又はアラルキル基(C7〜C10)及び前記ヘテロ環の置換基は、H、アルキル(C1〜C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2及び−O−アルキル(C1〜C6)の群から選ばれ;
1は1〜4個の直鎖状炭素原子を有するポリオール成分であり;
Yはヒドロキシメチレン成分−CHOH−であり;
Zは−H、−O−アルキル(C1〜C6)、−ハロゲン、−CF3、−CN、−COOH及び−SO32、並びに随意としての−OHの群から選ばれる];
の化合物、又は
(d)該化合物の異性体若しくは医薬的に許容できる塩
(但し、上記式においてX−Rがヒドロキシル又はチオールを表わすものは除く)
である、前記方法。
【請求項16】
前記組成物が前記阻害剤を約0.0001〜約15重量%含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
更に前記組成物が医薬組成物である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記の式XIXの化合物がガラクチトールリシン、3−デオキシソルビトールリシン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリシン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリシン、3−O−メチルソルビトールリシン、メグルミン、ソルビトールリシン及びマンニトールリシンの群から選ばれる、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記化合物が3−O−メチルソルビトールリシンである、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
哺乳類においてアマドリ経路のフラックスを増加させることによって哺乳類におけるコラーゲンについてのmRNAのレベルを低下させる方法であって、次式XIX(b):
【化2】

[ここで、
(a)Xは−NR'−、−S(O)−、−S(O)2−又は−O−
{ここで、R'はH、グアニジン基、直鎖状又は分岐鎖状アルキル基(C1〜C4)、CH2(CHOR2)nCH2OR2(ここで、nは1〜5であり、R2はH、アルキル(C1〜C4)又は置換若しくは非置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)或はCH(CH2OR2)(CHOR2)nCH2OR2(ここで、nは1〜4であり、R2はH、アルキル(C1〜C4)又は非置換若しくは置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)、非置換又は置換アリール基(C6〜C10)及び非置換又は置換アラルキル基(C7〜C10)の群から選ばれる}
であり、;
(b)RはH、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、非置換の又は少なくとも1の窒素若しくは酸素含有置換基で置換された直鎖状又は分岐鎖状脂肪族基(C1〜C8)及び少なくとも1の−O−、−NH−又は−NR''−(ここで、R''は直鎖状若しくは分岐鎖状アルキル基(C1〜C6)又は置換若しくは非置換アリール基(C6〜C10)若しくはアラルキル基(C7〜C10)である)成分で中断された非置換の又は少なくとも1の窒素若しくは酸素含有置換基で置換された直鎖状又は分岐鎖状脂肪族基(C1〜C8)の群から選ばれる置換基であり;
(c)Xが−NR'−を表わす場合にはR及びR'はそれらが結合している窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する置換又は非置換ヘテロ環を表わすこともでき、この環中のヘテロ原子は少なくとも1の窒素及び酸素だけであり、
前記アリール基(C6〜C10)又はアラルキル基(C7〜C10)及び前記ヘテロ環の置換基は、H、アルキル(C1〜C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2及び−O−アルキル(C1〜C6)の群から選ばれ;
1は1〜4個の直鎖状炭素原子を有するポリオール成分であり;
Zは−H、−O−アルキル(C1〜C6)、−ハロゲン、−CF3、−CN、−COOH及び−SO32、並びに随意としての−OHの群から選ばれる]
の化合物、又は
(d)該化合物の異性体若しくは医薬的に許容できる塩
(但し、上記式においてX−Rがヒドロキシル又はチオールを表わすものは除く)
を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項21】
前記コラーゲンがI型コラーゲンである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記化合物がフルクトサミンキナーゼの基質である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物がフルクトースリシンである、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
哺乳類においてアマドラーゼ経路のフラックスを増加させる化合物を含む組成物を哺乳類に投与し、それによってコラーゲンI型についてのmRNAのレベルを低下させることを含む、哺乳類の強皮症を治療する方法。
【請求項25】
哺乳類においてアマドラーゼ経路のフラックスを増加させる化合物を含む組成物を哺乳類に投与し、それによって哺乳類におけるコラーゲンI型についてのmRNAのレベルを低下させることを含む、哺乳類のケロイドを治療する方法。
【請求項26】
前記化合物がフルクトサミンキナーゼを刺激する、請求項24又は25に記載の方法。
【請求項27】
前記化合物がフルクトースリシン−3−ホスフェート及びフルクトースリシン−3−ホスフェートの類似体の群から選ばれる、請求項24又は25に記載の方法。
【請求項28】
哺乳類の強皮症を治療する方法であって、
(a)アマドラーゼ経路のフラックスを刺激する第1の化合物;及び
(b)3DGを不活性化する第2の化合物
を含む組成物を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項29】
前記の第2の化合物が構造式I:
【化3】

