説明

映像監視・入退管理システム

【課題】映像監視システムと入退管理システムとを相互に連携させて動作を制御する。
【解決手段】物体を撮像するカメラ3と、カメラ3により撮像された映像を処理する映像処理装置4と、カメラ3及び映像処理装置4の動作を制御する映像監視制御部5と、物体を認証する認証装置7と、認証装置7に対応して設けられ、物体の通行を制御する通行制御装置8と、認証装置7及び通行制御装置8の動作を制御する入退制御部9と、認証装置7または通行制御装置8の動作を入退制御部9より取得して、映像監視制御部5を介して、カメラ3または映像処理装置4の動作を変更する連携制御部6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、映像監視システム及び入退管理システムを相互に連携させて動作を制御する映像監視・入退管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の映像監視システムは、カメラやレコーダ等から構成され、制御部によってこれらのカメラやレコーダ等の動作を制御していた(例えば、特許文献1参照)。また、従来の入退管理システムは、認証装置や電子錠等から構成され、制御部によってこれらの認証装置や電子錠等の動作を制御していた(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−25533号公報
【特許文献2】特開2001−5875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の映像監視システム及び入退管理システムはそれぞれ独立して動作を制御している。そのため、従来の映像監視システムの制御部では、入退管理システムから情報を取得することができず、入退管理システムの動作に連携した映像監視システムの動作制御を行うことができないという課題があった。また、従来の入退管理システムの制御部では、映像監視システムから情報を取得することができず、映像監視システムの動作に連携した入退管理システムの動作制御を行うことができないという課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、映像監視システム及び入退管理システムを相互に連携させて動作を制御することができる映像監視・入退管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る映像監視・入退管理システムは、物体を撮像するカメラと、カメラにより撮像された映像を処理する映像処理装置と、カメラ及び映像処理装置の動作を制御する映像監視制御部と、物体を認証する認証装置と、認証装置に対応して設けられ、物体の通行を制御する通行制御装置と、認証装置及び通行制御装置の動作を制御する入退制御部と、認証装置または通行制御装置の動作を入退制御部より取得して、映像監視制御部を介して、カメラまたは映像処理装置の動作を変更する連携制御部とを備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、上記のように構成したので、認証装置または通行制御装置の動作に連携して、連携制御部はカメラまたは映像処理装置の動作を変更することで、映像監視システム及び入退管理システムを相互に連携させて動作を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る入退管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1における認証レベルの変更による認証結果の変化例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムの他の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示す映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態8に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【図19】従来の映像監視システム及び入退管理システムの動作を時刻順に示した図である。
【図20】この発明の実施の形態8に係る映像監視システム及び入退管理システムの動作を時刻順に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。なお、以下の実施の形態では、施設内を通行する物体は通行者であるとして説明する。
映像監視・入退管理システムは、図1に示すように、施設内を通行する通行者を撮像し、管理者が監視を行うための映像監視システム1と、施設内を通行する通行者の管理を行うための入退管理システム2とにより構成される。
【0010】
映像監視システム1は、図1に示すように、施設内に設置され、通行する通行者を撮像する複数のカメラ3と、カメラ3により撮像された映像を表示する表示装置(映像処理装置)4と、複数のカメラ3及び表示装置4の動作を制御する映像監視制御部5と、入退管理システム2から送信される入退管理システム2の動作を示す情報を取得して、映像監視制御部5を介して、カメラ3または表示装置4の動作を変更する連携制御部6とにより構成される。
【0011】
ここで、カメラ3は、図1に示すように、施設内を通行する通行者を撮像する撮像部3aと、撮像部3aにより撮像された映像を表示装置4に送信する映像送信部3bと、映像監視制御部5による制御に基づいて撮像部3a及び映像送信部3bの動作を制御するカメラ制御部3cとを有する。
【0012】
また、表示装置4は、図1に示すように、カメラ3の映像送信部3bから送信された映像を受信する映像受信部4aと、映像受信部4aにより受信された映像を表示する表示部4bと、映像監視制御部5による制御に基づいて映像受信部4a及び表示部4bの動作を制御する表示装置制御部4cとを有する。
【0013】
一方、入退管理システム2は、図1に示すように、施設内を通行しようとする通行者の認証を行う認証装置7と、認証装置7に対応して設けられ、通行者の通行を制御する自動ドア(通行制御装置)8と、認証装置7及び自動ドア8の動作を制御し、認証装置7または自動ドア8の動作を示す情報を映像監視システム1の連携制御部6に送信する入退制御部9と、認証装置7に対応して設けられ、入退管理システム2を利用する通行者による操作を受け付ける操作部10とにより構成される。
【0014】
ここで、認証装置7は、図1に示すように、通行者が有するIDの読取りを行う読取り部7aと、読取り部7aにより読取られたIDを予め保持しているIDリスト内のIDと照合することにより通行者を認証するかを判断する照合部7bと、照合部7bによる通行者の認証結果を送信する認証結果送信部7cと、入退制御部9による制御に基づいて読取り部7a、照合部7b及び認証結果送信部7cの動作を制御する認証制御部7dとを有する。
【0015】
また、自動ドア(通行制御装置)8は、図1に示すように、自動ドア8の扉を開閉する扉開閉部8aと、入退制御部9による制御に基づいて扉開閉部8aの動作を制御する自動ドア制御部8bとを有する。なお、扉開閉部8aにより自動ドア8の扉を開き、通行者の通行を許可する制御を通行許可状態とし、扉開閉部8aにより自動ドア8の扉を閉じ、通行者の通行を禁止する制御を通行禁止状態とする。なお、自動ドア8は、待機状態には通行禁止状態に設定されている。
【0016】
次に、上記のように構成される映像監視システム1及び入退管理システム2の基本動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1に係る入退管理システム2の動作を示すフローチャートである。
【0017】
まず、映像監視システム1の基本動作では、カメラ3の撮像部3aは、施設内の所定の位置を撮像することにより、施設内を通行する通行者を撮像する。この撮像部3aにより撮像された映像は、映像送信部3bによって表示装置4に送信され、表示装置4の映像受信部4aはこれを受信する。次いで、表示装置4の表示部4bは、映像監視制御部5による制御に基づいて、映像受信部4aによって受信された映像の中から選択された映像を表示する。
【0018】
