説明

血管形成阻害剤としてのキナゾリン誘導体

【課題】新規抗血管形成効果及び/又は血管透過性抑制効果物質の提供。
【解決手段】下式のキナゾリン誘導体(Zは−O−、−NH−等を表わす)及びその製剤的に許容される塩を合成し、使用する。また、そのような化合物の製造法、製剤的に許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物も用いられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

[式中:
環Cは、飽和しているか又は不飽和であり得て、芳香族であるか又は非芳香族であり得て、O、N及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有し得る8、9、10、12又は13員の二環式又は三環式部分であり;
Zは−O−、−NH−、−S−、−CH2−又は直接の結合であり;
nは0〜5の整数であり;
mは0〜3の整数であり;
2は水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキルスルファニル、−NR34(ここで、R3及びR4は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はC1-3アルキルを表す)、又はR51−を表し{ここで、X1は、直接の結合、−O−、−CH2−、−OC(O)−、−C(O)−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR6C(O)−、−C(O)NR7−、−SO2NR8−、−NR9SO2−又は−NR10−を表し(ここでR6、R7、R8、R9及びR10はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)、及びR5は以下の22群の1つから選択される:
1)水素、オキシラニルC1-4アルキル、あるいは置換されてないか又はヒドロキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ及びアミノから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC1-5アルキル;
2)C1-5アルキルX2C(O)R11(ここでX2は−O−又は−NR12−を表し、R12は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R11はC1-3アルキル、−NR1314又は−OR15を表し、ここでR13、R14及びR15は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-5アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す);
3)C1-5アルキルX316(ここでX3は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−OC(O)−、−NR17C(O)−、−C(O)NR18−、−SO2NR19−、−NR20SO2−又は−NR21−を表し、ここでR17、R18、R19、R20及びR21はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R16は水素、C1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基を表し、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-4アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1〜2個の置換基を有していてもよい));
4)C1-5アルキルX41-5アルキルX522(ここで、X4及びX5は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR23C(O)−、−C(O)NR24−、−SO2NR25−、−NR26SO2−又は−NR27−であり、ここでR23、R24、R25、R26及びR27はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R22は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す);
5)R28(ここでR28は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の飽和複素環式基であり、当該複素環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ、及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有し得る);
6)C1-5アルキルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
7)C2-5アルケニルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
8)C2-5アルキニルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
9)R29(ここでR29はピリドン基、フェニル基、又はO、N及びSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の芳香族複素環式基を表し、当該ピリドン、フェニル又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲノ、アミノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、C1-4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−C(O)NR3031、−NR32C(O)R33(ここでR30、R31、R32及びR33は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-4アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される置換基を5個まで有していてもよい);
10)C1-5アルキルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
11)C2-5アルケニルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
12)C2-5アルキニルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
13)C1-5アルキルX629(ここで、X6は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR34C(O)−、−C(O)NR35−、−SO2NR36−、−NR37SO2−又は−NR38−を表し、ここでR34、R35、R36、R37及びR38はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
14)C2-5アルケニルX729(ここで、X7は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR39C(O)−、−C(O)NR40−、−SO2NR41−、−NR42SO2−又は−NR43−を表し、ここでR39、R40、R41、R42及びR43はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
15)C2-5アルキニルX829(ここで、X8は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR44C(O)−、−C(O)NR45−、−SO2NR46−、−NR47SO2−又は−NR48−を表し、ここでR44、R45、R46、R47及びR48はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
16)C1-4アルキルX91-4アルキルR29(ここで、X9は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR49C(O)−、−C(O)NR50−、−SO2NR51−、−NR52SO2−又は−NR53−を表し、ここでR49、R50、R51、R52及びR53はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
17)C1-4アルキルX91-4アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである);
