説明

組織解毒及び健康補助食品並びにそれらを製造及び使用する方法

例えば、前立腺組織及び乳房組織を含む、及び、女性の乳房組織を含む、体、特に、癌の影響を受けやすい組織のための健康補助食品として実用的な植生化学的成分;例えば、以下の6グループの各々からの全ての可能な組み合わせ及び順列の新規製剤:(1)植物インドールの源、例えば、ジインドールメタン(DIM)を含む植物インドール;(2)植物フラボノイド、ポリフェノール、スチルベン及び関連物質の源(例えばレスベラトロル及びピセタノール)を含む植物フラボノイド、ポリフェノール、スチルベン及び関連物質;(3)D−グルカル酸及びそれらの誘導体(例えばD−グルカル酸カルシウム及び1,4−GL)及びそれらの源;(4)中鎖脂肪酸トリグリセリド及びそれらの源;(5)リン脂質及びそれらの源(例えばレシチン)、及び(6)ビタミン(特にはビタミンB9分子)。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の技術分野
本発明は、例えば、前立腺組織及び乳房組織、例えば、女性の乳房組織を含む、ヒトの体、特に、癌の影響を受けやすい組織を含む体のための健康補助食品として実用的な、有益な植生化学的成分を含む製剤及び組成物に関する。本発明のこれらの製剤及び組成物は、使用することにより、組織又は器官、例えば、乳房組織の健康を維持することができ、疾患又は状態の予防薬として機能し、又は疾患状態又は状態を改善する。
本発明は、また、ヒト及び動物の重金属解毒に効果的な(実用的な)キレート化剤を含む製剤に関する。これらの製剤は、非制限方法において、経口的に、非経口的に、又は経皮的に(例えば、局所スプレー、ローション又はクリームにより)投与することができる。非制限的例示において、本発明は、1)αリポ酸を含むミセル又はリポソーム及び2)EDTA(エチレンジアミン四酢酸)又は他のキレート化剤;及び更に、異なる実施態様において、3)塩化マグネシウムが場合によりこれらの新規製剤中における付加的成分である、の3つの組み合わせを含むミセル又はリポソーム中にカプセル化されたキレート化剤の新規製剤を提供する。本発明のこれらの製剤及び組成物は使用することにより、組織又は器官の健康を維持することができ、疾患又は状態の予防薬として機能し、又は疾患状態又は状態を改善する。
本発明は、また、キレート化剤の製剤及び植生化学的成分の製剤の双方を含む組み合わせ、例えば、キットに関する。
【0002】
発明の背景
組織の健康
健康を維持する及び組織の解毒を達成する能力は、多くの栄養補助食品により助力され得る。しかしながら、疾患状態、例えば、癌においては、疾患の原因が、健康及び解毒への一本の柱からなるアプローチへの難治性又は抵抗性となるかもしれない。従って、本発明は、有益な作用を提供する成分の新規な組み合わせの有利な使用をもたらす複数の柱からなるアプローチを提供する。
毒性及び中毒
重金属中毒は、近年更により注目されている深刻な医薬問題であり、なぜなら、毒性金属を検知する能力、及びそれと関連する有害作用を理解する能力が、過去に比べて進歩してきているからである。更に、毒性重金属、例えば、鉛、ヒ素及び水銀は、2〜3例を挙げると、蓄積暴露、アクシデント、環境汚染、及び経口的消費(例えば食品又はペイント)の結果として体内に非常に容易に入り込み得ることが知られている。例えば、鉛及び水銀への暴露は、一般に広くはびこり及びよく文書化されている。他に低濃度で有益であろう物質の過剰濃度による中毒が知られており;例えば、鉄中毒が報告されている。ヒ素は、例えば、産業公害の結果として、体内に入り込み得る。それらの放射能のために付加的問題を引き起こす放射能毒性重金属もまた考慮される。これらは、できるかぎり早急に排除されなければならず、なぜなら、放射性金属の電離放射線が、DNAを変化させることにより含まれる、それらの放射線からの腫瘍誘導の危険を引き起こすからである。毒性重金属は、また、体内の種々の器官において集中することが知られている。プルトニウムは、例えば、通常肝臓に堆積し、及びプルトニウムの投与量の30〜60%程度又はそれより多くが、肝臓に堆積することが多いであろうことが知られている。毒性重金属、この例においてはプルトニウムは、器官に残り、及び、ほんの極ゆっくりと除去され、それにより、腫瘍の可能性が上昇する。
【0003】
従来の治療での挑戦の概要
1)静脈内(I.V.)キレート化は、高価で、時間のかかるものであり、及び患者の承諾が得られにくい。2)従来の経口的キレート化治療は、安価であるが、それらは、それらの所望の目的での効果が比較的薄く、及び高い投与量では、副作用を伴う。例えば、従来のアプローチによるキレート化剤の経口投与は、問題があり、なぜなら、それらの吸収性及びそれらが毒性及び重金属の体内貯蔵を防止する生物学的利用性が低いだけでなく、更に、それらは、消化管において有益な物質をキレート化し得るためである。3)従来の治療を用いて、非経口的(例えば、I.V.による)又は経口的にキレート化剤を投与することのいずれも、毒及び重金属が存在する細胞内区画に入ることができない。生理学的に適合性の水溶液(例えば、生理食塩水、リンガー溶液など)を用いるキレート化剤の非経口的投与のための従来の治療は、固有の溶解性問題のために、脂溶剤の吸収を引き起こすのに失敗する。
1)I.V.キレート化治療での挑戦
重金属の解毒は、成分、例えば、EDTAでのI.V.キレート化を用いて達成することができる;このアプローチは、効果的及び安全であることが文書化されており、及びEDTAは、FDAによりこの使用のために1950年代に承認された。動脈プラークを縮小する及びさらに溶解するI.V.キレート化治療の能力が報告されている。しかしながら、I.V.キレート化は、非常に高価で及び時間のかかるものであり、典型的には、診療所又は病院へ一連の20〜50回の訪問が必要であり(少なくとも30回の訪問が典型的に必要とされる)、各訪問では3〜4時間かかることが多く、その時間、患者は典型的には着席しており、及びコストは各訪問で100ドルまで又はそれより多くかかる。
【0004】
2)経口投与されるキレート化治療での挑戦
経口キレート化製品は、商業的に入手可能であり、及びそれらは、I.V.キレート化治療に代わる非常に安価なものとして市場にでまわっている。しかしながら、EDTAは、口から投与されたときに吸収性が非常に乏しく;及び一般的な意見は、典型的には、ほんの約5%又はそれ未満が吸収されるというものである。そのような少量が鉛を体から取り除くとしても、また、鉛の吸収の増加が報告されている。
他の深刻な可能性のある問題がその上報告されている。例えば、消化管に残る、吸収されなかった95%のEDTAが、排泄物内に体から通過するとき未消化食品及び栄養素と混合することが報告されている。この未吸収EDTAは、多くの栄養微量元素と強固に結合し及びそれらの吸収をブロックし、なぜなら、それが通過し、それにより、重要な栄養素、例えば、亜鉛、マンガン、クロム、バナジウム、銅、クロム、モリブデン及び他の必須栄養素の吸収を場合によってはブロックし、欠乏症を引き起こす。
キレート化剤、例えば、EDTAが、口から又は静脈からのいずれかで体内に入る場合、それは、それが、有害な望ましくない重金属又は毒である場合より、10〜20倍以上の必須栄養素微量元素(例えば亜鉛及びマンガン)を除去し得る。静脈内で、従って、吸収問題を回避して与えられるとき、EDTAの十分な治療上の処置は、20〜50の一日量で達成され得る。食事補給による失われた栄養微量元素の補充は、次いで、体外から投与されたキレート化剤、例えば、EDTAが、排泄され又は取り除かれ、及び妨害するために存在しないとき、治療後のその年の残りの315+日の期間行われる。そのような少量が口から吸収されるので、経口EDTAは、毎日与えられることが多いが、長さとして20倍又はそれより多くまでであり、効果的投与量であると主張されるものが累積され、及びキレート化治療の間に連続的にブロックされ及び消耗されている必須栄養素を補充する暫定的機会はない。
【0005】
従って、口からのキレート化剤、例えば、EDTAの毎日の投与は、亜鉛、マンガン及び他の必須微量栄養素(それは、体の酸化防止剤防御の本質的部分である)の累積的欠乏を引き起こし得る。例えば、スーパーオキシド・ジムターゼ(SOD)の活性、非常に重要な細胞内酸化防止剤は、亜鉛及びマンガンに依存する。酸化防止剤酵素を不活性化することにより、口からのキレート化剤の毎日の吸収は、実際に、治療される患者の状態を悪化させ得る。
静脈内キレート化治療は、拍動性マナーにおいて副甲状腺ホルモン(パラトルモン)の放出を刺激することが報告されているが、経口的に投与されるキレート化治療、例えばEDTAを用いるものは、そうではない。従って、作用のそのようなメカニズムは、意図される利益を達成するために重要である場合には、経口EDTAは、目標を達成し得ない。
経口的キレート化治療において使用されるキレート化剤の量を上昇させて、それらが静脈内投与されたときに達成され得るレベルに適合させる試みが報告されている。しかしながら、このアプローチを使用から妨げる多くの副作用がある。
【0006】
3)経口及びI.V.キレート化治療双方での挑戦
毒性重金属の除去のためのキレート化剤の使用は、安定性、非イオン性、可溶性及び容易に排泄可能な、組織中の金属との複合体を形成するそれらの能力をベースとする。それらは、有益であることを証明し、なぜなら、それらが、それら自体において、毒性が非常に低く、可溶性、排泄可能な、体内での金属キレートを形成し得、及び細胞代謝産物による分解に抵抗するからである。しかしながら、キレート化剤の使用の深刻な制限は、体内に導入されるときに、それらが、血漿中に水和したアニオンとして存在することである。これらのアニオンは、細胞膜を貫通できない。従って、唯一細胞外に堆積された毒性金属のみがキレート化剤により複合体化され得、体から除去されるが、一方、細胞内に堆積された金属は、キレート化剤により複合体化されず、及び従って容易には除去されない。過去においては、例えば、ポリアミノポリカルボン酸のエステル化により細胞膜をキレート化剤が貫通するのを上昇させる試みがなされたが、これらの努力は、成功が制限され、これは、エステル化化合物の不溶性及び毒性による。
従って、キレート化剤、例えば、EDTAは、典型的には、細胞外に又は細胞の外側に残る。説明のために、経口的に投与されるEDTAは、短い期間及び体における細胞表面の外側にほんの非常に低い濃度に達するが、静脈内注入は、非常に高レベルに達し、及び数時間保持され得る。しかしながら、静脈内投与されたEDTAは、たんに、例えば、それらが拡散により細胞壁からでる場合、望ましくない金属及び毒をキレート化し得る。対照的に、これは、有意な程度で−たとえそうであったとしても−口から摂取された場合にキレート化剤、例えば、EDTAについて生じるとは信じられない。つまり、伝統的アプローチはキレート化剤の有意な細胞内レベルを達成せず、及びしたがって、細胞内でその作用を容易に発揮することができない。
【0007】
本発明の製剤は、キレート化剤、例えば、EDTAの作用に相乗的であるか又は添加剤であり得る効果を有する酸化防止剤を含み;しかしながら、これらの酸化防止剤は、脂溶性である。多くの非経口的で適切な流体、例えば、生理食塩水、デキストラン、血液、安定化ヘモグロビン溶液などは、全て水溶液であるため、脂溶性酸化防止剤、例えばα−リポ酸をベースとする治療での問題は、これらの成分の乏しい水溶解性である。溶解性は、ベンジルアルコール又はDMSOを添加することにより強化することができるが、そのような溶剤は、更なる副作用をもたらす。
溶剤、例えば、ベンジルアルコール、DMSO、又は他の薬品中に酸化防止剤を溶解することを含む脂溶性酸化防止剤をデリバリーする先の方法は、新規な毒性を引き起こす可能性を有し、例えば、それらが、微小血管の損傷を悪化させ得るのみならず、これらの溶剤の存在が、酸化防止剤の効果を評価することが意図されるプロトコールの解釈を混乱させる。
【0008】
発明の概要
本発明は、第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化されたキレート化剤を含む製剤であって、
第1群が、R−(+)−α−リポ酸、S−(−)−α−リポ酸、R/S−α−リポ酸、R/S−γ−リポ酸、αリポ酸の異性体、ジヒドロリポ酸又はDHLA、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け防止剤、ビタミン、及びフェルラ酸からなる群より選択され;
第2群が、少なくとも1つのキレートを含み;及び
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質及び重合脂質からなる群より選択され、
製剤中の第1、第2又は第3群からの少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され、及びミクロスフェア又はリポソームが第3群を含む製剤を提供する。製剤の1つの態様においては、第1群の1以上のもの、第2群の1以上のもの、及び第3群の1以上のものを混合して、ミクロスフェア又はリポソームを生じさせる。
【0009】
本発明は、第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化された、生物的に利用できるキレート化剤を含む製剤であって、
第1群が、R−(+)−α−リポ酸、S−(−)−α−リポ酸、R/S−α−リポ酸、R/S−γ−リポ酸、αリポ酸の他の異性体、ジヒドロリポ酸又はDHLA、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け防止剤、ビタミン、及びフェルラ酸からなる群より選択され、製剤中の第1群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され;
第2群が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム(cyclam)、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(nitrilotriacetatic acid)(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル及びそれらの誘導体からなる群より選択され、製剤中の第2群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され;
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質及び重合脂質からなる群より選択され、製剤中の第3群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され、及びミクロスフェア又はリポソームが、第3群を含む製剤を提供する。製剤の代替態様においては、少なくとも約2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%又は25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%又は49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%、又はそれより多くのもの、製剤中の第1、2又は3グループの1以上のものが、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化される。
【0010】
本発明は、第1製剤及び第2製剤の2つの製剤を含むキット又は組成物であって、該第1製剤が、リン脂質、キレート化剤、塩化マグネシウム、及びαリポ酸を含み;第2製剤が、ジインドールメタン、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド又はリン脂質又はそれらの組み合わせを含むキット又は組成物を提供する。ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物は、赤色ぶどう抽出物、赤色ぶどうの皮の抽出物又は赤ワイン抽出物であってもよい。キレート化剤は、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル又はそれらの誘導体を含む。
【0011】
本発明は、ジインドールメタン、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、リン脂質、及び少なくとも1つのビタミンB9分子を含む製剤を提供する。ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物は、赤色ぶどう抽出物、赤色ぶどうの皮の抽出物又は赤ワイン抽出物であってもよい。少なくとも1つのビタミンB9分子が、葉酸塩、葉酸及び/又はフォリン酸であってもよい。ある態様においては、ビタミンB9分子が、葉酸及びフォリン酸を含む。
本発明は、第1製剤及び第2製剤の2つの製剤を含むキット又は組成物であって、該第1製剤が、植物インドール、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、リン脂質、及び少なくとも1つのビタミンB9分子を含み;及び第2製剤が、リン脂質、キレート化剤、塩化マグネシウム及びαリポ酸を含むキット又は組成物を提供する。キレート化剤が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル及び/又はそれらの誘導体を含んでいてもよい。少なくとも1つのビタミンB9分子が、葉酸塩、葉酸及び/又はフォリン酸であってもよい。ある態様においては、ビタミンB9分子が、葉酸及びフォリン酸を含む。
【0012】
本発明は、本発明の製剤を有効量投与することを含む、動物の解毒方法を提供する。本発明は、本発明の組成物を有効量投与することを含む、動物の解毒方法を提供する。本発明は、本発明の製剤を有効量投与することを含む、動物の解毒方法を提供する。解毒が重金属の解毒を含んでいてもよく、ここで、金属は、ヒ素、鉛、カドミウム又は水銀であってもよい。本発明の方法のある態様においては、動物はヒトである。
本発明は、組成物又は製剤が、予防接種(inoculation)、注入又は注射、局所適用により又は上皮又は皮膚粘膜ライニング(lining)を通した吸収により投与される方法を提供する。
本発明は、本発明の製剤又は本発明の組成物を含む液体を提供する。本発明は、本発明の製剤又は本発明の組成物を含むカプセル、スプレー、パウダー、ローション、タブレット又はピルを提供する。
本発明は、本発明の製剤又は本発明の組成物を含む食品又は食品サプリメントを提供する。食品又は食品サプリメントは、フレーバーバー(flavored bar)、パワーバー(power bar)、ダイエットバー(diet bar)、エネルギーバー(energy bar)又は栄養バー(nutritional bar)を含んでいてもよい。
