説明

基板処理装置

【課題】液体原料の種類・蒸気圧に応じて基板処理装置への原料ガス供給方式を選択可能なバブラを提供する。
【解決手段】基板処理装置10は、液体原料をバブリングするためのキャリアガスを供給するキャリアガス供給ライン103に設けられたキャリアガス用MFC106、第1バルブ107及び第2バルブ108と、液体原料を気化して得た原料ガスを処理容器200内に供給する原料ガス供給ライン109に設けられた低差圧MFC112、第4バルブ111及び第5バルブ113と、原料ガス供給ライン109から分岐して前記低差圧MFC112、前記第4バルブ111及び前記第5バルブ113をバイパスするように設けられたバイパスライン115及び第6バルブ116と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体原料を使用する基板処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液体原料を気化した状態で反応容器内に流して、ウェハを加熱して成膜する基板処理装置が知られている。この種の基板処理装置において、例えば蒸気圧の低い液体原料に対してバブリング方式の原料供給装置を採用している装置がある。また、例えば蒸気圧の高い液体原料に対して低差圧MFC(Mass Flow Controller:ガス流量制御器)方式の原料供給装置を採用している装置がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、本願発明者の知るところによれば、バブリング方式の原料供給装置を採用していた場合、原料供給装置を低差圧MFC方式に容易に変更することができない。逆に、低差圧MFC方式の原料供給装置を採用していた場合、原料供給装置をバブリング方式に容易に変更することができない。即ち、従来の基板処理装置の原料供給装置では、いずれか一方の原料供給方式が採用されているため、液体原料の種類に応じて原料供給方式を容易に変更できない技術的な問題点がある。
【0004】
本発明の目的は、液体原料の種類に応じて原料供給方式を選択できる基板処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係る基板処理装置は、基板を収容して処理する処理室と、常温常圧の条件下で液体状態である液体原料を収容する液体原料収容部と、前記液体原料収容部内に収容された液体原料を加熱するヒータと、前記液体原料収容部内に収容された液体原料をバブリングするためのキャリアガスを供給するキャリアガス供給ラインと、前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1のバルブと、前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1の流量制御器と、前記液体原料収容部内に収容された液体原料を気化して得た原料ガスを前記処理室内に供給する原料ガス供給ラインと、前記原料ガス供給ラインに設けられた第2のバルブと、前記原料ガス供給ラインに設けられた第2の流量制御器と、前記原料ガス供給ラインから分岐して、前記第2のバルブと前記第2の流量制御器とをバイパスするように設けられたバイパスラインと、前記バイパスラインに設けられた第3のバルブとを有する。従って、液体原料の種類に応じて、第1、第2及び第3のバルブの開閉を制御することにより、基板処理装置の原料供給方式を容易に選択することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、液体原料の種類に応じて基板処理装置の原料供給方式を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施形態に係る基板処理装置の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る低差圧MFC方式を選択する時における原料供給装置の拡大詳細図である。
【図3】本発明の実施形態に係るバブリング方式を選択する時における原料供給装置の拡大詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0009】
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態に係る基板処理装置10の構成を説明する。ここに、図1は、本発明の実施形態に係る基板処理装置10の構成図である。
【0010】
図1において、基板処理装置10は、半導体基板やガラス基板等を処理する基板処理装置であり、原料供給装置100、処理容器200、排気管301、APCバルブ302、ポンプ303、ベントライン304及びベントラインバルブ305を備えている。
【0011】
処理容器200は、例えば横断面が円形であり扁平な密閉容器として構成されている。また、処理容器200は、例えばアルミニウム(Al)やステンレス(SUS)等の金属材料により構成されている。処理容器200内には、基板としてのシリコンウェハ等のウェハ202を収容して処理する処理室201が形成されている。
【0012】
処理室201内には、ウェハ202を支持する支持台203が設けられている。ウェハ202が直接触れる支持台203の上面には、例えば、石英(SiO2)、カーボン、セラミックス、炭化ケイ素(SiC)、酸化アルミニウム(Al23)、又は窒化アルミニウム(AlN)等から構成された支持板としてのサセプタ(図示省略)が設けられている。また、支持台203には、ウェハ202を加熱する加熱手段としての基板加熱部204が内蔵されている。なお、支持台203の下端部は、処理容器200の底部を貫通している。
【0013】
