説明

ローラ保持ユニット及び画像形成装置

【課題】ローラや軸受の着脱機構及び操作が簡素であり、且つローラを精度良く当接できると共に、予期せぬ軸受外れが生じることのない画像形成装置を提供する。
【解決手段】回動部材としてのローラ1と、ローラ1の両端を保持する軸受3と、軸受3を介してローラ1を付勢する付勢部材4と、軸受3を支持するための軸受支持部10aと、を有するローラ保持ユニット100において、軸受3は付勢部材4により摺動され、軸受3及び付勢部材4は、軸受3摺動方向と垂直方向からローラ保持ユニット100本体に着脱され、前記軸受支持部10a開口部10bは、ローラ保持ユニット100開口側の一部が閉じていることを特徴とするローラ保持ユニット、及びこれを備えるベルトユニット、画像形成装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ等の静電複写プロセスによる画像形成に用いられるローラ保持ユニット、及画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、像担持体を帯電させるための帯電ローラや像担持体上の画像を記録媒体に転写する転写ローラ等で、回動するローラをスプリング等の弾性部材で当接させる機構が多く使用されており、特許文献1ないし4などの手段が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、画像形成装置に設けられる転写ローラの両端保持部が、前記画像形成装置の本体フレームと一体に設けられた軸受ガイド及び爪により保持された軸受、ならびに緩衝手段により構成される転写ローラが提案されている。即ち、転写ローラの保持部が本体フレームと一体成形され、一体化しているため、転写ローラの軸受を本体フレームに直接取り付けることで、転写ローラ4の組立精度が安定化し、複写精度を向上させられると共に、これら部分の組立、取り外しも容易に行うことが可能な構成となっている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、スナップフィットで軸受をガイドする手段をとしており、軸受の着脱が容易である反面、ローラの対向物が無い場合には外れやすく、また回動時に受ける水平方向の力によりガイド間が広がるため、安定した当接条件が得られないという不具合があった。
【0004】
また、軸受を保持するガイド部と、軸受の外れを防止するスナップフィットを別体とした構成のものも提案されている。
例えば特許文献2では、感光体ドラムの転写域に対向して配設された転写ローラと、転写ローラを支持する転写ローラ支持体、及び一端が感光体ドラムの転写域に臨むように配設した、転写紙の搬送路を形成するための搬送ガイドを備え、転写ローラは軸方向両端から突出する回転軸を有し、転写ローラ支持体は、上端に開口する軸受溝を有すると共に、軸受溝において転写ローラの回転軸を軸支し、搬送ガイドは転写ローラ側に突出する突出部材を有し、この突出部材が、回転軸が軸受溝の開口から抜け出るのを阻止する位置に配設された構成の画像形成装置が提案されている。
【0005】
また、特許文献3では、転写ローラの軸受を上下にスライド可能に支持する剛性のガイドレールと、軸受を上方に押圧するスプリングと、軸受の側面に2つの軸受突起部とを設け、更に転写フレームには、軸受突起部に上方から当接する頭部を有する移動規制部材と、その外側から対峙するリブとを設け、入り口ガイドに、上記頭部に係合するよう内側に湾曲したセット爪を設けることで、予期せぬ転写ローラの外れがない転写ローラの支持機構を有する画像形成装置を提供している。当該転写ローラを外すときは、軸受を押し下げてセット爪を抜き、次に軸受を持ち上げて転写ローラを外す。
【0006】
しかしながら特許文献2では、輸送時等、激しい振動が加わった時に軸受が外れることがあり、これを防止するためにスナップフィットを硬くすると、軸受の着脱が困難となり、着脱を繰り返すとスナップフィットが変形して、ユニットの再利用が難しくなるといった課題が残されている。
また上記課題に加え、特許文献3では、軸受着脱のためにガイドの上方が開口しているため、ユニットの歪みによりガイド間の幅が変わってしまい、安定した当接条件が得られない場合がある。
特に、タンデム中間転写ベルトの転写ローラ等では、当接圧を弱くするために、圧の弱い弾性部材を使用するため、より安定した摺動動作が必要とされる。従って、安定した当接条件を得る事が必要である。
【0007】
また、特許文献4では、軸受が転写材の搬送方向上流側および下流側から、ガイド部材が備えられた一対の狭持片でスライド自在に狭持され、軸受の下面およびガイド部材の胴体部上面の間には、スプリング等の付勢手段が配置され、軸受は、対向ローラの方向に付勢押出される構成の画像形成装置が提案されている。
