説明

透過サブストレートの欠陥を検出するための方法とシステム

【課題】透過サブストレートの欠陥を検出するための方法とシステム。
【解決手段】本願発明のシステムは、複数の検出チャネルを備え、その各々が、該サブストレートに照明を提供するための照明コンポーネントと、前記サブストレートの画像を提供するために前記サブストレートをスキャンする画像形成コンポーネントと、該サブストレートと該照明コンポーネントと複数の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントの間の相対運動を生成するための移送モジュールと、前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントを制御するための制御モジュールと、を含む。前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの内の少なくとも2つの照明コンポーネントが、交替に照明を前記サブストレートに提供しその検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートを照明する場合には、前記複数の検出チャネルのいずれかに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートをスキャンするようになっている。ここで、複数の検出チャネルの少なくとも2つの検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、同一の画像形成コンポーネントである。本願発明によって記述される方法とシステムは、実際の欠陥を検査されたサブストレートをクリーニングする必要がない疑似欠陥から識別することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年5月15日に出願された中国出願番号第200910139054.5号の優先権を主張し、そのすべての内容は、ここに、参照により組み込まれる。
【0002】
本願出願は、一般に、サブストレートの局所的欠陥を検出するための方法とシステムに関し、より具体的には、透過サブストレートの内部と表面の両方における局所的欠陥を検出するための光学的方法とシステムに関するものである。
【背景技術】
【0003】
欠陥検査は、サブストレート製造の品質制御に関して、非常に重要である。例えば、ガラスの製造の領域において、かき傷のような種々のタイプの欠陥、汚れ、酸化スズ(スラグ、Dross、Tin pick up)表面の欠陥に関するチップ、及び、泡、石、内部欠陥に関するノット、が、製造のプロセスの間に、ガラス・サブストレート内に形成される可能性がある。欠陥検査のタスクは、欠陥を検出するだけではなく、また、正確に、これらの欠陥を分類することも含む。品質管理の仕様は、欠陥の種々のタイプによって異なるからである。
【0004】
光学的方法は、欠陥検査では、広く適用される。一般に、照明の方法に関しては、平行照明(collimated illumination)と拡散照明(diffusive illumination)とがあり、画像獲得の方法に関しては、明視野検出(bright field detection)と暗視野検出(dark field detection)とがあり、検査対象物の表面で伝播する光の方向に関しては、伝達検出(transmission detection)と反射検出(reflection detectionとがある)。異なる方法を、欠陥の異なるタイプの特徴にあわせて適用する必要がある。例えば、平行照明は、屈折率の変化または非均質性に敏感であり、ノットまたは石を調べるのに用いることができる。拡散照明は、通常、欠陥のコアサイズを調べるために使われる。酸化スズは、高い反射率のために反射検査で調べるのが簡単である。一般に、異なる検査方法の組合せは、欠陥の異なるタイプを検出して、分類する効率的な方法である。
【0005】
2007年4月26日に公開された、「ガラス・ペインの光学的検査のシステムと方法」という題された国際特許出願番号第2007/045437号は、マルチチャネル検査システムを開示しており、検出されるガラス・ペインが、別々の3つの検査モジュールを直列に通過するようになっている。そして、それぞれ、異なるタイプの欠陥の点検を提供するために、各々のモジュールは、それぞれの感知コンポーネント、及び、画像処理コンポーネントを有している。このシステムの不利な点は、各々の検出モジュールが、照明コンポーネント、検知コンポーネントと画像処理コンポーネントのフルセットを持つために、高いコストと大きなサイズである。2007年11月15日に公開された、「透過的サブストレートの欠陥の特徴づけの装置と方法」と題された米国特許出願番号第2007/0263206号は、ミックスした複数照明を有する検査システムに関するものであり、複数の光源が同時に検査されるサブストレートを照明し、同時に、画像化デバイスは明視野と暗視野の混合信号をキャプチャする。各々の光源の別々の照明と比較すると、ミックスした照明の下での欠陥の画像特徴は、各々の照明の間の干渉のために、減ったものとなる。その結果、欠陥検出とカテゴリ化のための画像処理の困難が増加する。
【0006】
通常、サブストレートの洗浄プロセスが欠陥検出の前に要求される。サブストレートの表面の上のちりのような異質粒子が、その粒子が、実際の欠陥として誤分類されるというように、誤って分類されることになるからである。それは、疑う余地なく検査の疑似欠陥率を増加させる。(すなわち疑似欠陥を実際の欠陥に分類する可能性がある。)、そして、その結果、良質の製品の無駄を増やしてしまう。しかしながら、典型的には、洗浄装置は、装置のコスト、電気電力消費に関して高価である。一方、洗浄プロセスは、ときに可能でない、あるいは、サブストレートに対してネガティブな影響を与える。1つの例は、フロート線の上のガラスのリボンの検査である。別の例は、平面ディスプレイモジュールのガラス基板である。これらは、およそ0.7mmの厚さを有しており、厚みが小さいために、洗浄プロセスの間に破損する恐れがある。更なる例は、サブストレートの上の透かし模様は、あるアプリケーションでは許容されないことである。
【0007】
したがって、複数の照明の干渉なしで、コンパクトな多重チャンネル構成をもち、価格比率において高性能な、欠陥検査方法、欠陥検査システムを提供するニーズが存在する。その他、クリーンでないサブストレートの欠陥を検出して、分類することができるシステムと方法を提供する更なる要求が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】国際特許出願番号第2007/045437号
【特許文献2】米国特許出願番号第2007/0263206号
【発明の概要】
【0009】
本願発明の目的は、透過サブストレートの欠陥を調べるための光学的方法と光学システムを提供することである。本願発明の方法とシステムは、画像形成コンポーネントだけでなく照明コンポーネントも共有することによって、複数の検査チャンネルの画像を提供することができる。制御するために、複数の照明コンポーネントが、交替にサブストレートを照らし、複数の検査チャネルの干渉が、取り除かれる。本願発明によって記述される方法とシステムは、実際の欠陥を検査されたサブストレートをクリーニングする必要がない疑似欠陥から識別することができる。
【0010】
本願発明の第1の態様において、透過サブストレートの欠陥を検出するためのシステムは、複数の検出チャネルであって、該検出チャネルの各々が、照明を前記サブストレートに提供するための照明コンポーネントと、前記サブストレートの画像を提供するために前記サブストレートをスキャンする画像形成コンポーネントとを含む、複数の検出チャネルと、該サブストレートと該照明コンポーネントと複数の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントの間の相対運動を生成するための移送モジュールと、前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントを制御するための制御モジュールとを備える。前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの内の少なくとも2つの照明コンポーネントが交替に照明を前記サブストレートに提供し、前記複数の検出チャネルのいずれかに含まれる画像形成コンポーネントが、その検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、サブストレートを照らす場合に、前記サブストレートをスキャンする、ようになっている。複数の検出チャネルの少なくとも2つの検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、同一の画像形成コンポーネントである。
【0011】
本願発明の第2の態様において、透過サブストレートの欠陥を検出するための方法は、
サブストレートの画像を提供するために複数の検出チャネルを使用するステップであって、該複数の検出チャネルの各々が、照明をサブストレートに提供するために照明コンポーネントを含み、該サブストレートの画像を提供するために、該サブストレートをスキャンするための画像形成コンポーネントと、ステップと、該サブストレートと該照明コンポーネントと該複数の検出チャネルに含まれる該画像形成コンポーネントとの間の相対運動を生成するステップと、前記複数の検出チャネルに含まれる照明コンポーネントと画像形成コンポーネントを制御するステップと、を含む。前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの内の少なくとも2つの照明コンポーネントが、交替に照明を前記サブストレートに提供し、前記複数の検出チャネルのいずれかに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートをスキャンするようになっている。その検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートを照明する場合には、前記複数の検出チャネルの内の少なくとも2つの検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントは、同一の画像形成コンポーネントである。
【0012】
本願発明の欠陥検出構成は、照明コンポーネントの少なくとも部分と、複数の異なる検査チャンネルによる画像形成コンポーネントとを共有することによって、コンパクトで、低コストである。さらにいえば、照明コンポーネントは、熱放散を容易にするパルスモードで動作するので、照明コンポーネントは、長い寿命を持ち、より高い輝度を提供することができる。(加えて、複数の検査チャンネルの検査ゾーンが、幅が狭い帯に限られるので、サブストレートを伝達する間のサブストレート平坦化の影響は、かなり減らされる。)さらに、本願発明において、複数の照明コンポーネントをトリガーに制御することを通して、交替にサブストレートを照らすために、制御することにより、複数の検査チャネルの干渉が、取り除かれる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本願発明の上記のおよび他の特徴は、添付の図面を参照した、本願発明の例示された実施形態の以下の詳細な説明から、よりよく理解される。