18)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルケニル;
19)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルキニル;
20)C2-5アルケニルX91-4アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである);
21)C2-5アルキニルX91-4アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである);及び
22)C1-4アルキルR54(C1-4アルキル)q(X9r55(ここでX9は本明細書に定義される通りであり、qは0又は1であり、rは0又は1であり、R54及びR55は、水素、C1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基からそれぞれ独立して選択され、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-4アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ、及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有し得る。但し、R54は水素ではあり得ない;
さらに、R51−中のC1-5アルキル、C2-5アルケニル又はC2-5アルキニル基は、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい};
1は水素、オキソ、ハロゲノ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシメチル、C1-4アルカノイル、C1-4ハロアルキル、シアノ、アミノ、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C1-3アルカノイルオキシ、ニトロ、C1-4アルカノイルアミノ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルスルファニル、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1-4アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニル、N−(C1-4アルキルスルホニル)アミノ、N−(C1-4アルキルスルホニル)−N−(C1-4アルキル)アミノ、N,N−ジ(C1-4アルキルスルホニル)アミノ、環Cの2つの炭素原子に結合したC3-7アルキレン鎖、C1-4アルカノイルアミノC1-4アルキル、カルボキシ、又はR5610を表し{ここで、X10は直接の結合、−O−、−CH2−、−OC(O)−、−C(O)−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR57C(O)−、−C(O)NR58−、−SO2NR59−、−NR60SO2−又は−NR61−を表し(ここでR57、R58、R59、R60及びR61はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)、及びR56は以下の22群の1つから選択される:
1)水素、オキシラニルC1-4アルキル、あるいは置換されてないか又はヒドロキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ及びアミノから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC1-5アルキル;
2)C1-5アルキルX11C(O)R62(ここでX11は−O−又は−NR63−を表し、R63は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R62はC1-3アルキル、−NR6465又は−OR66を表し、ここでR64、R65及びR66は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-5アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す);
3)C1-5アルキルX1267(ここでX12は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−OC(O)−、−NR68C(O)−、−C(O)NR69−、−SO2NR70−、−NR71SO2−又は−NR72−を表し、ここでR68、R69、R70、R71及びR72はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R67は水素、C1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基を表し、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-4アルコキシから選択される1又は2個の置換基を有していてもよく、当該環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1〜2個の置換基を有していてもよい));
4)C1-5アルキルX131-5アルキルX1473(ここで、X13及びX14は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR74C(O)−、−C(O)NR75−、−SO2NR76−、−NR77SO2−又は−NR78−であり、ここでR74、R75、R76、R77及びR78はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R73は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す);
5)R79(ここでR79は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の飽和複素環式基であり、当該複素環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ、及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有し得る);
6)C1-5アルキルR79(ここでR79は本明細書に定義される通りである);
7)C2-5アルケニルR79(ここでR79は本明細書に定義される通りである);
8)C2-5アルキニルR79(ここでR79は本明細書に定義される通りである);
9)R80(ここでR80はピリドン基、フェニル基、又はO、N及びSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の芳香族複素環式基を表し、当該ピリドン、フェニル又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲノ、アミノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、C1-4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−C(O)NR8182、−NR83C(O)R84(ここでR81、R82、R83及びR84は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-4アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される置換基を5個まで有していてもよい);
10)C1-5アルキルR80(ここでR80は本明細書に定義される通りである);
11)C2-5アルケニルR80(ここでR80は本明細書に定義される通りである);
12)C2-5アルキニルR80(ここでR80は本明細書に定義される通りである);
13)C1-5アルキルX1580(ここで、X15は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR85C(O)−、−C(O)NR86−、−SO2NR87−、−NR88SO2−又は−NR89−を表し、ここでR85、R86、R87、R88及びR89はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R80は本明細書に定義される通りである);
14)C2-5アルケニルX1680(ここで、X16は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR90C(O)−、−C(O)NR91−、−SO2NR92−、−NR93SO2−又は−NR94−を表し、ここでR90、R91、R92、R93及びR94はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R80は本明細書に定義される通りである);
