説明

画像位置ずれ計測装置

【課題】 4色の単色L字パターンが印刷された基準シートを読み取ることにより画像の位置ずれ計測を行う場合に、スキャナの振動やモアレ等の影響を除去する。
【解決手段】 画像読み取り部3は、印刷シート1と基準パターン2を同時に読み取る。その読み取り画像データに基づいて位置計測部6は単色L字パターンの位置計測を行い、基準位置とのずれ量を算出する。一方、位置変動検出部7は上記読み取り画像データにおける基準パターン領域のデータから位置変動分を検出し、補正量算出部8は上記検出したデータから読み取り変動成分の補正量を算出し、これに基づいて補正部9は位置計測部6で計測された各単色パターンの位置を補正する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機やプリンタによって再現される画像品質のうち、カラー画像の品質を評価する画像位置ずれ計測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機あるいはプリンタは、CCD等撮像素子を用いて画像情報の読み取りを行い、感光ドラム上に静電潜像を形成し、トナーによる現像を行い感光ドラム上に形成したトナー像を用紙上に転写し定着を行い画像の印刷を行っている。このような情報機器を工場で設計、製造し、出荷する際には、再現された画像の検査が行われている。カラー複写機、カラープリンタにおいても画像の検査が必要となっており、検査対象がカラー画像の場合、所定の色以外の色についてはいくつかの色を混合することによってその再現が行われる。すなわち、カラー画像の印刷を行う場合には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色材によって、あるいはこれにブラック(B)を加えた4色材によって画像の形成を行う。このような色材を順次重ね合わせて印刷を行う場合には、カラー再現性を左右する一つの因子として色ずれ量が問題となる。すなわち1色ごとに色の再現を行う工程で色ずれが発生すると画像の品質が著しく劣化することになる。そこで再現された画像の色ずれ量を測定することが行われている。
【0003】
再現された画像の色ずれ量を測定する従来技術として、印刷プロセスに使用される色材毎に用意される単色L字パターンを隣接させ規則性を持って複数配置し、画像出力された印刷シートから各単色L字パターンを順次読み取り、RGBのL字パターンに変換して格納し、このRGBのL字パターンを所定単位ごとに切り出し、前記L字パターンの交点座標位置を計測し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較することにより、前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査する方法がある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
この方法では、印刷シートからL字パターンを順次読み取り、RGBのL字パターンに変換して格納する手段として画像読み取り装置(スキャナ)を使用するのが一般的であるが、読み取る際に機械部品の物理的な振動が原因で、原稿上において読み取るべき位置と実際に読み取られる位置とにずれが生じる。L字パターンの読み取り位置がずれることで、実際に印刷されたL字パターンの位置があらかじめ規定された理想座標位置に対してずれているのか、読み取る際にずれているのか判断できないため正確な検査ができなくなる。
【0005】
このような読み取りのずれを補正する方法として、原稿範囲外に基準となるパターンを配置し、読み取った基準パターンの位置のずれで原稿を読み取った位置を補正するようになし、基準パターンの中の濃度パターンまたは直線パターンが配置されていない場所は近似することで予測する方法がある(例えば、特許文献3,4参照)。
【0006】
基準パターンが等ピッチの濃度パターンまたは、直線パターンの場合、パターンのエッジと読み取りのサンプリングのタイミングとの位置関係との相違によって、同じ形状のパターンを読み取って得られるデータがそれぞれ異なってしまうモアレという現象がある。読み取ったデータはこのモアレにより必ずしもパターンのエッジの位置と対応しないため、位置計測精度を劣化させる。またモアレの影響は、基準パターンのピッチを読み取り装置の分解能に近づけると非常に顕著になる。このモアレの問題を解決するために、モアレに発生する周波数成分を特定し、それに応じて空間フィルタをかける処理を行うことでモアレによる劣化を抑える方法がある(例えば、特許文献5参照)。
【0007】
【特許文献1】特開2001−216516号公報
【特許文献2】特開2001−221612号公報
【特許文献3】特開平10−313387号公報
【特許文献4】特開2001−016401号公報
【特許文献5】特開2001−119575号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、スキャナによる読み取りの変動、また、特許文献1,2の場合は出力装置の変動により、モアレによる変動はある周波数スペクトラムが拡散するため、フィルタ処理により除去する範囲を特定するのは困難である。このため、ある範囲の変動をフィルタ処理することにより、モアレによる変動以外の成分が除去される可能性があり、計測精度が良くならないという問題がある。
