説明

車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム

【課題】所望の交差点を容易に特定できるようにした上で、特定した交差点の周辺に存在する施設を検索するようにする。
【解決手段】車載ナビゲーション装1は、第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部14と、入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部20と、入力された施設種別を有する施設であって、交差点検索部20により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部21と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車載機器、当該車載機器の制御方法、及び、当該車載機器を制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各種施設を検索可能な車載機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車載機器では、施設と施設種別とを対応づけて記憶したデータベースを備え、当該データベースに基づいて、ある特定の施設種別を有する施設を検索できるようにしたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−122200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザーは、施設を検索するにあたり、例えば、行き慣れた交差点や、行き易い交差点等のある特定の交差点の周辺に存在する施設を検索したいと考える場合がある。この場合において、ユーザーは、交差点の名称や、交差点の正確な位置を把握していない場合も多く、交差点の周辺に存在する施設を容易に検索できないことがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、所望の交差点を容易に特定できるようにした上で、特定した交差点の周辺に存在する施設を検索可能な車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、車載機器において、第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部と、入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部と、入力された施設種別を有する施設であり、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
ここで、上記発明の車載機器において、前記施設検索部は、前記交差点検索部により検索された交差点から所定の範囲内にある施設を検索してもよい。
【0007】
また、上記発明の車載機器において、前記施設検索部により検索された施設を表示する表示部を備え、前記交差点検索部により検索された交差点から近い場所に位置する施設ほど優先順位を高くして前記表示部に表示してもよい。
【0008】
また、上記発明の車載機器において、前記施設検索部により検索された施設を表示する表示部と、車両の現在位置を取得し、取得した現在位置から、前記交差点検索部により検索された交差点へ至る経路を検索する経路検索部と、を備え、前記経路検索部により検索された経路を走行した場合に経由し易い施設ほど優先順位を高くして前記表示部に表示してもよい。
【0009】
また、上記発明の車載機器において、前記経路検索部により検索された経路上の道路における進行方向の走行車線沿いに存在する施設を、進行方向と逆方向の走行車線沿いに存在する施設よりも、経由し易い施設と判別してもよい。
【0010】
また、上記発明の車載機器において、道路幅が広い道路沿いに存在する施設を、道路幅が狭い道路沿いに存在する施設よりも、経由し易い施設と判別してもよい。
【0011】
また、上記発明の車載機器において、前記施設検索部により検索された施設のうち、交差点を通過した後に到達可能な施設については、交差点における右左折、直進のし易さを反映して、経由し易さを判別してもよい。
【0012】
また、上記発明の車載機器において、前記入力部は、第1道路を示す情報が入力される第1入力欄と、第2道路を示す情報が入力される第2入力欄とを備え、前記第1入力欄に第1道路を示す情報が入力された場合、当該第1道路と交差する道路を検出し、検出した道路を示す情報を、第2入力欄に入力される第2道路を示す情報の候補としてユーザーに出力してもよい。
【0013】
また、上記発明の車載機器において、前記交差点検索部により、第1道路と第2道路とが交差する交差点が複数検索された場合、検索された複数の交差点のそれぞれを示す情報を選択可能にユーザーに出力してもよい。
【0014】
また、上記目的を達成するために、本発明は、第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部を備える車載機器を制御して、入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索し、入力された施設種別を有する施設であり、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索することを特徴とする。
