説明

圧着装置

【課題】ACFの圧着装置において、搭載ピッチを自由に定めることができ、圧着ユニットの位置決めの精度を向上させ、搭載ピッチが小さいモジュールに対応できるようにする。
【解決手段】圧着ユニット20は、圧着ユニットベース20Bが横方向移動枠のレール42r、43r上を移動することにより、横方向に移動可能になっている。駆動ユニット130は、装置の前後に移動する移動用挿入ピン132を有している。横方向移動枠の一端には、電磁石固定部材52が取り付けられており、圧着ユニットの横移動時には、移動用挿入ピンが、装置前方方向に伸ばされて、挿入ピン受口44に差し込まれ、電磁石45の通電がOFFにされて、電磁石と電磁石固定部材とは離され、圧着ユニットの横方向の固定時には、移動用挿入ピンが、装置後方方向に引き込まれて、挿入ピン受口から抜かれ、電磁石の通電がONにされて、電磁石と電磁石固定部材とは磁力によって固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧着装置に係り、ACF(Anisotropic Conductive Film)により、電子部品を液晶基板に熱圧着する装置であって、特に、電子部品の搭載する位置を精度よく定めうる圧着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置に広く用いられている液晶ディスプレイは、2枚の透明基板の間に液晶を封入して構成されるパネル基板にドライバICを搭載した電子回路部品を実装する技術が一般的に用いられている。また、基板の周囲には、多数の電極が形成されており、近年では、基板上の電極に対してACF(Anisotropic Conductive Film)、異方性導電フィルム)を介して電子回路部品を熱圧着することにより、電子回路部品の実装をおこなう方法が主流となっている。このACFは、熱硬化性樹脂に導電性を持つ微細な金属粒子を混ぜ合わせたものを、膜状に成型したフィルムである。
【0003】
ところで、近年、液晶基板に代表される表示パネルは、サイズが多様化してきており、これに伴い当該表示パネルの製造設備も多様化への対応を要求されている。
【0004】
表示パネル製造工程のモジュール(電子デバイス)の搭載においても、搭載ピッチが、パネルの品種によって様々であることから、サイズフリーに対応できるモジュール搭載装置が要望されている。
【0005】
従来においても、熱圧着装置の搭載ピッチを等間隔で変更する要求があり、特許文献1に示す技術は、複数ある圧着刃の位置を等間隔に維持して変更をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−224165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、基板ピッチの多様化しており、モジュールの搭載ピッチも狭小化してきている。そのため、搭載ピッチをフリーに変更できることが望まれている。
【0008】
従来技術に係るACFの圧着装置では、圧着をおこなう圧着刃が搭載されている圧着ユニットは、圧着の際の位置止め機構がラックギアによるものであった。その、圧着ユニットの位置決めにおいて、ラックギアの間隔の制限があるため精度をあげることが難しかった。
【0009】
なお、この位置止め機構がラックギアによる圧着装置とその問題点については、後に詳細に説明する。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、搭載ピッチを自由に定めることができ、圧着ユニットの位置決めの精度を向上させ、搭載ピッチが小さいモジュールに対応したACFの圧着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の圧着装置は、圧着刃により電子部品を基板に圧着する圧着ユニットと、その圧着ユニットの装置後方に横移動枠と、その横移動枠よりも装置後方側に装置を横方向に移動させる駆動ユニットとを備えている。
【0012】
そして、駆動ユニットは、装置の前後に移動する移動用挿入ピンと、その移動用挿入ピンを前後に移動させるエアシリンダとを有し、装置の横方向に取り付けられたボールネジが駆動用モータに回転されることによって、横方向に移動可能である。
【0013】
圧着ユニットは、上下に昇降する圧着ユニット上下駆動部分と、その圧着ユニット上下駆動部分の装置後方に圧着ユニットベースとを有し、圧着ユニット上下駆動部分は、圧着ユニットベースに昇降可能に取り付けられている。
【0014】
そして、圧着ユニットベースには、スライダが取り付けられ、スライダは、前記横移動枠上のレールを横方向に移動可能であり、また、横移動介在部材を介して、挿入ピン受口と電磁石とが取り付けられている。
【0015】
一方、横移動枠の一端には、電磁石固定部材が取り付けられている。
【0016】
そして、圧着ユニットの横移動時には、移動用挿入ピンが、装置前方方向に伸ばされて、挿入ピン受口に差し込まれ、電磁石の通電がOFFにされて、電磁石と前記電磁石固定部材とは離され、圧着ユニットの横方向の固定時には、移動用挿入ピンが、装置後方方向に引き込まれて、挿入ピン受口から抜かれ、電磁石の通電がONにされて、電磁石と電磁石固定部材とは磁力によって固定される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、搭載ピッチを自由に定めることができ、圧着ユニットの位置決めの精度を向上させ、搭載ピッチが小さいモジュールに対応したACFの圧着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係る圧着装置の正面図である。