【図1】本願発明の第1の実施例に従う、透過サブストレートの欠陥を検出するためのシステムを例示している図である。
【図2】本願発明の第1の実施例に従う、3−チャンネル光学構成を例示している図である。
【図3】本願発明の第1の実施例に従う、3−チャンネル光学構成における構成要素の各々のトリガー・タイミングを示しているチャートである。
【図4】本願発明の第1の実施例に従う、3−チャンネル検出システムによって取得される生の画像を示している図である。
【図5】本願発明の第2の実施例に従う、2−チャンネル光学構成を例示している図である。
【図6】本願発明の第3の実施例に従う、マルチ光源光学構成を例示している図である。
【図7】本願発明の第4の実施例に従う、4−チャンネル光学構成を例示している図である。
【図8】本願発明の第4の実施例に従う、4−チャンネル光学構成において、コンポーネントの各々のトリガー・タイミングを示しているタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本願発明の図および記載は、明快さの目的のために、典型的な欠陥検出システムに見られる他の要素を省略したり、本願発明の明確は理解に関連して要素を図示するために単純化された可能性があるものであることを理解すべきである。当業者であれば、本願発明を実施するために望ましい、及び/又は、必要となるであろう他の要素を認識するであろう。しかしながら、そのような要素は、周知の技術であり、そして、それらは本願発明のより良い理解を容易にしないので、そのような要素に関する議論は、ここでは提供されないことも理解されるべきである。ここに含まれる図面は、本願発明の現在における好ましい構造の図表現を提供するだけであり、図面への参照については、同様な構造には、同様な参照の割当をもってなされる。
【0015】
図1は、本願発明の第1の実施形態にしたがう、透過サブストレート120の欠陥を検出するためのシステム100を示す。欠陥検出システム100は、移送モジュール130と、照明モジュール140と、画像モジュール160と、画像処理モジュール180と、制御モジュール190とを備える。環境光の影響を除去するために、システム100全体を、黒いカバー(図1に示されていない)でおおうことができる。第1の実施形態において、透過サブストレート120は、ガラス、プラスチック、または、例えば、フロート線の上のガラスのリボン、生ガラスパネル、光起電モジュールのガラス・サブストレート、フラットパネル表示装置のガラス・サブストレートなど他のいかなる透明な材料であってもよい。サブストレート120は、実質的に平行表面を有するシートの形に限られておらず、サブストレートの移送方向に垂直な平面でカーブするシリンダーの形まで拡張することができる。特に明記しない限り、ここでは、「サブストレートの2つの側」という用語は、サブストレートの表面への垂線に沿った2つの側のことをいう。すなわち、図2に図示されるような、サブストレート120の上部および下部の2つの側である。
【0016】
移送モジュール130は、透過サブストレート120と、画像モジュール160および照明モジュール140の間での相対的な運動を生じるのに用いられる。例えば、図2の矢印132で示されるように、相対的な運動を、サブストレート120を、画像モジュール160と照明モジュール140とに相対的に動かすことによって起こすことができる。代替的に、相対的な運動を、照明モジュール140と画像モジュール160とを、サブストレート120と相対的に動かすことによって起こすことができる。例えば、ディスプレイ・アプリケーションに用いられるサブストレートのサイズが大きくなるにしたがって、照明モジュール140と画像モジュール160とを動かすことが、サブストレート120を動かすことより、よくなることがある。第1の実施形態における移送モジュール130は、例えば、リニア・ステージ、ステッパ・モーター、コンベヤーベルト、トラック、キャリッジ、空気テーブル、エア・ベアリング、またはサブストレート、カメラや光源を搬送する他の従来方法を備える。説明のためであって、制限するのではないが、以下では、照明モジュール140と画像モジュール160とは、定位置に保たれ、サブストレート120が、照明モジュール140と画像モジュール160とに相対的に動かされると仮定する。移送モジュール130は、好ましくは、サブストレート120を、サブストレート120と、照明モジュール140および画像モジュール160との間で一定の距離を維持するために、図2の矢印125によって示されるように、サブストレート120の表面法線の方向に、動かすための調整コンポーネントを備える。更に、移送モジュール130は、また、スキャニングの間にサブストレート120の平坦化によりエラーを最小にするため平坦化機能を実行することができる。平坦化は、例えば空気圧(エアベアリングなど)を使用して従来の方法で実行することができる。
【0017】
図2は、2台のモジュールとサブストレート120の位置関係とともに、図1に示される欠陥検出システム100における照明モジュール140と画像モジュール160を図示する。図2に図示されるように、欠陥検出システム100において、サブストレート120は、図2中の矢印132によって示される方向に、速度Vsで動く。画像モジュール160は、透過サブストレート120の上に配置された第1の画像形成コンポーネント162と、透過サブストレート120の下に配置された第2の画像形成コンポーネント164とを備える。第1の画像形成コンポーネント162は、第1のイメージ・センサ262と、イメージング・レンズ264で表される一つ以上の画像形成レンズを備える。同様に、第2の画像形成コンポーネント164は、第2のイメージ・センサ266と、画像形成レンズ268によって表される一つ以上のイメージング・レンズを備える、画像形成レンズ264、268は、光を集めて、光を、第1および第2のイメージ・センサ262、266の感光性平面の上に画像化するために使われる。従来技術においてよく知られているように、イメージング・レンズは、球面レンズ、非球面レンズ、マイクロレンズ・アレイまたは回析する画像形成要素を備え、画像形成コンポーネント162、164は、各々、画像形成コンポーネントが光を受けることができる取り込み角を定義する開口数を有する。画像形成レンズ及び、画像形成コンポーネント例えば虹彩、に含まれる他のどの開口制限要素で主に制御する。第1および第2のイメージ・センサ262、266が、その感光性面で画像化された光を感知し、その光を電気信号に変換するのに用いられる。本願発明の第1の実施形態において、第1および第2のイメージ・センサ262、266は、回線走査カメラ、例えば、CCD回線走査センサ、CMOS回線走査センサ、または光を電気信号に変えることができる他のセンサー・タイプである。回線走査カメラは、すでに商用化されており、1秒に数百、あるいは数万スキャンの割合のスピードで、サブストレート121を一度にスキャンするのに用いることができる。第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164は、サブストレート120の上で実質的に平行であり、典型的には、サブストレート120の移動方向132に垂直の一対の走査線を有する。第1および第2の画像形成コンポーネント162、164は、サブストレート120の上で表面の照明された部分に集中する。実際には、2つの画像形成コンポーネント162、164のサブストレート120の表面上の焦点線が厳密に必ずしも互いに一致するというわけではないことに留意する。実験では、平行オフセットが10mm未満であれば、許容できることが証明される。オフセットの最大限が、検出システム全体の構成パラメータにしたがって異なる可能性があることに注意すべきである。
【0018】
図2に図示されるように、本願発明の第1の実施形態において、照明モジュール140は、2つの照明コンポーネントと、透過サブストレート120上に配置された平行照明コンポーネント142と、拡散性照明コンポーネント144とを備える。平行照明コンポーネント142は、第1の光源242と視準光学要素244(たとえば一つ以上のレンズ)を備える。第1の光源242によって発される光は、視準光学要素244によって平行な光になる。つぎに、矢印243によって示される方向で、サブストレート120の上に当たる。平行照明コンポーネント142は、第1の光源242が明視野照明を、第1の画像形成コンポーネント162に相対して、サブストレート120に提供するように、配置される。図2で示すように、平行照明コンポーネント142は、第1の画像形成コンポーネント162としてサブストレート120の同じ側に位置する。(それらの両方は、図2ではサブストレート120より上に位置している。しかし、当業者は、それらが、対応して、サブストレート120の下に位置することができると考えなければならない。)平行照明コンポーネント142からの光の少なくとも部分は、矢印243’によって示される方向に、サブストレート120から反射され、次に、第1の画像形成コンポーネント162によって感知される。それによって、反射パスを介して第1の画像形成コンポーネント162に相対する明視野照明をサブストレート120に提供する。以下では、平行照明コンポーネント142と第1の画像形成コンポーネント162によって造られた明視野反射検出チャネルは、また、第1の検出チャネルまたは第1のチャネルを指す。平行照明モードがサブストレートの変形または不均質性に敏感であるという事実のために、第1の検出チャネルは、ノット、石、及び、泡を検出するのに用いことができる。また、サブストレート120の上の酸化スズ欠陥は、正反射特性の使用によって検出さることができる。
【0019】
再び図2に戻ると、拡散性照明コンポーネント144は、第2の光源246とサブストレート120の間に位置する第2の光源246とディフューザ248を備える。第2の光源246によって発される光は、ディフューザ248を通しての拡散性光になり、それによって、拡散照明モードで、サブストレート120を照明する。拡散性照明コンポーネント144は、それが明視野照明を、第1および第2の画像形成コンポーネント162、164に相対して、平行照明コンポーネント142によって照明されるのと、サブストレート120の実質的に同じ部分に提供するように、配置される。図2で示すように、拡散性照明コンポーネント144は、第2の画像形成コンポーネント164としてサブストレート120の同じ側に位置する(それらの両方は、図2ではサブストレート120より下に位置している。しかし、当業者は、それらが、対応して、サブストレート120の上に位置することができると考えなければならない。)照明コンポーネント142と144は、サブストレートが位置する平面に関してほとんど対称形に法線を有する。
