説明

車両前部構造

【課題】ラジエータの支持部がシュラウドパネルの車幅方向左右の縦壁部から離れた位置にあるような場合であっても、シュラウドパネルの変形を防いでラジエータをダイナミックダンパーとしても有効に機能させることを可能とする。
【解決手段】シュラウドパネル3の左側にアッパメンバ5及びロアメンバ7と、第1縦メンバ8及び中間縦メンバ10とによって第1開口部11を形成し、この第1開口部11にラジエータ13(第1冷却装置)を配置する。また、シュラウドパネル3の右側にアッパメンバ5及びロアメンバ7と、第2縦メンバ9及び中間縦メンバ10とによって第2開口部12を形成する。ロアメンバ7のラジエータ13支持用内側マウント孔21(支持部)近傍と、バンパーレインフォースメント41とを連結ブラケット51を介して結合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バンパーレインフォースメント及び冷却装置を取り付けた樹脂製シュラウドパネルを備えた車両前部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、バンパーフェイスの後方にバンパーレインフォースメントが配設されると共に、冷却装置を取り付けた樹脂製シュラウドパネルが上記バンパーレインフォースメントの後方に配設されてなる車両前部構造は知られている。
【0003】
このような車両前部構造において、例えば、特許文献1には、ステーがシュラウドパネルのロアメンバの車幅方向中央から延び、2本に分岐し、該分岐ステーがアッパメンバと連結されたものが示されている。このことで樹脂製シュラウドパネルの変形が抑えられるようになっている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、ラジエータ下端の脚部に設けた免震ゴムをシュラウドパネルのマウント孔に係合させることで、ラジエータをダイナミックダンパーとして利用することが示されている。
【特許文献1】特開2004−237788号公報
【特許文献2】特開2002−225748号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、上記特許文献2の車両前部構造のようにラジエータをダイナミックダンパーとして利用する場合には、シュラウドパネルの剛性が低下すると、シュラウドパネルがねじれ等の変形を生じ、ラジエータを堅固に支持することができず、エンジンのアイドリング運転中にラジエータがダイナミックダンパーとして十分に機能しないという問題があった。
【0006】
かかる問題は、上記特許文献1のようにラジエータがシュラウドパネルの車幅方向全体にわたって設けられ、その支持部が左右の縦壁部の近傍に設けられた場合には、縦壁部によって荷重が支えられるのであまり問題とならないが、ラジエータがシュラウドパネルの車幅方向の一側に偏在して支持されるような場合には、荷重を十分に支えきれず、特に問題となる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ラジエータの支持部が車幅方向左右の縦壁部から離れた位置にあるような場合であっても、シュラウドパネルのねじれ等の変形を防いでラジエータをダイナミックダンパーとして有効に機能させることを可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明では、冷却装置の車幅方向一側の支持部がシュラウドパネルの車幅方向左右の縦メンバ近傍に設けられていない車両前部構造において、冷却装置の車幅方向一側の上記支持部の近くに三角形状の補強部材を設けるようにした。
【0009】
具体的には、請求項1の発明では、バンパーフェイスの後方にバンパーレインフォースメントが配設されると共に、冷却装置を取り付けた樹脂製シュラウドパネルが上記バンパーレインフォースメントの後方に配設されてなる車両前部構造を対象とする。
【0010】
そして、上記シュラウドパネルは、アッパメンバと、ロアメンバと、これら両メンバの車幅方向左右両端同士を連結する左右の第1縦メンバ及び第2縦メンバと、上記アッパメンバ及びロアメンバの車幅方向中間を連結する中間縦メンバとが一体形成されて、第1縦メンバ及び第2縦メンバが上記バンパーレインフォースメントに結合され、
上記アッパメンバ及びロアメンバと、第1縦メンバ及び中間縦メンバとによって略矩形状の第1開口部が形成されると共に、上記中間縦メンバの下端近傍の上記ロアメンバに上記第1開口部に対応して配設される第1冷却装置の車幅方向一側下端の脚部を支持する支持部が形成され、
上記アッパメンバ及びロアメンバと、第2縦メンバ及び中間縦メンバとによって形成される略矩形状の第2開口部に対応するシュラウドパネルには、必要に応じて第2冷却装置が配設され、
上記ロアメンバの上記支持部近傍と、上記バンパーレインフォースメントとが連結ブラケットを介して結合されている。
【0011】