15)C2-5アルキニルX1780(ここで、X17は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR95C(O)−、−C(O)NR96−、−SO2NR97−、−NR98SO2−又は−NR99−を表し、ここでR95、R96、R97、R98及びR99はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R80は本明細書に定義される通りである);
16)C1-4アルキルX181-4アルキルR80(ここで、X18は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR100C(O)−、−C(O)NR101−、−SO2NR102−、−NR103SO2−又は−NR104−を表し、ここでR100、R101、R102、R103及びR104はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R80は本明細書に定義される通りである);
17)C1-4アルキルX181-4アルキルR79(ここで、X18及びR79は本明細書に定義される通りである);
18)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルケニル;
19)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルキニル;
20)C2-5アルケニルX181-4アルキルR79(ここで、X18及びR79は本明細書に定義される通りである);
21)C2-5アルキニルX181-4アルキルR79(ここで、X18及びR79は本明細書に定義される通りである);及び
22)C1-4アルキルR105(C1-4アルキル)x(X18y106(ここでX18は本明細書に定義される通りであり、xは0又は1であり、yは0又は1であり、R105及びR106は、水素、C1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基からそれぞれ独立して選択され、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-4アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ、及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有し得る。但し、R105は水素ではあり得ない;
さらに、R5610−中のC1-5アルキル、C2-5アルケニル又はC2-5アルキニル基は、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい}]、
又はその塩の、ヒトのような温血動物において抗血管形成効果及び/又は血管透過性抑制効果を生ずるのに使用する医薬品の製造における使用。
【請求項2】
請求項1に記載の式Iの化合物
【化2】

[式中:
環Cは、飽和しているか又は不飽和であり得て、芳香族であるか又は非芳香族であり得て、O、N及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有し得る9〜10員の二環式部分であり;
Zは−O−、−NH−、−S−、−CH2−又は直接の結合であり;
1は水素、オキソ、ハロゲノ、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシメチル、C1-4アルカノイル、C1-4ハロアルキル、シアノ、アミノ、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C1-3アルカノイルオキシ、ニトロ、C1-4アルカノイルアミノ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルスルファニル、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1-4アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニル、N−(C1-4アルキルスルホニル)アミノ、N−(C1-4アルキルスルホニル)−N−(C1-4アルキル)アミノ、N,N−ジ(C1-4アルキルスルホニル)アミノ又は環Cの2つの炭素原子に結合したC3-7アルキレン鎖を表し;
nは0〜5の整数であり;
mは0〜3の整数であり;
2は水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキルスルファニル、−NR34(ここで、R3及びR4は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はC1-3アルキルを表す)、又はR51−を表し{ここで、X1は、直接の結合、−O−、−CH2−、−OC(O)−、−C(O)−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR6C(O)−、−C(O)NR7−、−SO2NR8−、−NR9SO2−又は−NR10−を表し(ここでR6、R7、R8、R9及びR10はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)、及びR5は以下の21群の1つから選択される:
1)水素、又は置換されてないか又はヒドロキシ、フルオロ及びアミノから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC1-5アルキル;
2)C1-5アルキルX2C(O)R11(ここでX2は−O−又は−NR12−を表し、R12は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R11はC1-3アルキル、−NR1314又は−OR15を表し、ここでR13、R14及びR15は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す);
3)C1-5アルキルX316(ここでX3は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−OC(O)−、−NR17C(O)−、−C(O)NR18−、−SO2NR19−、−NR20SO2−又は−NR21−を表し、ここでR17、R18、R19、R20及びR21はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R16は水素、C1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基を表し、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-4アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル及びC1-4アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよい);
4)C1-5アルキルX41-5アルキルX522(ここで、X4及びX5は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR23C(O)−、−C(O)NR24−、−SO2NR25−、−NR26SO2−又は−NR27−であり、ここでR23、R24、R25、R26及びR27はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R22は水素又はC1-3アルキルを表す);
5)R28(ここでR28は、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の飽和複素環式基であり、当該複素環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル及びC1-4アルキルスルホニルC1-4アルキルから選択される1又は2個の置換基を有し得る);
6)C1-5アルキルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
7)C2-5アルケニルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
8)C2-5アルキニルR28(ここでR28は本明細書に定義される通りである);
