説明

現像剤補給容器及び現像剤補給システム

【課題】本発明の他の目的は、現像剤補給容器から現像剤補給装置への現像剤の排出を初期から適切に行うことができる現像剤補給容器及び現像剤補給システムを提供することである。
【解決手段】現像剤補給装置8に対し着脱可能な現像剤補給容器1であって、現像剤を収容する容器本体1aと、前記容器本体1aに収容された現像剤を排出する排出口1cと、前記現像剤補給装置8から駆動力が入力される保持部材3と、前記保持部材3が受けた駆動力により前記容器本体1aの内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作するポンプ部2と、前記ポンプ部2の最初の動作周期において前記排出口1cから前記容器本体1a内へエアーが取り込まれるように前記ポンプ部2の動作開始時の位置を規制する規制部をなす保持部材3及びロック部材55と、を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を排出する排出口と、
駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部が受けた駆動力により前記現像剤収容部の内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作するポンプ部と、
前記ポンプ部の最初の動作周期において前記排出口から前記現像剤収容部内へエアーが取り込まれるように前記ポンプ部の動作開始時の位置を規制する規制部と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。
【請求項2】
前記ポンプ部は、容積を増減させることで前記現像剤収容部の内圧を変化させる容積可変部であり、前記容積可変部の容積を増加させる工程から、前記容積可変部の動作を開始させることを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
【請求項3】
前記ポンプ部は、前記現像剤収容部の内圧が大気圧に対して低い状態にある際の前記現像剤収容部の大気圧に対する差圧において、前記現像剤収容部を密閉状態にして前記ポンプ部を動作させた時の前記差圧の最大値をP1、前記現像剤補給容器の補給動作時における前記差圧の最大値をP2とした場合、|P1|>|P2|の関係が成り立つように動作させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤補給容器。
【請求項4】
前記規制部は、前記現像剤補給容器に対して移動することで前記ポンプ部の状態を規制、または規制解除を行う被係合部を有し、
前記ポンプ部は、現像剤補給装置への前記現像剤補給容器の装着動作に伴い、前記現像剤補給装置に設けられた係合部に前記被係合部が係合し、前記被係合部が前記現像剤補給容器に対して移動することで前記規制部による規制が解除されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
【請求項5】
前記規制部は、前記現像剤補給装置からの前記現像剤補給容器の脱着動作に伴い、前記ポンプ部の状態を再び規制することを特徴とする請求項4に記載の現像剤補給容器。
【請求項6】
前記駆動入力部に入力された回転駆動力により回転することで内部に収容する現像剤を前記排出口に向けて搬送する搬送部を有し、前記ポンプ部は前記搬送部の回転を利用して駆動されるものであり、前記規制部は前記搬送部の回転を規制することにより前記ポンプ部の状態を規制することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
【請求項7】
前記規制部は、前記駆動入力部に入力された駆動力を貯える蓄力手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
【請求項8】
前記ポンプ部は、前記蓄力手段が駆動力を貯える間は容積が最小になる第1の状態を維持され、前記蓄力手段が貯えた駆動力が開放される際は、少なくとも1回は容積が最大になる第2の状態となった後、前記第1の状態まで戻るように駆動されることを特徴とする請求項7に記載の現像剤補給容器。
【請求項9】
前記現像剤補給容器は、回転する部分と、現像剤補給装置に回転不可に固定される部分と、を有し、
前記蓄力手段は、前記回転する部分と前記回転不可に固定される部分とに結合された付勢部材を備えたフリップフロップ機構を有することを特徴とする請求項8に記載の現像剤補給容器。
【請求項10】
前記駆動入力部は、前記蓄力手段からの作用により前記ポンプ部が駆動される間は前記駆動力を受けないように、部分的に駆動力を受けない領域を設けることを特徴とする請求項9に記載の現像剤補給容器。
【請求項11】
前記駆動入力部はギアであり、前記駆動力を受けない領域は前記ギアの歯部が形成されていない領域であることを特徴とする請求項10に記載の現像剤補給容器。
【請求項12】
前記駆動入力部に入力された駆動力により駆動する際に移動する往路と、前記蓄力手段からの作用により駆動する際に移動する復路と、を有し、前記駆動入力部が前記往路及び復路を交互に移動することで前記ポンプ部が駆動されることを特徴とする請求項8に記載の現像剤補給容器。
【請求項13】
前記復路は、前記ポンプ部が前記第1の状態と前記第2の状態とに変化するように、回転軸方向に対して傾斜した傾斜溝を設けていることを特徴とする請求項12に記載の現像剤補給容器。
【請求項14】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
【請求項15】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項14に記載の現像剤補給容器。
【請求項16】
現像剤補給容器と、前記現像剤補給容器を着脱可能な現像剤補給装置と、を有する現像剤補給システムにおいて、
前記現像剤補給装置は、前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部を有し、
前記現像剤補給容器は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を排出する排出口と、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部が受けた駆動力により前記現像剤収容部の内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作するポンプ部と、前記ポンプ部の最初の動作周期において前記排出口から前記現像剤収容部内へエアーが取り込まれるように前記ポンプ部の動作開始時の位置を規制する規制部と、
を有することを特徴とする現像剤補給システム。
【請求項17】
前記ポンプ部は、容積を増減させることで前記現像剤収容部の内圧を変化させる容積可変部であり、前記容積可変部の容積を増加させる工程から、前記容積可変部の動作を開始させることを特徴とする請求項16に記載の現像剤補給システム。
【請求項18】
前記ポンプ部は、前記現像剤収容部の内圧が大気圧に対して低い状態にある際の前記現像剤収容部の大気圧に対する差圧において、前記現像剤収容部を密閉状態にして前記ポンプ部を動作させた時の前記差圧の最大値をP1、前記現像剤補給容器の補給動作時における前記差圧の最大値をP2とした場合、|P1|>|P2|の関係が成り立つように動作させることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の現像剤補給システム。
【請求項19】
前記規制部は、前記現像剤補給容器に対して移動することで前記ポンプ部の状態を規制、または規制解除を行う被係合部を有し、
前記ポンプ部は、前記現像剤補給装置への前記現像剤補給容器の装着動作に伴い、前記現像剤補給装置に設けられた係合部に前記被係合部が係合し、前記被係合部が前記現像剤補給容器に対して移動することで前記規制部による規制が解除されることを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれか1項に記載の現像剤補給システム。
【請求項20】
前記規制部は、前記現像剤補給装置からの前記現像剤補給容器の脱着動作に伴い、前記ポンプ部を再び規制することを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれか1項に記載の現像剤補給システム。
【請求項21】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項16乃至20のいずれか1項に記載の現像剤補給システム。
【請求項22】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項21に記載の現像剤補給システム。
【請求項23】
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を排出する排出口と、
駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部が受けた駆動力により前記現像剤収容部の内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作するポンプ部と、
前記ポンプ部の動作開始時の1周期において前記排出口から前記現像剤収容部内へエアーが取り込まれるように前記ポンプ部の停止位置を規制する規制部と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【図100】
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【図101】
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【図102】
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【図103】
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【公開番号】特開2012−93735(P2012−93735A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212394(P2011−212394)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】