【図2】特に、複数の圧着ユニットを強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の斜視図である。
【図3】特に、圧着ユニットの駆動機構を強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の背面から見た斜視図である。
【図4】特に、圧着ユニットの駆動機構を強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の前面から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の図であり、圧着ユニットが固定されているときの様子を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の図であり、圧着ユニットが移動しているときの様子を示す側面図である。
【図7】従来技術に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の側面図である。
【図8】ラックギアによる位置止めの様子を示し要部図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図1ないし図5を用いて本発明の一実施形態に係る圧着装置について説明する。
【0020】
先ず、図1および図2を用いて本発明の一実施形態に係る圧着装置の構造について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧着装置の正面図である。
図2は、特に、複数の圧着ユニットを強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の斜視図である。
【0021】
本実施形態の圧着装置は、液晶パネルの搭載部品の電極を、ACFを用いて熱圧着するための装置であり、図1に示されるように、複数の圧着ユニット20と、複数の下刃ユニット10が上下方向に向かいあう形態をしている。
【0022】
それぞれの圧着ユニット20は、加圧ベース110に取り付けられており、加圧ベース駆動部120の加圧シリンダ121により、加圧ベース110を下降(矢印D)させて、圧着ユニット20を圧着する位置まで下降できるようになっている。
【0023】
そして、液晶パネル1と搭載部品2とを電極3上のACF4を介して熱圧着するときには、圧着ユニット20の圧着刃21と、下刃ユニット10の下刃11に挟みこみ、圧着刃21で加熱することにより、液晶パネル1と搭載部品2とを熱圧着する。
【0024】
図2では、圧着ユニット20を八個搭載した圧着装置の斜視図が示されている。この図では、加圧ベース110の下に取り付けられる圧着ユニット20の可動部分のみ示されている。
【0025】
次に、図3および図4を用いて圧着ユニットを横方向に移動させる駆動機構について説明する。
図3は、特に、圧着ユニットの駆動機構を強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の背面から見た斜視図である。
図4は、特に、圧着ユニットの駆動機構を強調して示した本発明の一実施形態に係る圧着装置の前面から見た斜視図である。
【0026】
圧着ユニット20は、駆動機構の図1の横方向(図1の矢印V)に移動させることができるようになっている。
【0027】
圧着ユニット20は、位置付けのために横方向に移動させる駆動機構を有している。この圧着装置の駆動機構は、図3および図5に示されるように、駆動ユニット130は、スライダ134によりガイド140に取り付けられており、このガイド140に沿って、スライドして移動できるようになっている。そして、駆動ユニット130は、ボールネジ150が内側に取り付けられており、このボールネジ150を駆動用モータ170によって回転させることにより、駆動ユニット130を移動させることができる。後述するように、圧着ユニット20を移動させるときには、エアシリンダ133により、移動用挿入ピン132を矢印F方向に伸ばして、圧着ユニット20の後方をこの移動用挿入ピン132で押すことによって、一体となって圧着ユニット20と駆動ユニット130を移動させる。
【0028】
次に、図5および図6を用いて本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットの位置止めの仕組みについて説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の図であり、圧着ユニットが固定されているときの様子を示す側面図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の図であり、圧着ユニットが移動しているときの様子を示す側面図である。
図5と図6は、本発明の一実施形態に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の要部を特に、拡大して示した図である。
【0029】
この内で、図5は、圧着ユニットが固定されているときの様子を示しており、図6は、圧着ユニットが移動しているときの様子を示している。
【0030】