(ここで、R1及びR2は、独立して水素、低級アルキル、低級アルコキシ及びアリール基の群から選ばれるか、又はR1及びR2が窒素と一緒になって1〜2個のヘテロ原子及び2〜6個の炭素原子を含有するヘテロ環を形成するかのいずれかであり、前記へテロ原子の第2のものは窒素、酸素若しくは硫黄を含み;更に、
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記アリール基は置換及び非置換のフェニル及びピリジル基を含む)
のものである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
少なくとも1のジカルボニル化合物と哺乳類のトロポエラスチンとの反応を阻害する方法であって、有効量のα−ジカルボニル糖機能阻害剤を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項31】
前記ジカルボニル化合物が3DGである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記阻害剤が3DGをキレート化する、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記阻害剤が3DGを解毒する、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記阻害剤が構造式I〜XVII及びXVIIIの群から選ばれる、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記阻害剤が構造式I:
【化4】

(ここで、R1及びR2は、独立して水素、低級アルキル、低級アルコキシ及びアリール基の群から選ばれるか、又はR1及びR2が窒素と一緒になって1〜2個のヘテロ原子及び2〜6個の炭素原子を含有するヘテロ環を形成するかのいずれかであり、前記へテロ原子の第2のものは窒素、酸素若しくは硫黄を含み;更に、
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記アリール基は置換及び非置換のフェニル及びピリジル基を含む)
のものである、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記化合物がN,N−ジメチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、イミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−フェニルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−モルホリンカルボキシイミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−チオモルホリンカルボキシイミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−メチル−1−ピペラジンカルボキシイミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピペリジンカルボキシイミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピロリジンカルボキシイミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシイミドアミド、(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシイミドアミド、N−4−ピリジルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ヘキシルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ペンチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ブチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジプロピルイミドジカルボンイミド酸ジアミド及びN,N−ジエチルイミドジカルボンイミド酸ジアミドの群から選ばれる、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
前記構造式が構造式II:
【化5】

(ここで、ZはN又はCHであり;
X、Y及びQはそれぞれ独立して水素、アミノ、ヘテロ環、アミノ低級アルキル、低級アルキル及びヒドロキシ基の群から選ばれ;
3は水素又はアミノ基又はそれらの対応する3−オキシドを含み;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記ヘテロ環基は3〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
X、Y及びQはそれぞれ窒素原子上のヒドロキシ変異体として存在することができる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
前記化合物が4,5−ジアミノピリミジン、4−アミノ−5−アミノメチル−2−メチルピリミジン、6−(ピペリジノ)−2,4−ジアミノピリミジン−3−オキシド、4,6−ジアミノピリミジン、4,5,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,5−トリアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−2−メチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2,6−ジメチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−ピリミジン及び4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−6−メチルピリミジンの群から選ばれる、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記構造式が構造式III:
【化6】

{ここで、R4は水素又はアシルであり、
5は水素又は低級アルキルであり、
aは低級アルキル、カルボキシ、カルボキシメチル随意に置換されたフェニル及び随意に置換されたピリジル基の群から選ばれる置換基であり、ここで、随意としての置換基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、ヒドロキシ及びアセチルアミノ基の群から選ばれ;
更にXが随意に置換されたフェニル又はピリジルである場合には、R5は水素であり、
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれる}
である、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
前記化合物がN−アセチル−2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、2−(2,6−ジクロロフェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシイミドアミドピリドキサールグアニルヒドラゾン、ピリドキサールホスフェートグアニルヒドラゾン、2−(1−メチルエチリデン)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、ピルビン酸グアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒドグアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒド−N−アセチルグアニルヒドラゾン及びアセト酢酸グアニルヒドラゾンの群から選ばれる、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記構造式が構造式IV:
【化7】