第2の発明では、上記第2開口部対応箇所に第2冷却装置が配設されていないときのシュラウドパネルには、上記第2開口部を上下に跨ぐ第1辺と、該第1辺の上端から上記第2縦メンバ側に延びる第2辺と、該第2辺の第2縦メンバ側及び上記第1辺の下端を連結する第3辺とで略三角形状に一体成形された補強部材が、第1辺と第3辺との第1交差部側をロアメンバ上の上記支持部近傍に、第1辺と第2辺との第2交差部側を上記アッパメンバに、第2辺と第3辺との第3交差部側を第2縦メンバにそれぞれ締結されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の車両前部構造の発明によれば、第1開口部に配設される第1冷却装置を支持する中間縦メンバ側支持部近傍と高剛性のバンパーレインフォースメントとをブラケットで結合している。このため、ロアメンバの支持剛性を高めることでシュラウドパネルの剛性を確保することができ、第1冷却装置を支持する上記支持部が、シュラウドパネルの車幅方向中間部に形成されていることによるシュラウドパネルのねじれ等の変形を、ブラケットによって防止して第1冷却装置をダイナミックダンパーとして適用することが可能となる。
【0013】
上記第2の発明によれば、アッパメンバ、ロアメンバ、第2縦メンバ及び中間縦メンバによって形成された第2開口部内に第2冷却装置が配設されていないときに、該第2開口部を形成する各メンバを三角形状の補強部材によって連結して補強している。このため、さらにシュラウドパネルの剛性を確保することができ、第1冷却装置を支持する上記支持部が、シュラウドパネルの車幅方向中間部に形成されていることによるシュラウドパネルのねじれ等の変形を、三角形状の補強部材とブラケットとの両者によって防止して第1冷却装置をさらに効果的にダイナミックダンパーとして適用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に本発明の実施形態にかかる車両前部構造1の分解斜視図を示す。図2にシュラウドパネル3を後方から見た斜視図を示す。
【0016】
上記車両前部構造1は、樹脂製のシュラウドパネル3を備え、このシュラウドパネル3は、車幅方向に延びるアッパメンバ5を有している。このアッパメンバ5の下方には、車幅方向に延びるロアメンバ7が設けられている。これらアッパメンバ5及びロアメンバ7の車幅方向左右両端同士を連結する左右の第1縦メンバ8及び第2縦メンバ9が一体形成されている。さらに、上記アッパメンバ5及びロアメンバ7の車幅方向中間に上端及び下端を連結する中間縦メンバ10が一体形成されている。
【0017】
上記シュラウドパネル3の左側には、アッパメンバ5及びロアメンバ7と、第1縦メンバ8及び中間縦メンバ10とによって略矩形状の第1開口部11が形成されている。また、シュラウドパネル3の右側には、アッパメンバ5及びロアメンバ7と、第2縦メンバ9及び中間縦メンバ10とによって略矩形状の第2開口部12が形成されている。上記第1開口部11の開口面積は、第2開口部12よりも大きく形成されている。
【0018】
上記中間縦メンバ10の下端近傍のロアメンバ7には、支持部としての内側マウント孔21が形成されている。この内側マウント孔21と同様にロアメンバ7の第1縦メンバ8の下端近傍には、外側マウント孔22が形成されている。これらの内側及び外側マウント孔21,22に第1開口部11に対応して配設される第1冷却装置としてのラジエータ13の下端の脚部17が支持されるようになっている。
【0019】
具体的には、上記ラジエータ13は、矩形板状の形状を有し、その下端部に車幅方向左右に所定の間隔をあけて一対の脚部17が設けられている。この脚部17には、公知の免震ゴム(詳細は図示せず)が取り付けられている。上記内側及び外側マウント孔21,22に上記ラジエータ13の脚部17が免震ゴムを介して挿入されるようになっている。また、上記シュラウドパネル3には、上記ラジエータ13の前方に該ラジエータ13よりも軽量な冷却装置としてのコンデンサ15が配設されるようになっている。このコンデンサ15は、車両の空調装置として使用される。そして、ラジエータ13及びコンデンサ15をマウントして、これら冷却装置(13),(15)がダイナミックダンパーとして機能するようになっている。これらラジエータ13及びコンデンサ15は、別々にシュラウドパネル3に取り付けても、あるいはまとめてサブ組立した上で、シュラウドパネル3に取り付けてもよい。なお、ラジエータ13及びコンデンサ15をシュラウドパネル3に取り付けると、ダイナミックダンパー効果が一層向上して好ましいが、コンデンサ15は取り付けず、ラジエータ13のみを取り付けるようにしてもよい。
【0020】
上記シュラウドパネル3の第2開口部12に対応するロアメンバ7には、第2冷却装置としてのインタークーラー(図示せず)を支持するための2つのインタークーラー支持孔23が形成されている。このインタークーラー支持孔23に、必要に応じて(例えば、ディーゼルエンジン搭載のとき)、インタークーラーが支持されるようになっている。
【0021】