【0009】
本発明は、モアレや振動による変動を除去し、正確な位置ずれ量を計測できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明による画像位置ずれ計測装置は、複数の単色パターンを配列してなる検査パターンを画像形成装置で読み取り印刷した印刷シートを読み取り、読み取られた画像データにおける各単色パターンの位置を計測し、計測された各位置の基準位置からのずれ量を算出するようにした画像位置ずれ計測装置であって、複数の直線を等間隔に配列した基準パターンを前記印刷シートと共に読み取る画像読み取り手段と、前記読み取られた画像データにおける前記基準パターンの位置変動成分を検出する検出手段と、前記検出された位置変動成分に基づいて前記各単色パターンの前記計測された位置を補正する補正手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項1において、前記基準パターンにおける前記複数の直線は、読み取り画素のピッチと異なるピッチで配列されることを特徴とするものである。
請求項3の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項2又は3において、前記基準パターンの複数個を互いの直線をずらせて並列に配置することを特徴とするものである。
請求項4の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項1から3のいずれかにおいて、前記補正手段は、前記算出された基準パターンの位置変動成分を不連続なモアレ範囲で区切り、各範囲ごとに周波数変換処理を実施することによりモアレによる周波数成分を除去した後、逆周波数変換処理を実施することを特徴とするものである。
【0012】
請求項5の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項4において、前記不連続なモアレ範囲は、連続する読み取り画素値の変極点と変極点の範囲であることを特徴とするものである。
請求項6の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項5において、前記変極点において、連続する読み取り画素の値からピークの位置と値を抜き取り、連続するピークの値の変化する位置であることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項6において、前記不連続なモアレ範囲において、各範囲を結ぶ画素位置とその近傍にフィルタ処理を実施することを特徴とするものである。
請求項8の発明による画像位置ずれ計測装置は、請求項1から7のいずれかにおいて、検査パターンは、C,M,Y,Kの単色L字パターンを互いに向きを変えて上下左右に隣接させてなる組を水平・垂直方向に複数組ずつ配列したものであり、前記画像読み取り手段は、読み取った画像データをRGBデータに変換することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、計測時に印刷シートと基準パターンを同時に読み取ることにより、画像読み取り部の変動に起因する読み取り位置誤差を補正量を算出でき、位置ずれ計測精度を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、基準パターンの直線間ピッチが画像読み取り手段の画素ピッチと異なる配置とすることで基準パターンの計測位置誤差となるモアレを低減させ、補正量の算出精度を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、複数の基準パターンのピッチ間の位置をずらせることにより、基準パターン間で補間し、分解能の高い補正量を算出することができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、基準パターンの計測データを不定期な周期に区切り、モアレに起因する計測位置誤差成分を取り除いているため、基準ラダーによる補正量を高精度に算出することができる。
請求項5の発明によれば、モアレに起因する計測誤差成分の不定期な周期の位置を検出しているため、計測誤差成分をより正確に除去することができる。
請求項6の発明によれば、累積画素データのピーク変極点を捉えているため、モアレに起因する計測誤差成分の不定期な周期を特定することができる。
【0016】
請求項7の発明によれば、不定期な周期で発生するモアレに起因する計測位置誤差成分を除去するとき、不定期な区切り位置で発生する変化、即ち、計測位置誤差をフィルタ処理により取り除いているため、基準ラダーによる補正量を高精度に算出することができる。
請求項8の発明によれば、C,M,Y,Kの単色L字パターンを有する検査パターンを用いると共に、読み取った画像データをRGBデータに変換することにより、従来のずれ量計測方法を利用して容易に処理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施形態による画像位置ずれ計測装置を示すブロック図である。