【0015】
また、上記目的を達成するために、本発明は、第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部を備える車載機器を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、前記コンピューターを入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部と、入力された施設種別を有する施設であって、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部と、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、所望の交差点を容易に特定できるようにした上で、特定した交差点の周辺に存在する施設を検索できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】車載ナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】入力画面の一例を示す図である。
【図3】入力画面の状態遷移図である。
【図4】車載ナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図5】検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図6】交差点の周辺の道路と、推奨経路と、交差点の周辺に存在する施設と模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る車載ナビゲーション装置1(車載機器)の機能的構成を示すブロック図である。
車載ナビゲーション装置1は、車両に設けられた装置であり、指定された目的地までの推奨経路を検索する経路検索機能、及び、検索した推奨経路を車両が走行するように経路誘導する経路誘導機能を備えている。また、本実施形態に係る車載ナビゲーション装置1は、これら経路検索機能、経路誘導機能のほか、後述する交差点周辺施設検索機能を備えている。
なお、本実施形態に係る車載ナビゲーション装置1は、北米で使用されることを前提としているものとする。
【0019】
図1に示すように、車載ナビゲーション装置1は、制御部10と、絶対位置検出部11と、相対方位検出部12と、表示部13と、入力部14と、記憶部15とを備えている。
制御部10は、車載ナビゲーション装置1の各部を中枢的に制御するものであり、CPUやROM、RAM、その他周辺回路を備えている。制御部10は、交差点検索部20と、施設検索部21と、経路検索部22と、を備えているが、これらについては後述する。
絶対位置検出部11は、GPS衛星から送られてくるGPS電波をGPSアンテナやレシーバーなどで受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両の絶対的な位置を算出し、制御部10に出力する。
相対方位検出部12は、ジャイロセンサー等を使って、車両の相対的な方位を検出し、制御部10に出力する。
表示部13は、液晶表示パネル等の表示パネル13aを備え、制御部10の制御の下、表示パネル13aにナビゲーションのための地図等の各種情報を表示する。
入力部14は、車載ナビゲーション装置1に設けられた操作スイッチ14aと、表示部13の表示パネル13aに重ねて配設されたタッチパネル14bとを備え、ユーザーの操作スイッチ14aや、タッチパネル14bに対する操作を検出し、制御部10に出力する。
記憶部15は、ハードディスクや、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部15には、地図データ30と、経路検索用データ31とが記憶されている。
【0020】
地図データ30は、地図に関するデータであり、車両の現在位置を表示する際や、後述する経路誘導時に表示部13の表示パネル13aに表示される表示用の地図に係るデータや、地図上の道路や施設等の情報に関するデータ等を含んでいる。
地図データ30には、少なくとも地図上に表示される施設のそれぞれについて、施設の位置、及び、施設種別が対応づけて記憶されている。
さらに、地図データ30には、道路と、道路の名称、道路が位置している州の名称、道路が位置している都市名、及び、道路幅を示す情報と、が対応づけて記憶され、また、交差点と、交差点の名称、交差点が位置している州の名称、及び、交差点が位置している都市名と、が対応づけて記憶されている。
【0021】
経路検索用データ31は、所定単位で区分された区間経路(リンク)に関するリンクデータ、及び、交差点(ノード)に関するノードデータを備えている。リンクデータ及びノードデータには道路種別、道路幅、車線数、一方通行か否か、及び、制限速度に関する情報や、各リンクのリンクコストを示すリンクコストデータが含まれている。各リンクのリンクコストは、リンク長やリンクの種別、平均旅行時間などから算出される。
この経路検索用データ31は、経路検索機能の実行時に利用される。
【0022】
