説明

治療において使用するためのβ−アゴニスト化合物と連結したコルチコステロイド

治療に使用するためのコルチコステロイドおよびリン酸化β−アゴニストを含む新規の化学物質、およびそれを含む組成物、およびそれを調製するための方法が提供される。本発明の化合物は、コルチコステロイドおよびβ−アゴニスト、特にβ−アゴニストが使用される状態および疾患を治療するのに有用であると考えられる。治療される疾患の具体的な例としては、喘息、気管支炎(慢性気管支炎または気管支拡張症を含む)およびCOPDなどの疾患における肺炎症および気管支収縮が挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩
【化257】

[式中、
15は、β−アゴニストの側鎖ラジカルであり;
16は、H、メチルまたはエチルであり;
19は、H、F、OHまたはメチルであり;
各R、R、RおよびRは、独立して、H、C〜Cアルキルまたはハロであり;
およびRは、独立して、HまたはOHであり;あるいはRおよびRは、それらが結合した炭素と一緒になって>C=O基を形成し;
は、H、OH、O(CO)RまたはO(CO)ORであり;
各Rは、独立して、C〜Cアルキルであり;
各R10およびR11は、独立して、HまたはC〜Cアルキルであり;
12は、H、OHまたはC〜Cアルキルであり;あるいは
11およびR12は、それらが結合した炭素と一緒になって>=CH基を形成し;あるいは
12およびRは、それらが結合した炭素と一緒になって、式B:
【化258】

によって表される1,3−ジオキソラン環を形成し;
13およびR14の一方は、H、メチルまたはエチルであり、他方は、H、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、場合により置換されたC〜C10カルボシクリル、または場合により置換された5〜6環原子複素環であり;1個または2個の環原子は、N、OおよびSから選択され、前記カルボシクリルおよび前記ヘテロシクリルは、それぞれ、ハロ、C〜CアルキルおよびO−C〜Cアルキルから選択される置換基で1、2または3回場合により置換されており;
Zは、N(H)、N(C〜Cアルキル)、(+)(NR1718)A(−)、N(O)R17(N−オキシド)、S(O)(スルホキシド)、S(=O)(+)(SR17)A(−)または4〜9環原子ヘテロシクレンであり、1個の環原子は、N、(+)(N)A(-)(+)(N(C〜Cアルキル))A(−)または(+)SA(−)であり、
前記β−アゴニスト部分
【化259】