9)R29(ここでR29はピリドン基、フェニル基、又はO、N及びSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、炭素又は窒素を介して連結した、5〜6員の芳香族複素環式基を表し、当該ピリドン、フェニル又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲノ、アミノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、C1-4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−C(O)NR3031及び−NR32C(O)R33(ここでR30、R31、R32及びR33は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-4アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)から選択される置換基を、利用可能な炭素原子上に、5個まで有していてもよい);
10)C1-5アルキルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
11)C2-5アルケニルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
12)C2-5アルキニルR29(ここでR29は本明細書に定義される通りである);
13)C1-5アルキルX629(ここで、X6は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR34C(O)−、−C(O)NR35−、−SO2NR36−、−NR37SO2−又は−NR38−を表し、ここでR34、R35、R36、R37及びR38はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
14)C2-5アルケニルX729(ここで、X7は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR39C(O)−、−C(O)NR40−、−SO2NR41−、−NR42SO2−又は−NR43−を表し、ここでR39、R40、R41、R42及びR43はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
15)C2-5アルキニルX829(ここで、X8は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR44C(O)−、−C(O)NR45−、−SO2NR46−、−NR47SO2−又は−NR48−を表し、ここでR44、R45、R46、R47及びR48はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
16)C1-3アルキルX91-3アルキルR29(ここで、X9は−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR49C(O)−、−C(O)NR50−、−SO2NR51−、−NR52SO2−又は−NR53−を表し、ここでR49、R50、R51、R52及びR53はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は本明細書に定義される通りである);
17)C1-3アルキルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである);
18)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルケニル;
19)置換されてないか、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得る、C2-5アルキニル;
20)C2-5アルケニルX91-4アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである);及び
21)C2-5アルキニルX91-4アルキルR28(ここで、X9及びR28は本明細書に定義される通りである)}]、
又はその塩、及びそのプロドラッグ(例えばエステル、アミド及びスルフィド)の、ヒトのような温血動物において抗血管形成効果及び/又は血管透過性抑制効果を生ずるのに使用する医薬品の製造における使用。
【請求項3】
請求項1に記載の式Iの化合物の使用
[式中:R2はヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1-3アルキル、アミノ、又はR51−を表し{ここで、X1は、請求項1に定義される通りであり、R5は以下の22群の1つから選択される:
1)置換されてないか、又はフルオロ、クロロ及びブロモから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC1-4アルキル、又は置換されてないか、又はヒドロキシ及びアミノから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC2-5アルキル;
2)C2-3アルキルX2C(O)R11(ここでX2は請求項1に定義される通りであり、R11は−NR1314又は−OR15を表し、ここでR13、R14及びR15は同じであっても異なっていてもよく、それぞれC1-4アルキル又はC1-2アルコキシエチルである);
3)C2-4アルキルX316(ここでX3は請求項1に定義される通りであり、R16はC1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル及びテトラヒドロピラニルから選択される基であり、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-2アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル又はテトラヒドロピラニル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1〜2個の置換基を有していてもよい);
4)C2-3アルキルX42-3アルキルX522(ここで、X4及びX5は請求項1に定義される通りであり、R22は水素又はC1-3アルキルを表す);
5)R28(ここでR28は、請求項1に定義される通りである);
6)C1-4アルキルR110(ここでR110は、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジン−1−イル、アゼチジニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチオラン−2−イル及び1,3−ジチアン−2−イルから選択される基であり、当該基は炭素原子を介してC1-4アルキルに連結し、及び当該基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有していてもよい)、又はC2-4アルキルR111(ここでR111は、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル及びピペリジノから選択される基であり、当該基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有していてもよい);
7)C3-4アルケニルR112(ここでR112は本明細書に定義されるR110又はR111を表す);
8)C3-4アルキニルR112(ここでR112は本明細書に定義されるR110又はR111を表す);
9)R29(ここでR29は請求項1に定義される通りである);
10)C1-4アルキルR29(ここでR29は請求項1に定義される通りである);
11)1−R29プロプ−1−エン−3−イル又は1−R29ブト−2−エン−4−イル(ここでR29は請求項1に定義される通りであるが、但し、R5が1−R29プロプ−1−エン−3−イルである場合、R29は炭素原子を介してアルケニル基に連結する);
12)1−R29プロプ−1−イン−3−イル又は1−R29ブト−2−イン−4−イル(ここでR29は請求項1に定義される通りであるが、但し、R5が1−R29プロプ−1−イン−3−イルである場合、R29は炭素原子を介してアルキニル基に連結する);
13)C1-5アルキルX629(ここで、X6及びR29は請求項1に定義される通りである);
14)1−(R297)ブト−2−エン−4−イル(ここで、X7及びR29は請求項1に定義される通りである);
15)1−(R298)ブト−2−イン−4−イル(ここで、X8及びR29は請求項1に定義される通りである);
16)C2-3アルキルX91-3アルキルR29(ここで、X9及びR29は請求項1に定義される通りである);
17)C2-3アルキルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);