本発明においては、狭持片の先端部に、係止爪を、内側に向かって突出するようにそれぞれ形成しており、搬送方向上流側の係止爪49aの長さが、下流側の係止爪49bよりも長くなっている。これにより、軸受が抜け落ちるのを確実に防止できると共に、ガイド部材に軸受を容易にセットする事ができる。
【0008】
【特許文献1】特開平5−333721号公報
【特許文献2】特開平9−138590号公報
【特許文献3】特開2002−40829号公報
【特許文献4】特開平11−184276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献4では、ガイドの上方を固定部材で保持しているため、軸受の摺動動作が安定化し、当接条件も精度も向上するが、部品点数が増加するために生産コストが高くなり、更に軸受の着脱が複雑になるといった問題がある。
【0010】
そこで本発明では、上記問題を解決し、ローラや軸受の着脱機構及び操作が簡素であり、且つローラを精度良く当接できると共に、予期せぬ軸受外れの生じることのないローラ保持ユニット及び画像形成装置を提供する事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
1.本発明のローラ保持ユニットは、回動部材としてのローラと、該ローラの両端を保持する軸受と、該軸受を介してローラを付勢する付勢部材と、該軸受を支持するための軸受支持部と、を有するローラ保持ユニットにおいて、前記軸受は、前記付勢部材により摺動され、前記軸受支持部は、ローラ保持ユニット開口側の一部が閉じていて、
前記軸受及び付勢部材は、摺動方向に垂直方向から、ローラ保持ユニット本体に着脱されることを特徴とする。
2.また、本発明のローラ保持ユニットは、さらに、前記軸受支持部開口部の高さは、前記付勢部材の最収縮時における軸受最頂部より高いことを特徴とする。
3.また、本発明のローラ保持ユニットは、さらに、ローラ軸を受けるブラケットを有することを特徴とする。
4.また、本発明のローラ保持ユニットは、さらに、複数のローラを備えることを特徴とする。
【0012】
5.また、本発明の画像形成装置は、上記ローラ保持ユニットを備えることを特徴とする。
【0013】
6.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ローラ保持ユニットが像担持体上からベルトへ一次転写された画像を、ベルト外周面に向けて供給された記録媒体に二次転写するローラを備えることを特徴とする。
7.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ローラ保持ユニットが像担持体上からベルト外周面に向けて供給された記録媒体に転写するローラを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
上記解決するための手段により、本発明のローラ保持ユニットは、ローラや軸受の着脱機構及び操作が簡素であり、且つ予期せぬ軸受外れが生じることのないローラ保持ユニットを提供する事ができる。また、本ローラ保持ユニットを備えるベルトユニット、画像形成装置は、ローラを精度良く当接する事ができ、転写性が良好となり、高品質の画像を安定して提供する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のローラ保持ユニット100の概略構成を示す斜視図、図2は、図1に示したローラ保持ユニット100における、軸受支持部の一方を拡大して示した図である。
図1中、ローラ1は、ローラ軸1bの両端を軸受2及び3によって保持されており、当該軸受2及び3は、弾性部材(以下、スプリングと示す。)4により付勢されている。
また図2において、軸受3は、ブラケット10の口型のガイドに沿って摺動し、軸受3及びスプリング4をブラケット10から着脱する作業は、ブラケット10の開口部10bから、前記軸受3摺動方向と垂直方向に行われる。
なお、ブラケット10の一部である、軸受支持部10aは、軸受3を保持するガイド間隔が、ユニットの歪みによって変わるのを防止する役割を持つと共に、軸受3の突起3aがこれに接触することで、軸受3がスプリングの付勢方向に外れるのを防止する働きを有している。また、前記軸受支持部10aは、そのローラ保持ユニット開口側における開口部10bの一部が狭くなっており、ユニットが大きな振動を受けた時に、軸受3が脱落するのを防止する。なお、上記の構成は、軸受2についても同様である。
本発明のローラ保持ユニット100は、上記構成により、軸受2及び3の安定した摺動動作が実現され、精度良く、対向物にローラ1を当接させることができる。
【0016】
また、本発明のローラ保持ユニット100は、上記構成に加え、軸受支持部開口部10bの高さを低くすることで、スプリング4が最も収縮した時においても、軸受3及び2が着脱口から脱落するのをより確実に防止する。
図3は、図2に示した軸受支持部の、内部構造を示す断面図である。