【0020】
拡散性照明コンポーネント144からサブストレート120上に投影された光の少なくとも部分は、サブストレート120を通して送られて、第1の画像形成コンポーネント162によって、感知される。それによって、伝送パスを介して第1の画像形成コンポーネント162に相対する、明視野照明をサブストレート120に提供する。以下では、拡散性照明コンポーネント144と第1の画像形成コンポーネント162によって造られた明視野伝送検出チャネルは、また、第2の検出チャネルまたは第2のチャネルを指す。第2の検出チャネルは、コアサイズと欠陥の形を検出するのに用いることができる。
【0021】
一方で、実質的に、拡散性照明コンポーネント144からサブストレート120の上に投影された光の残りの部分は、サブストレート120から反射されて、第2の画像形成コンポーネント164によって感知される、それによって、反射パスを介した第2の画像形成コンポーネント164に相対して、明視野照明をサブストレート120に提供する。以下では、拡散性照明コンポーネント144と第2の画像形成コンポーネント164によって造られた明視野反射検出チャネルは、また、第3の検出チャネルまたは第3のチャネルを指す。第3の検出チャネルは、サブストレートにおける欠陥の深さを決定するのに用いることができる。
【0022】
なお、本願発明の第1の実施形態において、第1および第2の光源242、246は、例えば発光ダイオード(LED)またはレーザダイオード(LD)などの半導体光源であってもよいことに留意する。更に、本願発明の第1の実施形態において、光源は、第1および第2のイメージ・センサが、光源によって発される光への光電感度性でである限りどんなスペクトル域のものであってもよい。更に、本願発明の第1の実施形態において、光源は、単色のものに限られていない。例えば白色光源のような広いスペクトル域がある多色光源が可能である。
【0023】
図1を参照すると、画像形成モジュール160は、次に、画像保存、画像前処理、特徴抽出、画像の組合せ、その他を実行する画像処理モジュール180に複数の感知された画像を送る。図1で示すように、好適には、画像処理モジュール180は、データバッファ182(メモリ182)、および、画像形成モジュール160からの処理データのための処理ユニット(例えば中央演算処理装置)184を備える。
【0024】
本願発明の第1の実施形態において、2つの照明コンポーネント、すなわち、平行照明コンポーネント142と拡散性照明コンポーネント144とは、同時にスイッチを入れられない、しかし、交替にサブストレート120を照明するのに用いられる。第1の画像形成コンポーネント162は、平行照明コンポーネント142のスイッチが入ったとき、あるいは、拡散性照明コンポーネント144のスイッチが入ったときにも動作しうる。一方、第2の画像形成コンポーネント164は、拡散性照明コンポーネント144のスイッチが入ったときだけ動作する。したがって、欠陥検出システム100のオペレーションは、以下のように進めることができる。サブストレート120が、照明モジュール140と画像モジュール160とを通過して動かされるにつれて、平行照明コンポーネント142の第1の光源242は、スイッチを入れられる。一方、第1の画像形成コンポーネント162がサブストレート120から反射される光をキャプチャし始め、それによって、第1のチャネル検知を実行する。次に、平行照明コンポーネント142の第1の光源242は、スイッチを切られ、そして、拡散性照明コンポーネント144の第2の光源246は、スイッチを入れられる。一方、第1の画像形成コンポーネント162、及び、第2の画像形成コンポーネント164は、サブストレート120を通して伝送された光と、サブストレート120から反射される光とを、それぞれ、キャプチャし始め、それによって、第2のチャネル検知と第3のチャネル検知とを同時に実行する。第2および第3のチャネル検出が、最初に実行され、それから、第1のチャネル検知が実行されることは、明らかに当業者にとって可能である。
【0025】
上に記載したように、図1の欠陥検出システム100は、照明コンポーネント142、144および画像形成コンポーネント162、の動作タイミングを制御するのに用いられる制御モジュール190を備えている。次に、本願発明の第1の実施形態の欠陥検出システム100の制御モジュール190が、図3を参照して記載される。制御モジュール190は、照明コンポーネントと画像形成コンポーネントの各々のトリガー・タイミングをコントロールするための外部トリガーの働きをする。制御モジュール190は、パルス・トリガーの任意のタイプであってよい。例えばエンコーダであるが、それに限られるものではない。
【0026】
具体的には、制御モジュール190は、サブストレート120の変位を感知し、すべてのチャネル検出が、動作期間毎の時間内に完了するように制御するのに用いられる。動作期間は、サブストレート120が特定の変位ΔL=P/Mを動かす期間を意味する。ここで、Pは、画像形成コンポーネントにおけるイメージ・センサのピクセル幅を表し、Mはイメージセンサの画像形成拡大倍率を表す。制御モジュール190は、次に、1つの動作期間を、同時に動作しない検出チャネルのグループnに基づいて(nは、2以上の正整数である)nの等しいまたは等しくない部分に分割し、図3に示されるトリガーパルス・シーケンスT(iは、正整数である)となる。具体的には、本願の実施形態の3−チャネル構成において、第1のチャネル検出、次に第2、第3のチャネル検出が、1つの動作期間ΔTで実行されるので、1つの動作期間ΔTは、例えばTとT、すなわちn=2の2つのトリガーパルスを含む。制御モジュール190はまた、光源からの照明が安定である時に、照明されたサブストレートをスキャンするように、画像形成コンポーネントの各々の活動を制御する。1つの動作期間に含まれるnパルスの期間は、等しくても、等しくなくてもよいことに留意する。例えば、反射チャネルから得られるデータの信号対雑音比を改善するために、反射チャネルの期間は、伝送チャネルのそれより長く設定することができる。
【0027】
次に、制御モジュール190のオペレーションを、光源と画像形成コンポーネントの各々に関して制御することが、図3に示されるトリガーパルス・シーケンスを参照して記述される。Tパルス期間の間、制御モジュール190によって発生するパルス1の前縁の特定の遅れの後、第1の光源242のスイッチが入り、(パルス期間より少ない)特定のパルス幅の間サブストレート120を照明する。第1の画像形成コンポーネント162の第1のイメージ・センサ262は、第1の光源242スイッチが入った後に光を感知し始める。第1の光源242は次に、パルス2の前縁が来る前に、スイッチを切られ、第1のイメージ・センサ262が感知するのを止めるように制御される。第1の光源242の期間が進行している間、第2の光源246は、オフ状態を保たれ、第2のイメージ・センサ266は、光を感知しない状態にあり、第1の画像形成コンポーネント162は、サブストレート120から反射される光をキャプチャし、画像処理モジュール180に、得られたデータを送る。イメージング処理モジュール180は、次に、受信データをバッファ182内の第1の画像形成コンポーネント162のための配列に格納する。
【0028】
パルス2の前縁の特定の遅れの後に、第2の光源246のスイッチが入り、特定のパルス幅の間、サブストレート120を照明する。第1のイメージ・センサ262と第2のイメージ・センサ266は、第2の光源246のスイッチが入った後、光を感知し始める。パルス3の前縁が来る前に、第2の光源246は、次に、スイッチを切り、第1のイメージ・センサ262と第2のイメージ・センサ266が感知するのを止めるように制御される。第2の光源246の期間が進行している間、第1の光源242はオフに保たれ、一方、第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164とは、それぞれ、サブストレート120を通して伝送され、また、サブストレート120から反射される光をキャプチャする。そして、画像処理モジュール180に、得られたデータを送る。画像処理モジュール180は、次に、第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164から受け取られたデータを、それぞれ、バッファ182内の画像形成コンポーネントの両方ものための配列に格納する。
【0029】
同様に、奇数のパルス期間T2j−1(jは正整数である)の間、第1の光源242と第1のイメージ・センサ262は、動作し、第1の画像形成コンポーネント162から得られるデータは、バッファ182に格納される。一方、偶数のパルス時間T2j(jは正整数である)の間、第2の光源246は、第1および第2のイメージ・センサ262と266と共に動作し、第1および第2の画像形成コンポーネント162と164から得られるデータは、バッファ182に格納される。
【0030】
図4は、本願発明の第1の実施形態の上記の3−チャネル構成によって得られる生画像を表す。図4Aは、第1の画像形成コンポーネント162の第1のイメージ・センサ262で得られる生画像、2本のチャネル、第1のチャネルと第2のチャネル、からデータを含む生画像を表す。図4Aに示された生画像は、交互の輝線と暗線で格子のパターンのように見える。暗線は、奇数のパルス時間T2j−1の間に第1のチャネルから得られるデータを表し、輝線は、偶数のパルス時間T2jの間に、第2のチャネルから得られるデータを表す。第1のチャネルが明視野反射チャネルであり、一方、第2のチャネルが明視野伝送チャネルであるからである。図4Bは、第2の画像形成コンポーネント164の第2のイメージ・センサ266で得られる生画像を示す。図4Bの生画像が、偶数のパルス期間T2jの間の第3のチャネルからのデータが得られることを表すだけであるので、画像は、図4Aに示されているものの1/2サイズである。
【0031】
次に、図4Aに示される画像は、切り離されて、再結合される。具体的には、奇数のパルス時間T2j−1の間に、第1のチャネルから得られるデータが、抽出されて、図4Cに示される画像に再結合され、第2のチャネルから得られる残りのデータが偶数のパルス時間T2jの間に、図4Dで示される画像に再結合される。このように、同じサイズの3つの画像、すなわち、図4Cで示される第1のチャネルからデータを表す画像、図4Dで示される第2のチャネルからデータを表している画像、および、図4Bに示される3本目のチャネルからデータを表している画像が得られる。画像処理モジュール180の処理ユニット184は、サブストレート120の欠陥を識別して、分類するために、得られた3つの画像の上で特徴抽出を実行する。そのような特徴抽出は、たとえば、欠陥プロフィール、グレイスケールの変化、グレイスケールの平均値、および、欠陥のその他特徴とコアサイズの計算、欠陥分類のための変形サイズおよび他の主要パラメータの分析を含む。さらにいえば、複数のチャネルから得られる処理データによって、欠陥がサブストレートの上面に位置するのか、下面または内部に位置するのかを正確に判断することができる。内部欠陥の深ささえ決定することができる。
