説明

有機材料の安定化

【課題】有機材料の安定化の提供。
【解決手段】本発明は、酸化、熱又は光誘発分解に対して有機材料を安定化するための方法であって、該方法は、少なくとも1種の式(I)


(式中、一般記号は請求項1で定義した通りである。)で表わされる化合物を該有機材料に配合すること又は適用することからなる方法を記載する。式(I)で表わされる化合物は合成ポリマーのための加工安定剤として特に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化、熱又は光誘発分解に対して有機材料を安定化するための方法であって、該方法は、少なくとも1種の式(I)
【化1】

(式中、
0は、
【化2】

又は−CNを表わし、
1は、
【化3】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わすか;又は、R1及びR2は、一緒になって、
【化4】

を形成し、
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;
【化5】

、ヒドロキシ基又は炭素原子数1ないし25のアルカノイルオキシ基を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ基、炭素原子数1ないし25のアルコキシ基、
【化6】

、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は
【化7】

を表わすか;又は、置換基R3及びR4、又はR4及びR5、又はR5及びR6、又はR6及びR7は、結合する炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成するが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
9は、水素原子、アルカリ金属、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基;酸素原子又は硫黄原子によって中断された炭素原子数3ないし25のアルキル基;
【化8】

、ベンズヒドリル基又は
【化9】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された又は酸素原子、硫黄原子又は
【化10】

によって中断された5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5な
いし8のシクロアルキル基を表わし;
13は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
16は、
【化11】

、ハロゲン原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、酸素原子、硫黄原子又は
【化12】

によって中断された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし18のアルケニレン基、炭素原子数2ないし20のアルキリデン基、炭素原子数7ないし20のフェニルアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基、炭素原子数7ないし8のビシクロアルキレン基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニレン基を表わし;
18は、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
19は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす。)で表わされる化合物を該有機材料に配合すること又は適用することからなる方法。
【請求項2】
0は、
【化13】

を表わし、
1は、
【化14】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わすか;又は、R1及びR2は、一緒になって、
【化15】

を形成し;
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は
【化16】

を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし25のアルコキシ基、
【化17】

、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は
【化18】

を表わすか;又は、置換基R3及びR4、又はR4及びR5、又はR5及びR6、又はR6及びR7は、結合する炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成するが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
9は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基;酸素原子又は硫黄原子によって中断された炭素原子数3ないし25のアルキル基;
【化19】

、ベンズヒドリル基又は
【化20】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された又は酸素原子、硫黄原子又は
【化21】

によって中断された5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
13は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
16は、
【化22】

、ハロゲン原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、酸素原子、硫黄原子又は
【化23】

によって中断された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし18のアルケニレン基、炭素原子数2ないし20のアルキリデン基、炭素原子数7ないし20のフェニルアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基、炭素原子数7ないし8のビシクロアルキレン基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニレン基を表わし;
18は、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
19は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項3】
3、R4、R6及びR7は、水素原子を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項4】
5は、水素原子、トリフルオロメチル基、
【化24】

を表わし、
14は、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、
15は、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項5】
0は、
【化25】

を表わし、
1は、
【化26】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし、
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は
【化27】

を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、塩素原子、臭素原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、
【化28】

、ベンジル基、フェニル基又は
【化29】

を表わすが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
9は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基、シクロヘキシル基、酸素原子によって中断された炭素原子数3ないし18のアルキル基;
【化30】

、ベンズヒドリル基又は
【化31】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
13は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又は炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし18のアルキル基又はベンジル基を表わし、
16は、
【化32】

、塩素原子、臭素原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、酸素原子又は硫黄原子によって中断
された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし18のアルケニレン基、炭素原子数2ないし12のアルキリデン基、炭素原子数7ないし20のフェニルアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基、炭素原子数7ないし8のビシクロアルキレン基又はフェニレン基を表わし;
19は、炭素原子数1ないし18のアルキル基又はベンジル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項6】
0は、
【化33】

を表わし、
1は、
【化34】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし、
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、フェニル基又は
【化35】