本発明は、本発明の製剤又は本発明の組成物を有効量投与することを含む組織の健康を維持する方法を提供する。組織は、乳房組織又は前立腺組織であってもよい。本発明は、本発明の製剤又は本発明の組成物を有効量投与することを含む個体における疾患又は状態(condition)を改善する方法を提供する。疾患又は状態が、乳房組織又は前立腺組織に影響を及ぼし得る。
【0013】
本発明は、ミクロスフェア又はリポソームの少なくともフラクションが、更に、窒素ガス、酸素ガス、大気空気、窒素ガスを含有するガス状混合物、酸素ガスを含有するガス状混合物、又はそれらの組み合わせを含むガスを含む製剤又は組成物を提供する。本発明は、ミクロスフェア又はリポソームが、サイズ又は含量において一様であり、又は、サイズ又は含量において異なっている、本発明の製剤又は組成物を提供する。
本発明は、第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化されたキレート化剤を含む製剤又は組成物であって、
第1群が、少なくとも1つの疎水性酸化防止剤を含み;
第2群が、少なくとも1つのキレートを含み;
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び同等の化合物からなる群より選択される少なくとも1つを含み、
製剤中の第1、第2又は第3群からの少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソームにおいてカプセル化されている製剤又は組成物を提供する。
【0014】
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が本発明の製剤又は組成物又はこれにおいて、植物フラボノイド、ポリフェノール、スチルベン、3,5,4’−トリヒドロキシスチルベン、レスベラトロル、ピセタノール、ぶどう抽出物、ぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物又は同等の化合物を含む製剤又は組成物を提供する。
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群がD−グルカル酸、D−グルカル酸の塩、D−グルカル酸水素カリウム(PHG)、誘導体化D−グルカル酸、D−グルカロ−1,4−ラクトン、1,4−GL、2−ケト−3−デオキシ−D−グルカル酸塩、4−デオキシ−5−ケト−D−グルカル酸塩又は同等の化合物を含む製剤又は組成物を提供する。
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含む製剤又は組成物を提供する。本発明の製剤又は組成物又はこれにおいて製剤又は組成物の含量の少なくとも半分が、C5〜C11の長さを有するMCTの少なくとも80%を含んでいてもよい。MCTは、ココナッツ油、パーム核油、クスノキドルプ(camphor tree drupes)、バター又はそれらの組み合わせから誘導され得る。MCTは、ラウリン酸オイル、又はカプリル酸、オクタン酸、カプリン酸又はデカン酸のグリセロールエステルを含み得る。
【0015】
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド;高密度リポプロテイン、低密度リポプロテイン、コレステロール、他の脂質及び重合脂質又はそれらの誘導体を含む製剤又は組成物を提供する。植物インドールが、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物を含んでいてもよい。
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含み、及び第2群が、D−グルカル酸、D−グルカル酸の塩、D−グルカル酸水素カリウム(PHG)、誘導体化D−グルカル酸、D−グルカロ−1,4−ラクトン、1,4−GL、2−ケト−3−デオキシ−D−グルカル酸塩、4−デオキシ−5−ケト−D−グルカル酸塩、又は同等の化合物を含む製剤又は組成物を提供する。
【0016】
本発明は、キレート化剤及びリン脂質を含む、経口投与用の製剤又は組成物であって、キレート化剤及びリン脂質が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び誘導体化脂質からなる群より選択される化合物を含むミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている製剤又は組成物を提供する。本発明は、キレート化剤が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル又はそれらの誘導体を含む製剤又は組成物を提供する。リン脂質が、αリポ酸を含んでいてもよい。製剤は、二ナトリウムEDTA、リン脂質、塩化マグネシウム及びαリポ酸を含んでいてもよい。製剤は、1gmの二ナトリウムEDTA、30gmのリン脂質、150mgの塩化マグネシウム及び100mgのαリポ酸を含んでいてもよい。
【0017】
本発明は、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、D−グルカル酸カルシウム、赤ワイン抽出物又はぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物を含む、経口投与、スプレー、粘膜への局所適用、吸入、注入、又はパッチ又はインプラントを用いることによる適用のために配合された製剤であって、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、D−グルカル酸カルシウム及び赤ワイン抽出物が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び誘導体化脂質からなる群より選択される化合物を含むミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている製剤を提供する。本発明は、これらの組成物を含むキットを提供し、及びある態様においては、キットは、組成物の使用説明書を含む。
【0018】
ある態様においては、製剤は更に、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含む。製剤は、カルシウム、ジインドリルメタン、赤ワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド及びレシチンを含んでいてもよい。製剤は、約24mgのカルシウム、約100mgのジインドリルメタン、約200mgの赤ワイン抽出物、約200mgのD−グルカル酸カルシウム、約45mgの中鎖脂肪酸トリグリセリド及び約45mgのレシチンを含んでいてもよい。
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が、脂溶性ビタミン又は同等の化合物を含む製剤又は組成物を提供する。脂溶性ビタミン又は同等の化合物が、ビタミンA、D、E又はK、レチノール、レチノール誘導体、レチノイン酸、カロテノイド、リコピン、ルテイン、1,25−ジヒドロキシビタミンD、カルシフェロール、カルシポトリオール、コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、放射線エルゴカルシフェロール、αトコフェロール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、フィロキノン、メナキノン、メナジオン又はメナテトレノン(ビタミンK2)を含んでいてもよい。
【0019】
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が、リコピン、カロテノイド、カロテン、キサントフィル、α−カロテン、β−カロテン、ルテイン、シプトキサンチン、ゼアキサンチン又は植物誘導リコピンを含む製剤又は組成物を提供する。本発明の製剤又は組成物又はこれにおける植物誘導リコピンが、ブルーベリー誘導又はトマト誘導リコピンを含んでいてもよい。
本発明は、第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含み、及び第2群が、脂溶性ビタミン又は同等の化合物を含む製剤又は組成物を提供する。本発明の製剤又は組成物又はこれにおける脂溶性ビタミン又は同等の化合物が、ビタミンA、D、E又はK、レチノール、レチノール誘導体、レチノイン酸、カロテノイド、リコピン、ルテイン、1,25−ジヒドロキシビタミンD、カルシフェロール、カルシポトリオール、コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、放射線エルゴカルシフェロール、αトコフェロール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、フィロキノン、メナキノン、メナジオン又はメナテトレノン(ビタミンK2)を含んでいてもよい。
【0020】
本発明は、酸化防止剤及びキレート化剤を含む、少なくとも2つの成分を、細胞膜をとおして移送する方法を提供する。本発明の目的は、酸化防止剤及びキレート化剤を含む、少なくとも2つの成分を細胞の内側へ導入する方法を提供することである。
本発明は、少なくとも2つの成分を生存器官へ導入すること及びそれを血流内の細胞へ運ぶことにより生存器官の細胞の内側へ酸化防止剤及びキレート化剤を含む少なくとも2つの成分を導入する方法を提供する。ある態様においては、少なくとも2つの成分は、経口投与により導入される。本発明の別の目的は、細胞内に堆積された毒性重金属の除去方法を提供することである。
ある態様においては、本発明は、毒性重金属中毒のための治療方法を提供し、それにより、細胞内に堆積された毒性重金属及び細胞外に体積された毒性重金属の双方が体から除去され得る。別の態様においては、前記体は、ヒトの体又は動物の体(ペット又は他の高めの動物、例えば農場又は動物園の動物)である。
別の態様においては、本発明は、グループ1(例えば、表3におけるもの)、グループ2(例えば、表3におけるもの)、グループ3(例えば、表3におけるもの)、グループ4(例えば、表3におけるもの)、グループ5(例えば、表3におけるもの)、及びグループ6(例えば、表3におけるもの)より選択される成分の全ての組み合わせ及び順列を含む(少なくとも含む)異なる生成物を提供する。以下の実施態様は、これらの組み合わせ及び順列を説明するものである。
【0021】
ある実施態様においては、本発明は、以下の食用成分(場合によりカプセル化されていてもよい。非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM、又はジインドリルメタン);及びb)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の食用成分(場合によりカプセル化されていてもよい。非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);及びb)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の食用成分(場合によりカプセル化されていてもよい。非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);及びb)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
【0022】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);及びb)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);及びb)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びb)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム)。
【0023】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びb)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びb)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0024】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びb)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びb)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びb)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0025】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びb)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びb)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びc)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム)。
【0026】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びc)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びb)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0027】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0028】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
【0029】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0030】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0031】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びd)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びd)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0032】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);b)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びc)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びd)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0033】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);及びd)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカルさんカルシウム);c)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びd)グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0034】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びd)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);d)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びグループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン)。
【0035】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);c)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びd)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);c)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びd)グループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0036】
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);d)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);及びグループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
ある実施態様においては、本発明は、以下の(場合によりカプセル化されていてもよい)食用成分(そのために非制限的例を表3に記載する)を含む新規製剤を提供する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);d)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン及びホスファチジルコリン);及び及びグループ6より選択される1以上のもの(例えば、リコピン及びカロテノイド)。
【0037】
ある態様においては、典型的代替態様に関連する用語“少なくとも1つ”は、包含的な、1〜20の最小的各整数値を含み;即ち、ある態様においては、それは、少なくとも1つを意味し、別の態様においては、それは、少なくとも2つを意味し、別の態様においては、それは、少なくとも3つを意味し・・・など、及び別の態様においては、それは、少なくとも20を意味する。代替の実施態様は、20より多くを含み得る。
ある実施態様においては、本発明は、表1に例示する成分(即ち、グループA−G)の各組み合わせ及び順列を提供する。別の実施態様においては、本発明は、表3に例示する成分(即ち、グループ1−5)の各組み合わせ及び順列を提供する。
更に別の実施態様においては、本発明は、表1(即ち、グループA−G)及び表3(グループ1−5)の双方から選択される各組み合わせ及び順列を、特にはキット内において提供する。例えば、そのようなキットは、2つの製剤:1)表1からの成分を含む製剤;及び2)表3からの成分を含む製剤を有していてもよく;2つの製剤は、物理的に別々であってもよく;及び非例示的に、第1製剤は、スプーンを用いて消費される液体製剤であってもよいが、一方、第2製剤は、カプセル、タブレット又はピルのように消費され得る植物性カプセル(v−キャップ)の形態にある製剤であってもよい。
