説明

車載用レシーバ、無線LAN端末及びナビゲーション端末

【課題】 現在位置に応じて放送用電波の受信周波数を制御することができる車載用レシーバを提供する。
【解決手段】 この車載用レシーバは、放送用電波を受信して得られる受信信号に基づいて音声信号及び/又は画像信号を生成する第1の受信部10と、同一の放送局に属する複数の送信局から放送用電波が送信される地域的範囲に関する送信範囲情報を格納する格納部62と、GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する第2の受信部50と、第2の受信部によって取得された位置情報と格納部に格納されている送信範囲情報とに基づいて、第1の受信部における受信周波数を制御する制御部61とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に搭載されてラジオ放送やテレビ放送等の放送用電波を受信する車載用レシーバに関する。さらに、本発明は、移動可能な無線LAN端末、及び、自動車又は人間用のナビゲーション端末に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、FM放送においては、山や谷等の地形の変化によって、電波の届く範囲が比較的狭い範囲に限られてしまうので、1つの番組を放送するために、同一の放送局に属する複数の送信局(地方局)からそれぞれの電波を送信することが行われている。その際に、複数の地方局から送信される電波が互いに干渉しないように、これらの地方局において異なる周波数の電波が用いられる。
【0003】
しかしながら、自動車に乗って広範囲の地域を移動する際に、例えば、自動車が山岳地帯のトンネルを通過することにより地方局の受け持ち範囲の境界線を超えると、今まで受信していた番組が受信できなくなってしまうので、その番組を継続して受信するためには、車載用レシーバの受信周波数を変更する必要がある。特に、自分で自動車を運転している場合には、受信周波数を変更するために車載用レシーバを操作することは煩雑かつ危険であった。
【0004】
関連する技術として、下記の特許文献1には、自動車位置に関連させた2重チャンネル広告法が開示されている。この2重チャンネル広告法によれば、自動車情報装置が、特定の関心のある地点に関する情報を収集する。利用者は、自動車のその時点での現在位置に対する指定した関心のある地点までの移動方向と距離を示す表示を含め、当該情報を呼び出して表示する。2重チャンネル広告が、音声放送とデータ放送により送信される。音声放送で関心のある広告を聴取すると、利用者は、広告主の位置を含む関連データ放送を取り込む。自動車の現在位置から関心のある地点までの移動距離と相対的な方向が、これにより表示される。
【0005】
この2重チャンネル広告法は、音声放送とデータ放送とを行うことにより、関心のある地点に関する位置情報を提供するものではあるが、自動車に乗って走行する地域に応じて車載用レシーバの受信周波数を変更することに関しては、何ら開示されていない。
【0006】
また、近年においては、移動可能な無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)端末が実用化されているが、無線信号が用いられることにより違法行為を行うことが比較的容易になっているので、セキュリティを強化することが要望されている。さらに、自動車や人間のためのナビゲーション端末において、電波を利用して誇大広告を行っている店舗を避けることができるようにすれば便利である。
【特許文献1】特表平10−505441号公報(第1頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、現在位置に応じて放送用電波の受信周波数を制御することができる車載用レシーバを提供することである。また、本発明の第2の目的は、セキュリティを強化した無線LAN端末を提供することである。さらに、本発明の第3の目的は、電波を利用して誇大広告を行っている店舗を避けることができるナビゲーション端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決するため、本発明に係る車載用レシーバは、自動車に搭載されて放送用電波を受信する車載用レシーバであって、放送用電波を受信して得られる受信信号に基づいて音声信号及び/又は画像信号を生成する第1の受信部と、同一の放送局に属する複数の送信局から放送用電波が送信される地域的範囲に関する送信範囲情報を格納する格納部と、GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する第2の受信部と、第2の受信部によって取得された位置情報と格納部に格納されている送信範囲情報とに基づいて、第1の受信部における受信周波数を制御する制御部とを具備する。
【0009】
ここで、制御部が、第2の受信部によって取得された位置情報によって表される現在位置が第1の送信局が受け持つ第1の範囲から第1の送信局と同一の放送局に属する第2の送信局が受け持つ第2の範囲に移動したことを検出して、第1の送信局の送信周波数から第2の送信局の送信周波数に受信周波数を切り換えるように第1の受信部を制御するようにしても良い。
【0010】
また、本発明に係る無線LAN端末は、無線LANのアクセスポイントとの間で無線通信を行う移動可能な無線LAN端末であって、無線LANのアクセスポイントとの間で無線LAN用電波を送受信する送受信部と、複数の地域においてそれぞれ登録されている複数の無線LANのアクセスポイントに関する登録アクセスポイント情報を格納する格納部と、GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する受信部と、受信部によって取得された位置情報と格納部に格納されている登録アクセスポイント情報とに基づいて、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに対するアクセスの許否を制御し、及び/又は、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに関する情報を表示部に表示させる制御部とを具備する。
