説明

プロテインキナーゼインヒビターとしてのイミダゾピラジン

その多くの実施形態において、本発明は、プロテインキナーゼおよび/またはチェックポイントキナーゼの阻害剤としての新規な種類のイミダゾピラジン化合物、該化合物の調製方法、1つ以上の該化合物を含む医薬組成物、1つ以上の該化合物を含む医薬製剤の調製方法、および該化合物または医薬組成物を使用する、プロテインキナーゼまたはチェックポイントキナーゼに関連する1つ以上の疾患の治療、予防、阻害または改善方法を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、
RはH、CN、−NR、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、−C(O)NR、−N(R)C(O)R、ヘテロシクリル、(CH1−3NRで置換されたヘテロアリール、非置換アルキル、または同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、−OR、ヘテロシクリル、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)−C(O)OR、−(CH1−3−N(R)および−NRからなる群から独立して選択される)で置換されたアルキルであり;
はH、ハロ、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで前記アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−CHOR、−C(O)NR、−C(O)OH、−C(O)NH、−NR(ここで、RおよびRは、前記−NRのNと一緒になってヘテロシクリル環を形成する)、−S(O)R、−S(O)R、−CN、−CHO、−SR、−C(O)OR、−C(O)Rおよび−ORからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
はH、ハロ、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで前記アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールのそれぞれは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、−C(O)OH、−C(O)NH、−NR(ここで、RおよびRは、前記−NRのNと一緒になってヘテロシクリル環を形成する)、−CN、アリールアルキル、−CHOR、−S(O)R、−S(O)R、−CN、−CHO、−SR、−C(O)OR、−C(O)R、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から独立して選択される)で任意に独立して置換されていてよく;
はH、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで:
について上記した前記アルキルは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、−OR、アルコキシ、ヘテロアリールおよび−NRからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
について上記した前記アリールは、非置換であるか、またはハロ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキルもしくはヘテロアリールアルキルと任意に置換されているか、任意に縮合しており、ここで前記へテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキルおよびヘテロアリールアルキルのそれぞれは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、アルキル、−OR、−N(R)および−S(O)Rから独立して選択される)で任意に独立して置換されていてよく;
について上記した前記へテロアリールは、非置換であるか、または同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、アミノ、アルコキシカルボニル、−OR、アルキル、−CHO、−NR、−S(O)N(R)、−C(O)N(R)、−SR、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリルからなる群から独立して選択される)と任意に置換されているか、任意に縮合していてよく;
はH、アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはシクロアルキルであり;
はH、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはシクロアルキルであり;
さらに、式Iのいかなる−NRにおいても、前記RおよびRは任意に前記−NRのNと結合して環式環を形成してよい)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項2】
式:
【化2】

