増殖の障害の治療用のホノキオール誘導体
【課題】
【解決手段】新規なホノキオール誘導体、並びにホノキオール誘導体を含んでなる医薬剤組成物。これらの化合物及び医薬剤組成物を、癌の予防及び/又は治療に使用できる。特に、ホノキオール誘導体、誘導体を含んでなる医薬剤組成物及び骨髄腫の治療へのそれらの使用方法が提供される。
【解決手段】新規なホノキオール誘導体、並びにホノキオール誘導体を含んでなる医薬剤組成物。これらの化合物及び医薬剤組成物を、癌の予防及び/又は治療に使用できる。特に、ホノキオール誘導体、誘導体を含んでなる医薬剤組成物及び骨髄腫の治療へのそれらの使用方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式の式Iaの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化1】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であって、任意に置換されてもよく、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
少なくとも1つのR8及びR9はアルキル基(例えばC1−5アルキル基)である。)
【請求項2】
請求項1記載の化合物であって、式中、
R6及びR7は独立にH又はC1−5アルキル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基であり、
少なくとも1つのR8及びR9はメチル、エチル、プロピル又はブチル基である化合物。
【請求項3】
次式の式Ibの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化2】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であって、任意に置換されてもよく、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
少なくとも1つのR6及びR7は水素でない。)
【請求項4】
請求項3記載の化合物であって、式中、
R5及びR7は独立にメチル、エチル又はプロピル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基であり、
少なくとも1つのR6及びR7は水素でない化合物。
【請求項5】
以下の式Ic、Id、Ie又はIfの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化3】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールである。)
【請求項6】
請求項5記載の化合物であって、式中、
R6及びR7は独立に水素又はC1−5アルキル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基である化合物。
【請求項7】
以下の群から選択される化合物。
【化4】
【請求項8】
宿主の癌の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記癌が腫瘍、肉腫、リンパ腫、白血病及び骨髄腫からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項10】
前記癌がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を、発現又は過剰発現させる、請求項8記載の方法。
【請求項11】
宿主の骨髄腫の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を投与することを含んでなる方法。
【請求項12】
宿主の薬剤抵抗性の癌の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を投与することを含んでなる方法。
【請求項13】
前記骨髄腫がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を発現又は過剰発現させる、請求項11記載の方法。
【請求項14】
癌が骨髄腫である、請求項12記載の方法。
【請求項15】
前記癌がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を発現又は過剰発現させる、請求項12記載の方法。
【請求項16】
前記骨髄腫が多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、骨の単離された形質細胞腫、延髄外の形質細胞腫、ワルデンストレームのマクログロブリン血症、単クローン性γグロブリン血症及び不応性形質細胞腫瘍からなる群から選択される、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が癌治療用の少なくとも1つの付加的な治療薬と組み合わせて、又は交互に投与される、請求項8又は12記載の方法。
【請求項18】
前記付加的な治療薬がヒストンデアセチラーゼ阻害剤である、請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記化合物が請求項1から7のいずれか1項記載の化合物である、請求項11又は12記載の方法。
【請求項20】
宿主の腫瘍又は癌を処置する方法であって、
(i)腫瘍又は癌から生体試料を調製し、
(ii)腫瘍又は癌がホスホリパーゼDを発現又は過剰発現するか否かを決定し、
(iii)その腫瘍又は癌がホスホリパーゼDを発現又は過剰発現する場合、腫瘍又は癌を有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、ホノキオール、マグノロール又はその誘導体のいずれか1つで治療することを含んでなる方法。
【請求項21】
前記癌が腫瘍、肉腫、リンパ腫、白血病及び骨髄腫からなる群から選択される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
宿主の炎症性症状又は骨粗鬆症の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、ホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を、任意に、薬理学的に許容できる担体との組み合わせで投与することを含んでなる方法。
【請求項23】
請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、及び薬理学的に許容できる担体を含んでなる組成物。
【請求項24】
異常な細胞増殖を伴う疾患の治療方法のための、請求項1から7のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項25】
前記疾患が骨髄腫である、請求項24記載の使用。
【請求項1】
次式の式Iaの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化1】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であって、任意に置換されてもよく、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
少なくとも1つのR8及びR9はアルキル基(例えばC1−5アルキル基)である。)