圧着ユニット20は、圧着ユニット上下駆動部分20Aが圧着ユニットベース20Bに取り付けられた構造である。
【0031】
圧着ユニット上下駆動部分20Aは、上部取付板30、シリンダ23、シリンダシャフト24、下部ユニット枠32、側部取付板31を主要構造としている。
【0032】
また、圧着ユニットベース20Bは、ガイドレール25が設けられており、上部取付板30に取り付けられた圧着部スライダ26、27、28がガイドレール25上を上下方向に摺動可能なように取り付けられている。圧着ユニットベース20Bの後部には、スライダ42s、43sがあり、上部横移動枠50、下部横移動枠51にそれぞれ取り付けられたレール42r、43r上を横方向に移動可能になっている。
【0033】
また、上部取付板30には、スライダ41sが取り付けられており、加圧ベース110に取り付けられたレール41r上を横方向に移動する。
【0034】
上部取付板30に取り付けられている圧着部スライダ26と、側部取付板31に取り付けられている圧着部スライダ27、28が、ガイドレール25上を上下に昇降することにより、圧着ユニット上下駆動部分20Aは、上下方向に昇降可能である。すなわち、液晶パネル1と搭載部品2とを電極3上のACFを介して熱圧着するときには、加圧ベース110を下方向に移動させて、レール41r、スライダ41sを介して、上部取付板30、シリンダ23を下方に移動させる。そのときに、上部取付板30に取り付けられている圧着部スライダ26は、ガイドレール25上を下方に摺動して移動する。同時に、下部ユニット枠32と側部取付板31も下方に移動し、側部取付板31に取り付けられている圧着部スライダ27、28は、ガイドレール25上を下方に摺動して移動する(図5の矢印D方向)。
【0035】
そして、シリンダシャフト24が下方に移動して、圧着刃21と、図示しない下刃ユニット10の下刃11との間に、ACFを挟みこみ、圧着刃21で加熱することにより、ACFを熱圧着する。シリンダシャフト24と圧着刃21の間には、バネ29があり、圧着刃21と下刃11との間にACFを挟み込んだときに適度な弾性を与える。また、加熱とその測定のために圧着刃21内のヒータへの配線35と、圧着刃22の温度を測定する熱伝対へのリード線36が設けられている。
【0036】
横移動介在部材60の圧着ユニットベース20Bの側には、圧着ユニットベース20Bを貫通して、バネシャフト43t、43bが設けられており、バネシャフト43t、43bの先端には、それぞれ圧着ユニット押付けバネ42t、42bがある。また、横移動介在部材60の後方には、上側に挿入ピン受口44が取り付けられており、下側には、電磁石45が取り付けられている。電磁石45には、図示していないが電源が接続されており、スイッチにより、ON、OFFの制御が可能なっている。
【0037】
下部横移動枠51の後方には、電磁石45の磁力活性部分に向き合うように、電磁石固定部材52が取り付けられている。電磁石固定部材52は、常温で強磁性を有する鉄、コバルト、ニッケルなどの材料を使用する。なお、電磁石固定部材52と下部横移動枠51を一体として形成し、それに強磁性の材料を用いても良い。
【0038】
図5のように、圧着ユニット20が固定されているときには、挿入ピン受口44と移動用挿入ピン132は離れており、電磁石45の通電はONにされ、電磁石45と電磁石固定部材52は、くっついた状態である。
【0039】
一方、圧着ユニット20を移動させるときには、図6に示されるように、後部のエアシリンダ133により、移動用挿入ピン132を前方に伸ばして、挿入ピン受口44に挿入する。また、電磁石45の通電は、OFFにされ、電磁石45と電磁石固定部材52は、離れた状態である。そして、移動用挿入ピン132に押されることにより、横移動介在部材60が前方に移動し、圧着ユニット押付けバネ42t、42bが、圧着ユニットベース20Bの内壁を押した状態になる。この状態で、図3や図4に示した駆動用モータ170を回転させ、ボールネジ150を回転させることにより、横移動ガイド140に沿って、駆動ユニット130のスライダ134が、この上を摺動移動することにより、駆動ユニット130が横方向(図2、図3、図4のV矢印方向)に移動し、移動用挿入ピン132と圧着ユニット押付けバネ42t、42bに押されている圧着ユニット20全体も、横方向に移動する。
【0040】
本実施形態の圧着ユニットの位置止め機構は、上述のように電磁石による磁力を利用するものであった。これに対して、図7および図8を用いて従来技術の圧着ユニットの位置止め機構について説明し、本実施形態の特徴について説明する。
【0041】
図7は、従来技術に係る圧着装置における圧着ユニットと駆動機構の関係の要部の側面図である。
【0042】
図8は、ラックギアによる位置止めの様子を示す要部図である。
【0043】
本実施形態と従来技術では、圧着ユニット20の構造は、同じであるが、横方向の移動の位置止め機構が異なっている。
【0044】
横移動介在部材70には、圧着ユニットベース20B側に、バネシャフト43t、43bが取り付けられ、先端に、それぞれ圧着ユニット押付けバネ42t、42bを有することは同様である。
【0045】
従来技術の横移動介在部材70には、図7に示されるように、挿入ピン受口74が中央部にあり、その上下に圧着ユニット側ラックギア71t、71bが、設けられている。
【0046】
一方、上部横移動枠90には、本体側ラックギア81tが、前面に向けて、取り付けられており、下部横移動枠91にも、本体側ラックギア81bが、前面に向けて、取り付けられている。
