説明

低電力アプリケーションのための電気的にプログラム可能な集積ヒューズ装置及びその形成方法

【課題】本発明は、低電力アプリケーションのためにデザインされて低いプログラム電流/電圧を利用して信頼性があって効果的にプログラムできる半導体集積ヒューズ装置及びその形成方法を提供する。
【解決手段】集積ヒューズ装置は陽極、陰極及び陽極と陰極間に形成されたヒューズリンクを含むポリシリコン層である。ヒューズリンクは第1不純物濃度を有するドーピング第1ポリシリコン領域と、前記第1不純物濃度よりもっと高い第2不純物濃度を有するドーピング第2ポリシリコン領域を含むポリシリコン層、及び前記ポリシリコン層上に形成された導電層で、前記ヒューズリンク上の導電層の厚さは変化して、前記ドーピング第1ポリシリコン領域上の導電層部分は第1厚さを有し、前記ドーピング第2ポリシリコン領域上の導電層部分は前記第1厚さより薄い第2厚さを有する導電層を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム可能な固体状のヒューズに関連し、さらに詳細には低電力アプリケーションのためにデザインされて低いプログラム電流/電圧を利用して信頼性があって効果的にプログラムできる電気的にプログラム可能なポリシリコンヒューズとその形成方法に関連するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体集積ヒューズ(semiconductor integrated fuses)は多様な種類の集積回路デザイン及びアプリケーションに使われる。例えば、集積ヒューズはメモリー装置(例えば、PRAMs、SRAMs等)のプログラム可能な素子、ロジック装置のためのリダンダンシー(redundancy)、プログラム可能な特徴選択等に使われる。集積ヒューズは充分な大きさの電流を十分な時間の間提供することによって、低抵抗状態から高低抗状態にプログラムできて、またそのような方式によりヒューズに熱を加えてヒュージングイベント(fusing event)(すなわち、ヒューズブロイング)を起こす。
【0003】
現在、集積回路装置は限界寸法(critical dimension)が減って集積度が高くなるほど低電力アプリケーションを具現することができるように発展する。これにより要求される内部電源供給電圧と電流はますます小さくなっている。しかし、電圧/電流が小さくなることによって、ポリシリコンヒューズのようなヒューズを確実に切ることはますます難しくなる。したがって、集積ヒューズ構造体は小さな電圧/電流を利用してヒューズがプログラムされることができるように開発されている。
【0004】
図1は従来の集積ヒューズ装置の概念的なレイアウトである。具体的に、図1で集積ポリシリコンヒューズ10は長さLと幅Wを有するヒューズリンク11を含み、これは陽極12と陰極13間を連結する。ポリシリコンヒューズ10は基板上に形成されて、例えばn型(n+)またはp型(p+)不純物でドーピングされたポリシリコン層をパターニングして形成されることができる。
【0005】
小さい電圧/電流でプログラムしようとするなら、ポリシリコンヒューズ10でヒューズリンク11の幅Wは陽極及び陰極12、13の幅Wより相当に狭いようにデザインされなければならない。ヒューズリンク11の幅が狭いほど陽極12及び陰極13間のパス(path)は高低抗を有するようになって、陽極及び陰極12、13、ヒューズリンク11間の断面が減ることはいわゆる“電流集中(current crowding)”を起こす。図1で、ヒューズをプログラムするためにバイアスが印加される時、このような効果はさらに広い領域を有する陰極13からさらに狭い領域を有するヒューズリンク11に流れる電流は、ヒューズリンク11と陰極13間のインターフェース領域で集中されることに示される。ヒューズリンク11の増加した抵抗と電流集中現象は、局部的に発生する熱を増加させる。このような熱はヒューズがさらに小さな電圧と電流を利用して切れるようにする。このようなデザインが小さな電圧/電流を利用してプログラム可能にさせるにもかかわらず、同様の構造のヒューズでヒュージング位置が変化するようになるのでプログラム信頼性を低下させる。
【特許文献1】米国特許第6、323、535号明細書(要約、5ページ、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、低電力アプリケーションのためにデザインされて低いプログラム電流/電圧を利用して信頼性があって効果的にプログラムできる半導体集積ヒューズ装置を提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする技術的課題は、低電力アプリケーションのためにデザインされて低いプログラム電流/電圧を利用して信頼性があって効果的にプログラムできる半導体集積ヒューズ装置の形成方法を提供することにある。
【0008】
本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されないまた他の技術的課題は下記の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題を達成するための本発明の一態様による半導体集積ヒューズ装置は陽極、陰極及び陽極と陰極間に形成されたヒューズリンクを含むポリシリコン層であって、ヒューズリンクは第1不純物濃度を有するドーピング第1ポリシリコン領域と、前記第1不純物濃度よりさらに濃度の高い第2不純物濃度を有するドーピング第2ポリシリコン領域を含むポリシリコン層、及び前記ポリシリコン層上に形成された導電層であって、前記導電層の厚さは、ヒューズリンク上の部位に応じて変化して、前記ドーピング第1ポリシリコン領域上の導電層部分は第1厚さを有して、前記ドーピング第2ポリシリコン領域上の導電層部分は前記第1厚さより薄い第2厚さを有する導電層を含む。