経路検索機能は、ユーザーにより、入力部14の操作スイッチ14aやタッチパネル14bによって目的地が指定された上で、当該目的地までの経路の検索が指示されたことをトリガーとして実行される。
経路検索機能の実行時、制御部10は、経路検索用データ31に基づいて、現在位置から目的地に至るまでの連続したリンクにおいて、各リンクのリンクコストの総和が最小になるような経路を推奨経路として検索する。
さらに、制御部10は、推奨経路の検索後、表示部13の表示パネル13aに表示された地図上に、車両の現在位置、及び、車両が走行すべき経路を明示し、車両の運転手に対して経路誘導を行う。経路誘導中、制御部10は、相対方位検出部12の検出値に基づいて自律航法により算出した自車位置を、絶対位置検出部11により検出された自車位置により補正するハイブリッド航法により、高精度に求めた自車位置を地図上に表示して、経路誘導を行う。
【0023】
本実施形態に係る車載ナビゲーション装置1は、ユーザーが、特定の施設種別を有する施設であって、特定の交差点の周辺に存在する施設を知りたいと考えた場合に、ユーザーが当該交差点を容易に特定できる構成となっており、さらに、当該交差点の周辺に存在し、当該施設種別を有する施設を検出した上で、検出した施設をユーザーに報知する構成となっている。以下の説明では、所望の交差点の周辺に存在する施設を検索する機能を「交差点周辺施設検索機能」というものとする。
ここで、ユーザーは、例えば、行き慣れた交差点や、現在位置から行き易い交差点を把握している場合に、当該交差点の周辺に存在する施設を知りたいと考える場合がある。
また、ユーザーは、ある目的地に向かう場合において、目的地に至る経路上の交差点を把握している場合に、この交差点の周辺に存在する施設を知りたいと考える場合がある。一例を挙げると、ユーザーは、ある目的地に向かう経路の途中に、ある交差点が存在することを把握している場合において、当該交差点の周辺に存在するレストランで昼食を食べたいと考えた場合に、当該交差点の周辺に存在するレストランを知りたいと考える。
以下、交差点周辺施設検索機能の実行時における車載ナビゲーション装置1の動作について詳述する。
【0024】
まず、交差点周辺施設検索機能の実行の前提として、ユーザーは、操作スイッチ14aやタッチパネル14bを操作して、表示パネル13aへ入力画面40(図2)を表示することを指示し、表示パネル13aに表示された入力画面40を利用して、交差点周辺施設検索機能を実行するために必要な各種情報を入力する。
【0025】
図2は、入力画面40を示す図である。
図2に示す入力画面40において、行政区画入力欄41は、行政区画(本実施形態では、北米における「州」)の名称が入力される欄である。制御部10は、絶対位置検出部11の検出値に基づいて、車両が位置している州を特定すると共に、特定した州の名称を行政区画入力欄41に自動で入力する構成となっている。これは、ユーザーが特定しようとしている交差点は、現時点で車両が位置している州に存在している場合が多く、車両が位置している州の名称を自動で行政区画入力欄41に入力する構成とすることにより、ユーザーの入力に係る作業をなくし、ユーザーの利便性を向上するためである。なお、ユーザーが特定しようとしている交差点が位置している州と、車両が現時点で位置している州とが異なる場合もある。これを考慮して、この様な場合は、ユーザーが改めて州を示す情報を行政区画入力欄41に入力できる構成となっている。
【0026】
都市入力欄42は、ユーザーが特定しようとしている交差点が位置している都市名が入力される欄である。都市入力欄42に対応する位置がタッチ操作された場合、ソフトウェアキーボードが表示され、このソフトウェアキーボードがタッチ操作されることにより、都市入力欄42に都市名を入力可能である。なお、文字入力によって情報が入力される他の欄についても、同様の手法により文字入力が行える構成となっている。
ユーザーは、行政区画入力欄41、及び、都市入力欄42に入力すべき情報を正確に把握していない場合は、これら欄に必ずしも情報を入力する必要は無い(理由は後述)。
施設種別入力欄43は、ユーザーが検索したい施設の施設種別が入力される欄である。施設種別の例としては、レストランや、観光施設、ガソリンスタンド等がある。
交差点名称入力欄44は、特定しようとしている交差点について、ユーザーがその名称を把握している場合は、当該交差点の名称が入力される欄である。
ここで、一般に交差点の名称は普及しておらず、また、普段の生活で交差点の名称をあまり使用する機会がない、といった事情により、ユーザーは、正確な交差点の名称を把握していない場合も少なくない。そして、交差点の名称を取得するためには、インターネットを利用して検索する等煩雑な作業を行う必要がある。このことを踏まえ、本実施形態では、第1道路入力欄45及び第2道路入力欄46の2つの欄が設けられており、これら2つの欄を利用して、ユーザーが容易に交差点を特定できる構成となっている。
以下、第1道路入力欄45、及び、第2道路入力欄46について詳述する。
【0027】
第1道路入力欄45は、ユーザーが特定しようとしている交差点において交差する道路のうち、1の道路(以下、「第1道路」という)の名称が入力される欄である。また、第2道路入力欄46は、ユーザーが特定しようとしている交差点において交差する道路のうち、上記1の道路と異なる道路(以下、「第2道路」)の名称が入力される欄である。