【0038】
ある実施態様においては、本発明は、以下の成分を含む、カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤を提供する:
a)R−(+)−αリポ酸(実質的に鏡像異性的に純粋)、S−(−)−αリポ酸(実質的に鏡像異性的に純粋)、R/S−α−リポ酸(ラセミ混合物)、R/S−γ−リポ酸(ラセミ混合物)、αリポ酸の他の異性体、αリポ酸の誘導体、ジヒドロリポ酸(DHLA)からなる第1群より選択される1以上のもの;ここで、該第1群からの該1以上のものの少なくとも1%は、ミクロスフェア又はリポソーム内にあり;及び
b)EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジルからなる第2群より選択される1以上のもの;ここで、該第2群からの該1以上のものの少なくとも1%は、ミクロスフェア又はリポソーム内にあり;及び
c)レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸からなる第3群より選択される1以上のもの;ここで、該第3群からの該1以上のものの少なくとも1%は、ミクロスフェア又はリポソーム内にある。
【0039】
本発明は、非制限的実施態様において、1)αリポ酸又はそれらの誘導体を含むミセル又はリポソーム及び2)キレート化剤、例えば、EDTAを含むミセル又はリポソーム;及び更に異なる実施態様においては、場合により、3)塩化マグネシウムの3つの組み合わせを含むミセル又はリポソームにカプセル化されたキレート化剤の新規製剤を提供する。ミセル又はリポソームは、“本質的リン脂質”と称されるものを含み得る。
生物学的に活性及び生物活性は、交互に用いられ、インビトロ、生体外及び/又はインビボ状態を言及し得る。
静脈注射又は注入に適する生理溶液は、例えば、生理食塩水を含む。
ある態様においては、生理(生理学的)食塩水は、本発明の製剤及び組成物中に使用される。代替態様においては、他の医薬的に許容可能な溶液を利用することができ、制限されることなく、0.9は食塩水、5%デキストロース溶液、乳酸加リンガー溶液、乳酸加リンガー溶液中の5%デキストロース、デキストロース−食塩水の組み合わせ、アルブミン含有溶液、デキストラン、デキストラン−食塩水の組み合わせなど及び同等溶液を含む。
POEBACA:カプセル化された生物学的に利用可能なキレート化剤の製剤。複数形及び単数形の双方が含まれる。
【0040】
POEBACAI:カプセル化された生物学的利用可能なキレート化剤の製剤を作るための成分。POEBACAIは、カプセル化形態で又は非カプセル化形態で(例えば前カプセル化段階)存在し得る。複数形及び単数形の双方が含まれる。
1オンス(oz.)=28.3495231g(gm)
128オンス=1ガロン
本発明の1以上のものの実施態様の詳細は、添付の図面及び以下の記載に記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、記載及び図及びクレームから明らかとなるであろう。
本件明細書に記載する全ての文献、特許及び特許出願は、全ての目的のために、参考文献として本件明細書に明確に組み込まれるものとする。
【0041】
発明の詳細な記載
本発明は、カプセル化された生物学的に利用可能なキレート化剤(例えば、“POEBACA”)の新規製剤を提供する。POEBACAの代替実施態様は、以下の成分(又は“PEOBACAI”)を含み、そのために、非制限的例を表1に記載する:
a)グループA(例えば、αリポ酸)より選択される1以上のもの;b)グループB(例えば、EDTA)より選択される1以上のもの;c)グループC(例えば、レシチン)より選択される1以上のもの;d)場合により、別の実施態様において、グループD(例えば、塩化マグネシウム)より選択される1以上のもの;e)場合により、別の実施態様において、グループE(グルタチオン)より選択される1以上のもの;f)場合により、別の実施態様において、グループF(例えば、ビンポセチン)より選択される1以上のもの;g)場合により、別の実施態様において、グループG(例えば、窒素ガス)より選択される1以上のもの;ここで、成分は、リポソーム又はミクロスフェアへの1以上のものの成分の有意なフラクションのカプセル化を提供する手段で製造される。
【0042】
本発明は、また、以下の(場合によりカプセル化された)食用成分を含む新規製剤を提供し、そのために、非制限的例を表3に記載する:
a)グループ1より選択される1以上のもの(例えば、DIM);b)グループ2より選択される1以上のもの(例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば、赤ワイン抽出物、レスベラトロル及びピセタノール);c)グループ3より選択される1以上のもの(例えば、D−グルカル酸カルシウム);d)グループ4より選択される1以上のもの(例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド);場合により、別の実施態様において、グループ5より選択される1以上のもの(例えば、レシチン)。
ある実施態様において、本発明は、グループ4である実用的な成分が製剤であることを提供し、その中において、質量での含量の少なくとも半分がMCTであり、MCTの質量での含量の少なくとも半分は、C5-11の長さを有するMCTを少なくとも約40%含む。別の実施態様においては、MCTの質量での含量の少なくとも半分は、C5-11の長さを有するMCTを少なくとも約40%〜少なくとも約95%(またこの範囲内における各整数値を含む)の範囲であり得る。従って、例えば、本発明は、グループ4である実用的成分が、製剤であり得ることを提供し得、その中において、質量での含量の少なくとも半分は、MCTであり、MCTの質量での含量の少なくとも半分は、C5-11の長さを有するMCTを少なくとも約90%含む。
【0043】
グループAの例示(例えば、αリポ酸)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループAより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・100で、1〜100の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも100のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループAより選択されるメンバーの最小値が、1〜100(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも100までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループAより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループAより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループAより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループAより選択される少なくとも100を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、A1〜A100の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0044】
グループBの例示(例えば、EDTA)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループBより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・100で、1〜100の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも100のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループBより選択されるメンバーの最小値が、1〜100(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも100までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループBより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループBより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループBより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループBより選択される少なくとも100を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、B1〜B100の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0045】
グループCの例示(例えば、レシチン)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループCより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・100で、1〜100の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも100のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループCより選択されるメンバーの最小値が、1〜100(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも100までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループCより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループCより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループCより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループCより選択される少なくとも100を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、C1〜100の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0046】
グループD(例えば、塩化マグネシウム)
ある態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が本件明細書において提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループDより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・20で、1〜20の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも20のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループDより選択されるメンバーの最小値が、1〜20(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも20までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループDより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループDより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループDより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループDより選択される少なくとも20を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、D1〜D20の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0047】
グループEの例示(例えば、グルタチオン)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループEより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・20で、1〜20の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも20のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループEより選択されるメンバーの最小値が、1〜20(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも20までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループEより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループEより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループEより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループEより選択される少なくとも20を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、E1〜E20の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0048】
グループFの例示(例えば、ビンポセチン)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループFより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・20で、1〜100の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも20のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループFより選択されるメンバーの最小値が、1〜20(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも20までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループFより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループFより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループFより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループFより選択される少なくとも20を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、F1〜F20の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0049】
グループGの代替物(例えば、窒素ガス)
代替実施態様においては、“カプセル化された生物的に利用できるキレート化剤の製剤”(即ち、POEBACA)が提供され、その各々は、メンバーの少なくとも最小数、即ち、グループGより選択される“n”メンバー(ここで、n=1、2、3・・・20で、1〜20の範囲内の各整数値を含む)を含む。従って、少なくとも20のPOEBACAの実施態様があり、各実施態様において含まれるグループGより選択されるメンバーの最小値が、1〜20(間の各整数値を含む)、即ち、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4・・・及び少なくとも20までとなる点で異なる。従って、本発明のある代替実施態様は、グループGより選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループGより選択される少なくとも2つを含むPOEBACAを提供し;本発明の他の代替実施態様は、グループGより選択される少なくとも3つを含むPOEBACAを提供し;など;本発明の他の代替実施態様は、グループGより選択される少なくとも100を含むPOEBACAを提供し;便宜のため、これらを、G1〜G20の代替実施態様と称し、これらの別の実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
【0050】
グループA〜Gからの例示
本発明は、更に、A1〜A100、B1〜B100、C1〜C100、D1〜D20、E1〜E20、F1〜F20、及びG1〜G20の代替実施態様の可能な組み合わせ及び順列から生じる付加的態様を提供する。説明のために、(A1〜A100に相当する100の代替実施態様)×(B1〜B100に相当する100の代替実施態様)×(C1〜C100に相当する100の代替実施態様)×(D1〜D20に相当する20の代替実施態様)×(E1〜E20に相当する20の代替実施態様)×(F1〜F100に相当する20の代替実施態様)×(G1〜G20に相当する100の代替実施態様)=160,000,000,000、すなわち、千六百億の代替態様であり、及びこれらの別の態様は、本発明に従って、別のクレームの対象であることが意図される。
成分の例示的量
代替態様においては、本発明のPOEBACAを含み得る各成分の相対量を表2に記載する。別の実施態様においては、本発明は、表2に記載する成分量の物理的に可能な組み合わせ及び順列の全てを提供する。従って、本発明は、これらの成分の相対量が、(表2に説明したように)変動し得、付加的態様を生じうることを提供する。従って、成分の相対量に関するクレームの制限を考慮するとき、代替実施態様の数は、マグニチュードのオーダーで、成分の量を特定しない160,000,000,000、即ち千六百億の代替実施態様より大きく、及び全てのこれらの代替実施態様は、本発明の別のクレームの対象であることが意図される。
表1は、本発明の組成物及び方法において使用される代替成分を記載する。
【0051】
表1:本発明の方法及び組成物において使用される例示的成分