一方、入退管理システム2の基本動作では、まず、図2に示すように、認証装置7の読取り部7aは、施設内を通行しようとする通行者によりIDカードを読み込ませられることにより、通行者のIDを読取る(ステップST201)。次いで、認証装置7の照合部7bは、読取り部7aにより読取られた通行者のIDを、予め保持しているIDリスト内のIDと照合することによりこの通行者を認証するか否かを判断する(ステップST202)。次いで、認証装置7の認証結果送信部7cは、照合部7bにより通行者が認証されたか否かを示す認証結果を入退制御部9に送信する(ステップST203)。
【0019】
次いで、入退制御部9は、認証装置7の認証結果送信部7cから送信された認証結果に基づいて、通行者が認証されたか否かを判断する(ステップST204)。このステップST204において、入退制御部9は、通行者が認証されていないと判断した場合には、自動ドア8を通行禁止状態のまま、すなわち、自動ドア8の扉を閉じたままにして、シーケンスを終了する。
【0020】
一方、ステップST204において、入退制御部9は、通行者が認証されたと判断した場合には、次いで、通行禁止状態である自動ドア8を通行許可状態にするように自動ドア8の自動ドア制御部8bに指示する。この指示を受けた自動ドア制御部8bは、扉開閉部8aを制御して自動ドア8の扉を開かせる(ステップST205)。
【0021】
次いで、自動ドア8の自動ドア制御部8bは、自動ドア8を通行許可状態にしてから一定時間が経過したか否かを判断する(ステップST206)。このステップST206において、自動ドア制御部8bが、自動ドア8を通行許可状態にしてから一定時間は経過していないと判断した場合には、このステップST206の処理を繰り返し、一定時間の経過待ち状態となる。一方、ステップST206において、自動ドア制御部8bは、自動ドア8を通行許可状態にしてから一定時間経過したと判断した場合には、次いで、扉開閉部8aを制御して扉を閉じさせる(ステップST207)。
【0022】
ここで、入退管理システム2は、認証装置7によって通行者が認証された場合に、自動ドア8を通行許可状態にする通常モードと、認証装置7による通行者の認証結果に関わらず、自動ドア8を通行禁止状態にする警備モードの2つの動作モードを有している。この自動ドア8の動作モードは、動作モードを変更する権限を有している特定の通行者が各認証装置7に対応して設けられる操作部10を介して選択することにより変更される。
以下、通行者が操作部10を操作して、入退管理システム2の自動ドア8の動作モードを変更した場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
【0023】
図3はこの発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。なお、図3では、自動ドア8の動作モードを警備モードから通常モードに変更する場合について示す。
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図3に示すように、まず、動作モードの変更権限を有する通行者による操作部10の操作に基づいて、入退管理システム2の入退制御部9は、自動ドア8の動作モードを警備モードから通常モードに変更する(ステップST301)。次いで、入退制御部9は、自動ドア8の動作モードを変更したことを示す動作モード変更情報を映像監視システム1の連携制御部6に送信する(ステップST302)。
【0024】
次いで、映像監視システム1の連携制御部6は、入退管理システム2の入退制御部9から送信された動作モード変更情報に基づいて、連携して映像監視システム1の動作を変更する指示を映像監視制御部5に行う(ステップST303)。次いで、映像監視制御部5は、連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、表示装置4の表示を、動作モードが変更された自動ドア8が撮像されたカメラ3の映像に切り替える(ステップST304)。
【0025】
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、入退管理システム2の自動ドア8の動作モードが警備モードから通常モードに変更された場合に、連携して映像監視システム1の表示装置4の表示を、動作モードが変更された自動ドア8が撮像されたカメラ3の映像に切り替えるように構成したので、通行者が自動ドア8の動作モードを変更したことを管理者が表示装置4で容易に確認することができ、また、自動ドア8の動作モードの変更に合わせて表示装置4の表示を切り替える動作を自動化することで操作忘れを防止することができる。
【0026】
なお、この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8の動作モードが警備モードから通常モードに変更された場合に、連携して表示装置4の表示を切り替えるとして説明したが、自動ドア8の動作モードが通常モードから警備モードに変更された場合に、連携して表示装置4の表示を切り替えるように構成してもよい。
【0027】
また、この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムにおいて、カメラ3により撮像された映像を処理する映像処理装置として、表示装置4の代わりに、カメラ3により撮像された映像を記録する監視映像記録装置を用いて構成してもよい。この場合、通行者が自動ドア8の動作モードを変更した場合に、連携制御部6は連携して、監視映像記録装置の、動作モードが変更された自動ドア8が撮像された映像の記録レートを変更する。このように構成することで、通行者による自動ドア8の動作モードの変更に合わせて監視映像記録装置の記録間隔を変更する動作を自動化することができる。
【0028】
また、映像処理装置として、表示装置4の代わりに、カメラ3により撮像された映像を解析する映像解析装置を用いて構成してもよい。この場合、通行者が自動ドア8の動作モードを変更した場合に、連携制御部6は連携して、映像解析装置の、動作モードが変更された自動ドア8が撮像された映像の解析に用いるパラメータである閾値を変更する。このように構成することで、通行者による自動ドア8の動作モードの変更に合わせて映像解析装置の解析方法を変更する動作を自動化することができる。
【0029】
また、この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8の動作モードの変更に連携して、表示装置4の表示を切り替える場合について説明したが、映像監視制御部5がカメラ3の撮像方向、撮像間隔または撮像範囲を制御する機能を有している場合には、自動ドア8の動作モードの変更に連携して、連携制御部6は映像監視制御部5を介して、カメラ3をこの自動ドア8の方向に向ける、この自動ドア8を撮像しているカメラ3の撮像間隔または撮像範囲を制御するように構成してもよい。
【0030】
また、この発明の実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムでは、動作モードを変更する権限を有する通行者が操作部10を介して自動ドア8の動作モードを変更する場合について説明したが、管理者が不図示の管理用端末を介して、自動ドア8の動作モード、または、認証装置7の認証レベルを変更するように構成してもよい。ここで、認証レベルとは、図4に示すような、通行者が有するIDに予め割り当てられているレベルであり、このIDの認証レベルと各認証装置7が保持している認証レベルとを比較して、通行者を認証するか否かを判断する。例えば、図4に示すように、認証装置7の認証レベルが2に設定されている状態では、認証レベルが2以上のNo.1〜No.5のIDにより識別される通行者が認証されるが、認証装置7の認証レベルが3に変更されると、認証レベルが3以上のNo.1、No.3及びNo.4のIDにより識別される通行者は認証されるが、認証レベルが3より低いNo.2及びNo.5のIDにより識別される通行者は認証されない。このように構成することで、管理者による自動ドア8の動作モードの変更、または、認証装置7の認証レベルの変更に合わせて映像監視システム1の動作を変更する動作を自動化することができる。
【0031】
実施の形態2.
