説明

治療用抗ウイルス性ペプチド

本明細書で図示される式1により表される化合物を、本明細書で開示する。それに関連する治療方法、組成物、薬物、および剤形もまた開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

により表される化合物、または薬学的に許容されるその塩であって、
式中、Arは、任意に置換される融合二環式ヘテロアリール、任意に置換されるC6−10アリール、または任意に置換されるイソインドリニルであり、
zは、0または1であり、
Gは、
【化2】

であり、
Bは、任意に置換されるC6−10アリールまたは任意に置換されるヘテロアリールであり、
R°は、HまたはC1−12ヒドロカルビルであり、
Dは、C1−10アルキルまたはNR1112であり、R11およびR12は、独立してHまたはC1−5アルキルであり、R11およびR12は、連結して1つ以上の環を形成し得、
Eは、C1−6ヒドロカルビルであり、
但し、前記化合物は、
【化3A】

【化3B】

【化3C】

【化3D】

ではない、化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
zが0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Gが、
【化4】

である、前述の請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項4】
Arが、任意に置換されるキノリニルである、前述の請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
Arが、任意に置換されるキノリン−4−イルである、前述の請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
Arが、
【化5】

である、前述の請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】

【化6】

によりさらに表され、式中、Bは、任意に置換されるベンゾチアゾリル、任意に置換されるベンゾオキサゾリル、任意に置換されるフェニル、または任意に置換される5または6員のヘテロアリールであり、
Eは、エチル、ビニル、またはシクロプロピルである、前述の請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Arが、
【化7】

である、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Arが、任意に置換される3−(チアゾール−2−イル)イソキノリニルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Arが、任意に置換されるベンゾチアゾール−2−イルであり、Bが、任意に置換されるフェニルであり、Dが、C4−6ヒドロカルビルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
Arが、CF、F、Cl、Br、I、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、OCH、OCF、および
【化8】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するベンゾチアゾール−2−イルであり、式中、xが1、2、または3である、請求項1〜3および10のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Arが、任意に置換されるベンゾイミダゾール−2−イルであり、Bが、任意に置換されるフェニルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Arが、CF、F、Cl、Br、I、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、OCH、OCF、および
【化9】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するベンゾイミダゾール−2−イルであり、式中、xが、1、2、または3である、請求項1〜3および12のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Arが、任意に置換されるイソインドリン−2−イルであり、
Zが、1であり、
Bが、任意に置換されるフェニルであり、
但し、Dがシクロプロピルである場合、Bが、フルオロトリフルオロメチルフェニルであり、Eが、シクロプロピルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Arが、CF、F、Cl、Br、I、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、OCH、OCF、および
【化10】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するイソインドリン−2−イルであり、式中、xが、1、2、または3である、請求項1〜3および14に記載の化合物。
【請求項16】
Arが、非置換のイソキノリニルである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
Bが、任意に置換されるフェニルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
Bが、CF、F、Cl、Br、I、C1−3アルキル、OCH、およびOCFから独立して選択される1〜3個の置換基を有するフェニルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
Bが、任意に置換されるベンゾオキサゾール−2−イルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
Bが、CF、F、Cl、Br、I、C1−3アルキル、OCH、およびOCFから独立して選択される1〜3個の置換基を有するベンゾオキサゾール−2−イルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
Bが、任意に置換されるベンゾチアゾール−2−イルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
Bが、CF、F、Cl、Br、I、C1−3アルキル、OCH、およびOCFから独立して、選択される1〜3個の置換基を有するベンゾチアゾール−2−イルである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
Bが、任意に置換される5または6員のヘテロアリールである、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Bが、ピリジニル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チエニル、またはフリルであり、Bは、CF、F、Cl、Br、I、C1−3アルキル、OCH、およびOCFから独立して選択される1〜3置換基を有する、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
Dが、1−メチルシクロプロピルである、請求項1〜24のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
Dが、シクロプロピルである、請求項1〜24のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
Dが、N(CHである、請求項1〜24のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
Eが、C1−6アルキルである、請求項1〜27のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
Eが、エチルである、請求項1〜27のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
Eが、ビニルである、請求項1〜27のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
Eが、シクロプロピルである、請求項1〜27のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
【化11A】