18)置換されてないか、又は1つ又はそれ以上のフッ素原子、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1又は2個の基で置換され得る、C2-5アルケニル;
19)置換されてないか、又は1つ又はそれ以上のフッ素原子、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1又は2個の基で置換され得る、C2-5アルキニル;
20)C2-4アルケニルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);
21)C2-4アルキニルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);及び
22)C1-3アルキルR54(C1-4アルキル)q(X9r55(ここでX9、q、r、R54及びR55は請求項1に定義される通りである);
及び、さらにここで、R51−中のC1-5アルキル、C2-5アルケニル又はC2-5アルキニル基は、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい}]。
【請求項4】
Zが−O−、−NH−又は−S−である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項5】
環CがO、N及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する9〜10員の複素芳香族二環式部分である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項6】
1がオキソ、ハロゲノ、ヒドロキシ、C1-2アルコキシ、C1-2アルキル、C1-2アルコキシメチル、C2-3アルカノイル、C1-2ハロアルキル、シアノ、アミノ、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C2-3アルカノイルオキシ、ニトロ、C2-3アルカノイルアミノ、C1-2アルコキシカルボニル、C1-2アルキルスルファニル、C1-2アルキルスルフィニル、C1-2アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1-2アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1-2アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1-2アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1-2アルキル)アミノスルホニル、N−(C1-2アルキルスルホニル)アミノ、N−(C1-2アルキルスルホニル)−N−(C1-2アルキル)アミノ、又は環Cの2つの炭素原子に結合したC3-7アルキレン鎖を表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項7】
nが0、1又は2である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項8】
mが1又は2である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項9】
式IIの化合物
【化3】

[式中:
環C、R1、R2及びnは請求項1に定義される通りであり、Zbは−O−又は−S−であり、及び、R2aは水素、ハロゲノ、C1-3アルキル、トリフルオロメチル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキルスルファニル、−NR3a4a(ここで、R3a及びR4aは同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素又はC1-3アルキルを表す)、又はR5a(CH2za1a{ここで、R5aは、O、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該複素環式基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-4シアノアルキル、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アミノアルキル、C1-4アルキルアミノ、ジ(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノC1-4アルキル、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルキル、C1-4アルキルアミノC1-4アルコキシ、ジ(C1-4アルキル)アミノC1-4アルコキシ及び−(−O−)f(C1-4アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環DはO、S及びNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環式基であり、当該環式基はC1-4アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、zaは0〜4の整数であり、X1aは、直接の結合、−O−、−CH2−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR6aC(O)−、−C(O)NR7a−、−SO2NR8a−、−NR9aSO2−又は−NR10a−を表す(ここでR6a、R7a、R8a、R9a及びR10aはそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)};但し、R2は水素ではなく、以下の化合物を除外する:
6,7−ジメトキシ−4−(1−ナフチルスルファニル)キナゾリン、6,7−ジメトキシ−4−(2−ナフチルスルファニル)キナゾリン、6,7−ジメトキシ−4−(1−ナフチルオキシ)キナゾリン、及び6,7−ジメトキシ−4−(2−ナフチルオキシ)キナゾリン]、又はその塩。
【請求項10】
請求項9に記載の式IIの化合物
[式中:R2はヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1-3アルキル、アミノ、又はR51−を表し{ここで、X1は請求項1に定義される通りであり、R5は以下の22群の1つから選択される:
1)置換されてないか、又はフルオロ、クロロ及びブロモから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC1-4アルキル、又は置換されてないか、又はヒドロキシ及びアミノから選択される1個又はそれ以上の基で置換され得るC2-5アルキル;
2)C2-3アルキルX2C(O)R11(ここでX2は請求項1に定義される通りであり、R11は−NR1314又は−OR15を表し、ここでR13、R14及びR15は同じであっても異なっていてもよく、それぞれC1-4アルキル又はC1-2アルコキシエチルである);
3)C2-4アルキルX316(ここでX3は請求項1に定義される通りであり、R16はC1-3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル及びテトラヒドロピラニルから選択される基であり、当該C1-3アルキル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1-2アルコキシから選択される1〜2個の置換基を有していてもよく、当該シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル又はテトラヒドロピラニル基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1〜2個の置換基を有していてもよい);
4)C2-3アルキルX42-3アルキルX522(ここで、X4及びX5は請求項1に定義される通りであり、R22は水素又はC1-3アルキルを表す);
5)R28(ここでR28は、請求項1に定義される通りである);
