説明

殺真菌剤としてのアセトアミド化合物

一般式(I)の化合物(ここで、置換基は請求項1で定義した通りである)は殺真菌剤として有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)の化合物:
【化1】

[ここで、
Arはアリール、ヘテロアリール、あるいは部分的又は完全に飽和したシクリルであって、N,O又はSから独立して選択される1又は2つのヘテロ原子を含むもの、であり、
当該アリール、ヘテロアリール、あるいは部分的又は完全に飽和したシクリルは、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されており;
R1は、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル又はC3-4シクロアルキルであり;
R2は、H、C1-8アルキル、C3-4シクロアルキル、C2-8アルケニル、シアノ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキル又はベンジルオキシ(C1-4)アルキル(ここで、ベンジル部分のフェニル環はC1-4アルコキシで任意に置換されており)であり;
R3は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで
Ra, Rb, Rc, Rd, Re及びRfは独立してH、C1-4アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ又はC1-4アルコキシカルボニルであり、
Xは(CO)、(CO)O、O(CO)、O、S(O)t(ここで、tは0、1又は2である)、NH又はN(C1-6)アルキルであり、
p, r及びsは0又は1であり、
qは0,1又は2であり、
R4は、ハロ、シアノ又はヒドロキシ、C1-4アルコキシ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキル、ベンジルオキシ(C1-4)アルキル、C2-6アルケニルオキシ、-S(O)x(C1-6)アルキル(ここで、xは0,1又は2であり、アルキル基はハロで任意に置換されている)、モノ−又はジ−(C1-6)アルキルアミノ又はトリ(C1-4)アルキルシリル、から独立して選択される1,2又は3つの置換基で任意に置換されているC1-6アルキルであり、あるいは
R4は、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-4アルコキシで任意に置換されたフェニルから独立して選択される1,2又は3つの置換基で任意に置換されているC2-6アルケニルであり、あるいは
R4は-CH2-C≡C-R5であり、ここで、
R5はH、C1-8アルキル、C3-6シクロアルキル又はC3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルであり、当該アルキル又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1-3アルコキシ(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ又はモノ−又はジ(C1-4)アルキルアミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキルシリルオキシ、-S(O)g(C1-6)アルキルで任意に置換されており、ここで、gは0,1又は2であり、あるいは
R5は任意に置換されたアリール、任意に置換されたアリール(C1-4)アルキル、任意に置換されたアリールオキシ(C1-4)アルキル、任意に置換されたアリール(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキル、任意に置換されたヘテロアリール又は任意に置換されたヘテロアリール(C1-4)アルキル、任意に置換されたヘテロアリールオキシ(C1-4)アルキル又は任意に置換されたヘテロアリール(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキルであり、
ここで、R5の値の任意に置換されたアリール及びヘテロアリール環又は部分は、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C1-4)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)g(C1-4)アルキル(ここで、gは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRgRh、-CORg、-CO2Rg、-CRg=NRh、-NRgRh、-NRgCORh、-NRgCO2Rh、-SO2NRgRh又は-NRgSO2Ri(ここで、Riはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Rg及びRhは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRgRh又は-SO2NRgRhの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2又は3個の置換基で任意に置換されている;
R4はC3-6シクロアルキル、C5-6シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、あるいは部分的又は完全に飽和したシクリルであって、N,O又はSから独立して選択される1又は2つのヘテロ原子を含むものであり、
当該アリール、ヘテロアリール、あるいは部分的又は完全に飽和したシクリルは、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、-SF5、-S(O)x(C1-6)アルキル(ここで、xは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRxRv、-CON(ORx)Ry、-CORx、-CO2Rx、-CRx=NRy、-NRxRy、-NRxRy、-NRxCORy、-NRxCO2Ry、-SO2NRxRy又は-NRxSO2Rz(ここで、Rzはハロゲンで任意に置換されたC1-8アルキルであり、Rx及びRyは独立してH、又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは
R2とR3は連結して、飽和又は不飽和の5又は6員環であって、任意にO又はS原子を含み、且つ任意に1,2又は3つのハロ、C1-4アルキル又はモノ−若しくはジ(C1-4)アルキルアミノ−カルボニルで置換されているか、あるいは任意にN原子を含み、N原子上で、ハロ、C1-6アルコキシ若しくはシアノ、又はニトロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルキルカルボニル又はヘテロアリールで任意に置換されたフェニルで任意に置換されたC1-4アルキルで任意に置換されているものを形成してもよく、あるいは