は、前記ヘテロシクレンの前記N、(+)N、(+)N(C〜Cアルキル)または(+)Sに結合しており;
は、結合、
〜C12アルキレン、C〜C12アルケニレン、C〜C12アルキニレン、O−C〜C12アルキレン、O−C〜C12アルケニレン、O−C〜C12アルキニレン、S−C〜C12アルキレン、S−C〜C12アルケニレン、S−C〜C12アルキニレン、N(H)−C〜C12アルキレン、N(H)−C〜C12アルケニレン、N(H)−C〜C12アルキニレン、N(C〜Cアルキル)−C〜C12アルキレン、N(C〜Cアルキル)−C〜C12アルケニレン、N(C〜Cアルキル)−C〜C12アルキニレン、
〜Cカルボシクレン、C〜Cカルボシクレン−C〜Cアルキレン、ヘテロシクレン、ヘテロシクレン−C〜Cアルキレン、ヘテロシクレン−N(H)C(O)(前記ヘテロシクレンは、3〜9環原子ヘテロシクレンであり、1または2個の環原子がN、OおよびSから選択される)、
〜Cアルキレン−O−C〜Cアルキレン、C〜Cアルキレン−S−C〜Cアルキレン、C〜Cアルキレン−N(H)−C〜Cアルキレン、C−Cアルキレン−N(C〜Cアルキル)−C〜Cアルキレン、
〜Cアルキレン−C〜Cカルボシクレン−C〜Cアルキレン、C〜Cアルキレン−ヘテロシクレン−C〜Cアルキレン(前記ヘテロシクレンは、3〜9環原子ヘテロシクレンであり、1または2個の環原子がN、OおよびSから選択される)、
〜C12アルキレン−O、C〜C12アルキレン−S、C〜C12アルキレン−N(H)、C〜C12アルキレン−N(C〜Cアルキル)、C〜Cアルキレン−N(H)C(O)、C〜Cアルキレン−N(C〜Cアルキル)C(O)、C〜Cアルキレン−C(O)N(H)、C〜Cアルキレン−C(O)N(C〜Cアルキル)、
CH−AAおよびC(H)(AA)−N(H)C(O)(AAはタンパク新生アミノ酸側鎖である)から選択され;
各アルキル、アルキレン、アルケニレンおよびアルキニレンは、ハロ、OH、OCH、NH、N(H)CHおよびN(CHから独立して選択される置換基で1または2回場合により置換されており、各カルボシクレンおよびヘテロシクレンは、ハロおよびC〜Cアルキルから独立して選択される置換基で1、2または3回場合により置換されており;
ZがN(H)、N(C〜Cアルキル)、(+)(NR1718)A(−)、N(O)R17(N−オキシド)、S(O)(スルホキシド)、S(=O)または(+)(SR17)A(−)であるときは、Xは、結合でもなく、O、S、N(H)、N(C〜Cアルキル)、N(H)C(O)、N(C〜Cアルキル)C(O)、C(O)N(H)またはC(O)N(C〜Cアルキル)を介してZに結合されてもおらず;
各R17およびR18は、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜CアルキニルまたはC〜C炭素環であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニルは、ハロ、OHおよび=Oから独立して選択される置換基で1、2または3回場合により置換されており、前記炭素環は、ハロ、C〜Cアルキル、OHおよび=Oから独立して選択される置換基で1、2または3回場合により置換されており;
Lは、結合または−(CHO)−であり;
(−)は、薬学的に許容される負の対イオンである。]。
【請求項2】
15は、
〜Cアルキル;
ハロ、C〜Cアルキル、O−C〜Cアルキル、O−(CH−NH、O−(CH−N(H)C〜Cアルキル、O−(CH−N(C〜Cアルキル)、O−C〜Cアルキル−C(O)−NH、O−C〜Cアルキル−C(O)−N(H)C〜Cアルキル、O−C〜Cアルキル−C(O)−N(C〜Cアルキル)で1または2回場合により置換されたC〜C10炭素環、あるいは
式i、ii、iii、iv、v、vi、vii、viiiまたはixによって表される基であり:
i:Cアルキレン−O−R21−Ph
ii:C〜Cアルキレン−Ph−O−R21−Ph
iii:C〜Cアルキレン−Ph−N(H)−R22−Ph
iv:C〜Cアルキレン−Het−(R23)−Ph
v:C〜Cアルキレン−Ph−C〜Cアルキレン−C(O)N(H)−C〜Cアルキレン−Ph
vi:C〜Cアルキレン−Ph
vii:C〜Cアルキレン−S(O)−C〜Cアルキレン−O−C〜Cアルキレン−Ph
viii:C〜Cアルキレン−Ph−C〜Cアルキレン−C(O)N(H)−C10〜C12二環式炭素環;
ix:C〜Cアルキレン−Het−Phであり;
21は、C〜Cアルキレンであり、前記アルキレンの1個の炭素が、Oによって場合により置き換えられており;
Phは、ハロ、N(H)C(O)NHまたはS−シクロペンチルによって1または2回場合によって置換されたフェニルであり;
Phは、フェニレンであり;
22は、結合、またはOHもしくはNHによって1回場合によって置換されたC〜Cアルキレンであり;
Phは、O−メチル、−OCHC(CHCHNH、−SO−NH(C)(CH)(C15)、または
【化260】