ここで、ユーザーは、交差点の名称を把握していない場合であっても、交差点において交差する道路の名称を把握している場合がある。これは、道路の名称は、地図上で道路と併せて表示されたり、道路に立設された標識に当該道路の名称が表示されたり、また、ラジオ放送で交通情報を放送する際に利用されたりする等して、目に触れ、耳にする機会が多いからである。車両を運転する者は、特に、自身が利用する道路の名称を把握している場合が多い。
以上を踏まえ、本実施形態では、入力画面40に、第1道路入力欄45、及び、第2道路入力欄46が設けられており、これら入力欄に特定しようとしている交差点において交差する道路のそれぞれの名称を入力することにより、交差点の特定が行われる構成となっている。さらに、本実施形態では、ユーザーの利便性を向上すべく、第1道路入力欄45及び第2道路入力欄46に情報を入力する際の手順、及び、態様に工夫がなされている。
以下、第1道路入力欄45及び第2道路入力欄46に情報が入力される際の態様について詳述する。
【0028】
図3は、第1道路入力欄45、及び、第2道路入力欄46に、対応する情報が入力される際の、入力画面40の状態遷移を示す図である。
図3(A)に示す入力画面40では、第1道路入力欄45及び第2道路入力欄46のいずれにも道路の名称が入力されていない状態である。そして、この状態の入力画面40の第1道路入力欄45がタッチ操作されると、入力画面40が、図3(B)に示す第1道路入力画面50に切り替わる。
図3(B)に示すように、第1道路入力画面50には、第1道路表示欄51が設けられており、この第1道路表示欄51の下方にはソフトウェアキーボード52が設けられている。ユーザーは、ソフトウェアキーボード52を利用して、特定しようとしている交差点において交差する1の道路の名称を入力する。すると、ソフトウェアキーボード52に対するタッチ操作によって入力された文字列が第1道路表示欄51に表示される。ここで、1の道路の名称の入力に際し、ユーザーは、正確な道路の名称を入力する必要はなく、少なくとも、道路の名称の一部を示す文字列を入力すればよい。1の道路の名称、又は、名称の一部を入力した後、ユーザーは、第1道路入力画面50に設けられたOKボタン53をタッチ操作する。すると、第1道路入力画面50が、図3(C)に示す第1道路候補リスト画面55に切り替わる。
【0029】
この第1道路候補リスト画面55では、第1道路入力画面50(図3(B))において入力された文字列を含む道路が一覧表示される。当該一覧表示に際し、制御部10は、第1道路入力画面50において入力された文字列を取得した後、地図データ30を参照し、名称に当該文字列が含まれている道路の全てを検索し、検索結果を一覧表示する。その際、上述した入力画面40の行政区画入力欄41に、特定しようとしている交差点が位置する州の名称が入力されている場合は、検索対象が当該州に存在している道路に絞られた上で、上記検索が行われ、また、都市入力欄42に、特定しようとしている交差点が位置する都市名が入力されている場合は、検索対象が当該都市に存在している道路に絞られた上で上記検索が行われる。このように、行政区画入力欄41及び/又は都市入力欄42に情報が入力されている場合は、検索対象が絞られた上で検索が行われるため、処理効率が向上し、第1道路候補リスト画面55が表示されるまでの時間短縮を図ることができるが、一方、入力が行われていない場合であっても、検索結果の正確性が損なわれることはない。
【0030】
図3(C)に示すように、第1道路候補リスト画面55では、入力された文字列に基づいて検索された道路の名称が一覧表示される。第1道路候補リスト画面55において道路の名称が表示された位置は、タッチ操作可能となっており、道路の名称が表示された位置がタッチ操作された場合、当該タッチ操作された道路の名称に対応する道路が、入力画面40の第1道路入力欄45に入力されるべき第1道路として確定する。
【0031】
ユーザーにより第1道路候補リスト画面55に表示された道路の名称のいずれかがタッチ操作されることにより、第1道路入力欄45に入力されるべき第1道路が確定すると、第1道路候補リスト画面55が、第2道路候補リスト画面58(図3(D))に切り替わる。
第2道路候補リスト画面58では、第2道路として選択可能な道路の名称が一覧表示される。
ここで、ある道路について、当該道路と交差している他の道路は限定される。これを踏まえ、第1道路が確定した後、制御部10は、地図データ30を参照し、確定した第1道路と交差している道路を検索し、検索した道路の名称を第2道路候補リスト画面58に一覧表示する。
第2道路候補リスト画面58において、道路の名称が表示された位置は、タッチ操作可能となっており、道路の名称が表示された位置がタッチ操作された場合、当該タッチ操作された道路の名称に対応する道路が、入力画面40の第2道路入力欄46に入力されるべき第2道路として確定する。
【0032】
ここで、確定した第1道路と、第2道路とは、交差する箇所が1箇所の場合と、複数箇所の場合とがある。つまり、第1道路と、第2道路とが交差することによって形成される交差点が1つの場合と、複数の場合とがある。なお、交差点が1つか、複数かの判別は、第2道路が確定した際に、地図データ30が参照された上で制御部10により行われる。