【0011】
また、本発明に係るナビゲーション端末は、GPS用の電波を受信することによって目的地までの経路を表示するナビゲーション端末であって、地図情報、及び、複数の地域に存在して広告用電波をそれぞれ送信している複数の店舗に関する評価情報を格納する格納部と、GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する受信部と、受信部によって取得された位置情報と格納部に格納されている評価情報とに基づいて、現在位置から所定の範囲内において広告用電波を送信している店舗に関する情報を表示部に表示させる制御部とを具備する。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る車載用レシーバによれば、GPS用電波を受信することにより取得された位置情報と格納部に格納されている送信範囲情報とに基づいて、現在位置に応じて放送用電波の受信周波数を制御することができる。また、本発明に係る無線LAN端末によれば、GPS用電波を受信することによって取得された位置情報と格納部に格納されている登録アクセスポイント情報とに基づいて、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに対するアクセスの許否を判断することにより、セキュリティを強化することができる。さらに、本発明に係るナビゲーション端末によれば、GPS用電波を受信することによって取得された位置情報と格納部に格納されている評価情報とに基づいて、現在位置から所定の範囲内において広告用電波を送信している店舗に関する評価情報を表示することにより、電波を利用して誇大広告を行っている店舗を避けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載用レシーバ及びその周辺部分の構成を示すブロック図である。この車載用レシーバは、自動車に搭載され、ラジオ放送用の電波を受信して音声信号を生成して増幅し、増幅された音声信号をスピーカ100に供給する。
【0014】
図1に示すように、車載用レシーバは、FM放送又はAM放送用の電波を受信して得られる受信信号に基づいて音声信号を生成するFM/AM受信部10と、FM/AM受信部10から出力される音声信号を増幅して、増幅された音声信号をスピーカ100に供給するアンプ20と、所望の放送局を選局したり音量を調節したりするために操作される操作部30と、選局状況を表示する表示部40と、GPS用電波を受信して自動車が走行している現在位置に関する位置情報を取得するGPS受信部50と、マイクロ・コンピュータ・ユニット(MCU)60とを有している。
【0015】
MCU60は、制御部61と格納部62とを含んでいる。制御部61は、CPU(中央演算装置)及びソフトウェア(制御プログラム)によって構成され、車載用レシーバの各部を制御する。また、格納部62は、メモリ(ROM)等によって構成され、この制御プログラムと共に、複数の放送局の各々について、同一の放送局に属する複数の送信局から放送用電波が送信される地域的範囲に関する送信範囲情報を格納する。
【0016】
操作部30において、選局は、放送局の送信周波数ではなく、放送局の名称又は番号によって行われるようになっている。選局に際し、ユーザが操作部30を操作することにより指定した放送局を指示する選局指示信号は、操作部30から制御部61に出力される。制御部61は、選局指示信号に従って、GPS受信部50によって取得された位置情報と格納部62に格納されている送信範囲情報とに基づいて、指定された放送局に属する複数の送信局(地方局)の内から、現在位置を含む送信範囲を有する送信局を選択し、その送信局の電波を受信するように、FM/AM受信部10における受信周波数を制御するための制御信号を生成する。また、制御部61は、表示部40に選局状況を表示させるための選局表示信号を生成する。
【0017】
自動車が送信局の受け持ち範囲の境界線を超える場合には、今まで受信していた番組が受信できなくなってしまうので、制御部61は、GPS受信部50によって取得された位置情報と格納部62に格納されている送信範囲情報とに基づいて、新たな送信局を選択し、その送信局の電波を受信するように、FM/AM受信部10における受信周波数を制御するための制御信号を生成する。
【0018】
例えば、茨城県南部の龍ケ崎市から長野県の富士見まで自動車に乗って移動する際に、交通情報を聞くためにFM放送局A(例えば、FM−FUJIとする)の電波を受信しようとすると、笹子峠のトンネルまでは三つ峠の送信局(以下、「送信局A1」という)から送信される78.6MHzの電波を受信することができ、笹子峠のトンネルを超えると、坊ケ峰の送信局(以下、「送信局A2」という)から送信される83.0MHzの電波を受信することができる。
【0019】
なお、笹子峠のトンネル内においては、下り車線を走行中は、送信局A1から送信される78.6MHzの電波を受信することができ、上り車線を走行中は、送信局A2から送信される83.0MHzの電波を受信することができる。
【0020】
龍ケ崎市において、ユーザが操作部30を操作することによってFM放送局Aを指定すると、制御部61は、GPS受信部50によって取得された位置情報に基づいて現在位置を認識し、格納部62に格納されている送信範囲情報を参照することにより、FM放送局Aに属する送信局A1を選択し、送信局A1から送信される78.6MHzの電波を受信するようにFM/AM受信部10を制御する。
【0021】
