説明

N−[(2’R)−2’−デオキシ−2’−フルオロ−2’−メチル−P−フェニル−5’−ウリジリル]−L−アラニン1−メチルエチルエステルおよびその製造のためのプロセス

化学式4のヌクレオシドホスホルアミデートおよびウイルス性疾患を治療するための薬剤としてのそれらの使用が本発明に開示される。これらの化合物は、RNA依存性5RNAウイルス複製の阻害剤であり、HCV NS5Bポリメラーゼの阻害剤として、HCV複製の阻害剤として、および哺乳動物におけるC型肝炎感染の治療のために有用である。化学式4:(化学式4)ここでPはキラルリン原子を表す、によって表される化合物を調製するためのプロセスもまた開示され、このプロセスは、a)イソプロピル−アラニン酸、(化学式A)、ジ−X'−フェニルリン酸、(化学式B)、2'−デオキシ−2f−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、(化学式3)、および塩基を反応させて4を含む第1の混合物を得ること、ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであること、b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、4を含む第2の混合物を得ること;ならびにc)4を得るために、任意に、第2の混合物を結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供することを包含する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式4によって表される化合物を調製するためのプロセスであって:


ここで、Pはキラルリン原子を表し、前記プロセスは:
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、4を含む第2の混合物を得ること;ならびに
c)任意に、4を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること
を包含する、プロセス。
【請求項2】
Aに関して、Xは塩素であり、nは1である、請求項1に特許請求されているプロセス。
【請求項3】
Aが実質的に無水物である、請求項2に特許請求されているプロセス。
【請求項4】
塩基がN−メチルイミダゾールである、請求項3に特許請求されているプロセス。
【請求項5】
A−対−B−対−3のモル比が約1.6−対−1.3−対−1である、請求項4に特許請求されているプロセス。
【請求項6】
保護化合物がt−ブチル−ジメチル−シリル−クロリドである、請求項1に特許請求されているプロセス。
【請求項7】
組成物の少なくとも約95重量%である量の4を含む、請求項1〜6のいずれか1項に特許請求されているプロセスによって得られる組成物。
【請求項8】
組成物の少なくとも約97重量%である量の4を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
組成物の少なくとも約99重量%である量の4を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
組成物の少なくとも約99.9重量%である量の4を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロセスによって調製される化合物4または請求項7〜10のいずれか1項に記載の組成物の化学的純度を決定するためのプロセスであって、前記プロセスは、
前記化合物または前記化合物を含む組成物をHPLCによって分析することを包含する、
プロセス。
【請求項12】
請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロセスによって調製される化合物4または請求項7〜10のいずれか1項に記載の組成物の結晶性を決定するためのプロセスであって、前記プロセスは、
前記化合物または前記化合物を含む組成物をXRPD、X線結晶学、または光学顕微鏡法によって分析することを包含する、
プロセス。
【請求項13】
化学式R−4


によって表される化合物。
【請求項14】
化合物が溶媒和物、水和物、または無水物である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
化合物が水和物であり、前記水和物が約0.1〜約5モルHOを含む、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
化合物がアモルファス性、結晶様、結晶性、またはこれらの組み合わせである、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
化合物が結晶性である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスの治療および/または予防のための組成物であって、薬学的に受容可能な媒体および請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項19】
有効量の請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物を投与することを包含する、C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスに感染した宿主を治療するための方法。
【請求項20】
少なくとも1種の抗ウイルス剤と組み合わせて、有効量の請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物を投与することを包含する、C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスに感染した宿主を治療するための方法。
【請求項21】
C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスによる感染から生じる任意の状態の治療のための医薬の製造における、化学式Iによって表される請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項22】
請求項13に記載の化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、R−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、R−4を含む第2の混合物を得ること;ならびに
c)任意に、精製されたR−4を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること
を包含する、プロセス。
【請求項23】
Aに関して、Xは塩化物であり、nは1である、請求項22に特許請求されているプロセス。
【請求項24】
Aが実質的に無水物である、請求項23に特許請求されているプロセス。
【請求項25】
塩基がN−メチルイミダゾールである、請求項24に特許請求されているプロセス。
【請求項26】
A−対−B−対−3のモル比が約1.6−対−1.3−対−1である、請求項25に特許請求されているプロセス。
【請求項27】
保護化合物がt−ブチル−ジメチル−シリル−クロリドである、請求項22に特許請求されているプロセス。
【請求項28】
請求項17に特許請求されている化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、R−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、第2の混合物を得ること;
c)任意に、第3の混合物を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること;
d)前記第2の混合物または前記第3の混合物を溶媒中に溶解または懸濁すること;
e)任意に、続いて、結晶性R−4の播種を行うこと;ならびに
f)十分な抗溶媒を加えて、結晶性R−4を得ること
を包含する、プロセス。
【請求項29】
組成物の少なくとも約95重量%である量のR−4を含む、請求項22〜28のいずれか1項に特許請求されているプロセスによって得られる組成物。
【請求項30】
組成物の少なくとも約97重量%である量のR−4を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
組成物の少なくとも約99重量%である量のR−4を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
組成物の少なくとも約99.9重量%である量のR−4を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項33】
請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物または請求項18および29〜32のいずれか1項に特許請求される組成物の化学的純度を決定するためのプロセスであって、前記プロセスは、
前記化合物または前記化合物を含む組成物をHPLCによって分析することを包含する、
プロセス。
【請求項34】
請求項13〜17のいずれか1項に記載の化合物または請求項18および29〜32のいずれか1項に特許請求される組成物の結晶性を決定するためのプロセスであって、前記プロセスは、
前記化合物または前記化合物を含む組成物をXRPD、X線結晶学、または光学顕微鏡法によって分析することを包含する、
プロセス。
【請求項35】
化学式S−4