【0032】
なお、本願の実施形態において、データは、画像処理モジュール180のバッファ182に、画像形成コンポーネントの各々に対して格納されることに留意する。明らかに、高いリアルタイム検出パフォーマンスが必要とされるときには、たとえば、オンライン検出が実行されるときには、データは、バッファ182に検出チャネルの各々に対して格納することができる。そのような場合に、図4Cと図4Dで示す検出チャネルの各々に対する画像を、上記の分離と再結合操作の必要なく、直接得ることができる。
【0033】
本願の実施形態の欠陥検出システム100が、例えば、バブル、石、かき傷、チップ、酸化スズ(スラグ、Dross、Tin pick up)ノットなど種々の欠陥を正確に同定し、分類することができることが実験的に示される。先行技術の欠陥検出システムと比較して、図2に示される欠陥検出システム100は、コンパクトで、小さいサイズである。さらにいえば、照明光源が熱放散を容易にするパルスモードで動作するので、光源は長い寿命を有し、より高い輝度を提供することができる。更に、チャンネル間干渉を取り除いた多重チャネルから得られる統合データを分析することによって、欠陥検出とカテゴリ化に対する、サブストレート上のちりの効果がかなり弱められることも実験的に示される。したがって、本願の実施形態の上記の構成によって、検出の前にサブストレートをクリーンにすることは、不必要である。それにより、クリーニング装置および、そのオペレーションの費用を節約し、いくつかの特定のアプリケーションにおける、サブストレートのクリーニングできないという必要条件を満たすことができる。
【0034】
当業者は、本願発明は、開示されたとおりの形に限られておらず、バリエーションがあり得、変更が明らかであることを認識する。例えば、本願の実施形態の欠陥検出システムにおいて、検出チャネルの数は、3に限られておらず、画像形成コンポーネントの数は、2に限られておらず、2つ以上の光源を使うことができる。さらに、より大きなサイズのサブストレートの場合には、画像形成コンポーネントの複数のグループを使うことができ、各々のグループが、一つ以上の画像形成コンポーネントを備え、光源と共に検出チャネルから特定のモードを造る。
【0035】
例えば、本願発明の第1の実施形態の修正において、図2に示される3−チャネル光学構成と類似している4−チャネル光学構成を使うことができる。ただし、図2の中の平行照明コンポーネント142は、拡散性照明コンポーネント642に置き換えられる。制御モジュール190は、拡散性照明コンポーネント642と142のいずれか一つのスイッチが入り、それによってサブストレート120に関して2本の反射検出チャネルと2本の伝達検出チャネルを造る、ときに、第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164との各々が、画像をキャプチャするように制御する。また、本願発明の第2の実施形態は、図5Aと図5Bに示される2−チャネル光学構成を使うことができる。ここでは、図2に示される3−チャネル光学構成と比較して、画像形成コンポーネント162だけが使われ、第2の画像形成コンポーネント164は削除される。図5Aに示される2−チャネル光学構成において、第1の光源142と画像形成コンポーネント162は、明視野反射モードである第1のチャネルを造り、一方、第2の光源144と画像形成コンポーネント162は、明視野伝送モードの第2のチャネルを造る。制御モジュール190は、2つの光源142、144を、トリガーパルスによって交替にスイッチを入れるように制御し、そして、光源142と144の各々のスイッチが入るときに、動作するように画像形成コンポーネント162を制御する。それによって、第1のチャネルと第2のチャネルからデータを得る。第1のチャネルからのデータは、酸化スズ、石、サブストレート120のバブルやノットのような欠陥を検出するのに用いることができる。そして、欠陥の深さは、反射チャネルからのゴーストイメージに基づいて決定することができる。第2のチャネルからのデータは、サブストレート120の欠陥の形とサイズを決定するのに用いることができる。図5Bに示される別の2−チャネル構成において、第1の光源142と画像形成コンポーネント162は、暗視野反射モードである第1のチャネルを造り、一方、二番目の光源144および画像形成コンポーネント162は、明視野伝送チャネルである第2のチャネルを造る。同様に、制御モジュール190は、2つの光源142、144を、トリガーパルスによって交替にスイッチを入れるように制御し、そして、光源142と144の各々のスイッチが入ったときに、動作するように画像形成コンポーネント162を制御する。それによって、サブストレートの上、または、内部の欠陥の種々のタイプを検出するために、異なるモードの検出チャネルからデータを得る。
【0036】
また、例えば、本願発明の第3の実施形態の検出システムは、1つの画像形成コンポーネント162と複数の(図6に示される実施形態の3つの)照明コンポーネント142、144、746を使用することができる。図6に図示されるように、照明コンポーネント144はサブストレート120の他の側にあるが、照明コンポーネント142、746は、画像形成コンポーネント162と同じサブストレート120の側に位置し、ここで照明コンポーネント142と746は、異なる照明角度の画像形成コンポーネント162に相対して、サブストレート120に暗視野反射照明を提供する。一方、照明コンポーネント144は、画像形成コンポーネント162に相対して、サブストレート120に明視野透過照明を提供する。制御モジュール190は、照明コンポーネント142と照明コンポーネント746とが、同時に、または、同時にではなくスイッチを入れてもよいが、しかし、それらのどちらかが、照明コンポーネント144と同時にスイッチを入れられるようにオペレーションの制御を実行する。制御モジュール190はまた、画像形成コンポーネント162が、サブストレート120が照明されるサブストレート120をスキャンするように、制御する。
【0037】
図7は、本願発明の第4の実施例に従う、4−チャネル光学構成を例示する。図7で示すように、システム100は、4つの検出チャネル、すなわち、第1の検出チャネル、第2の検出チャネルと、第3の検出チャネルと、第4の検出チャネルとを含む。
【0038】
第1の検出チャネルは、サブストレート120の一方の側に位置し、赤色光をサブストレート120に送ることと青色光を反射することができる二クロム・ミラー310と、サブストレート120の一方の側に位置し、赤色光と青色光を発することができるデュアル・カラー照明コンポーネント148と、サブストレート120の反対の別の側に位置する第1の画像形成コンポーネント162を含むことができる。デュアル・カラー照明コンポーネント148は、デュアル・カラーLEDであってもよい。第1の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310に赤色光を発することができる。二クロム・ミラー310は、それを通してデュアル・カラー照明コンポーネント148から受け取られた赤色光をサブストレート120に、送ることができる。そして、第1の画像形成コンポーネント162は、二クロム・ミラー310からの赤色光を感知することによって、サブストレート120の画像を提供するために、サブストレート120をスキャンする。そして、サブストレート120を通して伝送する。すなわち、第1の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310を介して第1の画像形成コンポーネント162に関して明視野透過照明をサブストレート120に提供する。
【0039】
第2の検出チャネルは、サブストレート120の一方の側に位置する二クロム・ミラー310と、デュアル・カラー照明コンポーネント148と第2の画像形成コンポーネント164とを含むことができる。第2の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310に赤色光を発することができ、二クロム・ミラー310は、それを通してデュアル・カラー照明コンポーネント148から受け取られる赤色光を、サブストレート120に、送ることができる。第1の画像形成コンポーネント162は、二クロム・ミラー310からの、およびサブストレート120によって反射された赤色光を感知することによって、サブストレート120の画像を提供するために、サブストレート120をスキャンする。すなわち、第2の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310を介して、第2の画像形成コンポーネント164に関して明視野反射照明をサブストレート120に提供する。
【0040】
第3の検出チャネルは、二クロム・ミラー310と、デュアル・カラー照明コンポーネント148と、第1の画像形成コンポーネント162と、サブストレート120の一方の側に置いた反射ミラー312と、サブストレート120の反対の別の側に置かれた反射ディフューザ314とを含むことができる。第3の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310に青色光を発することがでいる。
二クロム・ミラー310は、デュアル・カラー照明コンポーネント148から受け取られる青色光を反射することができる。反射ミラー312は、二クロム・ミラー310によって反射される青色光を受けることができ、受け取った青色光を反射することができる。反射ディフューザ314は、反射ミラー312によって反射される青色光を受けることができ、拡散性青色光を形成して、サブストレート120に拡散性青色光を発することができる。そして、反射ディフューザ314からの、および、サブストレート120によって反射された青色光を感知することによって、サブストレート120の画像を提供するために、第1の画像形成コンポーネント162はサブストレート120をスキャンする。すなわち、第3の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310と反射ミラー312と反射ディフューザ314を介して第1の画像形成コンポーネント162に関して、明視野反射照明をサブストレート120に提供する。
【0041】