【0052】
表2.本発明により請求されるように保護されるべき成分の量。値は、2oz又は約56グラムに標準化される。

【0053】
表3:本発明の方法及び組成物において使用される例示的成分
(本発明の代替量のために表4を参照)

【0054】

【0055】

【0056】

【0057】

【0058】
表4.本発明の組成物及び方法において使用される成分の量。値は、全体で約800mg(典型的には約700〜900mgの範囲内)を含む“00”カプセルに標準化される。

【0059】
本発明は、代替実施態様を提供し、その中においては、本発明の製剤は、表1に例示する成分を含み、及びある態様においては、経口的に体内摂取可能である。非制限例示においては、これらの製剤は、液体(例えば、スプーンを使って傾向的に摂取することができる)、又はカプセル、タブレット及びピルであってもよい。非制限例示においては、それらは、フレーバーバーに形成することができる(例えば、“パワーバー”、“ダイエットバー”、“エネルギーバー”及び“栄養バー”として市販されているバーに類似して)。
本発明は、表3に例示する成分を含む本発明の製剤が傾向的に摂取できることを提供する。非制限例示においては、これらの製剤は、液体(例えば、スプーンを使って傾向的に摂取することができる)、又はカプセル、タブレット及びピルであってもよい。非制限例示においては、それらは、フレーバーバーに形成することができる(例えば、“パワーバー”、“ダイエットバー”、“エネルギーバー”及び“栄養バー”として市販されているバーに類似して)。
本発明は、本件明細書おいて必要とされる成分、例えば、表1において及び表3において例示される成分(本発明の製剤をつくるための)が、多数の商業的源から商業的に入手可能である成分であることを提供する。例えば、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば赤ワイン抽出物が知られており;食用ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば赤ワイン抽出物が、21 CFR Sec. 73.170において議論されており、ここで、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、例えば赤ワイン抽出物が、エノシアニア(enocianina)とも称される。
表2においては、各成分(POEBACAI)の相対量は、2オンス投与量との関連で表される。これは、便宜的及び整合性のためであるが、別の実施態様においては、本発明は、その投与量又は他のサイズが、特には、非制限例示により、約0.1〜約128オンス(又は1ガロン)の範囲で製造され及び投与され得る。
【0060】
グループA(例えば、αリポ酸)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループA(例えば、αリポ酸)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約20,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループA成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約20,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
従って、説明目的で:
1)ある実施態様においては、本発明は、カプセル化された生物利用可能なキレート化剤(即ち、POEBACA)の製剤を提供し、その中において、グループA(例えば、αリポ酸)の全体的量は、約0.01mgである;
2)別の実施態様においては、本発明は、カプセル化された生物利用可能なキレート化剤(即ち、POEBACA)の製剤を提供し、その中において、グループA(例えば、αリポ酸)の全体的量は、約0.02mgである;
3)別の実施態様においては、本発明は、カプセル化された生物利用可能なキレート化剤(即ち、POEBACA)の製剤を提供し、その中において、グループA(例えば、αリポ酸)の全体的量は、約0.03mgである;
4)別の実施態様においては、本発明は、カプセル化された生物利用可能なキレート化剤(即ち、POEBACA)の製剤を提供し、その中において、グループA(例えば、αリポ酸)の全体的量は、約20,000mgである。
従って、少なくとも2,000,000の代替実施態様が存在する。これは表2に説明される。
【0061】
グループB(例えば、EDTA)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループB(例えば、EDTA)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約30,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループB成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約30,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
グループC(例えば、レシチン)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループC(例えば、レシチン)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約40,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループC成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約40,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
【0062】
グループD(例えば、塩化マグネシウム)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループD(例えば、塩化マグネシウム)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループD成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
グループE(例えば、グルタチオン)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループE(例えば、グルタチオン)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループE成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
【0063】
グループF(例えば、ビンポセチン)の代替量
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、グループF(例えば、ビンポセチン)からの成分の全体量は、合計で、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。更に、本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、2オンスあたり、それぞれの具体的なグループF成分の全体的量は、個々に、包括的に約0.01mg〜約10,000mgで、この範囲内で約0.01mgの各上昇を具体的に含む。
カプセル化されたグループG(例えば、窒素ガス)の代替%
本発明は、別の実施態様を提供し、その中においては、1以上のもののガスが、POEBACAにおけるリポソーム又はミクロスフェアの割合において含まれていてもよい。代替実施態様においては、ガスは、窒素ガス、酸素ガス、大気空気、窒素ガスを含有するガス混合物、酸素ガスを含有するガス混合物、又はそれらの組み合わせを含む。別の実施態様においては、ガスを含むリポソーム又はミクロスフェアの割合は、約1%〜約100%であり、その間において書く整数値を含む。
【0064】
投与の代替方法
本発明は、静脈内、局所及び経口を含むいくつかのルートにより投与することができるPOEBACAを提供する。更に、別の実施態様においては、本発明は、接種、注入又は注射(例えば、腹腔内、筋肉内、皮下、耳内、関節内、乳房内など)、局所適用(例えば、領域、例えば、目、耳、皮膚において又はアフリクション、例えば創傷、やけどなどにおいて)により、及び上皮又は皮膚粘膜ライニング(例えば、膣及び他の上皮ライニング、胃腸粘膜など)を通した吸収により投与することができるPOEBACAの形態を提供する。方法は、当該技術分野において知られる他の投与方法及びこれらの投与方法の各々に適するリポソームを含むPOEBACAを製造するために知られている。
例えば、代替実施態様においては、本発明は、POEBACAを経口的に投与することができる液体形態で提供する。POEBACAは、また、カプセル、タブレット、パウダー、スプレー、エアロゾル、ペレット(例えば、動物消費のため)、座薬、又はクリーム及び軟膏として製造することができる。POEBACAは、また、I.V.投与又は他の非経口投与に適する生理学的溶液として製造することができる。
多くの別の態様においては、本発明は、また、可能である成分量の可能な組み合わせの全てを提供する(例えば、全成分又はPOEBACAの全体は、POEBACAの関連全投与量の100%を越えず、混合又は溶解性制限は越えない)。
【0065】
リポソーム又はミクロスフェアにおいて含まれる成分の代替割合
別の態様においては、本発明は、また、POEBACAが、リポソームに含まれる成分に加えてミクロスフェア又はリポソームにふくまれない成分(又はPOEBACAI)を含み得ること、及びこれらの成分が同一であっても異なる物質であってもよいことを提供する。
別の態様においては、本発明は、また、各成分(又はPOEBACAI)について、ミクロスフェア又はリポソームに含まれる割合(ミクロスフェア又はリポソームに含まれないが、むしろ溶液内に存在する割合と対照的に)は、約0.1%〜約100.0%であってもよく、この範囲内において各0.1%の上昇を含む。これは、本発明に従った保護が意図される少なくとも約1000の別の態様を提供する。
別の態様においては、本発明は、また、単一POEBACAにおいて、ミクロスフェア又はリポソームが、公平にサイズ又は含量において均一であってもよく;あるいはまた、それらは、公平にサイズ又は含量において不均一であってもよい。
【0066】
代替グループA(例えば、αリポ酸)
ある態様においては、グループAは:酸化防止剤、特には疎水性酸化防止剤及び他の疎水性成分を含む。
グループAとしては、R−(+)−αリポ酸(実質的に鏡像異性的に純粋)、S−(−)−αリポ酸(実質的に鏡像異性的に純粋)、R/S−α−リポ酸(ラセミ混合物)、R/S−γ−リポ酸(ラセミ混合物)、αリポ酸の他の異性体、αリポ酸の誘導体(例えば、これらのαリポ酸異性体のジヒドロバージョン、ジヒドロリポ酸又はDHLAとしても知られる)、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け防止剤、ビタミン、及びフェルラ酸及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。
グループAとしては、また、脂肪酸、リソピリド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、及び重合脂質及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。
【0067】
代替グループB(例えば、EDTA)
ある態様においては、グループBとしては:キレート化剤(chelator or chelating agent)が挙げられる。グループBとしては、EDTA、EGTA、DPTA、TTHA、HEDHA、NOTA、DOTA、HEDTA、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノアセト酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル及びそれらの誘導体及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。本発明によれば、グループBである他のキレート化剤が本件明細書において提供され、又は、別の方法で当該技術分野において知られており及び本発明の成分として機能し得る。
【0068】
代替グループC(例えば、レシチン)
ある態様においては、グループCとしては、リン脂質、脂質及び脂肪酸が挙げられる。グループCとしては、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸など)、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン(高密度又は低密度)、コレステロール、及び他の脂質及び重合脂質及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。
【0069】
代替グループD(例えば、塩化マグネシウム)
ある態様においては、グループDとしては:塩化マグネシウムが挙げられる。グループDとしては、塩化マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、クエン酸カルシウムマグネシウム、硫酸マグネシウム、他のマグネシウム塩、及び他のマグネシウム形態及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。
代替グループE(例えば、グルタチオン)
ある態様においては、グループEとしては:硫黄含有アミノ酸、硫黄含有ペプチド、硫黄含有タンパク質、及び他の硫黄含有物質が挙げられる。グループEとしては、グルタチオン、メチオニン、システイン、グルタチオン含有ペプチド及びタンパク質、メチオニン含有ペプチド及びタンパク質、システイン含有ペプチド及びタンパク質、グルタチオン含有物質、メチオニン含有物質、システイン含有物質及び同等の化合物が挙げられるが、これらに限定される訳ではない。
代替グループF(例えば、ビンポセチン)
ある態様においては、グループFとしては:ビンポセチン、ビンカミン、イデベノン及び同等の化合物が挙げられる。
代替グループG(例えば、窒素ガス)
ある態様において、グループGとしては:窒素ガス、大気空気、及び窒素、酸素を含むガスの他の混合物、酸素、アルゴンを含むガスの混合物、及びアルゴンなどを含むガスの混合物及び同等の化合物が挙げられる。
【0070】
脂溶性酸化防止剤(例えば、αリポ酸)
ある態様においては、本発明の組成物及び方法は、αリポ酸を使用し;それは、その非毒性に加えて、及び脂溶性が、その還元形態、ジヒドロリポ酸(DHLA)に組織中において容易に転化される利点を有する。DHLAは、また、強力な酸化防止効果を有する。更に、αリポ酸及びDHLAの双方は、フリーラジカルクエンチング、金属キレート化、他の通常の天然酸化防止剤の再生を含む種々のメカニズムにより酸化剤を和らげることが示されている。
ある実施態様においては、本発明は、脂溶性酸化防止剤を、水性生理学的液体、例えばリサスシテーション(resuscitation)流体において、脂質カプセル化により、例えば、リポソーム形成方法を提供して、他の脂溶性酸化防止剤又はαリポ酸の安定性ミセル(micellular)溶液を形成することにより提供する。
ある態様においては、本発明は、先の制限を、溶剤、例えば、ハーシュ(harsh)有機溶剤の使用なしに水溶液中においてαリポ酸を可溶化することにより克服しようとする。αリポ酸及び他の酸化防止剤は、リポソーム形成方法、例えば、超音波処理を使用することにより水溶液中に可溶化される。αリポ酸分子は、極性(水溶性)カルボン酸基及び炭素及び硫黄原子の非極性、脂溶性鎖を含むので、分子は、両親媒性であり、即ち、それは、ミセルを形成する能力を有する。ミセルは、分子が極性及び非極性基の双方を有する場合水溶液中に形成され得る。超音波処理後、極性の、αリポ酸分子の多くの水溶性末端は、αリポ酸の凝集の外側に存在する。多くの非極性脂溶性尾は、内側に向けられ、きわめて小さな液滴、ミセル(それが水溶性である)を形成する。例えばαリポ酸について行われ得るミセルへの両親媒性分子の超音波は、また、混合ミセルを形成する可能性を有する。この手段においては、極性基の欠落のためにミセルのみを形成する能力を有し得ない他の酸化防止剤とαリポ酸の混合物は、αリポ酸のミセル内に含まれ得る。この方法においては、純粋な非極性であるが高い脂溶性の酸化防止剤及びαリポ酸を含む混合ミセルを使用して、酸化防止剤を組織に運搬することができる。
出血性ショックの他に多くの他の臨床条件があり、それは、それらの最終共通経路として、組織への酸化剤誘導損傷を有し、及び本発明の組成物及び方法を用いて改善(例えば治療)及び/又は防止され得る。
【0071】
キレート化剤
ある態様において、種々のキレート化剤が、本発明の組成物及び方法において使用される。例えば、ある態様においては、ポリアミノポリカルボン酸又はEDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)が、毒、例えば、重金属を除去するためのキレート化剤として提供される。また、関連ポリアミノポリカルボン酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が、また、種々の重金属を除去する能力を有することが示されるキレート化剤として提供される。
ある態様においては、EGTA(エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸)がまたキレート化剤として提供される。EGTAは、他の物質、例えば、マグネシウムと比較したとき、特定の物質、例えば、カルシウムにより特異性であり、及び従って、マグネシウムをキレート化するよりもカルシウムをキレート化するのが望ましい場合(例えば、動脈プラークにおいてみられるような、及び従って動脈プラークを減少させるため)、代替成分として使用することができる。
ある態様において、DMSA(ジメルカプトコハク酸)が使用され;それは、経口的に吸収される1つの効果的な経口キレート化剤であり、及び他の物質と比較して特定の物質、例えば、水銀、カドミウム、鉛、及びヒ素をキレート化する際により効果的であり;及び従って、DMSAは、他の物質をキレート化するよりも水銀、カドミウム、鉛及びヒ素を(鉛、水銀、カドミウム又はヒ素からの毒を解毒するために)キレート化するのに望ましいとき代替成分として使用することができる。
他の有用なキレート剤をまた、ジエチレントリアミン5酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラアミンヘキサ酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチルエンジアミンヘキサ酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N”−3酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N”,N’”−4酢酸(DOTA)、及びN’−ヒドロキシ−エチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)を含む本発明の組成物及び方法において、提供し及び使用する。
【0072】
本発明の組成物及び方法において使用される代替キレート剤は、イミノ2酢酸(IDA)、シクラム、ペニシルアミン、ジメルカプトコハク酸、酒席酸塩、チオリンゴ酸、クラウンエーテル、ニトリロ3酢酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオイアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオオキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジルを含む。IDAは、銅イオンのために選択される代替のキレートヘッドグループである。
本発明における使用のための典型的なキレート剤は、エチレンジアミド−N,N,N’、N’−4酢酸(EDTA);ニナトリウム、3ナトリウム、4ナトリウム、ニカリウム、3カリウム、ニリチウム、及びEDTAのニアンモニウム塩;バリウム、カルシウム、コバルト、銅、ジスプロシウム、ユーロピウム、鉄、インジウム、ランタン、マグネシウム、マンガン、ニッケル、サマリウム、ストロンチウム、及びEDTAの亜鉛キレート;トランス−1,2−アミノシクロヘキサン−N,N,N’、N’−テトラ酢酸一水和物;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン;1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン−N,N,N’、N’−4酢酸;1,3−ジアミノプロパン−N,N,N’、N’−4酢酸;エチレンジアミン−N,N’−2酢酸;エチレンジアミン−N,N’−ジプロピオン酸2塩酸塩;エチレンジアミン−N,N’−ビス(メチレンリン酸)ヘミヒドレート;N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N’、N’−3酢酸;エチレンジアミン−N,N,N’、N’−テトラキス(メチレンリン酸);0,0’−ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’、N’−4酢酸;N,N−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N−二酢酸;1,6−ヘキサメチレンジアミン−N,N,N’、N’−4酢酸;N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ2酢酸;イミノ2酢酸;1,2−ジアミノプロパン−N,N,N’、N’−4酢酸;ニトリロ三酢酸;ニトリロ3プロピオン酸、;ニトリロトリスの3ナトリウム塩(メチレンリン酸);7,19,30−トリオキサ−1,4,10,13,16,22,27,33−オクタアザビシクロ[11,11,11]ペンタトリアコンタンヘキサ臭素水素酸塩;及びトリエチレンテトラアミン−N,N,N’,N”,N’”,N’”−ヘクサ酢酸を含むが、それらに制限されない。バリウム、カルシウム、セリウム、コバルト、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、ニッケル、ストロンチウム、又は亜鉛を結合するいずれかのキレート剤は、本発明における使用のために許容可能であろうことを意図する。
【0073】
ある態様においては、本発明と関連して使用するためのキレート化剤としては、エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸(EDTA);EDTAの二ナトリウム、三ナトリウム、四ナトリウム、二カリウム、三カリウム、二リチウム及び二アンモニウム塩;1,3-ジアミノ-2-ヒドロキシプロパン-N,N,N',N'-四酢酸;1,3-ジアミノプロパン-N,N,N',N'-四酢酸;O,O'-ビス(2-アミノエチル)エチレングリコール-N,N,N',N'-四酢酸;及び7,19,30-トリオキサ-1,4,10,13,16,22,27,33-オクダアザビシクロ[11,11,11]ペンタトリアコンタンヘキサヒドロブロミドが挙げられる。
ある態様においては、本発明における使用のためのキレート化剤として、エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸(EDTA);EDTAの二ナトリウム塩;1,3-ジアミノプロパン-N,N,N',N'-四酢酸;及びO,O'-ビス(2-アミノエチル)エチレングリコール-N,N,N',N'-四酢酸を挙げることができる。
代替実施態様においては、本発明は、製剤(又はPOEBACA)を提供し、ここで、該POEBACAにおける前記キレート化剤は、EDTA遊離酸、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na、EDTA2K、EDTA2Li、EDTA2NH.sub.4、EDTA3K、Ba(II)−EDTA、Ca(II)−EDTA、Co(II)−EDTA、Cu(II)−EDTA、Dy(III)−EDTA、Eu(III)−EDTA、Fe(III)−EDTA、In(III)−EDTA、La(III)−EDTA、Mg(II)−EDTA、Mn(II)−EDTA、Ni(II)−EDTA、Sm(II)−EDTA、Sr(II)−EDTA、Zn(II)−EDTA、CyDTA,DHEG、DTPA−OH、DTPA、EDDA、EDDP、EDDPO、EDTA−OH、EDTPO、EGTA、HBED、HDTA、HIDA、IDA、メチル−EDTA、NTA、NTP、NTPO、O−ビストレン(Bistren)、及びTTHAからなるキレート化剤の群より選択することができる。
【0074】
代替キレート化剤は、また、エチレンビス(オキシエチレンニトリロ)四酢酸(EGTA)及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、クエン酸ナトリウム、又はシュウ酸塩、例えば、シュウ酸ナトリウム、カリウム、アンモニウム又はリチウムより選択することができる。
代替キレート化剤としては、ポリアミノポリカルボン酸基より誘導されるもの、例えば、EDTA、DTPA、DOTA、TETA、TETRA、TITRA又は3,3,9,9-テトラメチル-4,8-ジアザウンデカン-2,10-ジオンジオキシム(HMPAO)から誘導されるもの又は、例えば、p-イソチオシアナト-フェニルC.sub.1-3アルキル、好ましくはp-イソチオシアナトベンジルにより置換されたそのような基から誘導されるものが挙げられる。DTPAより誘導されるキレートがまた代替である。
代替実施態様においては、本発明は、製剤(又はPOEBACA)を提供し、ここで、キレート化剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレングリコール-O,O'-ビス(2-アミノエチル)-N,N,N',N'-四酢酸(EGTA)、N,N'-ビス(ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン-N,N'-二酢酸(HBED)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、置換EDTA又は−DTPA1,4,7,10-テトラ-アザシクロドデカン-N,N',N'',N'''-四酢酸(DOTA)及び1,4,8,11-テトラアザシクロテトラデカン-N,N',N'',N'''-四酢酸(TETA)から、有利形態において又は医薬的に許容できる塩形態において誘導される。
【0075】
代替実施態様においては、本発明は、製剤(又はPOEBACA)を提供し、ここで、キレートは、1,4,7,10-テトラアザシクロトリデカン-1,4,7,10-四酢酸(TITRA)、1,4,8,11-テトラアザシクロテトラデカン(TETRA);EDTA、DTPA、DOTA、TETA、TITRA、TETRA又は3,3,9,9-テトラメチル-4,8-ジアザウンデカン-2,10-ジオンジオキシム(HMPAO)(p-イソチオシアナト-フェニル-C.sub.1-3アルキルにより置換された)から、遊離形態において又は医薬的に許容される塩形態において誘導される。
代替実施態様においては、本発明は、R/S-γ-リポ酸(6,8-ジメルカプトオクタン酸)又はR/S-α-リポ酸(D,L-チオクト酸)を含む製剤(又はPOEBACA)を提供する。
本発明の別の、しかし非制限実施態様によれば、“実質的に鏡像的に純粋な”1,2-ジチオラン-3-ペンタン酸(チオクト酸、α−リポ酸)は、包括的な少なくとも約80%純粋〜少なくとも約99%純粋の範囲内にあり及びこの範囲内において各1%上昇する(即ち少なくとも約80%純粋、少なくとも約81%純粋、少なくとも約82%純粋など)。
本発明の別の実施態様においては、D,L-チオクト酸が、ラセミ混合物の形態において使用することができる。本発明によれば、ラセミ混合物は、2つの異性体を含んでいてもよく、それらは、包括的な約20%:80%〜約80%:20%の範囲内の比でみられ及びこの範囲内において各1%上昇する(即ち、約20%:80%、約21%:79%、約22%:約78%など)。
本発明の別の実施態様によれば、場合により活性なR−(+)−αリポ酸を使用する。R−(+)−αリポ酸は、天然物質であり、動物及びヒトにおいてみられ、及びそれは、α−ケト三の酸化的脱炭酸化において補酵素として働く。
【0076】
ミクロスフェア及びリポソーム
本発明は、組成物、及びそれらを使用する方法を提供し、その中において、組成物の成分は、ミクロスフェア又はリポソーム又はそれらの組み合わせにおいてカプセル化される。本発明のミクロスフェアの具体的であるが、非制限的例を本件明細書に記載する。本発明のミクロスフェア又はリポソームを製造、投与、及び使用する方法の例を本件明細書に記載する。別の非制限的実施態様においては、本発明は、ミクロスフェアが、最終POEBACA製品の全2オンスにおいて、包括的な約0.1g〜約40gの範囲内(具体的には、この範囲内において各約0.1g上昇することが含まれる)の量においてレシチン(及び/又は表1及び2あたりにおけるような代替成分)を用いて製造することができることを提供する。
ある実施態様においては、本発明は、ガス充填ミクロスフェアを含むPOEBACAを提供する。本発明は、更に、POEBACAIをデリバリーするためのデリバリーシステムとしてそのようなミクロスフェアを使用する方法に関する。
ある実施態様においては、本発明は、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け止め、ビタミン、αリポ酸、フェルラ酸及び香味料からなる群より選択される少なくとも1つを含むPOEBACAを提供し、及び、前記固形又は半固形オイル成分は、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、ワックス、日焼け止め及び香味料からなる群より選択される少なくとも1つである。
【0077】
実施例
実施例1:成分の量
上記の表は、本発明の典型的な組成物において使用される成分の量を以後設定した。値を、2oz又は約56gに正規化した。
実施例2:微小球又はリポソームを製造するための典型的な方法