一方、上記インタークーラーが配設されていないときには、上記シュラウドパネル3の第2開口部12の対応箇所には、略三角形状の金属製補強部材31がシュラウドパネル3の裏面側(車両後方側)に取り付けられるようになっている。すなわち、この補強部材31は、上記第2開口部12を上下に跨ぐ第1辺33と、この第1辺33の上端から上記第2縦メンバ9側に延びる第2辺34と、該第2辺34の第2縦メンバ9側及び上記第1辺33の下端を連結する第3辺35とで略三角形状に一体成形されている。この補強部材31では、第1辺33と第3辺35との第1交差部37側がロアメンバ7の上記内側マウント孔21の右側近傍に、第1辺33と第2辺34との第2交差部38側が上記アッパメンバ5に、第2辺34と第3辺35との第3交差部39側が第2縦メンバ9にそれぞれ締結されている。
【0022】
また、上記シュラウドパネル3の第2開口部12を囲む部分のアッパメンバ5、ロアメンバ7及ぶ中間縦メンバ10には、それぞれカバー取付孔3aが形成されている。そして、このカバー取付孔3aによって、このカバー取付孔3aに対応するように取付孔25aが形成された矩形薄板状のカバー25がボルト(図示せず)によって取り付けられるようになっている。上記カバー25は、インタークーラーが第2開口部12に取り付けられていないときに走行風がラジエータ13及びコンデンサ15を通らずに該開口部12からエンジンルーム内に流入するのを防止すると共に上記開口部12からエンジンルーム内の暖気が第1開口部11前方側へ流通するのを防止するものである。なお、図2では、説明の都合上、上記カバー25を省略している。
【0023】
上記シュラウドパネル3は、バンパーフェイス(図示せず)が前側に固定されるバンパーレインフォースメント41の後側に固定されている。具体的には、図3に示すように、バンパーレインフォースメント41は、金属製で、平面視略矩形板状の平板部41aと、この平板部41aの裏側に補強部41bとが中空部41cを有して一体に結合されている。なお、このバンパーレインフォースメント41は、高剛性を有する樹脂材であってもよい。バンパーレインフォースメント41の後側には、車幅方向に所定の間隔をあけてバンパー側ブラケット43が固定され、このバンパー側ブラケット43には、上下に間隔をあけて一対の貫通孔43aが形成されている(図1には上側の貫通孔43aのみ示す)。一方、シュラウドパネル3の第1縦メンバ8及び第2縦メンバ9には、上記貫通孔43aに対応するように、それぞれ一対のパネル取付孔3bが上下に間隔をあけて形成されている。このバンパー側ブラケット43の貫通孔43aと第1縦メンバ8及び第2縦メンバ9のパネル取付孔3bとにボルト(図示せず)を挿通して、シュラウドパネル3がバンパーレインフォースメント41に締結されている。上記パネル取付孔3b及び貫通孔43aの上下方向の位置関係は、バンパーレインフォースメント41の下端が、シュラウドパネル3のロアメンバ7よりも上方に位置付けられるように形成されている。
【0024】
図1において、バンパーレインフォースメント41の左右端には、クラッシュ管45が設けられ、該クラッシュ管45の後端がフロントサイドフレーム(図示せず)に取り付けられるようになっている。
【0025】
また、ロアメンバ7の中間縦メンバ10の右側下端には、突出部4が下方へ突設され、該突出部4に後側ブラケット取付孔4aが貫通して形成されている。このブラケット取付孔4aに車幅方向において対応するように、バンパーレインフォースメント41の下端にも突起部42が下方へ突設され、該突起部42に前側ブラケット取付孔42aが貫通して形成されている。
【0026】
そして、上記後側及び前側ブラケット取付孔4a,42aに連結ブラケット51が締結されるようになっている。この連結ブラケット51は、後側ブラケット取付孔4aに当接する後側取付部51aと、前側ブラケット取付孔42aに当接する前側取付部51bと、これら取付部51a,51bを結ぶ連結部51cとを備えている。前側取付部51bは、後側取付部51aよりも上方かつ前方に位置し、連結部51cは、前方が上方になるように傾斜している。この後側及び前側取付部51a,51bには、それぞれボルト挿通孔51dが貫通して形成されている。この連結ブラケット51に設けたボルト挿通孔51dにそれぞれボルト52を挿通し、上記後側及び前側ブラケット取付孔4a,42aに挿通してナット53に締結することで、シュラウドパネル3のロアメンバ7が連結ブラケット51によってバンパーレインフォースメント41に吊り下げられた状態で保持されてロアメンバ7の上下方向の動きを抑制するように構成されている。
【0027】
したがって、本実施形態にかかる車両前部構造1によると、第1開口部11に配設されるラジエータ13及びコンデンサ15を支持する上記ロアメンバ7における上記中間縦メンバ10側の内側マウント孔21近傍と高剛性のバンパーレインフォースメント41とを連結ブラケット51で結合している。このため、ロアメンバ7の支持剛性を高めることでシュラウドパネル3の剛性を確保することができ、ラジエータ13及びコンデンサ15を支持するロアメンバ7の上記内側マウント孔21が、シュラウドパネル3の車幅方向中間部に形成されていることによるシュラウドパネル3のねじれ等の変形を、連結ブラケット51によって防止して、ラジエータ13及びコンデンサ15をダイナミックダンパーとして適用することが可能となる。