【請求項2】
請求項1記載の化合物であって、式中、
R6及びR7は独立にH又はC1−5アルキル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基であり、
少なくとも1つのR8及びR9はメチル、エチル、プロピル又はブチル基である化合物。
【請求項3】
次式の式Ibの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化2】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であって、任意に置換されてもよく、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
少なくとも1つのR6及びR7は水素でない。)
【請求項4】
請求項3記載の化合物であって、式中、
R5及びR7は独立にメチル、エチル又はプロピル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基であり、
少なくとも1つのR6及びR7は水素でない化合物。
【請求項5】
以下の式Ic、Id、Ie又はIfの化合物、又はその塩、エステル若しくはプロドラッグ。
【化3】
(式中、R6及びR7は独立に水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール基であり、
R8及びR9は独立にアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールである。)
【請求項6】
請求項5記載の化合物であって、式中、
R6及びR7は独立に水素又はC1−5アルキル基であり、
R8及びR9は独立にC1−5アルキル又はアルケニル基である化合物。
【請求項7】
以下の群から選択される化合物。
【化4】
【請求項8】
宿主の癌の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記癌が腫瘍、肉腫、リンパ腫、白血病及び骨髄腫からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項10】
前記癌がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を、発現又は過剰発現させる、請求項8記載の方法。
【請求項11】
宿主の骨髄腫の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を投与することを含んでなる方法。
【請求項12】
宿主の薬剤抵抗性の癌の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、又はホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を投与することを含んでなる方法。
【請求項13】
前記骨髄腫がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を発現又は過剰発現させる、請求項11記載の方法。
【請求項14】
癌が骨髄腫である、請求項12記載の方法。
【請求項15】
前記癌がホスホリパーゼD、AMPK又はNFKBの1つ以上を発現又は過剰発現させる、請求項12記載の方法。
【請求項16】
前記骨髄腫が多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、骨の単離された形質細胞腫、延髄外の形質細胞腫、ワルデンストレームのマクログロブリン血症、単クローン性γグロブリン血症及び不応性形質細胞腫瘍からなる群から選択される、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が癌治療用の少なくとも1つの付加的な治療薬と組み合わせて、又は交互に投与される、請求項8又は12記載の方法。
【請求項18】
前記付加的な治療薬がヒストンデアセチラーゼ阻害剤である、請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記化合物が請求項1から7のいずれか1項記載の化合物である、請求項11又は12記載の方法。
【請求項20】
宿主の腫瘍又は癌を処置する方法であって、
(i)腫瘍又は癌から生体試料を調製し、
(ii)腫瘍又は癌がホスホリパーゼDを発現又は過剰発現するか否かを決定し、
(iii)その腫瘍又は癌がホスホリパーゼDを発現又は過剰発現する場合、腫瘍又は癌を有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、ホノキオール、マグノロール又はその誘導体のいずれか1つで治療することを含んでなる方法。
【請求項21】
前記癌が腫瘍、肉腫、リンパ腫、白血病及び骨髄腫からなる群から選択される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
宿主の炎症性症状又は骨粗鬆症の治療方法であって、宿主に有効量の請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、ホノキオール若しくはマグノロール、又はその誘導体を、任意に、薬理学的に許容できる担体との組み合わせで投与することを含んでなる方法。
【請求項23】
請求項1から7のいずれか1項記載の化合物、及び薬理学的に許容できる担体を含んでなる組成物。
【請求項24】
異常な細胞増殖を伴う疾患の治療方法のための、請求項1から7のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項25】
前記疾患が骨髄腫である、請求項24記載の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33A】
【図33B】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図38C】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33A】
【図33B】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図38C】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【公表番号】特表2008−542192(P2008−542192A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557170(P2007−557170)
【出願日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2006/006494
【国際公開番号】WO2006/107451
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(507282026)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2006/006494
【国際公開番号】WO2006/107451
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(507282026)
【Fターム(参考)】
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