図3中、軸受3の高さをx、ブラケット開口部10bの高さをy、軸受3における、スプリング4受け部の深さをz、スプリング4の、最収縮時における高さをtとするとき、y<x−z+tとの関係が成り立つようにする。
即ち、本発明のローラ保持ユニット100は、ブラケット10の軸受支持部開口部10bの高さを、スプリング4が最も収縮した状態における、前記軸受支持部10a底面から軸受3最頂部までの高さwより低くなるように構成されている。このようにすることで、輸送時等にユニット100が大きな振動を受ける事で、スプリング4が収縮し、ユニット底面から軸受3頂部までの高さが最も小さくなった時にも、軸受3が、開口部10bから脱落する事が無い。
【0017】
また、本発明のローラ保持ユニット100は、軸受2又は3取付時において、ローラ1をユニット100上に保持させても、ローラ部1a底面がユニット100表面に接触しない構成としているため、組付作業を容易に行うことができる。
具体的には、図3中、ローラ部1aの径をD1、ローラ軸1bの径をD2、ローラ軸が通るための切り欠き部10cの高さをHとする時、H>(D1−D2)/2が成り立つようにする。即ち、ローラ軸1bが通るための切り欠き部10cの深さHを、前記ローラ部1a底面からローラ軸1b底面までの高さなるD3、即ち(D1−D2)/2より深くなるようにしているため、ローラ軸1bを切り欠き部10c頂部に保持させた場合にも、ローラ部1a底面がユニットに接触することがない。
従って、軸受2又は3取付時に、ローラ1をユニット100内に置いたまま作業を行っても、ローラ1当接面に傷や汚れなどが付着することが無いため、軸受け交換作業を容易且つ効率的に行うことができる。
【0018】
図4は、中間転写ベルト20周辺部の構成を示す概略図である。中間転写ベルト20は、駆動ローラ6とテンションローラ7、従動ローラ8で支持されており、中間転写ベルト20下面に沿って配置された、像担持体としての感光体5と、一次転写ローラ11は、中間転写ベルト20を介して当接する。なお、感光体5上の画像は、一次転写ローラ11によって中間転写ベルト20上に転写され、更に二次転写ローラ9によって記録媒体としての転写紙に転写される。
本実施例においては、前記一次転写ローラ11を、本発明に係るローラ保持ユニット100に保持して備えることで、当該一次転写ローラ11を精度良く当接させる事ができ、感光体5から中間転写ベルト20への転写性を安定化させることができる。
なお、本発明においては、少なくとも中間転写ベルト20と、一次転写ローラ11を含むローラ保持ユニットを一体に形成し、画像形成装置本体に対して着脱可能な中間転写ベルトユニットとする事も可能である。このような構成とする事で、中間転写方式の画像形成装置の転写性を安定化させると共に、該ベルトユニットに含まれる部位の交換性も向上させる事ができ、長期にわたって使用することが可能な構成とする事ができる。
【0019】
図5は、転写搬送ベルト30周辺部の構成を示す概略図である。転写搬送ベルト30は駆動ローラ6とテンションローラ7、従動ローラ8で支持されており、転写搬送ベルト30表面に沿って配置された感光体5と、転写ローラ12は転写搬送ベルト30を介して当接する。なお、感光体5上の画像は、転写ローラ12によって転写搬送ベルト30上を搬送されてきた転写紙上に転写される。
本実施例においては、前記転写ローラ12を、本発明に係るローラ保持ユニット100に保持して備えることで、当該転写ローラ12を精度良く当接させる事ができ、感光体5から転写紙への転写性を安定化させることができる。
なお、本発明においては、少なくとも転写搬送ベルト30と、転写ローラ12を含むローラ保持ユニット100を一体に形成し、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写搬送ベルトユニットとする事も可能である。このような構成とする事で、直接転写方式の画像形成装置の転写性を安定化させると共に、該ベルトユニットに含まれる部位の交換性も向上させる事ができ、長期にわたって使用することが可能な構成とする事ができる。
【0020】
図6は、本発明に係る画像形成装置200の概略構成を示す図である。
画像形成装置200は、その内部の略中央に中間転写ベルト20を備えている。中間転写ベルト20は、ポリイミドやポリアミド等の耐熱性材料からなり、中抵抗に調整された基体からなる無端状ベルトで、複数のローラに掛け回して支持され、図中矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト20の下方には、当該転写ベルト20の下面に接触するように配置された、4個の像担持体である感光体5a、5b、5c、5dが、中間転写ベルト20のベルト面に沿って並んでいる。なお、図6においては、感光体5a、5b、5c、5dは、プロセスカートリッジ41a、41b、41c、41dに含まれた構成となっている。また、感光体5a〜5dの周りには、専用の帯電ローラ45a、45b、45c、45d及びクリーニングユニット44a、44b、44c、44dを有する。