(ここで、R6は水素、低級アルキル基及びフェニル基の群から選ばれ、更に該フェニル基は1〜3個のハロ、アミノ、ヒドロキシ及び低級アルキル基の群から選ばれる構造によって随意に置換され、該フェニル基が置換されている場合のその置換点は、前記構造式IVの直鎖への該フェニル環の結合点に対してオルト位、メタ位及びパラ位の群から選ばれ;
7は水素、低級アルキル基及びアミノ基の群から選ばれ;
8は水素又は低級アルキル基であり;
更に、前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子から成る低級アルキル基から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項42】
前記化合物が等価のn−ブタンヒドラゾン酸ヒドラジド、4−メチルベンズアミドラゾン、N−メチルベンゼンカルボキシイミド酸ヒドラジド、ベンゼンカルボキシイミド酸1−メチルヒドラジド、3−クロロベンズアミドラゾン、4−クロロベンズアミドラゾン、2−フルオロベンズアミドラゾン、3−フルオロベンズアミドラゾン、4−フルオロベンズアミドラゾン、2−ヒドロキシベンズアミドラゾン、3−ヒドロキシベンズアミドラゾン、4−ヒドロキシベンズアミドラゾン、2−アミノベンズアミドラゾン、ベンゼンカルボヒドラゾン酸ヒドラジド及びベンゼンカルボヒドラゾン酸1−メチルヒドラジドの群から選ばれる、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記構造式が構造式V:
【化8】

(ここで、R9及びR10は独立して水素、ヒドロキシ、低級アルキル及び低級アルコキシの群から選ばれ、
自由なアミノ基は固定アミノ基に隣接し;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子から成る低級アルキル基から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子から成る低級アルコキシ基から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項44】
前記化合物が3,4−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノピリジン、5−メチル−2,3−ジアミノピリジン、4−メチル−2,3−ジアミノピリジン、6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、4,6−ジメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ヒドロキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−エトキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−ジメチルアミノ−2,3−ジアミノピリジン、2−(2,3−ジアミノ−6−ピリジル)マロン酸ジエチル、6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−2,3−ピリジンジアミン、6−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−6−(メチルチオ)−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、6−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、2−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−メチル−3,4−ピリジンジアミン、5−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−ブロモ−3,4−ピリジンジアミン、2,3,4−ピリジントリアミン、2,3,5−ピリジントリアミン、4−メチル−2,3,6−ピリジントリアミン、4−(メチルチオ)−2,3,6−ピリジントリアミン、4−エトキシ−2,3,6−ピリジントリアミン、2,3,6−ピリジントリアミン、3,4,5−ピリジントリアミン、4−メトキシ−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−2,3−ピリジンジアミン及び6−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンの群から選ばれる、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記構造式が構造式VI:
【化9】

(ここで、nは1又は2であり、
11はアミノ基又はヒドロキシエチル基であり、
12はアミノ基、ヒドロキシアルキルアミノ基、低級アルキル基及び式alk−Yaの基の群から選ばれ、
ここで、alkは低級アルキレン基であり、
Yaはヒドロキシ、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基及びヘテロ環式基の群から選ばれ、
ここで、前記ヘテロ環式基は4〜7個の環員及び1〜3個のヘテロ原子を含有し;
前記R11がヒドロキシエチル基である場合には前記R12はアミノ基であり;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記低級アルキレン基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項46】
前記化合物が1−アミノ−2−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−モルホリノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]−アミノ)イミダゾリン;1−アミノ−2−([3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−[(3−エトキシプロピル)アミノ]イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(1−イミダゾリル)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−イソプロポキシプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−メチルチオプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−[3−(1−ピペリジノ)プロピルアミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−[2,2−ジメチル−3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ]−2−イミダゾリン及び1−アミノ−2−(ネオペンチルアミノ)−2−イミダゾリンの群から選ばれる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記構造式が構造式VII:
【化10】

(ここで、R13は水素及びアミノ基の群から選ばれ、
14及びR15は独立してアミノ基、ヒドラジノ基、低級アルキル基及びアリール基の群から選ばれ、
13、R14及びR15の内の1つはアミノ基又はヒドラジノ基でなければならず;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項48】
前記化合物が3,4−ジアミノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−(1−エチルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン及び5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミンの群から選ばれる、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記構造式が構造式VIII:
【化11】

(ここで、R16は水素及びアミノ基の群から選ばれ;
17はアミノ基及びグアニジノ基の群から選ばれ、
ここで、R16が水素である場合にはR17はグアニジノ基又はアミノ基であり、R16がアミノ基である場合にはR17はアミノ基であり;
18及びR19は独立して水素、ヒドロキシ、低級アルキル基、低級アルコキシ基及びアリール基の群から選ばれ;
ここで、前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項50】
前記化合物が2−グアニジノベンゾイミダゾール、1,2−ジアミノベンゾイミダゾール、1,2−ジアミノベンゾイミダゾール塩酸塩、5−ブロモ−2−グアニジノベンゾイミダゾール、5−メトキシ−2−グアニジノベンゾイミダゾール、5−メチルベンゾイミダゾール−1,2−ジアミン、5−クロロベンゾイミダゾール−1,2−ジアミン及び2,5−ジアミノベンゾイミダゾールの群から選ばれる、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記構造式が構造式IX:
【化12】