【0047】
そして、圧着ユニット20の移動時には、移動用挿入ピン132が挿入ピン受口74に差し込まれ、横方向移動部材70を押し、バネ42t、42bが圧着ユニットベース20Bを押すことにより、移動可能な状態になる。そのときの圧着ユニット側ラックギア71t、71bと、本体側ラックギア81t、81bは、図8(a)に示されるように離れた状態である。
【0048】
一方、圧着ユニット20の固定時には、移動用挿入ピン132を後退させ、バネの弾性力42t、42bが圧着ユニット側ベース20Bを押すことにより、圧着ユニット側ラックギア71t、71bと、本体側ラックギア81t、81bは、図8(b)に示されるように噛み合って位置が固定される。
【0049】
ここで、圧着ユニット側ラックギア71t、71bと、本体側ラックギア81t、81bのピッチをαとすると、この従来技術によるラックギアの噛み合わせ構造では、最大α/2の大きさで誤差が生じ、圧着ユニット20、すなわち、圧着刃21を、横方向に関し所望の位置に、合わせられない。
【0050】
本実施形態による圧着装置の位置止め機構は、電磁石による位置止めを用いており、従来技術のラックギアの噛み合わせによる位置止め機構とは異なり、圧着ユニット20を横方向に関して任意の位置に位置止めすることができる。
【符号の説明】
【0051】
1…液晶パネル、2…搭載部品、3…電極、4…ACF。
10…下刃ユニット、11…下刃、20…圧着ユニット、21…圧着刃。
110…加圧ベース、120…加圧ベース駆動部、121…加圧シリンダ。
130…駆動ユニット、132…移動用挿入ピン、133…エアシリンダ、134…スライダ、150…ボールネジ、170…駆動用モータ。
20A…圧着ユニット上下駆動部分、20B…圧着ユニットベース。
23…シリンダ、24…シリンダシャフト、25…ガイドレール、26,27,28…圧着部スライダ。
30…上部取付板、31…側部取付板、32…下部ユニット枠。
35…ヒータへの配線と、36…熱伝対へのリード線。
41s,42s,43s…スライダ、41r,42r,43r…レール。
50…上部横移動枠、51…下部横移動枠、52…電磁石固定部材。
42t,42b…圧着ユニット押付けバネ、43t,43b…バネシャフト。
44…挿入ピン受口、45…電磁石
60…横移動介在部材
70…横移動介在部材、71t,71b…圧着ユニット側ラックギア、81t,81b…本体側ラックギア。
90…上部横移動枠。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板の縁部に複数の電子部品を複数の圧着刃により圧着する表示パネル用基板の圧着装置において、
前記圧着刃により前記電子部品を前記基板の縁部に圧着する複数の圧着ユニットと、
前記圧着ユニットのそれぞれを前記基板の縁部に沿って移動させる少なくとも1つの移動ユニットと、
前記圧着ユニットが前記移動ユニットにより前記基板の縁部に沿って移動するときに前記圧着ユニットをガイドする横移動枠とを備え、
前記移動ユニットには前記圧着ユニットを移動させるときには前記圧着ユニットに係合し、移動させないときには離間する係脱手段を有し、
前記圧着ユニットには前記係脱手段が離間したときに磁力により前記圧着ユニットを前記横移動枠に固定する圧着ユニット固定手段を有することを特徴とする表示パネル用基板の圧着装置。
【請求項2】
前記圧着ユニットには横移動介在部材を備え、前記横移動介在部材には前記係脱手段が係合する係脱手段受部材と、前記圧着ユニット固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル用基板の圧着装置。
【請求項3】
前記横移動介在部材には、前記係脱手段が離間したときに前記横移動介在部材を前記横移動枠に付勢する横移動介在部材付勢手段を有することを特徴とする請求項2に記載の表示パネル用基板の圧着装置。
【請求項4】
前記圧着ユニットは、前記係脱手段が前記係脱手段受部材に係合し、前記横移動介在部材付勢手段の付勢力に抗して前記圧着ユニット固定手段を前記横移動枠から離間させて両者の固定を解除し、前記圧着ユニットを前記横移動枠に沿って移動させることを特徴とする請求項3に記載の表示パネル用基板の圧着装置。
【請求項5】
前記圧着ユニット固定手段は、電磁石であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示用パネル基板の圧着装置。
【請求項6】
前記圧着ユニットを前記基板の縁部に沿って移動させるときには、前記電磁石の通電をOFFするとともに、前記係脱手段を前記係脱手段受部材に向けて移動し、前記圧着ユニットを前記基板の縁部に沿う方向に対して固定するときには、前記電磁石の通電をONするとともに前記係脱手段を前記係脱手段受部材から離間させることを特徴とする請求項5に記載の表示パネル用基板の圧着装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−60945(P2011−60945A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−208072(P2009−208072)
【出願日】平成21年9月9日(2009.9.9)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)
【Fターム(参考)】