また更に、プロセスカートリッジ41a〜41dに対応させて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像ユニット46a、46b、46c、46dを配置している。
プロセスカートリッジ41a〜41dは、同一の構成をしたユニットであり、プロセスカートリッジ41aはブラック色に対応する画像を形成し、プロセスカートリッジ41bはイエロー色に対応する画像を形成し、プロセスカートリッジ41cはシアン色に対応する画像を形成し、プロセスカートリッジ41dはマゼンタ色に対応する画像を形成する。
【0021】
また、プロセスカートリッジ41a〜41dの下方には、書込みユニット59を装着している。書込みユニット59は、各色毎に用意されたレーザダイオード(LD)方式の4つの光源と、6面のポリゴンミラーとポリゴンモータから構成される1組のポリゴンスキャナと、各光源の航路に配置されたfθレンズ、長尺シリンドルカルレンズ等のレンズやミラーから構成されている。レーザダイオードから射出されたレーザー光はポリゴンスキャナにより偏向走査され感光体5a〜5d上に照射される。
中間転写ベルト20を挟んで、各感光体5a〜5dと対向する位置には、感光体5a〜5d上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に一次転写する転写ローラ11がそれぞれ配置されている。転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。
本発明においては、前記一次転写ローラ11を、本発明に係るローラ保持ユニット100に保持して画像形成装置本体に備えることとする。これにより、当該一次転写ローラ11を精度良く当接させる事ができ、感光体5a〜5dから中間転写ベルト20への転写性を安定化させることができる。
【0022】
また、中間転写ベルト20のローラ6で支持された部分の外側には、二次転写ローラ55が圧接されている。二次転写ローラ55は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。二次転写ローラ55と中間転写ベルト20との接触部が二次転写部であり、中間転写ベルト20上のトナー像が、転写紙に転写される。
中間転写ベルト20のローラ7で支持された部分の外側には、二次転写後の中間転写ベルト20の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーニングユニット42が設けられている。
二次転写部の上方には、転写紙上のトナー像を転写紙に半永久的に定着させる定着ユニット54が備えられている。また、画像形成装置の下部には、転写紙を載置し、二次転写部に向けて転写紙を送り出す給紙ユニット58が備えられている。
【0023】
次に、この画像形成装置の画像形成における動作について説明する。
トナーを補給するトナーボトル52は、図中左からイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーが充填されており、ここから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像ユニット46a〜46dに補給される。
画像形成の動作を開始させると、各感光体5a〜5dが、図6中で時計回り方向にそれぞれ回転する。次に、各感光体5a〜5dの表面が帯電ローラ45a〜45dにより一様に帯電され、各プロセスカートリッジ41a〜41dの感光体5a〜5dには、書込みユニット59により、各色の画像に対応するレーザー光が照射され、各色の画像データに対応した潜像が形成される。各潜像は、感光体5a〜5dが回転することにより現像ユニット46a〜46dの位置に達し、その位置において、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各トナーにより現像され、4色のトナー像となる。
【0024】
一方、転写紙先端が、給紙コロ57でフィードされ、レジストローラ56まで到達すると、図示しないセンサによって検知され、この検出信号に基づいてタイミングを取りながら、レジストローラ56によって転写紙を2次転写ローラ55と中間転写ベルト20のニップに搬送する。
【0025】