図1において、本実施形態による画像位置ずれ計測装置は、印刷シート1と基準パターン2とを同時に読み取る画像読み取り部3と、読み取られた画像データを格納するメモリ4と、メモリ4に記憶された画像データを画像処理して、印刷シート1における画像位置ずれ量を算出する画像処理部5から構成されている。画像読み取り部3は、縮小光学系を備えた原稿台固定式のスキャナを備えている。
【0018】
画像処理部5は、メモリ4の画像データから後述する単色L字パターンの位置を計測する位置計測部6、上記画像データにおける基準パターン2の位置変動成分を検出する位置変動検出部7、検出された位置変動成分から補正量を算出する補正量算出部8、算出された補正量に基づいて位置計測部6で計測された単色L字パターンの位置を補正する補正部9、補正された単色L字パターンの位置と基準位置とのずれ量を算出するずれ量計測部10で構成される。
【0019】
印刷シート1は、図2に示すような検査シート20を、被検査装置であるプリンタ、複写機等の画像形成装置のスキャナが読み取って印刷したものである。検査シート20は図2(a)に示すようにYMCKの単色L字パターンを1組として互いに向きを変えて上下左右に隣接させた1組のパターンを、図2(b)のように縦横方向に多数配列したものである。従って、印刷シート1は検査シート20を読み取って印刷した上記画像形成装置が有する色ずれ量を含んでいる。即ち、本実施の形態による画像位置ずれ計測装置は、上記画像形成装置の色ずれ性能を評価するものである。
【0020】
基準パターン2は、計測位置誤差成分であるモアレ成分を算出するためのもので、図3(a)に示すように、多数の黒の直線2aを画素の配列ピッチと異なるピッチで配列したものである。2bは画素の配列を示し、1枡が1画素を示している。この基準パターン2は、画像読み取り部3のスキャナの原稿面に接するガラス上の印刷シート1の外側に配置されて印刷シート1と同時に読み取られる。図3(b)は基準パターン2の複数の直線2a群を、群毎に直線2aをずらせてラダー状に配置した場合を示す。
【0021】
次に、上記実施形態による動作について説明する。
まず、本実施形態によるモアレの影響を補正しない色ずれ量の計測、即ち位置変動算出部7及び補正部9がない場合の従来の色ずれ量の計測について説明する。
図1において、画像読み取り部3で読み取られた画像データはメモリ4に格納される。位置計測部6は、メモリ4の画像データからYMCKの各単色L字パターンの位置を計測する。計測方法としては、例えば前記特許文献1,2に開示された方法が用いられる。
【0022】
即ち、YMCKの各単色L字パターンをRGBデータとして取り込み、そのRのL字パターンから判別されるKとCの各L字パターンの交点座標(L字の角の座標)を求め、Kの交点座標を基準としてCの交点座標の相対位置を求める。次に、位置ずれ計測部10において、上記相対位置を基準位置と比較してずれ量を求める。この処理を印刷シート1上の全パターンについて行い、ずれ量の平均値を求める。次に、GのL字パターンから判別されるKとMの各L字パターン、及びBのL字パターンから判別されるKとYの各L字パターンについても上記と同様にして、Kの交点座標を基準としてM,Yの交点座標の相対位置をそれぞれ求め、各相対位置の基準位置からのずれ量を求める。この処理を印刷シート1上の全パターンについて行い、ずれ量の平均値を求める。このずれ量の平均値の大小に基づいて被検査装置(画像形成装置)の色ずれ性能を評価することができる。
【0023】
次に、画像処理部5の位置変動算出部7及び補正部8を用いて行われるモアレ成分の補正処理について図4、図5、図6、図7及び図8のフローチャートと共に説明する。
図4は画像読み取り部3で読み取られ、メモリ4に記憶された読み取り画像データから位置変動分を検出する処理を示している。メモリ4に記憶された図4(a)に示す読み取り画像データから図4(b)のように基準パターン画像領域を切り抜く(図8のS1)。次に、切り抜いた画像領域から、図4(c)のように基準パターン20の並び方向に対して垂直方向に画像データを累積し(S2)、累積したデータを反転して累積反転データを得る(S3)。図4(c)においては、黒の直線2aを読み取ると低レベルとなるので、これを反転させて直線2a部分がピークとなるようにする。
【0024】
図5(a)は上記累積反転データからピークを検出したグラフである。図5(b)はピークから検出した位置をプロットしたグラフであり、不定期な間隔T1,T2で周期変動している状態を表している。
【0025】
図6は上記累積反転データにおいて、ピークレベルの変極点1,2,3から不定期な周期変動区間を区切ることを表している(S4)。この不定期な周期変動区間において、周波数変換を実施し(S5)、モアレによる周期変動成分の周波数を除去した後(S6)、再び逆周波数変換を実施する(S7)。上記S5〜S7の処理を全区間について行う(S8)。
【0026】
図7は上記不定期な周期変動区間内の誤差を取り除いた後、区間と区間を結ぶ変化点において、周波数除去による変動の発生を表している。前記変化点及びその近傍のデータにフィルタ処理を実施する(S9)。この処理を全変化点について実施する(S10)。次に、ピーク画素位置を検出し(S11)、ピーク画素と隣接画素からスプライン補間演算を行い(S12)、ピーク位置を検出(S13)することにより、基準パターン計測データに含まれているモアレなどによる誤差成分を取り除き、基準パターン計測データから読み取り変動成分の補正量を算出することができる(S14)。