実施の形態1では、入退管理システム2の自動ドア8の動作モードが変更された場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態2は、通行者が認証され、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態に変更された場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更するように構成したものである。
図5はこの発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
図5に示す実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムは、図1に示す実施の形態1に係る映像監視・入退管理システムの構成から操作部10を削除したものであり、その他の構成は同一であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】
次に、通行者が認証され、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態に変更された場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図6はこの発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0033】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図6に示すように、まず、入退管理システム2の入退制御部9は、図2に示す入退管理システム2の基本動作のステップST201〜ST205に従って、認証装置7によって通行者が認証され自動ドア8を通行許可状態に変更した(ステップST601)場合に、この自動ドア8を通行許可状態に変更したことを示す通行状態変更情報を映像監視システム1の連携制御部6に送信する(ステップST602)。
【0034】
次いで、映像監視システム1の連携制御部6は、入退管理システム2の入退制御部9から送信された通行状態変更情報に基づいて、連携して映像監視システム1の動作を変更する指示を映像監視制御部5に行う(ステップST603)。次いで、映像監視制御部5は、連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、通行許可状態に変更された自動ドア8を撮像しているカメラ3のホワイトバランスを変更する(ステップST604)。なお、この変更されるカメラ3のホワイトバランスは、自動ドア8の扉が開くことによる明るさの変化に対応して予め設定されているものである。
【0035】
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態に変更された場合に、連携して、この自動ドア8を撮像している映像監視システム1のカメラ3のホワイトバランスを変更するように構成したので、自動ドア8の扉が開くことにより明るさが変化した場合に、カメラ3により撮像される映像の色温度の変化を軽減することができる。
【0036】
また、映像を解析してホワイトバランスを変更する一般的なオートホワイトバランス機能と異なり、予め設定されているホワイトバランスに変更することにより、映像を解析する必要がないため、自動ドア8が通行許可状態になってからホワイトバランスを変更するまでのタイムラグを軽減することができ、所定の映像をより早く撮像することができる。
【0037】
なお、この発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムでは、入退制御部9が通行状態変更情報を連携制御部6に送信する場合について説明したが、認証装置7が通行者を認証した際に、通行者を認証したことを示す情報を連携制御部6に送信するように構成してもよい。
【0038】
また、この発明の実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムでは、カメラ3のホワイトバランスを変更する場合について説明したが、自動ドア8が通行許可状態に変更され扉が開くことによる明るさの変化に応じて、カメラ3のしぼりを変更するように構成してもよい。この場合、自動ドア8が通行許可状態に変更された場合に、この自動ドア8を撮像しているカメラ3のしぼりを変更することによって、映像の白飛びや黒つぶれを防ぐことができる。
【0039】
実施の形態3.