を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、塩素原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、
【化36】

、ベンジル基、フェニル基又は
【化37】

を表わすが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、炭素原子数1ないし12のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
9は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基、シクロヘキシル基、酸素原子によって中断された炭素原子数4ないし12のアルキル基;
【化38】

、ベンズヒドリル基又は
【化39】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数2ないし12のアルキル基、ベンジル基又はシクロヘキシル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、炭素原子数1ないし12のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
13は、炭素原子数1ないし12のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし12のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし12のアルキル基又はベンジル基を表わし、
16は、
【化40】

、塩素原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、酸素原子によって中断された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし12のアルケニレン基、炭素原子数2ないし12のアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基又はフェニレン基を表わし;
19は、炭素原子数1ないし12のアルキル基又はベンジル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項7】
0は、
【化41】

を表わし、
1は、
【化42】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし、
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、フェニル基又は
【化43】

を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、
【化44】

、フェニル基又は
【化45】

を表わすが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
9は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、シクロヘキシル基、
【化46】

、ベンズヒドリル基又は
【化47】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数2ないし10のアルキル基、ベンジル基又はシクロヘキシル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
13は、ベンジル基、フェニル基又はシクロヘキシル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ベンジル基又はシクロヘキシル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
16は、
【化48】

又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、酸素原子によって中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基;シクロヘキシレン基又はフェニレン基を表わし;
19は、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項8】
0は、
【化49】

を表わし、
1は、
【化50】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし、
2は、水素原子、−SO−R13、−SO2−R13、フェニル基又は
【化51】

を表わし、
3は、水素原子を表わし、
4は、水素原子を表わし、
5は、水素原子、トリフルオロメチル基、
【化52】

を表わし、
6は、水素原子を表わし、
7は、水素原子を表わし、
9は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、ベンジル基、フェニルエチル基、シクロヘキシル基、
【化53】

、ベンズヒドリル基又は
【化54】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数4ないし8のアルキル基、ベンジル基又はシクロヘキシル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、5−又は6−員の複素環を形成し、
12は、フェニル基を表わし、
13は、フェニル基を表わし、
14は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
15は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
16は、
【化55】

又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし8のアルキレン基を表わし;
19は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
Xは、直接結合又は−SO−を表わす請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記有機材料が、天然、半合成又は合成ポリマーである請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記有機材料が、熱可塑性ポリマー又は潤滑剤である請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記有機材料が、ポリオレフィンである請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記式(I)で表わされる化合物が、有機材料の質量に基づき0.0005ないし10%の量で存在する請求項1に記載の方法。
【請求項13】
更に、前記式(I)で表わされる化合物に加えて、更なる添加剤を含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記更なる添加剤として、フェノール系抗酸化剤、光安定剤及び/又は加工安定剤を含む請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記有機材料の安定化が、有機材料の加工中に行われる請求項1に記載の方法。
【請求項16】
a)酸化、熱又は光誘発分解を受け易い合成ポリマー又は潤滑剤、及び
b)少なくとも1種の式(I)
【化56】

(式中、
0は、
【化57】

又は−CNを表わし、
1は、
【化58】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わすか;又は、R1及びR2は、一緒になって、
【化59】

を形成し、
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;
【化60】

、ヒドロキシ基又は炭素原子数1ないし25のアルカノイルオキシ基を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ基、炭素原子数1ないし25のアルコキシ基、
【化61】

、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は
【化62】

を表わすか;又は、置換基R3及びR4、又はR4及びR5、又はR5及びR6、又はR6及びR7は、結合する炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成するが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
9は、水素原子、アルカリ金属、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基;酸素原子又は硫黄原子によって中断された炭素原子数3ないし25のアルキル基;
【化63】

、ベンズヒドリル基又は
【化64】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された又は酸素原子、硫黄原子又は
【化65】

によって中断された5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
13は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
16は、
【化66】