(式中、
RはH、CN、−NR、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、−C(O)NR、−N(R)C(O)R、または同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、−ORおよび−NRからなる群から独立して選択される)で置換されたアルキルであり;
はH、ハロ、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで前記アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)NRおよび−ORからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
はH、ハロまたはヘテロアリールであり、ここで前記ヘテロアリールは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
はH、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで:
前記アルキルは、非置換であるか、同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、−OR、アルコキシおよび−NRからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
前記アリールは、ヘテロアリールで置換されており、該へテロアリールは、非置換であるか、アルキルで置換されていてよく;
について上記した前記へテロアリールは、非置換であるか、または同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、−OR、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールおよびヘテロシクリルからなる群から独立して選択される)で置換されていてよく;
はH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはシクロアルキルであり;
はH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはシクロアルキルである)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項3】
が非置換のヘテロアリールまたはアルキルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がアルキルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
がピラゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がアルキルで置換されたピラゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が1−メチル−ピラゾール−4−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
RがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
RがCNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Rが−C(O)NRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Rが−C(O)NHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Rがヘテロシクレニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Rがテトラヒドロピリジニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Rが1,2,3,6−テトラヒドロピリジニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Rが同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、−ORおよび−NRからなる群から独立して選択される)で置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Rが1つ以上の−NRで置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Rが−NHで置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Rが−NH(メチル)で置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
が非置換のアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
が同一もしくは異なっていてよい1つ以上の部分(それぞれの部分は、ハロ、−OR、アルコキシおよび−NRからなる群から独立して選択される)で置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
が非置換のヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
がアルキルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
がメチルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が非置換のイソチアゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
がアルキルで置換されたイソチアゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
がメチルで置換されたイソチアゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
が5−メチル−イソチアゾール−3−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
がヘテロアリールで置換されたアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
がイミダゾリルで置換されたアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
がイミダゾリルで置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
式:
【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項32】
精製された形態の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項33】
単離された形態の、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項34】
治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と組み合わせて含む、医薬組成物。
【請求項35】
請求項1に記載の化合物とは異なる1つ以上の抗癌剤をさらに含む、請求項34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
1つ以上の抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、テモゾロミド、シクロフォスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオフォスフォラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、オキサリプラチン、ロイコボリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、Bexxar、ベルケイド、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビタックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225、キャンパス、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3−APおよびMDL−101,731からなる群から選択される、請求項35に記載の医薬組成物。
【請求項37】
患者における1つ以上のサイクリン依存性キナーゼを阻害するための薬剤を製造するための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項38】
患者におけるサイクリン依存性キナーゼを阻害することによって1つ以上の疾患を治療するための薬剤を製造するための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項39】
患者におけるサイクリン依存性キナーゼを阻害することによって1つ以上の疾患を治療するための薬剤を製造するための、以下:(i)少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および(ii)少なくとも1つの第2化合物(該第2化合物は、請求項1に記載の化合物とは異なる抗癌剤である)を含む組み合わせの使用。
【請求項40】
前記サイクリン依存性キナーゼがCDK1である、請求項37、38または39のいずれか1項に記載の使用。
【請求項41】
前記サイクリン依存性キナーゼがCDK2である、請求項37、38または39のいずれか1項に記載の使用。
【請求項42】
前記疾患が、
膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、肺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭頸部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、頸癌、甲状腺癌、前立腺癌および皮膚癌(扁平上皮癌を含む);
白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫およびバーキットリンパ腫;
急性および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病;
線維肉腫、横紋筋肉腫;
星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫および神経鞘腫;
黒色腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞癌およびカポジ肉腫
からなる群から選択される、請求項38または39に記載の使用。
【請求項43】
放射線療法をさらに含む、請求項37、38または39のいずれか1項に記載の使用。
【請求項44】
前記抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、テモゾロミド、シクロフォスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオフォスフォラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、オキサリプラチン、ロイコボリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、Bexxar、ベルケイド、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビタックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225、キャンパス、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3−APおよびMDL−101,731からなる群から選択される、請求項39に記載の使用。
【請求項45】
患者における1つ以上のチェックポイントキナーゼを阻害するための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項46】
患者における1つ以上のチェックポイントキナーゼを阻害することによって疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項47】
チェックポイントキナーゼを阻害することによって1つ以上の疾患を治療するための、以下:(i)少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および(ii)ある量の少なくとも1つの第2化合物(該第2化合物は、請求項1に記載の化合物とは異なる抗癌剤である)を含む組み合わせの使用。
【請求項48】
前記抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、テモゾロミド、シクロフォスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオフォスフォラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、オキサリプラチン、ロイコボリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、Bexxar、ベルケイド、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビタックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225、キャンパス、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3−APおよびMDL−101,731からなる群から選択される、請求項47に記載の使用。
【請求項49】
患者における1つ以上のチェックポイントキナーゼに関連する疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグとを組み合わせて含む医薬組成物の使用。
【請求項50】
前記チェックポイントキナーゼがChk1である、請求項45、46、47または48のいずれか1項に記載の使用。
【請求項51】
前記チェックポイントキナーゼがChk2である、請求項45、46、47または48のいずれか1項に記載の使用。
【請求項52】
患者における1つ以上のチロシンキナーゼを阻害するための、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグとを組み合わせて含む、組成物。
【請求項53】
患者における1つ以上のチロシンキナーゼを阻害することによって疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグとを組み合わせて含む、組成物。
【請求項54】
患者におけるチロシンキナーゼを阻害することによって1つ以上の疾患を治療するための、以下:(i)少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および(ii)ある量の少なくとも1つの第2化合物(該第2化合物は、請求項1に記載の化合物とは異なる抗癌剤である)を含む組み合わせの使用。
【請求項55】
患者における1つ以上のチロシンキナーゼを阻害することによって疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグとを組み合わせて含む医薬組成物の使用。
【請求項56】
前記チロシンキナーゼが、VEGF−R2、EGFR、HER2、SRC、JAKおよびTEKからなる群から選択される、請求項52、53、54または55のいずれか1項に記載の使用。
【請求項57】
前記チロシンキナーゼがVEGF−R2である、請求項52、53、54または55のいずれか1項に記載の使用。
【請求項58】
前記チロシンキナーゼがEGFRである、請求項52、53、54または55のいずれか1項に記載の使用。
【請求項59】
患者における1つ以上のPim−1キナーゼを阻害するための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項60】
患者における1つ以上のPim−1キナーゼを阻害することによって疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項61】
患者におけるPim−1キナーゼを阻害することによって1つ以上の疾患を治療するための、以下:(i)少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および(ii)少なくとも1つの第2化合物(該第2化合物は抗癌剤であって、前記第2化合物は請求項1に記載の化合物とは異なる)を含む組み合わせの使用。
【請求項62】
患者における1つ以上のPim−1キナーゼを阻害することによって疾患を治療するための、または疾患の進行を遅らせるための、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグとを組み合わせて含む医薬組成物の使用。
【請求項63】
患者における癌を治療するための、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの使用。
【請求項64】
前記癌が、
膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、肺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭頸部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、頸癌、甲状腺癌、前立腺癌および皮膚癌(扁平上皮癌を含む);
白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫およびバーキットリンパ腫;
急性および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病;
線維肉腫、横紋筋肉腫;
頭頸部、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫;
星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫および神経鞘腫;
黒色腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞癌およびカポジ肉腫
からなる群から選択される、請求項63に記載の使用。
【請求項65】
患者における癌を治療するための、以下:(i)少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および(ii)ある量の少なくとも1つの第2化合物(前記第2化合物は抗癌剤であって、前記第2化合物は請求項1に記載の前記化合物とは異なる)を含む組み合わせの使用。
【請求項66】
放射線療法の使用をさらに含む、請求項65に記載の使用。
【請求項67】
前記抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキサート、テモゾロミド、シクロフォスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオフォスフォラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、オキサリプラチン、ロイコボリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、Bexxar、ベルケイド、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビタックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225、キャンパス、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3−APおよびMDL−101,731からなる群から選択される、請求項65に記載の使用。
【請求項68】
式:
【化16】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項69】
式:
【化17】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項70】
式:
【化18】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項71】
式:
【化19】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項72】
式:
【化20】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項73】
式:
【化21】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項74】
式:
【化22】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項75】
式:
【化23】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項76】
式:
【化24】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項77】
式:
【化25】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項78】
式:
【化26】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。

【公表番号】特表2009−515888(P2009−515888A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540211(P2008−540211)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【国際出願番号】PCT/US2006/043786
【国際公開番号】WO2007/058942
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】