実施の形態2では、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態に変更された場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態3は、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、映像監視システム1の動作を変更するように構成したものである。
図7はこの発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
図7に示す実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムは、図5に示す実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの自動ドア8に、自動ドア8が通行許可状態を継続していることを扉の開閉状態により検知する扉開放検知部(通行許可継続検知部)8cを追加したものであり、その他の構成は同一であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
次に、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携して映像監視システム1の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図8はこの発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0041】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図8に示すように、まず、入退管理システム2の扉開放検知部8cは、自動ドア8が通行許可状態を継続している、すなわち、自動ドア8の扉が開いたままであることを検知する(ステップST801)。次いで、扉開放検知部8cは、自動ドア8の扉が開いたままであることを示す扉開放情報を、入退制御部9を介して映像監視システム1の連携制御部6に送信する(ステップST802)。
【0042】
次いで、映像監視システム1の連携制御部6は、入退管理システム2の入退制御部9を介して扉開放検知部8cから送信された扉開放情報に基づいて、連携して映像監視システム1の動作を変更する指示を映像監視制御部5に行う(ステップST803)。次いで、映像監視制御部5は、連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、扉が開いたままである自動ドア8が撮像されたカメラ3の映像を表示装置4に表示する(ステップST804)。
【0043】
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、入退管理システム2の自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携して映像監視システム1の表示装置4に、この自動ドア8が撮像された映像を表示するように構成したので、管理者に自動ドア8が通行許可状態を継続していることを明示することができ、不審者が認証装置7による認証を行わずにこの自動ドア8を通行する等の重要な場面の見逃しを抑制することができる。
【0044】
なお、この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムでは、扉開放検知部8cを自動ドア8の内部に構成したが、自動ドア8の外部に構成してもよい。
【0045】
また、この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムでは、扉開放検知部8cが、自動ドア8の扉が開いたままであることを示す扉開放情報を、入退制御部9を介して連携制御部6に送信する場合について説明したが、入退制御部9を介さずに直接、またはその他の部分を介して、連携制御部6に送信するように構成してもよい。
【0046】
また、この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムにおいて、表示装置4の代わりに監視映像記録装置を用いてもよく、この場合、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携制御部6は連携して、監視映像記録装置の、この自動ドア8が撮像された映像の記録レートを変更する。このように構成することで、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に監視映像記録装置の記録間隔を変更する動作を自動化することができる。
【0047】
また、表示装置4の代わりに映像解析装置を用いてもよく、この場合、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携制御部6は連携して、映像解析装置の、この自動ドア8が撮像された映像の解析に用いる閾値を変更する。このように構成することで、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に映像解析装置の解析方法を変更する動作を自動化することができる。
【0048】
また、この発明の実施の形態3に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携して表示装置4に、この自動ドア8の映像を表示させる場合について説明したが、映像監視制御部5がカメラ3の撮像方向、撮像間隔または撮像範囲を制御する機能を有している場合には、自動ドア8が通行許可状態を継続している場合に、連携制御部6は映像監視制御部5を介して、カメラ3をこの自動ドア8の方向に向ける、この自動ドア8を撮像しているカメラ3の撮像間隔または撮像範囲を制御するように構成してもよい。
【0049】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、入退管理システム2の動作に連携して映像監視システム1の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態4は、映像監視システム1の動作に連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものである。
図9はこの発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
図9に示す実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムは、図5に示す実施の形態2に係る映像監視・入退管理システムの構成と同様の構成であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0050】
なお、連携制御部6は、映像監視システム1の映像監視制御部5から送信される映像監視システム1の動作を示す情報を取得して、入退管理システム2の入退制御部9を介して、認証装置7または自動ドア8の動作を変更する。
また、映像監視制御部5は、予め設定した時間に、表示装置4に表示される映像を所定の映像に切り替える機能を有している。
【0051】
次に、映像監視システム1の映像監視制御部5によって、予め設定した時間に、表示装置4の表示を切り替える場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図10はこの発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0052】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図10に示すように、まず、映像監視システム1の映像監視制御部5は予め設定した時間になったことを確認する(ステップST1001)。次いで、映像監視制御部5は表示装置4の表示を所定の自動ドア8が撮像された映像に切り替える(ステップST1002)。次いで、映像監視制御部5は表示装置4の表示を切り替えたことを示す表示切替情報を連携制御部6に送信する(ステップST1003)。
【0053】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された表示切替情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1004)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、映像監視システム1の表示装置4に表示されている自動ドア8に対応して設けられている認証装置7の認証レベルを下げる(ステップST1005)。
【0054】
以上のように、この発明の実施の形態4によれば、予め設定した時間に、映像監視システム1の表示装置4の表示を所定の自動ドア8が撮像された映像に切り替える場合に、連携してこの入退管理システム2の自動ドア8に対応して設けられている認証装置7の認証レベルを下げるように構成したので、表示装置4の表示が自動的に切り替える動作に合わせて表示装置4に表示された映像に対応する認証装置7の認証レベルを下げる動作を自動化することができ、操作忘れを防止することができる。
【0055】
なお、この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムでは、予め設定した時間に、表示装置4の表示を切り替える場合に、この表示装置4に表示された自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルを下げるように構成したものであるが、認証装置7の認証レベルを上げるように構成してもよい。
【0056】
また、この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムでは、予め設定した時間に、表示装置4の表示を切り替える場合に、この表示装置4に表示された自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルを下げるように構成したものであるが、この自動ドア8による通行者の通行の制御を変更するように構成してもよい。
【0057】
また、この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムにおいて、表示装置4の代わりに監視映像記録装置を用いてもよく、この場合、予め設定した時間に、映像監視制御部5が、監視映像記録装置の所定の自動ドア8が撮像された映像の記録レートを変更する場合に、連携制御部6は連携して、この自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルまたは自動ドア8による通行者の通行の制御を変更する。このように構成することで、監視映像記録装置の記録間隔の変更に合わせて対応する認証装置7の認証レベルまたは自動ドア8による通行者の通行の制御を変更する動作を自動化することができる。
【0058】
また、表示装置4の代わりに映像解析装置を用いてもよく、この場合、予め設定した時間に、映像監視制御部5が、映像解析装置の所定の自動ドア8が撮像された映像の解析に用いる閾値を変更する場合に、連携制御部6は連携して、この自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルまたは自動ドア8による通行者の通行の制御を変更する。このように構成することで、映像解析装置の解析方法の変更に合わせて対応する認証装置7の認証レベルまたは自動ドア8による通行者の制御を変更する動作を自動化することができる。
【0059】
また、この発明の実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムでは、映像監視システム1の映像監視制御部5により、予め設定した時間に、表示装置4の表示を切り替える場合について説明したが、映像監視制御部5がカメラ3の撮像方向、撮像間隔または撮像範囲を制御する機能を有している場合には、映像監視制御部5が、予め設定した時間に、カメラ3を所定の自動ドア8の方向に向ける、所定の自動ドア8を撮像しているカメラ3の撮像間隔または撮像範囲を制御する場合に、この自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルまたは自動ドア8による通行者の通行の制御を変更するように構成してもよい。
【0060】
実施の形態5.