処理室201の外部には、支持台203を昇降させる昇降機構(図示省略)が設けられている。この昇降機構を作動させて支持台203を昇降させることにより、サセプタ上に支持されるウェハ202を昇降させることが可能となっている。なお、支持台203下端部の周囲は、ベローズ(図示省略)により覆われており、処理室201内は気密に保持されている。
【0014】
処理室201の内壁側面には、処理室201内の雰囲気を排気する排気口205aが設けられている。排気口205aには排気室205を介して排気管301が接続されており、排気管301には、処理室201内の圧力を所定の圧力に制御するAPC(Auto Pressure Controller)バルブ302等の圧力調整器、原料回収トラップ(図示省略)及びポンプ303が順に直列に接続されている。排気口205a、排気室205、排気管301、APCバルブ302、原料回収トラップ、ポンプ303により排気系が構成されている。
【0015】
処理室201の上部に設けられるシャワーヘッド206の上面(天井壁)には、処理室201内に各種ガスを供給するためのガス導入口207が設けられている。なお、ガス導入口207には、原料供給装置100が接続されている。
【0016】
本発明の実施形態に係る原料供給装置100は、液体原料タンク101、ヒータ102、キャリアガスライン103、キャリアガス供給源104、キャリアガス制御弁105、キャリアガス用MFC106、第1バルブ107、第2バルブ108、原料ガス供給ライン109、第3バルブ110、第4バルブ111、低差圧MFC112、第5バルブ113、原料ガス制御弁114、バイパスライン115及び第6バルブ116を備え、液体原料タンク101にて液体原料を気化させて得た原料ガスを処理室201内に供給することが可能に構成されている。
【0017】
処理室201の外部には、液体原料を収容する液体原料収容部としての液体原料タンク101が設けられている。液体原料タンク101は、内部に液体原料を収容(充填)可能な密閉容器として構成されており、また、液体原料を加熱やバブリングにより気化させて原料ガスを生成させる気化部としても構成されている。
【0018】
液体原料タンク101の周りには、液体原料タンク101および内部の液体原料を加熱するヒータ102が設けられている。ヒータ102は、原料供給方式として、後述する低差圧MFC方式を選択する場合に、加熱により液体原料タンク101内部に収容された液体原料の蒸気圧を制御することで、液体原料を気化させて原料ガスを生成させることが可能となるように構成されている。なお、本発明の実施形態では、液体原料タンク101の周りのみにヒータ102が設けられているが、原料ガスの再液化を防止することが可能である限りにおいて、各種の態様を有してよい。例えば、処理容器200、シャワーヘッド206、後述するキャリアガスライン103、原料ガス供給ライン109、バイパスライン115、排気管301及びベントライン304等の周囲にもヒータ102が設けられてもよい。ヒータ102はこれらの部材を、所定の温度に加熱することで、これらの部材内部での原料ガスの再液化を防止するように構成されている。
【0019】
液体原料タンク101には、キャリアガスライン103が接続されている。キャリアガスライン103の上流側端部には、キャリアガス供給源104が接続されている。また、キャリアガスライン103の下流側端部は液体原料タンク101内に収容した液体原料内に浸されている。キャリアガスライン103には、キャリアガスの供給を制御するキャリアガス制御弁105、キャリアガスの供給流量を制御する流量制御器としてのキャリアガス用MFC106、第1バルブ107及び第2バルブ108が順に直列に設けられている。なお、キャリアガスとしては、液体原料とは反応しないガスを用いることが好ましく、例えばN2ガスやArガスやHeガス等の不活性ガスが好適に用いられる。キャリアガスライン103、キャリアガス制御弁105、キャリアガス用MFC106、第1バルブ107及び第2バルブ108により、キャリアガス供給系が構成されている。
【0020】
上述したキャリアガス供給系の構成により、原料供給方式として後述するバブリング方式を選択する場合に、キャリアガス制御弁105、第1バルブ107及び第2バルブ108を開き、キャリアガスライン103からキャリアガス用MFC106で流量制御されたキャリアガスを液体原料タンク101内に供給することにより、液体原料タンク101内部に収容された液体原料をバブリングにより気化させて原料ガスを生成させることが可能となる。
【0021】
液体原料タンク101には、液体原料タンク101内で生成された原料ガスを処理室201内に供給する原料ガス供給ライン109が接続されている。原料ガス供給ライン109の上流側端部は、液体原料タンク101の上部に存在する空間に連通している。原料ガス供給ライン109の下流側端部は、処理室201のガス導入口207に接続されている。原料ガス供給ライン109には上流側から順に第3バルブ110、第4バルブ111、低差圧MFC112、第5バルブ113及び原料ガス制御弁114が設けられている。
【0022】
第3バルブ110は液体原料タンク101から原料ガス供給ライン109内への原料ガスの供給を制御するバルブであり、液体原料タンク101の近傍に設けられている。原料ガス制御弁114は、原料ガス供給ライン109から処理室201内への原料ガスの供給を制御するバルブであり、ガス導入口207の近傍に設けられている。原料ガス制御弁114は高耐久高速ガスバルブとして構成されている。高耐久高速ガスバルブは、短時間で素早くガス供給の切り替えおよびガス排気ができるように構成された集積バルブである。
【0023】