によって表される化合物。
【請求項36】
化合物が溶媒和物、水和物、または無水物である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
化合物が水和物であり、前記水和物が約0.1〜約5モルHOを含む、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
化合物がアモルファス性、結晶様、結晶性、またはこれらの組み合わせである、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
化合物が結晶性である、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスの治療および/または予防のための組成物であって、薬学的に受容可能な媒体および請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項41】
有効量の請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物を投与することを包含する、C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスに感染した宿主を治療するための方法。
【請求項42】
少なくとも1種の抗ウイルス剤と組み合わせて、有効量の請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物を投与することを包含する、C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスに感染した宿主を治療するための方法。
【請求項43】
C型肝炎ウイルス、西ナイルウイルス、黄熱病ウイルス、デングウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢症ウイルス、または日本脳炎ウイルスによる感染から生じる任意の状態の治療のための医薬の製造における、化学式Iによって表される請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項44】
請求項35に記載の化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、S−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、S−4を含む第2の混合物を得ること;ならびに
c)任意に、精製されたS−4を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること
を包含する、プロセス。
【請求項45】
Aに関して、Xは塩化物であり、nは1である、請求項44に特許請求されているプロセス。
【請求項46】
Aが実質的に無水物である、請求項45に特許請求されているプロセス。
【請求項47】
塩基がN−メチルイミダゾールである、請求項46に特許請求されているプロセス。
【請求項48】
A−対−B−対−3のモル比が約1.6−対−1.3−対−1である、請求項47に特許請求されているプロセス。
【請求項49】
保護化合物がt−ブチル−ジメチル−シリル−クロリドである、請求項44に特許請求されているプロセス。
【請求項50】
請求項39に特許請求されている化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、S−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)第1の混合物を保護化合物と反応させて、第2の混合物を得ること;
c)任意に、精製されたS−4を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること;
d)前記第2の混合物または精製されたS−4を溶媒中に溶解または懸濁すること、続いて、ほぼ室温で結晶性S−4を播種すること;
f)その大部分がS−4を含む第1の固形物を収集すること;
g)前記第1の固形物を還流温度の溶媒中に溶解または懸濁すること;ならびに
h)冷却するかまたは抗溶媒を加えて、第2の固形物を得ること
を包含する、プロセス。
【請求項51】
請求項39に特許請求されている化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、S−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)前記第1の混合物を保護化合物と反応させて、第2の混合物を得ること;
c)任意に、精製されたS−4を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること;
d)前記第2の混合物または前記精製されたS−4を第1の溶媒中に溶解または懸濁すること、続いて、第1の組成物を得るために抗溶媒を加えることであって、ここで、残りの溶媒/抗溶媒はデカンテーションによって除去されて残渣を得;
e)前記第1の溶媒および抗溶媒を含有する溶液で前記残渣を処理して、第2の組成物を得、それによって、圧力を減少させる際に第1の固形物を与え;
f)第2の溶媒を使用して、前記第1の固形物を溶解または懸濁して、第3の組成物を得ること;
g)S−4の種結晶を前記第3の組成物に加えること;
h)第2の固形物を収集すること;
i)任意に、第3の溶媒の還流温度まで加熱した、第3の溶媒中に前記第2の固形物を溶解または懸濁して、第4の組成物を得ること、ならびに、必要に応じて、
j)S−4を含む第3の固形物を得るために前記第4の組成物を冷却し、S−4が濾過によって収集されること
を包含する、プロセス。
【請求項52】
請求項39に特許請求されている化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニン酸、A、ジ−X'−フェニルリン酸、B、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基を反応させて、S−4を含む第1の混合物を得ること、