によって1または2回場合により置換されたフェニルであり;
Hetは、1、2または3個の環原子がN、OまたはSである、メチルで1回場合により置換された4〜10環原子ヘテロシクレンであり;
23は、前記アルキレンの1個の炭素がOによって場合により置き換えられたC〜Cアルキレン、または−C〜Cアルキレン−C(O)N(H)−C〜Cアルキレンであり;
Phは、ハロまたはO−メチルによって1または2回場合により置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
15は、C〜Cアルキルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
15は、C〜Cアルキル、O−C〜CアルキルまたはO−C〜Cアルキル−C(O)−NHで1または2回場合により置換されたC〜C10炭素環である、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
15は、式i:Cアルキレン−O−R21−Phによって表される基であり、R21はCアルキレンであり、Phは非置換フェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
15は、式ii:C〜Cアルキレン−Ph−O−R21−Phによって表される基であり、R21はCアルキレンであり、1個のCは、Oによって場合により置き換えられたており、Phは非置換フェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
15は、式iii:C〜Cアルキレン−Ph−N(H)−R22−Phによって表される基であり、R22は、結合またはOHもしくはNHによって1回置換されたCアルキレンであり、Phは、O−メチルもしくは−OCHC(CHCHNHによって1回場合により置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
15は、式iv:C〜Cアルキレン−Het−(R23)−Phによって表される基であり、Hetは9または10環原子ヘテロシクレンであり、1または2個の環原子は、N、OもしくはSであり、R23は−CH−O−CH−または−C(O)N(H)−CH−であり、Phは、非置換フェニル、またはハロもしくはO−メチルによって2回置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
15は、式v:C〜Cアルキレン−Ph−C〜Cアルキレン−C(O)N(H)−C〜Cアルキレン−Phによって表される基であり、Phは、ハロまたはO−メチルによって2回置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
15は、式vi:C〜Cアルキレン−Phによって表される基であり、Phは、O−メチルによって1回置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
15は、
【化261】

【化262】

[式中、波状結合は、結合の点を示す]から選択される基である、請求項1または2に記載の化合物あるいはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
、R、RおよびRは、独立して、H、メチル、FもしくはClである、請求項1から11のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
、R、RおよびRはHである、請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
はHであり、RはOHである、請求項1から13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
10およびR11はHである、請求項1から14のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
12およびRは、それらが結合した炭素と一緒になって、式B:
【化263】

によって表される1,3−ジオキソラン環を形成する、請求項1から15のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
12およびRは、それらが結合した炭素と一緒になって、式Bによって表される1,3−ジオキソラン環を形成し、R13およびR14の一方は、H、メチルまたはエチルであり、他方は、H、C〜C10アルキルまたはC〜C10カルボシクリルである、請求項1から16のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R、R13およびR14は、
【化264】

で定義される、請求項1から17のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
Zは、(+)(NR1718)A(−)(+)(SR17)A(−)、または1つの環原子が、(+)(N)A(−)(+)(N(C−Cアルキル))A(−)もしくは(+)SA(−)である4〜9環原子ヘテロシクレンであり、
前記β−アゴニスト部分:
【化265】

