説明

車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法

【課題】一旦変速比を小さくした場合であっても、ドライバーに違和感を感じさせることなく元の変速比に戻すために変速制御することができる車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法を提供する。
【解決手段】アクセルペダル及びブレーキペダルの両方の踏み込みに基づいて、フェールセーフ制御が必要であるか否かを判定するフェールセーフ判定部(110)と、フェールセーフ制御が必要であるときには制限されたアクセル操作量に基づいて変速制御するとともに、フェールセーフ制御が不要になったときには徐々に制限が解除されるアクセル操作量に基づいて変速制御するトランスミッション制御部(170)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の駆動力を制御する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アクセルペダルの操作量を電気信号に変換して、この信号に基づいてアクチュエーターを駆動してスロットルバルブの開度を調整する、いわゆるドライブ・バイ・ワイヤ(drive-by-wire)システムが広く採用されている。
【0003】
そして、特許文献1では、スロットルバルブが固着した場合に備えて、アクセルペダルがたとえ踏まれていると検知したときでも、ブレーキペダルが踏まれたら、即時にトランスミッションを最小変速比に制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平4−50551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した従来の方法では、ブレーキペダルが踏まれてトランスミッションが最小変速比に制御された後に、ブレーキペダルが踏まれなくなると、元の変速比に戻される。すると、シフトダウンが発生して唐突な加速となってしまい、ドライバーは違和感を感じてしまう。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、一旦変速比を小さくした場合であっても、ドライバーに違和感を感じさせることなく元の変速比に戻すために変速制御することができる車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
【0008】
本発明の車両の駆動力を制御する装置は、アクセルペダル及びブレーキペダルの両方の踏み込みに基づいて、フェールセーフ制御が必要であるか否かを判定するフェールセーフ判定部と、アクセル操作量に基づいて、エンジンを制御するためのエンジン制御用アクセル操作量を出力するエンジン制御部と、フェールセーフ制御が必要であるときには制限されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するとともに、フェールセーフ制御が不要になったときには所定時間をかけて制限が解除されるエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するトランスミッション制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フェールセーフ制御が不要になったときには所定時間をかけて制限が解除されるエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するので、加速の唐突感を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による車両の駆動力制御装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【図2】フェールセーフ制御判定ユニット110の制御ルーチンを説明する図である。
【図3】エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130の制御ルーチンを説明する図である。
【図4】トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170の制御ルーチンを説明する図である。
【図5】変速マップの一例を示す図である。
【図6】実施形態を実行したときにトランスミッションに入力されるトランスミッション制御用アクセル操作量の変化を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では図面等を参照して本発明を実施するための形態について、さらに詳しく説明する。
【0012】
図1は、本発明による車両の駆動力制御装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【0013】
本発明による車両の駆動力制御装置は、何らかの異状事態、たとえば、ドライバーがフロアマットを新たに設置し、アクセルペダルがこの新たに設置したフロアマットに引っかかることによってアクセルペダルから足を離してもアクセルペダルが戻らなくなっても、ブレーキペダルが踏まれると、車両を安全に停止可能にする駆動力制御装置である。
【0014】
車両の駆動力制御装置1は、エンジンコントロールモジュール(Engine Control Module;以下「ECM」と称す)100と、オートマチックトランスミッションコントロールユニット(Automatic Transmission Control Unit;以下「ATCU」と称す)200と、を含む。車両の駆動力制御装置1は、スタートスイッチがオンされると、微小時間(たとえば数ミリ秒)ごとに以下の制御を繰り返し実行する。
【0015】
なお本実施形態では、ECM100とATCU200とを分けて図示しているが、単一のコントローラーであってもよい。
【0016】