、ハロゲン原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、酸素原子、硫黄原子又は
【化67】

によって中断された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし18のアルケニレン基、炭素原子数2ないし20のアルキリデン基、炭素原子数7ないし20のフェニルアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基、炭素原子数7ないし8のビシクロアルキレン基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニレン基を表わし;
18は、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
19は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす。)で表わされる化合物であるが、但し、式(A)、(B)及び(C)
【化68】

(式中、
R’1は、炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロゲン原子又はトリフルオロメチル基を表わし、
R’2は、ヒドロキシ基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わし、
R’3は、ハロゲン原子を表わし、
R’4は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物を除く化合物、
からなる組成物。
【請求項17】
0は、
【化69】

を表わし、
1は、
【化70】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし、
2は、水素原子、−SO−R13、−SO2−R13、フェニル基又は
【化71】

を表わし、
3は、水素原子を表わし、
4は、水素原子を表わし、
5は、水素原子、トリフルオロメチル基、
【化72】

を表わし、
6は、水素原子を表わし、
7は、水素原子を表わし、
9は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、ベンジル基、フェニルエチル基、シクロヘキシル基、
【化73】

、ベンズヒドリル基又は
【化74】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数4ないし8のアルキル基、ベンジル基又はシクロヘキシル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、5−又は6−員の複素環を形成し、
12は、フェニル基を表わし;
13は、フェニル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
16は、
【化75】

又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし8のアルキレン基を表わし、
19は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
Xは、直接結合又は−SO−を表わす請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
式(I)
【化76】

(式中、
0は、
【化77】

又は−CNを表わし、
1は、
【化78】

、−S−R12、−SO−R12、−SO2−R12又は−CNを表わし;
2は、水素原子、−S−R13、−SO−R13、−SO2−R13
【化79】

又は炭素原子数4ないし25のアルカノイルオキシ基を表わし、
3、R4、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ基、炭素原子数1ないし25のアルコキシ基、
【化80】

、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基又は
【化81】

を表わすか;又は、置換基R3及びR4、又はR4及びR5、又はR5及びR6、又はR6及びR7は、結合する炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成するが、但し、R3ないしR7の少なくとも1つの基は、水素原子を表わし;
8は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
9は、炭素原子数5ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基;酸素原子又は硫黄原子によって中断された炭素原子数3ないし25のアルキル基;
【化82】

、ベンズヒドリル基又は
【化83】

を表わし、
10及びR11は、互いに独立して、炭素原子数4ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わすか;又は、R10及びR11は、それらが結合されるところの窒素原子と一緒になって、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された又は硫黄原子又は
【化84】

によって中断された5−、6−又は7−員の複素環を形成し、
12は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
13は、水素原子、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
14は、炭素原子数1ないし25のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニル基;又は未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基を表わし;
15は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
16は、
【化85】

、ハロゲン原子又はニトロ基を表わし、
17は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、酸素原子、硫黄原子又は
【化86】

によって中断された炭素原子数4ないし18のアルキレン基;炭素原子数2ないし18のアルケニレン基、炭素原子数2ないし20のアルキリデン基、炭素原子数7ないし20のフェニルアルキリデン基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキレン基、炭素原子数7ないし8のビシクロアルキレン基、未置換の又は炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換されたフェニレン基を表わし;
18は、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基又はベンジル基を表わし、
19は、炭素原子数1ないし25のアルキル基又は炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、
Xは、直接結合、−SO−又は−SO2−を表わす。)で表わされる化合物。
【請求項19】
酸化、熱又は光誘発分解に対する有機材料のための安定剤としての、請求項1に記載の式(I)で表わされる化合物の使用。
【請求項20】
酸化、熱又は光誘発分解に対する有機材料のための加工安定剤としての、請求項1に記載の式(I)で表わされる化合物の使用。




【公表番号】特表2008−511576(P2008−511576A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−528837(P2007−528837)
【出願日】平成17年8月22日(2005.8.22)
【国際出願番号】PCT/EP2005/054113
【国際公開番号】WO2006/024611
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(396023948)チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Specialty Chemicals Holding Inc.
【Fターム(参考)】