説明

光モジュール

【課題】モールド樹脂と内蔵部品との線膨張係数の差で生じる応力を低減するための構造を低コストで実現可能な光モジュールを提供する。
【解決手段】光モジュールは、光学素子21,22を搭載したリードフレーム2と、リードフレーム2の周囲に光学素子21,22を覆うように設けられた応力抑制部材1とを備える。リードフレーム2と応力抑制部材1とがモールド樹脂3により一体的に固定され、応力抑制部材1は、モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さく、且つ、剛性が高い材料で形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信に用いられる光モジュールに関する
【背景技術】
【0002】
従来、光通信用機器において、光コネクタに含まれる光ファイバと、例えば、LED(Light Emitting Diode),LD(Laser Diode),PD(Photo Diode)などの光学素子とを光学的に結合させるための光結合素子モジュールの構造に関し、図9(特許文献1),図10(特許文献2)に示すものが知られている。
【0003】
図9は、特許文献1に記載されたモジュール構造の断面を示す図である。この特許文献1に記載のモジュール構造において、レンズ部材104は、透明接着樹脂103を介してリードフレーム101に接着されており、封止体102によってトランスファーモールドされていない。
【0004】
こうすることにより、透明接着樹脂103をリードフレーム101とレンズ部材104との線膨張係数差による熱応力の緩衝部材として利用でき、シリコン系の樹脂等のヤング率が低い樹脂を使用することによって、レンズ部材104に働く熱応力を大幅に低減してレンズ部材104の損傷や変形を防止するようにしている。さらに、封止体102にフィラーを添加することによって線膨張係数を低減でき、例えば−40℃から115℃のように、広い温度範囲の環境下で使用することが可能となる。
【0005】
図10は、特許文献2に記載されたモジュール構造の断面を示す図である。この特許文献2に記載のモジュール構造において、リードフレームの搭載部113の開口114に光出射部が面するようにLED119を搭載する。LED119とリードフレームのリード部111とを接続するワイヤ120を、LED119を搭載した側に配置する。リードフレームのLED119を搭載した側と反対側に、LED119からの出射光を透過する光透過性樹脂115を配置する。リードフレームのLED119を搭載した側に、LED119とワイヤ120を封止する低応力樹脂117を配置する。
【0006】
そして、リード部111に設けられてLED119を搭載した側に屈曲する屈曲部118と、この屈曲部118のLED119を搭載した側と反対側に位置する低応力樹脂の部分116と、この低応力樹脂の部分116に接する光透過性樹脂の端部112とで、クラック防止構造を構成する。樹脂モールドパッケージにて応力低減構造部(LED,ワイヤ)に低応力樹脂を使用し、レンズ部に透明樹脂を使用し、これらを使い分けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−201226号公報
【特許文献2】特開2005−159296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の樹脂モールドパッケージにおいて、モールド樹脂と発光素子、受光素子、リードフレーム、ワイヤなどの内蔵部品との線膨張係数の違いによって、例えば、高温高湿やヒートサイクル(−40℃/85℃)などの環境変化があると樹脂の膨張収縮による応力が内蔵部品へ加わり、ワイヤの破断、素子の破壊、樹脂にクラック発生などの品質上の問題が発生する場合がある。
【0009】
上記特許文献1,2に記載の従来技術では、上記問題を解決するために、レンズを別部品にしたり、使用するモールド樹脂の種類を増加する等により対応しているため、製造工程が増加して、結果的にコストが増加するなどの問題が生じる。さらに、これらの従来技術は、素子の種類がLEDなどの面発光素子のみに適応可能であり、光通信用途で現在一般的に用いられている端面発光素子へそのまま適用することは難しい。
【0010】
すなわち、特許文献1に記載の技術では、レンズを別部品とするため、コストが増加し、また、別部品にすることでレンズ貼り付け工程が増加すると共に、実装精度がばらつくために品質(光結合効率など)が一定しない。特に、シングルモードファイバに結合させる場合、高い実装精度が必要なため、実装精度のばらつきは問題となる。
【0011】
特許文献2に記載の技術では、モールド樹脂の種類の増加により、工程やコストが増加し、さらに、リードフレームの一方の面に部品を実装し、もう一方の面を光学領域としているため、光通信用途で一般に使用されている端面発光素子へ適応するためにはなんらかの工夫が必要であり、そのまま適用することは困難である。
【0012】