原料ガス供給ライン109には、第4バルブ111の上流側及び第5バルブ113の下流側を連通させるバイパスライン115が形成されている。バイパスライン115は、第4バルブ111、低差圧MFC112及び第5バルブ113をバイパスするように設けられている。バイパスライン115には、第6バルブ116が設けられている。
【0024】
原料ガス供給ライン109、第3バルブ110、第4バルブ111、低差圧MFC112、第5バルブ113、原料ガス制御弁114、バイパスライン115及び第6バルブ116により原料ガス供給系が構成される。また、キャリアガス供給系、液体原料タンク101及び原料ガス供給系により、原料供給系が構成されている。
【0025】
上述した原料供給系の構成により、液体原料タンク101にて液体原料を気化させて原料ガスを発生させるとともに、原料ガス供給ライン109から処理室201内へ原料ガスを供給することが可能となる。
【0026】
上述した第1バルブ107、第2バルブ108、第3バルブ110、第4バルブ111、第5バルブ113、第6バルブ116、キャリアガス制御弁105、原料ガス制御弁114及びベントラインバルブ305は電磁開閉弁であり、後述するコントローラ210と電気的に接続されており、その開閉動作は、然るべき駆動系を介してコントローラ210により上位に制御されるように構成されている。
【0027】
本発明の実施形態に係る原料供給装置100は、第1バルブ107、第2バルブ108、第3バルブ110、第4バルブ111、第5バルブ113及び第6バルブ116の開閉動作を制御することによって、液体原料の種類に応じて原料供給装置100の原料供給方式を選択することが可能となる。
【0028】
また、本発明の実施形態に係る原料供給装置100は、液体原料タンク101からの原料ガスを処理室201内に供給することなく処理容器200をバイパスするよう排気するベント系を有している。原料ガス供給ライン109の原料ガス制御弁114よりも上流側には、ベントライン304の上流側端部が接続されている。ベントライン304の下流側端部は排気管301のAPCバルブ302よりも下流側に接続されている。ベントライン304には、ガスの流通を制御するためのベントラインバルブ305が設けられている。ベントライン304及びベントラインバルブ305によりベント系が構成されている。
【0029】
上述したベント系の構成により、原料ガス制御弁114を閉じ、ベントラインバルブ305を開くことで、原料ガス供給ライン109内を流れるガスを、処理室201内に供給することなく、ベントライン304を介して処理容器200をバイパスさせ、排気管301より排気することが可能となる。
【0030】
本発明の実施形態に係る基板処理装置10は、基板処理装置の各部の動作を制御する制御部としてのコントローラ210を有している。コントローラ210は、基板加熱部204、ヒータ102、キャリアガス制御弁105、キャリアガス用MFC106、第1バルブ107、第2バルブ108、第3バルブ110、第4バルブ111、低差圧MFC112、第5バルブ113、原料ガス制御弁114、第6バルブ116、APCバルブ302、ポンプ303、ベントラインバルブ305等の動作を制御する。
【0031】
次に、図2及び図3を参照しながら、液体原料の種類に応じて基板処理装置10の原料供給方式を選択する制御の詳細について説明する。ここに、図2は、本発明の実施形態に係る低差圧MFC方式を選択する時における原料供給装置100の拡大詳細図であり、図3は、本発明の実施形態に係るバブリング方式を選択する時における原料供給装置100の拡大詳細図である。なお、図2及び図3において、図1と重複する箇所には同一の符合を付してその説明を適宜省略することとする。
【0032】
本発明の実施形態に係る基板処理装置10は、処理室201内に蒸気圧の高い液体原料が供給される場合に、原料供給方式として低差圧MFC方式を選択するように構成されている。即ち、図2に示されるように、キャリアガス制御弁105、第1バルブ107、第2バルブ108、第6バルブ116を閉じ、第3バルブ110、第4バルブ111、第5バルブ113を開いて、ヒータ102により液体原料の蒸気圧を制御することで、液体原料を気化させて得た原料ガスの流量を低差圧MFC112にて流量制御してウェハ202を収容した処理室201内に供給する。この時、ウェハ202の温度や処理室201内の圧力や原料ガスの流量等の処理条件を所定の処理条件とすることで、ウェハ202上に所定の薄膜を成膜する処理が行われる。
【0033】
また、本発明の実施形態に係る基板処理装置10は、処理室201内に蒸気圧の低い液体原料が供給される場合に、原料供給方式としてバブリング方式を選択するように構成されている。即ち、図3に示されるように、第4バルブ111、第5バルブ113を閉じ、キャリアガス制御弁105、第1バルブ107、第2バルブ108、第3バルブ110、第6バルブ116を開いて、N2等のバブリング用ガスをキャリアガス用MFC106で流量制御して液体原料に対して供給しバブリングさせ、バブリングにより気化して得た原料ガスをウェハ202を収容した処理室201内に供給する。この時、ウェハ202の温度や処理室201内の圧力やキャリアガスの流量等の処理条件を所定の処理条件とすることで、ウェハ202上に所定の薄膜を成膜する処理が行われる。
【0034】
以上のように、本発明の実施形態に係る基板処理装置10において、物性の異なる液体原料の評価、実験又は物性の異なる液体原料を用いた生産を行う場合には、一つのハード構成でバブリング方式と低差圧MFC方式との両方式をバルブの開閉制御だけで実現可能となる。よって、設備コストを大幅に抑えることが可能となる。
【0035】