第4の検出チャネルは、二クロム・ミラー310と、デュアル・カラー照明コンポーネント148と、第2の画像形成コンポーネント164と、反射ミラー312と反射ディフューザ314とを含むことができる。第4の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310に青色光を発することができる。二クロム・ミラー310は、デュアル・カラー照明コンポーネント148から受け取られる青色光を反射することができる。反射ミラー312は、二クロム・ミラー310によって反射される青色光を受けることができ、そして、受け取った青色光を反射することができる。反射ディフューザ314は、反射ミラー312によって反射される青色光を受けることができ、拡散性青色光を形成して、サブストレート120に拡散性青色光を発する。そして、第2の画像形成コンポーネント164は、反射ディフューザ314からの青色光を感知し、サブストレート120を通して伝送することによって、サブストレート120の画像を提供するためにサブストレート120をスキャンする。すなわち、第4の検出チャネルにおいて、デュアル・カラー照明コンポーネント148は、二クロム・ミラー310と反射ミラー312と反射ディフューザ314を介して第2の画像形成コンポーネント164に関して、サブストレート120に明視野透過照明を提供する。
【0042】
デュアル・カラー照明コンポーネント148は、照明コンポーネントを拡散性照明コンポーネントまたは平行照明コンポーネントを含むことができ、そして、パルスモードで動作することができる。第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164は、サブストレート120の画像を提供するために、サブストレート120の実質的に同じゾーンをスキャンすることができる。
【0043】
図8は、本願発明の第4の実施例に従う、4−チャネル光学構成におけるデュアル・カラー照明コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントと、のワークタイミングを示しているタイムチャートである。
【0044】
図8で示すように、制御モジュール190は、交替に赤色光と青色光を発するようにデュアル・カラー照明コンポーネント148を制御することができる。そして、第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164を、デュアル・カラー照明コンポーネント148が赤色光と青色光を発する時に同時にサブストレート120をスキャンするように制御することができる。第1の画像形成コンポーネント162のスキャン期間(露出時間)は、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに反射照明を提供するとき、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間より大きい。また、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間より大きい。第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに反射照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント162のスキャン期間(露出時間)は、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間より大きく、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間より大きい。
【0045】
当業者は、上記の第4の実施形態において、第1、第2、第3および第4の検出チャネルは、赤色光と青色光を発し、照明を提供することができるデュアル・カラー照明コンポーネント148を使用することを理解する。しかし、本願発明はそれに制限されるものではない。
【0046】
本願発明のいくつかの他の実施形態において、第1および第2の検出チャネルは、照明を提供するために赤色光を発することができる第1の照明コンポーネントを使うことができる。第3と第4の検出チャネルは、照明を提供するために青色光を発することができる第2の照明コンポーネントを使うことができる。そして、第1の照明コンポーネントと第2の照明コンポーネントは、デュアル・カラー照明コンポーネント148と同じ位置に置かれる。制御モジュール190は、第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが、交替に二クロム・ミラー310に光を発するように制御することができる。そして、第1の画像形成コンポーネント162と第2の画像形成コンポーネント164を、第1の照明コンポーネントと第2の照明コンポーネントとが光を発するときに、同時にサブストレート120をスキャンするように制御することができる。
【0047】
当業者は、上記の第4の実施形態において、赤色光と青色光が、照明を提供する第1の色光と第2の色光として、使用されることを理解する。しかし、本願発明はそれに制限されるものではない。本願発明のいくつかの他の実施形態において、第1の色光は、赤色光以外の他のカラー光であることができ、第2の色光は、青色光以外の他の色光であることができる。
【0048】
当業者は、上記の第4の実施形態において、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに反射照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間は、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間より大きく、また、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間より大きく、そして、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに反射照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間は、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間より大きく、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間より大きいことを理解する。
【0049】
本願発明のいくつかの他の実施形態において、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに反射照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間は、また、第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間に等しいか、あるいは、それより短い。また、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間に等しいか、あるいは、それより短い。第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが前記サブストレートに反射照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間は、また、第2の画像形成コンポーネント164と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第2の画像形成コンポーネント164の露出時間に等しいか、あるいは、それより短い。第1の画像形成コンポーネント162と同じ検出チャネルに含まれた照明コンポーネントが、前記サブストレートに透過照明を提供するときの第1の画像形成コンポーネント162の露出時間に等しいか、あるいは、それより短い。
【0050】
当業者は、第1、第2、第3、第4の実施形態において、照明コンポーネントは、明視野照明をサブストレートに提供することを理解する。しかし、本願発明はそれに制限されるものではない。本願発明のいくつかの他の実施形態において、照明コンポーネントは、暗視野照明をサブストレートに提供もすることができる。
【0051】
本願発明のすべての態様についての前述の説明は、図示し、説明する目的で与えられる。多くのバリエーションと変化が明らかであり、本願発明を徹底的に記述するとか、開示されたとおりの形に制限することを意図するものではない。したがって、本願発明は、開示された特定の実施形態に制限されず、特許請求の範囲によって定義されるすべて可能な修正や変更をカバーすることを意図していることが理解されなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の検出チャネルであって、該検出チャネルの各々が、
照明を前記サブストレートに提供するための照明コンポーネントと、
前記サブストレートの画像を提供するために前記サブストレートをスキャンする画像形成コンポーネントと、を含む、複数の検出チャネルと、
前記サブストレートと、前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントの間での相対運動を生成するための移送モジュールと、
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの内の少なくとも2つの照明コンポーネントが、交替に照明を前記サブストレートに提供し、その検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートを照明する場合には、前記複数の検出チャネルのいずれかに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートをスキャンする、ように、前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントを制御するための制御モジュールと、
を備える透過サブストレートの欠陥を検出するためのシステムであって、
前記複数の検出チャネルの内の少なくとも2つの検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントは、同一の画像形成コンポーネントである、システム。
【請求項2】
前記複数の検出チャネルが、第1の検出チャネルと第2の検出チャネルを含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第1の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントとが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記制御モジュールが、交替にサブストレートを照明するために、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントとを制御し、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントとが、前記サブストレートを照明する場合に、前記サブストレートをスキャンするために前記第1の画像形成コンポーネントを制御する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記複数の検出チャネルが、少なくとも2つの第1の検出チャネルと第2の検出チャネルを含み、