【0010】
前記技術的課題を達成するための本発明の他の態様による半導体集積ヒューズ装置は陽極と陰極、前記陽極と前記陰極間を連結するヒューズリンクを含むポリシリコン層、及び前記ポリシリコン層上に形成された導電層を含み、前記ヒューズリンク上に形成された前記導電層の第1部分は第1厚さT1を有して、前記ヒューズリンク上に形成された前記導電層の第2部分は第2厚さT2を有して、前記T2はT1より小さくて、前記導電層の第2部分はヒュージングイベントが始まって前記集積ヒューズ装置をプログラムする高低抗領域を提供する。
【0011】
前記技術的課題を達成するための本発明の一態様による半導体集積ヒューズ装置の形成方法は半導体基板上にポリシリコン層を形成するが、前記ポリシリコン層は陽極、陰極、及び前記陽極と前記陰極間に形成されたヒューズリンクを含み、前記ヒューズリンク内に第1不純物濃度を有するドーピング第1ポリシリコン領域を形成して、前記ヒューズリンク内に前記第1不純物濃度よりも濃度の高い第2不純物濃度を有するドーピング第2ポリシリコン領域を形成して、前記ポリシリコン領域上に導電層を形成するが、前記ヒューズリンク上に形成された導電層は変化する厚さを有するように形成されて、前記ドーピング第1ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は第1厚さを有して、前記ドーピング第2ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は前記第1厚さより薄い第2厚さを有するように形成することを含む。
【0012】
前記技術的課題を達成するための本発明の他の態様による半導体集積ヒューズ装置の形成方法は半導体基板上にポリシリコン層を形成するが、前記ポリシリコン層は陽極、陰極、及び前記陽極と前記陰極間に形成されたヒューズリンクを含むポリシリコン層を形成して、前記ポリシリコン層上に導電層を形成するが、前記ヒューズリンク上の前記導電層の第1部分は第1厚さT1を有するように形成されて、前記ヒューズリンク上の前記導電層の第2部分は第2厚さT2を有するように形成されて、T2はT1より薄いように形成されて前記導電層の第2部分はヒュージングイベントが始まって前記集積ヒューズ装置をプログラムする高低抗領域を提供する。
【発明の効果】
【0013】
前記したような集積ヒューズ装置及びその形成方法によれば、低電力アプリケーションに好適であって、低いプログラム電流/電圧を利用して信頼性があって効果的にプログラムできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
その他実施形態の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すると明確になる。しかし本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるのではなく相異なる多様な形態で具現されるものであり、単に本実施形態は本発明の開示が完全なようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものことであり、本発明は請求項の範囲により定義されるだけである。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指す。
【0015】
図2A〜図2C、図3A〜図3B、図4A〜図4Bは本発明の例示的実施形態による電気的にプログラム可能な半導体集積ヒューズ構造を概念的に示したものである。このようなデザインは低電力アプリケーションに対してプログラム効率と信頼性を増加させる。一般的に、図2A〜図2C、図3A〜図3B、図4A〜図4Bで、集積ヒューズは陽極と陰極領域、陽極と陰極領域を連結するヒューズリンク領域を有するポリシリコンヒューズ層と、その上に形成された導電層(例えば、シリサイド層)を含むスタック構造を有する。
【0016】
例示的な集積ヒューズ構造は電流ストレスを作り出すことができる十分な大きさのプログラム電流を提供することによって、電気的にプログラムされる。ここで、電流ストレスはヒューズ温度を増加させてヒューズ導電層の凝集(agglomeration)が起こるようにしてその結果ヒューズを高低抗状態にプログラムするようになる(ヒュージングイベント(fusing event))。ヒュージングイベントは導電層のヒュージング位置(fusing location)で不連続またはボイド(void)が形成されたことであることもでき、または、ヒュージング位置における導電層が溶けたりブローイング(blowing)されたものであることができる。本発明の例示的な実施形態で、集積ヒューズは一つ以上の局部的な高電圧ヒューズ領域を提供する構造にデザインされて、これは集積ヒューズを低いプログラム電流/電圧と適切なヒュージング位置を利用して効果的でかつ一定にプログラムできるようにする。
【0017】
図面で多様な素子、層、領域が正確に表現されたものではなくて、明確に表現するために多少誇張されたことと理解しなければならない。また、ここでいずれの層が異なった層または基板“上(on or over)”にあると表現されたことは、いずれの層が異なった層または基板上に直接ある場合もあって、その間に他の層が介在されていることもできる。また、図面に使われた同じ図面符号は同一であるかまたは類似する素子であったり、同一であるかまたは類似する機能を有する素子を示す。
【0018】
