説明

親水コロイドを調製するためのプロセス

本発明は、細分化されたポリガラクトマンナン親水コロイドを、水溶性シリコーン化合物と併用して含むシャンプー組成物に関する。一態様で、本発明の実施形態は、種子の胚乳から親水コロイドを得る方法に関する。本発明によるある代表的な実施形態は、それぞれの最新の親水コロイドと比べて改良された特性を発揮するカシア、イナゴマメ、タラおよびグアのガラクトマンナン親水コロイドを得る方法に関する。本発明の他の態様は、本発明の方法によって得られる親水コロイドの、陽イオン、両性および/または非イオン基による誘導体化に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)少なくとも1種の、細分化された、陽イオン置換基で誘導体化されたポリガラクトマンナンと、
b)陰イオン、陽イオン、両性および双性イオン洗浄性界面活性剤およびこれらの混合物から選択されるクレンジング界面活性剤と、
c)水溶性シリコーン化合物と、
d)水と
を含む、シャンプー組成物。
【請求項2】
ポリガラクトマンナン骨格における少なくとも1個のC−6水酸基が、陽イオン置換基で誘導体化されている、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項3】
前記陽イオン置換基が、式:−AR(式中、Aは、1〜6個の炭素原子を含有する置換または非置換のアルキレン基であり、Rは、第四級基から選択される)で表される、請求項2記載のシャンプー組成物。
【請求項4】
Aが、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシルおよびハロゲンから選択される少なくとも1個の基で置換されている、請求項3記載のシャンプー組成物。
【請求項5】
前記第四級基が、第四級アンモニウム化合物、第四級スルホニウム化合物および第四級ホスホニウム化合物から選択される、請求項3記載のシャンプー組成物。
【請求項6】
前記第四級基が、式:
−N(R;−S(R;−P(R
(式中、Rは、独立して、置換および非置換のC〜C24アルキル、置換および非置換のベンジルならびに置換および非置換のフェニルを表し;Xは、オニウム陽イオンにおいて電荷のバランスを取る任意の適切な陰イオンを表す)で表される、請求項5記載のシャンプー組成物。
【請求項7】
前記陰イオンが、臭素、塩素、フッ素およびヨウ素から選択される、請求項6記載のシャンプー組成物。
【請求項8】
前記アルキル、ベンジルおよびフェニル置換基が、C〜Cアルキル、ヒドロキシル、ハロゲンおよびこれらの組み合わせから選択される置換基で、1置換または多置換されている、請求項6記載のシャンプー組成物。
【請求項9】
前記水溶性シリコーンが、陰イオン部分を含有する、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項10】
前記水溶性シリコーンが、式:
【化1】

(式中、Gは、水素、C−C10アルキルおよびフェニルを表し;Gは、C−C10アルキレンを表し;Gは、エチレン性不飽和を含有する少なくとも1個の陰イオン性モノマーの重合から得られるポリマー残基を含有する陰イオン基を表し;nは0または1であり;aは、1〜50の範囲の整数であり;bは、10〜350の整数である)で表される骨格セグメントを含有するポリシロキサンである、請求項10記載のシャンプー組成物。
【請求項11】
前記陰イオン基ポリマー残基が、アクリル酸、メタクリル酸およびこれらの組み合わせから選択されるエチレン性不飽和モノマーから重合される繰返し単位を含有する、請求項10記載のシャンプー組成物。
【請求項12】
前記エチレン性不飽和モノマーが、さらに、アクリル酸およびメタクリル酸の少なくとも1種のC〜C20アルキルエステルを含む、請求項11記載のシャンプー組成物。
【請求項13】
前記水溶性シリコーンが、以下の(I)〜(VI):
(I):
【化2】