【0078】
1)アルコールの半分の量においてαリポ酸及びEDTAを溶解した。
2)アルコールの半分の量及び50℃に熱した水の同等量においてレシチンを分散し、高せん断混和又は超音波処理(微小球又はリポソ-ムを形成するのに十分である)を用いて20分間混合し、40℃に冷却した。
3)塩化マグネシウム及びアラビアゴムを、水の残量に添加し、30分間室温で攪拌した。
4)ステップナンバー3を、ステップナンバー2に添加した。20分間混合した。
5)ステップ4を、ステップ1に添加し、20分間徐々に攪拌した。
6)リポソームの存在について、ランダムサンプル及び試験を行った。
【0079】
実施例3:微小球又はリポソームを製造するための典型的な方法

【0080】
1)アルコールの半分の量においてαリポ酸を溶解した。
2)アルコールの半分の量及び50℃に加熱された水の同等量においてレシチンを分散し、高せん断混合又は超音波処理(微小球又はリポソ-ムを形成するのに十分である)を用いて20分間混合し、40℃に冷却した。
3)EDTA、塩化マグネシウム及びアラビアゴムを、水の残量に添加し、30分間室温で攪拌した。
4)ステップナンバー3を、ステップナンバー2に添加した。20分間混合した。
5)ステップ4を、ステップ1に添加し、20分間徐々に攪拌した。
6)リポソームの存在について、ランダムサンプル及び試験を行った。
【0081】
実施例4:成分の量
上記の表4は、本発明の典型的な組成物において使用される成分の量を以後設定した。値は、約800mg合計(典型的に約700〜900mgの範囲において)を含む“00”カプセルに正規化した。
実施例5:本発明の典型的な胸部及び前立腺の健康補助食品を製造するための典型的な方法