実施の形態4では、映像監視システム1の映像監視制御部5により、予め設定した時間に、表示装置4の表示が切り替えられた場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態5は、映像監視システム1のカメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものである。
図11はこの発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
図11に示す実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムは、図9に示す実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムのカメラ3に、撮像部3aにより撮像された映像の動きを検出するイベント検出部3dを追加したものであり、その他の構成は同一であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0061】
次に、映像監視システム1のカメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図12はこの発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0062】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図12に示すように、まず、映像監視システム1のイベント検出部3dは撮像部3aにより撮像された動きのある映像を検出する(ステップST1201)。次いで、イベント検出部3dは、動きのある映像を検出したことを示す動き検出情報を、映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する(ステップST1202)。
【0063】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された動き検出情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1203)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、動きが検出された映像に対応する場所に設けられている認証装置7の認証レベルを下げる(ステップST1204)。
【0064】
以上のように、この発明の実施の形態5によれば、映像監視システム1のカメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、連携してこの動きのある映像に対応する場所に設けられている入退管理システム2の認証装置7の認証レベルを下げるように構成したので、カメラ3が動きのある映像を撮像していることに合わせて認証装置7の認証レベルを適したセキュリティレベルに設定する動作を自動化することができ、操作忘れを防止することができる。
【0065】
なお、この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムでは、カメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、この動きのある映像に対応する場所に設けられている認証装置7の認証レベルを下げるように構成したものであるが、認証装置7の認証レベルを上げるように構成してもよい。
【0066】
また、この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムでは、カメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、この動きのある映像に対応する場所に設けられている認証装置7の認証レベルを下げるように構成したが、この動きのある映像に対応する場所に設けられている自動ドア8による通行者の通行の制御を変更するように構成してもよい。
【0067】
また、この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムでは、イベント検出部3dをカメラ3の内部に構成したが、カメラ3の外部に構成してもよい。
【0068】
また、この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムでは、イベント検出部3dが、撮像部3aにより撮像された映像に動きがあることを示す動き検出情報を、映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する場合について説明したが、映像監視制御部5を介さずに直接、またはその他の部分を介して、連携制御部6に送信するように構成してもよい。
【0069】
また、この発明の実施の形態5に係る映像監視・入退管理システムでは、イベント検出部3dが撮像部3aにより撮像された映像の動きを検出した場合に、連携して認証装置7の認証レベルを下げるよう構成したが、イベント検出部3dが有する状態の変化を検出する機能として、例えば、温度上昇を検出する機能を有するように構成してもよい。この場合、イベント検出部3dが映像監視システム1の一定以上の温度上昇を検出した場合に、連携して自動ドア8を通行許可状態に変更するように構成する。このように構成することで、火事が発生した場合にも自動的に避難路を確保することができる。
【0070】
実施の形態6.
実施の形態5では、映像監視システム1のカメラ3が動きのある映像を撮像した場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態6は、映像監視システム1の表示装置4が正常に動作していない場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものである。
図13はこの発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムの構成を示すブロック図である。
図13に示す実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムは、図9に示す実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの表示装置4に、表示装置4が正常に動作していないことを検知する異常検知部4dを追加したものであり、その他の構成は同一であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0071】
次に、映像監視システム1の表示装置4が正常に動作していない場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図14はこの発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0072】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図14に示すように、まず、映像監視システム1の異常検知部4dは表示装置4が正常に動作していないことを検知する(ステップST1401)。次いで、異常検知部4dは、表示装置4が正常に動作していないことを示す異常検知情報を映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する(ステップST1402)。
【0073】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された異常検知情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1403)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、全ての自動ドア8を通行禁止状態に変更する(ステップST1404)。
【0074】
以上のように、この発明の実施の形態6によれば、映像監視システム1の表示装置4が正常に動作していない場合に、連携して入退管理システム2の全ての自動ドア8を通行禁止状態に変更するように構成したので、表示装置4が故障してから、表示装置4の故障を発見して自動ドア8を通行禁止状態に変更するまでの間に通行者が通行することを抑止することができる。また、表示装置4の故障を発見して自動ドア8を通行禁止状態に変更する動作を自動化することができ、操作忘れを防止することができる。
【0075】
なお、この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8を通行禁止状態に変更するように構成したが、認証装置7の認証レベルを上げるように構成してもよい。この場合、表示装置4が故障している場合に、認証レベルが高い通行者のみ通行可能とすることにより、不審者による不正通行等の見逃しを抑制することができる。
【0076】
また、この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムでは、異常検知部4dは表示装置4の内部に構成したが、表示装置4の外部にあっても、他の装置に含まれていてもよい。
【0077】
また、この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムでは、表示装置4が正常に動作していないことを示す異常検知情報を、異常検知部4dが映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信するように構成したが、映像監視制御部5を介さずに直接、またはその他の部分を介して、連携制御部6に送信するように構成してもよい。
【0078】
また、この発明の実施の形態6に係る映像監視・入退管理システムにおいて、表示装置4の代わりに監視映像記録装置を用いて、異常検知部4dは監視映像記録装置の記録媒体の空き容量がなくなったことを検知するように構成してもよい。この場合、監視映像記録装置の記録媒体の空き容量がなくなってから、監視映像記録装置の空き容量がないことを発見し自動ドア8を通行禁止状態に変更する、または認証装置7の認証レベルを上げるまでの間に通行者が通行することを抑止できる。
【0079】
また、異常検知部4dはカメラ3が正常に動作していないことを検知するように構成してもよい。この場合、カメラ3が故障してから、カメラ3の故障を発見し自動ドア8を通行禁止状態に変更する、または認証装置7の認証レベルを上げるまでの間に通行者が通行することを抑止できる。
【0080】
実施の形態7.