【0028】
また、アッパメンバ5、ロアメンバ7、第2縦メンバ9及び中間縦メンバ10によって形成された第2開口部12内にインタークーラーが配設されていないときに、該第2開口部12を形成する各メンバ5,7,9,10を三角形状の補強部材31によって連結して補強している。このため、シュラウドパネル3の剛性をさらに確保することができ、ラジエータ13及びコンデンサ15を支持するロアメンバ7の上記内側マウント孔21が、シュラウドパネル3の車幅方向中間部に形成されていることによるシュラウドパネル3のねじれ等の変形を、三角形状の補強部材31と連結ブラケット51との両者によって防止して、ラジエータ13及びコンデンサ15をさらに効果的にダイナミックダンパーとして適用することが可能となる。
【0029】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0030】
すなわち、上記実施形態では、ラジエータ13の脚部17側に免震ゴムを設け、ロアメンバ7側に内側及び外側マウント孔21,22を設けたが、逆にロアメンバ7側に免震ゴムを設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上説明したように、本発明は、バンパーフェイスの後方にバンパーレインフォースメントが配設されると共に、冷却装置を取り付けた樹脂製シュラウドパネルがバンパーレインフォースメントの後方に配設されてなる車両前部構造について有用である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態にかかる車両前部構造を示す分解斜視図である。
【図2】シュラウドパネルを後方から見た斜視図である。
【図3】連結ブラケット及びその周辺を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 車両前部構造
3 シュラウドパネル
5 アッパメンバ
7 ロアメンバ
8 第1縦メンバ
9 第2縦メンバ
10 中間縦メンバ
11 第1開口部
12 第2開口部
13 ラジエータ(第1冷却装置)
17 脚部
21 内側マウント孔(支持部)
31 補強部材
33 第1辺
34 第2辺
35 第3辺
37 第1交差部
38 第2交差部
39 第3交差部
41 バンパーレインフォースメント
51 連結ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バンパーフェイスの後方にバンパーレインフォースメントが配設されると共に、冷却装置を取り付けた樹脂製シュラウドパネルが上記バンパーレインフォースメントの後方に配設されてなる車両前部構造であって、
上記シュラウドパネルは、アッパメンバと、ロアメンバと、これら両メンバの車幅方向左右両端同士を連結する左右の第1縦メンバ及び第2縦メンバと、上記アッパメンバ及びロアメンバの車幅方向中間を連結する中間縦メンバとが一体形成されて、第1縦メンバ及び第2縦メンバが上記バンパーレインフォースメントに結合され、
上記アッパメンバ及びロアメンバと、第1縦メンバ及び中間縦メンバとによって略矩形状の第1開口部が形成されると共に、上記中間縦メンバの下端近傍の上記ロアメンバに上記第1開口部に対応して配設される第1冷却装置の車幅方向一側下端の脚部を支持する支持部が形成され、
上記アッパメンバ及びロアメンバと、第2縦メンバ及び中間縦メンバとによって形成される略矩形状の第2開口部に対応するシュラウドパネルには、必要に応じて第2冷却装置が配設され、
上記ロアメンバの上記支持部近傍と、上記バンパーレインフォースメントとが連結ブラケットを介して結合されていることを特徴とする車両前部構造。
【請求項2】
請求項1に記載の車両前部構造において、
上記第2開口部対応箇所に第2冷却装置が配設されていないときのシュラウドパネルには、上記第2開口部を上下に跨ぐ第1辺と、該第1辺の上端から上記第2縦メンバ側に延びる第2辺と、該第2辺の第2縦メンバ側及び上記第1辺の下端を連結する第3辺とで略三角形状に一体成形された補強部材が、第1辺と第3辺との第1交差部側をロアメンバ上の上記支持部近傍に、第1辺と第2辺との第2交差部側を上記アッパメンバに、第2辺と第3辺との第3交差部側を第2縦メンバにそれぞれ締結されていることを特徴とする車両前部構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2007−55400(P2007−55400A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−242322(P2005−242322)
【出願日】平成17年8月24日(2005.8.24)
【出願人】(505142872)ダイキョーニシカワ株式会社 (79)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】