R2とR3は連結して、6,6員の飽和二環であって、前述のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されているものを形成してもよく;
LはO又はSであり;そして
nは0,1又は2である]。
【請求項2】
Arがハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されているフェニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項3】
Arが、ハロ、シアノ、及びC1-6アルキルから独立して選択される1,2又は3個の置換基で任意に置換されているフェニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項4】
Arが3,5−ジクロロフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル又は4−シアノ−3,5−ジメチルフェニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項5】
Arがハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されているピリジルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項6】
Arが、ハロで任意に置換されているピリジルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項7】
5−クロロピリド−3−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項8】
Arが、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されているベンゾチアゾリルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項9】
Arが、ハロで任意に置換されているベンゾチアゾリルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項10】
Arがベンゾチアゾール−6−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項11】
Arが、ハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されているジベンゾフラニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項12】
Arが、ハロ及びC1-6アルキルから独立して選択される1,2又は3個の置換基で任意に置換されているジベンゾフラニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項13】
Arがジベンゾフラン−2−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項14】
Arがハロ、シアノ、ニトロ、アジド、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、C2-6アルケニル、ハロ(C2-6)アルケニル、C2-6アルキニル、ハロ(C2-6)アルキニル、C1-6アルコキシ、ハロ(C1-6)アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、ハロ(C2-6)アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C2-6)アルキニルオキシ、アリール、アリールオキシ、アリール(C1-6)アルキル、アリール(C1-6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、ヘテロアリール(C1-6)アルコキシ、-SF5、-S(O)u(C1-6)アルキル(ここで、uは0,1又は2であり、アルキル基は任意にハロで置換されている)、-OSO2(C1-4)アルキル(ここで、アルキル基はハロで任意に置換されている)、-CONRuRv、-CORu、-CO2Ru、-CRu=NRv、-NRuRv、-NRuCORv、-NRuCO2Rv、-SO2NRuRv又は-NRuSO2Rw(ここで、Rwはハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、Ru及びRvは独立してH又はハロゲンで任意に置換されたC1-6アルキルであり、あるいは、-CONRuRv又は-SO2NRuRvの場合、1つの窒素原子、1つの硫黄原子、飽和炭素原子及び任意に1つの酸素原子を含む5又は6員環を形成するように連結していてもよく;ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリール基又は部分のいずれかが任意に置換されている)から独立して選択される1,2,3,4又は5個の置換基で任意に置換されているキノリニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項15】
Arがハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、アリール及びヘテロアリールから独立して選択される1,2又は3つの置換基で任意に置換されているキノリニルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項16】
Arが3−ブロモキノリン−6−イル、3−クロロキノリン−6−イル、3−フルオロキノリン−6−イル、3,8−ジブロモキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−クロロキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−メチルキノリン−6−イル、3−フェニルキノリン−6−イル又は3−ピリド−4−イルキノリン−6−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項17】
Arが3−ブロモキノリン−6−イル、3,8−ジブロモキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−クロロキノリン−6−イル又は3−ブロモ−8−メチルキノリン−6−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項18】