実施の形態6では、映像監視システム1の表示装置4が正常に動作していない場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するようにしたものであるが、実施の形態7は、管理者等の外部の指示に基づき、映像監視システム1の表示装置4に自動ドア8が撮像された映像を表示する場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものである。
実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムは、図9に示す実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムの構成と同一の構成であり、図9を参照して説明を行う。
【0081】
次に、映像監視システム1の表示装置4に自動ドア8が撮像された映像を表示した場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図15はこの発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0082】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図15に示すように、まず、映像監視システム1の映像監視制御部5は、管理者等の外部の指示に基づき、表示装置4に表示されている映像を切り替えることにより、または映像監視制御部5がカメラ3の撮像方向を変更する機能を有する場合には撮像方向を変更することにより、所定の自動ドア8が撮像された映像を表示する(ステップST1501)。次いで、表示装置制御部4cは、自動ドア8が撮像された映像を表示していることを示す表示情報を映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する(ステップST1502)。
【0083】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された表示情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1503)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、映像監視システム4の表示装置4に表示されている自動ドア8を通行許可状態に変更する(ステップST1504)。
【0084】
以上のように、この発明の実施の形態7によれば、管理者等の外部の指示に基づき、映像監視システム1の表示装置4に所定の自動ドア8が撮像された映像を表示する場合に、連携してこの入退管理システム2の自動ドア8を通行許可状態に変更するように構成したので、管理者等の外部の指示によって表示装置4に所定の自動ドア8が撮像された映像が表示されている間は、この自動ドア8を通行するための認証操作を省略するように変更することができる。
【0085】
なお、この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムでは、管理者等の外部の指示に基づき、表示装置4に所定の自動ドア8が撮像された映像を表示する場合に、連携してこの自動ドア8を通行許可状態に変更するように構成したものであるが、この自動ドア8を通行禁止状態に変更するように構成してもよい。
【0086】
また、この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8を通行許可状態に変更する場合について説明したが、この自動ドア8に対応して設けられる認証装置7の認証レベルを変更するように構成してもよい。
【0087】
また、この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8が撮像された映像を表示していることを示す表示情報を、表示装置制御部4cが映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する場合について説明したが、表示装置制御部4cが映像監視制御部5を介さずに直接、またはその他の部分を介して、連携制御部6に送信するように構成してもよい。
また、自動ドア8が撮像された映像を表示していることを示す表示情報を、表示装置制御部4cではなく、映像監視制御部5が生成し、連携制御部6に送信するように構成してもよい。
【0088】
また、この発明の実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムにおいて、表示装置4の代わりに監視映像記録装置を用いてもよく、この場合、管理者等の外部の指示に基づき、監視映像記録装置に所定の自動ドア8が撮像された映像を記録する場合に、連携制御部6は、この自動ドア8による通行の制御またはこの自動ドア8に対応して設けられる認証装置7の認証レベルを変更する。このように構成することで、監視映像記録装置の自動ドア8が撮像された映像の記録に合わせてこの自動ドア8による通行の制御またはこの自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルを変更する動作を自動化することができる。
【0089】
また、表示装置4の代わりに映像解析装置を用いてもよく、この場合、管理者等の外部の指示に基づき、映像解析装置が所定の自動ドア8が撮像された映像を解析する場合に、連携制御部6は、この自動ドア8による通行の制御またはこの自動ドア8に対応して設けられる認証装置7の認証レベルを変更する。このように構成することで、映像解析装置の自動ドア8が撮像された映像の解析に合わせてこの自動ドア8による通行の制御またはこの自動ドア8に対応する認証装置7の認証レベルを変更する動作を自動化することができる。
【0090】
また、この発明の実施の形態7に係る入退管理システム2に扉開放検知部8cを設け、自動ドア8を通行許可状態に変更する代わりに、扉開放検知部8cによる自動ドア8が通行許可状態を継続しているかを検出する動作を停止するように構成してもよい。
図16はこの発明の実施の形態7の入退管理・映像監視システムの他の構成を示すブロック図である。
図16は、図9に示す実施の形態7に係る映像監視・入退管理システムの自動ドア8に、自動ドア8が通行許可状態を継続していることを扉の開閉状態により検知する扉開放検知部8cを追加したものである。
【0091】
次に、図16に示す、映像監視システム1の表示装置4に自動ドア8が撮像された映像が表示された場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図17は図16に示す映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0092】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図17に示すように、まず、映像監視システム1の映像監視制御部5は、管理者等の外部の指示に基づき、表示装置4に所定の自動ドア8が撮像された映像を表示する(ステップST1701)。次いで、表示装置制御部4cは、自動ドア8が撮像された映像を表示していることを示す表示情報を映像監視制御部5を介して連携制御部6に送信する(ステップST1702)。
【0093】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された表示情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1703)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、映像監視システム4の表示装置4に表示されている自動ドア8に対応して設けられている扉開放検知部8cの動作を停止する(ステップST1704)。
【0094】
このように、映像監視システム1の表示装置4に、所定の自動ドア8が撮像された映像を表示した場合に、入退管理システム2の扉開放検知部8cの動作を停止するように構成することで、表示装置4に自動ドア8を表示する動作に合わせて自動ドア8の扉開放検知部8cの動作を停止する動作を自動化することができ、操作忘れを防止することができる。
【0095】
実施の形態8.