以下では実施形態の理解を容易にするために、各コントローラーの機能を仮想的なユニットとして説明する。
【0017】
ECM100は、フェールセーフ制御判定ユニット110と、A/D変換ユニット120と、エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130と、トルク変換各種補正ユニット140と、スロットル目標開度変換ユニット150と、スロットルモーター制御ユニット160と、トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170と、を含む。
【0018】
フェールセーフ制御判定ユニット110は、ニュートラルスイッチ信号、車速信号、ブレーキスイッチ信号、アクセル実操作量に基づいてフェールセーフ制御が必要であるか否かを判定する。詳細は、後述する。なおニュートラルスイッチ信号は、シフトレバーがNレンジ又はPレンジのときにオン/それ以外のレンジのときにオフとなる信号である。ブレーキスイッチ信号は、ブレーキが踏まれていればオン/踏まれていなければオフとなる信号である。アクセル操作量センサーは、アクセルペダルの実操作量を検出して電圧として出力する。
【0019】
A/D変換ユニット120は、電圧として出力されたアクセル操作量センサー信号をアクセル実操作量に換算する。
【0020】
エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130は、エンジンを制御するためのアクセル操作量を出力する。詳細は、後述する。トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170は、オートマチックトランスミッションを制御するためのアクセル操作量を出力する。詳細は、後述する。
【0021】
トルク変換各種補正ユニット140は、エンジン制御用アクセル操作量に基づいて必要なエンジントルクを演算する。そして、そのエンジントルクを、ビークルダイナミックコントロール(Vehicle Dynamic Control)、トラクションコントロール(Traction Control)、クルーズコントロール(Cruise Control)のような、車両側からの要求トルクで補正して、目標トルクを算出する。
【0022】
スロットル目標開度変換ユニット150は、算出された目標トルクに基づいて、吸気スロットルの目標開度を算出する。
【0023】
スロットルモーター制御ユニット160は、算出された目標開度になるように、スロットルモーターを制御する。
【0024】
ATCU200は、オートマチックトランスミッションをコントロールする。詳細は、後述する。
【0025】
図2は、フェールセーフ制御判定ユニット110の制御ルーチンを説明する図である。
【0026】
ステップS111においてECM100は、フェールセーフ制御中であるか否かを判定する。具体的にはフェールセーフ制御フラグが「1」であればフェールセーフ制御中であると判定する。フェールセーフ制御フラグが「0」であればフェールセーフ制御中ではないと判定する。制御中でなければECM100はステップS112に処理を移行する。制御中であればECM100はステップS117に処理を移行する。
【0027】
ステップS112においてECM100は、ニュートラルスイッチがオンであるか否かを判定する。オフであればECM100はステップS113に処理を移行する。オンであればECM100は一旦処理を抜ける。
【0028】
ステップS113においてECM100は、アクセル操作量が基準値よりも大きいか否かを判定する。大きければECM100はステップS114に処理を移行する。大きくなければECM100は一旦処理を抜ける。
【0029】
ステップS114においてECM100は、ブレーキスイッチがオンであるか否かを判定する。オフであればECM100は一旦処理を抜ける。オンであればECM100はステップS115に処理を移行する。
【0030】
ステップS115においてECM100は、車速が基準値よりも大きいか否かを判定する。大きくなければECM100は一旦処理を抜ける。大きければECM100はステップS116に処理を移行する。
【0031】
ステップS116においてECM100は、フェールセーフ制御フラグに「1」をセットする。
【0032】
ステップS117においてECM100は、ブレーキスイッチがオフであるか否かを判定する。オンであればECM100は一旦処理を抜ける。オフであればECM100はステップS118に処理を移行する。
【0033】
ステップS118においてECM100は、フェールセーフ制御フラグに「0」をセットする。
【0034】
図3は、エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130の制御ルーチンを説明する図である。
【0035】
ステップS131においてECM100は、フェールセーフ制御フラグが「1」であるか否かを判定する。「0」であればECM100はステップS132に処理を移行する。「1」であればECM100はステップS133に処理を移行する。
【0036】
ステップS132においてECM100は、アクセル操作量制限値としてフルオープン値を設定する。したがって実質的にはアクセル操作量を制限しない。
【0037】
ステップS133においてECM100は、アクセル操作量制限値として所定リミット値を設定する。この所定リミット値は、車両の仕様に応じて予め決められている。
【0038】
ステップS134においてECM100は、アクセル実操作量がアクセル操作量制限値を超えるか否かを判定する。超えなければECM100はステップS135に処理を移行する。超えればECM100はステップS136に処理を移行する。
【0039】
ステップS135においてECM100は、エンジン制御用アクセル操作量としてアクセル実操作量を出力する。
【0040】
ステップS136においてECM100は、エンジン制御用アクセル操作量としてアクセル操作量制限値を出力する。