図2A〜図2Cは本発明の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示したものである。さらに詳細には、図2A〜図2Cはポリシリコン層22上に形成された導電層21を含む電気的にプログラム可能な集積ヒューズ構造20を概念的に示す。図2A及び図2Bは本発明の例示的実施形態によって、導電層21及びポリシリコン層22それぞれのレイアウトパターンを概念的に示したものである。図2Cは図2A及び図2Bで2C−2Cラインに沿ってヒューズ構造体20を切断した断面図である。
【0019】
図2B、図2Cに示したように、ポリシリコン層22はドーピングされた陰極23領域、陽極24領域、陰極23領域と陽極24領域を連結するヒューズリンク25領域を含む。ポリシリコン層22のヒューズリンク25領域は異なるようにドーピングされたポリ領域26、27、28を含む。ドーピングされたポリ領域26、28はヒューズリンク25領域の両端、陰極23と陽極24領域にそれぞれ隣接するように配置される。ドーピングされたポリ領域27はポリ領域26、28間に配置される。以下で説明するように、ポリシリコン層22のドーピングプロファイルは他の領域23、24、25に沿って変わる。これは前/後(pre/post)ヒューズ抵抗を制御してヒューズリンク25に沿って好ましい領域におけるヒュージングイベントを局部化する手段として使われる。
【0020】
図2Bに示したように、ポリシリコン陰極23領域は幅Wを有して、ポリシリコン陽極24は幅Wを有して、ポリシリコンヒューズリンク25領域は幅Wと長さLを有する。例示的実施形態で、ヒューズリンク25領域の幅Wは、陰極23の幅W、陽極24の幅Wより狭い。
【0021】
図2Aに示したように、ポリシリコン層22上に形成された導電層21はポリシリコン層22のレイアウトパターンと同様のレイアウトパターンを有する。この点で、導電層21は相異なる幅を有する他の部分21A、21B、21Cで形成される。さらに詳細には、ポリシリコン陽極24とポリシリコン陰極23上にそれぞれ形成された導電層21の部分21A、21Cの幅は、ポリシリコンヒューズリンク25領域上に形成された導電層21の部分21Cより広い。従来のデザインで、陽極24/陰極23とヒューズリンク25間における導電層21の幅の段階的減少(step reduction)は水平方向の“電流集中”現象を起こす。
【0022】
本発明の例示的実施形態によれば、導電層21の厚さにおける段階的減少によりプログラム効率が増加される。例えば、図2Cに示したように、ポリシリコン陽極24とドーピングされた領域28上に形成された導電層21の部分21Aは厚さTを有して、ポリシリコン陽極23とドーピングされた領域26上に形成された導電層21の部分21Cは厚さTを有して、ポリシリコンヒューズリンク25のドーピングされたポリ領域27上に形成された導電層21の部分21Cは減った厚さTを有する。このように減った厚さ領域21Bは垂直方向の“電流集中”現象を起こす。したがって、ヒューズリンク25上の導電層21でさらに高い抵抗の局部化された領域を提供して、そこでヒュージングイベントを局部化させることができて、ヒューズが低いプログラム電流及び電圧を利用してプログラムされるようにすることができる。
【0023】
本発明の一実施形態で、導電層21は知られた方法を利用してポリシリコン層22上に形成されたシリサイド層である。シリサイド層はチタンシリサイド、ニッケルシリサイド、プラチナシリサイドまたはコバルトシリサイドを含むことができる。シリサイド導電層21の多様な厚さは多様な形態の不純物及び/または不純物濃度を有するドーピングされたポリシリコン領域を形成することによって得ることができる。図2Cの例示的実施形態で、ドーピングされたポリ領域27は他のドーピングされた領域23、26、28、24と比較してシリサイド形成が制限される方法を利用して形成される。その結果、減った厚さTを有するシリサイド導電層21の部分21Bを形成するようになる。ドーピングされたポリ領域27は中性種(neutral species)のイオンインプラントまたはN及び/またはP不純物種のイオンインプラントにより形成されることができる。
【0024】
さらに具体的に、本発明の一実施形態によれば、導電層21を形成するシリサイド工程の間、高いドーピング濃度領域のポリシリコン層22上にシリサイドを形成することが制限されることができる。図2Cの実施形態で、ヒューズリンク25領域内でのドーピングされたポリ領域27は隣接したドーピングされたポリ領域26、28に比べてさらに高いドーピング濃度で形成される。その結果、シリサイド層の部分21Bは低いドーピングされた領域上に形成されたシリサイド層の部分と比較して減った厚さで形成される。例えば、ポリシリコン領域23、26はp型不純物でドーピングされることができて、ポリシリコン領域24、28はn型不純物でドーピングされることができる。反対に、ポリシリコン領域23、26はn型不純物でドーピングされて、ポリシリコン領域24、28はP型不純物でドーピングされることができる。ドーピングされたポリ領域27は高くドーピングされるが、電気的に中性領域であることができる。ドーピングされた領域23、26とドーピングされた領域24、28をそれぞれイオンドーピングする時、領域27内にn及びp不純物全てをインプラントすることによって領域27は中性領域で形成されることができる。このような方法で、ドーピングされた領域27はドーピング領域23、26、ドーピング領域24、28のオーバーラップ領域になって、p、nイオンインプラント全ての対象になる。
【0025】
本発明の他の例示的な実施形態で、電気的に中性である、ドーピングされたポリシリコン領域27は中性種(neutral species)をインプラントすることによって形成されることができる。例えば、中性種はシリコン、ゲルマニウム、アルゴン、酸素、窒素、フッ素等を含むことができる。
【0026】