交差点が1つの場合、第2道路候補リスト画面58に表示された道路の名称のいずれかがタッチ操作されることにより、第2道路入力欄46に入力されるべき第2道路が確定すると、第2道路候補リスト画面58が、再び、入力画面40に切り替わる。切り替わった後の入力画面40において、第1道路入力欄45には、確定した第1道路の名称が表示され、かつ、第2道路入力欄46には、確定した第2道路の名称が表示された状態となる。ユーザーは、入力画面40に形成された各入力欄を参照し、各入力欄に入力すべき情報に間違いがない場合は、OKボタン59をタッチ操作し、入力画面40への入力を確定する。このOKボタン59へのタッチ操作による入力画面40への入力の確定をトリガーとして、制御部10により、後述する交差点周辺施設検索機能に係る処理が実行される。
【0033】
一方、交差点が複数の場合、複数の交差点のうち、いずれの交差点が、ユーザーが特定しようとしている交差点に該当するのかを確定する必要がある。これを踏まえ、交差点が複数の場合は、第2道路候補リスト画面58に表示された道路の名称のいずれかがタッチ操作されることにより、第2道路入力欄46に入力されるべき第2道路が確定すると、第2道路候補リスト画面58が、交差点一覧画面60(図3(E))に切り替わる。
この交差点一覧画面60では、複数の交差点の名称が一覧表示される。第1道路と第2道路とによって形成される交差点の特定は、後述する交差点検索部20の機能を利用して行われる。
そして、交差点一覧画面60において、交差点の名称が表示された位置は、タッチ操作可能となっており、交差点の名称が表示された位置がタッチ操作された場合、当該タッチ操作された交差点の名称に対応する交差点が、ユーザーが特定しようとしている交差点として確定する。
交差点一覧画面60に表示された交差点の名称のいずれかがタッチ操作されることにより、ユーザーが特定しようとしている交差点が確定すると、交差点一覧画面60が、再び、入力画面40に切り替わる。切り替わった後の入力画面40において、第1道路入力欄45には、確定した第1道路の名称が表示され、第2道路入力欄46には、確定した第2道路の名称が表示され、交差点名称入力欄44には、確定した交差点の名称が表示された状態となる。ユーザーは、入力画面40に形成された各入力欄を参照し、各入力欄に入力すべき情報に間違いがない場合は、OKボタン59をタッチ操作し、入力画面40への入力を確定する。このOKボタン59へのタッチ操作による入力画面40への入力の確定をトリガーとして、制御部10により、後述する交差点周辺施設検索機能に係る処理が実行される。
【0034】
図4は、交差点周辺施設検索機能の実行時における制御部10の動作を示すフローチャートである。
以下の動作では、説明の明確化のため、第1道路と、第2道路とが交差することによって形成される交差点は1つであるものとする。
まず、制御部10の交差点検索部20は、上述した手段により確定した第1道路と、第2道路とを取得し、地図データ30を参照することにより、第1道路と第2道路とが交差することによって形成される交差点を特定する(ステップSA1)。
次いで、制御部10は、地図データ30を参照して、ステップSA1において特定した交差点の位置を取得する(ステップSA2)。
次いで、制御部10の施設検索部21は、地図データ30を参照し、ステップSA2において取得した交差点の位置を中心として所定の半径(例えば、1km)を有する円状のエリア内に存在する施設であって、入力画面40の施設種別入力欄43に入力された施設種別を有する施設を検索する(ステップSA3)。
次いで、制御部10は、ステップSA3における検索結果が表示された検索結果表示画面65(図5)を表示パネル13aに表示する(ステップSA4)。
以下、検索結果表示画面65について詳述する。
【0035】
図5は、検索結果表示画面65の一例を示す図である。
図5に示すように検索結果表示画面65は、検索された施設が地図上に配置された地図画面66と、検索された施設が一覧表示された施設一覧画面67との2つの画面に大別される。
地図画面66について、制御部10は、表示部13を制御して、ステップSA1で特定した交差点を中心とした地図上に、ステップSA3で検索された施設が、施設の位置に即して配置された地図画面66を表示する。
【0036】
施設一覧画面67には、優先順位選択エリア68と、施設一覧表示エリア69との2つの表示エリアが形成されている。
優先順位選択エリア68には、距離優先ボタン70と、行き易さ優先ボタン71との2つのボタンが設けられている。これは、施設一覧表示エリア69に施設の名称の一覧を表示する際に、施設をどういった優先順位で並べて表示するのかを指示するためのボタンである。ここで、情報が上下に並んで一覧表示されている場合、ユーザーは、最上部から下に向かって順に情報を確認する傾向があるが、これを踏まえ、本実施形態では、施設一覧表示エリア69において、上方に表示された施設ほど、下方に表示された施設よりも優先順位が高いものとされている。
【0037】
距離優先ボタン70がタッチ操作された場合、交差点から近い場所に位置する施設ほど、優先順位を高くして施設一覧表示エリア69に表示する。
