説明

プレーナ型アクチュエータ

【課題】 検出コイルの設置スペースを大きく確保することができ、S/N比を増大させて可動部の正確な位置検出を行うことのできるプレーナ型アクチュエータを提供する。
【解決手段】 デバイス基板に設置された枠状の固定部2と、固定部2の内側にトーションバー5を介して可動自在に支持され駆動手段により駆動される可動部6と、可動部6に設置され可動部6を駆動するための渦巻き状に形成された駆動コイル7と、駆動コイル7のコイル配線の間に沿って設置され可動部6の動作を検出する検出コイル9と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプレーナ型アクチュエータに係り、特に、枠状の固定部に平板状の可動部を揺動可能に軸支し、この可動部の揺動位置を検出することを可能としたプレーナ型アクチュエータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、枠状の固定部に平板状の可動部を揺動可能に軸支する構造のアクチュエータとして、例えば半導体製造技術を利用し、シリコン基板を異方性エッチングし、枠状の固定部と平板状の可動部と固定部に可動部を軸支するトーションバーとを一体に形成し、可動部に駆動コイルを設け、可動部の駆動コイルに静磁界を付与する例えば永久磁石のような静磁界発生手段を設け、通電により駆動コイルに発生する磁界と静磁界発生手段による静磁界との相互作用により発生するローレンツ力を利用して可動部を揺動させる電磁駆動タイプのプレーナ型アクチュエータがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、このようなアクチュエータは、例えば、可動部にミラーを設けることで光ビームを偏向走査する光スキャナなどに適用される。
【0003】
このようなアクチュエータにおいては、可動部に設置された駆動コイルの内側に検出コイルを設置し、この検出コイルにより可動部の揺動位置を検出することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2722314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の技術においては、可動部設置された駆動コイルの内側に検出コイルを設置するものであることから、検出コイルを設置する場合に、検出コイルの設置スペースを大きく確保することができず、そのため、検出コイルのターン数に限界があり、検出センサによる出力を大きくすることができないという問題を有している。その結果、S/N比を大きくすることができず、可動部の正確な位置検出を行うことができないという問題を有している。
【0006】
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、検出コイルの設置スペースを大きく確保することができ、S/N比を増大させて可動部の正確な位置検出を行うことのできるプレーナ型アクチュエータを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係るプレーナ型アクチュエータは、デバイス基板に設置された枠状の固定部と、前記固定部の内側に支持梁を介して可動自在に支持され駆動手段により駆動される可動部と、前記可動部に設置され前記可動部を駆動するための渦巻き状に形成された駆動コイルと、前記駆動コイルのコイル配線の間に沿って設置され前記可動部の動作を検出する検出コイルと、を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記検出コイルは、渦巻き状に形成された前記駆動コイルの隣り合う前記コイル配線の間のほぼ中央位置に配置されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記駆動コイルおよび前記検出コイルは、前記可動部にそれぞれ複数層にわたって形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記固定部と前記可動部の間に、前記可動部を前記支持梁を介して可動自在に支持するとともに、前記固定部に前記支持梁を介して可動自在に支持された第2可動部を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4において、前記第2可動部に設置された第2駆動コイルのコイル配線の間に沿って設置され前記第2可動部の動作を検出する第2検出コイルを備えていることを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5において、前記第2駆動コイルおよび前記第2検出コイルは、前記第2可動部にそれぞれ複数層にわたって形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、可動部の駆動コイルのコイル配線の間に検出コイルを配置するようにしているので、検出コイルの設置スペースを大きく確保することができ、検出コイルのターン数を増加させることができ、検出コイルの出力を増大させることが可能となる。しかも、駆動コイルの各コイル配線で発生する磁界が検出コイルの位置で互いに相殺されることになり、検出コイルに対する駆動コイルの磁界の影響を著しく低減させることができる。