(式中、
Meはメチルであり;
RおよびR’は、独立して、メチル、−OH、−R、および−R−A’または−(CH−O−(EO)−(PO)−(EO)−Gから選択され、ただしRおよびR’が両方ともメチル、−OHまたはRであることはない;
は、低級アルキルCH(CH−またはフェニル(式中、nは、0〜22の整数である)から選択され;
a、bおよびcは、独立して、0〜100の範囲の整数であり;
EOは、−(CHCHO)−であり;
POは、−(CHCH(CH)O)−であり;
oは、1〜200の範囲の整数であり;
qは、0〜1000の範囲の整数であり;
pは、0〜200の範囲の整数であり;
は、炭素数1〜40のアリール、アルキル、アラルキル、アルカリルまたはアルケニル基であり;
は、水素、RまたはC(O)−X(式中、Xは、炭素数1〜40のアリール、アルキル、アラルキル、アルカリル、アルケニル基またはその混合物である)であり;
は、炭素数6〜18のアリーレン基または炭素数2〜8のアルキレン基で分断されていてもよい、炭素数が1〜40個のアルキレンから選択される2価の基であり;A’およびGは、独立して、
【化3】

(式中、R’’は、炭素数6〜18のアリーレン基または炭素数2〜8のアルキレン基で分断されていてもよい、炭素数1〜40のアルキレンから選択される2価の基であり;Mは、Na、K、Li、NH、またはアルキル、アリール、アルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールアルキルまたはアルカリル基を含有するアミンである)から選択される);
(II):
【化4】

(式中、R11は、1〜8個の炭素原子を有する低級アルキルまたはフェニルから選択され;
12は、−(CH−O−(EO)−(PO)−(EO)−SOであり;
Mは、陽イオンであり、Na、K、LiまたはNHから選択され;
x、yおよびzは、独立して、0〜100の範囲の整数であり;
13は、−(CH−O−(EO)−(PO)−(EO)−Hであり;
14は、メチルまたはヒドロキシルであり;
およびcは、独立して、0〜50の範囲の整数であり;
は、1〜50の範囲の整数である);
(III):
【化5】

(式中、R21は、
【化6】

(式中、aは、0〜200の整数であり;
は、0〜200の整数であり;
は、1〜200の整数であり;
14は、先に規定されたとおりであり;
22は、−(CHCHおよびフェニルから選択され;
nは0〜10の整数であり;
23は、−(CH−O−(EO)−(PO)−(EO)−Hであり;
、yおよびzは、整数であり、独立して、0〜20から選択され;
およびfは、1または2であり、ただしe+f=3であり;
Mは、H、Na、K、LiまたはNHである));
(IV):
【化7】

(式中、Meはメチルであり;
30およびR32は、独立して、−CHまたは−(CH−O−(EO)−(PO)−(EO)−C(O)−R33−C(O)−OHであり、ただし、R30およびR32が両方とも−CHであることなない;
33は、−CH−CH−、−CH=CH−、CH−CH(R37)、
【化8】

から選択され;
37は、1〜22個の炭素原子を有するアルキルであり;
31は、(炭素数1〜4を有する)低級アルキル、CH(CH)およびフェニルから選択され;
は、0〜8の整数であり;
、bおよびcは、独立して、0〜20の範囲の整数であり;
EOは、エチレンオキシド残基、−(CHCH−O)−であり;
POは、プロピレンオキシド残基、−(CHCH(CH)−O)−であり;
は、1〜200の範囲の整数であり;
は、0〜500の範囲の整数である);
(V):
R’CHC(O)OR
(式中、Rは
【化9】

(式中、Meはメチルであり;aは0〜200の整数であり;bは0〜200の整数であり;cは1〜200の整数であり;Rは、−(CHCHおよびフェニルから選択され;nは0〜10の整数であり;Rは−(CH−(OCHCH−(OCHCH(CH))−(OCHCH−OHであり;x、yおよびzは、独立して、整数であり、0〜20から選択される)であり;
R’は、式:
【化10】

