レジストの光学特性を変化させる方法及び装置
【課題】集積回路のような電子素子の製造において、光計測を用いた測定の精度を改善する方法及びシステムを提供する。また、調節可能なレジストの光学特性を変化させる方法及びシステムを提供する。
【解決手段】その調節可能なレジスト層は反応性ガス、液体、プラズマ、放射線若しくは熱エネルギー又はこれらを結合させたものを用いて処理されて良い。それによってフォトレジストは露光前に第1組の光学特性と異なる第2組の光学特性を得て、露光波長で又はその近傍の放射線に対して透明ではなくなり、OTSM構造420が光線425、426及び427を反射する。
【解決手段】その調節可能なレジスト層は反応性ガス、液体、プラズマ、放射線若しくは熱エネルギー又はこれらを結合させたものを用いて処理されて良い。それによってフォトレジストは露光前に第1組の光学特性と異なる第2組の光学特性を得て、露光波長で又はその近傍の放射線に対して透明ではなくなり、OTSM構造420が光線425、426及び427を反射する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
光計測プロセスを改善するシステムであって:
基板を受ける工程;
前記基板の精度値を決定する工程;
改善された基板について設定された前記精度値が限界範囲内にないときに、前記基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程;及び
改善された基板について設定された前記精度値が限界範囲内にあるときに、前記基板を処理する工程;
を有し、
前記基板は複数のダイ及び多数の測定位置を有し、
各ダイは、他の少なくとも1層上に第1パターニングレジスト層を有し、及び
少なくとも1の測定位置は、内部に周期的測定用構造体を有する、
方法。
【請求項2】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、前記基板上の少なくとも1の測定位置内に存在する第1周期的測定用構造体の少なくとも1の光学特性を、反応性気体、液体、プラズマ、放射線若しくは熱エネルギー又はこれらの結合を用いて調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、レジスト材料、若しくは反射防止材料、又はこれらの混合材料の少なくとも1の光学特性を調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、レジスト材料、若しくは反射防止材料、又はこれらの混合材料の少なくとも一部を除去する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
新たな値が決定された前記の調節された基板を測定する工程;
前記の調節された基板から測定回折スペクトルを取得する工程;
周期構造体及び関連する回折スペクトルのライブラリから最善推定構造体を選択する工程;
前記最善推定構造体に関連する最善推定回折スペクトルを取得する工程;
前記測定された回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとを比較する工程;及び
前記測定された回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記基板及び測定回折スペクトルデータの精度値を設定し、前記測定回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致しないときには、新たな最善推定構造体を選択する工程;
をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
高さ、幅、厚さ、深さ、体積、面積、角度、誘電特性、プロセスレシピパラメータ、プロセス時間、限界寸法、間隔、周期、位置、若しくはライン幅、又はこれら2以上の結合を変化させることによって、前記新たな最善推定構造体が生成される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記測定された回折スペクトルと、前記新たな最善推定構造体に関連する新たな最善推定回折スペクトルとを比較する工程;
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記基板の精度値を設定する工程;及び
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致しないときには、前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するまで、又は前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとの差異が限界値よりも良好になるまで、新たな最善推定回折スペクトルの決定を継続する工程;
をさらに有する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記新たな精度値、前記新たな推定構造体、及び前記新たな推定構造体に関連する回折スペクトルを保存する工程をさらに有する、請求項43に記載の方法。
【請求項1】
光計測プロセスを改善するシステムであって:
基板を受ける工程;
前記基板の精度値を決定する工程;
改善された基板について設定された前記精度値が限界範囲内にないときに、前記基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程;及び
改善された基板について設定された前記精度値が限界範囲内にあるときに、前記基板を処理する工程;
を有し、
前記基板は複数のダイ及び多数の測定位置を有し、
各ダイは、他の少なくとも1層上に第1パターニングレジスト層を有し、及び
少なくとも1の測定位置は、内部に周期的測定用構造体を有する、
方法。
【請求項2】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、前記基板上の少なくとも1の測定位置内に存在する第1周期的測定用構造体の少なくとも1の光学特性を、反応性気体、液体、プラズマ、放射線若しくは熱エネルギー又はこれらの結合を用いて調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、レジスト材料、若しくは反射防止材料、又はこれらの混合材料の少なくとも1の光学特性を調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の基板の少なくとも1の光学特性を調節する工程が、レジスト材料、若しくは反射防止材料、又はこれらの混合材料の少なくとも一部を除去する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
新たな値が決定された前記の調節された基板を測定する工程;
前記の調節された基板から測定回折スペクトルを取得する工程;
周期構造体及び関連する回折スペクトルのライブラリから最善推定構造体を選択する工程;
前記最善推定構造体に関連する最善推定回折スペクトルを取得する工程;
前記測定された回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとを比較する工程;及び
前記測定された回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記基板及び測定回折スペクトルデータの精度値を設定し、前記測定回折スペクトルと前記最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致しないときには、新たな最善推定構造体を選択する工程;
をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
高さ、幅、厚さ、深さ、体積、面積、角度、誘電特性、プロセスレシピパラメータ、プロセス時間、限界寸法、間隔、周期、位置、若しくはライン幅、又はこれら2以上の結合を変化させることによって、前記新たな最善推定構造体が生成される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記測定された回折スペクトルと、前記新たな最善推定構造体に関連する新たな最善推定回折スペクトルとを比較する工程;
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記基板の精度値を設定する工程;及び
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致しないときには、前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するまで、又は前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとの差異が限界値よりも良好になるまで、新たな最善推定回折スペクトルの決定を継続する工程;
をさらに有する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記測定された回折スペクトルと前記新たな最善推定回折スペクトルとが一致基準範囲内で一致するときには、前記新たな精度値、前記新たな推定構造体、及び前記新たな推定構造体に関連する回折スペクトルを保存する工程をさらに有する、請求項43に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−212887(P2012−212887A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−114182(P2012−114182)
【出願日】平成24年5月18日(2012.5.18)
【分割の表示】特願2007−245152(P2007−245152)の分割
【原出願日】平成19年9月21日(2007.9.21)
【出願人】(000219967)東京エレクトロン株式会社 (5,184)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年5月18日(2012.5.18)
【分割の表示】特願2007−245152(P2007−245152)の分割
【原出願日】平成19年9月21日(2007.9.21)
【出願人】(000219967)東京エレクトロン株式会社 (5,184)
【Fターム(参考)】
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