(ここで、R20は水素、低級アルキル基、低級アルキルチオール基、カルボキシ基、アミノカルボキシ基及びアミノ基の群から選ばれ;
21は水素及びアシル基の群から選ばれ;
ここで、前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記アシル基は2〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項52】
前記化合物がリシン、2,3−ジアミノコハク酸及びシステインの群から選ばれる、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記化合物が前記構造式X:
【化13】

(ここで、R22は水素、アミノ基、モノアミノ低級アルキル基及びジアミノ低級アルキル基の群から選ばれ;
23は水素、アミノ基、モノアミノ低級アルキル基及びジアミノ低級アルキル基の群から選ばれ;
24は水素、低級アルキル基、アリール基及びアシル基の群から選ばれ;
25は水素、低級アルキル基、アリール基及びアシル基の群から選ばれ;
22又はR23の一方はアミノ基、モノアミノ低級アルキル基又はジアミノ低級アルキル基でなければならず;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル基から選ばれ;
前記モノアミノ低級アルキル基又はジアミノ低級アルキル基は1又は2個のアミノ基で置換された低級アルキル基であり;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するアリール基から選ばれ;
前記アシル基は2〜10個の炭素原子を有する低級アルキル−、アリール−及びヘテロアリール−カルボン酸の群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)の化合物である、請求項30に記載の方法。
【請求項54】
前記化合物が1,2−ジアミノ−4−フェニル[lH]イミダゾール、1,2−ジアミノイミダゾール、1−(2,3−ジアミノプロピル)イミダゾール三塩酸塩、4−(4−ブロモフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−クロロフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−ヘキシルフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−メトキシフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−フェニル−5−プロピルイミダゾール−1,2−ジアミン、1,2−ジアミノ−4−メチルイミダゾール、1,2−ジアミノ−4,5−ジメチルイミダゾール及び1,2−ジアミノ−4−メチル−5−アセチルイミダゾールの群から選ばれる、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記構造式が構造式XI:
【化14】

(ここで、R26はヒドロキシ、低級アルコキシ基、アミノ基、アミノ低級アルコキシ基、モノ低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ヒドラジノ基及び式NR2930の群から選ばれ;
29は水素及び低級アルキル基の群から選ばれ;
30は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、低級シクロアルキル基並びに4〜7個の環員及び1〜3個のヘテロ原子を含有するヘテロ環式基の群から選ばれ;
前記R29、R30及び窒素はモルホリノ、ピペリジニル及びピペラジニルの群から選ばれる構造を形成することもでき;
27は0〜3個のアミノ基、0〜3個のニトロ基、0〜1個のヒドラジノ基、ヒドラジノスルホニル基、ヒドロキシエチルアミノ基及びアミジノ基の群から選ばれ;
28は水素、1個のフルオロ、2個のフルオロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、カルボキシ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ及びヒドロキシ低級アルキルアミノ基の群から選ばれ;
26がヒドロキシ又は低級アルコキシである場合には前記R27は非水素置換基であり;
26がヒドラジノである場合には該式XIのフェニル環上に少なくとも2個の非水素置換基が存在しなければならず;
28が水素である場合には前記R30は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、低級シクロアルキル基、4〜7個の環員及び1〜3個のヘテロ原子を含有するヘテロ環式基、アミノイミノ基、グアニジノ基、アミノグアニジノ基及びジアミノグアニジノ基の群から選ばれ;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記シクロアルキル基は4〜7個の炭素原子を有するものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項56】
前記化合物が4−(シクロヘキシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン塩酸塩、3,4−ジアミノベンゾヒドラジド、4−(n−ブチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン二塩酸塩、4−(エチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン二塩酸塩、4−カルバモイル−o−フェニレンジアミン塩酸塩、4−(モルホリノカルボニル)−o−フェニレンジアミン塩酸塩、4−[(4−モルホリノ)ヒドラジノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(1−ピペリジニルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン二塩酸塩、2,4−ジアミノ−3−ヒドロキシ安息香酸、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、3,4−ジアミノベンズアミド、3,4−ジアミノベンゾヒドラジド、3,4−ジアミノ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジエチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジプロピルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−フラニルメチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(5−メチル−2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−8−キノリニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メチル−2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(4−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−[9H−ピリド(3,4−b)インドール−6−イル]ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ブチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロヘキシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−デシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ドデシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−メチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−オクチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−フェニルベンズアミド、4−(ジエチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(t−ブチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−イソブチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ネオペンチルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ヘキシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−デシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ドデシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−ヘキサデシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(オクタデシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ヒドロキシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−o−フェニレン、4−[(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[(2−ヒドロキシエチルオキシ)エチルアミノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(6−ヒドロキシヘキシルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−エトキシプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−イソプロポキシプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−ジメチルアミノプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[4−(2−アミノエチル)モルホリノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[4−(3−アミノプロピル)モルホリノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−N−(3−アミノプロピル)ピロリジノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(N−ピペリジノ)プロピルアミノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(4−メチルピペラジニル)プロピルアミノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(3−イミダゾリルプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−フェニルプロピルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルアミノカルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(イミダゾリルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジニルカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピペリジノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−メチルピペラジニルカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2,6−ジメチルモルホリノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジン−1−イルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ホモピペリジン−1−イルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(4−メチルピペラジン−1−イルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン;4−(1,2,4−トリアゾール−1−イルアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジノアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−アミノグアニジノアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジアミノグアニジノアミノカルボニル)−o−フェニレンジアミン、3,4−アミノサリチル酸、4−グアニジノ安息香酸、3,4−ジアミノベンゾヒドロキサム酸、3,4,5−トリアミノ安息香酸、2,3−ジアミノ−5−フルオロ安息香酸及び3,4−ジアミノ安息香酸の群から選ばれる、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記構造式が構造式XII:
【化15】