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、モールド樹脂と内蔵部品との線膨張係数の差で生じる応力を低減するための構造を低コストで実現可能な光モジュールを提供すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明による光モジュールは、光学素子を搭載したリードフレームと、リードフレームの周囲に光学素子を覆うように設けられた応力抑制部材とを備える。リードフレームと応力抑制部材とがモールド樹脂により一体的に固定され、応力抑制部材は、モールド樹脂よりも線膨張係数が小さく、且つ、剛性が高い材料で形成されている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、安価で、複雑な製造工程を必要とせずに、環境変化に伴い、モールド樹脂と内蔵部品との線膨張係数の差に従い発生する内蔵部品への応力を低減することにより、ワイヤ断線などの内蔵部品への不具合を改善することができる。
さらに、本発明は、一般に光通信用途に用いられている端面発光タイプのLDにも対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明による光モジュール構造の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る光モジュール構造の一例を示す図である。
【図3】光モジュール構造における応力抑制部材及びリードフレームの構造の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施例2に係る光モジュール構造の一例を示す図である。
【図5】シミュレーションモデルの構造を示す図である。
【図6】シミュレーションに用いた物性パラメータの一覧を示す図である。
【図7】図5に示すシミュレーションモデルにおける応力抑制部材の厚みと応力の関係の一例を示すグラフである。
【図8】図5に示すシミュレーションモデルにおける応力抑制部材の幅と応力の関係の一例を示すグラフである。
【図9】特許文献1に記載されたモジュール構造の断面を示す図である。
【図10】特許文献2に記載されたモジュール構造の断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、本発明による光モジュール構造の一例を示す図である。図中、1は応力抑制部材、2はリードフレーム、3はモールド樹脂、4はモールドパッケージ、5はレセプタクルスリーブを示す。なお、モールドパッケージ4は、応力抑制部材1,リードフレーム2,及びモールド樹脂3から構成される。
【0017】
図1(A)に示すように、光モジュールの組立時において、モールドパッケージ4はレセプタクルスリーブ5に挿入され、図1(B)に示すように、モールドパッケージ4とレセプタクルスリーブ5とが調芯された後に接着剤6で固定される。この接着剤6としては、例えば、UV接着剤や加熱硬化接着剤が用いられ、モールドパッケージ4とレセプタクルスリーブ5とはUV接着剤により仮固定され、エポキシ樹脂等の加熱硬化接着剤により補強される。
【0018】
また、図1(C)に示すように、リードフレーム2には、モニタ受光素子(モニタPD)21,端面発光型の発光素子(LD)22,LDサブマウント23,及びワイヤ24が実装される。図1(C)において、リードフレーム2上にLD22、モニタPD21の電子部品を実装してこれらを樹脂でモールドした、モールドパッケージ型のTOSA(Transmitting Optical Sub-Assembly)において、リードフレーム2は、LD22を駆動するための高周波信号ライン、グランドライン、及びモニタPD21の出力信号ラインとして機能する。モニタPD21は、LD22の出力をモニタする機能を果たすためにLD22の近傍に配置される。
【0019】
これら実装部品は、リードフレーム2の実装面上に実装されるだけでなく、リードフレーム2の実装面からの高さの調整や、リードフレーム2との不要な導通を避けるためにLDサブマウント23のようなサブマウントを介してリードフレーム2上に実装される場合がある。また、これらLDサブマウント23、LD22、モニタPD21などの実装部品はリードフレーム2とともに必要な回路を構成するためにワイヤ24などによって必要な電気的接続が行われている。
【0020】
前述したように、温度、湿度などの外部環境の変化に伴う、モールド樹脂の膨張、収縮による応力は、モールドされている部品へ影響を与える。このような問題を解決するために、モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さくて剛性が高い応力抑制部材1を、光学素子(モニタPD21,LD22)やワイヤ24など、モールド樹脂3の応力による影響を与えたくない内蔵部品の周囲に配置する。そして、この応力抑制部材1とともに内蔵部品をモールドすることにより、モールド樹脂3の膨張、収縮が、応力抑制部材1によって抑制され、その結果、内蔵部品にかかる応力を低減し、ワイヤ断線、チップ破損などの不具合を抑制することができる。
【0021】
なお、応力抑制部材1としては、例えば、銅合金、ステンレスなどの金属部品、あるいは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やLCP(液晶ポリエステル)などにフィラーを混入した樹脂部品などを好適に用いることができる。また、応力抑制部材1は、後述の実施例1に示すように、モールド工程で同時にモールド(インサート成型)しても良いが、実施例2に示すように、リードフレーム2にモールド樹脂3を成型加工した後に、応力抑制部材1をモールド樹脂3の外周面に接着等の一般的な手法で固定してもよい。
【0022】