ここで、Xは酸の共役塩基であり、nは0または1であり、およびX'はハロゲンであり;
b)前記第1の混合物を保護化合物と反応させて、第2の混合物を得ること;
c)任意に、第3の混合物を得るために、前記第2の混合物を、結晶化、クロマトグラフィー、または抽出に供すること;
d)前記第2の混合物または前記第3の混合物に、シリカゲルを加え、続いて溶媒のエバポレーションを行って、乾燥スラリーを与えること;
e)前記第1の溶媒/抗溶媒の組み合わせ中で前記乾燥スラリーを撹拌して、第1のウェットスラリーを得ること;
f)第1のウェットスラリーから、第1の溶媒/抗溶媒の組み合わせをデカンテーションして、第2のウェットスラリーおよび第1の組成物を得ること;
g)前記第2のウェットスラリーに、第2の溶媒/抗溶媒の組み合わせを加え、続いて撹拌すること;
h)前記第2のウェットスラリーから、前記第2の溶媒/抗溶媒の組み合わせをデカンテーションして、第3のウェットスラリーおよび第2の組成物を得ること;
i)任意に、前記第3のウェットスラリーまたはさらなるウェットスラリー上で工程g)〜h)を反復すること;
j)前記第2の組成物、および任意に、任意の工程i)から得られたさらなる任意の組成物から溶媒をエバポレートして、第1の固形物を得ること;
k)第3の溶媒および任意に第4の溶媒を含む溶液中に前記第1の固形物を溶解または懸濁して、第3の組成物を得ること;
l)任意に、S−4の種結晶を前記第3の組成物に加えること;
m)前記第3の組成物から、S−4を含む第2の固形物を得ること;ならびに
n)任意に、第3の溶媒を使用して、前記第2の固形物を再結晶化して、S−4を含む第3の固形物を得ること
を包含する、プロセス。
【請求項53】
組成物の少なくとも約95重量%である量のS−4を含む、請求項44〜52のいずれか1項に特許請求されるプロセスによって得られる組成物。
【請求項54】
組成物の少なくとも約97重量%である量のS−4を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
組成物の少なくとも約99重量%である量のS−4を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項56】
組成物の少なくとも約99.9%である量のS−4を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項57】
請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物または請求項40および53〜56のいずれか1項に記載の組成物の化学的純度を決定するためのプロセスであって:
前記化合物または前記化合物を含む組成物をHPLCによって分析することを包含する、
プロセス。
【請求項58】
請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物または請求項40および53〜56のいずれか1項に記載の組成物の結晶性を決定するためのプロセスであって:
XRPD、X線結晶学、または光学顕微鏡法によって、前記化合物または前記化合物を含む組成物を分析することを包含する、
プロセス。
【請求項59】
請求項13に記載の化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニル−ホスホルアミデート、C'を、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基試薬と反応させて、保護されたかまたは保護されていないR−4を得ることを包含し、


ここで、Zは保護基または水素であり、LG'は脱離基である、
プロセス。
【請求項60】
任意に、精製されたR−4を得るために、保護されたR−4を脱保護すること、およびR−4を、クロマトグラフィー、抽出、または結晶化に供することをさらに包含する、請求項59に記載のプロセス。
【請求項61】
請求項59に記載のプロセスであって、前記プロセスは、
1)LGがLG'とは無関係に脱離基である、(LG')P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)をフェノールおよび第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基、
(ii)(LG')P(O)(LG)(OPh)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(OPh)をイソプロピル−アラニン酸および第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのフェノールおよび第1の塩基、もしくは
(iii)CおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸、フェノール、および少なくとも1種の塩基の組み合わせ、または
2)LG'がLGとは無関係に脱離基である(PhO)P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を脱離基前駆体および第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基


ならびに
前記混合物を、抽出、クロマトグラフィー、または結晶化に供して、C'を得ること
をさらに包含する、プロセス。
【請求項62】
請求項35に記載の化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニル−ホスホルアミデート、Cを、2'−デオキシ−2'−フルオロ−2'−C−メチルウリジン、3、および塩基試薬と反応させて、保護されたかまたは保護されていないS−4を得ることを包含し、