【0027】
補正部9は、上記補正量を用いて位置計測部6で計測された各単色L字パターンの位置を補正する。位置ずれ計測部10は、補正された各単色L字パターンの位置を基準位置と比較することにより、モアレの影響のないずれ量を求めることができる。この位置ずれ計測部10から得られるずれ量の平均値の大小に応じて被検査装置の色ずれ性能を評価することができる。
【0028】
本実施形態によれば、計測時に印刷シート1と基準パターン2を同時に読み取らせることにより、モアレによる変動を除去することが可能になり、算出される複数位置における読み取りずれ量から基準パターンが配置されていない位置における位置ずれ量を予測することで、複数配置されたL字パターン全ての位置に対して補正が可能になり、正確な計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施形態による画像位置ずれ計測装置を示すブロック図である。
【図2】検査シートの一例を示す構成図である。
【図3】基準パターンの一例を示す構成図である。
【図4】読み取られた画像データから位置変動分を算出する処理を示す構成図である。
【図5】累積反転データからピークを検出したグラフ及びピークから検出した位置をプロットしたグラフである。
【図6】位置変動分データが不定期な間隔で周期変動している状態を示すグラフである。
【図7】不定期な周期変動区間内の誤差を取り除いた後、区間と区間を結ぶ変化点において、周波数除去による変動の発生を示すグラフである。
【図8】モアレ成分の補正処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
1 印刷シート
2 基準パターン
3 画像読み取り部
5 画像処理部
6 位置計測部
7 位置変動検出部
8 補正量算出部
9 補正部
10 位置ずれ量計測部
20 検査シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の単色パターンを配列してなる検査パターンを画像形成装置で読み取り印刷した印刷シートを読み取り、読み取られた画像データにおける各単色パターンの位置を計測し、計測された各位置の基準位置からのずれ量を算出するようにした画像位置ずれ計測装置であって、
複数の直線を等間隔に配列した基準パターンを前記印刷シートと共に読み取る画像読み取り手段と、
前記読み取られた画像データにおける前記基準パターンの位置変動成分を検出する検出手段と、
前記検出された位置変動成分に基づいて前記各単色パターンの前記計測された位置を補正する補正手段とを設けたことを特徴とする画像位置ずれ計測装置。
【請求項2】
前記基準パターンにおける前記複数の直線は、前記画像読み取り手段の読み取り画素のピッチと異なるピッチで配列されることを特徴とする請求項1記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項3】
前記基準パターンの複数個を互いの直線をずらせて並列に配置することを特徴とする請求項2又は3記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記検出された基準パターンの位置変動成分を不連続なモアレ範囲で区切り、各範囲ごとに周波数変換処理を実施することによりモアレによる周波数成分を除去した後、逆周波数変換処理を実施することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項5】
前記不連続なモアレ範囲は、連続する読み取り画素値の変極点と変極点の間の範囲であることを特徴とする請求項4記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項6】
前記変極点において連続する読み取り画素の値からピークの位置と値を抜き取り、連続するピークの値の変化する位置であることを特徴とする請求項5記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項7】
前記不連続なモアレ範囲において、各範囲を結ぶ画素位置とその近傍にフィルタ処理を実施することを特徴とする請求項6記載の画像位置ずれ計測装置。
【請求項8】
前記検査パターンは、C,M,Y,Kの単色L字パターンを互いに向きを変えて上下左右に隣接させてなる組を水平・垂直方向に複数組ずつ配列したものであり、前記画像読み取り手段は、読み取った画像データをRGBデータに変換することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像位置ずれ計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−171471(P2006−171471A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−365079(P2004−365079)
【出願日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】