他の成分:
セルロース粉末(13.52%)、ケイ酸マグネシウム(5.65%)、ステアリン酸マグネシウム(0.52%)、二酸化ケイ酸(1.34%)
カプセルサイズ:”00”Vcaps
カプセル充填:760mg
【0082】
製造:
1.♯18メッシュスクリーンを通す遊星形ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でD−グルカル酸カルシウムをシフトした。
2.ブドウ抽出物又はブドウ皮抽出物又はワイン抽出物、例えば赤ワイン抽出物を、♯18メッシュスクリーンを通す遊星形ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトした。8+分間混合した。
3.DIMを、♯18メッシュスクリーンを通す遊星形ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトした。8+分間混合した。
4.MCTs、ケイ酸マグネシウム及びレシチンを、♯18メッシュスクリーンを通す遊星形ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトした。8+分間混合した。
5.セルロース粉末を、♯18メッシュスクリーンを通す遊星形ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトした。8+分間混合した。
6.ステアリン酸マグネシウム及び二酸化ケイ酸を、ミキサー内で♯40メッシュスクリーンを通して、4+分間混合した。
【0083】
実施例6:組み合わせキット(prepA及びprepBを含むキットにより例示されるような)
解毒製剤、prepAを、製造した。prepAは、流体であり、それは、以下を、2流体ozあたり含んだ:

胸部の健康製剤を、製造し、prepBを製造した。PrepBは、形態サイズ“00”植物カプセル(Vcaps又はv-cap)において存在し、及びそれは、以下を、カプセルあたり含んだ:

【0084】
本発明は、i)表1において例示されるようなグループA〜Gより選択され及び表2において例示されるような量での成分を含む第一製剤:及びii)表3において例示されるようなグループ1〜5より選択され及び表4において例示されるような量での成分を含む第二製剤;を含む製剤の組み合わせ又はキットを提供する。
実施例4及び6は、例えばキットにおける2つの典型的な製剤がprepA及びprepBである、そのようなキットの例示に制限することなく提供する。本発明はまた、特に、本件明細書で提供される製剤の異なる実施態様に従って提供される実施例の改良及び変更を提供する。例えば、特定製剤における各成分の量は、特定の実施態様において変化し及び改良し得、及びこれらの量は、表2において挙げられるそれらの量(表2の最欄において含む)、表4において挙げられる及びそれらの量(表4の最終欄において含む)を含む。
本発明はまた、実施例4及び5において例示されるような、そのようなキットを使用する、例えばi)表1において例示されるようなグループA〜Gより選択され及び表2において例示されるような量での成分を含む第一製剤:及びii)表3において例示されるようなグループ1〜5より選択され及び表4において例示されるような量での成分を含む第二製剤;を含む方法を提供する。
【0085】
実施例7. 組み合わせキットを使用する方法。
この制限されない実施例において、prepB(例えば、乳房組織又は前立腺組織の健康のための)は、以下のように経口で服用される。
a)1日に、消費者例えばヒト又は動物(例えばペット又は家畜)は、prepBを服用することをスタートし;典型的な75kgの大人のための提案される量は、1日あたり2つのサイズ“00”カプセル:である(例えば朝食に1つ及び夕食に1つ)。この投薬計画は、何週間又は何ヶ月間又は何年間毎日維持される。ある態様において、製剤Bは、毎日の食事に組み込まれ、及びそれは、毎日、例えば何年間服用される。
b)31日に、消費者が、約1ヶ月間毎日薬剤Bを服用した後、また(解毒のための)prepAを経口的に服用し始め;提供される量は、例えば夜に及び一日の最後の食事後少なくとも1時間又は2時間に、週あたり2〜4オンス(例えば毒又は重金属の系統レベルに依存して)例えば5〜20週間続く投薬計画のため)である。prepAを、1週間に1回(例えば各回1又は2オンス)又は1週間に2回(各回1又は2オンス)服用することができる。
c)prepAは、10〜20週の投薬計画が完結した後、中断することができる。必要なら(毒又は重金属の系統レベルに依存して)、prepAの別の10〜20週の投薬計画を繰り返すことが有用であり得る。
【0086】
使用の組み合わせ方法及びそれらの変形対は、本発明による保護を意図し;及び変化は、例えば各成分の量(本件明細書で提供される実施態様による、及び表2及び表4において例示されるような)に関してであり得る。
本発明はまた、prepAを、例えば実施例7において説明されるように、prepBとは独立して、prepBなしで、服用することができることを提供する。
同様に、本発明はまた、prepBは,例えば実施例7において説明されるように製prepAとは独立して、prepAなしで服用することができることを提供する。
使用の組み合わせ方法及びそれらの変形体は、本発明による保護を意図し;及び変形対は、各成分の量(本件明細書で提供される実施態様による及び表2及び表4において例示されるような)に関してであり得る。
本発明の本件明細書で提供されるすべての別々の実施態様及び態様(限定されない方法、製造及び方法を含む)は、更に、水溶性ビタミンの添加により及び/又は脂溶性ビタミンの添加(特許の保護目的のため)により改良することができる(保護のために意図される付加的特許クレームが得られる)ことを意図する。従って、本発明は、本件明細書で記載されるすべての実施態様及び態様、例えば、表5(特にはグループ6及び7)において例示されるような1〜100のビタミンのどこかの添加により更なる改良(又はクレーム制限)をともなって、及び表6において説明されるような量において、グループA、B、C、D、E、F、1、2、3、4及び/又は5のいずれかのいずれかの成分(又は使用する方法)を含む製品のための保護を受けることを意図し;結果は、特許保護(成分の量及び/又は量の範囲に関する制限を含む特許クレームとして)のために意図される追加の実施態様及び態様である。
【0087】
表5における実施例は、本件明細書で提供されるような分子形態の制限されない例である。特に、表5において挙げられる具体例のみでなく、また当該技術分野において知られるような表5において挙げられるビタミンの誘導体、先駆物質及び活性代謝物質を含むことが本発明の意図であり、及び本発明は、これらの誘導体、先駆物質及び活性代謝物質(これらの分子の多くの形態は、参照例えばhttp://ods.od.nih.gov 、http://www.chiro.org/nutrition、www. Truestarhealth.com/Notes/2461007.html、www.vitamins-nutrition.org、及びwww. Anvitamins. com、www. Supplementawatch.comにおいて知られ、これらのウェブサイトからの情報は、従ってその全体が本件明細書に参考文献として組み込まれる)を含む本件明細書で提供される実施態様及び態様(例えば製品及び方法)の特許保護を追及することが提供される。制限されない実施例のように、βカロチンは、ビタミンAの前駆体であり、及びそれは、従って本発明により提供される。あるビタミンの綴り及び分類に関して文献においていくつかの不一致がある。Thiamineは、時々、thinaminと綴る。Cobalaminは、時々、cobalamineと綴る。葉酸は、ビタミンB9として分類されるが、時には、ビタミンB8としても分類される。
【0088】
表5.本発明の組み合わせ及び方法において使用される成分
(本発明による変動量について表6参照)

【0089】
表6.本発明の組み合わせ及び方法において使用される成分の量。

*注記:量は、毎日の投与量を参照し、その形態は、例えば、粉末、液体、錠剤(カプセル、タブレットを含む)、“パワーバー”、&/又はキャンディ(キャンディーバー、硬質キャンディー、“粘着性”キャンディー、及びゴムボール)。
【0090】
実施例8胸部及び前立腺の健康栄養補助食品