(式中、R、RおよびRは、独立して、1〜20個の炭素原子を有するアルキルを表す);
式:
【化11】

(式中、Rは、6〜20個の炭素原子を有するアルキルであり、RおよびRは、独立して、メチルまたはエチルであり;nは、1〜5の整数である);
式:
【化12】

(式中、Rは、6〜20個の炭素原子を有するアルキルであり;vは、1〜5の整数である)で表される);ならびに
(VI):
【化13】

(式中、Meはメチルであり、aは0〜200の整数であり;bは0〜200の整数であり;cは1〜200の整数であり;Rは、−NH−(CH−NHまたは−(CH−NHであり;nは2〜6の整数であり;xは0〜20の整数である)
で表される1種以上の化合物から選択される、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項14】
さらに、
e)非イオン界面活性剤
を含む、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項15】
さらに、
f)シリコーン流体、シリコーン樹脂、シリコーンガムおよびこれらの混合物から選択される不溶性シリコーン
を含む、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項16】
さらに、
g)C12〜C22脂肪酸のエチレングリコールエステル、C12〜C22脂肪酸のアルカノールアミド、C12〜C22脂肪酸の長鎖エステル、長鎖アルカノールアミドの長鎖エステル、N,N−ジヒドロカルビルアミド安息香酸およびその塩類、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、セルロースエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、パルミタミン、ステアラミン、ジパルミトイルアミン、ジ(水素化獣脂)アミン、ジ(水素化獣脂)フタル酸アミド、架橋マレイン酸無水物−メチルビニルエーテル共重合体、セルロースエーテル、およびこれらの混合物から選択される懸濁助剤
を含む、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項17】
前記カルボキシビニル懸濁助剤が、アクリル酸、メタクリル酸およびこれらの混合物から、必要に応じて、アクリル酸のC〜C10アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C10アルキルエステルおよびこれらの混合物を組み合わせて重合される繰返し単位を含有する、請求項16記載のシャンプー組成物。
【請求項18】
前記カルボキシビニル懸濁助剤は架橋されている、請求項17記載のシャンプー組成物。
【請求項19】
さらに、
h)ポリオールと、C〜C22飽和および/または不飽和脂肪酸ならびにこれらの混合物との反応から得られる脂肪酸ポリエステル
を含む、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項20】
さらに、i)帯電防止剤、フケ防止剤、染料、着色剤、有機溶剤または希釈剤、真珠光沢剤、泡増進剤、しらみ撲滅剤、pH調整剤、香料、芳香剤、防腐剤、殺菌剤、タンパク質、皮膚活性剤、整髪ポリマー、日焼け止め、ビタミン、グリセリン、ポリプロピレングリコール、キレート剤、酸化防止剤、日焼け止め、アミノ酸、セラミド、遊離脂肪酸およびこれらの混合物から選択される任意成分
を含む、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項21】
前記少なくとも1種のポリガラクトマンナンが、カシア、イナゴマメ、グアおよびこれらの組み合わせから得られる、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項22】
前記ポリガラクトマンナンが、海藻原料、海藻抽出物、微生物多糖類、セルロースエーテルおよびこれらの誘導体ならびにこれらの組み合わせから選択された多糖類とともに共細分化されている、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項23】
前記海藻抽出物が、カラギーナンおよびアルギネートから選択される、請求項22記載のシャンプー組成物。
【請求項24】
前記ポリガラクトマンナンが、
(a)タマリンド、コロハ、カシア、イナゴマメ、タラ、またはグアから選択される少なくとも1種の細片を、該細片のガラクトマンナン骨格におけるガラクトースおよびマンノース単位の水酸基と反応し得る陽イオン誘導化剤の存在下、水で膨潤し、膨潤細片を形成し、次いで、必要に応じて、該膨潤細片を水/有機溶剤混合物に分散させる工程と、
(b)工程(a)で得た生成物を湿潤状態で細分化する少なくとも1つの工程と
を含む方法によって得られる、請求項1記載のシャンプー組成物。
【請求項25】
さらに、
(c)工程(b)の細分化されて膨潤した細片を、水/有機溶剤混合物に加える工程と、
(d)該水/有機溶剤混合物をガラクトマンナン親水コロイドから分離する工程と
を含む、請求項24記載の方法。
【請求項26】
工程(a)において、海藻原料、海藻抽出物およびキサンタン、セルロース、これらの誘導体、ならびにこれらの組み合わせから選択される多糖類の存在下で、カシア、イナゴマメ、タラおよびグアからなる群の少なくとも1種の細片を膨潤される、請求項24記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−524216(P2008−524216A)
【公表日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−546688(P2007−546688)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【国際出願番号】PCT/US2005/042285
【国際公開番号】WO2006/065469
【国際公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(506347528)ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド (74)
【Fターム(参考)】