が、前記ヘテロシクレンの前記(+)N、(+)N(C〜Cアルキル)もしくは(+)Sに結合している、請求項1から18のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
Zは、(+)(NR1718)A(−)であり、R17およびR18は、それぞれ独立して、非置換C〜Cアルキル、非置換C〜Cアルケニル、非置換C〜Cアルキニルもしくは非置換C〜C炭素環である、請求項1から19のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
Zは、1つの環原子が(+)(N)A(−)もしくは(+)(N(C−Cアルキル))A(−)である5〜6環原子ヘテロシクレンであり、
前記β−アゴニスト部分が前記(+)Nもしくは(+)N(C〜Cアルキル)に結合している、請求項1から19のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
は結合である、請求項1から21のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
は、
〜Cアルキレン、C〜Cアルケニレン、C〜Cアルキニレン、
O−C〜Cアルキレン、S−C〜Cアルキレン、N(H)−C〜Cアルキレン、N(H)−C〜Cアルケニレン、N(C〜Cアルキル)−C〜Cアルキレン、
〜Cカルボシクレン、C〜Cカルボシクレン−C〜Cアルキレン、および
〜Cアルキレン−N(H)C(O)−から選択され;
各アルキル、アルキレン、アルケニレンおよびアルキニレンは、ハロ、OH、OCH、NH、N(H)CHおよびN(CHから独立して選択される置換基で1または2回場合により置換されており、各カルボシクレンおよびヘテロシクレンは、ハロおよびC〜Cアルキルから独立して選択される置換基で1、2または3回場合により置換されている、請求項1から21のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
Zは、(+)(NR1718)A(−)であり、Xは、C〜Cアルキレン、C〜Cアルケニレン、C〜Cアルキニレン、O−C〜Cアルキレン、N(H)−C〜Cアルキレン、N(C〜Cアルキル)−C〜Cアルキレン、フェニレンおよびC〜Cカルボシクレン−C〜Cアルキレンから選択され、Xの各アルキル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、カルボシクレンおよびフェニレンは非置換である、請求項1から23のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
Zは、1つの環原子が(+)(N)A(−)もしくは(+)(N(C−Cアルキル))A(−)である5〜6環原子ヘテロシクレンであり、前記β−アゴニスト部分が、(+)Nもしくは(+)N(C〜Cアルキル)に結合しており、Xは、結合、C〜Cアルキレン、C〜Cアルケニレン、C〜Cカルボシクレン、C〜Cカルボシクレン−C〜CアルキレンおよびC〜Cアルキレン−N(H)C(O)から選択され、Xの各アルキル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、カルボシクレンおよびフェニレンは非置換である、請求項1から23のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
(−)は、塩化物、臭化物、硫酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩およびキシナホ酸塩から選択される、請求項1から25のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項27】
Lは結合である、請求項1から26のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
式II:
【化266】

[式中、すべての可変部分は、請求項1から27のいずれかに定義されている通りである]の化合物である、請求項1から27のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
式III:
【化267】

[式中、すべての可変部分は、請求項1から27のいずれかに定義されている通りである]の化合物である、請求項1から28のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
・1−[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−3−[2−[[11β,16α]−[16,17−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニル]エテン−1−イル]ピリジニウムクロリド
【化268】

・[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−イル]カルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化269】

・1−[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−3−[[[[[11β,16α]−[16,17−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニル]メチル]アミノカルボニル]ピリジニウムクロリド
【化270】

・1−[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−1−メチル−4−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニル]ピペリジニウムアセテート
【化271】

・[5−[1−(R)−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[16,17−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化272】

・[5−[1−(S)−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[16,17−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化273】

・1−[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−1−[[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルメチル]ピロリジニウムクロリド
【化274】

・1−[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−4−[[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルメチル]−1−メチルピペラジニウムクロリド
【化275】

・[5−[1−ヒドロキシ−2−(1,1−ジメチルエチルアミノ)エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化276】

・[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル][4−[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニルフェニル]イミダゾリウムクロリド;および
【化277】

・[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジメチル)−[5−アミノ−5−[[11β,16α]−[[15,16−((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−21−オキシ]カルボニル]ペンチル]アンモニウムクロリド
【化278】

から選択される、請求項1から27のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化279】

またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】
[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化280】

【請求項33】
[5−[1−(R)−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化281】

またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
[5−[1−(R)−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化282】

【請求項35】
請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される賦形剤、希釈剤もしくは担体を含む組成物。
【請求項36】
前記化合物は、[5−[1−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化283】

またはその薬学的に許容される塩である、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
前記化合物は、[5−[1−(R)−ヒドロキシ−2−[6−(4−フェニルブトキシ)ヘキシルアミノ]エチル]−2−ホスホノオキシベンジル]−(ジエチル)−[[11β,16α]−[[((R)−シクロヘキシルメチレン)ビス(オキシ)]−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン−20−イル]メトキシカルボニルメチル]アンモニウムクロリド
【化284】