【0091】
他の成分:
セルロース粉末、ケイ酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム。

製造:
1.グルカル酸カルシウムを、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。
2.ブドウ抽出物ブドウ皮抽出物又はワイン抽出物、例えば赤ワイン抽出物を、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。8+分間混合する。
3.DIMを、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。8+分間混合する。場合により、リコピン及び又はカロチノイドを、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。8+分間混合する。
4.MCTs、ケイ酸マグネシウム及びレシチンを、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。8+分間混合する。
5.セルロース粉末を、♯18のメッシュスクリーンを通す遊星ミキサー(例えばホバート)又はv−ブレンダータンブラー内でシフトする。8+分間混合する。
6.ステアリン酸マグネシウム及び二酸化シリコーンを、♯40のメッシュスクリーンを通すミキサー内でシフトする。4+分間混合する。
7.“00”@640mgを封入する。
8.崩壊時間、重量偏差、含量均一性:を測定する。
本件明細書で提供される製剤を使用する利益は、複数個の成分を含む製剤において個々の成分に関して添加剤又は相乗性であり得る。例えば、アブラナ科の野菜の食事消費から得られるインドール−3−カルビノール(13C)及びそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DLM)は、複数の生化学的活性を有することが、報告されている。双方の化合物は、頸部の前癌病変及び咽頭乳頭腫、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)をともなう病状を治療することにおいて、臨床的に有効であると報告されている。
【0092】
本件明細書に示され及び記載されるものに加えて本発明の種々の改良は、前述の記載から当該技術分野における当業者に明らかにされるであろう。そのような改良はまた、添付のクレームの範囲内に収まることを意図する。
代替の実施態様において、本発明は、リン脂質、約0.05〜5%の非イオン界面活性剤及び水性成分を含む、実質的に、約0.5〜50%の油の第一成分、約0.1〜10%の乳化剤の第二成分からなる水中油型サブミクロンエマルジョンの目薬デリバリービヒクルを含む製剤(又はPOEBACA)を提供し、該サブミクロンエマルジョンは、0.05〜0.5μmの範囲において平均水滴直径及び約1:1又はそれ未満の界面活性剤対油の重量比を有する。
代替の実施態様において、本発明は、リポソーム内に成分を封入すること及びリポソームが細胞により取り上げられるであろう細胞膜にPOEBACAIを運搬し、従って、細胞膜を越えてPOEBACAIを移送することにより、細胞膜を越えてカプセル化された生物的なキレート剤の製剤(例えば該POEBACAI)を作りあげる該成分を移送する方法を提供する。POEBACAIを、リポソームが分解されるであろう生体の細胞内部に取り込み、細胞内部にPOEBACAIを放出することができる。放出されるPOEBACAIは、細胞内に沈殿する毒性重金属を複合体化し、細胞から細胞膜を越えて、より可溶金属複合体を移送することを可能にし、及び次いで生体から除去されるであろう。
【0093】
代替の実施態様において、本発明は、リポソーム内にPOEBACAIをカプセル化すること:及びPOEBACAIを封入する該リポソームを該細胞膜に運搬し、それによって、POEBACAIを封入する該リポソームは、該細胞膜を越えて移動するであろうことを含む細胞膜を越えて該POEBACAIを移送する方法を提供する。
代替の実施態様において、本発明は、請求項1の方法に従って該細胞の内部にPOEBACAIを導入する方法であって、該細胞膜が、細胞の細胞壁であり及びカプセル化されたPOEBACIが、該細胞の細胞壁から該細胞の内部に通過して、該リポソームが、分解されるであろう、それにより、該細胞に内部に該POEBACAIを放出する方法を提供する。
代替の態様において、本発明は、前記細胞が、生体の細胞であり及び前記POEBACAIを、該生体の血流内に該リポソームPOEBACAIの生食懸濁液を注入することにより該細胞に運搬し、それにより、該POEBACAIが、血液中細胞に運搬される方法を提供する。
【0094】
代替の実施態様において、本発明は、以下を含む、細胞内に堆積する毒性重金属の除去のための方法を提供する:
リポソーム内にPOEBACAI剤をカプセル化すること;
1又は2以上の次のルート:経口投与、静脈注射又は注入により、局所ローション、スプレー又はクリーム、又は経皮パッチにより、血液系内に前記リポソームPOEBACAIを取り込むこと;それにより
該リポソームPOEBACAIが、該血液系内に前記体細胞に運搬され;
該リポソームPOEBACAIが、該体細胞の内部に細胞壁を通過し;
前記POEBACAIが、リソソーム酵素による前記リポソームの生物学的劣化により、該細胞の内部に放出され、前記放出されたPOEBACAIは、該細胞内に堆積された有毒金属を複合体化し;
該複合有毒金属が、該血流内の細胞壁を通過し;及び
該複合体化有毒金属が、通常の生体プロセスにより、該血流及び体から除去される。
代替の実施態様において、本発明は、前記リポソームが、レシチン及びコレステロールの混合物から製造される製剤又はPOEBACAを提供する。
代替の実施態様において、本発明は、EDTA,EGTA及びDTPAからなる郡から選択されるものを含むPOEBACAIを提供する。
代替の実施態様において、本発明は、前記毒性重金属が、プルトニウム、金、水銀、及び鉛、ベリリウム、及びカドミウムからなる郡から選択される解毒方法を提供する。
【0095】
いずれかのゲルを、本発明の実行において使用することができる。そのようなゲルを使用し形成することができる材料は、カルボヒドレート例えばセルロース誘導体、メチルセルロース、デンプン及び加工デンプン、アガロース、アラビアゴム、ガティガム、カライ(karay)、トラガカント、グアー、ロカストビーンガム、タマリンド、カラギーナン、アルギネート、キサンタン、チックル(chicle)、コラーゲン、ポリアクリルアミド、ポリシロキサン、(ポリアンヒドライド、例えば無水マレイン酸、コポリマー、ポリアクリレート、例えばヒドリキシエチルポリメチクリレートポリメチルメタクリレート、ポリエチルエタクリレートポリメタクリレート、エチレンビニルアセテートコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリオルトエステル、エプシロン.−カプロラクトン、アミノ酸ポリマー例えばゲル化アルブミン、アミノ酸ポリマー及びコポリマー及びゼラチン、及びインビトリでリポソームと混合することができる他の有機又は無機ポリマー:を含むが、それらに制限されることはない。
混合物が、ゲルを形成した後、得られるリポソームゲルマトリクッスは、組織に移植できる。本発明の特に有用な実施態様において、ソフトなゲルマトリックス例えばアガロース、コラーゲン及び離れたリポソームを含むものを、インビボに注入することができる。あるいはまた、ゲル例えばメチルセルロースを、ゲル材料を含むサスペンションにおいてリポソームの摂取後、組織において形成することができる。摂取後、サスペンションは、ゲルを形成し及びリポソームは、分散及び透明になるよりも、ゲルマトリックスにおいて離れたままになる。ゲルマトリックスを製造及び移植するために使用される方法にかかわらず、リポソーム封入生体活性キレート剤又は他のPOEBACAIの放出は、延長され及び接種の部位で薬剤の関連濃縮物が、増加する。
【0096】
実質的に、いずれかのPOEBACAI(キレート剤を含む)及び実質的にいずれかの他の生体活性剤は、本発明による使用のためにリポソーム内に封入され得る。そのような薬剤は、抗菌化合物、抗ウィルス性化合物、抗真菌薬、抗寄生虫化合物、殺腫瘍化合物、タンパク質、毒、ビタミン、微量元素、重金属、酵素、ホルモン、神経伝達物質、リポタンパク質、糖たんぱく質、免疫グロブリン、免疫賦活剤、染料、放射性同位体、放射性不透明化合物、蛍光化合物、多糖類、細胞受容体結合分子、抗炎症薬、抗グラウコミック剤(antiglaucomic agent)、散瞳化合物、麻酔薬、核酸、ポリヌクレオチドを含むが、それらに制限されることはない。
実際、同時治療が、所望なら、2又は3以上のPOEBACAI(キレート剤を含む)又は他の生体活性剤は、ゲルマトリックスにおいて離れるあるリポソーム母集団において封入され得る。あるいはまた、同一又は異なるPOEBACAI(キレート剤を含む)又は他の生体活性キレート剤を各々封入する2又は3以上のリポソーム母集団(リポソームの同一又は異なるタイプ例えばSPLVs、MPVs、SUVs、LUVs、REVsなどの混合物の)は、ゲルマトリックスにおいて離れ得る。
本発明の更に別の実施態様において、ゲルは、及びリポソームにより封入されるものより他のPOEBACAI及び同一又は異なる生体活性キレート剤のためにベヒクルとして使用することができる。
ある治療適用において、相対的に薬剤化合物(即ち化合物A)の多い投与量次いで同一又は別の化合物(即ち化合物B)の維持される投与量を供給することが望ましくあり得る。本発明に従って、これを、リポソームにおいて化合物Bを封入すること、化合物Aを含むゲルマトリックスにおいてリポソームを離すこと及び1つの接種でインビボで同一のものを投与することにより、速く達成する。従って、ゲルからの拡散による化合物Aの早い供給及びリポソームからの放出による化合物Bの遅延に維持される供給は、有効である。
【0097】
生体活性キレート剤の放出は、使用されるリポソームのタイプ、及びリポソームの2重層の膜組成物により、及び使用されるゲルのタイプ及び気孔率により調整することができる。放出の比は、また、生体活性キレート剤それ自身のサイズ及び組成物に依存する。リポソームそれ自身は、封入された生体活性キレート剤の放出における第一級限定因子である。放出比は、2重層の数、リポソームのサイズ及び最も重要なことには2重層の組成物に依存し得る。
ある態様において、“安定剤”例えばステロール、コレステロールなどを、例えばpapahadjopoulos、D.、Kimilberg、H.K.、1974、in Progress in Surface Science、ed.S.G.Davison、pp.141-232、Oxford:Pergamon;Demel、R.A.、Bruckdorf、K.R.、Van Deenan、L.L.、1972、Biochem.Biophys.Acta、255:331-347により記載されるようにリポソームの浸透性を変化させるためにリン脂質2重層に添加することができる。
ある態様において、安定したリポソームは、体液又は培地と接触する上で、それらの内容物を放出するであろうことが重要である。放出比は、既知の方法を用いて、それに応じてリポソーム膜を改良することにより調整することができる。
【0098】
生物系におけるリポソームゲル製剤の使用。
本発明のリポソームゲル組成物を、インビボ及びインビトロで細胞及び/又は流体に生体活性キレート剤の維持された供給のために使用することができる。インビボで使用される場合、本発明のリポソームゲル組成物は、ゲル形成前又は後に投与され得る。投与の手段は、接種、注射又は注入(例えば腹腔内、筋肉内、皮下、耳内、関節内、乳房内など)、局所適用(例えば範囲上例えば目、耳、皮膚、粘膜、又は疾患例えば創傷、やけどなど)を、及び上皮又は皮膚内膜(例えば鼻、口腔、膣及び他の上皮内膜、胃腸粘膜など)を通す吸収により、含むが、それらに制限されることはない。
例えば、本発明のリポソームゲル製剤を、インビボで接種又は注入して、生体活性剤の維持される全身的放出を提供し得る。そのような適用は、薬剤例えばホルモン(例えば成長、繁殖力、糖代謝などを制御するための)又は感染を制御及び治療するための抗菌剤の全身的放出のために特に有用であり得る。
代替の例において、リポソームゲル製剤を、局所に適用することができる。局所適用は、POEBACAI(キレート剤を含む)維持される放出、抗菌剤及び/又は血液凝固要因が、治癒過程において役立ち得る創傷(外科的創傷又は非外科的創傷のいずれか)の治療のために特に有用であり得る。同様に、リポソームゲル製剤は、POEBACAI(キレート剤を含む)の維持される放出、抗菌剤及び/又は細胞成長要因のためにやけどに局所に適用することができる。リポソームゲル製剤は、また、POEBACAI(キレート剤を含む)の維持される放出、抗菌剤を提供することにより、感染を治療するために耳において適用され得;これは、点耳法の形態において生体活性キレート剤の繰り返される適用の必要を低減させるであろう。
【0099】
別の代替の実施態様において、リポソームゲル製剤は、経口的に、維持される放出のために投与され得る。そのような適用は、口腔上皮及び他の口腔組織に維持される放出のために、及び消化管の上皮に維持される放出のために有用であり得る。
本発明のリポソームゲル製剤をまた、インビボで使用して、細胞又は組織培地内にPOEBACAI(キレート剤を含む)の維持される放出を提供することができる。そのようなPOEBACAI(キレート剤を含む)はまた、栄養素、薬剤、ホルモン、増殖因子などを含み得るが、それらに制限されることはない。リポソームゲル製剤は、細胞粘着及び増殖のための支持体として使用することができ;例えば、リポソームコラーゲンゲルは、培養筋肉細胞、神経細胞、又は肝細胞のために特に有用であり得る。リポソームゲル製剤が、オーバーレイとして適用される時、リポソームアガロースゲルは、特に有用であり得る。
本件明細書で提供される成分を含む製剤を製造する多くの方法及び微小球またはリポソームを含む製剤を製造する方法は、当該技術分野において多い。これらの方法を考慮する特に有用な参照について、以下に挙げられる参照、それは、従って、それらの全体が、本件明細書に参考文献として組み込まれる。
【0100】
以下の米国特許が、その全体において本件明細書に参考文献として組み込まれるものとする:5,990,1535,000,887; 4,994,213; 4,981,692; 4,975,282; 4,963,297; 4,952,405; 4,944,948; 4,927,637; 4,927,571; 4,923,854; 4,906,476; 4,897,384; 4,895,719; 4,891,208; 4,885,172; 4,880,635; 4,873,088; 4,861,580; 4,839,175; 4,837,028; 4,828,837; 4,822,777; 4,818,537; 4,804,539; 4,781,871; 4,766,046; 4,762,915; 4,752,425; 4,737,323; 4,721,612; 4,714,571; 4,708,861; 4,698,299; 4,668,638; 4,666,831; 4,610,868; 4,588,578; 4,564,599; 4,522,803; 4,483,929; 3,932,657; 3,909,284; 及び3,576,663。
【0101】
以下の文献が、また、その全体において本件明細書に組み込まれるものとする:
1.Walaszek Z, Szemraj J, Narog M. Metabolism, uptake, and excretion of a D-glucaric acid salt and its potential use in cancer prevention. Cancer Detect Prev 1997; 21: 178-90[review]
2.Walaszek Z, Hanausek-Walaszek M, Minton JP, Webb TE. Dietary glucarate as anti-promoter of 7,12-dimethylbenz [a]anthracene- induced mammary tumorigenesis. Carcinogenesis 1986; 7: 1463-6
3.Walaszek Z, Hanausek M, Sherman U, Adams AK. Antiproliferative effect of dietary glucarate on the Sprague-Dawley rat mammary gland. Cancer Lett 1990; 49: 51-7
4.Walaszek Z, Hanausek-Walaszek M, Webb TE. Dietary glucarate-mediated reduction of sensitivity of murine strains to chemical carcinogenesis. Cancer Lett 1986; 33: 25-32
5.Walaszek Z, Hanausek-Walaszek M, Webb TE. Repression by sustained-release beta-glucuronidase inhibitors of chemical carcinogen-mediated induction of a marker oncofetal protein in redents. J Toxicol Environ Health 1988; 23: 15-27
【0102】
6.Heerdt AS, Yung CW, Borgen PI. Calcium glucarate as a chemopreventive agent in breast cancer. Isr J Med Sci 1995; 31: 101-5 [review]
7.Walaszek Z, Szemraj J, Narog M. Metabolism, uptake, and excretion of a D-glucaric acid salt and its potential use in cancer prevention. Cancer Detect Prev 1997; 21: 178-90 [review]
8.Dwivedi C, Heck WJ, Downie AA, etal. Effect of calcium glucarate on beta-glucuronidase activity and glucarate content of certain vegetables and fruits. Biochem Med Metab Biol 1990; 43: 83-92
9.Bach AC, Ingenbleek Y, Frey A. The usefulness of dietary medium-chain triglycerides in body weight control: fact or fancy? J Lipid Res 1996; 37: 708-26.
10. Bach AC, Babayan VK. Medium-chain triglycerides-an update. Am J Clin Nutr 1982; 36: 950-62.
11. Scalfi L, Coltorti A, Contaldo F. Postprandial thermogenesis in lean and obese subject after meals supplemented with medium-chain and long-chain triglycerides. Am J Clin Nutr 1991; 53: 1130-3.
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【0103】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化されたキレート化剤を含む製剤であって、