実施の形態7では、管理者等の外部の指示に基づき、映像監視システム1の表示装置4に自動ドア8が撮像された映像を表示した場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものであるが、実施の形態8は、映像監視システム1のカメラ3の撮像間隔が変更された場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更するように構成したものである。
この発明の実施の形態8に係る映像監視・入退管理システムの構成は、図9に示す実施の形態4に係る映像監視・入退管理システムと同一の構成であり、図9を参照して説明を行う。
なお、映像監視制御部5はカメラ3の撮像間隔を制御する機能を有している。
【0096】
次に、映像監視システム1のカメラ3の撮像間隔が変更された場合に、連携して入退管理システム2の動作を変更する映像監視・入退管理システムの連携処理について説明する。
図18はこの発明の実施の形態8に係る映像監視・入退管理システムの連携処理を示すフローチャートである。
【0097】
映像監視・入退管理システムの連携処理では、図18に示すように、まず、映像監視システム1の映像監視制御部5はカメラ3の撮像間隔を長くする(ステップST1801)。次いで、映像監視制御部5はカメラ3の撮像間隔を長くしたことを示す撮像間隔情報を連携制御部6に送信する(ステップST1802)。
【0098】
次いで、連携制御部6は、映像監視制御部5から送信された撮像間隔情報に基づいて、連携して入退管理システム2の動作を変更する指示を入退管理システム2の入退制御部9に行う(ステップST1803)。次いで、入退管理システム2の入退制御部9は、映像監視システム1の連携制御部6からの動作変更指示に基づいて、撮像間隔が長くされたカメラ3により撮像される自動ドア8について、認証装置7が通行者を認証してからこの自動ドア8を通行許可状態に変更するまでの待ち時間をカメラ3の撮像間隔よりも長くする(ステップST1804)。
【0099】
図19は従来の映像監視システム及び入退管理システムの動作を時刻順に示した図である。図19(a)はカメラの撮像間隔が短い場合を示す図であり、図19(b)はカメラの撮像間隔が長い場合を示す図である。図20はこの発明の実施の形態8に係る映像監視システム1及び入退管理システム2の動作を時刻順に示した図である。図20(a)はカメラ3の撮像間隔が短い場合を示す図であり、図20(b)は撮像間隔が長い場合を示す図である。
従来の映像監視システム及び入退管理システムの動作では、図19(a)に示すように撮像間隔が短い場合では、撮像タイミングaと撮像タイミングbの間に通行者が認証装置による認証を行い、撮像タイミングbと撮像タイミングcの間に自動ドアの扉が開いて通行者が通行するため、撮像タイミングbにおいてこの自動ドアを通行する通行者を撮像することが可能である。
これに対して、図19(b)に示すように撮像間隔が長い場合では、撮像タイミングfと撮像タイミングgの間に通行者は認証装置による認証を行い、扉が開いた自動ドアを通行するため、この通行者を撮像することは不可能である。
【0100】
一方、この発明の実施の形態8に係る映像監視システム1及び入退管理システム2の動作では、図20(a)に示すように撮像間隔が短い場合では、図19(a)と同様に、撮像タイミングaと撮像タイミングbの間に通行者が認証装置7による認証を行い、撮像タイミングbと撮像タイミングcの間に自動ドア8の扉が開いて通行者が通行するため、撮像タイミングbにおいてこの自動ドア8を通行する通行者を撮像することが可能である。
また、図20(b)に示すように撮像間隔が長い場合では、撮像タイミングfと撮像タイミングgの間に通行者が認証装置7による認証を行う点は図19(b)と同様であるが、通行者を認証してから自動ドア8の扉を開くまでの待ち時間を長くすることで、自動ドア8の扉を開く動作を撮像タイミングgと撮像タイミングhの間に行うことができるため、撮像タイミングgにおいてこの自動ドア8を通行する通行者を撮像することが可能になる。
【0101】
以上のように、この発明の実施の形態8によれば、映像監視システム1のカメラ3の撮像間隔が変更された場合に、連携して、撮像間隔が変更されたカメラ3により撮像される入退管理システム2の自動ドア8の通行者が認証されてから扉を開くまでの待ち時間を変更するように構成したので、カメラ3の撮像間隔に合わせて、通行者が認証されてから自動ドア8が通行許可状態にされるまでの待ち時間を変更する動作を自動化することができ、通行者を確実に撮像することができる。
【0102】
なお、この発明の実施の形態8に係る映像監視・入退管理システムでは、認証装置7が通行者を認証してから入退制御部9が自動ドア8を通行許可状態に変更するまでの待ち時間をカメラ3の撮像間隔より長くするように構成したが、通行者が撮像範囲内にいる間に撮像できればよく、通行者が撮像範囲内に入ってから入退制御部9が自動ドア8を通行許可状態に変更するまでの待ち時間をカメラ3の撮像間隔より長くするように構成してもよい。
【0103】
また、この発明の実施の形態8に係る映像監視・入退管理システムでは、自動ドア8の待ち時間を入退制御部9が長くするように構成したが、自動ドア制御部8bが扉開閉部8aに扉を開かせるまでの時間を長くすることによって自動ドア8の待ち時間を長くするように構成してもよい。
【0104】
また、この発明の実施の形態1〜8における認証装置7では、IDカードを使って認証を行うように構成したが、例えば、生体認証等により認証を行うように構成してもよい。
【0105】
また、この発明の実施の形態1〜8に係る映像監視・入退管理システムでは、通行者が施設内を通行する場合について説明したが、施設内を通行する物体が車両等である場合に適応してもよい。なお、車両等が通行する場合には、認証装置7はIDカードによる認証の代わりに無線センサ等による認証を行う。
【0106】
また、この発明の実施の形態1〜8に係る映像監視・入退管理システムでは、通行者の通行を制御する通行制御装置として自動ドア8を用いて説明したが、通行者または車両等の物体の通行を制御できればよく、フラッパーゲートを用いて構成してもよい。また、自動ドア8やフラッパーゲートによる通行の制御を変更する際に、自動ドア8の扉やフラッパーゲートの門を開閉することは必須ではなく、例えば、手動ドアに備え付けられた電子錠を開閉するように構成してもよい。
【0107】
また、この発明の実施の形態1〜8に係る映像監視・入退管理システムでは、連携制御部6は映像監視システム1の内部に構成したが、入退管理システム2の内部に構成しても、また、映像監視システム1及び入退管理システム2の外部に構成してもよい。
【符号の説明】
【0108】