(ここで、R31は水素、低級アルキル基及びヒドロキシ基の群から選ばれ;
32は水素、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキル基及びアリール基の群から選ばれ;
33は水素及びアミノ基の群から選ばれ;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記ヒドロキシ低級アルキル基は第1、第2及び第3アルコール置換基パターンの群から選ばれ;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
ハロ原子、ここで、該ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項58】
前記化合物が3,4−ジアミノピラゾール、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メチルピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メトキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−フェニルピラゾール、1−メチル−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−フェニル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール及び1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾールの群から選ばれる、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記構造式が構造式XIII:
【化16】

(ここで、nは1〜6であり;
Xは−NR1−、−S(O)−、−S(O)2−及び−O−の群から選ばれ、
ここで、R1はH、直鎖状アルキル基(C1〜C6)及び分岐鎖状アルキル基(C1〜C6)の群から選ばれ;
Yは−N−、−NH−及び−O−の群から選ばれ;
ZはH、直鎖状アルキル基(C1〜C6)及び分岐鎖状アルキル基(C1〜C6)の群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項60】
前記構造式が構造式XIV:
【化17】

(ここで、R37は低級アルキル基及び式NR41NR42の基の群から選ばれ;
ここで、R41及びR42は、R41が水素であり且つR42が低級アルキル基であるか、R41が水素であり且つR42がヒドロキシ(低級)アルキル基であるか、又はR41及びR42と窒素原子とが一緒になってヘテロ環式基を形成するかのいずれかであり、ここで、このヘテロ環式基は4〜6個の炭素原子を有し且つ酸素、窒素及び硫黄の群から選ばれる0〜1個の追加の原子を含有し;
38は水素及びアミノ基の群から選ばれ;
39は水素及びアミノ基の群から選ばれ;
40は水素及び低級アルキル基の群から選ばれ;
38、R39及びR40の内の少なくとも1つは水素以外であり、
37及びR38の一方はアミノ基であることができず;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
NR4142が形成する前記ヘテロ環式基は0〜1個の追加のヘテロ原子を含有する4〜7員環である)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物が2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ヒドラジンカルボキシイミド酸ヒドラジド、N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、1−メチル−N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、1−メチル−N−(4−ピペリジノ)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、1−(N−ヘキサヒドロアゼピノ)ヒドラジンカルボキシイミドアミド、N,N−ジメチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、1−メチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルボヒドラゾン酸ジヒドラジド及びN−エチルカルボンイミド酸ジヒドラジドの群から選ばれる、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記構造式が構造式XV:
【化18】