【化11B】

【化11C】

【化11D】

【化11E】

【化11F】

【化11G】

【化11H】

【化11I】

【化11J】

【化11K】

【化11L】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】

【化12】

によりさらに表され、
式中、破線が、結合の存在または不在を表し、
Xが、−CO−または単結合であり、
が、−COH、−CO−C1−4−アルキル、ハロ、−CF、−OCF、−CN、−CO(CHNMe
【化13】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するアリールまたはヘテロアリールであり、
Yが、−CO−または−SO−であり、
が、水素またはC1−4アルキルであり、かつ、
1) Aが、
【化14】

であり、
が、0〜6個の置換基を有するイソキノリニル、または、−Fおよび−NHCORから独立して選択される1〜3個の置換基を有するイソインドリニルであり、
が、C1−10アルキル、C1−10アルキルエーテル、C1−10アルキルアミン、またはその組み合わせであるが、
但し、Rが、4−フルオロイソインドリン−2−イルである場合、Rが、4−フルオロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、または5−トリフルオロメチルピリジン−3−イルではないか、
あるいは、
2) Aが、
【化15】

であり、
が、3−クロロフェニルであるが、
但し、Rが、水素である場合、Rが、4−フルオロフェニルではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
が、−COH、−COCH、−COCHCH、−OCF、−CN、−CO(CHNMe
【化16】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するフェニルであり、
Yが、−CO−または−SO−である、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】

【化17】

によりさらに表される、請求項33〜34のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】

【化18】

によりさらに表され、
式中、Rが、−COH、−COCH、−COCHCH、−OCF、−CN、−CO(CHNMe
【化19】

から独立して選択される0〜3個の置換基を有するフェニルであり、
Yが、−CO−または−SO−である、請求項33〜35のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】

【化20】

によりさらに表される、請求項33〜35のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】

【化21】

によりさらに表される、請求項33〜35のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】

【化22】

によりさらに表される、請求項33〜35のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】

【化23】

によりさらに表される、請求項33〜35のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
が、水素である、請求項33〜40のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】

【化24】

によりさらに表される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項43】
Xが、単結合である、請求項33〜35、37、38、41、および42のうちのいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
【化25A】