その結果、検出コイルのS/N比を著しく増大させることができ、可動部の揺動位置を正確に検出することができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、検出コイルを、渦巻き状に形成された駆動コイルの隣り合うコイル配線の間のほぼ中央位置に配置するようにしているので、駆動コイルの各コイル配線で発生する磁界が検出コイルの位置で互いに相殺されることになり、検出コイルに対する駆動コイルの磁界の影響を著しく低減させることができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、駆動コイルおよび検出コイルを、可動部にそれぞれ複数層にわたって形成するようにしているので、検出コイルを駆動コイルのコイル配線の間に設置した場合でも、適正に配線を行うことができる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、固定部と可動部の間に、可動部を支持梁を介して可動自在に支持するとともに、固定部に支持梁を介して可動自在に支持された第2可動部を設けるようにしているので、二次元のアクチュエータにおいても、検出コイルの設置スペースを大きく確保することができ、検出コイルのターン数を増加させることができ、検出コイルの出力を増大させることが可能となり、検出コイルのS/N比を著しく増大させて可動部の揺動位置を正確に検出することができる。
【0017】
請求項5に係る発明によれば、第2可動部に設置された第2駆動コイルのコイル配線の間に沿って設置され第2可動部の動作を検出する第2検出コイルを備えているので、第2可動部においても、検出コイルの設置スペースを大きく確保することができ、検出コイルのターン数を増加させることができ、検出コイルの出力を増大させることが可能となり、検出コイルのS/N比を著しく増大させて第2可動部の揺動位置を正確に検出することができる。
【0018】
請求項6に係る発明によれば、第2駆動コイルおよび第2検出コイルを、第2可動部にそれぞれ複数層にわたって形成するようにしているので、第2検出コイルを第2駆動コイルのコイル配線の間に設置した場合でも、適正に配線を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係るプレーナ型アクチュエータに搭載されるプレーナ型アクチュエータの実施形態を示す概略図である。
【図2】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの製造方法を示す第1のウェハへの第1層目の配線パターン形成工程の断面図である。
【図3】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの図2の工程状態を示す概略図である。
【図4】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの製造方法を示す第1のウェハへの第2層目の配線パターン形成工程の断面図である。
【図5】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの図4の工程状態を示す概略図である。
【図6】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの製造方法を示す第1のウェハへの第3層目の配線パターン形成工程の断面図である。
【図7】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの図6の工程状態を示す概略図である。
【図8】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの製造方法を示す第1のウェハ表面のエッチング工程の断面図である。
【図9】本発明に係るプレーナ型アクチュエータの製造方法を示す第2のウェハのエッチング工程の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は本発明に係るプレーナ型アクチュエータの実施形態を示す概略図である。
【0022】
図1に示すように、本実施形態のプレーナ型アクチュエータ1は、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部2を備えている。この固定部2の内側には、支持梁としての第2トーションバー3を介して枠状の第2可動部4が揺動自在に支持されており、この第2可動部4の内側には、支持梁としての第1トーションバー5を介して第1可動部6が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部6と第2可動部4とは、第2トーションバー3を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部6と第2可動部4とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部2、第2可動部4、第1可動部6、第1トーションバー5および第2トーションバー3は、一体的に形成されている。
【0023】
また、固定部2の周囲には、第1可動部6を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
【0024】
第1可動部6の一面側には、第1可動部6を駆動するための渦巻き状に形成された第1駆動コイル7(図1中実線で示す)が設置されており、この第1駆動コイル7の両端部は、第2可動部4を通って固定部2から引き出されるように構成されている。また、第2可動部4の一面側には、第2可動部4を駆動するための渦巻き状に形成された第2駆動コイル8(図1中一点鎖線で示す)が設置されており、この第2駆動コイル8の両端部は、固定部2から引き出されるように構成されている。
【0025】
さらに、本実施形態においては、第1可動部6の一面側には、第1可動部6の動作を検出するための検出コイル9(図1中破線で示す)が設置されており、この検出コイル9は、渦巻き状に形成される第1駆動コイル7の各コイル配線の間のほぼ中央位置に配置されるように構成されている。なお、本実施形態においては、これら第1駆動コイル7、第2駆動コイル8および検出コイル9は、複数層に分けて形成されるようになっている。