【0041】
図4は、トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170の制御ルーチンを説明する図である。
【0042】
ステップS171においてECM100は、フェールセーフ制御フラグが「1」であるか否かを判定する。「1」であればECM100はステップS172に処理を移行する。「0」であればECM100はステップS173に処理を移行する。
【0043】
ステップS172においてECM100は、フェールセーフ解除カウンターをリセットする。
【0044】
ステップS173においてECM100は、フェールセーフ解除カウンターをインクリメントする。
【0045】
ステップS174においてECM100は、フェールセーフ解除カウンターに基づいて所定時間が経過して移行が完了したか否かを判定する。上述のように、この処理は一定時間ごとに実行されるので、インクリメントされたフェールセーフ解除カウンターによってフェールセーフ制御が解除されてからの経過時間が判る。この経過時間に基づいて移行が完了したか否かを判定する。なお移行が完了したか否かを判定するための基準時間は予め車両の仕様に応じて設定されている。移行が完了するまではECM100はステップS175に処理を移行する。移行が完了したらECM100は、ステップS176に処理を移行する。
【0046】
ステップS175においてECM100は、A/D変換ユニット120から出力されるアクセル実操作量が所定リミット値を超えるか否かを判定する。なおこの所定リミット値はステップS133のリミット値と同じである。所定リミット値を超えなければECM100はステップS176に処理を移行する。所定リミット値を超えればECM100は、ステップS177に処理を移行する。
【0047】
ステップS176においてECM100は、エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130から出力されるエンジン制御用アクセル操作量を
トランスミッション制御用アクセル操作量として出力する。
【0048】
ステップS177においてECM100は、移行中アクセル操作量をトランスミッション制御用アクセル操作量として出力する。なお移行中アクセル操作量は次式(1)に基づいて設定される。
【0049】
【数1】

【0050】
そしてATCU200は、車速とトランスミッション制御用アクセル操作量とを変速マップに適用して変速制御する。
【0051】
図5は、変速マップの一例を示す図である。
【0052】
横軸が車速であり、縦軸がアクセル操作量である。図中太線がシフトアップで使用される変速ラインである。図中細線がシフトダウンで使用される変速ラインである。
【0053】
A点で走行している場合であって6速に制御されているときに白抜き矢印のように、アクセル操作量の制限が解除されると、途中のB点で5速にシフトダウンされる。さらにC点で4速にシフトダウンされる。
【0054】
このようにアクセル操作量の制限が解除されると、トランスミッションはシフトダウンする。
【0055】
本実施形態の制御を実行すると以下のようになる。
【0056】
すなわち走行中に、何らかの異状事態によってアクセルペダルから足を離してもアクセルペダルが戻らなくなっても、ブレーキペダルが踏まれると、フェールセーフ制御判定ユニット110は、ステップS111→S112→S113→S114→S115→S116と処理して、フェールセーフ制御フラグに「1」をセットする。
【0057】
そして、エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130は、ステップS131→S133→S134→S136と処理して、エンジン制御用アクセル操作量として、アクセル実操作量よりも小さいアクセル操作量制限値を出力する。そして、トルク変換各種補正ユニット140が目標トルクを算出し、スロットル目標開度変換ユニット150が吸気スロットルの目標開度を算出し、スロットルモーター制御ユニット160がスロットルモーターを制御する。これによってスロットル開度が絞られてエンジン出力が低下する。またスロットル開度が絞られると吸気負圧が上昇するので、マスターバックの負圧が大きくなりブレーキが効きやすくなる。
【0058】
一方、トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170は、ステップS171→S172→S176と処理して、エンジン制御用アクセル操作量、すなわちリミット値で制限されたアクセル操作量に基づいて、変速制御する。なおこのときのタイミングが図6の時刻t1である。トランスミッション制御用アクセル操作量として制限されたアクセル操作量が採用されるので、トランスミッションはシフトアップする。
【0059】
フェールセーフ制御中にブレーキペダルが踏まれなくなると、フェールセーフ制御判定ユニット110は、ステップS111→S117→S118と処理して、フェールセーフ制御フラグに「0」をセットする。
【0060】
そして、エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット130は、ステップS131→S132→S134→S135と処理して、アクセル操作量の制限を解除し、エンジン制御用アクセル操作量としてアクセル実操作量を出力する。そして、トルク変換各種補正ユニット140が目標トルクを算出し、スロットル目標開度変換ユニット150が吸気スロットルの目標開度を算出し、スロットルモーター制御ユニット160がスロットルモーターを制御する。これによってスロットル開度が大きくなってエンジン出力が上昇する。
【0061】
一方、トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170は、ステップS171→S173→S174→S175→S177と処理して、移行中アクセル操作量に基づいて変速制御する。なおこのときのタイミングが図6の時刻t2である。