なお、バブリング方式に適した蒸気圧の低い液体原料としては、例えばHf(MMP)4、Zr(MMP)4、Al(MMP)3等が挙げられる。また、低差圧MFC方式に適した蒸気圧の高い液体原料としては、例えばTiCl4、Ni(PF34、TMA等が挙げられる。なお、Hf(MMP)4は、HfO2等のHfを含む膜を形成する場合に用いる原料であり、Zr(MMP)4は、Zr02等のZrを含む膜を形成する場合に用いる原料であり、Al(MMP)3やTMAは、AlやAl23等のAlを含む膜を形成する場合に用いる原料である。また、TiCl4は、TiNやTiO2等のTiを含む膜を形成する場合に用いる原料であり、Ni(PF34は、NiやNiSi等のNiを含む膜を形成する場合に用いる原料である。
【0036】
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様について付記する。
【0037】
本発明の一態様によれば、
基板を収容して処理する処理室と、
常温常圧の条件下で液体状態である液体原料を収容する液体原料収容部と、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料を加熱するヒータと、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料をバブリングするためのキャリアガスを供給するキャリアガス供給ラインと、
前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1のバルブと、
前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1の流量制御器と、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料を気化して得た原料ガスを前記処理室内に供給する原料ガス供給ラインと、
前記原料ガス供給ラインに設けられた第2のバルブと、
前記原料ガス供給ラインに設けられた第2の流量制御器と、
前記原料ガス供給ラインから分岐して、前記第2のバルブと前記第2の流量制御器とをバイパスするように設けられたバイパスラインと、
前記バイパスラインに設けられた第3のバルブと
を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0038】
好ましくは、前記各バルブは、バブリングにより液体原料を気化する際は、前記第2のバルブが閉じて、前記第1のバルブと前記第3のバルブが開き、前記ヒータにより液体原料を加熱してその蒸気圧を制御することにより液体原料を気化する際は、前記第1のバルブと前記第3のバルブが閉じて、前記第2のバルブが開くように構成されている。
【0039】
また好ましくは、バブリングにより液体原料を気化する際は、前記第2のバルブを閉じて、前記第1のバルブと前記第3のバルブを開き、前記ヒータにより液体原料を加熱してその蒸気圧を制御することにより液体原料を気化する際は、前記第1のバルブと前記第3のバルブを閉じて、前記第2のバルブを開くように制御する制御部を更に有する。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明に係る基板処理装置は、液体原料を使用する基板処理装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0041】
10 基板処理装置
100 原料供給装置
101 液体原料タンク
102 ヒータ
103 キャリアガスライン
104 キャリアガス供給源
105 キャリアガス制御弁
106 キャリアガス用MFC
107 第1バルブ
108 第2バルブ
109 原料ガス供給ライン
110 第3バルブ
111 第4バルブ
112 低差圧MFC
113 第5バルブ
114 原料ガス制御弁
115 バイパスライン
116 第6バルブ
200 チャンバ
201 処理室
202 ウェハ
203 支持台
204 基板加熱部
205 排気室
205a 排気口
206 シャワーヘッド
207 ガス導入口
210 コントローラ
301 排気管
302 APCバルブ
303 ポンプ
304 ベントライン
305 ベントラインバルブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を収容して処理する処理室と、
常温常圧の条件下で液体状態である液体原料を収容する液体原料収容部と、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料を加熱するヒータと、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料をバブリングするためのキャリアガスを供給するキャリアガス供給ラインと、
前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1のバルブと、
前記キャリアガス供給ラインに設けられた第1の流量制御器と、
前記液体原料収容部内に収容された液体原料を気化して得た原料ガスを前記処理室内に供給する原料ガス供給ラインと、
前記原料ガス供給ラインに設けられた第2のバルブと、
前記原料ガス供給ラインに設けられた第2の流量制御器と、
前記原料ガス供給ラインから分岐して、前記第2のバルブと前記第2の流量制御器とをバイパスするように設けられたバイパスラインと、
前記バイパスラインに設けられた第3のバルブと
を有することを特徴とする基板処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−199005(P2011−199005A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−64082(P2010−64082)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】