【0026】
次に、本実施形態のプレーナ型アクチュエータ1の製造方法について説明する。
【0027】
まず、図2に示すように、単結晶シリコンからなる第1のウェハ10の表面に、保護膜11を被覆するとともに、第1のウェハ10の裏面側に、下面側に保護膜11が形成されたシリコンからなる第2のウェハ13を酸化膜12を介して貼り合わせる。保護膜11は、例えば、酸化炉などを用いてシリコンの酸化膜を被膜することにより形成される。また、保護膜11としては、シリコンのエッチングに耐性のあるものであればよく、酸化膜以外にも金属等が考えられる。
【0028】
その後、図3に示すように、第1のウェハ10の表面側の全面に配線材料をスパッタリングした後、パターニングして不要な部分をエッチングすることにより、図2に示すように、固定部2、第2トーションバー3および第2可動部4に、検出コイル9および第1駆動コイル7の第1層目の配線パターン14を形成する。その後、配線パターン14の表面に保護膜材料を塗布した後、パターニングを行い、配線用保護膜15を形成する。
【0029】
続いて、図3中(1)から(4)で示す各配線パターン14の端部に対応する位置の配線用保護膜15を除去してスルーホールを形成しておく。そして、図4および図5に示すように、第1のウェハ10の表面側の全面に配線材料をスパッタリングした後、パターニングして不要な部分をエッチングすることにより、第2可動部4、第1トーションバー5、第1可動部6に、検出コイル9および第1駆動コイル7の第2層目の配線パターン14を検出コイル9と第1駆動コイル7とが交互に配置されるように形成するとともに、固定部2、第2トーションバー3、第2可動部4に、第2駆動コイル8の第2層目の配線パターン14を形成する。これにより、第2可動部4に形成された第2層目の検出コイル9の配線パターン14の端部と第1層目の検出コイル9の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続され、第2可動部4に形成された第2層目の第1駆動コイル7の配線パターン14の端部と第1層目の第1駆動コイル7の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続される。その後、配線パターン14の表面に保護膜材料を塗布した後、パターニングを行い、配線用保護膜15を形成する。
【0030】
続いて、図5中(4)から(7)で示す各配線パターン14の端部に対応する位置の配線用保護膜15を除去してスルーホールを形成しておく。そして、図7および図8に示すように、第1のウェハ10の表面側の全面に配線材料をスパッタリングした後、パターニングして不要な部分をエッチングすることにより、第2可動部4、第1トーションバー5、第1可動部6に、検出コイル9および第1駆動コイル7の第3層目の配線パターン14を形成するとともに、固定部2、第2トーションバー3、第2可動部4に、第2駆動コイル8の第3層目の配線パターン14を形成する。その後、図に示すように、配線パターン14の表面に保護膜材料を塗布した後、パターニングを行い、配線用保護膜15を形成する。
【0031】
これにより、第1可動部6に形成された第3層目の検出コイル9の配線パターン14の端部と第2層目の検出コイル9の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続されるとともに、第2可動部4に形成された第3層目の検出コイル9の配線パターン14の端部と第1層目の検出コイル9の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続され、これにより、第1層目、第2層目および第3層目の配線パターン14により連続した検出コイル9が形成される。また、第1可動部6に形成された3層目の第1駆動コイル7の配線パターン14の端部と第2層目の第1駆動コイル7の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続されるとともに、第2可動部4に形成された第3層目の検出コイル9の配線パターン14の端部と第1層目の検出コイル9の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続され、これにより、第1層目、第2層目および第3層目の配線パターン14により連続した第1駆動コイル7が形成される。さらに、第2可動部4に形成された3層目の第2駆動コイル8の配線パターン14の端部と第2層目の第2駆動コイル8の配線パターン14の端部とがスルーホールを介して接続され、これにより、第2層目および第3層目の配線パターン14により連続した第2駆動コイル8が形成される。
【0032】
そして、図8に示すように、第1のウェハ10の表面をパターニングし、保護膜11および第1のウェハ10をエッチングして第1可動部6、第2可動部4および固定部2以外の部分を除去する。続いて、第2のウェハ13の裏面をパターニングして、酸化膜12および第2のウェハ13をエッチングして、固定部2以外の部分を除去することにより、図9に示すようなプレーナ型アクチュエータ1が形成される。
【0033】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0034】
このプレーナ型アクチュエータ1の駆動原理は、例えば、特許第2722314号公報等で詳述されているので、以下、光スキャナの場合を例として簡単に説明する。
【0035】