6)C1-4アルキルR110(ここでR110は、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジン−1−イル、アゼチジニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチオラン−2−イル及び1,3−ジチアン−2−イルから選択される基であり、当該基は炭素原子を介してC1-4アルキルに連結し、及び当該基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有していてもよい)、又はC2-4アルキルR111(ここでR111は、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル及びピペリジノから選択される基であり、当該基はオキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1-3シアノアルキル、C1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、C1-3アルコキシ、C1-2アルコキシC1-3アルキル、C1-2アルキルスルホニルC1-3アルキル、C1-3アルコキシカルボニル、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルキルアミノC1-3アルキル、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルキル、C1-3アルキルアミノC1-3アルコキシ、ジ(C1-3アルキル)アミノC1-3アルコキシ及び−(−O−)f(C1-3アルキル)g環Dの基(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、環Dはピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル、アゼチジニル、モルホリノ及びチオモルホリノから選択される複素環式基であり、当該環式基はC1-3アルキルから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい)から選択される1又は2個の置換基を有していてもよい);
7)C3-4アルケニルR112(ここでR112は本明細書に定義されるR110又はR111を表す);
8)C3-4アルキニルR112(ここでR112は本明細書に定義されるR110又はR111を表す);
9)R29(ここでR29は請求項1に定義される通りである);
10)C1-4アルキルR29(ここでR29は請求項1に定義される通りである);
11)1−R29プロプ−1−エン−3−イル又は1−R29ブト−2−エン−4−イル(ここでR29は請求項1に定義される通りであるが、但し、R5が1−R29プロプ−1−エン−3−イルである場合、R29は炭素原子を介してアルケニル基に連結する);
12)1−R29プロプ−1−イン−3−イル又は1−R29ブト−2−イン−4−イル(ここでR29は請求項1に定義される通りであるが、但し、R5が1−R29プロプ−1−イン−3−イルである場合、R29は炭素原子を介してアルキニル基に連結する);
13)C1-5アルキルX629(ここで、X6及びR29は請求項1に定義される通りである);
14)1−(R297)ブト−2−エン−4−イル(ここで、X7及びR29は請求項1に定義される通りである);
15)1−(R298)ブト−2−イン−4−イル(ここで、X8及びR29は請求項1に定義される通りである);
16)C2-3アルキルX91-3アルキルR29(ここで、X9及びR29は請求項1に定義される通りである);
17)C2-3アルキルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);
18)置換されてないか、又は1つ又はそれ以上のフッ素原子、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1又は2個の基で置換され得る、C2-5アルケニル;
19)置換されてないか、又は1つ又はそれ以上のフッ素原子、又はヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1-4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−C1-4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1-4アルキル)アミノスルホニルから選択される1又は2個の基で置換され得る、C2-5アルキニル;
20)C2-4アルケニルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);
21)C2-4アルキニルX91-3アルキルR28(ここで、X9及びR28は請求項1に定義される通りである);及び
22)C1-3アルキルR54(C1-4アルキル)q(X9r55(ここでX9、q、r、R54及びR55は請求項1に定義される通りである);
及び、さらにここで、R51−中のC1-5アルキル、C2-5アルケニル又はC2-5アルキニル基は、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノから選択される1つ又はそれ以上の置換基を有していてもよい]。
【請求項11】
Zbが−O−である、請求項9及び10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
環CがO、N及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する9〜10員の複素芳香族二環式部分である、請求項9、10及び11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
1がオキソ、ハロゲノ、ヒドロキシ、C1-2アルコキシ、C1-2アルキル、C1-2アルコキシメチル、C2-3アルカノイル、C1-2ハロアルキル、シアノ、アミノ、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C2-3アルカノイルオキシ、ニトロ、C2-3アルカノイルアミノ、C1-2アルコキシカルボニル、C1-2アルキルスルファニル、C1-2アルキルスルフィニル、C1-2アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1-2アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1-2アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1-2アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1-2アルキル)アミノスルホニル、N−(C1-2アルキルスルホニル)アミノ、N−(C1-2アルキルスルホニル)−N−(C1-2アルキル)アミノ、又は環Cの2つの炭素原子に結合したC3-7アルキレン鎖を表す、請求項9、10、11及び12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
nが0、1又は2である、請求項9、10、11、12及び13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
式IIbの化合物
【化4】

[式中:
環C、R1、R2及びnは請求項1に定義される通りであり、Zbは−O−であり、及び、R2aは請求項9に定義される通りであるが、但し、R2は以下の適合基を1つも有さない:水素、置換されているか又は置換されていないC1-5アルキル、ハロゲノ、C1-5アルコキシ、C2-5アルケニル、フェノキシ又はフェニルC1-5アルコキシ]、又はその塩。
【請求項16】
6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−4−(2−ナフチルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
7−(3−(1,1−ジオキソチオモルホリノ)プロポキシ)−6−メトキシ−−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−3−イル)メトキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
4−(4−クロロキノリン−7−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−3−イル)メトキシ)−4−(4−メチルキノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(4−メチルキノリン−7−イルオキシ)−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−((1−(2−メチルスルホニルエチル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