(ここで、R43はピリジル、フェニル及びカルボン酸置換フェニル基の群から選ばれ;
46は水素、低級アルキル基及び水可溶化成分の群から選ばれ;
Wは炭素−炭素結合及び1〜3個の炭素原子を有するアルキレン基の群から選ばれ;
44は低級アルキル基、アリール基及びヘテロアリール基の群から選ばれ;
45は水素、低級アルキル基、アリール基及びヘテロアリール基の群から選ばれ;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記アルキレン基は直鎖及び分岐鎖の群から選ばれ;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記ヘテロアリール基はヘテロ原子1個のもの及びヘテロ原子2個のものの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項63】
前記化合物がメチルグリオキサールビス−(2−ヒドラジノ安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(フェニルヒドラジン)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(4−ヒドラジノ安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−4−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(2−ピリジル)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジエチレングリコールメチルエーテル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2,3−ジヒドロキシプロパン)−2−ヒドラジンベンゾエートヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2−ヒドロキシエタン)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(1−ヒドロキシメチル−1−アセトキシ))−2−ヒドラジノ−2−ベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−ニトロフェニル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−メチルピリジル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(トリエチレングリコール−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン及びメチルグリオキサールビス−(2−ヒドロキシエチルホスフェート−2−ヒドラジンベンゾエート)ヒドラゾンの群から選ばれる、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記構造式が構造式XVI:
【化19】

{ここで、R47は水素を表わすか、又はR48と一緒になって2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基を表わすかのいずれかであり;
48は水素及びalk−N−R5051(前記R47が水素である場合)の群から選ばれ;
ここで、前記alkは1〜8個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基であり、
50及びR51は、それぞれが独立して1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル基を表わすか、又はR50及びR51と窒素原子とが一緒になってモルホリノ、ピペリジニル及びメチルピペラジニルの群から選ばれる基を形成するかのいずれかであり;
49は水素であるか、又はR47とR48とが一緒になって2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基を形成する場合にはヒドロキシエチルを表わすかのいずれかであり;
Wは炭素−炭素結合、1〜3個の炭素原子を有するアルキレン基、1,2−、1,3−又は1,4−フェニレン基、2,3−ナフチレン基、2,5−チオフェニレン基、2,6−ピリジレン基、エチレン基、エテニレン基及びメチレン基の群から選ばれ;
52は低級アルキル基、アリール基及びヘテロアリール基の群から選ばれ;
53は水素、低級アルキル基、アリール基及びヘテロアリール基の群から選ばれ;
Wが炭素−炭素結合である場合にはR52及びR53が一緒になって1,4−ブチレン基を形成することもでき、又、Wが1又は2個の低級アルキル又はアミノ基で随意に置換された1,2−、1,3−又は1,4−フェニレン基である場合にはR52及びR53は共に水素又は低級アルキル基であり;
Wがエチレン基である場合にはR52及びR53は一緒になってエチレン基であり:
Wがメチレン基である場合には、R52及びR53が一緒になって式=C(−CH3)−N−(H3C−)C=の基であるか又は−C−W−C−とR52及びR53とが一緒になってビシクロ−(3,3,1)−ノナン若しくはビシクロ−[3,3,1]−オクタン基を形成するかのいずれかであり且つR47及びR48が一緒になって2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基となり且つR49が水素であり;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ,この基はハロ、ヒドロキシ、アミノ基又は低級アルキルアミノ基で随意に置換されていてもよく;
前記アルキレン基は直鎖及び分岐鎖の群から選ばれ;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード基の群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、
前記ヘテロアリール基は1又は2個のヘテロ原子を有するものの群から選ばれる}
である、請求項30に記載の方法。
【請求項65】
前記化合物がメチルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン−ヒドラゾン)、テレフタルジカルボキサルデヒドビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、テレフタルジカルボキサルデヒドビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、2,3−ブタンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、o−フタル酸ジカルボキサルデヒドビス(2−hydカルボキシイミドアミドヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)二塩酸塩二水和物、2,3−ペンタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、1,2−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、2,3−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、1,3−ジアセチルビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、2,3−ブタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)二臭化水素酸塩;2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(グアニルヒドラゾン)二塩酸塩、2,6−ピリジンジカルボキサルデヒド−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)二臭化水素酸塩三水和物、2,6−ピリジンジカルボキサルデヒド−ビス(グアニルヒドラゾン)二塩酸塩、1,4−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)二臭化水素酸塩二水和物、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス(グアニル)−ヒドラゾン二塩酸塩、イソフタルアルデヒド−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、イソフタルアルデヒド−ビス−(グアニル)ヒドラゾン二塩酸塩、2,6−ジアセチルアニリンビス−(グアニル)ヒドラゾン二塩酸塩、2,6−ジアセチルアニリンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、2,5−ジアセチルチオフェンビス(グアニル)ヒドラゾン二塩酸塩、2,5−ジアセチルチオフェンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、3,4−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、2,3−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−3−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、2,3−ヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、3−エチル−2,4−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−エチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−イソプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロブチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾン二塩酸塩、1,3−シクロヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、6−ジメチルピリジンビス(グアニル)ヒドラゾン二塩酸塩、3,5−ジアセチル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチルピリジンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩、ビシクロ−(3,3,1)ノナン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩及びcis−ビシクロ−(3,3,1)オクタン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾン二臭化水素酸塩の群から選ばれる、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記構造式が構造式XVII:
【化20】