【化25B】

【化25C】

【化25D】

【化25E】

から選択される、請求項33に記載の化合物。
【請求項45】

【化26】

によりさらに表される、請求項33に記載の化合物。
【請求項46】

【化27】

によりさらに表される、請求項33に記載の化合物。
【請求項47】
薬学的に許容される賦形剤と、および前述の請求項のいずれか1項に記載の化合物とを含む、薬学的組成物。
【請求項48】
NS3/NS4プロテアーゼを、請求項1〜46のうちのいずれか1項に記載の化合物、または請求項47に記載の組成物と接触させることを含む、NS3/NS4プロテアーゼ活性の阻害方法。
【請求項49】
前記接触がインビボにより行われる、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
C型肝炎感染に罹患している対象を特定することと、前記感染を治療するのに有効な量の前記化合物を前記対象へ投与することと、をさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
前記方法が、有効量のヌクレオシド類似体を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記ヌクレオシド類似体が、リバビリン、レボビリン(levovirin)、ビラミジン(viramidine)、L−ヌクレオシド、およびイサトリビン(isatoribine)から選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記方法が、有効量のヒト免疫不全ウイルス1型プロテアーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記プロテアーゼ阻害剤が、リトナビルである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記方法が、有効量のNS5B RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項56】
前記方法が、有効量のインターフェロンガンマ(IFN−γ)を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項57】
前記IFN−γが、約10μg〜約300μgの量で皮下投与される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記方法が、有効量のインターフェロンアルファ(IFN−α)を前記個人に投与することをさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項59】
前記IFN−αが、8日毎〜14日毎の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記IFN−αが、が、7日毎に一回の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記IFN−αが、INFERGENコンセンサスIFN−αである、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
3’−アジドチミジン、2’,3’−ジデオキシイノシン、2’,3’−ジデオキシシチジン、2−,3−ジデヒドロ−2’,3’−ジデオキシチミジン、コンビビル、アバカビル、アデホビルジポキシル(adefovir dipoxil)、シドホビル、およびイノシン一リン酸脱水素酵素阻害剤から選択される有効量の薬剤を投与することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項63】
持続性ウイルス応答が達成される、請求項49に記載の方法。
【請求項64】
前記接触が、エクスビボで行われる、請求項48に記載の方法。
【請求項65】
個人における肝線維症の治療方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を前記個人に投与することを含む、方法。
【請求項66】
前記方法が、有効量のヌクレオシド類似体を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記ヌクレオシド類似体が、リバビリン、レボビリン(levovirin)、ビラミジン(viramidine)、L−ヌクレオシド、およびイサトリビン(isatoribine)から選択される、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記方法が、有効量のヒト免疫不全ウイルス1型プロテアーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記プロテアーゼ阻害剤が、リトナビルである、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記方法が、有効量のNS5B RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項71】
前記方法が、有効量のインターフェロンガンマ(IFN−γ)を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項72】
前記IFN−γが、約10μg〜約300μgの量で皮下投与される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記方法が、有効量のインターフェロンアルファ(IFN−α)を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項74】
前記IFN−αが、8日毎〜14日毎の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記IFN−αが、7日毎に1回の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記IFN−αが、INFERGENコンセンサスIFN−αである、請求項73に記載の方法。
【請求項77】
3’−アジドチミジン、2’,3’−ジデオキシイノシン、2’,3’−ジデオキシシチジン、2−,3−ジデヒドロ−2’,3’−ジデオキシチミジン、コンビビル、アバカビル、アデホビルジポキシル(adefovir dipoxil)、シドホビル、およびイノシン一リン酸脱水素酵素阻害剤から選択される有効量の薬剤を投与することをさらに含む、請求項65に記載の方法。
【請求項78】
C型肝炎ウイルス感染を有する個人において肝機能を上昇させる方法であって、前記方法は、有効量の請求項1〜46のうちのいずれか1項に記載の化合物または請求項47に記載の組成物を前記個人へ投与することを含む、方法。
【請求項79】
前記方法が、有効量のヌクレオシド類似体を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記ヌクレオシド類似体が、リバビリン、レボビリン(levovirin)、ビラミジン(viramidine)、L−ヌクレオシド、およびイサトリビン(isatoribine)から選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記方法が、有効量のヒト免疫不全ウイルス1型プロテアーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。
【請求項82】
前記プロテアーゼ阻害剤が、リトナビルである、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記方法が、有効量のNS5B RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記方法が、有効量のインターフェロンガンマ(IFN−γ)を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。
【請求項85】
前記IFN−γが、約10μg〜約300μgの量で皮下投与される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記方法が、有効量のインターフェロンアルファ(IFN−α)を前記個人へ投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。
【請求項87】
前記IFN−αが、8日毎〜14日毎の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記IFN−αが、7日毎に1回の投薬間隔で投与される、モノPEG化コンセンサスIFN−αである、請求項86に記載の方法。
【請求項89】
前記IFN−αが、INFERGENコンセンサスIFN−αである、請求項86に記載の方法。
【請求項90】
3’−アジドチミジン、2’,3’−ジデオキシイノシン、2’,3’−ジデオキシシチジン、2−,3−ジデヒドロ−2’,3‘−ジデオキシチミジン、コンビビル、アバカビル、アデホビルジポキシル(adefovir dipoxil)、シドホビル、およびイノシン一リン酸脱水素酵素阻害剤から選択される有効量の薬剤を投与することをさらに含む、請求項78に記載の方法。

【公表番号】特表2012−505897(P2012−505897A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532192(P2011−532192)
【出願日】平成21年10月13日(2009.10.13)
【国際出願番号】PCT/US2009/060558
【国際公開番号】WO2010/045266
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(506125960)インターミューン・インコーポレーテッド (15)
【Fターム(参考)】