4−(2,3−ジメチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(2,3−ジメチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)−4−(2−トリフルオロメチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)−4−(2−トリフルオロメチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
(R,S)−4−(3−フルオロキノリン−7−イルオキシ)−6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−3−イル)メトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−メチルスルホニルプロポキシ)キナゾリン、
7−(3−N,N−ジメチルアミノプロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(2−モルホリノエトキシ)エトキシ)キナゾリン、
7−(2−N,N−ジエチルアミノ)エトキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)エトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)−4−(6−トリフルオロメチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(3−(N,N−ジメチルアミノ)プロポキシ)−4−(2,3−ジメチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−(2,3−ジメチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−3−イルメトキシ)キナゾリン、
7−(2−(N,N−ジエチルアミノ)エトキシ)−4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(ピペリジン−2−イル)エトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−6−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン、
7−(3−(エチルスルホニル)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(3−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(2−ヒドロキシ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(N−メチルアミノ)エトキシ)キナゾリン、及び
7−(2−ヒドロキシ−3−(イソプロピルアミノ)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリンから選択される請求項9に記載の化合物、又はその塩。
【請求項17】
6−メトキシ−7−(3−モルホリノプロポキシ)−4−(キノリン−7−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペラジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−メチルスルホニルプロポキシ)キナゾリン、
7−((1−シアノメチル)ピペリジン−4−イルメトキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−モルホリノエトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(1−メチルピペリジン−3−イルメトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−ピペリジノエトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(N−メチル−N−(4−ピリジル)アミノ)エトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)エトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)エトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イルメトキシ)−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−((2−(2−ピロリジン−1−イルエチル)カルバモイル)ビニル)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(ピペリジン−4−イルオキシ)エトキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(N−メチル−N−メチルスルホニルアミノ)エトキシ)キナゾリン、
7−(2−(1−(2−シアノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)エトキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−(ピロリジン−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−(1,1−ジオキソチオモルホリノ)プロポキシ)キナゾリン、
4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)キナゾリン、
7−(3−(N,N−ジメチルアミノ)プロポキシ)−4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
7−(3−(N,N−ジエチルアミノ)プロポキシ)−4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
7−(3−(1,1−ジオキソチオモルホリノ)プロポキシ)−4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(4−ピリジルオキシ)エトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−6−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
7−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イルメトキシ)−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(2−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)エトキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(2−ヒドロキシ−3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(3−(N,N−ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
7−(3−(1,1−ジオキソチオモルホリノ)プロポキシ)−6−メトキシ−−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(2−(4−ピリジルオキシ)エトキシ)キナゾリン、
4−(インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン、
(2R)−6−メトキシ−(2−メチル−1H−インドル−5−イルオキシ)−7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
(5R)−6−メトキシ−(2−メチル−1H−インドル−5−イルオキシ)−7−(2−オキソピロリジン−5−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(4−ブロモインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)−4−インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロポキシ)−4−インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)−4−インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
(2S)−7−(2−ヒドロキシ−3−((N,N−ジイソプロピル)アミノ)プロポキシ)−4−インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