ヒューズ20をプログラムするために、プログラム電圧が印加されて導電層21内に熱的ストレスと電流流れを発生させる。例えば、陰極23はn型にドーピングされて、陽極24はp型にドーピングされて、陰極23は負にバイアスされて(negatively biased)、陽極24は正にバイアスされたと(positively biased)仮定する。このような場合、電子は領域21Cから領域21Bを介して領域21Aに流れていくことになる。ドーピングされた領域27上に導電層21の導電部分21Bの減った厚さTと減った幅Wは導電部分21Bで電子の流れを迅速に開始するようにする水平/垂直的な電流集中を誘発する。また、電気的に中性ドーピングされた領域27は領域26と領域27間のジャンクションで電子が導電層21に(上方向に)流れていく電流流れを誘発する高低抗領域を提供する。これはヒューズリンク領域25の部分21Bで垂直集中(vertical crowding)と物質移動(material migration)を誘発する。結果的に、電流ストレスはシリサイド物質の凝集(agglomeration)を誘発して、ヒューズリンク領域25の導電層部分21Bの全部または一部が溶けたり、高低抗状態(すなわち、ヒューズがプログラムされること)に凝集されることを誘発する。このようにプログラムされた状態で、電流はさらに高い抵抗、すなわち中性にドーピングされた領域27(導電部分21Bに向い合う領域)を介して伝導されるため、集積ヒューズ20は相当に大きい抵抗を有する。
【0027】
本発明の他の例示的実施形態で、ドーピング領域27は(他のドーピング領域23、26、28、24に比較して)高くドーピングされたnまたはp領域であってもよく、ドーピングされた領域27は電気的に中性でない。ドーピングされたポリ領域27の高農度は、ドーピングされたポリ領域27上に形成されるシリサイド層Bを薄く形成するようにして、これはヒューズブロー(fuse blow)を局部化するように動作する。この実施形態で、プログラム電圧はポリシリコン層22に逆にバイアスがかかるように印加されて、逆バイアスはドーピング領域27と領域26、28のジャンクションで空乏領域が増加されるようにする。また、これは空乏領域付近のシリサイド導電層21の部分21Bの凝集が増加されるように補助する。したがって、ヒューズブローを局部化するようにする。
【0028】
図2A〜図2Cを参照して前述した構造を有する集積ヒューズ装置は通常知られた半導体製造方法を利用して形成されることができる。一般的に、集積ヒューズ20は半導体基板上にポリシリコンの非ドーピング(undoped)層を塗布して、ポリシリコン層をエッチングしてポリヒューズレイアウトパターン(例えば、図2Bに示したようだ)を形成することによって形成されることができる。以後、ポリシリコン層の他のドーピング領域は、適切なイオンインプラントマスクと個別的なイオンインプラント工程を利用して、適切なドーズと濃度で不純物種(P及び/またはN)及び/または中性種をインプラントして形成することができる。
【0029】
その後、シリサイド層はコバルト、ニッケル、チタン、プラチナ及び/または他のシリサイド物質のような金属物質を塗布して、適切な熱処理をすることによって形成されることができる。例示的実施形態で、金属物質は約10nmから約30nmの厚さに塗布されることができる。シリサイド後、非シリサイド物質(non−silicide material)を除去/エッチングすることによって(すなわち、残されている金属物質を除去することによって)集積ヒューズを定義する。図2Cの例示的実施形態で、10〜30nmの初期金属層厚さは、約10〜20nm程度の厚さTになる(ここで、シリサイド形成はドーピング領域27により妨害を受けて、厚さT=T=50nmである領域(ドーピング領域23、26、28、24)にシリサイドの形成が妨害されなかった。)。
【0030】
図3A及び図3Bは本発明の他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示したものである。一般的に、図3A及び図3Bはポリシリコン層32上に形成された導電層31を含む電気的にプログラム可能な集積ヒューズ構造30を示したものである。図3Aはポリシリコン層32のレイアウトパターンを概念的に示したものであって、図3Bは図3Aで3B−3Bラインに沿って切断した例示的ヒューズ構造30の概念的断面図である。
【0031】
図3A及び図3Bに示したように、ポリシリコン層32は陰極33領域、陽極34領域、及び陽極34と陰極33領域を連結するヒューズリンク35領域を含む複数のポリシリコン領域を含む。ポリシリコン層32のヒューズリンク35領域は相異なるようにドーピングされたポリ領域36、37−1、37−2、38を含む。ドーピングされたポリ領域36、38はヒューズリンク35領域の両端、陰極33及び陽極34領域にそれぞれ隣接するように配置される。ドーピングされたポリ領域37−1、37−2は高農度でドーピングされて、電気的に中性である領域であって、ドーピングされた領域39により分離されている。
【0032】
図3Bの例示的実施形態に示したように、ポリシリコン層32のドーピングプロファイルは他の領域33、34、35に沿って変化して、他の厚さを有するシリサイド層31を形成する。図3Bで、ヒューズリンク35領域でドーピングされたポリ領域37−1、37−2は、隣接したドーピングポリ領域36、38、39に比較してさらに高いドーピング濃度を有する。その結果、シリサイド層31の部分31Bは、低いドーピング領域33、36、39、38、34上に形成されたシリサイド層31の部分31A、31C、31Dに比較してさらに減った厚さTF1で形成される。
【0033】