前記少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関して異なる照明角度において前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記制御モジュールが、交替にサブストレートを照明するために、少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、第2の検出チャネルを制御し、
照明コンポーネントが、少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれ、
前記第2の検出チャネルは、前記サブストレートを照明する場合に、前記サブストレートをスキャンするために前記第1の画像形成コンポーネントを制御する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントのうちの少なくとも2つが、全く同一の照明コンポーネントである、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記複数の検出チャネルが、第1の検出チャネル、第2の検出チャネルと第3の検出チャネルとを含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記第2および第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第1の照明コンポーネントであり、
前記制御モジュールが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第1の照明コンポーネントを、交替にサブストレートを照明するように、制御し、
前記第3の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントとを、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第1の照明コンポーネントとが、前記サブストレートを照明する場合に、同時にサブストレートをスキャンするように制御する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルと、第3の検出チャネルと、第4の検出チャネルと、を含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第4の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記第3と第4の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の前記第2の画像形成コンポーネントであり、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第1の照明コンポーネントであり、
前記第3と第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第2の照明コンポーネントであり、
前記制御モジュールは、交替にサブストレートを照明するように第1および第2の照明コンポーネントを制御し、
前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが、前記サブストレートを照明する場合に、同時にサブストレートをスキャンするように前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントを制御する、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルと、第3の検出チャネルと、第4の検出チャネルと、を含み、
前記第1の検出チャネルが、
前記サブストレートに第1の色を通して光を伝送して、第2の色光を反射するための、前記サブストレートの一方の側に配置された、二クロム・ミラーと、
前記二クロム・ミラーへ、第1の色光を発するための、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第1の照明コンポーネントと、
サブストレートの画像を提供するために、サブストレートをスキャンするための、サブストレートの別の反対側に配置された第1の画像形成コンポーネントとを含み、
前記第1の照明コンポーネントは、前記二クロム・ミラーを介して前記第1の画像形成コンポーネントに関して、前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第2の検出チャネルは、前記サブストレートの前記画像を提供するようにサブストレートをスキャンするために、前記二クロム・ミラーと、前記第1の照明コンポーネントと、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第2の画像形成コンポーネントと、を含み、
前記二クロム・ミラーを介して前記第2の画像形成コンポーネントに関して、前記第1の照明コンポーネントは、反射照明を前記サブストレートに提供し、
前記第3の検出チャネルは、
前記二クロム・ミラーと、前記第1の画像形成コンポーネントと、
二クロム・ミラーに前記第2の色光を発するための、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第2の照明コンポーネントと、
前記二クロム・ミラーから前記第2の色光を受光し、受光した光を反射するための、前記サブストレートの前記一方の側に配置された反射ミラーと、
反射ミラーから第2の色光を受光し、拡散性の第2の色光を形成し、前記サブストレートに前記拡散性の第2の色光を発するためのサブストレートの別の反対側に配置された反射ディフューザと、を含み、
前記第2の照明コンポーネントは、前記二クロム・ミラーと、前記反射ミラーと前記反射ディフューザと、を介して前記第1の画像形成コンポーネントに関して、前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第4の検出チャネルは、前記二クロム・ミラーと、前記第2の画像形成コンポーネントと、前記第2の照明コンポーネントと、前記反射ミラーと、前記反射ディフューザと、を含み、
前記第2の照明コンポーネントは、前記二クロム・ミラーと、前記反射ミラーと前記反射ディフューザと、を介した前記第2の画像形成コンポーネントに関して、透過照明を前記サブストレートに提供し、
前記制御モジュールは、前記第1の照明コンポーネントと、前記第2の照明コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントと、前記第2の画像形成コンポーネントとを、前記第1の照明コンポーネントと、前記第2の照明コンポーネントとが、交替に光を発するように、制御し、
前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが光を発する時に、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントは、前記サブストレートを同時にスキャンする、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントは、前記第1の色光と前記第2の色光を発することができる、全く同一の二重カラー照明コンポーネントであり、
前記制御モジュールは、前記二重カラー照明コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントとを、前記二重カラー照明コンポーネントが、前記第1の色光と前記第2の色光を交替に、発し、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントが、前記二重カラー照明コンポーネントが前記第1の色光と前記第2の色光を発する時に、前記サブストレートを同時にスキャンするように、制御する、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の色光と前記第2の色光は、それぞれ、赤い色光と青い色光りである、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記サブストレートの欠陥を検出するために、前記複数の検出チャネルの各々からの、前記サブストレートの前記画像の上で画像処理を実行する画像処理モジュールを更に備える請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの画像を提供するために、前記サブストレートの実質的に同じゾーンをスキャンする、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、パルスモードで動作する、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記制御モジュールは、前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの各々の照明時間と前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントの各々の露出時間とを、前記複数の検出チャネルの各々が、サブストレートのスキャンを動作期間内に、1回で完了するように制御する、システムであって、前記動作期間は、前記サブストレートがある変位P/M動くときの持続時間と定義され、Pは前記照明コンポーネントのピクセル・サイズを意味し、Mは前記画像形成コンポーネントの画像拡大倍率を意味する、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記制御モジュールは、前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントを、前記第1の画像形成コンポーネントと同一の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートに反射照明を提供するときの前記画像形成コンポーネントの第1の画像形成コンポーネントの露出時間が、前記第2の画像形成コンポーネントと同一の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの前記画像形成コンポーネントの第2の画像形成コンポーネントの露出時間と異なるように、制御する、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの各々が、拡散性照明コンポーネントまたは平行照明コンポーネントである、請求項2ないし9のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項16】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの各々は、半導体光源を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記半導体光源は、半導体光源またはレーザダイオードである、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記半導体光源は、単色光源または多色光源である、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記複数の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントの各々は、少なくとも1つの画像形成レンズとライン走査光検出器を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項20】