詳述すると、距離優先ボタン70がタッチ操作された場合、制御部10は、地図データ30を参照し、施設のそれぞれについて、交差点からの離間距離を算出する。そして、制御部10は、算出した離間距離が小さい施設ほど上位に表示されるように順番を並び替えて、施設一覧表示エリア69に施設を一覧表示する。
【0038】
行き易さ優先ボタン71がタッチ操作された場合、制御部10は、経由し易い施設ほど上位に表示されるように順番を並び替えて、施設一覧表示エリア69に施設を一覧表示する。
本実施形態では、経由し易い施設の順位付けは、以下のようにして行われる。
すなわち、制御部10は、検索された施設のそれぞれについて、行き易さという観点で設定された条件を満たすか満たさないかに応じて点数付けを行い、点数の高い施設ほど、経由し易い施設と判別する。
より具体的には、行き易さ優先ボタン71がタッチ操作された場合、制御部10は、絶対位置検出部11、及び、相対方位検出部12の検出値に基づいて、車両の現在位置、及び、進行方向を取得すると共に、現在位置から特定した交差点に至るまでの推奨経路を検索する。推奨経路の検索は、制御部10の経路検索部22によって、行われる。
次いで、制御部10は、地図データ30を参照し、ステップSA3で検索された施設のうち、交差点までの推奨経路沿いに存在する施設であって、進行方向の走行車線沿いに存在する施設を検索し、当該施設に対して、所定の点数を付与する。
【0039】
図6は、交差点の周辺の道路と、推奨経路と、交差点の周辺に存在する施設と模式的に示す図である。
図6において、矢印P1は、推奨経路を示しているものとする。以下の説明において、車線とは、1の道路を進行方向に応じて分離すべく、中央分離帯や中央分離線等によって区分された車線のことをいうものとし、同一進行方向の車道を複数に区分して形成されたものと明確に区別する。
周知のとおり、北米においては、車両は右車線を走行する決まりとなっている。
図6の例では、符号F1、F2によって示される施設が、交差点までの推奨経路沿いに存在する施設であって、進行方向の走行車線沿いに存在する施設に該当し、これら施設に対し所定の点数が付与されることとなる。
このように、本実施形態では、交差点までの推奨経路沿いに存在する施設であって、進行方向の走行車線沿いに存在する施設の方が、その他の施設よりも、経由し易い施設と判別される。これは、現在位置から交差点に向かって車両を走行した場合、進行方向の走行車線沿いに存在する施設の方が、その他の施設よりも、スムーズにアクセスでき、かつ、アクセスのために要する時間のロスが少ないと考えられるからである。
【0040】
さらに、制御部10は、地図データ30を参照し、道路幅が広い道路沿いに位置している施設に対して、道路幅が狭い道路沿いに位置している施設よりも高い点数が付与されるように、各施設に対して所定の点数を付与する。
例えば、図6を参照して、図6に示す道路Y1、Y2、Y3、Y4の道路幅の広さの関係が、Y1>Y2>Y3>Y4であるとすると、制御部10は、道路Y1沿いに位置している施設F1、F2、F3に対して最も高い点数(「点数T1」とする)を付与し、道路Y2沿いに位置している施設F4、F5に対して点数T1よりも低い点数T2を付与し、道路Y3沿いに位置している施設F6に対して点数T2よりも低い点数T3を付与し、道路Y4沿いに位置している施設F7、F8に対して点数T3よりも低い点数T4を付与する。
このように、本実施形態では、道路幅が広い道路沿いに位置する施設の方が、道路幅が狭い道路沿いに位置する施設よりも、経由し易い施設と判別される。これは、施設に到達するために車両が道路上で右左折等の動作を行う必要があることを考慮すると、道路幅の広い道路沿いに位置する施設の方が、道路幅の狭い道路沿いに位置する施設よりも経由し易い施設である、ということができるからである。
【0041】
さらに、制御部10は、現在位置から交差点に至る推奨経路に含まれる道路沿いに位置している施設に対して所定の点数(「点数T5」とする)を付与する。そして、推奨経路に含まれる道路沿いに位置していない施設について、交差点を直進した後に到達可能な施設に対して点数T5よりも低い点数T6が付与され、交差点を右折した後に到達可能な施設に対して点数T6よりも低い点数T7が付与され、交差点を左折した後に到達可能な施設に対して点数T7よりも低い点数T8が付与されるように、各施設に点数を付与する。
ここで、右車線を走行することが決められている環境では、一般に、交差点において、ユーザーは、「直進」「右折」、及び、「左折」のうち、「直進」を最も容易に行うことができ、また、「左折」よりも「右折」の方を容易に行うことができるものと考えられる。これを踏まえ、本実施形態では、推奨経路に含まれる道路沿いに位置していない施設については、交差点を直進した後に到達可能な施設が最も経由し易い施設と判別され、交差点を右折した後に到達可能な施設が次に経由し易い施設と判別され、交差点を左折した後に到達可能な施設が最も経由しにくい施設と判別される。
【0042】
制御部10は、以上のようにして各施設に対して点数を付与した上で、点数が高い施設ほど上位に表示されるように順番を並び替えて、施設一覧表示エリア69に施設を一覧表示する。