自動車の走行中においても、制御部61は、GPS受信部50によって取得された位置情報に基づいて現在位置を継続的に認識する。自動車が笹子峠のトンネルから西側に抜け出る際に、制御部61は、GPS受信部50によって取得された位置情報によって表される現在位置が、送信局A1が受け持つ範囲から送信局A2が受け持つ範囲に移動したことを検出する。そこで、制御部61は、送信局A1の送信周波数から送信局A2の送信周波数に受信周波数を切り換えるようにFM/AM受信部10を制御する。これにより、ユーザが操作部30を操作しなくても、FM放送局Aの番組を継続して受信することができる。
【0022】
なお、本実施形態においては、ラジオ放送用の電波を受信する場合について説明したが、本発明は、テレビ放送用の電波を受信する場合にも適用することができる。その場合には、FM/AM受信部10の替わりに、テレビ放送用の電波を受信して得られる受信信号に基づいて音声信号及び画像信号を生成するテレビ電波受信部を設ければ良い。
【0023】
次に、本発明の一実施形態に係る無線LAN端末について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る無線LAN端末の構成を示すブロック図である。この無線LAN端末は、自動車等に搭載して、又は、人間が持ち運ぶことにより移動可能な無線LAN端末であって、無線LANのアクセスポイントとの間で無線通信を行うことにより、ネットワークに接続して使用することが可能である。
【0024】
図2に示すように、無線LAN端末は、GPS用電波を受信して無線LAN端末の現在位置に関する位置情報を取得するGPS受信部50と、無線LANのアクセスポイントとの間で無線LAN用電波を送受信する電波送受信部110と、データやコマンドを入力するために操作される操作部120と、各種の情報を表示する表示部130と、マイクロ・コンピュータ・ユニット(MCU)140とを有している。
【0025】
MCU140は、制御部141と格納部142とを含んでいる。制御部141は、CPU(中央演算装置)及びソフトウェア(プログラム)によって構成される。また、格納部142は、ハードディスクやメモリ等によって構成され、このプログラムと共に、複数の地域においてそれぞれ登録されている複数の無線LANのアクセスポイントに関する登録アクセスポイント情報を格納する。
【0026】
ユーザが操作部120を操作することにより、電波送受信部110が受信した電波に基づいて無線LANのアクセスポイントが近くに存在することが確認されると、アクセスポイントとクライアントが利用するチャンネルの設定、SSID(サービスセットID)の設定、WEP(Wired Equivalent Privacy)と呼ばれる暗号機能のためのキーの設定等に基づいて、そのアクセスポイントにアクセスすることが可能となる。
【0027】
しかしながら、多数存在するアクセスポイントの中には、ユーザから、無線LANのSSIDやWEPの設定、若しくは、クレジットカードやキャッシュカードのID番号やパスワード等を盗むことを目的として、アクセスポイントになりすましている擬似局も含まれている。無線信号が用いられることにより、このような違法行為を行うことが比較的容易となっているので、本実施形態においては、GPS用の電波を利用することによってセキュリティを強化している。
【0028】
制御部141は、電波送受信部110が受信した電波に基づいてアクセスポイントが近くに存在することが確認されると、GPS受信部50によって取得された位置情報と格納部142に格納されている登録アクセスポイント情報とに基づいて、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに対するアクセスの許否を制御し、及び/又は、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに関する情報を表示するように表示部130に表示信号を出力する。
【0029】
例えば、複数の地域においてそれぞれ登録されている複数の無線LANのアクセスポイントに関する登録アクセスポイントのリストが格納部142に格納されている場合に、制御部141は、現在位置から所定の範囲内にあって通信可能と考えられる登録アクセスポイントを検索し、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントが検索されたアクセスポイントに含まれていない場合には、そのアクセスポイントに対するアクセスを禁止すると共に、そのアクセスポイントが登録されていないのでアクセスを中断した旨のメッセージを表示部130の画面に表示するようにしても良い。ユーザは、操作部120を操作することにより、そのアクセスポイントへのアクセスを続行することもできる。
【0030】
あるいは、制御部141は、そのアクセスポイントが登録されていない旨の警告を表示部130の画面に表示するようにしても良い。ユーザは、表示部130の画面を見て、そのアクセスポイントへのアクセスを中止することができる。
【0031】
次に、本発明の一実施形態に係るナビゲーション端末について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション端末の構成を示すブロック図である。このナビゲーション端末は、自動車等に搭載して、又は、人間が持ち運ぶことにより移動可能なナビゲーション端末であり、GPS用の電波を受信することによって、現在位置から目的地までの経路を表示することが可能である。特に、このナビゲーション端末を携帯電話等に内蔵することにより、マンナビゲーション・システムの一部として使用することができる。
【0032】
図3に示すように、ナビゲーション端末は、GPS用電波を受信してナビゲーション端末の現在位置に関する位置情報を取得するGPS受信部50と、目的地等の情報を入力するために操作される操作部210と、現在位置から目的地までの経路等を表示する表示部220と、マイクロ・コンピュータ・ユニット(MCU)230とを有している。