1 映像監視システム、2 入退管理システム、3 カメラ、3a 撮像部、3b 映像送信部、3c カメラ制御部、3d イベント検出部、4 表示装置(映像処理装置)、4a 映像受信部、4b 表示部、4c 表示装置制御部、4d 異常検知部、5 映像監視制御部、6 連携制御部、7 認証装置、7a 読取り部、7b 照合部、7c 認証結果送信部、7d 認証制御部、8 自動ドア(通行制御装置)、8a 扉開閉部、8b 自動ドア制御部、8c 扉開放検知部(通行許可継続検知部)、9 入退制御部、10 操作部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体を撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された映像を処理する映像処理装置と、
前記カメラ及び前記映像処理装置の動作を制御する映像監視制御部と、
前記物体を認証する認証装置と、
前記認証装置に対応して設けられ、前記物体の通行を制御する通行制御装置と、
前記認証装置及び前記通行制御装置の動作を制御する入退制御部と、
前記認証装置または前記通行制御装置の動作を前記入退制御部より取得して、前記映像監視制御部を介して、前記カメラまたは前記映像処理装置の動作を変更する連携制御部と
を備える映像監視・入退管理システム。
【請求項2】
前記入退制御部は、前記認証装置によって前記物体が認証された場合に前記通行制御装置を通行許可状態にする通常モード及び前記認証装置による前記物体の認証結果に関わらず前記通行制御装置を通行禁止状態にする警備モードの動作モードを有し、
前記連携制御部は、前記入退制御部によって前記通行制御装置の動作モードが変更された場合に、前記映像監視制御部を介して、前記映像処理装置に当該通行制御装置が撮像された前記カメラの映像を表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項3】
前記映像監視制御部は、前記カメラの撮像方向、撮像間隔または撮像範囲を制御する機能を有し、
前記入退制御部は、前記認証装置によって前記物体が認証された場合に前記通行制御装置を通行許可状態にする通常モード及び前記認証装置による前記物体の認証結果に関わらず前記通行制御装置を通行禁止状態にする警備モードの動作モードを有し、
前記連携制御部は、前記入退制御部によって前記通行制御装置の動作モードが変更された場合に、前記映像監視制御部を介して、当該通行制御装置を撮像するカメラの撮像方向、撮像間隔または撮像範囲を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項4】
前記映像監視制御部は、前記カメラのホワイトバランスを制御する機能を有し、
前記連携制御部は、前記入退制御部によって前記通行制御装置が通行許可状態に変更された場合に、前記映像監視制御部を介して、当該通行制御装置を撮像している前記カメラのホワイトバランスを変更する
ことを特徴とする請求項1記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項5】
前記通行制御装置が通行許可状態を継続していることを検知する通行許可継続検知部を備え、
前記連携制御部は、前記通行許可継続検知部によって前記通行制御装置が通行許可状態を継続していることが検知された場合に、前記映像処理装置に当該通行制御装置が撮像された前記カメラの映像を表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項6】
物体を撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された映像を処理する映像処理装置と、
前記カメラ及び前記映像処理装置の動作を制御する映像監視制御部と、
前記物体を認証する認証装置と、
前記認証装置に対応して設けられ、前記物体の通行を制御する通行制御装置と、
前記認証装置及び前記通行制御装置の動作を制御する入退制御部と、
前記カメラまたは前記映像処理装置の動作を前記映像監視制御部より取得して、前記入退制御部を介して、前記認証装置または前記通行制御装置の動作を変更する連携制御部と
を備える映像監視・入退管理システム。
【請求項7】
前記認証装置は、前記物体を認証する認証レベルを保持し、
前記連携制御部は、前記映像監視制御部によって、予め設定された時間に、前記映像処理装置に所定の通行制御装置の映像を表示する場合に、当該通行制御装置による前記物体の通行の制御、または当該通行制御装置に対応する前記認証装置の認証レベルを変更する
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項8】
前記カメラにより撮像された映像の状態の変化を検出するイベント検出部を備え、
前記認証装置は、前記物体を認証する認証レベルを保持し、
前記連携制御部は、前記イベント検出部によって映像の状態の変化が検出された場合に、当該状態の変化が検出された映像に対応する場所に設けられる、前記通行制御装置による前記物体の通行の制御、または前記認証装置の認証レベルの制御を行う
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項9】
前記カメラまたは前記映像処理装置が正常に動作していないことを検知する異常検知部を備え、
前記認証装置は、前記物体を認証する認証レベルを保持し、
前記連携制御部は、前記異常検知部によって前記カメラまたは前記映像処理装置が正常に動作していないことを検知した場合に、前記通行制御装置を通行禁止状態にする、または前記認証装置の認証レベルを上げる
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項10】
前記認証装置は、前記物体を認証する認証レベルを保持し、
前記連携制御部は、外部からの指示に基づき、前記映像監視制御部によって前記映像処理装置に所定の通行制御装置の映像を表示する場合に、当該通行制御装置による前記物体の通行の制御、または当該通行制御装置に対応する前記認証装置の認証レベルの制御を行う
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項11】
前記通行制御装置が通行許可状態を継続していることを検知する通行許可継続検知部を備え、
前記連携制御部は、外部からの指示に基づき、前記映像監視制御部によって前記映像処理装置に所定の通行制御装置の映像を表示する場合に、当該通行制御装置に対応する前記通行許可継続検知部の動作を停止させる
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。
【請求項12】
前記映像監視制御部は、前記カメラの撮像間隔を制御する機能を有し、
前記連携制御部は、前記映像監視制御部による前記カメラの撮像間隔の制御に基づき、当該カメラにより撮像される場所に設けられる前記通行制御装置の待ち時間を変更する
ことを特徴とする請求項6記載の映像監視・入退管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2011−48572(P2011−48572A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−195672(P2009−195672)
【出願日】平成21年8月26日(2009.8.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】