【0062】
図6の時刻t3になって移行が完了すると、トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット170は、ステップS174→S176と処理して、エンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御する。なお時刻t2でアクセル操作量の制限を解除されているので、エンジン制御用アクセル操作量はアクセル実操作量である。
【0063】
本実施形態では、フェールセーフ制御を解除するときに、制限されたエンジン制御用アクセル操作量から所定時間をかけて制限を解除する。すると徐々に変速(シフトダウン)されるので、唐突な加速を回避できるのである。
【0064】
また、本実施形態では、フェールセーフ制御を解除するときに、エンジン制御部が吸気スロットル開度を制限を解除するのに遅れて、制限が解除されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するようにした。
【0065】
仮にエンジン制御部が吸気スロットル開度を制限を解除するのと同じタイミングで、制限が解除されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御すると、エンジントルクが回復するのと同時にシフトダウンが発生して、唐突な加速となってしまい、ドライバーは違和感を感じてしまう。
【0066】
これに対して本実施形態は、ますエンジン制御部が吸気スロットル開度を制限を解除して、それに遅れて制限されたエンジン制御用アクセル操作量を用いて変速制御する。そして、制限されたエンジン制御用アクセル操作量から所定時間をかけて制限を解除する。すると徐々に変速(シフトダウン)されるので、唐突な加速を回避できるのである。
【0067】
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
【0068】
上記実施形態ではエンジン出力を制限するために吸気スロットルの開度を小さくしたが、これに限られるものではなく、たとえば燃料噴射量を減量させてもよい。また、上記実施形態では、エンジン出力を制限して所定時間が経過してから変速制御したが、これに限られるものではなく、エンジン出力を制限して所定の距離を走行してから変速制御してもよい。
【符号の説明】
【0069】
100 エンジンコントロールモジュール(ECM)
110 フェールセーフ制御判定ユニット(フェールセーフ判定部)
130 エンジン制御用アクセル操作量出力ユニット(エンジン制御部)
140 トルク変換各種補正ユニット(エンジン制御部)
150 スロットル目標開度変換ユニット(エンジン制御部)
160 スロットルモーター制御ユニット(エンジン制御部)
170 トランスミッション制御用アクセル操作量出力ユニット(トランスミッション制御部)
200 オートマチックトランスミッションコントロールユニット(トランスミッション制御部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセルペダル及びブレーキペダルの両方の踏み込みに基づいて、フェールセーフ制御が必要であるか否かを判定するフェールセーフ判定部と、
アクセル操作量に基づいて、エンジンを制御するためのエンジン制御用アクセル操作量を出力するエンジン制御部と、
フェールセーフ制御が必要であるときには制限されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するとともに、フェールセーフ制御が不要になったときには所定時間をかけて制限が解除されるエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御するトランスミッション制御部と、
を備える車両の駆動力制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記エンジン制御部は、フェールセーフ制御が必要であるときには制限されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいてエンジン出力を制限するとともに、フェールセーフ制御が不要になったときには制限が解除されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいてエンジン出力の制限を解除し、
前記トランスミッション制御部は、フェールセーフ制御が不要になったときには前記エンジン制御部がエンジン出力の制限を解除するのに遅れて、制限が解除されたエンジン制御用アクセル操作量に基づいて変速制御する、
ことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記トランスミッション制御部は、フェールセーフ制御が必要であるときにはシフトアップするとともに、フェールセーフ制御が不要になったときにはシフトダウンする、
ことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
【請求項4】
アクセルペダル及びブレーキペダルの両方の踏み込みに基づいて、フェールセーフ制御が必要であるか否かを判定するフェールセーフ判定工程と、
フェールセーフ制御が必要であるときにはシフトアップするとともに、フェールセーフ制御が不要になったときには所定時間をかけてシフトダウンするトランスミッション制御工程と、
を備える車両の駆動力制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−219022(P2011−219022A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−92173(P2010−92173)
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】