Arが3−ブロモキノリン−6−イル、3,8−ジブロモキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−クロロキノリン−6−イル又は3−ブロモ−8−メチルキノリン−6−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項19】
Arが3,8−ジフルオロキノリン−6−イル、3−フルオロ−8−クロロキノリン−6−イル、3−フルオロ−8−ブロモキノリン−6−イル、3−フルオロ−8−ヨードキノリン−6−イル、3−フルオロ−8−メチルキノリン−6−イル、3,8−ジクロロキノリン−6−イル、3−クロロ−8−フルオロキノリン−6−イル、3−クロロ−8−ブロモキノリン−6−イル、3−クロロ−8−ヨードキノリン−6−イル、3−クロロ−8−メチルキノリン−6−イル、3,8−ブロモキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−クロロキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−フルオロキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−ヨードキノリン−6−イル、3−ブロモ−8−メチルキノリン−6−イル、3,8−ヨードキノリン−6−イル、3−ヨード−8−クロロキノリン−6−イル、3−ヨード−8−ブロモキノリン−6−イル、3−ヨード−8−フルオロキノリン−6−イル又は3−ヨード−8−メチルキノリン−6−イルである、請求項1に記載の化合物(1)。
【請求項20】
Arが8−ハロキノリン−6−イル又は8−メチルキノリン−6−イルである、請求項15に記載の化合物(1)。
【請求項21】
R1がメチルである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項22】
R2がH又はメチルである、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項23】
R3がtert-ブチル、1,1,1−トリフルオロ−2−メチル−プロパ−2−イル、2−シアノプロパ−2−イル、1−メトキシ−2−メチルプロパ−2−イル、1−メチルチオ−2−メチルプロパ−2−イル、1−メトキシ−3−メチルブタ−3−イル、2−シアノ−1−メトキシプロパ−2−イル、2−メトキシカルボニル−プロパ−2−イル又は2−メチルアミノカルボニルプロパ−2−イルである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項24】
R3が2−ヒドロキシメチル−1−メトキシ−プロパ−2−イル又は1−メトキシ−2−メトキシメチルプロパ−2−イルである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項25】
LがOである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項26】
nが0である、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物(1)。
【請求項27】
本明細書に記載の、請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項28】
(a)式(4)の化合物とハロゲン化試薬とを反応させ、(b)生じた式(5)の化合物を塩基の存在下化合物Ar−OHと反応させ(ここで、Arは請求項1で定義した通りである)、式(6)の化合物を生成させ、(c)当該化合物を塩基の存在下式(7)の相当の酸に変換させ、そして(d)この酸を式(8)のアミンと反応させること、を含んで成る、
nが0である請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項29】
(a)式(4)の化合物とハロゲン化試薬とを反応させ、(b)生じた式(5)の化合物を塩基の存在下化合物Ar−OHと反応させ(ここで、Rは請求項1で定義した通りである)、式(6)の化合物を生成させ、(c)当該化合物を酸化剤で処理して式(9)又は(10)の化合物を獲得し、(d)当該化合物を塩基の存在下式(11)又は(12)の相当の酸に変換させ、そして(d)式(11)又は(12)の化合物を式(8)のアミンと反応させること、を含んで成る、nが1又は2である請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項30】
(a)式(2)の化合物とハロゲン化試薬とを反応させ、(b)このようにして得られた式(3)の化合物を式R1−SHのアルカンチオール(ここで、R1は請求項1で定義した通りである)を用いて式(6)の化合物に変換させ、(c)当該化合物を塩基の存在下式(7)の相当の酸に変換させ、そして(d)当該酸を式(8)のアミンと反応させること、を含んで成る、nが0である請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項31】
(a)式(13)の化合物と式(8)のアミンとを反応させ、式(14)の化合物を形成させ、(b)当該化合物をハロゲン化試薬で処理して式(16)の化合物を生成させ、そして(c)当該化合物を塩基の存在下Ar−OH(ここで、Arは請求項1で定義した通りである)と反応させること、を含んで成る、nが0である請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項32】
(a)式(15)の化合物を塩基の存在下式(8)のアミンとを反応させ、式(16)の化合物を形成させ、(b)当該化合物を塩基の存在下Ar−OH(ここで、Rは請求項1で定義した通りである)と反応させること、を含んで成る、nが0である請求項1に記載の化合物の調製方法。
【請求項33】
殺真菌的に有効量の請求項1に記載の式(1)の化合物及びその適当な担体又は希釈剤を含んで成る殺真菌組成物。
【請求項34】
植物病原性真菌を駆除又は防除する方法であって、殺真菌的に有効量の請求項1に記載の式(1)の化合物又は請求項25に記載の組成物を、植物、植物の種子、植物又は種子の所在箇所、あるいは土壌又は任意の他の植物成長媒体に適用させることを含んで成る、方法。

【公表番号】特表2008−521851(P2008−521851A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543760(P2007−543760)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【国際出願番号】PCT/EP2005/012735
【国際公開番号】WO2006/058700
【国際公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【出願人】(500371307)シンジェンタ リミテッド (141)
【Fターム(参考)】