このように、行き易さ優先ボタン71がタッチ操作された後の施設一覧表示エリア69では、ある程度の客観性をもって経由し易いと考えられる施設ほど、上位に配置されるように施設が並び帰られる。このため、ユーザーは、行き易さ優先ボタン71をタッチ操作した後の、施設一覧表示エリア69に表示された施設の順番を参照することにより、どの施設が経由し易い施設であるのかを、容易、かつ、直感的に把握できる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態に係る車載ナビゲーション装置1は、第1道路の名称、この第1道路と交差する第2道路の名称、及び、施設種別が入力される入力画面40が表示可能な入力部14のタッチパネル14bと、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部20と、入力された施設種別を有する施設であって、交差点検索部20により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部21と、を備えている。
これによれば、ユーザーによって第1道路の名称、及び、第2道路の名称を入力するという容易な作業により、所望の交差点を確実に特定でき、かつ、施設検索部21により、特定した交差点の周辺に存在する施設を検索できる。
【0044】
また、本実施形態では、施設検索部21は、交差点検索部により検索された交差点から所定の範囲内にある施設を検索する。
これによれば、交差点から所定の範囲内に位置している施設を確実に検索できる。
【0045】
また、本実施形態では、距離優先ボタン70がタッチ操作された場合、施設一覧表示エリア69において、交差点から近い場所に位置する施設ほど上位に表示される。換言すれば、交差点から近い場所に位置する施設ほど、高い優先順位で表示される。
これによれば、ユーザーは、距離優先ボタン70をタッチ操作後の、施設一覧表示エリア69における施設の順番を参照することにより、容易、かつ、直感的に交差点から近い施設を把握できる。
【0046】
また、本実施形態に係る車載ナビゲーション装置1は、車両の現在位置を取得し、取得した現在位置から、交差点検索部20により検索された交差点へ至る経路を検索する経路検索部22を備えている。そして、検索結果表示画面65の施設一覧表示エリア69において、経路検索部22により検索された経路を走行した場合に経由し易い施設ほど優先順位が高く表示される。
その際、優先順位の設定にあたり、経路検索部22により検索された経路上の道路における進行方向の走行車線沿いに存在する施設を、進行方向と逆方向の走行車線沿いに存在する施設を含む他の施設よりも、経由し易い施設と判別する。
これは、進行方向の走行車線沿いに存在する施設の方が、他の施設と比較してスムーズにアクセスでき、かつ、時間のロスが少ないと考えられるからであり、これにより、高い正確性をもって経由し易い施設の判別を行うことができる。
【0047】
また、本実施形態では、優先順位の設定にあたり、道路幅が広い道路沿いに存在する施設を、道路幅が狭い道路沿いに存在する施設よりも、経由し易い施設と判別する。
これは、施設に到達するために車両が道路上で右左折等の動作を行う必要があることを考慮すると、道路幅の広い道路沿いに位置する施設の方が、道路幅の狭い道路沿いに位置する施設よりも経由し易い施設である、ということができるからであり、これにより、高い正確性をもって経由し易い施設の判別を行うことができる。
【0048】
また、本実施形態では、優先順位の設定にあたり、交差点を通過した後に到達可能な施設については、交差点における右左折、直進のし易さを反映して、経由し易さを判別する。
このように、交差点における右左折、直進のし易さを反映して経由しやすさを判別することにより、より高い正確性をもって経由し易い施設の判別を行うことができる。
【0049】
また、本実施形態では、入力画面40には、第1道路の名称が入力される第1道路入力欄45と、第2道路の名称が入力される第2道路入力欄46とが設けられている。そして、第1道路入力欄45に入力すべき第1道路が確定した場合、制御部10は、当該第1道路と交差する道路を検出し、検出した道路を示す情報を、第2道路入力欄46に入力される第2道路を示す情報の候補としてユーザーに出力する。
これによれば、ユーザーが第2道路入力欄46に対して、第2道路の名称を文字入力する必要がなくなり、ユーザーの利便性が向上する。さらに、第2道路入力欄46に入力可能な第2道路について限定列挙してユーザーに提示することにより、ユーザーが、第2道路の名称について曖昧にしか記憶していない場合であっても、より高い確率で正しい第2道路を選択させることができる。
【0050】
また、本実施形態では、第1道路と第2道路とが交差する交差点が複数検索された場合、検索された複数の交差点のそれぞれを示す情報を選択可能にユーザーに出力する。
これにより、第1道路と第2道路とが交差して形成される交差点が複数存在する場合であっても、ユーザーは、特定したい交差点を選択できる。
【0051】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、施設の優先順位を設定する際、施設のそれぞれを点数付けした上で、点数の高い施設の優先順位を高く設定していた。しかしながら、施設の優先順位の設定の方法はこれに限らず、他のアルゴリズムを用いて優先順位を設定するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 車載ナビゲーション装置(車載機器)