【0033】
MCU230は、制御部231と格納部232とを含んでいる。制御部231は、CPU(中央演算装置)及びソフトウェア(プログラム)によって構成される。また、格納部232は、メモリ(ROM)等によって構成され、このプログラムと共に、地図情報、及び、複数の地域に存在して携帯電話サービスやラジオ放送によって広告用電波をそれぞれ送信している複数の店舗に関する評価情報を格納する。
【0034】
ユーザが操作部210を操作することにより、GPS受信部50が受信したGPS用の電波に基づいてナビゲーション端末の現在位置に関する位置情報が取得され、さらに、目的地までの経路が求められて表示部220に表示される。しかしながら、現在位置から目的地までの経路において、上記のような店舗から送信される広告用電波を携帯電話機やラジオ受信機によって受信する場合がある。そのような場合に、その店舗に関する一般的な評価を知ることができれば便利である。
【0035】
そこで、本実施形態においては、全国の様々な地域に存在して携帯電話サービスやラジオ放送によって広告用電波を送信している様々な店舗に関する調査によって予め得られた評価情報が、格納部232に格納されている。制御部231は、GPS受信部50によって取得された位置情報と、格納部232に格納されている評価情報とに基づいて、現在位置から所定の範囲内において広告用電波を送信している店舗に関する評価情報を表示するように、表示部220に表示信号を出力する。
【0036】
例えば、表示部220の画面に、現在位置から半径100m以内において広告用電波を送信している店舗について、評価ランクをA〜Dの4段階評価で表示するようにしても良い。ユーザは、表示部130の画面を見て、その店舗に行くか否かを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載用レシーバ及びその周辺部分の構成を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係る無線LAN端末の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施形態に係るナビゲーション端末の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0038】
10 FM/AM受信部、 20 アンプ、 30、120、210 操作部、 40、130、220 表示部、 50 GPS受信部、 60、140、230 マイクロ・コンピュータ・ユニット(MCU)、 61、141、231 制御部、 62、142、232 格納部、 100 スピーカ、 110 電波送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車に搭載されて放送用電波を受信する車載用レシーバであって、
放送用電波を受信して得られる受信信号に基づいて音声信号及び/又は画像信号を生成する第1の受信部と、
同一の放送局に属する複数の送信局から放送用電波が送信される地域的範囲に関する送信範囲情報を格納する格納部と、
GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する第2の受信部と、
前記第2の受信部によって取得された位置情報と前記格納部に格納されている送信範囲情報とに基づいて、前記第1の受信部における受信周波数を制御する制御部と、
を具備する車載用レシーバ。
【請求項2】
前記制御部が、前記第2の受信部によって取得された位置情報によって表される現在位置が第1の送信局が受け持つ第1の範囲から前記第1の送信局と同一の放送局に属する第2の送信局が受け持つ第2の範囲に移動したことを検出して、前記第1の送信局の送信周波数から前記第2の送信局の送信周波数に受信周波数を切り換えるように前記第1の受信部を制御する、請求項1記載の車載用レシーバ。
【請求項3】
無線LANのアクセスポイントとの間で無線通信を行う移動可能な無線LAN端末であって、
無線LANのアクセスポイントとの間で無線LAN用電波を送受信する送受信部と、
複数の地域においてそれぞれ登録されている複数の無線LANのアクセスポイントに関する登録アクセスポイント情報を格納する格納部と、
GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する受信部と、
前記受信部によって取得された位置情報と前記格納部に格納されている登録アクセスポイント情報とに基づいて、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに対するアクセスの許否を制御し、及び/又は、現在位置において電波が受信されるアクセスポイントに関する情報を表示部に表示させる制御部と、
を具備する無線LAN端末。
【請求項4】
GPS用の電波を受信することによって目的地までの経路を表示するナビゲーション端末であって、
地図情報、及び、複数の地域に存在して広告用電波をそれぞれ送信している複数の店舗に関する評価情報を格納する格納部と、
GPS用電波を受信することにより、現在位置に関する位置情報を取得する受信部と、
前記受信部によって取得された位置情報と前記格納部に格納されている評価情報とに基づいて、現在位置から所定の範囲内において広告用電波を送信している店舗に関する評価情報を表示部に表示させる制御部と、
を具備するナビゲーション端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−217456(P2006−217456A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−30113(P2005−30113)
【出願日】平成17年2月7日(2005.2.7)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】