(ここで、R54は水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基及び低級アルキル基の群から選ばれ;
55は水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基及び低級アルキル基の群から選ばれ;
54及びR55は水素は環炭素と一緒になって芳香族縮合環となることもでき;
aは水素又はアミノ基であり;
aは水素、式−CH2C(=O)−R56の基及び式−CHR'の基の群から選ばれ、
ここで、Yaが式−CH2C(=O)−R56の基である場合、該R56は低級アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ、アミノ基及びアリール基の群から選ばれ;
aが式−CHR'の基である場合、該R'は水素、低級アルキル基、低級アルキニル基及びアリール基の群から選ばれ;
Aはハライド、トシレート、メタンスルホネート及びメシチレンスルホネートイオンの群から選ばれ;
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルキニル基は2〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アシルオキシ(低級)アルキル基はアシルオキシ部分及び低級アルキル部分を含有し、
ここで、このアシルオキシ部分は2〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ、低級アルキル部分は1〜6炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記アリール基は6〜10個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
式XVIIのハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項67】
前記化合物が3−アミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−アミノ−4,5−ジメチルアミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、2,3−ジアミノチアゾリニウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−アミノ−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨージド、3−エチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(カルボキシメチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2,3−(ジアミノ)ベンゾチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−アミノ−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メチル−2−オキソエチル)チアゾリウムクロリド、3−アミノ−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4'−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2',4'−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4'−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2',4'−ジフルオロフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4'−ジエチルアミノフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−5−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4,5−ジメチルチアゾリニウムブロミド及び3−プロパルギル−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−チアゾリニウムブロミドの群から選ばれる、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記構造式が構造式XVIII:
【化21】

(ここで、R57はヒドロキシ、NHCONCR6162及びN=C(NR6162)2の群から選ばれ;
ここで、R61及びR62はそれぞれ独立して水素、C1〜C10直鎖状アルキル、C1〜C10分岐鎖状アルキル、アリール−C1〜C4アルキル、一置換アリール−C1〜C4アルキル及び二置換アリール−C1〜C4アルキルの群から選ばれ、
ここで、前記置換基はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜C10アルキル直鎖及びC1〜C10アルキル分岐鎖の群から選ばれ;
58は水素、アミノ、一置換アミノ及び二置換アミノの群から選ばれ、
59は水素、アミノ、一置換アミノ及び二置換アミノの群から選ばれ;
58及びR59の両方共がアミノ又は置換アミノではない場合、この置換基はC1〜C10直鎖状アルキル、C1〜C10分岐鎖状アルキル及びC3〜C8シクロアルキルの群から選ばれ;
60は水素、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードの群から選ばれる)
である、請求項30に記載の方法。
【請求項69】
強皮症、ケロイド及び瘢痕の群から選ばれる疾患を有していて治療を必要としている哺乳類の治療方法であって、架橋した蛋白質の間の架橋を崩壊させることができる少なくとも1の化合物を含む有効量の組成物を前記哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項70】
前記化合物が式XXV:
【化22】