さらに詳細には、本発明の例示的な実施形態で、ポリシリコン領域34、38がnドーピングされた反面、ポリシリコン領域33、36はpドーピングされることができる。反対に、ポリシリコン領域34、38はpドーピングされた反面、ポリシリコン領域33、36はnドーピングされることができる。ドーピングされたポリ領域39はpドーピングされることもできて、nドーピングされることもできる。ドーピングされたポリ領域37−1、37−2は高農度でドーピングされるが、図2A〜図2Cを参照して前述したドーピング領域27のように中性種またはPN不純物種をイオンインプラントすることによって形成されることができる電気的中性領域である。
【0034】
図3Bで集積ヒューズ30は図2Cの集積ヒューズ20と同様であって、前述した方法によりプログラムされることができる。図3Bの例示的構造で、さらに低い抵抗ポリ導電領域39、31Dはプログラム電流がさらに一定な(uniform)分布を有するようにする。さらに高い抵抗導電領域31Bは導電領域31Bの全体長さに沿って凝集が起こるようにする。図2Cのヒューズ構造で、プログラム状態とヒューズ長さLによって、凝集は導電領域31Bの長さ全体に沿って起こることもあって、起こらないこともある。他に表現すれば、図3Bの集積ヒューズ構造はヒュージング位置とヒュージングされる程度をさらに細部的に調節することができる。
【0035】
図4A及び図4Bは本発明の他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示したものである。図4A及び図4Bはポリシリコン層42上に形成された導電層41を含む電気的にプログラム可能な集積ヒューズ構造体40を示す。図4Aはポリシリコン層42のレイアウトパターンを概念的に示した平面図であって、図4Bは図4Aで4B−4Bラインに沿って例示的ヒューズ構造体40を切断した断面図である。
【0036】
図4A及び図4Bを参照すると、ポリシリコン層42はドーピングされた陰極43及び陽極44領域と、陽極44と陰極43領域を連結するヒューズリンク45領域を含む。ポリシリコン層42のヒューズリンク45領域は相異なるドーピングされたポリ領域46、47、48を含み、非ドーピング(undoped)ポリ領域49を含む。ドーピングされたポリ領域46、48はヒューズリンク45領域の両端、陰極43と陽極44領域にそれぞれ隣接するように配置される。ドーピングされたポリ領域47は高農度でドーピングされて、電気的に中性である領域である。
【0037】
図4Bの例示的実施形態に示したように、ポリシリコン層42のドーピングプロファイルは他の領域43、44、45に沿って変化して、他の厚さを有するシリサイド層41を形成する。図4Bで、ヒューズリンク45領域でドーピングされたポリ領域47は、隣接したドーピングポリ領域46、48、49に比較してさらに高いドーピング濃度を有する。その結果、シリサイド層41の部分41Bは、低いドーピング領域43、46、48、44と非ドーピング領域49上に形成されたシリサイド層41の部分41A、41C、41Dに比較してさらに減った厚さTF1で形成される。
【0038】
さらに詳細には、本発明の例示的な実施形態で、ポリシリコン領域44、48がnドーピングされた反面、ポリシリコン領域43、46はpドーピングされることができる。反対に、ポリシリコン領域44、48はpドーピングされた反面、ポリシリコン領域43、46はnドーピングされることができる。ドーピングされたポリ領域47は高農度でドーピングされるが、図2A〜図2Cを参照して前述したドーピング領域27のように中性種またはPN不純物種全てをイオンインプラントすることによって形成されることができる電気的中性領域である。非ドーピング領域49はシリサイド導電層41のさらに厚い部分41Dを提供するようになって、このような部分は垂直方向に電流が集中されるようにして、ヒューズプログラムする間、導電層部分41Dから導電層部分41Bに電流が流れる時、ドーピングされて中性領域47上に配置されたシリサイド層41の導電部分41Bに沿って凝集が生じるようにする。高集積、小ピッチヒューズレイアウトデザインにおいて、導電層部分41Dの水平方向の幅Wをさらに小さく維持する反面、増加された垂直方向の厚さは電流集中現象によってヒューズブローを局部化する手段を提供する。
【0039】
以上添付した図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明の技術的思想や必須な特徴を変更しなくて他の具体的な形態で実施できるということを理解することができることである。それゆえ以上で記述した実施形態は全ての面で例示的なことであって限定的でないことに理解しなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の半導体集積ヒューズが使われることができる素子は高集積回路半導体素子、プロセッサ、MEM’s(Micro Electro Mechanical)素子、光電子(optoelectronic)素子、ディスプレイ素子(display device)等であり得る。特に、高速特性が要求されるCPU(Central Processor Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、CPUとDSPの組合せ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ロジック素子、SRAM等にさらに有用であることができる。但し、上で言及した半導体集積ヒューズが使われることができる素子は例示に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】従来の半導体集積ヒューズを概念的に示したものである。