第1可動部6の第1駆動コイル7および第2可動部4の第2駆動コイル8にそれぞれ電流を流すと磁界が発生し、この磁界と静磁界発生手段による静磁界との相互作用によりローレンツ力が発生し、第1トーションバー5および第2トーションバー3の軸方向と平行な第1可動部6および第2可動部4の対辺部分に互いに逆方向の回転力が発生し、この回転力と第1トーションバー5および第2トーションバー3の復元力とが釣合う位置まで第1可動部6および第2可動部4が回動される。
【0036】
そして、駆動コイルに直流電流を流すことにより、駆動電流量に応じた回動位置で第1可動部6および第2可動部4を停止させることで、反射ミラーにより光ビームを所望の方向に偏向することが可能となる。
【0037】
一方、駆動コイルに交流電流を流すことにより、第1可動部6および第2可動部4が揺動し、反射ミラーにより光ビームを偏向走査できる。第1可動部6および第2可動部4を回動させるための回転力は、第1駆動コイル7および第2駆動コイル8に流す駆動電流値に比例するので、駆動コイルに供給する駆動電流値を制御することで、第1可動部6の振れ角(光ビームの偏向角度)を制御することができる。なお、本実施形態においては、光スキャナの場合を例として作用を説明したが、本発明は光スキャナ以外にも適用できるものである。
【0038】
また、本実施形態においては、第1可動部6の揺動により発生する磁界により検出コイル9に電流が流れ、この電流値を測定することにより、第1可動部6の揺動状態を検出することができるものである。このとき、本実施形態においては、第1駆動コイル7の間に検出コイル9を配置するようにしているので、検出コイル9の設置スペースを大きく確保することができ、その結果、検出コイル9のターン数を増加させることができ、検出コイル9の出力を増大させることが可能となる。しかも、駆動コイルの間に検出コイル9を配置するようにしているので、第1駆動コイル7の各コイル配線で発生する磁界が検出コイル9の位置で互いに相殺されることになり、検出コイル9に対する第1駆動コイル7の磁界の影響を著しく低減させることができる。
【0039】
以上述べたように、本実施形態においては、第1可動部6の第1駆動コイル7の間に検出コイル9を配置するようにしているので、検出コイル9の設置スペースを大きく確保することができ、検出コイル9のターン数を増加させることができ、検出コイル9の出力を増大させることが可能となる。しかも、第1駆動コイル7の各コイル配線で発生する磁界が検出コイル9の位置で互いに相殺されることになり、検出コイル9に対する第1駆動コイル7の磁界の影響を著しく低減させることができる。その結果、検出コイル9のS/N比を著しく増大させることができ、第1可動部6の揺動位置を正確に検出することができる。
【0040】
なお、前記実施形態においては、可動部と第2可動部4とを備えた二次元のアクチュエータに適用した場合について説明したが、1つの可動部のみを備えた一次元のアクチュエータに適用することも可能である。また、前記実施形態においては、可動部に検出コイル9を設置した場合について説明したが、第2可動部4の第2駆動コイル8の間に第2検出コイル9を設置するようにしてもよい。
【0041】
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 プレーナ型アクチュエータ
2 固定部
3 第2トーションバー
4 第2可動部
5 第1トーションバー
6 第1可動部
7 第1駆動コイル
8 第2駆動コイル
9 検出コイル
10 第1のウェハ
11 保護膜
12 第2のウェハ
13 酸化膜
14 配線パターン
15 配線用保護膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス基板に設置された枠状の固定部と、
前記固定部の内側に支持梁を介して可動自在に支持され駆動手段により駆動される可動部と、
前記可動部に設置され前記可動部を駆動するための渦巻き状に形成された駆動コイルと、
前記駆動コイルのコイル配線の間に沿って設置され前記可動部の動作を検出する検出コイルと、
を備えていることを特徴とするプレーナ型アクチュエータ。
【請求項2】
前記検出コイルは、渦巻き状に形成された前記駆動コイルの隣り合う前記コイル配線の間のほぼ中央位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ型アクチュエータ。
【請求項3】
前記駆動コイルおよび前記検出コイルは、前記可動部にそれぞれ複数層にわたって形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレーナ型アクチュエータ。
【請求項4】
前記固定部と前記可動部の間に、前記可動部を前記支持梁を介して可動自在に支持するとともに、前記固定部に前記支持梁を介して可動自在に支持された第2可動部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプレーナ型アクチュエータ。
【請求項5】
前記第2可動部に設置された第2駆動コイルのコイル配線の間に沿って設置され前記第2可動部の動作を検出する第2検出コイルを備えていることを特徴とする請求項4に記載のプレーナ型アクチュエータ。
【請求項6】
前記第2駆動コイルおよび前記第2検出コイルは、前記第2可動部にそれぞれ複数層にわたって形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプレーナ型アクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−33980(P2011−33980A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182465(P2009−182465)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】