ここで、Zは保護基または水素であり、LG'は脱離基である
プロセス。
【請求項63】
任意に、精製されたS−4を得るために、保護されたR−4を脱保護すること、および得られたS−4を、クロマトグラフィー、抽出、または結晶化に供することをさらに包含する、請求項62に記載のプロセス。
【請求項64】
請求項62に記載のプロセスであって、前記プロセスは、
1)LGがLG'とは無関係に脱離基である、(LG')P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)をフェノールおよび第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基、
(ii)(LG')P(O)(LG)(OPh)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(OPh)をイソプロピル−アラニン酸および第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのフェノールおよび第1の塩基、もしくは
(iii)CおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸、フェノール、および少なくとも1種の塩基の組み合わせ;または
2)LG'がLGとは無関係に脱離基である(PhO)P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を脱離基前駆体および第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基


ならびに
前記混合物を、抽出、クロマトグラフィー、または結晶化に供して、Cを得ること
をさらに包含する、プロセス。
【請求項65】
請求項35に記載の化合物を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
a)イソプロピル−アラニル−ホスホルアミデートを、3'−O−保護されているかまたは保護されていない3および塩基試薬と反応させて、保護されているかまたは保護されていないS−4を含む組成物を得ること


ここで、イソプロピル−アラニル−ホスホルアミデートは、以下の構造によって表されるジアステレオマーの混合物から構成される:


を包含し、
ここで、C:C'の比率は約1:1である、
プロセス。
【請求項66】
塩基試薬がt−ブチルマグネシウムクロリドであり、C:C'の比率が約1:1以上である、請求項65に記載のプロセス。
【請求項67】
塩基試薬がt−ブチルマグネシウムクロリドであり、C:C'の比率が約1:1よりも大きい、請求項65に記載のプロセス。
【請求項68】
塩基試薬がt−ブチルマグネシウムクロリドであり、C:C'の比率が少なくとも約1.5:1、約2.3:1、約4:1、約5.7:1、約9:1、約19:1、約32.3:1、約49:1、または約99:1である、請求項65に記載のプロセス。
【請求項69】
LG'がp−ニトロフェノキシドであり、塩基試薬がt−ブチルマグネシウムクロリドであり、およびC:C'の比率が少なくとも約1.5:1、約2.3:1、約4:1、約5.7:1、約9:1、約19:1、約32.3:1、約49:1、または約99:1である、請求項65に記載のプロセス。
【請求項70】
3a、3b、3c、および3d


の中から選択される化合物。
【請求項71】
以下の構造


によって表され、ここで、LG'が脱離基である化合物。
【請求項72】
LG'がトシレート、カンファースルホン酸、アリールオキシド、または少なくとも1つの電子求引基で置換されたアリールオキシドである、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
LG'がp−ニトロフェノキシド、p−クロロフェノキシド、o−クロロフェノキシド、2,4−ジニトロフェノキシド、またはペンタフルオロフェノキシドである、請求項71に記載の化合物。
【請求項74】
LG'がp−ニトロフェノキシドである、請求項71に記載の化合物。
【請求項75】
結晶型である請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
請求項71に記載のCまたはC'を調製するためのプロセスであって、前記プロセスは、
1)(LG')P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(Ala−Pr)をフェノールおよび第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基、
(ii)(LG')P(O)(LG)(OPh)を得、続いて、(LG')P(O)(LG)(OPh)をイソプロピル−アラニン酸および第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのフェノールおよび第1の塩基、または
(iii)CおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸、フェノール、および少なくとも1種の塩基の組み合わせ;あるいは
2)LG'がLGとは無関係に脱離基である(PhO)P(O)(LG)を以下と反応させること
(i)(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を得、続いて、(PhO)P(O)(LG)(Ala−Pr)を脱離基前駆体もしくは第2の塩基と反応させてCおよびC'を含む混合物を得るためのイソプロピル−アラニン酸および第1の塩基


ならびに
前記混合物を、抽出、クロマトグラフィー、または結晶化に供して、CまたはC'を得ること
を包含する、プロセス。
【請求項77】
混合物を結晶化に供することを包含する請求項76に記載のプロセスであって、前記プロセスはさらに、
3)溶媒中で混合物を溶解または懸濁すること、および
4)CまたはC'の種結晶を加えること
を包含する、プロセス。
【請求項78】
化合物がアイソトープ標識されている、請求項13または請求項35に記載の化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20A】
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【図20B】
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【公表番号】特表2012−527477(P2012−527477A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512043(P2012−512043)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035641
【国際公開番号】WO2010/135569
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(505442842)ギリアド ファーマセット エルエルシー (20)
【Fターム(参考)】