【図2A】本発明の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図2B】本発明の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図2C】本発明の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図3A】本発明の他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図3B】本発明の他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図4A】本発明のまた他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【図4B】本発明のまた他の例示的実施形態による半導体集積ヒューズを概念的に示した図面である。
【符号の説明】
【0042】
20:集積ヒューズ構造
21:導電層
22:ポリシリコン層
23:陰極
24:陽極
25:ヒューズリンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
陽極、陰極、及び、前記陽極及び前記陰極間に形成されたヒューズリンクとを含むポリシリコン層であって、ヒューズリンクは第1不純物濃度を有するドーピング第1ポリシリコン領域と、前記第1不純物濃度よりもさらに濃度の高い第2不純物濃度を有するドーピング第2ポリシリコン領域とを含むポリシリコン層と、
前記ポリシリコン層上に形成された導電層であって、前記導電層の厚さは、前記ヒューズリンク上の部位に応じて変化しており、前記ドーピング第1ポリシリコン領域上の導電層部分は第1厚さを有し、前記ドーピング第2ポリシリコン領域上の導電層部分は前記第1厚さより薄い第2厚さを有する導電層を含むことを特徴とする半導体集積ヒューズヒューズ装置。
【請求項2】
前記ドーピング第1ポリシリコン領域はp型またはn型不純物でドーピングされ、前記ドーピング第2ポリシリコン領域はp型またはn型不純物でドーピングされることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項3】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域は電気的に中性にドーピングされたポリシリコン領域であって、前記ドーピング第1ポリシリコン領域はn型不純物またはp型不純物を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項4】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域は中性種でドーピングされたポリシリコンであることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項5】
前記中性種はシリコン、ゲルマニウム、アルゴン、酸素、窒素またはフッ素であることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項6】
前記ヒューズリンクは前記ドーピング第2ポリシリコン領域の前記第2不純物濃度よりも濃度の低い第3不純物濃度を有するドーピング第3ポリシリコン領域をさらに含み、前記ドーピング第2ポリシリコン領域は前記ドーピング第1ポリシリコン領域及び前記ドーピング第3ポリシリコン領域間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項7】
前記ドーピング第1ポリシリコン領域は第1不純物型を含み、前記ドーピング第3ポリシリコン領域は前記第1不純物型と反対の型である第2不純物型を含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項8】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域は前記ドーピング第1ポリシリコン領域及び前記ドーピング第3ポリシリコン領域のオーバーラップ領域であって、前記ドーピング第2ポリシリコン領域はn型及びp型不純物のいずれもを含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項9】
前記ドーピング第3ポリシリコン領域上の導電層の部分は前記第2厚さより厚い第3厚さを有することを特徴とする請求項6に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項10】
前記第1厚さ及び前記第3厚さは同じであることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項11】
前記ヒューズリンクは非ドーピング第4ポリシリコン領域を含み、前記非ドーピング第4ポリシリコン領域上の導電層の部分は前記第1厚さ及び前記第2厚さよりさらに厚い第4厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項12】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域と前記非ドーピング第4ポリシリコン領域は隣接して配置されたことを特徴とする請求項11に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項13】
前記非ドーピング第4ポリシリコン領域は前記ドーピング第1ポリシリコン領域及び前記ドーピング第2ポリシリコン領域間に配置されたことを特徴とする請求項12に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項14】