(2S)−7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)−4−インドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)−6−メトキシ−4−(3−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(3−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(1−(2−モルホリノエチル)ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(3−フルオロ−キノリン−7−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
4−(3−フルオロ−キノリン−7−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)−4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルオキシ)キナゾリン、
(2S)−6−メトキシ−(2−メチル−1H−インドル−5−イルオキシ)−7−(2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、及び
4−(6−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリンから選択される請求項9に記載の化合物、又はその塩。
【請求項18】
6−メトキシ−4−(2−メチルインドル−5−イルオキシ)−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(6−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピペリジノプロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−((1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エトキシ)キナゾリン、
(2R)−7−(2−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ)−4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、及び
4−(4−フルオロ−2−メチルインドル−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エトキシ)キナゾリンから選択される請求項9に記載の化合物、又はその塩。
【請求項19】
製剤的に許容される塩の形態である、請求項9に記載の化合物。
【請求項20】
式Iの化合物又はその塩を製造する方法であって、
(a)式IIIの化合物を
【化5】

(式中、R2及びmは請求項1に定義される通りであり、L1は置換し得る部分である)、式IVの化合物と反応させること;
【化6】

(式中、環C、R1、Z及びnは請求項1に定義される通りである);
(b)式Iの化合物又はその塩(式中、少なくと1つのR2はR51であり、ここでR5は請求項1に定義される通りであり、X1は−O−、−S−、−OC(O)−又は−NR10−であり、R10は独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)を、式Vの化合物と式VIの化合物との反応により製造してもよいこと:
【化7】

(式中、環C、Z、R1、R2及びnは請求項1に定義される通りであり、X1は本節に定義される通りであり、sは0〜2の整数である)
5−L1 (VI)
(式中、R5は請求項1に定義される通りであり、L1は本明細書に定義される通りである);
(c)式Iの化合物又はその塩(式中、少なくとも1つのR2はR51であり、ここでR5は請求項1に定義される通りであり、X1は−O−、−S−、−OC(O)−又は−NR10−であり、ここでR10は水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)を、式VIIの化合物と
【化8】

式VIIIの化合物との反応により製造してもよいこと
5−X1−H (VIII)
(式中、R1、R2、R5、環C、Z及びnは請求項1に定義される通りであり、L1、s及びX1は本明細書に定義される通りである);
(d)式Iの化合物及びその塩{式中、少なくとも1つのR2はR51であり、ここでX1は請求項1に定義される通りであり、R5はC1-5アルキルR113であって、R113は以下の9群の1つから選択される:
1)X191-3アルキル(ここでX19は−O−、−S−、−SO2−、−NR114C(O)−又は−NR115SO2−を表し、R114及びR115は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルである);
2)NR116117(ここでR116及びR117は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルである);
3)X201-5アルキルX522(ここでX20は−O−、−S−、−SO2−、−NR118C(O)−、−NR119SO2−又は−NR120−を表し、R118、R119及びR120は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルであり、X5及びR22は請求項1に定義される通りである);
4)R28(ここでR28は請求項1に定義される通りである);
5)X2129(ここでX21は−O−、−S−、−SO2−、−NR121C(O)−、−NR122SO2−又は−NR123−を表し、R121、R122及びR123は同じであっても異なっていてもよく、それぞれ水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルであり、R29は請求項1に定義される通りである);
6)X221-3アルキルR29(ここでX22は−O−、−S−、−SO2−、−NR124C(O)−、−NR125SO2−又は−NR126−を表し、R124、R125及びR126はそれぞれ独立して水素、C1-3アルキル又はC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し、R29は請求項1に定義される通りである);
7)R29(ここでR29は請求項1に定義される通りである);
8)X221-4アルキルR28(ここでX22及びR28は請求項1に定義される通りである);及び
9)R54(C1-4アルキル)q(X9r55(ここでq、r、X9、R54及びR55は請求項1に定義される通りである)}を、式IXの化合物を
【化9】

(式中、X1、R1、R2、環C、Z及びnは請求項1に定義される通りであり、L1及びsは本明細書に定義される通りである)式Xの化合物と反応させることによって製造し得てもよいこと
113−H (X)
(ここでR113は本明細書に定義される通りである);
(e)式Iの化合物又はその塩{式中、置換基(R2mの1つ又はそれ以上は−NR127128により表され、ここでR127とR128のうち片方(他方は水素である)又は両方はC1-3アルキルである}を、置換基(R2mがアミノ基である式Iの化合物とアルキル化剤との反応によって製造し得ること;又は
(f)X1が−SO−又は−SO2−である式Iの化合物又はその塩を、X1が−S−又は−SO−である対応化合物からの酸化により製造してもよいこと;
及び式Iの化合物の塩が必要とされる場合は、得られた化合物を、所望の塩を得るために酸又は塩基と反応させることを含む、前記方法。
【請求項21】
製剤的に許容される賦形剤又は担体とともに、請求項9に記載の式Iの化合物又はその製剤的に許容される塩を有効成分として含む、医薬組成物。
【請求項22】
抗血管形成効果及び/又は血管透過性抑制効果のような治療を必要とする温血動物においてその効果を生ずるための方法であって、請求項1に定義されるような式Iの化合物又はその製剤的に許容される塩の有効量を前記動物へ投与することを含む、前記方法。

【公開番号】特開2006−273860(P2006−273860A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−129249(P2006−129249)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【分割の表示】特願2000−598164(P2000−598164)の分割
【原出願日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】