次に、転写ローラ11に電圧が印加され、各感光体5a〜5d上のトナー像は、中間転写ベルト20上に順次転写されていく。このとき、各色の作像動作は、トナー像が中間転写ベルト20の同位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト20上に形成された画像は、2次転写ローラ55の位置まで搬送され、2次転写ローラ55の位置まで到達した転写紙上に、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック色の各トナー像が順次転写されていき、4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成される。各色のトナー像が転写された転写紙は、定着ユニット54に搬送され、熱と圧力が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その後は排紙ローラ53で排紙される。
なお、図6では、中間転写方式の画像形成装置200を示しているが、本発明に係るローラ保持ユニット100は、直接転写方式の画像形成装置に備える事も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のローラ保持ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したローラ保持ユニットにおける、軸受支持部の一方を拡大して示した図である。
【図3】図2に示した軸受支持部の、内部構造を示す断面図である。
【図4】中間転写ベルト周辺部の構成を示す概略図である。
【図5】転写搬送ベルト周辺部の構成を示す概略図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
1 ローラ
1a ローラ部
1b ローラ軸
11 一次転写ローラ
12 転写ローラ
2、3 軸受
3a 突起
4 スプリング(弾性部材)
5 感光体
6 駆動ローラ
7 テンションローラ
8 従動ローラ
9 二次転写ローラ
10 ブラケット
10a 軸受支持部
10b 軸受支持部開口部
10c 切り欠け部
20 中間転写ベルト
30 転写搬送ベルト
41a、41b、41c、41d プロセスカートリッジ
44a、44b、44c、44d クリーニングユニット
45a、45b、45c、45d 帯電ローラ
46a、46b、46c、46d 現像ユニット
52 トナーボトル
53 排紙ローラ
54 定着ユニット
55 二次転写ローラ
56 レジストローラ
57 給紙コロ
58 給紙ユニット
59 書込みユニット
100 ローラ保持ユニット
200 画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動部材としてのローラと、該ローラの両端を保持する軸受と、該軸受を介してローラを付勢する付勢部材と、該軸受を支持するための軸受支持部と、を有するローラ保持ユニットにおいて、
前記軸受は、前記付勢部材により摺動され、
前記軸受支持部は、ローラ保持ユニット開口側の一部が閉じていて、
前記軸受及び付勢部材は、摺動方向に垂直方向から、ローラ保持ユニット本体に着脱される
ことを特徴とするローラ保持ユニット。
【請求項2】
請求項1に記載のローラ保持ユニットにおいて、
前記軸受支持部開口部の高さは、前記付勢部材の最収縮時における軸受最頂部より高い
ことを特徴とするローラ保持ユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のローラ保持ユニットにおいて、
前記ローラ保持ユニットは、ローラ軸を受けるブラケットを有する
ことを特徴とするローラ保持ユニット。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のローラ保持ユニットにおいて、
前記ローラ保持ユニットは、複数のローラを備える
ことを特徴とするローラ保持ユニット。
【請求項5】
像担持体上の静電潜像をトナーで可視化する画像形成装置において、
前記画像形成装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のローラ保持ユニットを備える
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置は、ローラ保持ユニットが像担持体上からベルトへ一次転写された画像を、ベルト外周面に向けて供給された記録媒体に二次転写するローラを備える
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項5に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置は、ローラ保持ユニットが像担持体上からベルト外周面に向けて供給された記録媒体に転写するローラを備える
ことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−267135(P2006−267135A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−80810(P2005−80810)
【出願日】平成17年3月22日(2005.3.22)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】