前記ヒューズリンクの前記ドーピング第1ポリシリコン領域は前記陽極または前記陰極に隣接して配置されたことを特徴とする請求項13に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項15】
前記ヒューズリンクは前記第1不純物濃度よりも濃度の高い第5不純物濃度を有するドーピング第5ポリシリコン領域を含み、前記ドーピング第1ポリシリコン領域は前記ドーピング第2ポリシリコン領域及び前記ドーピング第5ポリシリコン領域間に配置されて、前記ドーピング第5ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は前記第1厚さより薄い前記第5厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項16】
前記導電層の第2厚さ及び第5厚さは同じであることを特徴とする請求項15に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項17】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域及び前記ドーピング第5ポリシリコン領域は電気的に中性領域であることを特徴とする請求項15に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項18】
前記ドーピング第1ポリシリコン領域はp型またはn型不純物を含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項19】
前記ドーピング第1ポリシリコン領域は前記陽極及び前記陰極間の前記ヒューズリンクのセンター領域に配置されることを特徴とする請求項15に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項20】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域は前記陽極と前期陰極間の前記ヒューズリンクのセンター領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項21】
前記陽極の幅Wと前記陰極の幅Wは前記ヒューズラインの幅Wよりそれぞれ広いことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項22】
前記幅Wは前記幅Wより広いことを特徴とする請求項21に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項23】
前記導電層は金属シリサイド層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項24】
前記陰極はn型不純物でドーピングされたポリシリコンであって、前記陽極はp型不純物でドーピングされたポリシリコンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項25】
陽極と陰極、前記陽極と前記陰極間を連結するヒューズリンクを含むポリシリコン層と、
前記ポリシリコン層上に形成された導電層を含み、
前記ヒューズリンク上に形成された前記導電層の第1部分は第1厚さT1を有し、
前記ヒューズリンク上に形成された前記導電層の第2部分は第2厚さT2を有し、
前記T2はT1より薄く、前記導電層の第2部分は、ヒュージングイベントが開始されて前記集積ヒューズ装置をプログラムする高低抗領域を提供することを特徴とする半導体集積ヒューズ装置。
【請求項26】
前記導電層の前記第1部分及び前記第2部分は相互に隣接して、前記導電層は電流集中が発生するT1からT2への転移領域を有することを特徴とする請求項25に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項27】
前記導電層は金属シリサイド層であることを特徴とする請求項25に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項28】
前記導電層の第2部分は電気的に中性である前記ヒューズリンクのドーピングポリシリコン領域上に配置されたことを特徴とする請求項25に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項29】
前記導電層の第1部分は前記ヒューズリンクの非ドーピングポリシリコン領域上に配置されたことを特徴とする請求項25に記載の半導体集積ヒューズ装置。
【請求項30】
半導体基板上にポリシリコン層を形成するが、前記ポリシリコン層は陽極、陰極、及び前記陽極と前記陰極間に形成されたヒューズリンクを含み、
前記ヒューズリンク内に第1不純物濃度を有するドーピング第1ポリシリコン領域を形成して、
前記ヒューズリンク内に前記第1不純物濃度よりも濃度の高い第2不純物濃度を有するドーピング第2ポリシリコン領域を形成して、
前記ポリシリコン領域上に導電層を形成するが、前記導電層の厚さは、前記ヒューズリンク上の部位に応じて変化しており、前記ドーピング第1ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は第1厚さを有して、前記ドーピング第2ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は前記第1厚さより薄い第2厚さを有するように形成することを含むことを特徴とする半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項31】