また、応力抑制部材1は、図1では円筒形状(断面円形)として例示しているが、この円筒形状に限らず、断面が多角形、半円、あるいは、C(アルファベット)字状であってもよい。また、応力抑制部材1は、複雑な形状を有する必要は無く、高い部品精度は不要であるため、プレスや成型などの安価な量産加工方法で作成することができる。このためコストの増加を抑えることができる。また、本発明による光モジュールは、例えば、発光素子をモールドする場合において、表面発光素子あるいは端面発光素子のいずれでもあってもよく、実装部品の形態によらずに適応することができる。
【0023】
このように、光モジュールの樹脂モールド構造において、モールド樹脂の周囲に、モールド樹脂よりも線膨張係数の小さく、剛性が高い応力抑制部材を配置することにより、内蔵部品にかかる応力を低減することができる。
【0024】
(実施例1)
図2は、本発明の実施例1に係る光モジュール構造の一例を示す図である。図2(A)は光モジュール構造の斜視図、図2(B)は光モジュール構造の上面図、図2(C)は図2(B)のX方向から見た図である。図中、7はレンズであって、このレンズ7はモールド部材3に一体成型されているものとする。
【0025】
前述の図1(C)に示したリードフレーム2において、部品実装と電気的接続を行った後に、図2に示すように、トランスファーモールド用で光信号を透過するモールド樹脂3(例えば、透明エポキシ樹脂など)により、応力抑制部材1とリードフレーム2とを一体的にモールドしてモールドパッケージ4を形成する。そして、モールドパッケージ4とレセプタクルスリーブ(図示せず)とを調芯した後に、モールドパッケージ4の外周面とレセプタクルスリーブの内周面とを接着剤で固定する。
【0026】
光トランシーバに一対のTOSAとROSA(Receiving Optical Sub-Assembly)を収容して光コネクタと接続することを考えると、モールドパッケージ4は略円筒状が好ましい。このモールドパッケージ4を製造する方法としては、応力抑制部材1をリードフレーム2の周囲に配置した状態で、モールド金型にセットし、応力抑制部材1とリードフレーム2とを同時にインサートモールドする。この際、インサートモールドされたモールド樹脂3のLDの出射光と交わる面にレンズ7を形成し、出射光を集光する機能を持たせるようにしてもよい。
【0027】
前述したように、応力抑制部材1は、モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さく、剛性が高い材料、例えば、ステンレスや銅合金などの金属や、フィラー入りのPPS、LCPなどの樹脂などを材料とする。これは、モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さくても、剛性の低い(柔らかい)材料だと、モールド樹脂3の変形に伴い、応力抑制部材1が変形してしまい、応力を抑制する効果が十分に得られないものと考えられる。このため、上記のように、モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さく、剛性が高い材料にしている。
【0028】
モールド樹脂3よりも線膨張係数が小さく剛性の高い応力抑制部材1を一体的にモールドすることにより、線膨張係数が高いモールド樹脂3の膨張・収縮を抑制することができる。例えば、TOSAにおける一般的なサイズのモールドパッケージ4において、モールド樹脂3の線膨張係数が6.5×10−5,ヤング率が3.2GPaであり、銅合金の応力抑制部材1の線膨張係数が1.7×10−5/K,ヤング率が125GPa,厚みが0.3mmであるとした場合に、最も応力がかかるワイヤの第一接続部のネック部における応力を7.6×10Pa(応力抑制部材1無し)から1.8×10Pa(応力抑制部材1有り)へと、約4分の1に抑えられることが試算されており、内蔵部品への影響を低減し信頼性を向上することが可能となる。
【0029】
また、応力抑制に使用する応力抑制部材1は、例えば、簡素な円筒構造であり、部品精度も必要なく、プレス加工などの量産加工法で実現できるため、コストをかけずに実現することができる。また、光モジュールの製造工程においても、応力抑制部材1とリードフレーム2とを一体的にインサート成型する。このため本実施例のモールド構造とするために、モールド工程がさらに増加することがない。
【0030】
図3は、光モジュール構造における応力抑制部材及びリードフレームの構造の一例を示す図である。図3(A)は応力抑制部材1の斜視図、図3(B)はリードフレーム2の斜視図、図3(C)は応力抑制部材1をリードフレーム2に取り付ける様子を示す図である。図中、11は回転方向位置決め孔、12は樹脂注入ゲート用孔、13はエア抜き用孔、25はリードフレーム位置決め用孔、26は切り込みを示す。
【0031】
図3(A)において、応力抑制に使用する応力抑制部材1は、インサート成型時の位置決めをするため、例えば2箇所の位置決め孔11を設けておくおことが望ましい。さらに、位置決め孔11のほかに、モールド樹脂3の流動を妨げないための孔を、例えば、モールド金型のゲート側(樹脂注入ゲート用孔12)とエアベント側(エア抜き用孔13)の2箇所に設けることが望ましい。
【0032】
さらに、図3(B)において、リードフレーム2には、リードフレーム位置決め用孔25が設けられ、応力抑制部材1が挿入される一対の切り込み26を設けることが望ましい。これら2つの切り込み26は、互いに平行に形成されている。そして、図3(C)に示すように、応力抑制部材1は、リードフレーム2の切り込み26に挿入され、モールド樹脂3によりモールドパッケージ4に成型される。そして、このモールドパッケージ4は、光接続を担うレセプタクルスリーブ(図示せず)に調芯固定され、光モジュールとして完成する。この調芯固定には樹脂接着剤を用いることができる。