第1群が、R−(+)−α−リポ酸、S−(−)−α−リポ酸、R/S−α−リポ酸、R/S−γ−リポ酸、αリポ酸の異性体、ジヒドロリポ酸又はDHLA、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け防止剤、ビタミン、及びフェルラ酸からなる群より選択され;
第2群が、少なくとも1つのキレートを含み;及び
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質及び重合脂質からなる群より選択され、
製剤中の第1、第2又は第3群からの少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され、及びミクロスフェア又はリポソームが第3群を含む製剤。
【請求項2】
第1群の1以上のもの、第2群の1以上のもの、及び第3群の1以上のものが混合されて、ミクロスフェア又はリポソームを生じる請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化された、生物的に利用できるキレート化剤を含む製剤であって、
第1群が、R−(+)−α−リポ酸、S−(−)−α−リポ酸、R/S−α−リポ酸、R/S−γ−リポ酸、αリポ酸の他の異性体、ジヒドロリポ酸又はDHLA、動物及び植物油、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール、日焼け防止剤、ビタミン、及びフェルラ酸からなる群より選択され、
製剤中の第1群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され;
第2群が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル及びそれらの誘導体からなる群より選択され、
製剤中の第2群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され;
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質及び重合脂質からなる群より選択され、
製剤中の第3群の少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化され、及びミクロスフェア又はリポソームが、第3群を含む製剤。
【請求項4】
製剤中の第1、第2又は第3群の1以上のものの少なくとも約2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%又は25%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている請求項1に記載の製剤。
【請求項5】
製剤中の第1、第2又は第3群の1以上のものの少なくとも約26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%又は49%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている請求項4に記載の製剤。
【請求項6】
製剤中の第1、第2又は第3群の1以上のものの少なくとも約50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%が、ミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている請求項5に記載の製剤。
【請求項7】
第1製剤及び第2製剤の2つの製剤を含むキット又は組成物であって、該第1製剤が、リン脂質、キレート化剤、塩化マグネシウム、及びαリポ酸を含み;第2製剤が、ジインドールメタン、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド又はリン脂質又はそれらの組み合わせを含むキット又は組成物。
【請求項8】
ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物が、赤色ぶどう抽出物、赤色ぶどうの皮の抽出物又は赤ワイン抽出物である請求項7に記載のキット又は組成物。
【請求項9】
キレート化剤が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル又はそれらの誘導体を含む請求項7に記載のキット又は組成物。
【請求項10】
ジインドールメタン、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、リン脂質、及び少なくとも1つのビタミンB9分子を含む製剤。
【請求項11】
ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物が、赤色ぶどう抽出物、赤色ぶどうの皮の抽出物又は赤ワイン抽出物である請求項10に記載の製剤。
【請求項12】
少なくとも1つのビタミンB9分子が、葉酸塩、葉酸及びフォリン酸からなる群より選択される請求項10に記載の製剤。
【請求項13】
ビタミンB9分子が、葉酸及びフォリン酸を含む請求項12に記載の製剤。
【請求項14】
第1製剤及び第2製剤の2つの製剤を含むキット又は組成物であって、該第1製剤が、植物インドール、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、リン脂質、及び少なくとも1つのビタミンB9分子を含み;及び第2製剤が、リン脂質、キレート化剤、塩化マグネシウム及びαリポ酸を含むキット又は組成物。
【請求項15】
キレート化剤が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル又はそれらの誘導体を含む請求項14に記載のキット又は組成物。
【請求項16】
少なくとも1つのB9分子が、葉酸塩、葉酸及びフォリン酸からなる群より選択される請求項14に記載のキット又は組成物。
【請求項17】
ビタミンB9分子が、葉酸及びフォリン酸を含む請求項16に記載のキット又は組成物。
【請求項18】
請求項1に記載の製剤を有効量投与することを含む、動物の解毒方法。
【請求項19】
請求項7又は請求項14に記載の組成物を有効量投与することを含む、動物の解毒方法。
【請求項20】
請求項10に記載の製剤を有効量投与することを含む、動物の解毒方法。
【請求項21】
解毒が重金属の解毒を含む請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
金属が、ヒ素、鉛、カドミウム又は水銀である請求項21に記載の方法。
【請求項23】
動物がヒトである請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
組成物又は製剤が、予防接種、注入又は注射、局所適用により又は上皮又は皮膚粘膜ライニングを通した吸収により投与される請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤を含む液体。
【請求項26】
請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤を含むカプセル、タブレット又はピル。
【請求項27】
請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤を含む食品又は食品サプリメント。
【請求項28】
フレーバーバー、パワーバー、ダイエットバー、エネルギーバー又は栄養バーを含む請求項27に記載の食品又は食品ダイエット。
【請求項29】
請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤を有効量投与することを含む、組織の健康を維持する方法。
【請求項30】
組織が、乳房組織又は前立腺組織である請求項29に記載の方法。
【請求項31】
請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤を有効量投与することを含む、個体の疾患又は状態を改善する方法。
【請求項32】
疾患又は状態が、乳房組織又は前立腺組織に影響を及ぼす請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ミクロスフェア又はリポソームの少なくともフラクションが、更に、窒素ガス、酸素ガス、大気空気、窒素ガスを含有するガス状混合物、酸素ガスを含有するガス状混合物、又はそれらの組み合わせを含むガスを含む、請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤。
【請求項34】
ミクロスフェア又はリポソームが、サイズ又は含量において一様であり、又は、サイズ又は含量において異なっている、請求項1に記載の製剤、又は請求項7又は14に記載の組成物、又は請求項10に記載の製剤。
【請求項35】
第1群の少なくとも1つ、第2群の少なくとも1つ及び第3群の少なくとも1つを含む、カプセル化されたキレート化剤を含む製剤又は組成物であって、
第1群が、少なくとも1つの疎水性酸化防止剤を含み;
第2群が、少なくとも1つのキレートを含み;
第3群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び同等の化合物からなる群より選択される少なくとも1つを含み、
製剤中の第1、第2又は第3群からの少なくとも約1%が、ミクロスフェア又はリポソームにおいてカプセル化されている製剤又は組成物。
【請求項36】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、植物インドールを含み、及び第2群が、植物フラボノイド、ポリフェノール、スチルベン、3,5,4’−トリヒドロキシスチルベン、レスベラトロル、ピセタノール、ぶどう抽出物、ぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物、又は同等の化合物を含む製剤又は組成物。
【請求項37】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、植物インドールを含み、及び第2群が、D−グルカル酸、D−グルカル酸の塩、D−グルカル酸水素カリウム(PHG)、誘導体化D−グルカル酸、D−グルカロ−1,4−ラクトン、1,4−GL、2−ケト−3−デオキシ−D−グルカル酸塩、4−デオキシ−5−ケト−D−グルカル酸塩、又は同等の化合物を含む製剤又は組成物。
【請求項38】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が植物インドールを含み、及び第2群が中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含む製剤又は組成物。
【請求項39】
製剤又は組成物の顔料の少なくとも半分が、C5〜C11の長さを有するMCTの少なくとも80%を含む請求項38に記載の製剤又は組成物。
【請求項40】
MCTが、ココナッツ油、パーム核油、クスノキドルプ、バター又はそれらの組み合わせから誘導される請求項38に記載の製剤又は組成物。
【請求項41】
MCTが、ラウリン酸オイル、又はカプリル酸、オクタン酸、カプリン酸又はデカン酸のグリセロールエステルを含む請求項38に記載の製剤又は組成物。
【請求項42】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、植物インドールを含み、及び第2群が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド;高密度リポプロテイン、低密度リポプロテイン、コレステロール、他の脂質及び重合脂質又はそれらの誘導体を含む製剤又は組成物。
【請求項43】
植物インドールが、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、ぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物又はワイン抽出物を含む請求項36〜42のいずれか1項に記載の製剤又は組成物。
【請求項44】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含み、及び第2群が、D−グルカル酸、D−グルカル酸の塩、D−グルカル酸水素カリウム(PHG)、誘導体化D−グルカル酸、D−グルカロ−1,4−ラクトン、1,4−GL、2−ケト−3−デオキシ−D−グルカル酸塩、4−デオキシ−5−ケト−D−グルカル酸塩、又は同等の化合物を含む製剤又は組成物。
【請求項45】
キレート化剤及びリン脂質を含む、経口投与のために配合された製剤であって、キレート化剤及びリン脂質が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び誘導体化脂質からなる群より選択される化合物を含むミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている製剤。
【請求項46】
キレート化剤が、EDTA(エチレン−ジアミン四酢酸)、ジエチレントリアミン−五酢酸(DTPA)、エチレングリコール−ビス[β−アミノエチルエーテル]−N,N’−四酢酸(EGTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチレンジアミン六酢酸(HEDHA)、1,4,7−トリアザシクロノナン−N,N’,N’’−三酢酸(NOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N’,N’’,N’’’−四酢酸(DOTA)、N’−ヒドロキシエチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、他のポリアミノポリカルボン酸、イミノ二酢酸(IDA)、シクラム、ペニシラミン、ジメルカプトコハク酸、酒石酸塩、チオリンゴ酸、クラウン・エーテル、ニトリロ三醋酸(NTA)、3,6−ジオキサオクタンジチオアミド、3,6−ジオキサオクタンジアミド、サリチルアドキシミン、ジチオ−オキサミド、8−ヒドロキシキノリン、クペロン、2,2’−チオビス(アセト酢酸エチル)、2,2’−ジピリジル又はそれらの誘導体を含む請求項45に記載の製剤。
【請求項47】
リン脂質が、αリポ酸を含む請求項45に記載の製剤。
【請求項48】
二ナトリウムEDTA、リン脂質、塩化マグネシウム及びαリポ酸を含む請求項45に記載の製剤。
【請求項49】
1gmの二ナトリウムEDTA、30gmのリン脂質、150mgの塩化マグネシウム及び100mgのαリポ酸を含む請求項48に記載の製剤。
【請求項50】
インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、D−グルカル酸カルシウム、赤ワイン抽出物又はぶどう抽出物又はぶどうの皮の抽出物を含む、経口投与のために配合された製剤であって、インドール−3−カルビノール(I3C)又はそのダイマー3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、D−グルカル酸カルシウム及び赤ワイン抽出物が、レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ジリノレイルホスファチジルコリン、リソリピド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリン、コレステロール、コレステロール硫酸、コレステロールヘミスクシネート、トコフェロールヘミスクシネート、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルリノシトール、脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、グリコスフィンゴリピド、グルコリピド、グリコリピド、スルファチド、脂質含有スルホネート化モノ−、ジ−、オリゴ−又はポリサッカライド、エーテル及びエステル結合脂肪酸を有する脂質、トリグリセリド、リポプロテイン、コレステロール、脂質、重合脂質及び誘導体化脂質からなる群より選択される化合物を含むミクロスフェア又はリポソーム中にカプセル化されている製剤。
【請求項51】
更に、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含む請求項50に記載の製剤。
【請求項52】
カルシウム、ジインドリルメタン、赤ワイン抽出物、D−グルカル酸カルシウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド及びレシチンを含む請求項51に記載の製剤。
【請求項53】
24mgのカルシウム、100mgのジインドリルメタン、200mgの赤ワイン抽出物、200mgのD−グルカル酸カルシウム、45mgの中鎖脂肪酸トリグリセリド及び45mgのレシチンを含む請求項52に記載の製剤。
【請求項54】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、植物インドールを含み、及び第2群が、脂溶性ビタミン又は同等の化合物を含む製剤又は組成物。
【請求項55】
脂溶性ビタミン又は同等の化合物が、ビタミンA、D、E又はK、レチノール、レチノール誘導体、レチノイン酸、カロテノイド、リコピン、ルテイン、1,25−ジヒドロキシビタミンD、カルシフェロール、カルシポトリオール、コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、放射線エルゴカルシフェロール、αトコフェロール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、フィロキノン、メナキノン、メナジオン又はメナテトレノン(ビタミンK2)を含む請求項54に記載の製剤又は組成物。
【請求項56】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、植物インドールを含み、及び第2群が、リコピン、カロテノイド、カロテン、キサントフィル、α−カロテン、β−カロテン、ルテイン、シプトキサンチン、ゼアキサンチン又は植物誘導リコピンを含む製剤又は組成物。
【請求項57】
植物誘導リコピンが、ブルーベリー誘導又はトマト誘導リコピンを含む請求項56に記載の製剤又は組成物。
【請求項58】
第1群の少なくとも1つ及び第2群の少なくとも1つを含む製剤又は組成物であって、第1群が、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を含み、及び第2群が、脂溶性ビタミン又は同等の化合物を含む製剤又は組成物。
【請求項59】
脂溶性ビタミン又は同等の化合物が、ビタミンA、D、E又はK、レチノール、レチノール誘導体、レチノイン酸、カロテノイド、リコピン、ルテイン、1,25−ジヒドロキシビタミンD、カルシフェロール、カルシポトリオール、コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、放射線エルゴカルシフェロール、αトコフェロール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、フィロキノン、メナキノン、メナジオン又はメナテトレノン(ビタミンK2)を含む請求項58に記載の製剤又は組成物。

【公表番号】特表2007−529543(P2007−529543A)
【公表日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504087(P2007−504087)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/008839
【国際公開番号】WO2005/089412
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(506313752)
【Fターム(参考)】