10 制御部(コンピューター)
13 表示部
13a 表示パネル
14 入力部
14a 操作スイッチ
14b タッチパネル
20 交差点検索部
21 施設検索部
22 経路検索部
43 施設種別入力欄
45 第1道路入力欄(第1入力欄)
46 第2道路入力欄(第2入力欄)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部と、
入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部と、
入力された施設種別を有する施設であり、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部と、を備えることを特徴とする車載機器。
【請求項2】
前記施設検索部は、
前記交差点検索部により検索された交差点から所定の範囲内にある施設を検索することを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項3】
前記施設検索部により検索された施設を表示する表示部を備え、
前記交差点検索部により検索された交差点から近い場所に位置する施設ほど優先順位を高くして前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載機器。
【請求項4】
前記施設検索部により検索された施設を表示する表示部と、
車両の現在位置を取得し、取得した現在位置から、前記交差点検索部により検索された交差点へ至る経路を検索する経路検索部と、を備え、
前記経路検索部により検索された経路を走行した場合に経由し易い施設ほど優先順位を高くして前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載機器。
【請求項5】
前記経路検索部により検索された経路上の道路における進行方向の走行車線沿いに存在する施設を、進行方向と逆方向の走行車線沿いに存在する施設よりも、経由し易い施設と判別することを特徴とする請求項4に記載の車載機器。
【請求項6】
道路幅が広い道路沿いに存在する施設を、道路幅が狭い道路沿いに存在する施設よりも、経由し易い施設と判別することを特徴とする請求項4又は5に記載の車載機器。
【請求項7】
前記施設検索部により検索された施設のうち、交差点を通過した後に到達可能な施設については、交差点における右左折、直進のし易さを反映して、経由し易さを判別することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の車載機器。
【請求項8】
前記入力部は、第1道路を示す情報が入力される第1入力欄と、第2道路を示す情報が入力される第2入力欄とを備え、
前記第1入力欄に第1道路を示す情報が入力された場合、当該第1道路と交差する道路を検出し、検出した道路を示す情報を、第2入力欄に入力される第2道路を示す情報の候補としてユーザーに出力することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車載機器。
【請求項9】
前記交差点検索部により、第1道路と第2道路とが交差する交差点が複数検索された場合、検索された複数の交差点のそれぞれを示す情報を選択可能にユーザーに出力することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の車載機器。
【請求項10】
第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部を備える車載機器を制御して、
入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索し、
入力された施設種別を有する施設であり、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索することを特徴とする車載機器の制御方法。
【請求項11】
第1道路を示す情報、この第1道路と交差する第2道路を示す情報、及び、施設種別が入力される入力部を備える車載機器を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記コンピューターを
入力された第1道路を示す情報、及び、第2道路を示す情報に基づいて、第1道路と第2道路とが交差する交差点を検索する交差点検索部と、
入力された施設種別を有する施設であって、前記交差点検索部により検索された交差点の周辺に存在する施設を検索する施設検索部と、として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−117925(P2012−117925A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−268161(P2010−268161)
【出願日】平成22年12月1日(2010.12.1)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】