前記ヒューズリンク内の前記ドーピング第2ポリシリコン領域は電気的に中性であることを特徴とする請求項30に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項32】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域の第2不純物濃度よりも濃度の低い第3不純物濃度を有するドーピング第3ポリシリコン領域を形成することをさらに含むが、前記ドーピング第2ポリシリコン領域は前記ドーピング第1ポリシリコン領域及び前記ドーピング第3ポリシリコン領域間に形成することを特徴とする請求項31に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項33】
前記ドーピング第1ポリシリコン領域はn型不純物でドーピングされて、前記ドーピング第3ポリシリコン領域はp型不純物でドーピングされたことを特徴とする請求項32に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項34】
前記ドーピング第3ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は前記第2厚さより厚い第3厚さを有するように形成されることを特徴とする請求項32に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項35】
前記第1厚さ及び第3厚さは同じであることを特徴とする請求項34に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項36】
前記ヒューズリンク内に非ドーピング第4ポリシリコン領域を形成することをさらに含むが、前記非ドーピング第4ポリシリコン領域上に前記導電層の部分は前記第1厚さ及び前記第2厚さより厚い第4厚さを有するように形成されることを特徴とする請求項30に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項37】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域と前記非ドーピング第4ポリシリコン領域は隣接して形成されたことを特徴とする請求項36に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項38】
前記非ドーピング第4ポリシリコン領域は前記ドーピング第1ポリシリコン領域及び前記ドーピング第2ポリシリコン領域間に形成されたことを特徴とする請求項37に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項39】
前記ヒューズリンク内に前記第1不純物濃度よりも濃度の高い第5不純物濃度を有するドーピング第5ポリシリコン領域を形成することをさらに含み、前記ドーピング第1ポリシリコン領域は前記ドーピング第2ポリシリコン領域及び前記ドーピング第5ポリシリコン領域間に形成されて、前記ドーピング第5ポリシリコン領域上の前記導電層の部分は前記第1厚さより薄い第5厚さを有するように形成されることを特徴とする請求項30に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項40】
前記ドーピング第2ポリシリコン領域及び前記ドーピング第5ポリシリコン領域は電気的に中性であることを特徴とする請求項39に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項41】
前記ポリシリコン層上に導電層を形成することは、
前記ポリシリコン層上に金属物質層を形成して、
アニーリング工程を行って前記金属物質を利用したシリサイド層を形成するが、前記シリサイド層はヒューズリンク上に、前記ヒューズリンクのポリシリコン領域の不純物濃度を変えることよって厚さが変わることを特徴とする請求項30に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項42】
半導体基板上にポリシリコン層を形成するが、前記ポリシリコン層は陽極、陰極、及び前記陽極と前記陰極間に形成されたヒューズリンクを含むポリシリコン層を形成して、
前記ポリシリコン層上に導電層を形成するが、前記ヒューズリンク上の前記導電層の第1部分は第1厚さT1を有するように形成されて、前記ヒューズリンク上の前記導電層の第2部分は第2厚さT2を有するように形成されて、T2はT1より低いように形成されて前記導電層の第2部分は、ヒュージングイベントが開始されて前記集積ヒューズ装置をプログラムする高低抗領域を提供することを特徴とする半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項43】
前記導電層の前記第1部分及び前記第2部分は隣接して、前記導電層は電流集中が発生するT1からT2への転移領域を含むことを特徴とする請求項42に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。
【請求項44】
前記導電層は金属シリサイド層であることを特徴とする請求項42に記載の半導体集積ヒューズ装置の形成方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate


【公開番号】特開2007−294961(P2007−294961A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−108608(P2007−108608)
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【出願人】(507126041)インフィニオン・テクノロジーズ・ノース・アメリカ・コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】