またはその薬学的に許容される塩である、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
吸入に好適である、請求項35から37のいずれかに記載の組成物。
【請求項39】
エアゾール化および噴霧器による投与に好適である、請求項35から38のいずれかに記載の組成物。
【請求項40】
計量投与吸入器による投与に好適である、請求項35から38のいずれかに記載の組成物。
【請求項41】
乾燥粉末である、請求項35から38のいずれかに記載の組成物。
【請求項42】
抗炎症薬、抗コリン作動薬、β−アゴニスト、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体アゴニスト、上皮ナトリウムチャネル遮断薬、キナーゼ阻害薬、抗感染薬および抗ヒスタミン薬から選択される治療活性剤をさらに含む、請求項35から41のいずれかに記載の組成物。
【請求項43】
前記治療活性剤はコルチコステロイドである、請求項42に記載の組成物。
【請求項44】
前記コルチコステロイドは、シクレソニド、脱イソブチリル化シクレソニド、ブデソニドモメタゾン、プロピオン酸フルチカゾンまたはフロ酸フルチカゾンである、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記治療活性薬はPDE4阻害薬である、請求項42に記載の組成物。
【請求項46】
前記治療活性薬はチオトロピウムである、請求項42に記載の組成物。
【請求項47】
前記治療活性薬はサルメテロールまたはR−サルメテロールである、請求項42に記載の組成物。
【請求項48】
前記治療活性薬はペルオキシソーム増殖因子活性化受容体ガンマアゴニストである、請求項42に記載の組成物。
【請求項49】
請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量をヒトに投与することを含む方法。
【請求項50】
肺炎症または気管支収縮の治療を必要とするヒトの肺炎症または気管支収縮を治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項51】
可逆的気道閉塞に伴う疾患の治療を必要とするヒトの可逆的気道閉塞に伴う疾患を治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項52】
喘息の治療を必要とするヒトの喘息を治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項53】
COPDの治療を必要とするヒトのCOPDを治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項54】
気管支拡張症の治療を必要とするヒトの気管支拡張症を治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項55】
気腫の治療を必要とするヒトの気腫を治療するための方法であって、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項56】
喘息またはCOPDの治療を必要とするヒトの喘息またはCOPDを治療するための方法であって、請求項31から34のいずれかに記載の化合物の有効量を前記ヒトに投与することを含む方法。
【請求項57】
有効量のステロイドおよびβ−アゴニストをヒトの肺に送達するための方法であって、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物の有効量を前記ヒトの肺に送達することを含み、前記化合物のリン酸塩基が内生酵素によって開裂され、前記化合物のエステル基が内生エステラーゼによって開裂されて前記ステロイドおよび前記β−アゴニストを送達する方法。
【請求項58】
医薬品としての使用のための、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項59】
ヒトにおける肺炎症または気管支収縮の治療に使用するための、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項60】
ヒトにおける可逆的気道閉塞に伴う疾患、喘息、COPD、気管支拡張症または気腫の治療に使用するための、請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項61】
ヒトにおける喘息またはCOPDの治療に使用するための請求項1から34のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項62】
ヒトにおける肺炎症または気管支収縮の治療のための医薬品の製造のための請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項63】
ヒトにおける可逆的気道閉塞に伴う疾患、喘息、COPD、気管支拡張症または気腫の治療のための医薬品の製造のための請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項64】
ヒトにおける喘息またはCOPDの治療のための医薬品の製造のための請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項65】
ヒトにおける肺炎症または気管支収縮の治療のための医薬品の調製に使用するための請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む組成物。
【請求項66】
ヒトにおける可逆的気道閉塞、喘息、COPD、気管支拡張症または気腫の治療のための医薬品の調製に使用するための請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む組成物。

【公表番号】特表2011−522895(P2011−522895A)
【公表日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513639(P2011−513639)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/046778
【国際公開番号】WO2009/152171
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】