【0033】
(実施例2)
図4は、本発明の実施例2に係る光モジュール構造の一例を示す図である。図4(A)は光モジュール構造の斜視図、図4(B)は光モジュール構造の上面図、図4(C)は応力抑制部材を成型済みリードフレームに取り付ける様子を示す図である。図中、8はモールド樹脂、9は応力抑制部材、10は成型済みリードフレームを示す。なお、成型済みリードフレーム10は、リードフレーム2及びモールド樹脂8により構成される。
【0034】
上述の実施例1ではリードフレームとともに応力抑制部材をインサートモールドした場合について説明したが、この実施例2では、まず、実装済みリードフレーム2をモールド樹脂8でモールドして成型済みリードフレーム10を製作し、この成型済みリードフレーム10と応力抑制部材9とを相互に固定(接着または圧入など)する。このような方法においても実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0035】
以下、図5に示す形状のモデルにおいて、代表的な樹脂や金属の物性パラメータを用いて、ボンディングワイヤのネック近傍に生じる応力をシミュレーションによって算出した結果について説明する。なお、図5に示す応力抑制部材1,リードフレーム2,及びモールド樹脂3は実施例1に対応しており、図中、wはリング幅、tはリング厚み、rはリング半径を示す。また、このシミュレーションに用いた物性パラメータの一覧を図6に示す。そして、ここでは、応力抑制部材1の材料として、銅合金を用いた場合を代表例として示すものとする。
【0036】
図7は、図5に示すシミュレーションモデルにおける応力抑制部材の厚みと応力の関係の一例を示すグラフである。このグラフは、応力抑制部材1の厚みtを変数として算出している。このグラフでは、例えば、物性パラメータを図6に示す値、リング半径rを2mm、リング幅wを3mmとしたときに、リング厚みtを厚くすると応力は低減される傾向にあることが分かる。なお、リング厚みtが0(ゼロ)のとき、応力抑制部材1が存在しない状態であることを示す。
【0037】
図8は、図5に示すシミュレーションモデルにおける応力抑制部材の幅と応力の関係の一例を示すグラフである。このグラフは、応力抑制部材1の幅wを変数として同じくワイヤのネック近傍の応力を算出した結果である。このグラフでは、例えば、物性パラメータを図6に示す値、リング半径rを2mm、リング厚みtを1mmとしたときに、リング幅wを大きくするにつれて、応力緩和の効果が大きくなる傾向にあることが分かる。なお、リング幅wが0(ゼロ)のとき、応力抑制部材1が存在しない状態であることを示す。
【符号の説明】
【0038】
1,9…応力抑制部材、2…リードフレーム、3,8…モールド樹脂、4…モールドパッケージ、5…レセプタクルスリーブ、6…接着剤、7…レンズ、10…成型済みリードフレーム、11…回転方向位置決め孔、12…樹脂注入ゲート用孔、13…エア抜き用孔、21…モニタPD、22…LD、23…LDサブマウント、24…ワイヤ、25…リードフレーム位置決め用孔、26…切り込み。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学素子を搭載したリードフレームと、該リードフレームの周囲に該光学素子を覆うように設けられた応力抑制部材とを備え、
前記リードフレームと前記応力抑制部材とがモールド樹脂により一体的に固定され、
前記応力抑制部材は、前記モールド樹脂よりも線膨張係数が小さく、且つ、剛性が高い材料で形成されていることを特徴とする光モジュール。
【請求項2】
前記応力抑制部材は、前記モールド樹脂により前記リードフレームと共にインサート成型されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
【請求項3】
前記応力抑制部材は、前記モールド樹脂を成型するためのモールド金型のゲート側とエアベント側にそれぞれ樹脂流動用の孔を備えたことを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
【請求項4】
前記リードフレームは、互いに平行な2つの切り込みが形成され、該2つの切り込みに前記応力抑制部材が挿入固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光モジュール。
【請求項5】
前記応力抑制部材は、前記モールド樹脂の外周面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
【請求項6】
前記応力抑制部材は、円筒形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光モジュール。
【請求項7】
前記応力抑制部材の材料は、金属であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光モジュール。
【請求項8】
前記応力抑制部材の材料は、フィラー入り樹脂であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−191318(P2010−191318A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−37419(P2009−37419)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】