前記少なくとも1つの画像形成レンズが、球面レンズ、非球面レンズ、マイクロレンズ・アレイまたは回析画像形成要素を含むグループから選ばれる、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記ライン走査光検出器が、ライン走査CCDセンサまたはライン走査CMOSセンサを含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記サブストレートは、フロートガラス・リボンと、ガラス原料パネルと、光起電モジュールのガラス・サブストレートと、フラットパネル・ディスプレイ・デバイスのガラス・サブストレートと、を含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記システムは、前記サブストレートの欠陥を検出して、分類することができ、前記欠陥は、かき傷、汚れ、酸化スズ(スラグ、Dross 、Tin pick up)チップ、バブル、黒い石、白い石、及び、ノットを含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記システムは、内部欠陥及び表面欠陥を識別し、更に、前記サブストレートの前記欠陥の深さを決定することができる、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
記システムは、前記サブストレートの上に異質粒子が存在する場合であっても、前記サブストレートの前記欠陥を検出して、分類することができる、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記サブストレートが、クリーニングされない、請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
サブストレートの画像を提供するために複数の検出チャネルを使用するステップであって、該複数の検出チャネルの各々が、該サブストレートに照明を提供するための照明コンポーネントと、該サブストレートの画像を提供するために、該サブストレートをスキャンするための画像形成コンポーネントと、を含み、該サブストレートと該照明コンポーネントと該複数の検出チャネルに含まれる該画像形成コンポーネントとの間の相対運動を生成するステップと、
前記複数の検出チャネルに含まれる照明コンポーネントと画像形成コンポーネントを前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの全部または一部が、交替に照明を前記サブストレートに提供し、その検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートを照明する場合には、前記複数の検出チャネルのいずれかに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートをスキャンするように、制御するステップと、を含む透過サブストレートの欠陥を検出するための方法であって、前記複数の検出チャネルの少なくとも2つの検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、同一の画像形成コンポーネントである、方法。
【請求項28】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルを含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第1の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントとを、交替にサブストレートを照明するように制御するステップを含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントとが、前記サブストレートを照明する場合に、前記サブストレートをスキャンするように前記第1の画像形成コンポーネントを制御する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記複数の検出チャネルが、少なくとも2つの第1の検出チャネルと第2の検出チャネルを含み、
少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれた前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれた前記照明コンポーネントが、少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれた前記画像形成コンポーネントに関して異なる照明角度において前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
少なくとも2つの第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントと、前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントとが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、少なくとも2つの第1の検出チャネルと前記第2の検出チャネルとに含まれた前記照明コンポーネントが、交代に前記サブストレートを照明し、
少なくとも2つの第1の検出チャネルと第2の検出チャネルとに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートを照明する場合に、前記サブストレートをスキャンするために前記第1の画像形成コンポーネントを制御するように制御するステップを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの少なくとも2つが、全く同一の照明コンポーネントである、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルと第3の検出チャネルを含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記第2および第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第1の照明コンポーネントであり、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、制御するステップを含み、
前記第1の照明コンポーネントと、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントとを、前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと、前記第1の照明コンポーネントとが、前記サブストレートを照明する場合に、同時にサブストレートをスキャンするために、交替にサブストレートを照明するために制御する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルと、第3の検出チャネルと、第4の検出チャネルと、を含み、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの一方の側に配置され、
前記第1の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第1の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの別の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第2の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関して前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの前記一方の側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第3の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第3の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントと前記画像形成コンポーネントとが、前記サブストレートの前記別の反対側に配置され、
前記第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、前記第4の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントに関する前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる画像形成コンポーネントが、全く同一の第1の画像形成コンポーネントであり、
前記第3と第4の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、全く同一の前記第2の画像形成コンポーネントであり、
前記第1および第2の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第1の照明コンポーネントであり、
前記第3と第4の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、全く同一の第2の照明コンポーネントであり、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記第1および第2の照明コンポーネントを、交替にサブストレートを照明し、前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが、前記サブストレートを照明する場合に、同時にサブストレートをスキャンするために、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントを制御するように、制御するステップを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記複数の検出チャネルは、第1の検出チャネルと、第2の検出チャネルと、第3の検出チャネルと、第4の検出チャネルとを含み、