{ここで、R1及びR2は独立して水素及びアルキル基(これはヒドロキシ基で置換されていてもよい)の群から選ばれ;
Yは式−CH2C(=O)Rの基(ここで、Rは4〜10個の環員並びに酸素、窒素及び硫黄の群から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有するアルキレンジオキシアリール以外のヘテロ環式基であり、このヘテロ環式基はアルキル、オキソ、アルコキシカルボニルアルキル、アリール及びアラルキル基の群から選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよく;前記の1以上の置換基は、1以上のアルキル又はアルコキシ基で置換されていてもよい);又は式−CH2C(=O)−NHR'の基(ここで、R'は4〜10個の環員並びに酸素、窒素及び硫黄の群から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有するアルキレンジオキシアリール以外のヘテロ環式基であり、このヘテロ環式基は1以上のアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよい)であり;
Xは医薬的に許容できるイオン;及びその担体である}
の化合物の群から選ばれる、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
強皮症、ケロイド及び瘢痕の群から選ばれる疾患を有していて治療を必要としている哺乳類の治療方法であって、蛋白質架橋を防止することができる少なくとも1の化合物を含む有効量の組成物を前記哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項72】
強皮症、ケロイド及び瘢痕の群から選ばれる疾患を有していて治療を必要としている哺乳類の治療方法であって、
(a)蛋白質架橋を防止することができる少なくとも1の化合物;及び
(b)架橋した蛋白質の間の架橋を崩壊させることができる少なくとも1の化合物:
を含む有効量の組成物を前記哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項73】
コラーゲンを必要としている患者におけるコラーゲンの架橋を防止する方法であって、3DGを不活性化する化合物を含む組成物を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項74】
前記化合物が3DGの形成を阻害するものである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記化合物が構造式I:
【化23】

(ここで、R1及びR2は、独立して水素、低級アルキル、低級アルコキシ及びアリール基の群から選ばれるか、又はR1及びR2が窒素と一緒になって1〜2個のヘテロ原子及び2〜6個の炭素原子を含有するヘテロ環を形成するかのいずれかであり、前記へテロ原子の第2のものは窒素、酸素若しくは硫黄を含み;更に、
前記低級アルキル基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子を有するものの群から選ばれ;
前記アリール基は置換及び非置換のフェニル及びピリジル基を含む)
を有する化合物の群から選ばれる、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記化合物がメグルミン、ソルビトールリシン、マンニトールリシン及びガラクチトールリシンの群から選ばれる、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記患者が強皮症、ケロイド及び瘢痕の群から選ばれる少なくとも1の疾患を有する、請求項73に記載の方法。
【請求項78】
哺乳類におけるフルクトサミンキナーゼを阻害する方法であって、銅含有化合物を含む組成物を前記哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項79】
前記銅含有化合物が銅−サリチル酸共役、銅−ペプチド共役、銅−アミノ酸共役及び銅塩の群から選ばれる、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記銅含有化合物が銅−リシン共役及び銅−アルギニン共役の群から選ばれる、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記哺乳類が少なくとも1の糖尿病性合併症に関連する疾患を有する、請求項78に記載の方法。
【請求項82】
前記糖尿病性合併症が網膜症、ニューロパシー、心臓血管疾患、痴呆及び腎症の群から選ばれる、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
アマドラーゼ経路を阻害する組成物を哺乳類に投与することによって哺乳類におけるコラーゲンの製造を増加させる方法であって、前記組成物が銅含有化合物を含み、それによって哺乳類におけるコラーゲンの製造を増加させる、前記方法。
【請求項84】
前記銅含有化合物がフルクトサミンキナーゼを阻害するものである、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記コラーゲンがI型コラーゲンである、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
前記コラーゲンがII型Iコラーゲンである、請求項83に記載の方法。
【請求項87】
前記コラーゲンがI型及びII型Iコラーゲンを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項88】
アマドラーゼ経路を阻害する組成物を哺乳類に投与することによって哺乳類におけるコラーゲンについてのmRNAのレベルを増大させる方法であって、前記組成物が銅含有化合物を含み、それによって哺乳類におけるmRNAコラーゲンのレベルを増大させる、前記方法。
【請求項89】
哺乳類のデスモシンレベルを低下させる方法であって、アマドラーゼ経路阻害剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含み、前記阻害剤が銅含有化合物である、前記方法。
【請求項90】
哺乳類のデスモシンレベルを安定化させる方法であって、アマドラーゼ経路阻害剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含み、前記阻害剤が銅含有化合物である、前記方法。
【請求項91】
哺乳類においてアマドリ経路のフラックスを増加させることによって哺乳類におけるコラーゲンについてのmRNAのレベルを低下させる方法であって、少なくとも1の銅キレート化剤を含む組成物を哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項92】
前記化合物がトリエチレンテトラミン二塩酸塩(トリエン)、ペニシラミン、sar、diamsar、エチレンジアミン四酢酸、o−フェナントロリン及びヒスチジンの群から選ばれる、請求項91に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2007−523908(P2007−523908A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−554210(P2006−554210)
【出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/005082
【国際公開番号】WO2005/079463
【国際公開日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(506279573)ダイナミス セラピューティクス インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】