前記第1の検出チャネルは、前記サブストレートに第1の色を通して光を伝送して、第2の色光を反射するために、前記サブストレートの一方の側に配置された、二クロム・ミラーと、前記二クロム・ミラーへ、第1の色光を発するために、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第1の照明コンポーネントと、前記サブストレートの前記画像を提供するようにサブストレートをスキャンするために、前記サブストレートの別の反対側に配置された第1の画像形成コンポーネントとを含み、
前記第1の照明コンポーネントは、前記二クロム・ミラーを介して前記第1の画像形成コンポーネントに関して、前記サブストレートに透過照明を提供し、
前記第2の検出チャネルは、前記二クロム・ミラーと、前記第1の照明コンポーネントと、前記サブストレートの前記画像を提供するようにサブストレートをスキャンするために、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第2の画像形成コンポーネントと、を含み、
前記二クロム・ミラーとを介した前記第2の画像形成コンポーネントに関して、前記第1の照明コンポーネントは、反射照明を前記サブストレートに提供し、
前記第3の検出チャネルは、前記二クロム・ミラーと、前記第1の画像形成コンポーネントと、二クロム・ミラーに前記第2の色光を発するために、前記サブストレートの前記一方の側に配置された第2の照明コンポーネントと、前記二クロム・ミラーから前記第2の色光を受光し、受光した光を反射するために、前記サブストレートの前記一方の側に配置された反射ミラーと、反射ミラーから第2の色光を受光し、拡散性の第2の色光を形成し、前記サブストレートに前記拡散性の第2の色光を発するために、サブストレートの別の反対側に配置された反射ディフューザと、を含み、
前記第2の照明コンポーネントが、前記二クロム・ミラーと、前記反射ミラーと前記反射ディフューザと、を介して前記第1の画像形成コンポーネントに関して、前記サブストレートに反射照明を提供し、
前記第4の検出チャネルは、前記二クロム・ミラーと、前記第2の画像形成コンポーネントと、前記第2の照明コンポーネントと、前記反射ミラーと、前記反射ディフューザと、を含み、
前記第2の照明コンポーネントは、前記二クロム・ミラーと、前記反射ミラーと前記反射ディフューザと、を介した前記第2の画像形成コンポーネントに関して、透過照明を前記サブストレートに提供し、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記第1の照明コンポーネントと、前記第2の照明コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントとを、前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが、交替に光を発し、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントが、前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが光を発する時に、前記サブストレートを同時にスキャンするように、制御するステップを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の照明コンポーネントと前記第2の照明コンポーネントが、前記第1の色光と前記第2の色光を発することができる、全く同一の二重カラー照明コンポーネントであり、
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、デュアル・カラー照明コンポーネントと、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントとを、前記二重カラー照明コンポーネントが、前記第1の色光と前記第2の色光を交替に、発し、前記第1の画像形成コンポーネントと前記第2の画像形成コンポーネントが、前記二重カラー照明コンポーネントが前記第1の色光と前記第2の色光を発する時に、前記サブストレートを同時にスキャンするように、制御するステップを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
第1の色光と第2の色光は、それぞれ赤色光と青色光である、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記サブストレートの欠陥を検出するために、前記複数の検出チャネルの各々からの、前記サブストレートの前記画像の上で画像処理を実行するステップを更に含む請求項27に記載の方法。
【請求項37】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントが、前記サブストレートの画像を提供するために、前記サブストレートの実質的に同じゾーンをスキャンする、請求項27に記載の方法。
【請求項38】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが、パルスモードで動作する、請求項27に記載の方法。
【請求項39】
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記複数の検出チャネルに含まれる照明コンポーネントの各々の照明時間と、前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントの各々の露出時間とを、前記複数の検出チャネルの各々が、サブストレートのスキャンを動作期間内に、1回で完了するように、制御するステップであって、前記動作期間は、前記サブストレートがある変位P/M動くときの持続時間と定義され、Pは前記照明コンポーネントのピクセル・サイズを意味し、Mは前記画像形成コンポーネントの画像拡大倍率を意味する、ステップを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項40】
前記照明コンポーネントを制御するステップは、更に、前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントを、前記第1の画像形成コンポーネントと同一の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートに反射照明を提供するときの前記画像形成コンポーネントの第1の画像形成コンポーネントの露出時間が、前記第2の画像形成コンポーネントと同一の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントが前記サブストレートに透過照明を提供するときの前記画像形成コンポーネントの第2の画像形成コンポーネントの露出時間と異なるように、制御するステップを含む、
請求項27に記載の方法。
【請求項41】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの各々が、拡散性照明コンポーネントまたは平行照明コンポーネントである、請求項26ないし35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記照明コンポーネントの各々が、半導体光源を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項43】
前記半導体光源は、発光ダイオードまたはレーザダイオードである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記半導体光源は、単色光源または多色光源である、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記複数の検出チャネルに含まれる前記画像形成コンポーネントの各々は、少なくとも1つの画像形成レンズとライン走査光検出器を備える、請求項27に記載の方法。
【請求項46】
少なくとも1つの画像形成レンズが、球面レンズ、非球面レンズ、マイクロレンズ・アレイまたは回析画像形成要素を含むグループから選ばれる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記ライン走査光検出器は、ライン走査CCDセンサまたはラインの走査CMOSセンサを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
記サブストレートは、フロートガラス・リボンと、生ガラスパネルと、光起電モジュールのガラス・サブストレートと、フラットパネル表示装置のガラス・サブストレートとを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
前記方法は、前記サブストレートの欠陥を検出して、分類することが可能であって、前記欠陥は、かき傷、汚れ、酸化スズ(スラグ、Dross 、Tin pick up)チップ、バブル、黒い石、白い石、及び、ノットを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記方法は、内部欠陥及び表面欠陥を識別し、更に、前記サブストレートの前記欠陥の深さを決定することが可能である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記方法は、前記サブストレートの上に異質粒子が存在する場合であっても、前記サブストレートの前記欠陥を検出して、分類することが可能である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記サブストレートが、クリーニングされない、請求項50に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A−4D】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公表番号】特表2012−526968(P2012−526968A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510107(P2012−510107)
【出願日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【国際出願番号】PCT/CN2010/072782
【国際公開番号】WO2010/130226
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(500374146)サン−ゴバン グラス フランス (388)
【Fターム(参考)】